~765プロ いつもの風景~
真「おっはようございまーす! あっ雪歩今日も早いn……」
雪歩「あっ真ちゃんおはよッッッ!」ムキーン
真「……」
真「えっ?」
雪歩「えへへ、ちょっと朝練で歌のレッスンとヒンズースクワットしてたんだァ……」ムキムキ
真「~~~~ッッ!」
真「……」タラー……
それは雪歩と言うにはあまりにも大きすぎた
大きくぶ厚く重くそして大雑把すぎた
それはまさに肉塊だった
真「えっあれ……ボク女子プロのジムと間違えちゃったかな……ハハ……」
雪歩「ひぃ~んッッ!ひどいよ真ちゃんッッ! 私だよ……雪歩だよぉ……」ムキムキ
真「えっこの白いワンピースがピッチピチなレスラーが雪歩なのかい」
雪歩「う、うんストロングイズビューティフル……えへへ……」
真「……」
雪歩「ふっふっ! 脹脛さぁん、効いてますかぁッッ!」セッセ
真「ごめんちょっとスクワット止めてもらっていいかな」
雪歩「あ、ご、ごめんねッッ! 私ひんそーでちんちくりんだからもっと鍛えないと」ムキムキ
真「ひんそーどころか強靭、無敵、最強って感じなんだけど」
雪歩「喉乾いちゃったァァ~……えへへ……お茶飲も……」
ゴキュッゴキュッ
真(2リットルペットボトルでお茶飲んでる……)
雪歩「ぷはぁ、真ちゃんも飲む? 私がブレンドしたお茶で1日分のタンパク質が補給できるんだけど」ベコベコォ!
雪歩「えへへ……今日はちょっと頑張って30㌔のウェイト付けてダンスしよ……」
真「えっと、雪歩でいいの? 間違ってる? むしろ間違ってて欲しいんだけど」
雪歩「真ちゃんならムキぽって呼んでもいいよ……」ポッ
真「……」
真「えっと」
真「なにこれ」
雪歩「うん、私ね男の人が苦手って知ってるよね」ムキッ……
真「……」
雪歩「だからね……」ムキムキーン
真「何でいちいちポーズとるの?」
雪歩「私ッッこう考えたんですぅッッ!」ムギッ!
雪歩「男の人が苦手ならば男の人より強くなっちゃえッッッ!」
真「そ……そうきたかぁぁ~~……」
雪歩「どうかな……穴掘りで鍛えたこの上腕二等筋……」ムキッ
真「すご……まるで金属……」
雪歩「私ねッッ!こんなにオーディションを心待ち思ったことないよッッ!」ムキムキ
真「出るのはアイドルのオーディションだよね」
雪歩「うんッッ! いざとなれば肉体交渉だよッッ!」
真「……」
真「ってえぇ?! それはだ、だめだよ、ムキ……雪歩ぉ!」
雪歩「あっごめんね! 私アイドルマッスルがちょっと付いたからってつい調子に……ひぃ~~~ンッ!」
雪歩「穴掘って……邪ッッチェリアアアァッ!!!」
ドゴォォォ!
後日、765プロのアイドル菊地真(17)はこの時の様子をこう語る
真「えぇ、本当です」
真「スコップすら使わずに……えぇ、コンクリートでした」
真「はい、今でも信じられませんが、たしかにボクはこの目で見たんです」
真「雪歩は素手で……穴を掘っちゃったんです……」
……。
真「~~~~ッ」
雪歩「あっまたやっちゃいましたぁ……どうしよ……律子さんに叱られちゃいますぅ……」ムキムキ
ベリィ
雪歩「きゃっ 今のでスカートが……ひぃ~ん! 恥ずかしいですぅ~!」ムキムキ
雪歩「うぅ……今日は下着が伸縮自在のスポーツタイプじゃないから……」カァ……
雪歩「あっ……見ないでくださぁい! プロデューサーぁッ!」ムキムキムキムキ
ガチャッ
千早「おはようござ……」
雪歩「あっ千早ちゃんおはよッッ」ムキムキ
千早「えっ」
雪歩「えへへ、今日もいい腹筋してるね……」
その瞬間、千早の脳内が化学反応を起こしスパーク──
千早(萩原さん!!? これは!? 夢、いえ現実
……逃げっ いえ冷静に くっ まぁなんでも……よくない!?
!!! 挨拶、逃走、時間切、胸板、厚ッ!胸ッ、今ッ!)
千早「……」
千早「お、おはよう萩原さん、良い胸囲ね」ペコリ
雪歩「ベンチプレス500㌔の成果だよ」
真(今、千早の頭の中でどんな葛藤が……)
──そして続々と役者が揃う
ガチャッ
貴音「おはようござ……」
雪歩「四条さんッッ!!」
貴音「面妖な」ガタガタガタガタ
雪歩「やったぁ四条さんの面妖な!私の筋肉パゥワーでいただいちゃいましたぁ」ムキーン
雪歩「あの、四条さんの、そのヒップっていつも魅力的だなって思って……」
雪歩「ちょっと自主トレーニングのために触らせてもらっていいですか?」スッ
貴音「!」
ベチィィィン
貴音「……面妖な!…っ…マジ面妖な……」プルプルプル
雪歩「あっごめんなさァいッ! 10%の力しか込めてなかったつもりなんですけどッッ」
真「た、貴音大丈夫、一瞬キャラ崩壊しかけたたけど!?」
貴音「えぇ背中の耐久力は正面の3倍……あやうく、殺られるところでした……」プルプル
ガチャッ
春香「わっほい! みんなおっはよ~……」
雪歩「春香ちゃんおはよう」ムキムキ
雪歩「あのね、春香ちゃん、よく転んじゃう時はね、三半規管をトレーニングで鍛えなくちゃダメだよ」
雪歩「萩原雪歩の豆知識……かな……ふっっ!」マッスルポーズ!
春香「……」
この時、春香の脳裏に浮かんだものは
春香(これってもしかして……765プロ崩壊の危機!)
春香(戦わなくちゃ……皆を守らなくちゃ……)
春香「……ッ!」ヌギッ
バシィィッ
春香「……ッッ!」
春香「ダヴぁいッッ!!! (来い!)」
雪歩「そ、そんな私、闘争なんて……ホントは苦手ですぅ……無駄な血を流すことは無いですぅ……」モジモジ
真「うぅ、根は雪歩な分よけい怖い……」
貴音「これは困りました。765プロで一番背の高いわたくしが見上げております」
ズォォォ
千早「この萩原さんなら犬も尻尾巻いて逃げだすわね」
雪歩「あっ私、犬見たら咄嗟に胴回し回転蹴りしちゃうかも」ビクビク
真「そのビクビクが胸筋動かしてる音ってのが驚きだよね」
春香「あのさ、ところで……今日雪歩ってファン感謝祭があるんじゃ……」
雪歩「阿ッッッッ!!!」
雪歩「ちッッ遅刻ですぅッッ!」ダダッ!
パリーン!
春香「窓から出ちゃった!」
司会「雪歩ちゃん遅いなぁ。このままだと……」
フォッ!!!
雪歩「……すいませぇん! 遅刻しちゃいましたァ~~! 水面走って近道してきたんですけど……」
司会「~~~!!!」
雪歩「今すぐスタンバイします」バッ!
雪歩「はい、着替えました! 今日も私のシナプス神経は絶好調ですぅ!」
司会「見えなかった……」
雪歩「じゃ、行ってきますッ! 青龍の方角でいいんですね!」
司会「あっ……(マイク……)」スッ
雪歩「えへへ、大丈夫ですよぅ。新時代のアイドルにマイクはいらないんです」
雪歩「……肺活量さえあればッッ」
ワァァァァァ
雪歩「きらめく舞台でまた闘れるッッ!」
冬馬「俺、萩原のライブ初めて見るわ。楽しみだな」モニュモニュ
北斗「あの守ってあげられる健気な感じがたまらないね」
──イ ェ ェ ェ エ エ エ エ イ ! ! !
キィィィィン……
冬馬「うあああ耳がああああ!!!」
北斗「な、なんだい今の奇声は……」
雪歩「っ」ボヒュッ!!!
雪歩「みなさんイエェェェイッッ!!!」キィィィン
一同「~~~~~?!」
北斗「いい体してるね……」
冬馬「……おい、どういうことだよ」
──その場にいたファンたちは、だれしもがこう思った
冬馬・北斗「写 真 と 違 う じ ゃ ん ッ ッ ! 」
雪歩「萩原ムキぽ17歳ッッ! 全力でッ!的確にッッ!一寸の隙も無くッッッ!頑張りますッッッッ!」ムキムキ
──テッレッテー♪
雪歩「コスモッスッッコスモスッッ!飛び出して逝くッッッ!!!」
リキ リキ
北斗「力が入ってるッッ!力が入ってるよ、冬馬!」ユサユサ
冬馬「お前の嫁だろ、なんとかしろよ……」
北斗「いや、冬馬の方こそ……」
冬馬「お前さっき守ってあげたくなるって言ってたじゃねぇか……」
北斗「健気どころかあれは一国の軍隊に匹敵するよ」
雪歩「コスモッスッッコスモスッッ! もう止まれないッッ!!!」
シュババババッ
冬馬・北斗「……」
冬馬「なぁ」
北斗「なんだい冬馬」
冬馬「ダンスが速すぎて見えない」
北斗「ボクもだよ」
雪歩「ふぅ、いい汗かいちゃいましたぁ……」ニマァ……
雪歩「あのッ今日のために私一生懸命レッスンしたんですぅ、楽しんでいただけましたか?」ムキムキ
冬馬「何かが高速で動いてるってのしかわからなかったぜ」
雪歩「レッスン……1日30時間もしちゃいましたぁ……てへっ、ちょっとやりすぎかも」
冬馬「翔太連れてこなくて良かったかもな」
北斗「……」
雪歩「それじゃ、あのッ……これから握手会ですッッ! 私、ちょっと緊張して筋繊維カチカチですぅ……」ムキッ
北斗「人間じゃねぇ」
北斗「はひィィィ~~~!」ピュウウ
冬馬「あっお前っ逃げるんじゃねぇ! お前の……お前の嫁だろうがよおおお!」
──よぉぉぉ……
雪歩「あっ差し入れありがとうございますぅ……」ピクンピクッ
冬馬「あ、あぁ……」
雪歩「最近炭酸抜きコーラと梅干しか食べてなかったから、嬉しいですぅ」ムキムキムキ
冬馬(おいおい骨格から変わってるじゃねぇか……)
雪歩「あの、私アイドルこれからも頑張りますからッ!」
冬馬(続けるつもりなのかよ!)
雪歩「応援よろしくお願いしますッッ」
ギュウウゥゥゥ~~~!
冬馬「──折れっ……」ゾッ
冬馬「……」プラーン
雪歩「あっごめんなさい……あの、これッ!牛乳です……これでなんとか……」
冬馬(お前は牛乳飲めば骨折治るのかよ! トップアイドルすげぇ!)
雪歩「ALRIGHT*……明日が笑えたら……ALRIGHT*……」ボソボソ
雪歩「明日がもっと~……強 く な る ッ ッ ! !」
雪歩「えへへ、これで真ちゃんとも組み手できるかな……」ムキムキ
雪歩「あ、次の方……」
ギュウウゥゥッ
雪歩「ふぇッ?! おっおっ?!」グッグッ
雪歩(私とアイドルパワーで張りあってる……)
雪歩「誰ですか?!」バッ
美希「星井ムキなの」ムキーン
雪歩「これ見よがしの逆三角形の肉体ッッ……!」
美希「ムキ的には~ハニーのためならフランケンシュタインになるのも構わないって思うな」ムキムキ
雪歩「美希ちゃん胸……というより胸筋が服からこぼれそうだよぅッッ!」
美希「最愛こそ最強なの」ムキムキ
美希「」クルッ
美希「画面の前のハニィィィッッ!壊れるくらいにッッ抱きしめてッッ!!!」
雪歩「ッッ」
美希「雪歩……そんな……男の人が苦手だから強くなるって……」
美希「……」スゥゥ……
美希「上等な料理に苺ババロアをかけるが如き思想なのッッッ!!!」
雪歩「~~~ッッッ!!!」
美希「ちなみにィ~~ミキのこの肉体には~」
美希「ライスボール500個分に相当するカロリーが必要なの」ムッキーン
雪歩「そっかァ……美希ちゃんも本気でアイドル目指してるんだよね」ムキムキ
美希「みんなッ!地上最強のアイドルを見たいかァァ!なのッッ!」
雪歩「イェェェェイ!!!」
美希「決まりだね……ッ 律子、サンッッッ!!!知らせを待つの!」
律子「やれやれ、仕方ないわね……このむっきりつこも黙ってられないわよ」ムキーン
雪歩(……地上最強のアイドルに、私はなるッッ!)
, ‐、 ,- 、
ノ ァ'´⌒ヽ ,
( (iミ//illi))) うっうー
)ノ`リ・ω・ノ( あーゆれでぃ?(覚悟はいいか?)
_, ‐'´ \ / `ー、_
/ ' ̄`Y´ ̄`Y´ ̄`レ⌒ヽ
'い ヾ`ー~'´ ̄__っ八 ノ
ヽ、 ー / ー 〉
`ヽ-‐'´ ̄`冖ー-く
完ッッッ!
ひびたかの続きまだー?
出オチ乙w
何故バレる閉店です
何番煎じだよって感じですが
ムキぽがどうしても書きたかったんだ
色々とお疲れ様でしたッッッ!
>>112
ひびたかはがあまりにアレすぎたので
もう1回練り直して、ちょっと書き溜めます
予告したのに本当にすいませんでした
支援してくれた方、読んでくれた方ありがとうございました
ひびたかってどれのこと?
倒産の人って他のアイマスSSも読むの?
ちょっと気になった
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