―とある町のポケセン

たんぱんこぞう「最近町の人がおかしくなる事件が多発してるらしいね」
レッド「ん？」

ミニスカ「そうみたいね、たしか…マサラタウン？とかなんとかで発生してるらしいわ」

レッド「なん…だと…？」

レッド「おーいその話詳しく聞かせてくれ」ﾀｯﾀｯﾀ

ミニスカ「私も詳しくは知らないわ、知ってるのはこの噂だけ」

たんぱんこぞう「ぼくもさ、じゃあキャタピーの研究があるからぼくはこれで」

ミニスカ「私もこれから彼氏とデートなのーｷｬｯ言っちゃった」ﾃﾍ

レッド「むぅ…行ってしまったか…」

レッド「しかしマサラタウンで異変とは…何だろうな…？」

レッド「わかるかミュウ？」

ミュウ「ﾐｭｳ…」

レッド「わかるわけ……ないかっ…」


レッド「仕方ない行ってみるしかないか」

レッド「ミュウ、頼むぞ、マサラタウンの俺の家にテレポートだ！」


ミュウ「ﾐｭｳ…！」

―――レッドの家

レッド「家に着いた…か」

ミュウ「ﾐｭｳ…」

レッド「母さんは無事かな？」

レッド「おーい、母さんいるー？」

レッド「あれ…？返事が無い…」


レッド「うーん、家にはいないのかな…」ｽﾀｽﾀｽﾀ

ミュウ「ﾐｭｳ…」

レッド「あ、なんだいるじゃん料理作ってたのか」

レッド「おーい母さーん何で返事してくれないのさー」

レッド「ねぇねぇ」

レッド「何か変な料理だね…これ」

母「…」ｷｯ

レッド「えっ？」

レッド「ちょ、うわなにをするやめｑあｗせｄｒｆｔｇｙふじこｌｐ」

母「あんた誰よ…」

母はレッドの胸倉をつかんだ

レッド「レッド…レッドだよ…息子の…」

ﾊﾞﾀｯ

母「ああ…息子ね…息子…」ﾎﾞｿﾎﾞｿﾎﾞｿ


レッド「一体どうしちゃったんだろ母さんは…まさかこれがあの噂になってた事件と何か関係があるのか…？」

レッド「絶対おかしいよな…」


母「レッド…今までどこに行ってたの？」

レッド「え？」

母「もうどこにも行っちゃダメよ、母さんと一緒に一生ここで暮らしましょう」

レッド「！」（何を言ってるんだ？）

レッド（あれ、何だか眠く………）

ﾊﾞﾀｯ

ミュウ「…」（起きて、起きて）

レッド「はっ…！」

レッド「危うく何かの術にかかりそうだった」

レッド「しかし誰かが起こしてくれたようだ」

レッド「まさか…お前か…？ミュウ」

ミュウ「…」

レッド「…んなわけないか」

ミュウ「…」（正解）

レッド「んん…！」（こいつ俺の脳内に直接…）

レッド「…」（びっくりしたじゃないか）

ミュウ「…」（ごめんごめん）

レッド「…」（テレパシーってやつか…）

レッド「…」（そういやミュウは何か感じないか？このマサラタウンの異様な雰囲気を）


ミュウ「…」（言われなくても私は何でもお見通しなのです）

レッド「…」（それはすごいな）

レッド「…」（じゃあなにかわかるか…？）


ミュウ「…」（この家の一室に奴は隠れています）

レッド（奴…？）

ミュウ（そいつを倒しに行きましょう）

レッド（唐突だな…）

ミュウ（時間が無いのです…）

レッド（わ、わかったよ…そいつはどこだ？）

ミュウ（すばりトイレです）

レッド「トイレかよ、、よし行くか」

―――トイレ

レッド「は、入るぞ！」
ミュウ（ﾗｼﾞｬ）


ﾊﾞﾀﾝ

レッド「お？、早速奴がいたぞ」

レッド「でもトイレ狭いから当たり前か…」

ミュウ（こいつはまだ完全体じゃない）

レッド「ん？」

ミュウ（何でもない）

レッド「しっかし見た事ない奴だな？小さいし弱そう」

レッド「ん？」

ﾀｯﾀｯﾀｯﾀ

母「レッド、何してるの！！」

レッド「やべえ！母さんにばれたぞ」

ミュウ（？！）

ミュウ（急いで、今すぐミュウツーを出すのです）

レッド「ええっ！？まあ考えてる時間はないか、いけっミュウツー！」

ミュウツー「」

ミュウ（お母さんは私が引き受けます、あなたはそいつを）

レッド「分かった！」

ミュウ（お母さんこっちです）

母「何あいつ」ﾑｷｰ

ミュウ（サイコキネシス！）

母「ｲﾀｯ、ｲﾀｯ」
母「ｲﾀｯ、ｲﾀｯ」

ﾊﾞﾀｯ
ミュウ（うまく気絶させたです）

レッド「よぉし、いけぇえミュウツー！」

ミュウツー「…」

ﾊｯ、ﾊﾞﾝﾊﾞﾝ、ﾄﾞｷｬﾝ！！！
ｸﾞﾁｬﾘ


ミュウツー（倒したか…ん…！まさかこいつは…！！）

レッド「意外ともろい奴だったな…」

ミュウツー（おい、）

レッド「ん？」

ミュウツー（おい！）

レッド（ん？まさかミュウツーか？お前もまた俺の脳直に…）


ミュウツー（私は用事ができた、しばらくお前の元を離れる、いいな？）

レッド「えぇ！困るよ、お前は俺の一番の戦力なんだから」

ミュウツー（じゃあな…）ﾋﾟｼｭﾝ…

レッド「行っちまった、か…」

レッド「まぁ…止めても行くわな、行っちゃうわな…」

レッド「あいつも何か異変に気付いたのだろう、あいつはあいつなりにやってるんだ、そう思おう」

レッド「そうだ…母さんは！」

ﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯﾀ

―――

レッド「ミュウ、母さんは無事か…？」

ミュウ（気絶しているだけです）

レッド「良かった…」

ミュウ（それよりこのお母さんは本当のお母さんでは無いかもしれません）

レッド「んんっ？」

ミュウ（つまりこのお母さんは偽者で本当のお母さんは死んだか、別のどこかにいるということです）

レッド「なん…だと…」

レッド「じゃあ本当の母さんはどこにいるんだだ？よよ」

ミュウ（落ち着いてください）

レッド「あ、うあ」

ミュウ（落ち着いて…事の詳細を簡単に言いますから…）

ミュウ（まず、この事件の諸悪の根源はセキエイこうげんにいます）

レッド「う、うん」

レッド「え？うえええええ」

ミュウ（いるとすればあなたのお母さんもそこにいるはずです）

レッド「ごほんっ、なるほど」

ミュウ（ですから私と一緒に悪の根源を叩きに行きましょう）

レッド「わかった！よ」

レッド「そうと決まれば早速ワープだな！ミュウ」

ミュウ（テレポートね…ﾌﾌ）

レッド（えらいことになった）

―――セキエイこうげん
ﾎﾟﾜﾎﾟﾜ　ﾎﾟﾜﾎﾟﾜ

レッド「はぁ…ついたか」


レッド「ほんとにこんな所にいる………た！」


そこでは見た事の無いポケモンとミュウツーが戦っていた

ﾎﾞｶｽｶ☆ ﾎﾞｶｽｶ☆

　ｷｰﾝ　 ｷｰﾝ

ﾎﾞｶｽｶ☆ ﾎﾞｶｽｶ☆

　ｷｰﾝ　 ｷｰﾝ

ﾎﾞｶｽｶ☆ ﾎﾞｶｽｶ☆

　　　ｷｰﾝ　 ｷｰﾝ

レッド「すげぇ戦いだ…」

ミュウ（見入ってる暇はありませんよ、あれを見てください）

レッド「ん、何？」

向こう側に何やら怪しい電波装置のような物が見える

レッド「あれで人を操っていたのか」

ミュウ（みたいですね、破壊してください！）

レッド「ようしっ…ってミュウさんよろしくお願いします」

ミュウ（えっ…）

ミュウ（ああ…私がやるんですか…仕方ないなー）

ﾎﾞｶｽｶ☆ ﾎﾞｶｽｶ☆

ﾊﾞｷｯ ﾊﾞｷｯ

ﾎﾞｶｽｶ☆ ﾎﾞｶｽｶ☆

　　ﾊﾞｷｯ ﾊﾞｷｯ

ﾎﾞｶｽｶ☆ ﾎﾞｶｽｶ☆

　　　ﾊﾞｷｯ ﾊﾞｷｯ

ミュウ（まあ、こんなもんですかね）

レッド「8888888」

―――

レッド「これであの怪しい電波装置は壊したから町は平和になったか」

ミュウ（まだあいつがいます）

レッド「ああ、そういえばそうだったな」


レッド「どうやらあのミュウツーと戦っている奴がラスボスみたいだな」
ﾎﾞｶｽｶ☆ ﾎﾞｶｽｶ☆

　ｷｰﾝ　 ｷｰﾝ

ミュウ（そうですね、奴は完全体です）

レッド「どうすればいい？」

ﾎﾞｶｽｶ☆ ﾎﾞｶｽｶ☆

　ｷｰﾝ　 ｷｰﾝ

ミュウ（私も加勢します、指示を）

レッド「わかった、ところでやつはなんて名前なんだ？」

ﾎﾞｶｽｶ☆ ﾎﾞｶｽｶ☆

　ｷｰﾝ　 ｷｰﾝ


ミュウ「ミュウスリーです」

レッド「え？」

ミュウ「もう一度いいますミュウスリーです」

レッド「ミュウがしゃべったああああああああああ」

ミュウ（そっちかよ）ﾜﾗ

―――


レッド「そこだ避けろ！いけっサイコキネシス」

ﾎﾞｶｽｶ☆ ﾎﾞｶｽｶ☆

　ｷｰﾝ　 ｷｰﾝ

レッド「ちくしょう、なかなか強いな、ミュウスリー」


ミュウツー（くっ、回復が追いつかん）

ミュウスリー（こいつ旧式の癖になかなかやるな）

ミュウ（私はオリジナルだけどねー）

ﾎﾞｶｽｶ☆ ﾎﾞｶｽｶ☆

　ｷｰﾝ　 ｷｰﾝ

ミュウツー（ちっ、後ろにつかれたか）

ミュウスリー（ここだっ！）

ﾁｭﾄﾞｰｰｰｰﾝ

ミュウツー（うわあああああああ）

レッド「ミュ、ミュウツウーーー」

ミュウスリー（やったか…？）

ミュウ（仕方がないわ、私がミュウスリーを宇宙空間にテレポートするわ）

レッド「なん…だと…」

レッド「でもそんなことをしたら…お前も…」

ﾎﾞｶｽｶ☆ ﾎﾞｶｽｶ☆

　ｷｰﾝ　 ｷｰﾝ

ミュウ（え？）

ﾎﾞｶｽｶ☆ ﾎﾞｶｽｶ☆

　ｷｰﾝ　 ｷｰﾝ

レッド「お前と過ごした短い時はなかなか楽しかったよ…じゃあな…」ｸﾞｽｯ

ミュウ（何か勘違いしてない？私はここに残るよ？）

レッド「えっ？」

ミュウスリー（お前らの声俺にも聞こえてんだよー）

ミュウ（えっ？）

ﾎﾞｶｽｶ☆ ﾎﾞｶｽｶ☆

　ｷｰﾝ　 ｷｰﾝ

ミュウスリー（俺をテレポートさせるだと…？バカか貴様は…）

ミュウ（3、2、1）

レッド「んんっ…？」


ミュウ（ポチッとな）

ﾎﾟﾜﾜﾝ　ﾎﾟﾜﾜﾝ

バンッ

レッド「ア、ミュウスリーキエターーー」


これにてミュウスリーは宇宙空間を永遠にただようのであった……
以下略