【ガルパン】まほ「ここが大洗か…」 (496)
このssは大洗に、みほでは無くまほが転校生として来たらと言うifストーリーです、話しもアニメと漫画とは異なるのでご了承ください。
キャラ崩壊は極力避けます故、残念なお姉ちゃんが見たい方は前回作を見てね。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1383622741
みほ「お姉ちゃん!!お姉ちゃん…」
まほ「(みほの声がする…)」
みほ「苦しいよ…助けてよ…お姉ちゃん…」
まほ「(私に助けを求めてる…)」
みほ「お姉ちゃん…助けて……苦しい…助けてよ…」
まほ「(すまない…みほ体が動かないんだ…どうしようもないんだ!!)」
みほ「そうなんだ、お姉ちゃんはそうやって助けを求めてる人を見捨ててきたんだね…私もその一人なんだね」
まほ「違う私はッ!!」←ガバッ!!
ピピピピピ
まほ「…またか……」
ピピピピピピッ…
まほ「…着替えるか…」←ヌキたヌギ
通学路ー
まほ「…(私の居た学園艦には無かったパン屋だな…)」
ドスッ…バタッ
まほ「ぁ…すまない、大丈夫か?」
麻子「地獄だ…何故早くに起きて学校なんかに行かなきゃならん…」
まほ「学ぶためだ…ほら、立てるか?(同じ学校の生徒か…)」
麻子「…なんとか…」
まほ「余所見をしていたのは悪かった…すまない、それよりそのペースでは遅刻するぞ…」
麻子「いつものことだ…」
まほ「そうか…私は行くが遅刻しないように少しペースをあげることだ」←スタスタ
麻子「お気遣いどうも…」←ヨロヨロ…
教室ー
まほ「…(何とか間に合ったか…)」
杏「おっはよう!!まほちゃーん♪」
桃「……」
柚子「おはようございます西住さん」
まほ「またか…」
桃「当たり前だ、首を縦に振るまで何度でも来るぞ!」
柚子「桃ちゃん悪者みたいだよ…?」
桃「うるさいッ!!桃ちゃん言うな!!」
まほ「はぁ…言った筈だ…戦車道はやらないと…」
杏「だよねーって事でさ今日は一緒にお昼一緒にどう?」
まほ「何故そうなる…」
杏「まぁまぁ、良いから良いからじゃッ!!昼に学園裏の格納庫に集合って事でさ頼むよ♪」←ダッ
桃「必ず来いよ、バックレたら許さんからな!!」←タッタッタ…
柚子「待ってますね西住さん」←タッタッタ…
まほ「…はぁ…何なんだこの学校は…(流石に無視するわけにはいかないな…仕方ない今日ではっきりさせるか…)……」
戦車格納庫ー
まほ「まだ来ていないのか…(格納庫の中か?)」
ギギギギギィ…
まほ「居ないな(だいぶ使われて無いな…良くこれで車道に勧誘するものだな)…」
テクテク…
まほ「これは…四号か…」
ガチャ…ギィ…
まほ「(所々、錆が目立つが…使っていた者が良かったのか…整備すればまだ動けるな…後掃除か…)」
杏「それ動きそうっしょ♪」
まほ「…あぁ、整備と掃除をすればな…?…後の2人は?」←
杏「んー?あぁ、かーしま達?色々後片付けでこれなさそうでさー」
まほ「杏は片付けしなくてもいいのか…?」
杏「まぁそんなことより、お昼にしようか♪」
杏「まほちゃんはさぁ何で大洗に?」
まほ「…色々な…複雑なんだ…」
杏「複雑な事情かー…大変だねぇ」
まほ「…あぁ…」
杏「…西住みほ…」
まほ「…!」
杏「決勝戦の時に妹さんが戦車から落ちて濁流に飲まれたんだよね?まぁ、助かった見たいで良かったけど」
まほ「…だから、どうした……わざわざそんな事を言うために呼んだのか?なら私は行くぞ…」←スタッ
杏「…逃げてるんじゃ無いの?」
まほ「なに?」
杏「責任感じて戦車道止めてしまう…まぁ、それなら分かるよでもさぁわざわざ転校までしないよ普通」
まほ「…」
杏「それにまぁ、あくまで私の場合なら責任感じたら迷惑かけた分だけ、いやそれ以上に頑張って逃げたりしないなー♪」←自慢げ
まほ「……もう話しは終わりか?」
杏「そだね、終わりだねー」
まほ「なら失礼する…」←スタスタ
杏「今日の6時までここにいるから宜しくー♪」
放課後 教室ー
まほ「……」
"「…逃げてるんじゃないの?」"
まほ「…私は…逃げてるのか…?」
"「責任感じてるなら逃げずに頑張るよ私は♪」"
まほ「……」
戦車格納庫前ー
杏「やーやー結構集まったね?」
桃「…西住の姿はありませんが…」
杏「大丈夫大丈夫」
沙織「あの!!戦車道やったらやっぱりモテるんですか!?」
杏「あーうん、メチャメチャモテるよ♪」
沙織「だってさー華」←ウキウキ
華「そうですね」←ニコニコ
優花里「あ、あの!!戦車は何ですか!!ティーガーですか!?」
杏「なんだっけ?まぁ、取り合えず中に入って入って♪」
ギギギギギギィ…
沙織「…ぁー…なんか錆び錆びだね…」
華「わびさびがあって宜しいのでは無いでしょうか?」
優花里「四号戦車…」
桃「この学園艦にはまだこいつ以外に戦車がある、先ずはそれを探す必要がある」
柚子「はい、これが一応目星が付いてる場所を印した地図だよ」
エルヴィン今から探すのか?」
桃「当然だ、なんせ公式試合まで時間がないからな」
澤「し、試合にでるんですか?」
杏「そそ、目標は優勝だからねー」
沙織「ゆ、優勝!?」
華「いくらなんでもそれは…」
桃「やる前から無理と言うな!!」
杏「あれだよ、優勝したらモテるよ♪」
沙織「よし!!華、優勝するよ!!」
華「え?は、はい?」
杏「まぁ、何にせよ戦車捜してからだねー」
桃「そう言うことださっさと探しに行かないか!!」
一同「「はーい」」
学園裏山ー
まほ「38(t)…こんな所に戦車が廃棄されてるとはな…可哀想に…」
ナデナデ…
まほ「…お前はもう一度、戦えるチャンスを与えられたら…そのチャンスをどうする…?」
38(t)「ー」
まほ「……何を戦車に話し掛けているんだ私は……」
優花里「あ!!戦車ありましたよ!!」
沙織「本当に!?やったねゆかりん!!」
優花里「ゆ、ゆかりん!?//」
華「あら?でも誰か居ますよ?」
沙織「え?あ、本当だ…誰だろ…なんか見たことある様な無いような…」
優花里「に、ににに西住まほ選手!!?」
沙織「うわぁ!?ビックリした」
優花里「黒森峰の戦車道隊長の西住まほ選手ですよ!!生で初めて見ました!!」
華「黒森峰のですか?ですがあれは私達の制服ですけど…」
まほ「……」
優花里「あの!!黒森峰の西住まほ選手ですよね?」←タッタッタガッシリ!!
まほ「あ…あぁ…最近、大洗に転校してきたんだ…」
優花里「そうなんですか!?だから大洗に戦車道が復活したんですね!?」
まほ「え…いや…」
優花里「道に迷ったなら格納庫まで案内しますよ!!」←グイッ!!タッタッタ
まほ「ちょっと…話を…」
沙織「あれー?私達おいてけぼり?」
華「見たいですね…」
優花里「角谷殿ー」
杏「んー?どったの?」←干し芋モグモグ
優花里「道に迷っていた西住まほ殿をお連れしました!!」
まほ「…」
杏「優花里ちゃん気が利くねーありがとね」
優花里「いえいえ!!では38(t)が待ってるのでこれで!!」←敬礼
タッタッタ…
杏「にひひ、運命だねまほちゃん?」
まほ「…呪いの間違いじゃないか?」
杏「かもねー…で、決めた?」
まほ「どうせ断った所で諦めないのだろう?」
杏「まーね♪」
まほ「戦車道をやる以外、私には選択肢はないのだろ…杏?」
杏「ふふん…宜しくね(ニヤリ)」←手差し出し
まほ「あぁ…宜しく…」←手握りかえし
果たしてどんなプレイになるのか
本編ではマニュアルに囚われないみほが黒森峰、独立愚連隊のような寄せ集めの素人軍隊を率いるハメになった堅物のまほ
矢印いらない
俺もガルパンのSSを考えてもっとガルパンを盛り上げていきたいと思っていた
ガンバレ>>1
俺もいま考えているから
>>21
同志が居たぁ…。・゜゜(ノД`)
お互い頑張りましょ(^^)
桃「集合!!皆集まったか?では…コホン…今日は戦車捜しご苦労だった、皆のお陰でそこそこ戦車も集まった捜して貰った戦車は自動車部が今日中に整備し明日には乗れるまでに直してくれるそうだ」
優花里「明日から練習ですか!!」
桃「いや、先ずは戦車の洗車と…」
杏「面白いねぇ、かーしま座布団一枚!」
桃「いや…そう言う意味で言ったのでは…ともかく、明日は洗車の後に練習だ!!特別講師も来てくださる粗相の無いように、では今日は解散!!」
一同「「お疲れさまでしたー」」
戦車格納庫ー
まほ「…」
杏「どったの?まほちゃん?三突と四号ずっと見てるけど」
まほ「いや…少し昔の事を思い出しただけだ…それより誰がどの戦車に乗るか決めているのか?」
杏「あーうん、大体ね、かーしま!!」
桃「はっ!!」
杏「はい、これが搭乗割り」
まほ「…私と杏と桃と柚子が四号戦車か…」
杏「後は…まぁ、見つけた順で割り振ったから」
まほ「それは良いが…四号戦車は、車長、装填主、操縦主、通信主、射撃主が必要だが…装填主が通信主両方を掛け持つのか?」
杏「まぁ、何とかなるって大丈夫大丈夫、なっ、かーしま?」
桃「はい、会長が言うなら大丈夫です!!」
まほ「…先が思いやられるな…これは…」
装填主、操縦主、通信主、射撃主と書いていますけど、主ではなく、手の方が正しいような
しかし、アンコウチームは38(t)か。車長は誰になるんだろう?
>>24
本当ですね気を付けます( ´∀`)
次の日 格納庫前ー
優花里「ー♪」
沙織「ゆかりんご機嫌だね?」
優花里「はい!!だっていよいよ戦車に乗れるんですよ!!興奮しますよ」
華「洗車の時に一番張り切ってましたからね」
左衛門佐「鼻が長いな…」
おりょう「象さんみたいぜよ」
カエサル「ぱおーん」
エルヴィン「失礼な!!三突は冬戦争でロシアの猛攻をしのいだ凄い戦争なのだぞ!フィンランド人に謝りなさい!!」
三人「すみませんでした」
梓「おっきい…」
桂利奈「強そう…」
あや「ねぇねぇ、色とか塗って可愛くしない?」
桃「遅い…」
柚子「もう到着してる筈なんだけど…」
まほ「…あれか?」
ゴォォォォオォォ…ガキィン…
グシャァァア…
桃「な…」
柚子「学園長の車が…」
杏「おほーかっちょいー」
バキバキ…キュラキュラキュラキュラ
蝶野「ふぅ…皆さんこんにちはー!!」
一同「こ、こんにちは…」
蝶野「今日、あなた達の教官を勤める蝶野です宜しくね!」
優花里「10式ですよ…自衛隊の主力戦車、あぁ格好いい…」
沙織「なんか、私達のよりメチャメチャ強そう」
学園裏山 射撃場ー
蝶野「さて、みんな配置についたかしら?説明はさっき言った通り、自分以外敵だからガーッと動かしてバンバン撃っちゃって!!聞くより慣れろ…よ!!」
沙織「説明の半分以上が分からないんだけど…って言うか会長イケメンが来るって言ってたのに騙されたー!!」
華「そこは重要なんでしょうか?」
優花里「はぁ…緊張します…射撃手を任されるなんて…」
沙織「だって、ゆかりんが一番戦車知ってるし、ほらゲームとかやってるし」
優花里「なんか変なプレッシャーですね…それ」
Bチーム 38(t)
車長
38(t)
車長 沙織
射撃手
38(t)
車長 沙織
射撃手兼装填手 優花里
操縦手 華
杏「さてさてどっしよか?」
まほ「速攻と行きたいが…技量的に様子見だな…」
桃「当然だが我々が勝つぞ!!」
まほ「当たり前だ…」
四号戦車
車長兼装填手 まほ
通信手 杏
射撃手 桃
操縦手 柚子
蝶野「さて、皆準備オッケーね?では試合開始よ!!」
ヒュルルル…パンッ…
まほ「パンツァーフォー」
柚子「はい!!」
キュラキュラキュラキュラ
優花里「パンツァーフォー!!」
沙織「ぱんつのあほ?」
優花里「いや…パンツァーフォーですよ…戦車前進って意味です」
華「行きます」
キュラキュラ…
学園裏 射撃場森の中ー
ズドンッズガァン
まほ「停車…89式とM3が撃ち合ってるな…」
桃「撃つのか?」
まほ「そうだ、遮断物の無い場所に止まっている的を見過ごす分けにはいかないからな…射撃翌用意」
柚子「桃ちゃん頑張って!!」
桃「えーと…距離が…だから…ここだッ!!」
ズガァン…………ズドン…
柚子「桃ちゃんこの距離で外す?」
桃「う、うるさい!!もう一度…」
まほ「装填完了、次は決めろ」
桃「分かっている!!………ここだぁッ!!」
ズドンッバキャアァァ…
杏「目の前の木に命中したぞーかーしま」
桃「な、まだまだ!!」
まほ「後退…」
柚子「え、あ…はい!!」
キュラキュラキュラキュラ
桃「な、待てまだ…」
まほ「敵に気づかれた…次はこっちが的にされる…」
杏「かーしま、ドンマイドンマイ初めてだから仕方ないって♪」
桃「はい、ですが次は仕留めます!!」
まほ「…(10mの停止射撃を2発…それも検討違いの場初に外すか…素人でも近くには着弾させれる距離…先が思いやられる…)…」
それが桃ちゃんクオリティ(・ω・`)
沙織「ちょっとストップストップ!!ぶつかるって!!きゃー」
バキバキ…
優花里「武部殿!!戦車の中じゃ聞こえないですよ?これ使ってください」
沙織「棒?」
優花里「はい、これで叩いて操縦手に向きなどを教えるんです」
沙織「なるほどじゃぁ…右!!」
ベシィッ!!
華「あふぅ!?」
ギャギャギャッ!!ガリガリガリッ!!
沙織「ちょ、華!!岩に擦ってる!!」
ベシィベシィッ!!
華「は、はぁいー!?」
グワングワン…
優花里「あわわわ!?」
沙織「あ、ちょっとストップ!!ストップ!!人が居る!!ストップ!!」
ベシィベシィベシィベシィベシィッ!!
華「そ、そんなに叩かれると私!!」
麻子「む…」
ピョンスタッズルッ…
沙織「って麻子!?また授業サボってたの!!」
麻子「沙織か…サボってないぞ寝過ごしただけだ…」
沙織「あのね…」
ズガァン!!
優花里「ッ!!なかにはいって下さい三突に狙われてます!!」
沙織「え、ヤバイ麻子入って入って!!」
麻子「む…分かった…」
まほ「…38(t)と三突か…38(t)が追い回されてるな…」
杏「まほちゃんパパッと両方やっつけちゃう?」
まほ「それが出来たら苦労はしないんだが…」
桃「なんだ?こっちを見て」
まほ「…いや何も……一先ず三突を狙おう背後を捕れば攻撃される事はないしな…柚子この先の下り坂で待機だ…」
柚子「はい!!」
キュラキュラキュラキュラ
沙織「きゃーもうやだー!!」
麻子「沙織…苦しい…」
優花里「五十鈴殿!!ジグザグに動いて攻撃を交わしてください!!私が打ち返します!!
華「わ、わかりました」
ズガァン!!ズガァン!!
左衛門佐「ちょこちょこと当たらん!!」
おりょう「素早い奴ぜよ」
カエサル「だがこの一本道は三突が有利だ」
エルヴィン「そうだ!側面や背後に回り込まれなければ三突は負けん!!」
歴女一同「はっはっは!!」
柚子「まほちゃん二台とも通りすぎたよ!」
まほ「前進、三突の陰に隠れてしっかり着いていってくれ…」
桃「次こそは…貰った!!」
ズガァン!!ズドンッ!!
優花里「うわわ…っと…今のは三突の砲撃じゃ…あぁ!?四号戦車まで!?」
エルヴィン「しまった!!背後を取られた!!」
カエサル「砲頭回せー」
おりょう「三突は回らんぜよ」
左衛門佐「おのれ卑怯な!!」
桃「……」
まほ「……」
柚子「……」
杏「かーしま力みすぎだぞー」
まほ「……わざとか…?」
桃「断じて違う!!」
柚子「桃ちゃん…」
エルヴィン「せめて38(t)だけでも!!」
左衛門佐「討ち取る!!」
ズガァン!!ガインッ!!
沙織「ひっ、やられた!?」
優花里「かすっただけです、こんどはこっちが…」
ウィィィィ…
おりょう「砲頭がこっちに向いたぜよ」
カエサル「不味い…」
優花里「…一番装甲の薄い場所を……撃ちます!!」
ズドンッ!!ズガァン!!
三突「ー」P シュパッ!!
エルヴィン「くぅ…やられた…」
左衛門佐「無念…」
柚子「わわわ!!」
ギャギャギャキュラキュラ
柚子「危なかった…ぶつかるかと思った…」
まほ「安心してる場合じゃ無いぞ、盾がなくなった…」
沙織「ッ…凄い音…」
優花里「ジンジンします…」
華「でも、まだ一台着いてきますよ?」
桃「おのれ!!何故当たらん!!」
杏「ふみ…かーしま」
桃「なんでしょうか会長?」
杏「交代」
桃「まだやれます!!あと少し撃てば…」
杏「交代♪」
桃「はい…」
射撃手
桃 out
杏 in
沙織「来てる来てる!!ゆかりん早く撃ち返して!!」
優花里「わかってます!んしょ…」
ガコン…ジャキッ
優花里「流石に装填手と射撃手両方は疲れます…」
ズドンッガキィン!!
沙織「うわっ当たった!?」
優花里「いえかすっただけです!!」
杏「おしーもうちょい下かー」
まほ「行進間射撃は中々当てづらいが…初弾で当てるとはな…」
桃「装填完了です会長!!」
まほ「杏、3度右…(装填は早いな…)」
杏「了解、了解♪」
ズガァン!!ガインッ!!
優花里「うわぁ!?射撃間隔が早い!?」
沙織「射撃間隔?」
優花里「はい、弾を装填して撃つまでの間隔ですよ!異常に速いです、それに狙いもさっきに比べて正確です、五十鈴殿もっとジグザグに操縦を!!」
華「……」
沙織「華?」
麻子「気を失ってるな…頭でもぶつけたか…」
まほ「…ん?」
ブシュゥゥゥ…
まほ「煙幕か…」
杏「あり?見えなくなった…」
柚子「前が見えない」
まほ「大丈夫だ相手も見えてない…煙幕が晴れたら落ち着いて狙え(煙幕を張ると言うことは何か仕掛けてくるな…だが何を…)…」
ヒュッ…
まほ「…!!、砲頭180度回頭、敵は後ろだ」
キュラキュラキュラキュラ!!
沙織「麻子運転出来たの!?」
麻子「さっき、こいつの説明書よんだ…」
沙織「さっきって…流石学年首席…」
麻子「それよりどうする…逃げるか?」
優花里「いえ、やっつけます!!たまたまですが、詰んでた煙幕で後ろを取れたんです、チャンスは今しか無いかと!!それに戦車は後ろの方が装甲は薄いですから!!」
麻子「分かった…」
38tの戦車砲って何センチだったけ?
もしくはHEAT弾を使ったとか
>>57
37mmだよ(・ω・`)
杏「背後取られちゃったねー」
まほ「当たらずに撃ち返せば問題ない…」
杏「オッケー」
ズドンッ!!
杏「あり?かわされた」
まほ「…柚子右にかわせ(動きが良くなったか…?)」
ズガァン!!
優花里「かわされた、流石西住流…簡単には当てさせてくれませんか」
沙織「ねぇ、ゆかりんあの人ずっと戦車から顔だしてるけど危なくない?」
優花里「そうですね、でもあっちの方が周りを見渡せて状況が確認しやすいそうですよ?」
沙織「へぇー…私もだした方が良いのかな?」
優花里「いや…やめた方が良いと思います…ははは…」
まほ「…柚子そこの分岐を右だ…」
柚子「え、はい!!」
桃「おい、この先は吊り橋だぞ!!」
まほ「分かっている…柚子、速度はそのままで渡れるか?」
柚子「え、この速さでですか!?」
まほ「あぁ、渡りきればこっちが有利になる出来るか?」
柚子「や、やってみます!」
桃「おい!失敗したらどうする!!」
まほ「落ちるだろうな」
桃「なんだと!?」
まほ「大丈夫だ、柚子の腕なら…渡れる」
杏「信じるしかないねーまほちゃんの言葉をさ」
桃「…」
柚子「…ッ」
優花里「この先は…最近出来た吊り橋ですね…」
沙織「戦車で渡る気かな?」
優花里「多分、戦車でも渡れる耐久力はある筈ですが…吊り橋ですからゆっくり渡るはず…チャンスかもしれません」
沙織「そっか、渡ってる間に狙うんだねそうしたら避けれないから!」
優花里「そうです!停止射撃なら絶対に当てれます!!」
麻子「…吊り橋の手前で止まれば良いのか?」
優花里「はい!えっと…」
麻子「麻子…冷泉麻子だ…」
優花里「そうです!冷泉殿!!吊り橋の手前で止まってください!!」
杏「橋が見えてきたよーまほちゃーん」
まほ「あぁ、38(t)は少しスピードを落とした恐らく、私達が吊り橋をゆっくり渡ると思い込んでるな…」
桃「柚子!!全てはお前に掛かっているぞ!!」
柚子「分かってるよ桃ちゃん!!」
優花里「おかしい…スピードを落とさない…まさかあのスピードで渡るつもりじゃ…」
杏「いっけー!!」
ギャギャギャッ!!
桃「だ、大丈夫なのかこれは!?」
ギャギャ…バリバリバリ
桃「な、なんの音だーッ!?」
柚子「ひぃー!?」
杏「がんばれー小山ー♪」
まぁまぁ、落ち着いて下され(・ω・`)
ギャギャギャキュラキュラキュラキュラ
桃「わ、渡りきった…」
柚子「はふぅ…死ぬかと思った…」
杏「いやー楽しかったねぇ」
優花里「凄い…あのスピードで渡りきるなんて…」
沙織「どうするゆかりん?」
優花里「そうですね…とりあえず…」
ズドン!!
優花里「な!?」
典子「どんどんアタック!!」
バレー部一同「はい!!」
優花里「89式!!」
沙織「どうするのゆかりん!?」
優花里「渡りましょう…吊り橋を渡ってください!!」
沙織「え、でも…」
優花里「冷泉殿!!89式に正面を向けてバックしながら吊り橋を渡ってください!!」
麻子「分かった…」
優花里「89式なら正面装甲でなんとか…」
ズドン!!ガキィン!!
沙織「うわっ!!やられた!?」
優花里「いえ弾きました!!次はこっちが…」
ズガンッ!!ガンッ!!
89式「ー」 P シュパッ!!
典子「うぅ…まともにアタック喰らったぁ…」
優花里「よし!!」
沙織「やったねゆかりん!!」
まほ「撃て」
ズガァン!!バキャ!!
沙織「きゃあッ!?」
優花里「うわぁッ!?」
華「はっ!?」
麻子「…痛い…」
38(t)「ー」 P シュパッ!!
まほ「…」
あや「うわぁ…皆やられちゃった!?」
梓「後は私達と先輩だけ…」
あや「逃げようよ勝てる分けないって!!」
ギャギャギャ…
杏「逃がさないよー」
ズガァン!!ガゴンッ!!
M3リー「ー」 P シュパッ!!
あや「あぅ…」
梓「ぅぅ…」
蝶野「そこまで!!四号戦車以外の戦車走行不能!!」
桃「よぉーし、勝ったぞ!!」
まほ「ふぅ…」
杏「まほちゃんお疲れー♪」
まほ「全くだ…」
戦車格納庫前ー
蝶野「今日は皆、ナイスベリーグッジョブよ!!初めてであれだけバンバン撃ってガンガン走れれば充分よ♪後は日頃の練習あるのみ!!特に四号戦車と38(t)のチームは中々ね!!」
優花里「ほ、誉められましたよ!?武部殿!!」
沙織「ゆかりんの活躍のお陰だよ♪」
優花里「えぇ!?いやそんな、偶々ですよ//」
桃「まぁ、我々は当然だ負けるわけがない!!」
まほ「…」
桃「なんだ?その冷めた目でこっちを見て」
まほ「いや…何でもない…」
蝶野「じゃあ、今日はこれまで!!皆、明日からはガッツリ練習して戦車道で女を磨いてね!!じゃあサヨナラ!!」
キュラキュラキュラキュラ
一同「ありがとうございましたー!!」
杏「んじゃ、今日は解散ねー」
一同「はーい」
桃「西住、後で生徒会室に来てくれ」
まほ「…あぁ、分かった…」
桃「必ずだぞ!!」
生徒会室ー
まほ「すまない…もう一度言ってくれ…」
杏「近々練習試合するから宜しく!」
まほ「…本気か…?」
桃「当然だ!!ちゃんと返事も返ってきた!!」
まほ「…まともに戦えないのに練習試合は無謀だぞ…ましてやグロリアーナとなど…」
桃「我々には時間が無いのだ!!一刻も早く力を着け全国大会に挑まねばならんのだ!!」
まほ「…」
杏「まぁ、色々合ってねーゆっくりしてらんないんだよねー…」
まほ「…練習試合までの日にちは…?」
杏「そだねー…4日位かな?かーしまが急かすからさぁ…」
桃「善は急げです会長!!」
まほ「急ぎすぎだ…」
杏「まぁ、兎も角そゆことだから宜しくねまほちゃん♪」
まほ「…努力はしよう…」
桃「話は以上だ、もう良いぞ」
ガチャ…パタン
まほ「……明日から忙しくなるな…」
優花里「あ、あの!!西住殿!!」
まほ「ん?」
優花里「きょ、今日の戦い振りす、凄かったです!!」
まほ「…ありがとう…確か…優花里さんだったかな…?」
優花里「は、はい!!優花里です!!名前まで覚えてくれているなんて感激です!!」
まほ「そ、そうか…それより今日の戦いは中々だった…ツメは甘いが…これからきっと伸びる筈だ…日々頑張るんだぞ…じゃあ私は行く…」
優花里「は、はい!!お疲れ様です!!」
まほ「…(少し苦手なタイプだな…と言うより初めてのタイプだな…)」
学園裏射撃場ー
ズガンッ!!ズガンッ!!ズガァン!!
優花里「五十鈴殿!!凄いです10発中7発命中です!!」
華「いえいえ偶々ですよ」
杏「あー3枚残っちゃった」
まほ「充分だ……」
桃「……」
柚子「も、桃ちゃん元気だして!」
河嶋 桃
10発中1発命中(2つ隣の標的)
まほ「とりあえず…役割的には私が車長、杏が射撃手、桃が通信手 兼 装填手、柚子が操縦手と言った所だな…他は既に決めたみたいだから口は出さないが…」
杏「皆の事ちゃんと見てるんだねー」
まほ「当たり前だ…周りの味方の能力が分からなければ作戦の立てようがないうえに…戦車も効率的に活用出来ない…」
杏「なるほどー流石 西住流だねぇー」
まほ「周りを知るのは戦車道の基本だ…次は全車両で隊列を組んで前進と方向転換の練習だ…」
一同「はーい」
キュラキュラガガン!!
おりょう「一年生チームぶつかってるぜよ!」
梓「す、すみません!!」
ガキィン!!ギャリギャリギャリギャリ
ギャギャギャ、バキンッ!!
ギャリギャリギャギャギャ…
戦車格納庫ー
スズキ「…今日は射撃翌練習と操縦練習だけじゃ…」
ツチヤ「いやぁー直し甲斐があるねぇー」
学園内 生徒会室ー
まほ「…やはり練習試合は無理だ…」
桃「何を根拠にそんなことを!!」
まほ「まともに戦えないからだ、今日の隊列前進でM3、三突の履帯の破損、M3に関しては主砲まで破損だ…それに私語が多く指示すら一回で通らない…」
桃「それは、いきなり難易度の高い練習をするからだろう無茶がある!!」
まほ「誰のせいでそうなった?戦車に乗りたての素人ばかりなのにいきなり昨年の準優勝校に練習試合を申し込んだのは?それも練習試合まで4日しか練習の時間がない、無茶はそちらだろう?」
桃「うぐ…だが!!」
柚子「ストーップ、2人ともやめて下さい喧嘩してる場合じゃないですよ!!」
杏「そーそー喧嘩はダメだぞー」
まほ「随分と余裕だな杏…」
杏「まぁ、後1日だし今更取り止めなんて出来ないんだし騒いでも仕方ないじゃん♪」
まほ「……負けるぞ」
杏「良いじゃん負けたって♪練習試合だし本番までの予行練習と思えば」
まほ「…負けても構わないのか…そんな考えで良く優勝などと口に出来たな…戦車道を甘く見すぎだ…理想だけでどうにかなると思っていたら間違いだぞ…」
桃「ッ…」
柚子「あわわ…」
杏「…じゃあさ…なんで負けちゃいけないのまほちゃん?」
まほ「…なに…?」
杏「なんで負けちゃいけないのか理由を教えてよ♪」
まほ「それは………」
杏「理由無しに言われてもねー説得力ないよー?」
まほ「わかった…もう良い…好きにしろ…」
ガチャ…バタンッ!!
杏「いやーまほちゃん恐かったねー♪」
柚子「ちょっと言い過ぎたんじゃ…」
桃「ふん、ちょうど良いぐらいだ!!」
杏「さてさてー…かーしま、小山ーやるぞー」
柚子「はい!」
桃「了解です!
>>74
昨年の準優勝校って黒森峰じゃないの?
全国大会で準優勝したことがあると言いたかったのでしょうな
昨年のは準決勝校すな
学園艦 展望区ー
まほ「…」
"「なんで負けちゃいけないのか理由を教えてよ」"
まほ「…理由か…(西住流…と言えば全て片付くが…今の私に西住流を語る資格はない…)…」
優花里「あれ…西住殿?」
まほ「…君か…」
優花里「は、はい!!優花里です!!」
まほ「知っているよ…」
優花里「あ、すすすいません!!//」
まほ「…いや…謝られても困るが…」
優花里「あぁ!?すみません!!」
まほ「…とにかく落ち着かないか…」
優花里「は、はいぃ!!」
優花里「…あの西住殿…」
まほ「なんだ?」
優花里「いや…さっき何か思い悩んでいた様に見えたんですが…何かあったんですか…?」
まほ「…少しな…」
優花里「あ…あの…良かったら私で良ければ力になります!!」
まほ「……」
優花里「あの…迷惑…でしょうか…」
まほ「…一つだけ聞いて良いか?」
優花里「は…はい!!」
まほ「…君は…今度の練習試合…負けても構わないと思うか…?」
優花里「え…」
まほ「…どうだ?」
優花里「え…えっと…私は負けても構わないと思います…」
まほ「そうか…」
優花里「でも!!勝ちたいとも思っています!!」
まほ「…?」
優花里「えっと…あの…私は皆で楽しくやる事が大切なんじゃないかと思うんです!!」
まほ「楽しく…?」
優花里「はい!!勝ち負けよりも皆で楽しくやると言うのが大切なんじゃないでしょうか!!勝ち負けを考えていたらなんだか楽しくない気がするんです!!」
まほ「…」
優花里「あ、すすすすみません!!なんだか偉そうな事を言ってしまって!!忘れてください!!//」
まほ「…いや…そんなことはない…」
優花里「え…?」
まほ「…さて…私はそろそろ行く…また明日…優花里…」
優花里「は、はいお疲れ様です!!」
少し意見を貰いたいのだが(・ω・)
アンチョビ戦は書いた方が良かろうか?
ふむふむ、なるほど(・ω・`)
わかった、ちょっとどうするか考えてみるよ( ´∀`)
一先ず、田尻さんとの練習試合を終わらせて、サンダース終わらすまで猶予あるしね(・ω・`)
翌日 学園裏射撃場ー
まほ「今日は各自、自由練習にする他のチームと一緒に練習するのも良し…ひたすら1つの事を極めるも良しだ…以上だ」
一同「はい」
杏「まほちゃーん、隊列前進やらないの?」
まほ「あぁ、あのまま続けても戦車を破壊しかねないうえに上達も見込めないからな、それに練習試合前に士気は下げたくないだろ?」
杏「そっかー♪あ、そうそうまほちゃーんこのあと作戦会議するから顔だしてねー♪各チームの代表も呼ぶから」
まほ「わかった…」
夕方 生徒会室ー
杏「全員集まったね?んじゃ、かーしま宜しく!」
桃「はい、練習後に集まって貰ってすまないが明日の作戦会議をする」
優花里「作戦会議…」
エルヴィン「心揺さぶる響きだ!」
典子「燃えますね!!」
梓「…(なんか入りづらい…)」
桃「と言っても既に作戦は決めてあるのだがな!」
優花里「えー…」
エルヴィン「えー…」
桃「こら!!そこ不満そうな声を出すな!!」
まほ「っで、作戦は?話が進まないぞ…」
桃「分かっている!コホン…これが今回の作戦だ!!」
優花里「待ち伏せ…ですか?」
桃「そうだ、囮の1両が残りの車両が待機している場所まで誘き寄せ、全員で一斉に叩くと言うわけだ!!」
エルヴィン「確かにこれだと複雑な動きをするのは囮だけだ…」
典子「油断させておいて網にかかった所にアタックですね!?」
梓「それに上から狙えますね」
桃「そうだろう、我々でも必ず成功させる自信がある!!」
まほ「…で、それ以外は?」
桃「なに!?」
まほ「待ち伏せ以外の作戦だ…」
桃「ある分けないだろ!!」キッパリ!!
翌日 大洗ー
まほ「……」
あや「可愛いくなったね♪」
おりょう「カッコいいぜよ…」
優花里「あぁ!?三突とM3リーになんて事を!?」
沙織「あーやっぱ色塗れば良かったじゃん!!」
まほ「……」
杏「いいねぇ♪」
まほ「…頭が痛くなってきた…」
柚子「大丈夫まほちゃん?」
ダージリン「あらあら、随分と個性的な戦車ですわね」
オレンジペコ「どうも」
杏「あー来たねー私が生徒会長の角谷だ宜しく!」
ダージリン「ダージリンですわ、今日は宜しくお願いいたしますわ」
まほ「…」
ダージリン「あら…貴女は…黒森峰の…」
まほ「…今日は宜しく頼む…」
ダージリン「…わかりましたわ、手加減は致しませんわよ?」
まほ「あぁ…」
試合開始地点 グロリアーナ側ー
オレンジペコ「あの黒森峰の隊長は何故こんなところにいるのでしょうか?」
ダージリン「オレンジペコ、他人の事情に首を突っ込むのは不粋ですわよ?」
オレンジペコ「あ、はい…すみません…」
ダージリン「如何なる事情があろうと、わたくしたちは全力でお相手するまでの事ですわ…(西住まほ…昨年プラウダ高校に敗北し…全国大会3位と言う苦い結果で幕を閉じた黒森峰の隊長…試合後に姿を消したと思いきや…こんなところで出会うとは思ってもいませんでしたわ…これは少し気を引き締めてかかる必要がありますわね…)」
試合開始地点 大洗側ー
桃「では、作戦通り例の場所まで38(t)が囮となり敵を誘い込みそれを待ち構えた我々が撃つ!!」
優花里「はい!!任せて下さい!!」
桃「うむ、では会長…一言」
杏「あーそんなに緊張しなくて良いからねー皆気楽にねー♪」
一同「はい!!」
まほ「優花里…」
優花里「は、はい!?」
まほ「いきなりの試合で重荷を背負わす事になってしまったが…期待しているぞ…」
優花里「は…はい!!お互い頑張りましょう!!」
まほ「…ではな…」
優花里「西住殿に期待されるなんて…感激ですぅ♪//」
沙織「ゆかりんあんなとこでクネクネしてどうしたんだろう?」
華「準備体操でしょうか?」
麻子「眠い…」
蝶野「各チーム準備はオッケー?ではこれより大洗VSグロリアーナの試合を行います各チーム礼!!」
一同「お願いします!!」
蝶野「それじゃあ試合開始!!」
ヒュルルル…パン…
優花里「パンツァーフォー!!」
ダージリン「いきますわよ?」
オレンジペコ「はい」
黒森峰が全国3位ということは、準決勝でプラウダに負けたのか
そして、決勝はグロリアナとプラウダが争ったと
>>90
YES
四号戦車
車長 まほ
装填手兼 通信手 桃
射撃手 杏
操縦手 柚子
38(t)
車長 兼 装填手 優花里
通信手 沙織
射撃手 華
操縦手 麻子
山岳地帯ー
優花里「居ました…マチルダにチャーチル…どちらも強敵ですね…」
沙織「なんだか私達の戦車がとても貧弱に見えるんだけど…」
優花里「そうとは限りませんよ?戦車が良くても乗り手が悪ければそれほど脅威ではありません!」
沙織「確かグロリアーナって昨年の準優勝校じゃ…」
優花里「…と、ともかく!!戦車で全ては決まりません!!さぁ、作戦開始です!!冷泉殿、起きてください作戦開始ですよ」
沙織「大丈夫かな…?」
オレンジペコ「どうでてくるでしょうか?」
ダージリン「どう出てこようが…わたくしたちはわたくしたちの戦い方をするまで…」
ズガン!!
オレンジペコ「撃ってきましたね?」
ダージリン「さて、お手並み拝見ですわ全車砲撃翌用意…」
華「すみません…」
優花里「いえ、作戦は囮ですから大丈夫です!!」
ズガンズガガガンッ!!
優花里「冷泉殿その調子でジグザグに走り続けて下さい!!」
麻子「わかった…」
沙織「ゆかりん、これじゃやられちゃうよ!?」
優花里「大丈夫です38(t)は小さくてすばしっこいですから逃げ回るに関しては得意です!!」
ズガガガン!!
ダージリン「いくら逃げ回ろうとわたくしたちの走りは乱れはしないし…紅茶の1滴すら溢す事もありませんわ」
優花里「頑張って逃げてください!きっと皆も今頃待ち構えています!!頑張りましょう!!」
待ち伏せ地点ー
あや「革命!!」
梓「あぁ!!」
丸山「……」
左衛門佐「敵はまだか!?」
エルヴィン「待つのも戦いだ…」
典子「いつも心にバレーボール!!」
まほ「…少しは緊張感と言う言葉をしらないのか…」
杏「まぁまぁ、ゆっくり待とうよまほちゃん」
"「こちら囮チーム!!目標地点まで残り700mです!!」"
桃「来た!!敵が来るぞ!!戦車に入れ!!」
あや「えー…革命起こしたのに…」
梓「…ほ…」
丸山「……」
なんで紗希ちゃんだけ名字表記なんすか!wwwwwwww
>>96
それはね…丸山さんだからだよ(・ω・`)
正直、漢字が出てこなかっただけだよ( ´∀`)
丸山「・・・・・・・」斜めに>>1を見ている
>>98
キィィャァァァアコッチミタァァァァア!!
桃「……」
梓「……」
典子「……」
エルヴィン「……」
キュラキュラキュラ
桃「撃てーッ!!」
まほ「待てまだ早い!!」
ズガンッ!!ズガガガン!!ズドンッ!!
優花里「わわわわ!?」
沙織「味方撃ってどうすんのよー!!」
ダージリン「どんな作戦かと思えば…こんな安直な待ち伏せ作戦とは…失望しましたわ…」
桃「撃て撃て撃てー撃ちまくれーッ!!」
ズドンッ!!ズガガガン!!ズガンッ!!
まほ「各車、敵の履帯を狙え!!」
ダージリン「全車砲撃開始…」
ズドンッ!!ズドンッ!!ズガンッ!!ズガンッ!!
典子「凄いアタック!!」
一年チーム一同「いやー誰かー無理ー逃げろー!!」
ズガンッ!!
M3リー「ー」Pシュパッ!!
優花里「五十鈴殿、敵の戦車の履帯を…」
ガキンッ!!
麻子「む…」
ギャギャギャ…ズズン…
沙織「ちょっと麻子なにしてるの!?」
麻子「履帯が外れた…」
優花里「38(t)は外れやすいんです!!」
エルヴィン「ッ…隊長!指示を!!どうすれば良い!?」
典子「隊長!!」
桃「とにかく撃てー撃ちまくムグッ!?」
まほ「各車、四号に続け市街地に向かう」
桃「こら!!隊長は私だ!!私がムググッ!!」
まほ「囮チーム着いてこれそうか?」
沙織「ゆかりん着いてこれそうかだって!!」
優花里「すみません、無理そうです!!」
沙織「無理そうです!!」
まほ「わかった、三突、89式は四号に着いてこいここを離れる」
エルヴィン「了解!!」
典子「お供します!!」
桃「ムググーッ!!」
大洗 市街地近郊ー
キュラキュラキュラ
桃「なんのつもりだ!!」
まほ「あのまま続けても弾が無駄だ、連携すらまともに出来ずバラバラに撃っていてはやられるのを待って居るようなものだ、そもそも待ち伏せ作戦で味方を敵と勘違いして攻撃などもってのほかだその結果、敵に接近を許し一年は戦車を捨てて逃げ出し挙げ句は味方全員が混乱状態に陥る始末だ…隊長含めてな…これに対して何か言い返す言葉はあるか?」
桃「……ない…です…」
柚子「桃ちゃんを言い負かすなんて…」
桃「……」
杏「あー…かーしまがいじけちゃった、まほちゃん指揮引き継いじゃて!」
まほ「わかった…各車これから市街地に入るが私は大洗に詳しくない、よって各チームの判断で戦って欲しい…それに合わせて私達が援護する」
エルヴィン「任せてもらう!!」
典子「大洗は庭です!!任せて下さい!!」
まほ「すまない頼む、敵の車輌は装甲が全体的に厚い為、側面から狙うか背後から狙う事を奨めるが…89式は少し辛いかも知れないがそこは私達が援護する」
典子「お願いします!!」
まほ「各自、健闘を祈る…」
>>13
すいません、ここで決勝戦でみほが濁流に飲み込まれたと書いているんですが
ここは、準決勝と脳内変換してもよろしいでしょうか?
>>106
すみませぬ、そう言うことでお願いします(・ω・`)
ダージリン「市街地に向かうつもり?各車両、散開…出会い頭に気を付けなさい」
キュラキュラキュラ
聖グロA「どこに行った…?」
キュラキュラキュラ…ズガァンッ!!
聖グロA「きゃぁっ!?」
マチルダ「ー」Pシュパッ!!
左衛門佐「仕留めた!」
エルヴィン「見たか待ち伏せは三突の得意分野だ!!」
聖グロB「居たわ…89式よ」
典子「アタック!!」
ズガンッ!!ガキンッ!!
聖グロB「そんな貧弱な砲が効くわけないでしょ!!」
典子「全力でダッシュ!!」
バレー部一同「はい!!」
聖グロB「追いかけるわよ!!」
キュラキュラキュラ…
聖グロB「…え?」
まほ「撃て!」
ズガンッ!!
マチルダ「ー」Pシュパッ!!
典子「これが私の考えた"撃ち逃げダッシュ!!"よ!!」
忍「考えたの私ですけどね…」
あけび「まぁ、まぁ…部長に花を持たせたと思って…」
ダージリン「敵はどこに居ますの?各車両報告」
聖グロA「三突にやられました!!」
聖グロB「出会い頭に四号にやられましたすみません…」
ダージリン「な…」
ガシャン…パリーン
ダージリン「おやりになるわね…」
典子「やりましたね!!」
まほ「あぁ、だがまだ気を抜くな…敵はまだ3両いる…うち1両は厄介だ…」
杏「まほちゃーん、三突やられちゃったてー」
まほ「そうか…これはいよいよ不味いか…」
キュラキュラキュラ
典子「!?後ろに1両来てます!」
まほ「チャーチルか、89式はなるべく細い路地へ入れ」
典子「了解です!!」
キュラキュラキュラ
ズガァンッ!!ズガガガン!!
まほ「マチルダ…前からも来たか柚子次の交差点を右だ」
柚子「は、はい!!」
ダージリン「ふふ…全車追撃」
まほ「…(細い路地ならチャーチルは脅威では無いが…問題はマチルダか)…」
ギャギャギャッ!!
まほ「ッどうした柚子?」
柚子「まほちゃん行き止まりだよどうしよう!?」
まほ「慌てるな、180°転換」
キュラキュラキュラ
柚子「よし…」
杏「」ーちょっとヤバイねー…
キュラキュラキュラキュラキュラキュラ
ダージリン「流石、西住流とでも言っておきましょうか…西住まほさん?」
まほ「なるほど…予めここら辺の地理を把握して誘い込んだのか…」
ダージリン「えぇ、見返りにマチルダ2両をやられるのは予想外でしたけど…」
キュラキュラキュラ…
まほ「…(マチルダ2両チャーチル1両…正面からの突破は絶望的か…)」
ダージリン「さて、長話はしたくありませんの…全車砲撃翌用意」
まほ「ッ…」
ズガンッ!!ズドンッ!!
聖グロC「攻撃ッ!?」
聖グロD「燃料タンクをやられた!?」
ダージリン「な!?」
優花里「命中しました五十鈴殿!!」
典子「負けるなーアタック!!
桃「囮チームか!?」
まほ「柚子、右の路地へ!!」
柚子「はい!!」
キュラキュラキュラ
杏「おりゃ!」
ズガンッ!!ガキンッ!!
杏「おー硬てぇー」
ダージリン「ッ…撃ち返しなさい!!」
ズガァンッ!!ズガガガン!!
優花里「撤退です冷泉殿!!」
麻子「分かった…」
優花里「バレー部チームも撤退しましょう!!」
典子「了解!!」
優花里「西住殿!!遅れました少し手間取りまして…」
まほ「いや、助かった…」
典子「これからどうしますか!?アタックしますか?」
まほ「正面からの撃ち合っても負けは見えている…」
杏「だねーさっき狙って見たけど、チャーチルの装甲を抜くのは難しいねー」
優花里「じゃあどうしますか?」
まほ「とりあえずマチルダ2両をどうにかしないとな…89式また敵を誘い込んでくれないか?」
典子「撃ち逃げダッシュ!!ですね!?」
妙子「キャプテン気に入り過ぎ…」
あけび「ですが、流石に2回も通じるでしょうか?読まれてる気がしますが?」
まほ「そこを利用させてもらうんだ…」
あけび「?」
キュラキュラキュラ
聖グロC「どこにいったの…あ!!89式よ撃ちなさい!」
ズガァンッ!!
典子「アタック!!そしてダッシュ!!」
ズガンッ!!ガキンッ!!キュラキュラキュラッ!!
聖グロC「効かないわ追いかけなさ…待てよ…さっき味方が待ち伏せされた筈…ならこっちから回り込むわよ、そこを右に曲がって先回りよ!!」
キュラキュラキュラ…
聖グロC車長「ふふ、見てなさい一泡ふかせて…」
杏「やっはー」
聖グロC車長「嘘ちょっ…ま」
まほ「撃て」
ズガァンッ!!
マチルダ「ー」Pシュパッ!!
聖グロC車長「一泡吹かされた…」
桃「お見事です」
杏「にひひ♪」
まほ「後は優花里達か…柚子、このまま89式と一緒にチャーチルを捜すぞ」
柚子「はい!!」
聖グロD車長「ッ…確かここら辺に逃げてきた筈…」
キュラキュラキュラ…
優花里「今です!!全速前進!!」
ギャギャギャバキバキッ!!ガガンッ!!
聖グロD車長「な、横から体当り!?」
ズガァンッ!!
マチルダ「ー」Pシュパッ!!
沙織「やったー」
優花里「ふぅ…ゼロ距離で何とか通りましたね…五十鈴殿、冷泉殿」
麻子「うむ…」
華「でも、良かったんでしょうか?勝手にガレージを使って壊してしまいましたが…」
優花里「その辺は大丈夫ですよ、補助金がきちんと出ますから」
華「そうなんですか?」
沙織「ねーゆかりん私はー?」
優花里「え、あ…はい武部殿もがんばってましたよ!!」
沙織「だよねー♪」
麻子「…座って見てただけだろ…」
沙織「ちょっ…麻子聞こえてるわよ!?」
麻子「聞こえる様に言ってるから当たり前だろ…」
沙織「なっ!?」
華「ふふ」
優花里「あはは」
まほ「38(t)、状況は?」
優花里「あ、はい!!マチルダ撃破しました!!」
まほ「了解よくやった、予定通りこちらに合流し…」
ズガァンッ!!ガコンッ…
89式「ー」Pシュパッ!!
典子「くぅ…横から殺人スパイク…まともに食らった…」
まほ「ッ!!」
キュラキュラキュラ…
ダージリン「随分とやってくれましたわね…ですがそれもここまでですわよ?」
まほ「全速後退!!」
柚子「は、はい!!」
ギャギャギャキュラキュラキュラッ!!
ダージリン「撃ちなさい」
ズガァンッ!!
まほ「っ…」
杏「喰らえー」
ズガンッ!!ガキンッ!!
桃「硬すぎる卑怯だぞ!!」
ダージリン「このチャーチルの装甲を簡単に貫けるとは思わないでくださるかしら?」
ズガァンッ!!
桃「クソッ!!歯が立たんぞ!!」
まほ「脚周りを狙うんだ」
杏「はいよー」
ズガンッ!!ガキンッ!!
ダージリン「無駄ですわ!」
ズガァンッ!!ズドンッ!!ガキンッ!!
杏「ちっとも効かないねー」
まほ「榴弾装填」
桃「なに!?あんな奴に榴弾など効かないだろ!!」
杏「まほちゃん、何か思い付いた?」
まほ「あぁ…」
ズガァンッ!!
ダージリン「…榴弾?」
桃「効いてないぞ!!」
まほ「良いから撃ち続けるんだ」
優花里「こちら囮チームチャーチル発見援護します!!」
まほ「優花里、榴弾でチャーチルを狙え」
優花里「り、榴弾でですか?」
まほ「そうだ」
優花里「分かりました!!五十鈴殿、次弾から榴弾に変えます!!」
華「榴弾ですか?」
沙織「榴弾って戦車にはあんまり効果無かったんじゃないの?」
優花里「そうですね、KVー2程の砲身なら効果はありますが西住殿の判断です信じましょう!」
ズガァンッ!!ズガァンッ!!
ダージリン「…何を考えていますの…西住まほさん…手の内が読めませんわ…」
ズガァンッ!!ズガァンッ!!
ダージリン「…右に4°修正…相手の砲撃後に合わせて撃ちなさい…」
沙織「ゆかりん全然効いてないよー!?」
優花里「そうですね……」
ズガァンッ!!ズドッンッ!!ミシッ…
沙織「キャー!?」
優花里「うわぁッ!?」
38(t)「ー」Pシュパッ!!
ダージリン「動きが単調になってましてよ…」
麻子「すまん…」
優花里「いえ…冷泉殿は凄く頑張りましたよ!!西住殿、我々はここまでですご武運を…」
まほ「よくやってくれた後は任せてくれ…」
ズガァンッ!!
まほ「そろそろ頃合いか…柚子この先の上り坂を進め…」
杏「まほちゃーん、坂道じゃ四号のスピード落ちちゃうよー?」
まほ「構わない…」
桃「距離を詰められるぞ!!」
まほ「…」
ダージリン「…あの上り坂を上がる気ですわね…ならスピードは落ちる筈…仕留めますわよ」
柚子「行きます!!」
ガガンギャリギャリギャリ
桃「動きが重いぞ!!」
まほ「柚子全力で踏み込め」
柚子「はい!!」
グォォォンギャリギャリギャリ
ダージリン「全速前進!!」
ギャリギャリギャリミシッ…
桃「不味い追い付かれるぞ!!」
まほ「……」
ダージリン「この距離なら外しませんわ…撃ち方よ…」
ギャリミシッギャリギャリミシッ…バキンッ!!
ダージリン「ッ!?どうしましたの!?」
聖グロ操縦手「履帯破損!!」
ギャギャギャギャギャギャ
ダージリン「何故履帯が……まさか…榴弾を使っていたのは装甲ではなく履帯に少しずつダメージを蓄積させるために?」
まほ「…(上り坂のこの急斜面にチャーチル自らの重さ…履帯に掛かる負荷は言うまでもない)」
聖グロ操縦手「駄目です、滑り落ちてます!!」
ダージリン「ここまでの様ですわね…」
ギャギャギャバキンッ!!ガガガガッ…ズズン…
蝶野「そこまで!!チャーチル走行不能!!よって勝者大洗高校!!」
桃「か、勝った?」
杏「だねぇー♪」
まほ「…ふぅ…」
えーと・・・・最終決戦で、ウサギさんチームがヤークトティーガーを撃破したように落として自滅させたのか?
>>135
片方の履帯破損→踏ん張っていた履帯破損→坂道ズザー→走行不能
って感じにでも思ってね(・ω・`)
普通に徹甲弾を使ってた方がもっと早く戦闘不能に出来てたんじゃ・・・
>>137
乗りたてだから、履帯のみを狙うのは難しい+ダージリンさんが感づいてしまう…と思ったから今回この作戦にしたんだよ(・ω・`)
いきなり、履帯破壊じゃ面白み無さそうだからね(-_-)
蝶野「これでグロリアーナと大洗の練習試合を終わります、両チーム礼!!」
一同「ありがとうございました!!」
杏「やったねーまほちゃん♪」
まほ「…あぁ…」
優花里「西住殿ー!!」
タッタッタッタッダキッ!!
まほ「おっと…」
優花里「凄いです西住殿!!あのグロリアーナに勝ちましたよ!!私凄く感動して興奮して色々と大変です!!」
スリスリスリ
まほ「あ…あぁ…それは分かったが…少しは周りを気にした方が良い…」
優花里「す、すみません…」
まほ「ふぅ…」
ダージリン「西住さん」
まほ「…グロリアーナの…」
ダージリン「完敗ですわ、まさか負けてしまうとは思ってもいませんでしたわ…」
まほ「…いや、勝てたのは偶々だ運が味方したのだろ」
ダージリン「運も実力の内…ですわよ?それより…貴女に贈りたいものがありますのオレンジペコ?」
オレンジペコ「はい、どうぞ受け取ってください」
まほ「…紅茶…」
ダージリン「えぇ、紅茶ですわ…私は良き好敵手には紅茶を贈る事にしてますの…互いの健闘を称えるために…受け取ってくださいます?」
まほ「あぁ、頂こう…」
ダージリン「では、これで…全国大会で再びお会いできるのを楽しみにしてますわ」
オレンジペコ「失礼します」
まほ「…良き好敵手…か…」
沙織「あーまほ先輩それなんですか?まさか男性ファンからのプレゼントじゃ!?」
まほ「いや、グロリアーナから頂いた物だ…
沙織「なーんだ…残念…」
麻子「なんでお前が残念がるんだ沙織」
沙織「いやぁーあわよくば見たいな?」
華「漁夫の利と言うやつですね?」
優花里「なにか違うような…」
男「あのーすみません、西住まほさんですよね?」
まほ「そうですが…」
男「あーやっぱり、私…月刊tankの者なんですが…少しお時間宜しいでしょうか?」
まほ「…すみませんが…この後まだやることがあるので…」
男「あぁーそうですか…じゃあ手短に一つだけ一つだけ答えてもらって良いですか?」
まほ「…すみません…」
男「やっぱり黒森峰から大洗へ来たのはあの準決勝がきっかけなんですか?やっぱ家柄的な問題があったんですかね?」
まほ「関係ありません…」
男「関係無いことないでしょー?あ、それとも妹さんが絡んでます?」
まほ「…」
男「答えて下さいよー西住さん黙ってるって事は図星ですか?ねぇねぇどうなんですか?」
まほ「いい加減に…」
あや「あー本当に記者さんだ!!」
桂利奈「記者さんだ!!」
優季「取材に来たんですか?」
あゆみ「写真とか撮りますか?」
梓「皆落ち着こうよ」
紗希「……」
ワイワイガヤガヤ
男「ちょっ…」
まほ「…」
沙織「まほさんこっちこっち」
グイッタッタッタッタッ
男「あ、ちょっ…」
1年一同「撮って撮ってー雑誌に載るんですかー?」
ワイワイガヤガヤ
紗希「・・・・・・」>>1を見てニッコリ
>>147
キィャァァァコッチミタァァァア!!
紗希ちゃんペロペロ(U^ェ^U)
ファミレスー
優花里「あ、武部殿ー…と西住殿!?」
沙織「あ、いたいたどうぞ先輩座って下さい♪」
まほ「あ…あぁ…」
優花里「西住殿まで来るとは知りませんでした…」
沙織「それがさ!!まほさんがなんか男の人に問い詰められててさー助けたついつでに連れてきたの」
華「男の人にですか?」
沙織「そーそー、最初は知り合いかなー彼氏かなーとか思ったんだけど、カメラもって何か腕章つけてて何か違うと思って連れてた1年生達が…」
麻子「話がながい…先ずは何か頼むのが先決だ…店側にも私の空腹に対してもだ…」
優花里「そうですね、頼んでからお話ししましょうか武部殿?」
沙織「もー麻子ってば食べることしか考えてないの?」
麻子「少なくとも今はな…」
ガールズ注文中ー
沙織「で、さっきの話だけど…あれ?どこまで話したっけ?」
まほ「1年生が…まで話していたが?」
沙織「あ、そうそうそれで、困ってるまほ先輩を見て"私達、謝罪の意味も込めてまほ先輩を助けてきます!!"って言ってその男の人に駆け寄って行って隙を見て私が連れ出して今に至るわけ!!」
麻子「沙織が美味しい所をもっていったと言う話しか…」
沙織「ちーがーう、1年ズがまほ先輩に今日の事謝りたかったって話し!」
まほ「私に?」
沙織「そうなんです、今日の試合中に戦車棄てて逃げたことを謝りたかったらしいんです」
まほ「…別に謝る事はないが…」
沙織「でも1年生達、気にしてました!だからあの、怒らないであげてください!!お願いします!!」
まほ「…後輩想いの良い先輩だな…気にしなくても怒ったりしないよ…」
沙織「本当ですか!?」
まほ「あぁ…本当さ…」
沙織「良かった…」
華「良い話ですね…」モグモグ
麻子「うむ…」パクパク
優花里「ささ、西住殿も武部殿も一段落した所で食べましょうよ♪」
店員「ありがとうございましたー」
優花里「いやー凄く楽しかったです戦車の話が出来るって良いですね西住殿!!」
まほ「そうか、それは良かった…」
沙織「ゆかりん…戦車の話してるといつも以上に輝いてるよねー」
優花里「はい!!」
麻子「戦車マニアだな…」
沙織「戦車マニアと言うより人生が戦車みたいな?」
優花里「格好いいですねそれ!!我が人生はパンツァーなり!!なんちゃってーえへへ//」
沙織「まほさんと話してからテンションおかしくなっちゃってる?」
麻子「一時だけだから安心しろ沙織…」
まほ「ふふ…」
華「まほさん、今笑いましたね?」
まほ「あ…すまない…つい」
華「いえ、謝る事はないですよ?まほさん」
まほ「君たちの様な子と接するのは家柄あまりなくてな…少し楽しいと思ってしまった」
華「それは良いことでは無いでしょうか?人生は一度きり…楽しまなければ損ではありませんか?」
まほ「…それもそうだな…」
優花里「西住殿ー!!五十鈴殿ー!!置いていきますよー!!」
華「あらあら、行きましょうかまほさん?」
まほ「あぁ…(人生は一度きり…楽しまなければ損か…私にそんな権利はあるのだろうか…)」
次の日 学園戦車倉庫前 早朝ー
まほ「…(なかなか癖とは取れないものだな…)…」
カランカラン!!ガシャン!!
まほ「…(誰かいるのか?)」
ギギキ…
梓「ちょっとあやー…」
あや「ごめんごめん手が滑っちゃって…」
桂利奈「おりゃー」
あゆみ「ちょっ桂利奈ちゃんペンキ跳ねてる跳ねてる!!」
優季「紗希ちゃん手伝ってよー」
紗希「……」
まほ「…(1年達か…)朝早くから何をしてる?」
1年一同「ビクッ!!」
まほ「?」
あや「いや…あの…戦車の色の塗り替えを…」
梓「皆で塗り替えようって私が言ったんです!!昨日の試合で浮かれていた気持ちを切り換えようと…」
まほ「その事か…昨日謝りに来たとき別に気にする必要はないと言っただろう?」
梓「そうですけど…」
まほ「…全く…気にしすぎだ…まぁ、そんなことより色を塗り替えるなら早くしないと間に合わなくなるぞ…私も手伝ってやる…」
梓「そ、そんな悪いですよ私達が勝手にしてるんですし!!」
まほ「なら、私も勝手にするから気にしなくてもいい、ほらやるぞ?」
梓「まほ先輩……はい!!」
最近更新遅くてすみませぬ(・ω・`)
放課後 戦車倉庫前ー
桃「集合!!皆今日の練習ご苦労、今日はこれで解散する!!」
一同「ありがとうございました!」
梓「まほ先輩!!」
まほ「どうした?梓」
梓「あ、あの今日の私達の練習どうでしたか!?」
まほ「そうだな…命中率も上がってきたし…戦車の走らせ方も上手くなってると思う…後はそれを伸ばせる様に頑張れば良い」
梓「そうですか!?あ、ありがとうございます!!私達もっと頑張って先輩の助けになれるように頑張ります!!」
まほ「期待しているぞ…」
梓「はい!!お疲れさまでした!!」
タッタッタ…
沙織「なんか、まほさんと1年達が仲良くなったね?」
優花里「良いことじゃないですか」
桃「西住ーちょっと来い!」
まほ「なんだ桃?」
桃「少し話がある、付いてこい」
生徒会室ー
桃「会長つれて参りました」
杏「おーかーしま、ご苦労さん」
まほ「用とはなんだ?」
杏「戦車道全国大会の抽選会、行ってきて♪」
まほ「私一人でか?」
杏「人員は任せるよー誰でも♪」
まほ「ならここにいる、柚子、桃、杏、私で良い」
桃「すんなり決めるな!?」
まほ「前から決めていた、同期の方が気が楽で良い…」
杏「んーじゃそれでいっかー」
まほ「話はそれだけか?」
桃「いや…まだ…」
杏「うん終わりだよーごめんねー時間とらせちゃって」
まほ「…あぁ…?」
ガチャ…バタン…
桃「会長!良いんですか!?あの話しは!」
杏「んー?良いんじゃない?近いうちに分かっちゃうだろうし…」
柚子「どうぞ」
杏「ありがと」
桃「どうなっても…知りませんよ」
杏「大丈夫大丈夫♪」
全国戦車道大会抽選会場ー
桃「…8だ」
司会「県立大洗女子学園…8番」
まほ「…一回戦はサンダース大学付属高校か…」
杏「今年の優勝候補だねぇ」
柚子「あの…会長…桃ちゃんにクジを引かせるならまほちゃん連れてきた意味は…」
杏「いやぁ、色々と考えたら黒森峰に居たまほちゃんが大洗でクジを引いてたら色々と面倒くさいっしょ?」
まほ「前々から思ってたがまほちゃんはやめてくれ…なんだかこそばゆい…」
柚子「でも、まほちゃんはまほちゃんですよ?」
まほ「…なら私も柚子ちゃんと呼ぶぞ…?」
柚子「はい!喜んで!!」
まほ「……すまない私が悪かった…」
杏「まほちゃん負けー♪」
近くの喫茶店ー
まほ「しかし、一回戦から厄介な所を引いたものだな…」
桃「サンダースはそんなに強いのか?」
柚子「会長も今年の優勝候補と言ってましたけど…」
まほ「サンダース大学付属高校は全国で戦車所有数が1位だ軽く2、30輛は所有してると聞いたが…」
桃「2、30だと!?物量差がありすぎるだろ!?」
まほ「まぁな…だがその物量がものを言わすのは準決勝からだ…それを考えると早めに当たったのは案外良かったかもしれないな…」
桃「どういうことだ」
杏「出せる数が決まってるらしいよ、戦車道の全国大会は」
まほ「そうだ、決勝に進むごとに戦車の使用可能数が増える…だから一回戦で数が少ない内に当たったのは運が良い…と言っても倍以上の戦力差、性能差があるがな…」
桃「そうなのか…だがなんとしてでも勝つ!!そして優勝する!!」
まほ「意気込みだけは良いが…それだけでは勝てないぞ桃…」
エリカ「その通りですね…隊長」
まほ「…!」
桃「誰だ貴様は?」
エリカ「隊長こんな所で何をしているんですか?」
まほ「…私はもう黒森峰の隊長じゃない筈だが…エリカ」
エリカ「そんなことを聞いてません…私は貴女にここで何をしているかと聞いてるんです!!」
まほ「…戦車道の抽選会の帰りに喫茶店によっただけだ…これで良いかエリ…」
みほ「…」
まほ「…み…ほ?」
みほ「…」
エリカ「なぜ、逃げ出した貴女がこんな名も知れない学園で戦車道をやっているんです!!」
まほ「…エリカ、みほは何時から戦車道に復帰した?」
エリカ「隊長!私の質問はッ…」
まほ「何時からだと聞いている!!」
エリカ「(ビクッ)…さ、三週間前…です…」
まほ「私が大洗に来た一週間後に…?」
エリカ「今は貴女の代わりに隊長を勤めてます…」
みほ「…」
まほ「みほ…なぜお前が…あの時、御母様からは今回の大会には出さないと…」
みほ「お母さんが…貴女のせいでまほが出ていったのよって…だからお姉ちゃんの変わりをしなさいって…西住の戦車道を見せなさいって…」
まほ「…本当かそれは…」
エリカ「全部事実ですよ、隊長」
まほ「…」
エリカ「…今日はこれで帰りますが…もし黒森峰に戻る気があれば迎えに来ます…では」
みほ「…」
まほ「…なんて事だ…最悪だ…」
柚子「まほちゃん…」
杏「みほちゃんさ、まだ退院したばかりで本調子じゃないんだって」
桃「会長今、そんなことを!!」
まほ「知っていたのか…」
杏「まぁねー」
まほ「…はぁ…意地が悪いな…杏…」
柚子「まほちゃん、妹さんは今回の大会には出さない、ってさっき言ってたけど…なにか事情が?」
まほ「…少し…長いが…3人には話しておこう…前回の大会で何が起きたのか…」
まほ「あの日…前日から激しい雨が降っていた…」
前回全国大会会場ー
まほ「…エリカそっちの状況は?」
エリカ「こっちの敵は撤退しつつあります」
まほ「了解した、私達が背後に回り込むまで無闇に追撃はするな」
エリカ「了解です」
まほ「…後続車、足場が非常に悪い気を付けて進め(しかし…よく降る…)」
ズガァン!!ズガァン!!
黒森峰 B「敵の砲撃!!」
黒森峰A「対岸だ!!向こうの崖にプラウダの車輌を確認!!」
みほ「皆落ち着いて、お姉ちゃんプラウダの車輌3輛発見」
まほ「こちらも確認した、全車撃ち返せ」
ズガァン!!ズガァン!!ズズガァン!!
プラウダA「うわっ!?」P シュパッ!!
プラウダB「やられた!!」P シュパッ!!
プラウダC「こちら偵察隊…全車やられました…」P シュパッ!!
みほ「ふぅ…危なかった…」
黒森峰A「!?4号車車体が傾いているぞ!!」
黒森峰B「さっきの砲撃で足場が…きゃあ!!」
ガラガラガガガガガガンッ!!
みほ「あッ!?」
まほ「後続車、どうした遅れているぞ?」
黒森峰A「4号車が落ちました!!」
まほ「川にか?」
黒森峰A「いえ、岩場に運良く引っ掛かってますが…」
まほ「なら、自力で安全な場所まで待避し後は回収班に任せる
みほ「ちょっと待って!!お姉ちゃん!!」
まほ「どうした?」
みほ「4号車の車長含む3人が気絶してるって…助けなきゃ」
まほ「…4号車、そちらで何とかしてくれ」
黒森峰 通信手B「え…は、はいなんとかやってみます」
ガラガラ…
まほ「残った車輌はこのまま前進する…」
みほ「待って…時間を下さい…」
まほ「駄目だ…」
みほ「1分だけで良いです時間を下さい!!お願いします」
まほ「…………2分だそれ以上は待たない…5号車は対岸を警戒エリカ少し遅れるがしっかり頼む…」
みほ「ありがとうお姉ちゃん…」
フラッグ車 装填手「副隊長私も行きます!!」
みほ「お願いします!」
まほ「…(視界が悪い…雨も強くなってきたな…)」
みほ「大丈夫?」
黒森峰B通信手「副隊長!?助けに来てくれたんですか!!」
みほ「うん、さぁ時間が無いから早く」
フラッグ車 装填手「車長は私が担ぎます」
まほ「みほ後30秒だ」
みほ「大丈夫、最後の子を助けたから…とっとと…」
装填手「副隊長ー!!全員安全な場所までつれて行きました!!副隊長も早く!!」
黒森峰A車長「隊長!!3時の方向敵戦車ISー2!!」
まほ「!!」
ズガァァンッ!!ガラガラ
フラッグ車装填手「副隊長危ない!!」
みほ「え…」
ガラガラガガンッ!!
みほ「あ…」
まほ「ッ!!みほ!?」
バシャァ…
まほ「みほーーー!!」
ーーーー
ーーー
まほ「敵の砲撃でフラッグ車が落ちてみほが助けに向かった戦車に…衝突したんだ…」
杏「それで妹さんが川に投げ出されたわけだ」
まほ「あぁ…その後フラッグ車をやられて準決勝敗退だ…完全に私の判断ミスだった…だが御母様はみほが私の判断を鈍らせた…そんな子を次回の試合に出すわけにはいかないと…」
柚子「そんな…」
桃「いくらなんでもそれは!!仲間を助けに行ったのだろう?」
まほ「それが西住流だ…」
杏「…で、まほちゃんは大洗に?」
まほ「あぁ…何が正しいのか分からなくなって…気づいたら飛びたしていた…だが、それも間違いだった…結果的にみほを戦車道に引き出す結果になってしまったからな…」
桃「だが、大きな怪我は無かったのだろう?」
まほ「あぁ、外傷はな…」
杏「心の方…かぁ…」
まほ「…病室で目をさましたみほは御母様に酷く叱られた様だ…それから…みほは戦車道に恐怖を抱くようになってしまった…」
桃「なら、今戦車道をやっているのは無理矢理なのか!?」
まほ「恐らく…それに隊長だ極度のプレッシャーに戦車道への恐怖…放っておいたらみほは…御母様はそれを分かってみほを戦車道へ引き出したのかもしれない…」
杏「なら、黒森峰に帰る?」
桃「な!?会長それは!!」
柚子「桃ちゃん…」
桃「…」
杏「やっぱさ…家族の方が大切じゃないかなまほちゃん、まほちゃんが黒森峰に帰るって言うなら止めはしないよ私は…」
桃「…」
柚子「…」
まほ「…いや…今私が帰ってもなにも良くはならない…私が帰ればみほは戦車道を止めてしまうだろうそうなれば御母様とは口も聞けなくなってしまう…なら、みほの実力を御母様に見せつける方が良い筈だ…きっと…」
翌日 黒森峰女学園戦車格納庫ー
みほ「……」
"みほ、貴女の発言はまほの判断能力を鈍らせたのよ"
みほ「……」
"負けると言うことがどれだけ恥か分かっているの?"
みほ「……」
"貴女の戦車道は邪道…西住の戦車道ではないわ"
みほ「……」
ガチャ
装填手「うわぁ!?ビックリした隊長さんなにやってんのこんなとこで!?」
みほ「…ごめんなさい…」
装填手「いや、謝られても…困るんだけどね…よっと」
ガチャン…
みほ「……」
装填手「……あの隊長さん?」
みほ「…みほで良いよ…?」
装填手「その…えっと……みほさん…おかえり…」
みほ「…え?」
装填手「いや…帰ってきたから…」
みほ「…」
装填手「あー…私さ…また、みほさんと同じ戦車で戦車道出来るのが嬉しいよ…」
みほ「…私と?」
装填手「そうそう、みほさんと」
みほ「…でも、私が足を引っ張って前の大会は負けちゃったんだよ…」
装填手「まぁ、確かにそうだよねー…でもみほさんの判断は正しかったんじゃないかな?多分あそこで4号車の人達を助けなきゃ勝ってたかも知れないけど、4号車の奴等は完全に濁流に飲まれてたと思うんだ私は」
みほ「……」
装填手「それに4号車の奴等、みほさんの御見舞いに毎日行ってたんだ、まぁ面会拒否されてショボくれてたけど」
みほ「そうなんだ…」
装填手「皆、誰もみほさんのせいで負けたなんて思ってないよ少なくとも私らは」
みほ「でも…」
装填手「なら、自分の目で確かめてみなよ」
みほ「え……」
ガチャ…
通信手「みほお帰りー!!」
射撃手「おかえり…車長…」
操縦手「おかえりなさいみほさん♪」
みほ「みんな…」
黒森峰B 車長「良くかえってきたわね、副隊長それでこそ私のライバル!!」
黒森峰B 通信手「車長…今は隊長ですよ…それにライバルとか車長の思い込みですよ…」
黒森峰B 車長「う、うるさーい!!」
黒森峰B 操縦手「……おかえり」
黒森峰B 装填手「西住さんおかえりなさい」
黒森峰B 射撃手「みほさんおっかえりー!!」
みほ「みんな……」
装填手「ほらね?」
みほ「みんな…ヒックッ…グスッ…」
通信手「あー泣かしたー!!」
装填手「えぇ!?私のせいか!?」
みほ「ち、違うよ…グスッ…嬉しくて…皆が…おかえりって…グスッ…」
装填手「なんだよかった…」
黒森峰B 車長「ほら、いつまでも泣いていないでしっかりしなさいよ!!今日の試合で負けるつもり?」
みほ「グスッ……ううん…勝とう…皆で…」
黒森峰は準決勝辺りにプラウダ高校とリベンジ戦して欲しいと個人的には思います。
勿論、個人的な意見です。無視しても構いません
>>206
なるほど、それも良いですね考えときます(^^)
大洗vsサンダース校 試合開場ー
沙織「うわーお祭りみたい…」
まほ「サンダース大学附属高校は裕福な学校だからな…まぁ、黒森峰もだが…流石にこんなに自由気ままな事はしないが…」
華「余裕が滲み出てる様に伺えますね…」
優花里「ですが、勝算はあります!!私の偵察で得た情報に西住殿の実力!!力を付けた皆さん!!まだまだ勝てる見込みはあります!!」
ケイ「HEY!オッドボール三等軍曹、なかなかの意気込みね♪」
優花里「!!!!」ビクッ!!
杏「やーやー、サンダース校の隊長さん」
ケイ「oh、アンジー今日は宜しくね!!」
柚子「角谷 杏だから、アンジー?」
桃「馴れ馴れしい奴め…」
ケイ「ところでオッドボール三等軍曹?前は怪我とかしなかった?」
優花里「へ?は、はい…無事でしたけど…」
ケイ「それなら良かった♪今度来るときは偵察じゃなくて遊びに来てね歓迎するわよ♪」
優花里「へ…怒らないんですか?」
ケイ「?」
優花里「いや…首をかしげられても…」
まほ「…」
ケイ「噂は本当だったようね」
まほ「今日は宜しく頼む…」
ケイ「Ok!!正々堂々と戦いましょ!!」
審判「ではこれより県立大洗女学園 対 サンダース大学附属高校の試合を始めます!!両者礼!!」
一同「お願いします!!」
車両待機地点 大洗側ー
まほ「作戦は言った通り少々危険だがチームを複数に分ける、敵のフラッグ車を待ち伏せる三突、フラッグ車を探し三突の前に引きずり出すチーム、フラッグ車に護衛はつけないと優花里の偵察で判明しているが一応気を付けておいてくれ…それと敵の気を引くチーム…以上だ…なお、敵のシャーマンの中にはファイアフライが確認されている…十分に気を付けてくれ」
優花里「はぁぁぁ…緊張します…私が探索隊の隊長なんて…」
沙織「そうかな?適任だと思うけど?」
華「落ち着いて行きましょう♪」
麻子「うむ…」
フラッグ車探索チーム(Bチーム)
隊長 優花里 ー38(t)
副隊長 典子 ー89式
左衛門佐「果報は寝て待て…」
カエサル「寝てはいかんだろ?」
エルヴィン「石の上にも三年じゃないか?」
おりょう「それを言うなら棚からぼた餅ぜよ」
エル、カエ、左衛「それだ!!」
敵戦車待ち伏せチーム(Cチーム)
車長 エルヴィン ー三号突撃砲
まほ「無理に敵の戦車を倒そうとは思うな、敵を引き付けることだけを考えろ」
梓「は、はい!!頑張ります!!」
囮チーム
隊長 まほー四号戦車
車長 梓 ーM3リー
セリフが長引くときは一つの「」にまとめるんじゃなくて
まほ「みほ」
まほ「愛し」
まほ「てる」
まほ「ぞ」
って感じで小分けしてくれると見やすくてとても助かるインデントは使っても使わなくてもだから
>>212
Okok(・ω・`)
つまり…
みほ「おこ」
みほ「とわ」
みほ「り、」
みほ「しま」
みほ「す☆」
だな
サンダース大学附属高校 待機地点ー
ケイ「じゃあ皆!!今日も張り切ってガンガンいくよー!!」
アリサ「ふふ…楽勝よ…勝ったも同然だわ…私達があんな貧弱な戦車しかない所に負けるわけがないのよ…ふふ」
装填手「…またアリサさん独り言言ってるよ…」
操縦手「…最近フラれたみたいだから色々溜まってるんじゃないの?」
アリサ「そこ!!何こそこそ話してるの!!それより、ちゃんとあれはあげてきたんでしょうね?」
装填手「は、はい…でもケイ隊長にバレたらまた怒られますよ…?」
アリサ「うるさいわね、勝てば良いのよ勝てば!!」
ヒュルルルル…ポンッ!!
まほ「パンツァーフォー!!」
ケイ「 all tanks advance!! 」
囮チーム 森の中ー
あや「暑い…」
あゆみ蒸し蒸しするー…」
梓「静かに…」
キュラキュラキュラ
梓「いた…隊長シャーマン3輌発見これより作戦を開始しま…」
ズガンッ!!ズガンッ!!
梓「ッ…!?シャーマンが更に3輌…6輌!?」
あや「見つけた奴もこっち来た!!…9輌とかヤバくない!?」
梓「とりあえず逃げて桂里奈ちゃん!!」
桂里奈「あいー!!」
桃「おい、西住一年チームがシャーマンの総攻撃を受けていると言ってるぞ!!」
まほ「速いな…数は?」
桃「9輌だ!!」
まほ「9輌…ならフラッグ車は情報通り1輌か…一先ずM3の救出だ」
あや「こっちくんなー!!」
ズガァァンッ!!ズガンッ!!
ケイ「HAHAHA当たんないよー!!」
ズガンッ!!ズガンッ!!ズガンッ!!
あや「ひゃー9倍返し!?」
まほ「大丈夫か?」
梓「隊長!!」
まほ「そのまま西に向かえ一旦離脱する」
梓「了解しました!!」
キュラキュラキュラキュラ
まほ「…(しかし…敵の展開が早すぎる気がする…)」
桃「おい西住、一年が2輌程姿が見えなくなったと言ってるがどうだ?」
まほ「…あぁ、今確認した…その2輌が既に正面に回り込んできた…」
柚子「どうするのまほちゃん?」
まほ「そのままシャーマンの間をすり抜ける、下手に迂回すると当たる確率が上がる、M3は私の後に続け」
ズガンッ!!ズガンッ!!キュインッ!!
まほ「ッ…柚子止まるな全力だ!!」
ガガキィンッ!!ガリガリ…
まほ「ギリギリ通れたな…このままここを離れる…」
ケイ「やるわねーあの包囲網を突破するなんて…各車深追いはNGよ」
アリサ「ッ…」
梓「すみませんみほ先輩…」
まほ「いや…あれは仕方がない敵の展開が早すぎただけだ…」
桃「まるで私達があの場所へ来るのを待ち構えてた見たいにも見えたがな…情報が漏れたか?」
まほ「敵に知られるような場所では話してない筈だが…ともかく偵察チームの状況を……」
杏「どったのまほちゃん?」
まほ「いや…思い当たる節があったな…」
アリサ「…」
まほ《フラッグ車聞こえるか?》
優花里《こちらフラッグ車、聞こえてます!!》
まほ《どうにも敵の展開が速い、先に待ち伏せ地点であるA3地点で待ち伏せてくれ》
優花里《了解しました!!》
アリサ「ふふ…あーはっは、馬鹿ね…フラッグ車を待ち伏せさせるなんて…隊長A3ポイントに向かって下さい敵の戦車が居るかも知れません…」
ケイ「どうして分かるの?」
アリサ「女の勘です…」
ケイ「…OK!!A3ポイントに向かうわ!!」
小高い丘の上(A4ポイント)ー
桃「来た!!シャーマンが各方向から来てるぞ!!」
まほ「やはり無線傍受か…となると無線傍受機が打ち上げられてる筈だが…」
杏「あーあれだねー」
まほ「どれだ?双眼鏡を貸してくれ……あぁ、確かにあれだな…よし…」
まほ《まずい…待ち伏せチーム敵が各方向から来ている…待ち伏せは中止すぐに撤退だ》
優花里《り、了解!!》
まほ「…よし後は…」
ピッ…
梓「言われた通り木を紐で戦車に付けたけど…何の意味があるんだろ…」
"ーEnter Enter mission ♪"早く…"ピッ
あや「メール来た!!全力で走れだって!!」
あゆみ「桂里奈ちゃん全力で!!」
桂里奈「あいー!!」
グゥォォンキュラキュラキュラ!!
サンダースA「土煙!?いたぞ追えー」
サンダースB「ケイ隊長、敵発見しましたこれより追撃します!!」
ケイ「OK!!でも無理しちゃダメよ?」
サンダースB「イエスマム!!」
杏「まさか、こんな戦術が使えるなんてねー」
まほ「先人達の知恵だ」
柚子「まほちゃん、エルヴィンちゃんから"M3ではなく38(t)でやればなお良い"って来てるんだけど…」
まほ「そうだな間違いないとでも返しておいてくれ…あと、そっちにシャーマンを誘い込むと伝えてくれ」
柚子「うん、わかった♪」
サン校A 車長「どこいった?」
サン校A射撃手「消えた?」
サン校B 車長「停車…戦車が簡単に消える訳がないわ…きっと何処かの茂みにでも隠れて…」
ウィィィィ…ン
サン校B 射撃手「…ん?」
三突「ー」
サン校B 射撃手「Fuck!!」
エルヴィン「撃てー!!」
梓「撃って!!」
ズガンッ!!ズズガンッ!!
シャーマンB「ー」Pシュパッ!!
サン校A 車長「ま、待ち伏せだ!!撤退!!」
キュラキュラキュラキュラ
あゆみ「逃げちゃう!」
あや「逃がすかー!!」
ズズガンッ!!
梓「あや、おしい!!」
サン校A 車長「こ、こちら追撃チーム、敵に1輌やられましたー!!」
アリサ「なっ!?」
ナオミ「…ッ!!」
ケイ「why!?」
森林地帯ー
"ピロリン♪"
桃「敵、シャーマン1輌撃破…かどうやらもう1輌には逃げられたみたいだな…」
まほ「…なに…1輌でも仕留めれたなら上出来だ…」
杏「でも、無線で連絡出来ないならケータイで連絡するなんて当たり前だけど、思い付かないもんだねー」
まほ「ああ、そこは沙織に感謝だ…桃、フラッグ車探索チームの状況は分かったか?」
桃「今、ここからかなり離れた竹林を捜索中、フラッグ車はまだ見つからず…だと?いつまで悠長に探してるんだあいつらは!!」
まほ「そう怒るな、慎重に探索しているんだろう…38(t)ともかく、八九式ではまともにシャーマンの相手など無謀だしな…」
杏「次はどうするのまほちゃん?」
まほ「そうだな…とりあえず敵の集団を遠ざけようか……各車、東の高台に集結しろそこでまた待ち伏せをする、東の高台に集結しろ以上だ……これで良いだろう…」
竹林 フラッグ車探索チーム 八九式ー
典子「根性ー!!」
ブロロロバキバキバキバキ…
あけび「こんなに音立てながら進んで大丈夫かな…」
妙子「大丈夫じゃない?これだけ広いと簡単には見つからないよきっと」
沙織《バレー部チーム敵のフラッグ車は見つけた?》
妙子「まだ、見つかってないよー」
沙織《ゆかりん、まだ見つかってないって…うん……分かった、バレー部の皆さんはそのまま探索して下さい私達もそちらの探索を手伝います》
妙子「了解でーす、部長38(t)もこっちに来るみたいです」
典子「了解、でも味方が来る前に探しだしてバレー部の手柄にしたいな」
忍「私たちの八九式じゃまともに戦えないですからね…」
妙子「結局、今のところ撃破数0だもんね…こういうサポート面で目立たないと!!」
あけび「なんか、聞いてて悲しくなってきたよ…」
典子「戦車もバレーの練習と同じだ!!こういう地味で目立たない事の積み重ねは今後我らバレー部にも八九式にも大きな宝になる!!」
あけび「部長…」
忍「良いこと言いますね部長…」
妙子「…頑張りましょう部長!!バレー部の為に八九式の為にも!」
典子「よーし!!やるぞーバレー部ファイトー…」
バレー部一同「おぉー!!」
忍「部長、前方に坂道です」
典子「根性で乗り越えろー!!」
ブロロロキュラキュラバキバキバキバキ…
典子「…ぁ…」
アリサ「…ぁ…」
典子-アリサ「……」
コンコン…
典子「右に転換!!急げーッ!!」
キュラキュラキュラ
アリサ「蹂躙してやりなさいッ!!撃てー撃てーッ!!」
ブロロロッ!!ズガンッ!!
バレー部は囮役、敵を誘導する役などと多いな
こういう地道なサポート貢献賞があったら、バレー部が一位だろうな
そういや、アンコウチームとかは呼ばれてないの?
>>224
まほさんだからね、チーム名とか考えないと思ったからAチームとか戦車の名前とかにしてるよ(・ω・`)
チーム名欲しい?
皆、ありがとね(・ω・`)
ドイツ系でなんか考えてみるよ
森林地帯ー
桃「しかし、サンダースの奴らフェアプレイとか言いつつあんなものを使うとは!」
まほ「恐らくあれは…隊長の命令じゃない…」
桃「なぜ、そんなことが言える?」
まほ「…なんとなくだ…しいて言うならサンダースの隊長の眼が真っ直ぐだったから…とでも言っておく…」
桃「なんだそれは意味がわからんぞ?」
まほ「言っただろ…なんとなくだ…」
"ピロリン"
『隊長!!敵のフラッグ車を発見しました!!がこちらも見つかりました!!』
まほ「どうやら八九式がフラッグ車を見つけたみたいだな…」
『そのまま、フラッグ車を誘導しD2ポイントに向かってくれ』
まほ「よし、柚子D2に移動だ桃他の車輛にもメールだ」
桃「もう終わったぞ」
まほ「なら、行こうか…」
キュラキュラキュラ
典子「そーれッ!!」
パシッ…ボシュッ!!
サン校P車 操縦手「うわっ!?煙幕だ!!」
サン校P車 射撃手「見えない…」
ズガンッ!!
アリサ「装填急ぎなさい!!」
サン校P車 装填手「すみません…弾が遠くて…」
アリサ「なら機銃よ」
サン校P車 射撃手「機銃で撃つなんてカッコ悪いじゃないですかぁ!?」
アリサ「んなこと言ってる場合か!!手段を選ぶな!!」
ズガン!ガキィン…タタタタタタ…
アリサ「忌々しいわね…この煙幕…」
サン校P車 操縦手「車長、もう少しで煙幕晴れます!!」
アリサ「なら、あのボロッちい戦車を叩き潰してやるわ!!」
キュラキュラキュラキュラ
アリサ「え…?」
サン校P車 射撃手「正面に4号戦車、三突、M3!!」
アリサ「な、なんで…あいつ等、待ち伏せする為に丘に向かったんじゃ…ッストップストップッ!!」
ギャギャギャズガンッ!!
サン校P車 装填手「きゃ!?」
優花里「五十鈴殿、惜しいです!!」
アリサ「ちょっと、どういうことよこれ!?なんで大洗の戦車全部いるのよ!!」
ズガンッ!!ズズガンッ!!ズガンッ!!
アリサ「なんで…なんでよ!?ッ…後退!!後退よ!!」
キュラキュラキュラズガンッ!!
アリサ「ッ…とりあえず隊長に…」
まほ《…サンダースのフラッグ車…無線傍受しているなら聴こえているだろう?》
アリサ「ッ!!」
サン校P車 装填手「バレてますね完全に…」
まほ《残念だが無線傍受が仇となったな…同じ手は簡単には喰わない…黒森峰と戦った時も同じ手を使ってただろう?》
アリサ「ッ…こいつ!!」
まほ《最後になるが…まぁ、聴こえてるか分からないが…隊長の方針に従わない者は痛い目を見るとこれを機に覚えておくんだな…》
サン校P車 射撃手「うわぁ…いまれましたね?」
アリサ「五月蝿いわよッ!!兎に角、隊長に…」
38(t)だよ(・ω・`)
>>218で優花里の38(t)とまほが通信してるよ
>>235
おお、ほんとだ。文章が読み足りなくてすみません。
ただ、次の試合のときに、戦力表・作戦表にフラッグ車を表記した方が見やすいかもしれないですね。
>>236
了解(・ω・`)
ケイ「あ、ちょっとアリサ、敵なんて何処にも居ないわよ?」
アリサ《それが…今、大洗の戦車全てから攻撃を受けてまして…》
ケイ「なんで!?」
アリサ《いや…あの…無線傍受を逆手に取られたのかと…》
ケイ「ばっかもーんッ!!」
アリサ《も、申し訳ありません…》
ケイ「戦いはいつもフェアプレイでって前も言ったでしょ!!」
《ズガンッ!!ズズガンズガンッ!!》
ケイ「ッ…兎も角、逃げ回りなさい!!」
アリサ《イエス、マム》
サン校P車 射撃手「ほら、やっぱり怒られたじゃないですかぁ!!」
アリサ「五月蝿い!!そもそも無線傍受機を見えるような位置に打ち上げたあんたが悪いのよ!!」
サン校P車 射撃手「うわ!?酷いですよ、打ち上げさせておいてそんなことが言うのは」
アリサ「五月蝿い五月蝿い五月蝿い!!」
サン校P車 装填手「はぁ…」
アリサ「五月蝿い!五月蝿い!外すと罰金よ!罰金!」
アリサの中の人がハルヒと一緒だと知っていた?
>>241
知ってるよ(^^)
まほ「…さて後はフラッグ車を仕留めて終いだ…」
杏「いやぁーまほちゃん、かっこよかったよー」
まほ「もし聞こえていなかったら只の独り言だがな…」
緩やかな丘ー
ケイ「うーん…無線傍受しといて全員で行くのもあれだし…こっちも5輌で行こうか?ナオミ出番よ♪後3輌は適当に着いてきて残りは待機よ!」
ナオミ《イエス・マム》
サンダース大学附属高校
サン校D車 ケイ
サン校E車 ナオミ
サン校F車
サン校G車
サン校P車 アリサ
ケイ「さて、面白くなってきたわよ!!」
ズガンッ!!ズズガンッ!!
アリサ「なんで私があんなちんちくりんな戦車に追い回されなきゃならないのよ…」
ズズガンッ!!ガキィンッ!!
アリサ「戦車の性能も数もこっちが上なのよ!?」
ズガンッ!!ガキィンッ!!
アリサ「なのに、あんな軽戦車みたいな奴らに私は追いつめられてるのよ!!」
サン校P車 射撃手「大体、車長のせいじゃないですかー」
アリサ「うるさいわね!!」
ゲシゲシッ!!
サン校P車 射撃手「いた、いたたた」
ズガンッ!!
まほ「どこに撃ってるんだ相手は…」
柚子「射撃手が桃ちゃんみたいな子だったりして…」
桃「どういう意味だ!!」
"ピロリン"
沙織《まほさん、ゆかりんが…西住殿!!そろそろ相手の追撃が来るのでは無いのでしょうか?って言ってます》
まほ「…《そうだな、何輌か待ち伏せさせようか》」
ピッ…
"ピロリン"
まほ「早いな…」
沙織《了解でーす(*^^*ゞ》
まほ「…《三突とM3リーを待ち伏せさせよう残りはフラッグ車追撃だ》」
ピッ…
"ピロリン"
まほ「…なんでそんなに早いんだ……」
沙織《全員に回しました♪》
左衛門佐「しかし…待ち伏せは良いが」
カエサル「我々だけでやれるのかどうか…」
エルヴィン「確かに8対2は少しキツいだろう」
おりょう「別に全て倒さなくとも相手のフラッグ車を仕止める時間を稼げば良いだけぜよ」
カエサル「上手く足止め出来ると良いが…」
エルヴィン「来たぞ!!」
左衛門佐「…4輌しか居ないぞ…」
カエサル「残りの4輌は何処に…」
エルヴィン「斥候か?いや、この状況で援軍を送らない筈はない…兎に角、今は我々の任務を果すぞ!!」
ズズガンッ!!
おりょう「M3が撃ったぜよ」
左衛門佐「早くないか?」
ズガァァァンッ!!
M3「ー」Pシュパッ!!
カエサル「あぁ、M3がやられた!?」
エルヴィン「落ち着け、あれはファイアフライか…」
おりょう「どうする?」
エルヴィン「作戦通り足止めするぞ!!」
ケイ「ナオミ、ナイスよ!」
ナオミ「いえ…」
ズガンッ!!
ケイ「まだ居たのね?」
サン校F 車長「隊長とナオミさんは先に行ってください」
ケイ「OK、ナオミ行くわよ!!」
サン校G 車長「三突か砲頭のない戦車に負けるわけないわ!!」
ズズガンッ!!
おりょう「2輌逃がしたぜよ!!」
エルヴィン「構わん今は目の前のシャーマン2輌だ撃てー!!」
ズガァァァンッ!!
意外だな、捨て奸とかそういう歴史的な披露をすると思ったんだがな
しかし、エルヴィンは冷静に判断しているな
後、砲塔だよ。頭じゃないよ
>>255
本当だね、ミスってる(・ω・`)
ズズガンッ!!ズガンッ!!
杏「なかなか当たんないねー」
まほ「行進間射撃は難しいからな、それを考えると八九式チーム優秀だ…威力のある砲さえあればエースになれただろうな…」
桃「しかし、こういつまでも逃げられていては埒が明かんな…」
まほ「確かにな、敵にも何れ追い付かれるだろうしな…」
桃「何とか出来んのか?」
まほ「確実なのは高いとこから止まって撃つ事だろうな…リスクは大きいが…」
アリサ「ちょっといつまであの軽戦車に追い回されるつもりよ!!撃ちなさい!!当たれば1発なのよ!?」
ズガンッ!!
アリサ「何なのよ…ちょこちょこ逃げ回って!!」
サン校P 射撃手「…車長、ちょっとうるさくて集中できないじゃないですか!!」
アリサ「五月蝿いわね!!言い訳してないで撃ちなさい!!」
サン校P 装填手「はぁ…(パニクったら冷静さかけちゃう癖、直してくれないかな…)」
サン校P 通信手「…(空気が悪くなってきたな…なんとかここはこの場を和ませる一言を…)」
アリサ「あぁ!!もう!!なんでこう上手くいかないのよ!!敵に無線傍受は逆手に取られるわ、軽戦車みたいな奴らに追い回されるわ、挙げ句の果てには無線傍受のことで隊長にもどやされるわよきっと!!」
サン校P 通信手「(きたッ!!ここだ!!)…それにタカシ君にもフラれましたしねーHAHAHA」
サン校P 射撃手「!!」
サン校P 装填手「!!」
アリサ「……」
サン校P 通信手「……あれ?」
サン校P車 通信手「…痛い…」
サン校P車 射撃手「なんで私まで殴られたのか…」
アリサ「自業自得でしょうが!!あぁもうッ駄目だこんな奴等ばかりじゃ勝てるわけが無いわよーッ!!」
ズガァァァンッ!!
アリサ「!!」
まほ「…来たか…」
沙織「ちょっと、ゆかりん今の音何!?」
優花里「ファイアフライです…相手の援軍が来たんですよ…となるとM3リーと三突は…」
麻子「やられた可能性が高いな…」
沙織「それってヤバくない?私達あと3輌しか居ないって事じゃん!!」
アリサ「キタァァァアッ!!」
サン校P 射撃手「やったー助かったーッ!!」
アリサ「ふふふ、こうなったらこっちの勝ちよ!!撃ちなさい!!」
ズガンッ!!ズズガンッ!!
まほ「…不味いな…」
杏「こやまーあの丘登ってー」
まほ「杏?」
杏「一か八か賭けてみる?」
まほ「…面白い…杏に任せよう…八九式は38(t)を守ってくれ私達は丘からフラッグ車を狙う」
典子《了解です!!》
優花里《了解しました!!》
ケイ「ん?アリサ上から来るよ!!」
アリサ「ッ…」
ナオミ「隊長私が行きます…」
ケイ「OK任せたわ♪」
まほ「ファイアフライが着いてきたか…」
ナオミ「……」
まほ「………柚子、左に回避!!」
柚子「はい!!」
ズガァァァンッ!!
ナオミ「ッ…」
まほ「よし…ファイアフライが次弾を撃つまでが勝負だ…」
杏「あいよー」
桃「会長頼みます!!」
杏「砲塔が追い付かない…こやまーゆっくり右に転換」
柚子「はい」
杏「よーし…そのまま……今だ、もらっ…」
ズガンッ!!ズガンッ!!
まほ「ッ…下からか!?」
杏「外した!!かーしま装填!!」
ズガァァァンッ!!
まほ「くッ…しまった!?」
4号「ー」 Pシュパッ!!
ケイ「簡単にはやらせないわよ」
ナオミ「隊長助かりました…」
まだだ
まだ終わらんよ
最強の操縦手麻子と最強の砲手華さんを持つあんこうチームが残っている
>>265
バレー部の八九式も忘れないであげてね(・ω・`)
優花里「四号戦車が…」
沙織「ゆかりん、どうしよ私達だけだよ!?」
優花里「え、えっと…」
華「沙織さん落ち着いてください…」
麻子「そうだ沙織、慌てても仕方ない…」
沙織「でも、このままじゃやられちゃうよ!!」
優花里「フラッグ車さえ倒せれば…でも38(t)と八九式の火力じゃ…」
ズズガンッ!!ガキィンッ!!
沙織「きゃぁ!?」
優花里「あぁ、どうすれば…何も思い浮かばないです!!」
華「優花里さん…」
沙織「…?ゆかりんちょっと待って…」
優花里「どうしたんです武部殿?」
アリサ「ははは、ざまぁ無いわね所詮あんた達はありよあり!!踏み潰されるね!!」
サン校P車 射撃手「相手が逃げ出しましたよ?」
アリサ「ふふ、無駄な足掻きね追いなさい!!こんどはこっちの番よ!!」
ケイ「アリサ気を付けてよ?」
アリサ「分かってますよ」
ズズガンッ!!
優花里「ッ…」
典子「撃てー」
ズガンッ!ガキィンッ!!
ズガァァァンッ!!
典子「うわぁ!?」
八九式「ー」Pシュパッ!!
桃「八九式もやられた、もうだめだ…」
柚子「桃ちゃん…」
杏「……」
まほ「……本当にもう駄目か…?」
桃「見たら分かるじゃないかーグスッ…」
柚子「桃ちゃん泣かないで」
杏「よしよし…」
アリサ「はっはっは、さぁ後はフラッグ車だけよ!!」
沙織「ゆかりん!!」
優花里「はい…冷泉殿頼みます!!」
麻子「うむ…掴まれ」
ガガガガガッ!!
サン校P車 操縦手「あ、相手の38(t)が消えた!?」
アリサ「そんなわけないわ、この先は崖よ降って行ったんでしょ追いなさい!!」
ケイ《アリサ相手は見失ってない?》
アリサ「大丈夫です、崖を降って行ったみたいなので追っています」
ガガガガガッ…
ケイ《ちょっと、ちょっと深追いしちゃ駄目よ?》
アリサ「大丈夫ですよ、相手は38(t)シャーマンが負けるはずありません」
ケイ《そう言う問題じゃ…》
サン校P車 操縦手「しゃ、車長ッ!!」
アリサ「なによ、どうし…」
三突「ー」
アリサ「なんで、こんな所に三突がッ…」
エルヴィン「撃てーッ!!」
ズガンッ!!
シャーマンP車「ー」Pシュパッ!
優花里「や、やった…」
沙織「勝ったの…?」
優花里「私達…勝っちゃいました…」
審判「サンダース大学付属高校、フラッグ車走行不能!!大洗女学院の勝利!!」
審判「これで試合を終わります、両者…礼!!」
一同「ありがとうございました!!」
エルヴィン「やったなグデーリアン?」
優花里「いえいえ、それよりエルヴィン…シャーマン2輌相手にどうやって勝てたんですか?」
左衛門佐「よい、質問だ…」
カエサル「うむ、よい質問だ」
おりょう「よい質問ぜよ」
エルヴィン「うむ、特別に我らの勇姿を語るとしよう…あれはシャーマンの…」
杏「いやー後輩に助けられるなんてねー」
まほ「…よくやってくれたよ彼女らは…」
杏「後で何か良いものでもあげよっかな?」
まほ「……杏、すまなかったな…」
杏「?」
まほ「私の判断が甘かった為に…もう少し考えて判断するべきだった…」
杏「なに言ってんのまほちゃん、謝る必要なんてないよ?」
まほ「え…」
杏「まほちゃんは、私を信じて判断したんだから何も悪くないし、むしろ私を信じてくれたまほちゃんの方に迷惑かけちゃったね?」
まほ「いや、そんなことは…」
杏「謝るならまほちゃんの期待に応えれなかった私の方だよまほちゃん」
まほ「…」
杏「でもさ、次は期待に応えて見せるよ?」
まほ「………あぁ」
ケイ「HEY、アンジーまほ!」
まほ「サンダースの…!?」
ダキッ
ケイ「exciting!!今日はとっても楽しかったわ♪まほ、久々にこんな試合が出来て良かったわ♪」
まほ「あ、あぁ…」
ケイ「あぁ、それと無線傍受の事は本当にごめんね?後でみっちり絞り上げるから」
まほ「程々にな…それより聞きたいんだが…何故、全ての戦車で追いかけて来なかった…?」
ケイ「戦車道は戦争じゃない互いの力を磨いてぶつけるスポーツと同じ…私は何をしてでも勝つとかそう言う戦車道はしたくないの…道を外れたら戦車が泣くでしょ?」
まほ「…」
ケイ「おっと、もうこんな時間…じゃ、アンジーまほまたね♪」
まほ「…戦車道は戦争じゃない…か…」
杏「ん?まほちゃん何か言った?」
まほ「いや…さぁ、私達も行こう…」
柚子「まほちゃん!!会長ーッ!!大変です」
まほ「柚子どうした?」
柚子「はぁ…はぁ…まほちゃん……妹さんが倒れたって今連絡が…」
まほ「!!」
ゆかりんがサンダースに単独潜入してからじゃなかったっけ?まぁ、気にしない気にしない・ω・`)
まほ「それは本当か…本当なのか!!」
ガシッ
柚子「わわッ!?」
杏「まほちゃん落ち着きなよ、こやま…それ本当?」
柚子「は、はい…ついさっき黒森峰の副隊長さんから電話で…迎えに行くと…」
まほ「私のせいだ…私のせいでみほが…」
杏「まほちゃん、とりあえず落ち着きなよ焦っても何もならないよ…かーしま、ちょっとあと始末頼む…」
桃「はっ!かしこまりました」
まほ「……」
数時間後ー
バラバラバラバラ…
柚子「大丈夫かなまほちゃん…」
桃「あれだけ取り乱した西住を見たのは初めてだ…」
杏「まほちゃんなら大丈夫っしょ…さぁ、かーしま、こやま私達は私達の出来ることしよっか?」
海上上空 ヘリ内部ー
エリカ「……」
まほ「……」
エリカ「隊長…」
まほ「…なんだ…?」
エリカ「いえ…」
まほ「…」
エリカ「……」
黒森峰学園艦 病院ー
みほ「……」
まほ「…みほ」
エリカ「医者が言うには過度なストレスによる物だと…あと数時間すれば目を覚ますと…」
まほ「そうか…良かった…」
エリカ「えぇ、良かったです…全く 」
まほ「…みほはいつ倒れたんだ?」
エリカ「こちらの試合が終わった後です…」
まほ「詳しく聞かせてくれ」
エリカ「はい…」
エリカ「知波単学園との試合の後、整列の時に倒れたんです…試合中には指示をだしつつ順調に試合は進めていたのですが…」
まほ「みほと同じ戦車に搭乗していた子達からも話を?」
エリカ「はい、病院まで付き添いで来ていたので一応全員から聞きました…」
エリカ「ほとんどがいつもと変わらずと言っていたんですが…装填手はいつもより落ち着かない雰囲気で無理に笑っていた様に見えたと言っていました…」
まほ「…そうか…」
みほ「……」
まほ「…」
エリカ「隊長…今からでも黒森峰に帰ってきてはもらえませんか…?」
まほ「…まだ私を隊長と呼んでくれるんだなエリカ」
エリカ「話を反らさないでくださ…」
まほ「エリカ…今の私は大洗の隊長だ…責任をもって全うしなければならない…」
エリカ「責任をって…じゃあ何故、黒森峰の隊長は全うしないんですか!?」
まほ「…すまない…」
エリカ「すまないって……はぁ、いや今はそんな事じゃないですね…私こそすみません…」
まほ「いや……それより付き添いで来ていた子達は…?」
エリカ「帰らせました、他にも来てましたが迷惑になるかと思い帰らせましたが…」
まほ「そうか……御母様は来たか…」
エリカ「隊長のですか?いえ…見てませんが…」
まほ「それは本当か?」
エリカ「はい…面会者が来たら声をかけてもらうように言いましたので…」
まほ「……そうか…エリカわざわざすまなかったな…」
エリカ「隊長?もう帰るんですか?目が覚めるまでいた方が…」
まほ「いや…止めておく…みほの無事を確認しただけで十分だ…それに今は会うべきじゃない…」
エリカ「……分かりましたなら、大洗まで送ります…」
まほ「…それは少し待ってくれ…」
エリカ「?」
まほ「少し…行くところが出来た…」
エリカ「行くところ…ですか?」
まほ「あぁ…西住の家にな…」
西住邸ー
まほ「……」
しほ「よく帰ってこれたわねまほ…」
まほ「…帰って来たわけではありません…尋ねたい事があり寄りました…」
しほ「手短に私は忙しいのよ…まほ」
まほ「はい、では…みほが倒れた事はご存知ですか?」
しほ「えぇ、黒森峰の副隊長から電話があったわ…それがどうしたのかしら?」
まほ「何故、みほの様子を見にこられなかったのですか?」
しほ「命に別状はない…なら、いく必要はない筈よ…みほの体調管理がなってなかったそれだけよ…」
まほ「本気で言っているのですか…」
しほ「本気も何も…事実でしょう外まで送って頂戴
菊代「はい…お嬢様…」
まほ「ッ…失礼します…」
西住邸 中庭ー
まほ「…」
菊代「まほお嬢様大丈夫ですか…?」
まほ「すみません菊代さん…無理を言って入れてもらって…」
菊代「良いんですよ、ここはまほお嬢様の自宅なのですから…それよりみほお嬢様はどうでしたか…?」
まほ「みほは大丈夫ですよ、そろそろ目を覚ましてると思います……菊代さん、みほの事…」
菊代「わかっています、任せてください」
まほ「ありがとうございます…」
黒森峰 グラウンドー
バラバラバラ…
まほ「エリカ今回の事…ありがとう…」
エリカ「礼を言われるような事はしてませんよ…」
まほ「…」
エリカ「どうしました?」
まほ「エリカ…みほを支えてやってくれ…」
エリカ「急に何を…」
まほ「こんな事を言うのは…我が儘なのは分かっている…だがお願いだ…みほを支えてやってほしい…」
エリカ 「…確かに我が儘極まりないお願いですね…」
まほ「……」
エリカ「…分かりました…」
まほ「エリカ…すまない」
エリカ「と言うより…私が支えなくても大丈夫なはずですけどね…」
まほ「…どういう意味だ…?」
エリカ「…知りたいのでしたら今から病室に戻るか…決勝戦まで残れば分かりますよ…」
まほ「……?」
エリカ「さぁ、もう行ってください…隊長にはやるべき事が沢山あるでしょう?」
まほ「…あぁ…じゃあ…決勝戦で会うとするか…」
エリカ「約束ですよ…」
まほ「あぁ…」
バラバラバラ…
エリカ「全く…なんか柄にもない事なんて言うもんじゃないわね…ちょっと恥ずかしかったし…//」
黒森峰 病院ー
エリカ「…あら?目が覚めていたの?」
みほ「あ…エリカ…さん…」
エリカ「……で、クローゼットの中のあんた達は何をしてるのかしら…?」
射撃手「ギクッ…」
操縦手「バレた…」
通信手「誰もいないでーす!!」
装填手「バカっ!!声だしちゃダメでしょ!?」
ガタガタガダ…バタンッ!!
エリカ「はぁ…あんた達ね…」
装填手「すみません…あはは…」
みほ「エリカさん…さっき黒森峰のグラウンドから飛んだヘリは…」
エリカ「……」
皆さんあけおめ(・ω・`)
今年もよろしくね
みほ「やっぱり…お姉ちゃんだったんだですね…」
エリカ「えぇ、貴女を心配して駆け付けていたのよ」
みほ「…そうだったんですか……あの…エリカさん、それと皆…迷惑かけてごめんなさい…」
エリカ「やめてよ、謝る必要なんてないわよ」
通信手「そうだよーみほさんは悪くないよ!」
操縦手「…悪くない…」
射撃手「そうそう、気にしすぎですよ車長は」
装填手「むしろ、みほさんに頼りすぎた私達が悪いと思うよ…」
みほ「そんな事…」
エリカ「はいはい、やめやめ…誰が悪いとか決めてる場合じゃないの…それより次のグロリアーナとの戦い…出れる?」
みほ「ぁ…はい、大丈夫だと…思います…」
エリカ「無理して出なくても良いわよ?」
装填手「そうそう、無理して出なくても私達が頑張りますよ!!」
みほ「…ありがとう皆…でも、大丈夫…ちゃんと次の試合には出ます…私だけゆっくり休んでいるのもどうかと思うし…」
エリカ「…そう、なら良いわ…じゃあ今日は帰るわよ、ほらあんた達も帰るわよ!!」
みほチーム一同「はーい」
エリカ「じゃあ、帰るけど…明日作戦練るから少しは考えときなさいよ?」
みほ「はい…わざわざありがとうございます…」
エリカ「じゃ…」
ガラガラ…パタン…
みほ「……お姉ちゃん…」
大洗学園艦ー
まほ「わざわざすまなかった…エリカにも礼を言っておいてくれ」
黒森峰 ヘリパイロット「はい、まほさん…ちゃんと伝えておきます、では!!」
バラバラバラ…
まほ「…ふぅ…」
杏「お帰りーまほちゃん!」
まほ「杏…こんな時間まで待っていたのか?」
杏「たまたまだよ、新しい戦車見つけたから自動車部に走れるようにしてもらってるからさ♪監督役でね」
まほ「新しい戦車…?」
杏「ふふん…見たいなら着いてきなよ♪」
大洗学園 戦車格納庫ー
ツチヤ「おーいホシノーそこのレンチ取ってー」
ホシノ「はい」
ツチヤ「サンキュー」
杏「やーやーはかどってる?」
スズキ「会長さんと隊長さん?」
まほ「…これは…ルノーB1bis…フランスの重戦車じゃないか…」
杏「そ、大洗初の重戦車だよ♪」
ツチヤ「あ、会長さん良いところに…四号の改修終わってますよ見てきてくださいよ♪」
杏「おー仕事が速いねー」
まほ「四号を改修?」
杏「ちょっとばかし良いもん見つけてさー」
四号F2「ー」
まほ「これは…」
杏「四号戦車F2型…戦車探し回ってたら砲身見つけてきたみたいでさー取り付け頼んだんだよねー、装予備パーツで装甲もちょっとばかし厚くなったよ」
まほ「…杏…」
杏「まほちゃん2回戦も頑張ろっか!」
まほ「…あぁ…ありがとう…」
大会2回戦 大洗女子学園vs継続高校 ー
まほ「今回の対戦校の戦車だが…」
エルヴィン「ヴィッカース6t戦車TypeBに…T-26にT-34/76とT-34/85…」
優花里「ロシア戦車が多いですね…」
まほ「あぁ…後このKV-1Eが厄介だ重装甲と76.2mmが脅威だな…」
おりょう「三突が沢山いるぜよ…」
エルヴィン「主力は三突みたいだが…」
まほ「性能上待ち伏せされたら厄介だな…」
杏「まぁ、戦車の性能が勝敗を分かつ訳じゃないっしょ?」
まほ「その通りだ杏…性能が勝敗を決める訳じゃない…」
優花里「私もそう思います!!」
エルヴィン「うむ、確かにな」
まほ「けっして勝てない相手ではない…作戦通り動けばチャンスは必ず来る…」
継続高校ー
フラッグ車
・KV-1E(継続P)×1輛
その他
・KV-1E(継続A)×1輛
・三号突撃砲G型×4輛
(継続B.C.D.E)
・T-26×1輛
(継続F)
・T-34/76×1輛
(継続G)
・ヴィッカース6t戦車 TypeB×2輛
(継続H.I)
県立大洗女子学園ー
フラッグ車
・38(t)
車長 兼 通信手 兼 装填手 沙織
射撃手 華
操縦手 麻子
その他
・四号戦車F2型
車長 まほ
射撃手 杏
装填手 桃
操縦手 柚子
・三号突撃砲G型
車長 兼 装填手 カエサル
操縦手 兼 通信手 おりょう
射撃手 左衛門佐
・M3リー
車長 兼 射撃手(37mm) 梓
通信手 優季
射撃手(75mm) 兼 装填手(75mm) 紗希
装填手(37mm) あゆみ
操縦手 桂利奈
・八九式中戦車
車長 兼 装填手 典子
通信手 妙子
射撃手 あけび
操縦手 忍
・ルノーB1bis
車長 兼 射撃手(47mm) 優花里
装填手(両方) 兼 通信手 エルヴィン
操縦手 兼 射撃手(75mm) あや
※完全オリジナルになっちゃいます(・ω・`)
小高い丘ー
継続A 副隊長「隊長、大洗の車輛を発見しました…M3リーとルノーです」
継続P 隊長《了解したわ…作戦通りにtypeB2輛で様子見して出来れば例のキルゾーンに誘導して頂戴》
継続A 副隊長「了解です隊長!!…H号車I号車作戦通りに敵の様子を見てキルゾーンに誘導可能なら誘導して頂戴!」
生い茂った林ー
継続P 隊長「やっと巡ってきたこのチャンス…無駄には出来ないわ…」
継続P 装填手「ですね…昨年は1回戦からプラウダ高校…さらに昨年は黒森峰…その更に昨年はサン…」
継続P 隊長「えぇい!!やめい!!悪夢を思い出させるな!!」
継続P 通信手「隊長、くじ運悪いからねー…いや、強豪ばかり引くから逆に良いのかな?」
継続P 操縦手「でも、今年のおみくじは末吉だったよ?」
継続P 隊長「なんであんたがしってんのよ!?じゃなくて…今回は強豪校を引かずに2回戦まで来て、さらに相手の大洗はサンダースを倒したみたいだけど、聞けば戦車道が今年復活したルーキー校よ!!こんなチャンスはもうないわよ!!」
継続 P操縦手「でも、相手の大洗には黒森峰の隊長が隊長してると聞いたんですが…我々の手の内が読まれてるんじゃ…」
継続P 隊長「あのね…1回戦敗退常連の私達の戦いなんて常勝黒森峰が覚えてると思う!?」
継続P 操縦手「……隊長…自分で言って悲しくないですか?」
継続P 隊長「悲しいよッ!!でも事実だもの!!だからこそ今回は準優勝まで行くのよ!!」
継続P 装填手「優勝じゃないんですね…」
継続P 隊長「現実味あって良いでしょ!?ほっといてよ!!」
継続A 車長《隊長敵のM3リー、ルノーを引き付けに成功しましたこのままキルゾーンに誘導するとの事です!!》
継続P 隊長「分かったわ、さぁおふざけはお仕舞いよ…全員作戦通りに行動…油断は禁物…わかった?」
継続 一同《おぉーッ!!》
あや「センパイ、ルノーのスピード上がらないです」
優花里「そうですね…初陣ですから無理もないですよ」
エルヴィン「だが、早めに調子を取り戻して貰わないとこの先は危険だぞ」
優花里「確かに…」
数時間前ー
桃「敵の主力は三突、なら待ち伏せの可能性は高いと?」
まほ「あぁ、恐らく…ここか、ここが待ち伏に適している…只でさえ木が生い茂ってる中でここが誘い出しやすい筈だ…」
桃「なら、この場所は避けねばならないと言うことか…」
まほ「いや…あえて引っ掛かる…」
桃「なに!?」
まほ「あえて引っ掛かり敵の技量…戦術を見極める…」
杏「なるほど…斥候って訳だ?」
まほ「あぁ、だがかなりの危険性がある…もし技量が高ければ全滅だ…これは戦術も巧くても同じだ…だからそこそこの装甲のあるM3、ルノーで斥候をつとめてもらう…」
梓「わ、私達ですか!?」
まほ「駄目か?」
優花里「いえ!!やりましょう!!西住殿」
梓「が、頑張ります!」
まほ「ありがとう」
杏「で、敵の技量を見つつ相手の三突の位置が分かり次第撃破って事でいいかな?」
まほ「あぁ、それも良いが出来ればフラッグ車を探しだしたい…これは三突と…そうだな私達の四号で探す」
典子「私たちはどうすればいいですか!!」
まほ「八九式は38(t)の護衛だ…我々のフラッグ車は無闇に動かない様にな…」
典子「了解です!!」
沙織「わかりましたー」
まほ「では作戦通りに…」
優花里「ともかく…敵の技量と戦術を見極めなければ…」
エルヴィン「あぁ、我々の任務は責任重大だ!」
あや「あ…先輩、相手の戦車が別々に逃げました!!」
梓《先輩、別々に追いますか?》
エルヴィン「グデーリアン、どうする?」
優花里「…いえ、個別に行動するのは危険です…視界が悪いですし…死角が多いので互いにカバーしながら、敵を見失った感じで進みましょう」
梓《了解しました!》
継続A 副隊長《こちらキルゾーン…M3…ルノー…掛かりました…》
継続P 隊長「了解、じゃあ作戦通りに…」
継続A 副隊長《はっ!!》
継続P 隊長「ふふ…上手く掛かったわね…罠とも知らずに…攻撃隊は?」
継続P 通信手「目標から…約900mの位置に停車…攻撃準備完了との事です…」
継続P 隊長「そう…じゃあ始めましょうか?」
ズガンッ!!ズガガンッ!!
梓《先輩!!砲撃です!!2時の方向!!》
エルヴィン「12時の方向にもいるぞ!!」
優花里「10時の方向にもいますね…私たちを囲う形で…配置ですか…」
エルヴィン「グデーリアンどうやら相手の射撃手は腕が良いみたいだな全弾私達の5m以内に着弾してるぞ…」
優花里「あの距離から…技量はありますね…一旦ここを離れます着いてきて下さい!!」
梓《はい!!》
キュラキュラキュラ
継続A 副隊長「…こちらキルゾーン…相手の戦車が西へ逃げ出しました…」
継続P 隊長《了解、作戦通りに行きましょう》
ズガンッ!!ズガガンッ!!
優花里「よし…着いてきてる…西住殿…こちら囮チーム敵が食いつきました!!今なら背後から攻撃出来ます!!尚、敵は草木を張り付けてカモフラージュしているので注意願います!!」
まほ《了解、一旦フラッグ車の探索を中断してそちらに向かう》
エルヴィン「……」
優花里「エルヴィン?どうしました?」
エルヴィン「いや…何か違和感が……」
優花里「違和感…ですか?」
エルヴィン「あぁ…私達を追撃してくるあれは…本当に三突なのか?」
優花里「どうゆう事ですか?」
エルヴィン「…いや、三突と砲撃音が違う気がする…」
優花里「…砲撃音が…」
ズガガンッ!!ズガンッ!!
優花里「…そう言われれば…何か違和感が…」
まほ《追い付いた、背後から攻撃する》
ズガンッ!!ズガンッ!!シュパッ!!
杏「よし!!仕留めたよまほちゃん!!」
まほ「あぁ……ッしまった!!」
杏「どうしたの?」
まほ「罠だここにいるのは三突じゃない!!」
typeB「ー」パタパタP
桃「なら三突はどこに…まさか!!」
林の中ー
沙織「あー…暇だねー」
華「そうですね…」
沙織「…」
華「…」
沙織・華「のどか(ですね)だね」
麻子「…ぐぅ…」
まほ《ーフラッグチーム、八九式と一緒に今すぐその場を離れろ!!》
沙織「うわぁ!?ビックリした…」
華「どうかしたんですか?」
まほ《悠長に話してる暇はない今すぐ離れるんだ!!》
沙織「そんな事言ったっ…うわぁ!?」
キュラキュラキュラッ!!
ズガガンッ!!!ズガンッ!!
麻子「…危なかったな…」
沙織「麻子?寝てたんじゃ…」
麻子「五月蝿くて目が覚めた…」
華「それより、今の砲撃は…」
まほ《敵の三突だ》
沙織「えぇ!?三突はそっちに居るんじゃ…」
ズガガンッ!!ズガンッ!!
沙織「きゃあ!?」
典子「くっそー撃ち返したいけど姿が見えない!!」
ズガガンッ!!ズガンッ!!
まほ《兎も角、我々が助けに向かうそれまで持ちこたえてくれ!!》
沙織「や、やってみます!!」
森の外 茂みー
継続P 隊長「ふふ…掛かったわね…あらかた三突が待ち伏せてると思い込んでたんでしょうけど…」
継続P 装填手「さすがは隊長、転んでもただでは起きないですね」
継続P 隊長「当たり前よ!!今まで散々負けてきたのよ、嫌でも色んな戦い方が頭に入るわよ!!」
継続A 副隊長「隊長、相手の戦車が引き返しだしました作戦に気づいたみたいです…M3が森を抜けようとしてます予測位置はD2-B3ポイントです」
継続P 隊長「了解!D2-B3に照準!!」
継続P 射撃手「照準完了!」
梓「森から行くよりも…隊長外から迂回します!!」
桃「そうか、森の中を行くよりも外から行けば…」
まほ「ッ…駄目だ引き返せ!!」
梓「え…」
ズガンッ!!
一年一同「きゃあー」
M3「ー」 シュパッP
桃「M3がやられた!?」
まほ「KV-1だ…なるほどかなり戦い馴れてるな…梓、大丈夫か?」
梓「すみません…やられました…」
まほ「気にするな無事ならいい…」
杏「雲行きが怪しくなってきたねー」
まほ「あぁ…急ごう…追ってきてる奴等は無視だ…」
ズガンッ!!ズガガンッ!!
沙織「もーやだー華撃ち返しちゃってよ!!」
華「…わかってます…けど…」
ズガンッ!!バキィ…
華「木が多くて…」
典子「くっそー…見えない相手からのスパイクなんて返しようがないッ!!」
継続B 車長「ちょこまかと逃げるわね…」
継続B 装填手「車長、あまり手こずると敵の増援が来ますよ」
継続B 車長「分かってるわよ、でも隊長の事よ次の作戦を考えてるわ…」
継続P エミール(隊長)「随分手間取ってるわね…ラウリ相手が合流したらどうする?」
継続A ラウリ(副隊長)「そうですね…そのまま追撃すれば何輌かはやれると思いますが…1度退いて様子を見ても構わないかと…」
継続P エミール「追撃ねぇ……よし、じゃあ相手が合流したら一旦退きましょうか深追いしてプラウダにやられた経験もあるし」
継続A ラウリ「了解です、各車に通達しときます…では
継続高校
隊長、副隊長の名前を勝手に決めたのでよろしくです(・ω・`)
隊長→エミール
副隊長→ラウリ
継続の隊長はミカだったりする。
ソースはエンカイ・ウォーで継続から届いてた祝電。
>>341
OVA見てない…見たいな…(・ω・`)
じゃあ、隊長の名前はそうしとこう(^^)
継続隊長→ミカに変更
まほ「居た…フラッグチームそのまま合流したら北上して敵を巻く」
沙織《助かった…了解です》
典子《了解です!!》
まほ「巧く巻ければ良いが…」
杏「このまま追撃されると数で負けちゃうからね」
継続D 車長「相手、合流した模様…」
継続B 車長「ッ…逃げ切られたか、全車深追いはしないわよ一時撤退する」
まほ「…」
杏「どう?まほちゃん相手の動きは?」
まほ「撤退した…私たちを逃がしたのか?それとも罠か…」
桃「どちらにせよ体制を立て直す時間が出来たんだ今のうちに作戦を練るべきだろう」
まほ「そうだな…」
森の奥ー
ミカ「ラウリ状況は?」
ラウリ《ー敵のルノー、四号は確認しましたが…三突、八九式、38(t)は確認できていません…》
ミカ「隠れたのかしら?」
継続 F 車長《こちらFチームフラッグ車発見!!》
ミカ「お、見つかったわねよーし全車…」
継続H 車長《こちらHチームフラッグ車発見しました!!》
ミカ「はぁ?」
ラウリ《フラッグ車は2両もいない、正確に報告しろ》
継続F 車長《い、いや…フラッグがついてるので間違いないかと…》
継続H 車長《こちらはフラッグを確認できます》
ミカ「どう言うこと?」
ラウリ《車種は?》
継続F 車長《それが…草木でカモフラージュしていて確認できません…》
ミカ「攪乱作戦?」
ラウリ《そのようですね…となるとどちらかが八九式、もう片方が38(t)となりますね…恐らく戦力分散が目的かと…》
ミカ「確立二分の一か…博打は嫌いなのよね…仕方ないわ隊を分けるわ、私とラウリで四号とルノーをやるわよ!!」
ラウリ《了解…》
桃「上手く掛かれば良いが…」
杏「大丈夫だってーまほちゃんの作戦だし♪」
典子《隊長!!敵の三突、2輌引き付け成功しました!!》
まほ「了解した、そのまま逃げつつ引き離してくれ」
沙織《こっちも2輌ついてきてます!!》
まほ「わかった、そのまま引き付けながら逃げてくれ」
杏「これで舞台は整ったね♪」
まほ「あぁ、ここからは速さが鍵になる…」
ズガンッ!!
まほ「向こうから来たか…」
ルノー内部ー
エルヴィン「来たかkv-1」
優花里「って、フラッグ車ですか!?」
あや「これはチャンスじゃないですか先輩!!」
エルヴィン「だが、逆に罠の可能性があるな…」
優花里「ですが、撃たれっぱなしと言うわけにはいきません!!」
ズガンッ!!ガキンッ!!
あや「硬ッ!?」
優花里「やっぱり、装甲を増加させてるから簡単にはいきませんか…」
エルヴィン「グデーリアン!!2時の方向にもう1輌いるぞ!!」
優花里「T-26ッ!!正面に捉えて下さい!!」
あや「は、はい」
ズガンッ!!ガキンッ!!
優花里「流石、ルノー何ともないです!!」
最近、更新遅くてすまぬ(・ω・`)
ミカ「撃って!!」
ズガンッ!!
まほ「ッ!!正確な射撃だな…そっちは大丈夫か?」
優花里《T-26とT-34とtypeBとKV-1から激しい攻撃を受けてますッ!!》
ズズガンッ!!ズガンッ!!ガキィンッ!!
エルヴィン《グデーリアン!!いくらルノーの装甲が厚いからと言っても、距離を詰められればやられるのは時間の問題だぞ!!》
優花里《分かってますエルヴィン…西住殿、こちらは引き受けますその内にフラッグ車を…》
まほ「あぁ、分かっている…持ちこたえてくれ…優花里 」
優花里《はいッ!!西住殿、御武運を!》
杏「いやぁ、燃える展開だねぇ♪」
桃「後は無いッ!!今しか無いぞ西住ッ!!」
柚子「私も頑張るよまほちゃん!」
まほ「…あぁ、決着を着ける…皆の力を貸してくれ…」
まほ「…(何だろうか…この気持ちは…黒森峰で戦車道をやっている時より…胸に込み上げるこの気持ちは…)」
ミカ「ふふ…一騎討ちってのも良いわね…」
ラウリ《隊長、直ぐにそちらに向かいます…無理はなさらず様に…》
ミカ「悪いけど…無理しなきゃ勝てないよこの四号…こいつに勝てば後は各個撃破で片が着くわ!!撃てッ!!」
ズガンッ!!
エルヴィン「10時の方向、T34!!」
優花里「全速後退!!」
あや「は、はいッ!!」
ズガンッ!!
エルヴィン「この森の中ではルノーが不利だな…」
優花里「ですが、ここで踏みとどまらないと西住殿がやられます!!」
ラウリ「…あのルノー、なかなか良い動きをするな…プランBに移項せよ」
ズガンッ!!
エルヴィン「しかしだなグデーリアン、いずれ押しきられるぞ!!」
ガキィンッ!!
あや「きゃ!?」
優花里「そこは西住殿を信じるしかありませんね!!」
ズガンッズドンッ!!
継続F 車長「今のは危なかったわ…」
継続F 装填手「車長、埒が空きませんよ私達のT-26じゃあんな堅物に…」
継続F 車長「私達はあくまでも囮よ、仕留めるのはT-34かKV-1よ」
継続H 車長《作戦変更、プランBに移項よ!!》
継続F 車長「了解、よしルノーの側面に移動よ!!」
長らくすみません、ここ最近サイトに繋がらなかったので書き込めてませんでした(・ω・`)
また、書き込み再開しますので宜しくです(^^)
優花里「4対1…typeBとT-26は此方の装甲を簡単には抜けない…問題は装甲を追加させたKV-1とT-34…」
ズガンッズドンッガキィンッ!!ガィンッ!!
あや「きゃぁ!?」
エルヴィン「まるで大きな釜の中に居るみたいだな…」
優花里「今、その例えは不味いですよエルヴィン…」
あや「何の話ですかーッ!!」
エルヴィン「それよりもグデーリアン、相手が扇状に前進してきてるぞ!!」
優花里「ここを突破する気ですか…T-26を先ずは狙います!!その次にtypeBを!!」
あや「り、了解です!!」
ズドンッ!!ズガンッ!!
T-26「ー」Pシュパッ!!
優花里「よしッ!!」
ズガンッズドンッ!!ガキィンッ!!
ミシッ…
おはよう(´・ω・`)
エルヴィン「ッ!!グデーリアン!!」
優花里「分かってます!!次はtypeBを…」
ギシィ…ギギギ…ズガンッ!!
typeB「ー」Pシュパッ!!
あや「やったー!!」
エルヴィン「残すは…KV-1とT34だ!!」
ミシィ…ギギギ…ギィ…
優花里「あれ…なんで…」
ズガンッズドンッ!!ガキィンッガィンッ!!
あや「うわわ…ヤバイですよ先輩早く撃たなきゃ!?」
エルヴィン「どうした!?グデーリアン?」
優花里「砲塔がやられて…回らないんです…」
エルヴィン「なに!?」
ズガンッズドンッガキィンッ!!ガキィンッ!!
優花里「うわぁ!?」
ラウリ「…片付いたわね…隊長の援護に向かうわよ…」
優花里「うぅ…大丈夫ですか…皆さん…」
あや「大丈夫…でーす…」
エルヴィン「大丈夫だが…ルノーは満身創痍だな…旗が揚がらなかったみたいだが…」
優花里「ッ…ここまで…なんでしょうか…」
継続G 車長「手間取らせてくれたわねあのルノー…」
キュラキュラキュラガサァッ!!
継続G 車長「ん?」
三突(カモフラージュ仕様)「ー」
継続G 車長「あれ?三突なんでこんな所に…フラッグ車を追ってたんじゃ…」
ラウリ「…!G号車何をしている!!それは敵の三突だ!!」
佐衛門左「もらった!!」
ズガンッ!!
T34「ー」Pシュパッ!!
ラウリ「ッ!!見分けもつかないのか馬鹿者!!」
継続G 車長「す…すみません…草木で覆われていたので…見分けが…」
優花里「あれは三突!!」
エルヴィン「なるほど、相手の三突と同じ様にカモフラージュして待ち伏せていたのか」
おりょう《後は任せるぜよ!》
優花里「すみません、助かります」
ラウリ「ッ!!」
山岳地帯ー
ズガンッ!!ガキィンッ!!
ミカ「効かないわよ!!」
ズガンッ!!
桃「おのれぇ…固すぎだろ!?」
まほ「やはり、装甲の薄い場所をピンポイントで狙わなければならないか…」
典子《隊長、すみません!!やられました!!》
八九式「ー」Pシュパッ!!
まほ「よく頑張った、後は任せてくれ…」
杏「あんまし、時間はかけらんないみたいだね?」
まほ「あぁ、チャンスは1度だけみたいだ…柚子、180°転回KV-1と決着を着ける」
柚子「うん、わかったよまほちゃん!!」
ミカ「どこに行った…?」
キュラキュラキュラ
継続P 射撃手「隊長、開けた場所に出ます!」
キュラキュラキュラ…
ミカ「なるほど決着を着ける気ね…面白いわ…」
桃「やはり真正面からやり合うのは不味いんじゃいのか?」
まほ「遠距離からだと時間がかかる…」
ミカ「先制攻撃よ撃て!!」
ズガンッ!!
まほ「今だ、柚子全速で走れ!」
ギャギャギャキュラキュラキュラ
ミカ「外した次弾装填急いでッ!!」
まほ「柚子さっき行った通りに」
柚子「う、うん!!」
ギャギャギャ
ミカ「戦車でドリフト!?なるほど回り込む気ね?なら先読みして…砲塔旋か…」
ギャギャギャガガンッ!!
ミカ「な、岩にぶつかって止まった!?」
まほ「ッ…前進!!」
キュラキュラキュラッ!!
ミカ「砲塔戻して早く!!」
ギャギャギャ…
ミカ「零距離!?」
まほ「撃て!!」
ズガンッ!!
KV-1 P車「-」シュパッ!!
審判「継続高校フラッグ車、走行不能…大洗女子学園の勝利!!」
ラウリ「…負けか…」
ミカ「はは…負けちゃったか…今回は勝てると思ってたのになー…」
桃「よくもこんな無茶な事をするな…西住」
杏「まぁ、良いじゃん勝ったんだし♪」
柚子「頭ぶつけて痛いよ…」
まほ「すまなかったな、次はもっとマシな作戦を考える…」
会場中央ー
審判「これで試合を終わります、両者礼!!」
一同「ありがとうございました!」
まほ「ふぅ…」
ミカ「勝ったのにため息なんて珍しい隊長さんね?」
まほ「…継続高校の…」
ミカ「もっと嬉しそうにしたら?」
まほ「喜んでいる…顔には出さないだけだ…」
ミカ「ふーん…まぁ、そんな事より…貴女、元は黒森峰の隊長だったでしょ?なんで大洗なんかに?」
まほ「…色々、複雑なんだ…」
ミカ「ふーん……なら、無理には聞かないでおくわ…それより…はい」
まほ「なんだ?」
ミカ「握手よ握手!!」
まほ「あ、あぁ…」
ガシッ!
ミカ「次の試合も絶対勝ちなさいよ?負けた他校の気持ち背負って戦いなさい!!いいわね?」
まほ「…あぁ、精一杯やるさ…」
ミカ「なら、いいわ♪」
杏「青春だねぇ…」
桃「…」
学園艦 生徒会室ー
杏「いやー順調に勝ち進んでるねぇ♪」
柚子「そうですね、まほちゃんが来てくれて助かりましたね♪」
桃「…会長」
杏「ん?」
桃「まだ、話さなくても宜しいのですか?」
杏「なにか?」
桃「惚けないでください…」
杏「あのね、かーしま私はまだ、話すのは早いかなって思ってるんだよね…」
桃「早いって…もう準決勝ですよ?今話さずにいつ話すんですか!?」
柚子「桃ちゃん落ち着いて…」
杏「いま、話したらきっと次の試合、負けちゃうよ?」
桃「何を根拠に…」
杏「根拠なんてないよ…ただ、そう思うんだよね…」
ー次の日 学園校庭ー
まほ「杏、見せたいものとはなんだ?」
杏「ん?戦車だよ」
優花里「あ、新しい戦車ですか!?」
桃「ぬぉ!?何処から沸いた!」
優花里「戦車あるとこに私有りです!!」
まほ「優花里は本当に戦車が好きなんだな…」
優花里「はいッ!!大好きです!!」
まほ「ふふ…」
杏「んじゃ、とりあえず…良いよーこっち来て」
キュラキュラキュラ…
まほ「これは…」
キュラキュラキュラ…
優花里「ポルシェティーガー!!」
桃「この前、探索した時に見つけた戦車の中で火力、装甲共に一番高い戦車だ!」
優花里「確かに装甲も火力もありますが…」
桃「なにが不満なんだ?」
キュラキュラギャギャギャ…
バキィンッ!!ボッ…メラメラ…
ツチヤ「あちゃーまただよ…おーい、ホシノー消火器!!」
まほ「問題は重量と足回りだな…次の準決勝に使うのか?」
桃「当たり前だ!!」
まほ「だが…次の会場は…」
桃「えーい、ずべこべ言うな!!使うと言ったら使う!!搭乗員も自動車部で決まっている!!次の試合はパッと勝って決勝に備えるのだ!!」
まほ「…わかった、何とか作戦を練ろう…」
優花里「西住殿!私もお手伝いします!!」
桃「まて、西住まだ報告がある」
まほ「?」
桃「ルノーの搭乗員を風紀委員が引き受けてくれる事になった」
まほ「風紀委員?」
優花里「じゃあ、私たちは…」
桃「元の戦車に搭乗だ」
優花里「あぁ、やっぱり…少し名残惜しいですね…」
まほ「だが桃、その風紀委員達は戦車道の経験は無いのだろう?」
桃「あぁ、だが何とかなる今は戦力増強が優先だ!!」
まほ「…戦力増強も構わないが…個々の技術を研くのも大切なんだが…」
桃「なら両方やればいいだけだろ」
まほ「…簡単に行ってくれるな…」
杏「まぁまぁ、頑張ってよまほちゃん♪」
まほ「善処しよう…」
桃「わかったら、さっさと練習だ!!」
まほ「今すぐは無理だ桃、詰め込み過ぎると疲れが溜まる…優花里、皆に放課後集まるように伝えてくれ…」
優花里「はい!!わかりました西住殿♪」
次は何処になるのかな?
ポルシェも期待
>>382
お待ちかねのアンチョビさんだよ(´・ω・`)
ー黒森峰学園艦ー
みほ「これもよし…次は…」
タッタッタ…
通信手「んーーみほさーん♪」
みほ「え?わぁ!?」
ダキッ
通信手「何してるのー ?」
みほ「次の試合の準備の確認をね…」
通信手「なるほどー」
みほ「次が最後の戦車だからちょっと待っててね?」
通信手「はーい♪」
みほ「…よし、っと全部OK…」
通信手「終わった?終わった?」
みほ「うん、終わり」
通信手「じゃあさ、じゃあさーこれからご飯食べに行こうよ♪」
みほ「うん、いいよ♪」
通信手「やったーじゃあ、連絡連絡ぅー♪」
みほ「ふふ…」
エリカ「あ、居た居た…」
みほ「エリカさん?どうしました?」
エリカ「貴女を探していたのよ、次の試合の作戦会議をしたいから」
みほ「今からですか?」
エリカ「そうだけど?」
みほ「あ…でも…」
エリカ「?」
通信手「みほさん、連絡終わったよーって…エリカだー」
エリカ「…あのね私、一応貴女の先輩よ?」
通信手「エリカはエリカじゃん♪それよりエリカも着いてくるの?」
エリカ「着いてくるって…私は…」
通信手「あ、時間が無いから歩きながらね♪」
エリカ「ちょっと話を…」
みほ「あはは…」
乙
みほ「エリカお姉ちゃん」
まほ「」
エリカがみほに優しいとこんな事になりそう
ー喫茶店ー
装填手「っで、エリカさんもついでに連れてきたと…」
エリカ「ついでって…なんか気に障るわね…」
射撃手「まぁまぁ、エリカもまだご飯食べて無いから良かったでしょ?」
エリカ「そういう問題じゃなくてね…」
通信手「なに食べるなに食べる?」
操縦手「山盛りイチゴパフェ…(キリッ」
エリカ「…お昼ご飯なのよね?」
射撃手「んーまぁ、人それぞれって言うし…エリカは何にする?」
エリカ「サンドイッチとコーヒーで良いわ…」
通信手「みほさんは?」
みほ「私は…フレンチトーストと紅茶にしようかな?」
射撃手「ふむ、じゃあ私は紅茶とサラダにしようかな」
装填手「最近、太ったからねー4キロ」
射撃手「な!なぜ、その事を…」
装填手「さぁ?何ででしょう♪」
射撃手「まぁいいわ、後でとっちめてやる…それより貴女はなに頼むの?」
装填手「え?特盛豚カツ定食」
射撃手「くっ…食べても太らない体質め…」
エリカ「あんたの所の面白いのばっかね…」
みほ「あはは…」
食後のティータイムー
エリカ「で、次の試合…何か良い作戦はあるの?」
みほ「え、うぅん…あるにはあります…でも無いと言えば無いです…」
エリカ「はぁ!?」
装填手「どういうこと?」
みほ「えっと…プラウダには私達の戦い方がバレていますよね?」
エリカ「そりゃ、まぁ…」
みほ「でも、それはお姉ちゃんが指揮をとっていた時の事ですよね?」
装填手「うんうん、それで?」
みほ「今回は私が指揮をとるんですが…プラウダは私の戦い方をあまり知らない筈です…」
エリカ「えっと…つまり…プラウダがあんたの立てる作戦や戦い方をあまり知らないから…プラウダの出方に合わせてその場で作戦を立てるって訳?」
みほ「そうです、前まではこう対処してきたのに今回は違う…不意を突けるかもしれませんから…」
エリカ「なるほどね…確かに作戦はあるけど無い…って訳ね…」
みほ「一応、他の作戦も考えています…」
プラウダ高校学園艦ー
ノンナ「どうぞ」
ダージリン「ありがとう」
カチューシャ「全く、カチューシャが去年圧倒した相手に負けるなんて思わなかったわ!!」
ダージリン「勝負は時の運…負けることもありますわ…」
カチューシャ「ふぅん…あ!ジャムは入れるんじゃ無くて舐めるの!!」
ノンナ「カチューシャ、口の周りについてますよ?」
カチューシャ「うるさいわね!し、知ってるわよ!!」
ダージリン「それより、随分と余裕ですわね?練習はしませんの?」
カチューシャ「ん?別にカチューシャがまた勝つんだし要らないわ!!」
ダージリン「でも、あの西住が相手ですのよ?」
カチューシャ「はぁ?黒森峰の隊長はどっか行ったんでしょカチューシャに負けて?」
ノンナ「その、妹ですよカチューシャ」
カチューシャ「なにそれ!?聞いてないわよノンナ!!」
ノンナ「ずっと、言ってましたよ私は」
カチューシャ「良いわけは聞きたくないわよ、でもまぁ妹って事は大した事は無いんだろうけど!!」
ダージリン「さぁ、それはどうかしら?」
カチューシャ「なによ?カチューシャが負けるとでも?」
ダージリン「いえ、そうとは言いませんけど…あまり見下していると足元を掬われると言う話ですわ」
カチューシャ「ふぅん…ま、いいわよノンナおかわり!!」
ノンナ「はい」
ダージリン「…(お姉さんの方は言うまでも無く強いですけど…妹さんはまたお姉さんと違った強さを持っている…ただ、まだ妹さんには自信が無い…今回の試合…自信を持つ事が出来れば…まぁ、私にはもう関係ありませんけど…)」
ノンナ「おかわりはいかがですか?」
ダージリン「えぇ、いただくわ」
みほ「姉貴!戦いは数だぜ!援軍は送らんのか!」
まほ「手は既に打っている。自由に使いたまえ」
つマウス
大洗学園艦 生徒会室ー
コンコンッ…
杏「どうぞー開いてるよー」
まほ「失礼する…」
杏「どったのまほちゃん?こんな時間に」
まほ「いや、頼み事があるんだ」
杏「頼み事?まほちゃんがとか珍しいねぇー…でなになに?出来ることなら何でもするよー?」
まほ「そうか、ありがとう…で、その頼みなんだが…明日行われるプラウダ高校と黒森峰の試合に行かせて欲しい…」
杏「あー…そういやぁ…明日だったねー…いいよ?許可は取っといてあげるから♪」
まほ「…随分と手際が良いな…」
杏「ん?気のせいっしょ、話はそれだけ?」
まほ「あぁ、すまないな夜遅くに…」
杏「良いって良いって、じゃあ明日の7時に出る船でプラウダと黒森峰の試合会場向かうからよろしくねー」
まほ「分かった、じゃあおやすみ」
杏「おやすみー」
翌日 定期船ー
まほ「杏まで着いてくる必要は無かったんだぞ?」
杏「いやぁーたまには息抜きも必要かなってね」
まほ「…たまにはか…いつもしてるように見えるが?」
杏「まぁまぁ、細かい事は気にしない気にしない♪」
まほ「…桃と柚子に少し同情するよ…」
学園艦 生徒会室ー
桃「会長、頼まれていた書類…を?」
柚子「桃ちゃん早く入ってー重たいよー」
桃「会長がいない…」
柚子「桃ちゃん早く…」
桃「こんな朝早くからいったいどこに…」
柚子「あ…限界…」
バッサァッ!!
2人「うわぁ!?」
杏「まぁ、そんなことよりさ…まほちゃんは今日の試合どっちが勝つと思ってるの?」
まほ「…分からない、実力的にはプラウダだが…もしかすると黒森峰が勝つかもな…」
杏「あれ?案外、妹さんがいる黒森峰だと言うと思ってたのに」
まほ「私はそこまで今のみほを過剰評価していない、むしろ今回の試合負けるだろうと思っている…」
杏「今は…ねぇ…」
まほ「あぁ、今は…な…どちらにせよ試合を見なければ分からない事だ…」
プラウダ高校 対 黒森峰女学園 試合会場ー
杏「おー寒ぃー」
まほ「…」
杏「どったのまほちゃん?」
まほ「…いや、何でもない…さぁ、観客席に行こうか…」
杏「そだね行こっか、良い席とらなきゃねー」
まほ「……(一荒れそうな…天気だな)…」
黒森峰女学園 待機場所ー
エリカ「みほ、全部の車輌最終点検終わったわよ」
みほ「あ、ありがとございます異常ありませんでしたか?」
エリカ「そうね…強いて言うならラングのエンジン出力が上がらないぐらいね…まぁ、走り出せば調子を取り戻す筈よ」
みほ「そうですか…」
エリカ「はぁ、只でさえ試合会場が雪原とか縁起悪いのに…車輌まで調子を落とされたら参るわね」
みほ「そうですね…天候も悪いですし…」
エリカ「まぁ、負ける気は更々無いけど」
カチューシャ「あら、士気だけは高いのね?」
みほ「…!!」
エリカ「あんたはプラウダの…何か用?」
ノンナ「試合前の挨拶です」
カチューシャ「そうよ、わざわざカチューシャに負ける相手に律儀に来てあげたのよ感謝しなさい!」
エリカ「私達が負ける?随分大きく出たわね?ちびの癖に、態度だけはkv-2並みなのかしら?」
カチューシャ「な、カチューシャを馬鹿にしたわね!?しゅくせいしてやる!!」
エリカ「やってみなさいよおちびさん?」
カチューシャ「ー!!ノンナもう行くわよ!!」
ノンナ「はい…」
エリカ「早く帰りなさいよおちびさん」
ノンナ「…エリカさんでしたか?」
エリカ「ん?なによ」
ノンナ「スターリングラードの様な二の舞にならないよう精々足掻いて下さいね…子犬さん」ギロッ…
エリカ「…!!」
プラウダ高校 対 黒森峰女学園 試合会場ー
杏「おー寒ぃー」
まほ「…」
杏「どったのまほちゃん?」
まほ「…いや、何でもない…さぁ、観客席に行こうか…」
杏「そだね行こっか、良い席とらなきゃねー」
まほ「……(一荒れそうな…天気だな)…」
黒森峰女学園 待機場所ー
エリカ「みほ、全部の車輌最終点検終わったわよ」
みほ「あ、ありがとございます異常ありませんでしたか?」
エリカ「そうね…強いて言うならラングのエンジン出力が上がらないぐらいね…まぁ、走り出せば調子を取り戻す筈よ」
みほ「そうですか…」
エリカ「はぁ、只でさえ試合会場が雪原とか縁起悪いのに…車輌まで調子を落とされたら参るわね」
みほ「そうですね…天候も悪いですし…」
エリカ「まぁ、負ける気は更々無いけど」
カチューシャ「あら、士気だけは高いのね?」
みほ「…!!」
エリカ「あんたはプラウダの…何か用?」
ノンナ「試合前の挨拶です」
カチューシャ「そうよ、わざわざカチューシャに負ける相手に律儀に来てあげたのよ感謝しなさい!」
エリカ「私達が負ける?随分大きく出たわね?ちびの癖に、態度だけはkv-2並みなのかしら?」
カチューシャ「な、カチューシャを馬鹿にしたわね!?しゅくせいしてやる!!」
エリカ「やってみなさいよおちびさん?」
カチューシャ「ー!!ノンナもう行くわよ!!」
ノンナ「はい…」
エリカ「早く帰りなさいよおちびさん」
ノンナ「…エリカさんでしたか?」
エリカ「ん?なによ」
ノンナ「スターリングラードの様な二の舞にならないよう精々足掻いて下さいね…子犬さん」ギロッ…
エリカ「…!!」
プラウダ高校 対 黒森峰女学園 試合会場ー
杏「おー寒ぃー」
まほ「…」
杏「どったのまほちゃん?」
まほ「…いや、何でもない…さぁ、観客席に行こうか…」
杏「そだね行こっか、良い席とらなきゃねー」
まほ「……(一荒れそうな…天気だな)…」
黒森峰女学園 待機場所ー
エリカ「みほ、全部の車輌最終点検終わったわよ」
みほ「あ、ありがとございます異常ありませんでしたか?」
エリカ「そうね…強いて言うならラングのエンジン出力が上がらないぐらいね…まぁ、走り出せば調子を取り戻す筈よ」
みほ「そうですか…」
エリカ「はぁ、只でさえ試合会場が雪原とか縁起悪いのに…車輌まで調子を落とされたら参るわね」
みほ「そうですね…天候も悪いですし…」
エリカ「まぁ、負ける気は更々無いけど」
カチューシャ「あら、士気だけは高いのね?」
みほ「…!!」
エリカ「あんたはプラウダの…何か用?」
ノンナ「試合前の挨拶です」
カチューシャ「そうよ、わざわざカチューシャに負ける相手に律儀に来てあげたのよ感謝しなさい!」
エリカ「私達が負ける?随分大きく出たわね?ちびの癖に、態度だけはkv-2並みなのかしら?」
カチューシャ「な、カチューシャを馬鹿にしたわね!?しゅくせいしてやる!!」
エリカ「やってみなさいよおちびさん?」
カチューシャ「ー!!ノンナもう行くわよ!!」
ノンナ「はい…」
エリカ「早く帰りなさいよおちびさん」
ノンナ「…エリカさんでしたか?」
エリカ「ん?なによ」
ノンナ「スターリングラードの様な二の舞にならないよう精々足掻いて下さいね…子犬さん」ギロッ…
エリカ「…!!」
連投やっちまったな(´・ω・`)
ー試合開始 数分前ー
みほ「もう一度作戦を確認します、先ずは相手の出方を伺うためチームを3つに分け進みます、各チームのリーダはAチームが私、BチームがエリカさんそしてCチームが…」
2号車 車長「この私ですわね?」
みほ「はい、そして各チームの判断で相手を攻撃してください、あ…深追いはしないでくださいね?」
エリカ「それぐらい分かってるわよ」
みほ「その後は相手の出方を伺いつつ作戦を立てていきます」
2号車 車長「改めて聞きますと、作戦と呼べるのか怪しい所ですわね?」
エリカ「まぁ、確かにね…一気に圧し潰した方が良いような気もするけどね…」
みほ「私達の戦車は脚周りが弱いので雪原ではプラウダの戦車に機動力で負けます」
エリカ「ふぅん…まぁ、隊長は貴女だし貴女に従うわ」
観客席ー
しほ「……」
キィヤァァァアメガアッタァァァア!?
やぁ、(´・ω・`)最近投稿遅くてすまないね、何せ戦車道(wot)が忙しくてね…地道に更新するのでよろしく頼みますФωФ)
準決勝 前日西住邸ー
みほ「……」
しほ「…みほ…」
みほ「…は…はい!」
しほ「…みほにとって戦車道とは何?」
みほ「え…?」
しほ「いいから答えなさい…」
みほ「は、はい…えっと…あの…」
しほ「……」
みほ「……私にとって戦車道は…絆です…」
しほ「絆?」
みほ「はい、戦車道で互いを競い称えあって…沢山の人と友達になって…絆を結ぶ物だと思っています…」
しほ「…そう…なら西住流については?」
みほ「え…」
しほ「…みほが言う戦車道が絆と言うなら…西住流の戦車道とは何?」
みほ「……」
しほ「別に叱る気はありません…ただみほが思う西住流戦車道とは何か聞きたいだけよ…」
みほ「……西住流…西住流戦車道は私にとって……虚しいと思います…」
しほ「…虚しい?」
みほ「…西住の戦車道は確かに強いです…でもそれだけなんです…」
しほ「…」
みほ「…」
しほ「勝つことをだけ考えて何が悪いのかしらみほ?」
みほ「勝つことを考えるのは悪くありません…ただ…戦車に乗って相手に勝つ…それは自信にも成れば不安にも成ります…」
しほ「不安?」
みほ「…お姉ちゃんが居なくなって…私が黒森峰の隊長になったときすごく不安でした…」
しほ「…」
みほ「ずっと、心の中で"勝たなきゃ…絶対負けたら駄目"責任を感じてた私はそう考え戦車に乗っていました…」
しほ「…」
みほ「でも、私はお姉ちゃん程…精神的に強くなくて…試合で倒れて…戦車に乗るのが怖くて…嫌になって…」
しほ「…」
みほ「…でも、そんな時…黒森峰の皆が励ましてくれたんです……」
しほ「…」
みほ「強い事も大切なのかもしれません…でも何よりも仲間を信頼し、助け合う事の方がもっと大切なんだと思います…」
しほ「…」
みほ「ぁ…ごめんなさい…」
しほ「謝る必要はありません…貴女の気持ちはわかったわ…」
みほ「……」
しほ「今後、一切私は口を出しません…貴女の好きなようにやりなさい…」
みほ「ぇ…」
しほ「但し、貴女の戦車道で私を納得させなさい…」
みほ「ぇ…ぁの…」
しほ「…時間ね…期待して見ているわ…みほ…頑張りなさい…」
みほ「…ありがとう…お母さん…」
みほ「…えへへ…」
エリカ「なに笑ってんのよ…」
みほ「え、あ…ご、ごめんなさい!!」
エリカ「いやまぁ…暗い顔されるよりは良いけど…」
みほ「頑張りましょうエリカさん!!」
ガシッ!!
エリカ「え、えぇ…当たり前よ!!絶対勝つわよ!!」
みほ「はい♪」
追いついたー
でも亀更新なのね
気長に待ってる
>>430
ありがとう、更新はもうちょっと頑張ってみます(´・ω・`)
叩かれるの覚悟で貼ってみる
http://upro.tv/18400I4Io98281864/
>>434
うほ、良い戦車(´・ω・`)
観客席ー
まほ「…杏遅いな…」
?「隣、良いかしら?」
まほ「あ、すみません今、友達が…」
しほ「そう…お友達の席なら仕方無いわね…」
まほ「…お母様…」
しほ「まさか…とは思ったけど…来ていたのね?」
まほ「…はい」
しほ「そんなに堅くならなくても大丈夫よ…今日はみほの戦車道を見に来ただけだから…」
まほ「…みほの…戦車道を?」
しほ「えぇ、西住流では無く…みほの戦車道をね…」
まほ「…どういう事です…お母様はみほの戦車道を…」
しほ「えぇ、邪道…そう思っているわ…」
まほ「なら何故…」
しほ「ただ単に…みほの戦車道を見に来ただけ…それだけよ…」
まほ「…そうですか…」
しほ「…さて、座れないなら他を当たるわ…じゃあ…」
まほ「…」 ペコリ
しほ「…貴女も頑張りなさい…まほ…」
まほ「ぇ…」
しほ「…」 スタスタ…
まほ「…」
黒森峰開始地点ー
みほ「皆さん、試合が始まったら各チーム、役割に専念してください、こちらは相手の動きを読んで逐一報告します」
エリカ「Bチーム了解よ!」
2号車 車長「Cチーム良くってよ?」
みほ「他の皆さんはチームリーダーの指示に従って行動してください。」
黒森峰一同「「はいっ!!」」
プラウダ高校開始地点一
カチューシャ「いい!!?あんな奴等に遅れを取ったらシベリア送りにするわよ!!相手が何をしてこようとこのカチューシャの前には悪足掻きに過ぎないわ!!」
プラウダ一同「「ウラァー!!」」
ノンナ「各車、カチューシャの命令に従って行動しなさい後…黒森峰の副隊長を見付けたら私に報告しなさい」
プラウダ女子2「…ノンナ、カチューシャ馬鹿にされたこと根に持ってるだね?」
プラウダ女子1「んだ、いつもに増して視線が冷たいだ…」
ノンナ「そこ…私語は慎みなさい…」
カチューシャ「まぁ、今回も楽に勝たせて貰うわよ!!」
ノンナとエリカのど突き合いが見られるのか
>>440
ノンナ「うちのカチューシャは可愛い。」
エリカ「はぁ!? うちのみほの方が、はるかに可愛いわよ!!」
カシューシャ・みほ「・・・・・・///////////」
みたいな感じとか・・・。
プラウダ高校 戦力
名称 使用戦車
プラウダA kv-2
プラウダB
| } T-34/76
プラウダH
プラウダI
} T-34/85
プラウダJ
ノンナ IS-3
カチューシャ IS-2
合計 12輌
面白いんだけどさ週1レスってどうなのよ
しかも今回は文章ですらないし
そういや、みほ達の戦力グラフが無いけど、これは楽しみに取っておいてるのだろうか?
審判「…試合開始!!」
ヒュルルルル…パンッ!!
みほ「パンツァーフォー!!」
キュラキュラキュラ…
ー黒森峰戦力ー
みほ隊(Aチーム)
みほ ティーガー? (フラッグ車)
黒森峰A パンターG型
黒森峰B パンターG型
黒森峰C ?号駆逐戦車
黒森峰D ?号戦車J型
エリカ隊(Bチーム)
エリカ ティーガー?
黒森峰E パンターG型
黒森峰F パンターG型
黒森峰G ヤークトパンター
ミナ(Cチーム) ←オリキャラ
ミナ 4号突撃砲ブルムベア
黒森峰H ?号駆逐戦車
黒森峰I ?号駆逐戦車
合計12輌
エリカ「ッ…やっぱり速度が落ちるわね…」
ティーガー?射手「そうですね、只でさえ重い戦車ですからね」
みほ「…やっぱりティーガー?じゃ、雪道は厳しそう…
装填手「エリカさんは機動力よりパワー派だからね…」
みほ「あはは…」
通信手「……みほーミナのブルムベアがエンジントラブルだって?」
みほ「え?」
ミナ「どう?動きそうかしら?」
4号 装填手「んー…なんとか…15分下さい」
ミナ「10分よ、それ以上は待てませんわ!!はぁ…まったく…」
みほ「ミナさん、大丈夫ですか?」
ミナ「大丈夫ですわよ、みほさん後5分もあれば動きますわ」
4号 装填手「ちょ…短くなった!!」
表記がおかしかった(´・ω・`)
ー黒森峰戦力ー
みほ隊(Aチーム)
みほ ティーガー1 (フラッグ車)
黒森峰A パンターG型
黒森峰B パンターG型
黒森峰C 4号駆逐戦車
黒森峰D 3号戦車J型
エリカ隊(Bチーム)
エリカ ティーガー2
黒森峰E パンターG型
黒森峰F パンターG型
黒森峰G ヤークトパンター
ミナ(Cチーム) ←オリキャラ
ミナ 4号突撃砲ブルムベア
黒森峰H 4号駆逐戦車
黒森峰I 4号駆逐戦車
合計12輌
そうそう、ブルムベアは突撃砲じゃないよ
突撃戦車だよ
>>455
本当だね、マチガエテル(´・ω・`)
見なかったことにしておくれm(__)m
小高い丘ー
プラウダB 車長「こちら、B2地点…敵車輌発見…数は5…うち1輌はフラッグ車だべ」
ノンナ「"了解…そのまま手筈通り誘い込みなさい"」
プラウダB 車長「了解だぁ!」
みほ「三号は斥候をお願いします、相手は近くに居るはずです。」
黒森峰D「了解です」
キュラキュラキュラ
みほ「エリカさんそっちはどうですか?」
ズガァァン!!ズガンッ!!
エリカ「T-34を見つけたわ数は3輌」
ズガァァン!!
プラウダB 車長「うわぁ!?」
T-34/76「ー」←P シュパッ
エリカ「あと、2輌になったわ」
ティーガー2 射手「エリカ、相手が退いていくよ?」
エリカ「追って叩き潰すわよ!!」
みほ「"あまり深追いはしないでくださいね?互いの距離が離れればカバーしあえませんから"」
エリカ「わかってるわよ、馬鹿みたいに突っ込む訳無いでしょ!!」
ズガァァン!!
プラウダC「ぎゃあ!?」
T-34/76「ー」←P シュパッ
直下「やった!!1輌撃破!!」
みほ「…大丈夫かな…」
装填手「エリカさんもそこまで馬鹿じゃないですよ、それになおちゃんも居ますし、私達は私達でやるべき事をしましょう!」
みほ「うん、そうだね」
ズガンッ!!スドンッ!!
みほ「!!」
射撃手「現れたわね…プラウダめ…昨年の借りを返してやるわ!」
黒森峰D 車長「"敵車輌発見!!数は4…車種はT34/76が2輌、85が2輌!!距離800m"」
みほ「ありがとうございます、そのまま後退してください後は私達がやります!」
黒森峰D 車長「了解です!!」
エリカ「大したこと無かったわね…あんなけ大口叩いといてこの程度なんてね…」
黒森峰E 車長「エリカどうする?」
エリカ「そうね…このまま辺りを軽く探索して隊長と合流するわ!」
黒森峰E「了か…」
ズガァァン!!
黒森E パンターG型「ー」←P シュパッ!!
エリカ「ッ!!各車散開!!」
ノンナ「先ず1輌…」
ズガァァン!!ズガァァン!!
装填手「ちょっと、ちゃんと狙ってよ!!」
射撃手「あいつら地形を利用して逃げ回ってるから難しいのよ!!」
みほ「やっぱり…雪原じゃプラウダの方が有利になっちゃう…ここは一旦皆と合流しなきゃ…」
射撃手「あれ…どこに行ったの?」
みほ「恐らく、一旦退いて私たちを誘い込む気です」
通信手「なら追撃はなしみほさん?」
みほ「はい、一旦皆と合流しましょう」
通信手「了解です♪」
みほ「(さっきより風が強くなってきた…何だか嫌な予感がする…)」
ヒュオォォォ…ゴォォォォ…
通信手「みほさん駄目だよ、他のチームと連絡出来ないよ!!」
みほ「そうですか…みんな無事だと良いけど…」
操縦手「…1m先すら見えん…」
射撃手「まさか、こんな吹雪が起こるなんて思っていなかった…」
みほ「Aチーム各車ちゃんと着いてきてますか?」
黒森A「こちら2号車、何とか着いていってます!」
黒森B「3号…こっ…もなん…か…」
黒森C「……」
黒森D「こ…ら5号……号…の姿…見当た……ない…」
みほ「5号車もう一度お願いします!」
黒森D「4号……姿…見えない…」
みほ「4号車の姿が見当たらない?」
通信手「4号車さん、聞こえてますか?」
黒森C「……」
通信手「みほさん駄目、繋がらない…」
みほ「(これは不味いかもしれない、BチームとCチームとも連絡が取れない…)…」
射撃手「…みほさん、前方に小さな村を発見したわ」
みほ「村?確か…大きな教会があった筈…Aチーム各車前方の村に一時待避します」
ー教会内ー
みほ「どう?無線繋がりそう?」
通信手「うー…駄目っぽいです…」
装填手「エリカとミナもどこか吹雪が凌げる洞窟にでも待避してるのかも…」
みほ「だと良いんですが…」
ー観戦席 一時待避所ー
杏「凄い吹雪だねぇ、なんも見えないし…これじゃ暫く動きは無さそうだねぇ?」
まほ「……いや、それは甘い…」
杏「え?なんで」
まほ「プラウダは雪国の高校だ…戦車もな…なら、吹雪の中でも進軍は可能だろう…知識の無い黒森峰は不利な状態だ…」
杏「んーでもさ…この視界じゃ、いくら雪国の知識があっても……」
まほ「杏は突然、吹雪がきたらどうする?」
杏「そりゃ…吹雪から身を…あぁ…なるほどねぇ…」
まほ「これは…不味いかも知れないな…」
ゴォォォォ…ヒュオォォォ…
教会 見晴台ー
装填手「吹雪が止んできた…どう、通信は繋がりそう?」
通信手「んー…」
ザザザ…ザー…
エリカ『…誰か応答…なさい…ザー…』
通信手「きた♪」
装填手「よし!!エリカも無事みたいだ!!」
エリカ『誰か…聞こえてる!?』
通信手「聞こえてるよエリカー」
エリカ『…やっと繋がったわね…そっちは無事?』
通信手「大丈夫だよー…あ、ブルムベアが行方不明だけど…」
エリカ『そう、フラッグ車が無事なら構わないわよ、それよりあなた達の現在地は目印になりそうな物はある?』
通信手「教会にいるよ!」
エリカ『教会?…あ、地図の北にあるこれね…直ぐに行けそうね…あのis3が出てこなければだけど…」
通信手「大丈夫だよーこっちは静かだし…」
装填手「静かすぎるのが逆に不気味だけどね…ん…あれはなんだ?」
通信手「直ぐに合流するってみほさんに伝えるね♪」
装填手「いや、駄目だ!!合流は待って!!」
通信手「え?なん…」
カチューシャ【聞こえるかしら?黒森峰の生徒たち!!】
通信手「!?」
カチューシャ【あんたたちが吹雪を避けるためにここに来るのはお見通しよ!!わざわざ罠に掛かかりにくるなんて…笑っちゃうわ!!】
装填手「ヤバイ…囲まれてる…」
通信手「えぇっ!?」
カチューシャ「貴女達をこのまま蹂躙するねは容易いけど!!、カチューシャは優しいから猶予をあげるわ!」
装填手「猶予…?」
カチューシャ「あんた達、全員カチューシャの前で土下座して負けを認めなさい!!」
装填手「な、なんだと!?」
通信手「ふざけるなーちびの癖にー」
タタタタタッ!!チュインチュイン…
通信手「ひぇー!?」
装填手「ッ!!機銃なんて撃って…危ないだろー」
カチューシャ「うるさいわね!!カチューシャをバカにしたからよ!!」
ノンナ「カチューシャ…」
カチューシャ「ん…コホン…兎も角、全員カチューシャの前で土下座して負けを認めるって言うなら…フラッグ車だけ出てきなさい、他のは見逃して上げるわ」
カチューシャ「逆に断るんなら…教会ごと潰しちゃうから♪三時間上げるからじっくり考えなさい、お友達に怪我させたいなら別だけど…♪」
装填手「あいつッ!!」
通信手「……みほさん…」
みほ「……」
皆さん、更新のほう遅れてすみませんm(__)m
色々な事情で書く余裕が無いので…
今週には書くのでよろしくお願いします。
教会内部ー
装填手「くっそープラウタの奴等めー」
ゲシッゲシッ!!
射撃手「落ち着きなさいよ脳筋バカ、壁蹴っても何も変わらないでしょ?」
エリカ『で、どうするの?』
みほ「…降参はしません、ですが状況は最悪です…私たちは4両で向こうの数は不明で配置も正確には判りません…」
エリカ『絶体絶命って訳ね…私達が下手に動いてもこちらのフラッグ車は相手の手の中にある以上裏目に出るわね…』
みほ「…あのエリカさん、Cチームと連絡は取れますか?
エリカ『無理ね、さっきから呼び掛けてるけど応答なしよ
みほ「そうですか…分かりましたエリカさん達はその場で待機をお願いします」
エリカ『どうする気?』
みほ「三時間もらったんです、その間に作戦を立てます」
エリカ『…わかったわ、任せる…』
みほ「……とは言ったものの…どうしよう…」
射撃手「偵察にでも行きたいけど…プラウタの連中が見張ってるし…難しいわね…」
通信手「見晴台からじゃ、限度があるよ…」
みほ「……」
操縦手「みほさん…身体…冷える…」
通信手「あ、私もブランケット欲しいー」
操縦手「みほさん…車長…一番偉い…」
通信手「むー」
みほ「そうだ…これ使える…かも…」
プラ高D 車長「ふぅ…監視って疲れるべ…」
プラ高D 装填手「車長ー温かい飲み物さいるべ?」
プラ高D 車長「おー…ん?」
プラ高D 装填手「ん?車長どうしたべ?」
プラ高D 車長「んにゃ、気のせいだったべそれよか温かいのみものさ頼むだ!」
装填手「……」
射撃手「…セーフね…全く…あんたはもう少し慎重に動きなさいよ…」
装填手「ごめん…」
射撃手「しかし、みほさんの即席の迷彩服が役に立つのは分かったわね…」
装填手「みほ、手先が得意なんだね…知らなかった…」
射撃手「まぁ、みほさんの事は置いといて…サクッと敵の配置を探りましょうか…」
装填手「おぅ、なんか燃えてきた!」
射撃手「頼むから、考えて行動してよ?」
ー教会を見渡せる丘ー
装填手「一応、戦力の確認は出来たけど…」
射撃手「完全に方位されてるわね…正面から出た瞬間ISの餌食になるわね…かと言って教会に立て籠ってもあれだけの数の砲撃に耐えれる訳も無さそうだし…」
装填手「フラッグ車狙いで行こうにも…教会からは狙えないし…」
射撃手「エリカのチームは1両やられてるからあっちには3輌…教会に4輌…行方不明のミナ達が4輌…」
装填手「それに引き換え、プラウダは11輌…重戦車3輌もいるし…こっちの重戦車はみほのフラッグ車のティガーとエリカのティガー2…」
射撃手「駆逐戦車はほとんどミナが率いてるし…あー…これ無理じゃないかしら…」
装填手「そんな事言うなよ!!まだ、手はあるはずだ!!」
射撃手「言うのは簡単よ…問題はそれを実行出来るかどうか…只でさえ、まほさんの件もあってバタバタしてて練習時間が少なかったのよ?」
装填手「うぅ…でも…」
射撃手「まぁ、取り合えず…一旦戻ってみほさんに…」
装填手「どうした?」
射撃手「…案外、なんとかなるかも…」
装填手「はぁ?」
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