雪歩「萩原ムキぽ17歳です!プロテインが大好きです!」(131)

~765プロ いつもの風景~

真「おっはようございまーす! あっ雪歩今日も早いn……」

雪歩「あっ真ちゃんおはよッッッ!」ムキーン

真「……」

真「えっ?」

雪歩「えへへ、ちょっと朝練で歌のレッスンとヒンズースクワットしてたんだァ……」ムキムキ

真「~~~~ッッ!」

真「……」タラー……

それは雪歩と言うにはあまりにも大きすぎた

大きくぶ厚く重くそして大雑把すぎた

それはまさに肉塊だった

真「えっあれ……ボク女子プロのジムと間違えちゃったかな……ハハ……」

雪歩「ひぃ~んッッ!ひどいよ真ちゃんッッ! 私だよ……雪歩だよぉ……」ムキムキ

真「えっこの白いワンピースがピッチピチなレスラーが雪歩なのかい」

雪歩「う、うんストロングイズビューティフル……えへへ……」

真「……」

雪歩「ふっふっ! 脹脛さぁん、効いてますかぁッッ!」セッセ

真「ごめんちょっとスクワット止めてもらっていいかな」

雪歩「あ、ご、ごめんねッッ! 私ひんそーでちんちくりんだからもっと鍛えないと」ムキムキ

真「ひんそーどころか強靭、無敵、最強って感じなんだけど」

雪歩「喉乾いちゃったァァ~……えへへ……お茶飲も……」

ゴキュッゴキュッ

真(2リットルペットボトルでお茶飲んでる……)

雪歩「ぷはぁ、真ちゃんも飲む? 私がブレンドしたお茶で1日分のタンパク質が補給できるんだけど」ベコベコォ!

雪歩「えへへ……今日はちょっと頑張って30㌔のウェイト付けてダンスしよ……」

真「えっと、雪歩でいいの? 間違ってる? むしろ間違ってて欲しいんだけど」

雪歩「真ちゃんならムキぽって呼んでもいいよ……」ポッ

真「……」

真「えっと」

真「なにこれ」

雪歩「うん、私ね男の人が苦手って知ってるよね」ムキッ……

真「……」

雪歩「だからね……」ムキムキーン

真「何でいちいちポーズとるの?」

雪歩「私ッッこう考えたんですぅッッ!」ムギッ!

雪歩「男の人が苦手ならば男の人より強くなっちゃえッッッ!」

真「そ……そうきたかぁぁ~~……」

雪歩「どうかな……穴掘りで鍛えたこの上腕二等筋……」ムキッ

真「すご……まるで金属……」

雪歩「私ねッッ!こんなにオーディションを心待ち思ったことないよッッ!」ムキムキ

真「出るのはアイドルのオーディションだよね」

雪歩「うんッッ! いざとなれば肉体交渉だよッッ!」

真「……」

真「ってえぇ?! それはだ、だめだよ、ムキ……雪歩ぉ!」

雪歩「あっごめんね! 私アイドルマッスルがちょっと付いたからってつい調子に……ひぃ~~~ンッ!」

雪歩「穴掘って……邪ッッチェリアアアァッ!!!」

ドゴォォォ!

後日、765プロのアイドル菊地真(17)はこの時の様子をこう語る

真「えぇ、本当です」

真「スコップすら使わずに……えぇ、コンクリートでした」

真「はい、今でも信じられませんが、たしかにボクはこの目で見たんです」

真「雪歩は素手で……穴を掘っちゃったんです……」

……。

真「~~~~ッ」

雪歩「あっまたやっちゃいましたぁ……どうしよ……律子さんに叱られちゃいますぅ……」ムキムキ

ベリィ

雪歩「きゃっ 今のでスカートが……ひぃ~ん! 恥ずかしいですぅ~!」ムキムキ

雪歩「うぅ……今日は下着が伸縮自在のスポーツタイプじゃないから……」カァ……

雪歩「あっ……見ないでくださぁい! プロデューサーぁッ!」ムキムキムキムキ

ガチャッ

千早「おはようござ……」

雪歩「あっ千早ちゃんおはよッッ」ムキムキ

千早「えっ」

雪歩「えへへ、今日もいい腹筋してるね……」

その瞬間、千早の脳内が化学反応を起こしスパーク──

千早(萩原さん!!? これは!? 夢、いえ現実
    ……逃げっ いえ冷静に くっ まぁなんでも……よくない!?
    !!! 挨拶、逃走、時間切、胸板、厚ッ!胸ッ、今ッ!)

千早「……」

千早「お、おはよう萩原さん、良い胸囲ね」ペコリ

雪歩「ベンチプレス500㌔の成果だよ」

真(今、千早の頭の中でどんな葛藤が……)

──そして続々と役者が揃う

ガチャッ

貴音「おはようござ……」

雪歩「四条さんッッ!!」

貴音「面妖な」ガタガタガタガタ

雪歩「やったぁ四条さんの面妖な!私の筋肉パゥワーでいただいちゃいましたぁ」ムキーン

雪歩「あの、四条さんの、そのヒップっていつも魅力的だなって思って……」

雪歩「ちょっと自主トレーニングのために触らせてもらっていいですか?」スッ

貴音「!」

ベチィィィン

貴音「……面妖な!…っ…マジ面妖な……」プルプルプル

雪歩「あっごめんなさァいッ! 10%の力しか込めてなかったつもりなんですけどッッ」

真「た、貴音大丈夫、一瞬キャラ崩壊しかけたたけど!?」

貴音「えぇ背中の耐久力は正面の3倍……あやうく、殺られるところでした……」プルプル

ガチャッ

春香「わっほい! みんなおっはよ~……」

雪歩「春香ちゃんおはよう」ムキムキ

雪歩「あのね、春香ちゃん、よく転んじゃう時はね、三半規管をトレーニングで鍛えなくちゃダメだよ」

雪歩「萩原雪歩の豆知識……かな……ふっっ!」マッスルポーズ!

春香「……」

この時、春香の脳裏に浮かんだものは

春香(これってもしかして……765プロ崩壊の危機!)

春香(戦わなくちゃ……皆を守らなくちゃ……)

春香「……ッ!」ヌギッ

バシィィッ

春香「……ッッ!」

春香「ダヴぁいッッ!!! (来い!)」

雪歩「そ、そんな私、闘争なんて……ホントは苦手ですぅ……無駄な血を流すことは無いですぅ……」モジモジ

真「うぅ、根は雪歩な分よけい怖い……」

貴音「これは困りました。765プロで一番背の高いわたくしが見上げております」

ズォォォ

千早「この萩原さんなら犬も尻尾巻いて逃げだすわね」

雪歩「あっ私、犬見たら咄嗟に胴回し回転蹴りしちゃうかも」ビクビク

真「そのビクビクが胸筋動かしてる音ってのが驚きだよね」

春香「あのさ、ところで……今日雪歩ってファン感謝祭があるんじゃ……」

雪歩「阿ッッッッ!!!」

雪歩「ちッッ遅刻ですぅッッ!」ダダッ!

パリーン!

春香「窓から出ちゃった!」

司会「雪歩ちゃん遅いなぁ。このままだと……」

フォッ!!!

雪歩「……すいませぇん! 遅刻しちゃいましたァ~~! 水面走って近道してきたんですけど……」

司会「~~~!!!」

雪歩「今すぐスタンバイします」バッ!

雪歩「はい、着替えました! 今日も私のシナプス神経は絶好調ですぅ!」

司会「見えなかった……」

雪歩「じゃ、行ってきますッ! 青龍の方角でいいんですね!」

司会「あっ……(マイク……)」スッ

雪歩「えへへ、大丈夫ですよぅ。新時代のアイドルにマイクはいらないんです」

雪歩「……肺活量さえあればッッ」

ワァァァァァ

雪歩「きらめく舞台でまた闘れるッッ!」

冬馬「俺、萩原のライブ初めて見るわ。楽しみだな」モニュモニュ

北斗「あの守ってあげられる健気な感じがたまらないね」

──イ ェ ェ ェ エ エ エ エ イ ! ! !

キィィィィン……

冬馬「うあああ耳がああああ!!!」

北斗「な、なんだい今の奇声は……」

雪歩「っ」ボヒュッ!!!

雪歩「みなさんイエェェェイッッ!!!」キィィィン

一同「~~~~~?!」

北斗「いい体してるね……」

冬馬「……おい、どういうことだよ」

──その場にいたファンたちは、だれしもがこう思った

冬馬・北斗「写 真 と 違 う じ ゃ ん ッ ッ ! 」

雪歩「萩原ムキぽ17歳ッッ! 全力でッ!的確にッッ!一寸の隙も無くッッッ!頑張りますッッッッ!」ムキムキ

──テッレッテー♪

雪歩「コスモッスッッコスモスッッ!飛び出して逝くッッッ!!!」
    リキ          リキ
北斗「力が入ってるッッ!力が入ってるよ、冬馬!」ユサユサ

冬馬「お前の嫁だろ、なんとかしろよ……」

北斗「いや、冬馬の方こそ……」

冬馬「お前さっき守ってあげたくなるって言ってたじゃねぇか……」

北斗「健気どころかあれは一国の軍隊に匹敵するよ」

雪歩「コスモッスッッコスモスッッ! もう止まれないッッ!!!」

シュババババッ

冬馬・北斗「……」

冬馬「なぁ」

北斗「なんだい冬馬」

冬馬「ダンスが速すぎて見えない」

北斗「ボクもだよ」

雪歩「ふぅ、いい汗かいちゃいましたぁ……」ニマァ……

雪歩「あのッ今日のために私一生懸命レッスンしたんですぅ、楽しんでいただけましたか?」ムキムキ

冬馬「何かが高速で動いてるってのしかわからなかったぜ」

雪歩「レッスン……1日30時間もしちゃいましたぁ……てへっ、ちょっとやりすぎかも」

冬馬「翔太連れてこなくて良かったかもな」

北斗「……」

雪歩「それじゃ、あのッ……これから握手会ですッッ! 私、ちょっと緊張して筋繊維カチカチですぅ……」ムキッ

北斗「人間じゃねぇ」

北斗「はひィィィ~~~!」ピュウウ

冬馬「あっお前っ逃げるんじゃねぇ! お前の……お前の嫁だろうがよおおお!」

──よぉぉぉ……

雪歩「あっ差し入れありがとうございますぅ……」ピクンピクッ

冬馬「あ、あぁ……」

雪歩「最近炭酸抜きコーラと梅干しか食べてなかったから、嬉しいですぅ」ムキムキムキ

冬馬(おいおい骨格から変わってるじゃねぇか……)

雪歩「あの、私アイドルこれからも頑張りますからッ!」

冬馬(続けるつもりなのかよ!)

雪歩「応援よろしくお願いしますッッ」

ギュウウゥゥゥ~~~!

冬馬「──折れっ……」ゾッ

冬馬「……」プラーン

雪歩「あっごめんなさい……あの、これッ!牛乳です……これでなんとか……」

冬馬(お前は牛乳飲めば骨折治るのかよ! トップアイドルすげぇ!)

雪歩「ALRIGHT*……明日が笑えたら……ALRIGHT*……」ボソボソ

雪歩「明日がもっと~……強 く な る ッ ッ ! !」

雪歩「えへへ、これで真ちゃんとも組み手できるかな……」ムキムキ

雪歩「あ、次の方……」

ギュウウゥゥッ

雪歩「ふぇッ?! おっおっ?!」グッグッ

雪歩(私とアイドルパワーで張りあってる……)

雪歩「誰ですか?!」バッ

美希「星井ムキなの」ムキーン

雪歩「これ見よがしの逆三角形の肉体ッッ……!」

美希「ムキ的には~ハニーのためならフランケンシュタインになるのも構わないって思うな」ムキムキ

雪歩「美希ちゃん胸……というより胸筋が服からこぼれそうだよぅッッ!」

美希「最愛こそ最強なの」ムキムキ

美希「」クルッ

美希「画面の前のハニィィィッッ!壊れるくらいにッッ抱きしめてッッ!!!」

雪歩「ッッ」

美希「雪歩……そんな……男の人が苦手だから強くなるって……」

美希「……」スゥゥ……

美希「上等な料理に苺ババロアをかけるが如き思想なのッッッ!!!」

雪歩「~~~ッッッ!!!」

美希「ちなみにィ~~ミキのこの肉体には~」

美希「ライスボール500個分に相当するカロリーが必要なの」ムッキーン

雪歩「そっかァ……美希ちゃんも本気でアイドル目指してるんだよね」ムキムキ

美希「みんなッ!地上最強のアイドルを見たいかァァ!なのッッ!」

雪歩「イェェェェイ!!!」

美希「決まりだね……ッ 律子、サンッッッ!!!知らせを待つの!」

律子「やれやれ、仕方ないわね……このむっきりつこも黙ってられないわよ」ムキーン

雪歩(……地上最強のアイドルに、私はなるッッ!)


      , ‐、 ,- 、
     ノ ァ'´⌒ヽ ,
   ( (iミ//illi)))   うっうー

     )ノ`リ・ω・ノ(   あーゆれでぃ?(覚悟はいいか?)
 _, ‐'´  \  / `ー、_ 
/ ' ̄`Y´ ̄`Y´ ̄`レ⌒ヽ

{ 、  ノ、    |  _,,ム,_ ノl
'い ヾ`ー~'´ ̄__っ八 ノ

 ヽ、   ー / ー  〉
   `ヽ-‐'´ ̄`冖ー-く

つづ……かないッッ!!!

完ッッッ!

ひびたかの続きまだー?

出オチ乙w

何故バレる閉店です

何番煎じだよって感じですが
ムキぽがどうしても書きたかったんだ
色々とお疲れ様でしたッッッ!

>>112
ひびたかはがあまりにアレすぎたので
もう1回練り直して、ちょっと書き溜めます
予告したのに本当にすいませんでした

支援してくれた方、読んでくれた方ありがとうございました

ひびたかってどれのこと?

倒産の人って他のアイマスSSも読むの?
ちょっと気になった

>>116
響、どこにキsゴニョゴニョ

>>122
実はあんまり読まない
最近読んだのは色んなひびたかと内PとPが便器になっちゃう奴くらい
けど最近アイマスSS増えてきて嬉しい

オヤスミー(^o^)ノ

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