美希「報われた恋に手向けの花を」 (79)



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「おっはよーございますなのっ!」

「あら、美希ちゃんおはよう」

「ねぇ小鳥。今日のミキのスケジュールは?」

「え? あぁ、えっと……」

小鳥は少し戸惑いながらだけど

ミキにスケジュールを教えてくれた

あはっ

いつも以上にやる気に満ち溢れてるミキを見て

やっぱりたじろいでるの

まぁ、いつもやる気あるけど

今日だけは特別なの!

なんて言ったって

今日の夕方は久しぶりのオフ!

しかもハニーと会う約束があるの

だから今日は一日しっかり頑張って良い子に過ごすの

悪い子だときっと良い事がないよってお姉ちゃんに言われたから……ではないの


「美希ちゃん、朝からいいことあった?」

「あはっ、小鳥には内緒なの!」

「え~っ良いじゃない。ね? 内緒にしててあげるから」

もしも教えたりしたら

悪質なパパラッチの如く

パシャパシャしまくるに違いないの!

しかもいい雰囲気のところで絶対に邪魔してくるよね?

だから、絶対に教えちゃいけないの

「トップシークレットなの」

「そ、そこをなんとか」

「ミキに二言はないの」

「気になっちゃたのにぃ~……」

いつもお世話になってる小鳥には悪いけど

そんな落胆した表情でもダメ

今日はハニーとミキの秘密のデートなんだから!


「おはようございまーす」

「あっ春香」

「美希だ~っ久しぶり~」

朝から元気いっぱいの春香

ミキは今日特別なことがあるからだけど

春香はいつもこの調子

でもそれこそが春香の魅力だってミキは思うし

ハニーもそこを推してるみたいで

みんなも、春香のこのポジティブさには救われてきたから

認めたくはないけど

春香は765プロの中で結構重要なんだなって思う

でもね、ミキだって新人賞とったりなんだりで

この事務所の中心だって言われてもおかしくない

だから、ハニーの隣だってミキが貰っちゃうんだからね


「ん? どうかした?」

「春香には負けないの」

「え? 何の話?」

「春香は恋愛漫画における耳の要らない男主人公なの」

真横で話したりしてるのに

えっ何って聞き返してきたり

意中の相手との会話だったくせに睡魔に負けて寝てたり

意味不明な勘違いでストーリーを間延びさせる害悪なの

「それってかなり馬鹿にしてたりする……?」

「あはっ、ただの冗談なの」

春香はサブヒロインだから主人公でも、メインヒロインでもないし

そもそも基本的にはそんなことないし

「春香、せっかくだけどミキはもう行くの」

「そっか……もっとゆっくり出来たらいいのにね」

そうやって甘い考えだから

ミキよりも上になれないんだよ? なんて

アドバイスをしないのは……ずるい?

ううん、負けたくないもん

敵にわざわざ塩を送ったりはしないの!


「おっ良いね。いい表情だよ」

「今日は絶好調だから、今日の写真を使う雑誌は運が良いの!」

午前。

まずは取材と写真撮影

写真撮影は問題なく終わって取材なんだけど

ミキ、取材はちょっと嫌いかも

時々話が弾んじゃって

ついついプロデューサーをハニーって言っちゃうの

そうするとハニー……じゃなかった

プロデューサーの負担が増えちゃうし、余計な時間を使わせちゃうかもしれない

今日は絶対に、ぜっったいに!

ハニーなんて言わないの!

「ところで星井さんは結婚願望とかある?」

「あはっ当たり前なの! ハニ……ハニムーンとか、とっても憧れてるの!」

「ふふっハニムーンじゃなくてハネムーンですよ」

「あはは……そうだったの」

恋のお話とは実に不運だよね。

最初からフルスロットルになりかけちゃったの……


ハニーって言わないように気を遣いすぎて

想像以上に疲れちゃったの……

しかもそのあとすぐに移動して雪歩とのCM

でも弱音を吐いてはいられないよね

だって頑張れば頑張るほど

夕方のミキの運勢はウナギのぼりに上がっていくんだから!

最高まで行ったら

もしかしたらハニーから愛の告白されちゃったりするかもしれないの!

「きゃーっミキはまだ結婚できないの~っ」

「美希ちゃん、大丈夫?」

「…………………」

「………美希ちゃん?」

いつの間にか雪歩と合流してる……

というより、見渡してみればいつの間にかスタジオ入りしてたの

とりあえず誤魔化さなきゃ


「あふぅ……眠っちゃって王子様に結婚を申し込まれちゃったの」

「そっ、そっか」

反応が薄い、疑われてるの!

「ちょっと居眠りしてただけなの、決して妄想なんかじゃないの!」

「え、あ、う、うん?」

「気にしたら負けなの。雪歩、ミキのことは忘れて欲しいの……じゃなくて今のことは忘れて欲しいの」

「わ、わかった」

雪歩は物分りがよくて助かるの

これが亜美や真美だったら律子から受けた教育をそのまま実行せざるおえない

でも、それはそれで面白そう……いや、やっぱり面倒だから嫌なの

「雪歩、今日はミキNG出すつもりないの」

「わ、私も頑張るよ!」

「その意気なの」

その意気でさっさと仕事を終わらせて次の現場に行くの!


時間なので中断


なのなの言うだけじゃないのは解ってるけど
気づけば語尾が「の」になってる……不思議なの

んー毎度こういうまとも? さではないからなぁ悪い意味で
見るなら自己責任な

P「勃ったー、春香で勃ったー!」
P「不治の病……ですか」
P「俺のモノは、雪歩のスコップよりも固いんだ」
P「失った”モノ”」
P「馬鹿なこと言うんじゃない」
あずさ「春香ちゃん、ちょっと良いかしら~」
やよい「買春したいかなーって」
ハム蔵(ご主人が犯罪に手を貸してと言ってくる。どうしよう)
千早「欲望に負けた私は」
雪歩「見ちゃったんだから……仕方がないよね?」
春香「惚れ薬を飲んだみんなと見られた私」
小鳥「はぁ……死にたい」


これでも全部じゃないっていうな…
俺のログに残ってるのはこれだけあとは
似たような書き方なら多分それもこの人

これもじゃね?

やよい「春香さん春香さん春香さん春香さん…………」
千早「私は手料理を食べたわ!」 貴音「ほう、では私は共に一夜を過ごしました」

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