ルルーシュ「ギアス無しで反逆のルルーシュ?」 (49)

ルルーシュ「ちょっと待て、ギアスとは一体何だ」

C.C. 「せっかちな童貞だな、相変わらず」

ルルーシュ「…っ、髪が緑色で遊び人みたいな女には関係無いだろう。そもそもお前は誰なんだ、どうやって俺の部屋に入った?」

C.C. 「乙女の秘密だ、まあとりあえずピザでも食べよう。さっさとカードを出して私の空腹を解消しろ」

ルルーシュ「ふざけるな!!…ピザは奢ってやるからきっちり説明しろ。ギアスの事と反逆とは一体何かを」

C.C. 「トッピングはシーフードだ、それとチーズ君の人形をセットでな」

ルルーシュ「会話にならん…ふぅ、もしもし、シーフードピザSサイズ、チーズ君の人形セットで」

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ピザ到着後…

C.C. 「やはりピザは良い、これが無かった時代は暗黒時代だな」

ルルーシュ「ふん、さあ話して貰おう。俺はさっさと寝たいんだ」

C.C. 「では単刀直入に言おう、私は二週目を生きている。前回はギアスの呪縛も有ったが今回はそれも無い様だ」

ルルーシュ「だからそのギアスとは何だと聞いているんだが」

C.C. 「慌てるな、ギアスとは簡単に言えば特殊能力だ。私なら愛されるギアス、前回のお前なら絶対遵守の力…と色々な種類があった」

C.C. 「どういった訳かお前が死んでしばらくしてから私は過去に戻った。それもギアスが存在しない世界の様だ」

ルルーシュ「…今聞き捨てなら無い単語が聞こえたな、俺が死んだ…だと?馬鹿な。未来から来たのすら疑わしいが…ちなみに死んだ理由と年齢は?」

C.C. 「完全に疑ってる訳でもないが信じてもいないか。まあそうだろうな。ちなみに死んだのは18歳といったところか、死因は難しいが…優しい世界の為に だな」

ルルーシュ「!!…それでは俺の本名と野望を言ってみろ。そうすれば信じてやる」

C.C. 「御安い御用だ。本名はルルーシュ・ヴィ・ブリタニア。ついでに母親はマリアンヌ、父親はシャルル、そして野望はお前とナナリーを捨てたシャルルに復讐を…でどうだ?」

ルルーシュ「…俺の死んだ世界、ナナリーはどうなった?」

C.C. 「色々有ったが立派に総督をやっている、テロリストの兄の死を受け止め懸命に生きていたよ。まあ前の世界の行く末を見たわけじゃないからその後までは分からないさ」

ルルーシュ「そう…か。なぜ俺はテロリストになった?いや、なれたんだ?」

C.C. 「それこそがギアスの力だ。勿論お前自身の戦略もあったがな」

ルルーシュ「なるほど、反逆とは俺のテロリスト活動か。だがお前の話だと今回はそのギアスとやらが無いのだろう?」

C.C. 「お前じゃない、C.C. だ。それに関してはチャンスでもある。誰もギアスを行使出来ない分敵の難易度は格段に下がっている。勿論此方の難易度は上がっているがな」

ルルーシュ「つまりブリタニア側にもギアス所持者がいたのか。…まあギアスが無いなら反逆も何も無いな」

C.C 「それは努力してくれ、まあ私はピザを貪る仕事を頑張るよ」

ギアスがないならC.Cになるはずだった奴隷の少女はとっくに死んでるが、まぁ、C.Cの存在はイレギュラーとして許す。

ギアスがなければラグナレクの接続ができないから、シャルルが日本を侵略する理由もないし、V.Vとシャルルとマリアンヌが結託することもないし、そうなればV.Vがマリアンヌを殺そうとする理由もないし、マリアンヌが殺されなきゃルルーシュたちが人質島流しされる理由もない。他の妃がマリアンヌを排除しようとした線もあるが、そこらの人間にマリアンヌがどうにか出来るとも思えない。

そもそもギアスがなければ「V.V」という存在が危ぶまれる。V.Vではない「シャルルの兄」が第98代ブリタニア皇帝に即位していた場合、ルルーシュもナナリーもシュナイゼルもコーネリアもユーフェミアも生まれなかった可能性すらある。

要するにギアスがないなら「コードギアス 反逆のルルーシュ」という物語が根っこから消滅する。

>>1の構成力に期待

2週目だって書いてあるのが読めないのか
考察厨ってほんと気持ち悪いわ

>>12
2周めとか関係なく、ギアスがないなら物語の根本が変わってくるから>>1さんどうする気なんだろう期待してますよって書いてるだけでしょうに
考察厨を頭ごなしに批判する連厨ってほんと頭悪いわ

夜まで待機

ルルーシュ「とりあえず俺がギアスを手に入れ死ぬまでの間の出来事を詳細に聞かせて貰おう、細かな心情も知りうる限りの全てを」

C.C. 「やはり坊やは変わらないな。話してやろう、魔神が生まれた日を…ゼロレクイエムをな」

あらすじ説明中…

ルルーシュ「馬鹿な!!ナナリーが総督になった事は喜ばしいと思ったが…俺と敵対していただと?おのれ、シュナイゼル…!!」

C.C. 「興奮するな、さあ…ここまで聞いて何か質問はあるか?」

ルルーシュ「すまない…ああ、これは恐らく核心に近いんだろうが、ギアスが無いなら母上は…」

C.C. 「まず間違いなく死んでいる筈だ…いや、一つ可能性としては死んだ事にされたというのもある」

ルルーシュ「ああ、そこに俺も行き着いた。母上が暗殺されるのも防がれる筈だ。前回の世界ではV.V.の謀略で死ぬ寸前、たまたま発現したギアスを行使した様だからな」

ルルーシュ「それに…ラグナレクの接続が出来ない状態なら恐らく奴、シャルルは死への恐怖を高く意識しているだろう」

C.C. 「御高説中に悪いが、思考エレベーターは存在するぞ」

ルルーシュ「何!?どういう事だ!!」

C.C.「お前に会いに来る前に調べておいた、あそこに入った訳ではないが…恐らく使える筈だ」

ルルーシュ「クソッ、ならギアスが存在しないじゃなくギアスに変わる何かが存在している世界だろうが!」

C.C. 「ほう、その心は?」

ルルーシュ「例えば科学が存在せず、同様の文明を築いている世界があるとしよう。そこには科学に変わる技術が存在するだろう」

C.C. 「?良く分からないな、分かりやすく頼む」

ルルーシュ「…シーフードピザのエビが無くてもエビに変わる似た素材が存在し、それを使ってシーフードピザを食べられる可能性があると言うことだ」

C.C. 「ふむ、なら私は安心してピザを食べられるな」

ルルーシュ「…話を続けるぞ、ギアスではなく別の能力を使いシャルルが皇帝に君臨しているなら俺の勝ち目は全く無い」

C.C. 「だろうな、だが私はそんな能力持っていないぞ?」

ルルーシュ「前回の世界は恐らくお前が世界の鍵でもあったんだろう、今回は鍵となる人間が別にいるか…お前が自分自身で気づかぬ何かを持っているのかもな」

C.C. 「特に何かある感じはしないが…」

ルルーシュ「とりあえずその件は今後調べていくしかないな。次にV.V.の存在だ。奴はギアスを持っていないなら相応の年齢であり、普通なら即位するのは奴の筈だ」

C.C. 「そういえばそうだな…まあ存在自体が無かったことになっている可能性もある」

ルルーシュ「謀殺されて既にいない…と?」

C.C. 「ああ、さっき話した世界とは全く違う世界になっていると考えておいた方が良い」

ルルーシュ「ちなみに俺が反逆を始めないとしたら…どうなるんだ?」

C.C. 「さあな、ただ私が世界を越えたのはお前の死で完結する物語に納得しなかったからかもしれない」

ルルーシュ「…正直ギアスとやらが無い俺はただの学生であり何かを成せるとは思えない」

C.C. 「言ったろう?お前の死で終わる物語には納得していないと。抗おうがそうでなかろうが私は構わない」

ルルーシュ「…今夜は色々な事があって混乱してるんだ、とにかく寝よう」

C.C. 「そうだな、では寝るとしよう」

ルルーシュ「…おい、ちょっと待て。何故当たり前の様に俺のベットに入っている」

C.C. 「女に床で寝ろと言うのか?これだから童貞坊やは」

ルルーシュ「くっ…寝る所も無いのか、この未来人ホームレスが」

C.C. 「さあ明日から宜しく頼むぞ、ルルーシュ。おやすみ」

ルルーシュ「皮肉も効かないとは…はぁ、ソファで寝るとするか」

とりあえず本日は終わりです。土日にちょっと書いて溜めては書き込んでを繰り返しますので、緩やかのんびりさせていただきます。

翌日…

咲世子「ルルーシュ様、おはようございます。朝食の準備が整いました」

ルルーシュ「ん…おはよう、咲世子さん。直ぐに行きますから」

咲世子「はい、では私はナナリー様を起こして参ります。C.C. 様の分も有りますのでご一緒にどうぞ」

ルルーシュ「はい…はい?な、何故C.C. の事を?」

咲世子「昨晩お通ししましたから。それにしてもルルーシュ様にこんなお美しい彼女がいらしたとは…それではまた後程」

ルルーシュ「あ、ああ。…まあ起きてベット見たらそう思われるか」

ルルーシュ「…って違う!!おい、起きろC.C. !!お前俺の部屋に来るまでに何か変な事を吹聴してないだろうな?」

C.C. 「んん…朝くらいゆっくり出来ないのか、坊やは」

ルルーシュ「お前が悪い!咲世子さんは後で誤解を解くからともかく…ナナリーの前で変な事を言おうものなら追い出すぞ?」

C.C. 「ふん、朝飯は出来ているのか?」

ルルーシュ「出来ているそうだ、本当に大丈夫だろうな?」

C.C. 「安心しろ、咲世子にしか会っていないから」

ルルーシュ「全く…さて、行くとするか」

朝食…

ルルーシュ「まずお前はどういう存在だと説明したんだ?」

C.C. 「咲世子にか?ルルーシュに純潔を奪われ…」

ルルーシュ「黙れ、そして今すぐ俺に対して誠心誠意謝罪しろ!!」

ナナリー「おはようございます、お兄様。それと…彼女さんと聴いているのですが、C.C. さんで宜しかったでしょうか?」

ルルーシュ「ナナリー、今すぐその記憶を消去してくれ」

C.C. 「失礼な奴だな、昨夜はあんなに激しかったというのに」

ルルーシュ「今すぐ出ていくか誤解を解くか選べ、最優先事項だ!」

C.C. 「…と言うのは冗談で、ただの知り合いだ。少し理由があってしばらくは世話になるよ。一応ルルーシュと咲世子以外には秘密で頼む」

ナナリー「ええと…はい、とりあえず彼女さんではないんですね。それとしばらくはいらっしゃるんですね。仲良くしてくださいね?」

咲世子「お待たせしました。おや、ナナリー様、もうお義姉様と仲良くなられたのですか」

ルルーシュ「咲世子さん…後で必ず説明しますので、こいつがいる事と俺の彼女という嘘を広めたりしないでください」

C.C. 「まあ咲世子なら口も固いし大丈夫だろう、何せ忍者だからな」

ナナリー「忍者?まあ、スザクさんに昔話していただいた物語に出てきた人ですね」

咲世子「C.C. さんもお茶目な方ですね、忍者は今のイレブンにはいないですよ。昔話ですから」

ルルーシュ「咲世子さん、これ以上言葉は不要ですね?その辺りも必ず説明しますからこいつの事、秘密を徹底してください」

咲世子「…分かりました、ではいただきましょう」

ナナリー「はい、いただきます。お兄様、今日は生徒会はあるのですか?」

ルルーシュ「確か会長が何かやると言っていたな…放課後迎えに行くよ」

C.C. 「楽しそうだな、私も学校に行きたいぞ?」

ルルーシュ「黙れ、とりあえずピザでも何でも食っていいから大人しくしていてくれ」

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2013年11月22日 (金) 15:50:54   ID: LMERX6YE

続きまだでしょうか?

2 :  SS好きの774さん   2014年02月23日 (日) 20:18:32   ID: X9fflJM0

続きが気になります

3 :  SS好きの774さん   2014年06月17日 (火) 23:05:00   ID: qRqwhTEI

考察厨はまじきめぇわ
で、無視っとコピペと同じくらいキモイわ

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