上崎「今年こそは橘君にチョコをあげよう!」(528)

上崎「今年こそは橘君にチョコをあげよう!」

上崎「毎年なんだかんだであげられてなかったもんなあ…」

上崎「…ふふっ、橘君、喜んでくれるかな」

上崎「よし、それじゃ早速…」

美也「それはダメ~~!!」

上崎「み、美也ちゃん!? いつの間に!?」

美也「今年も絶対にチョコは渡させないよ!」

上崎「うう~!毎年毎年そうやって邪魔ばっかしてきて……どうしてそんなことするの!」

美也「だって裡沙ちゃんのチョコって危ない物が入ってそうなんだもん!」

上崎「だからそんな物入れないってば!! 普通のチョコだよ!」


落ちたんで立て直し

美也「信じられないよ! どうせ惚れ薬みたいな危ない薬とかが入ってるんでしょ!」

上崎「入れてない!」

美也「入ってる!」

上崎「入れてないの!!」

美也「入ってるの!!」

上崎「ふーっ!!」

美也「ふーっ!!」

上崎「……ふんだ。もういいもん。今年もこんな事になると思って、前もって橘君の下駄箱にチョコを入れてるんだから!」

上崎「きっと今頃橘君がもうそれを発見して……キャー///」

美也「それってこのチョコの事?」

上崎「そう、そのチョコ!」

上崎「……って何で美也ちゃんが持ってるの!?」

美也「何だか怪しかったから事前に回収しといたんだよ~にししし!」

上崎「な……返してよ!そのチョコはあたしの……ううん、橘君のなんだから!」

美也「やだよ~。じゃあねーー!!」

上崎「み、美也ちゃん!!待って!!」

美也「待たないよーっだ!!」

上崎「い、行っちゃった……」

上崎「……ううっ、酷い、酷過ぎるよ………」

上崎「………」

上崎「………ふふっ、あはは!!」

上崎「甘いよ美也ちゃん……これも計算通りだよ!!」

上崎「実は橘君の周りのあらゆる所にチョコを仕掛けてあるんだから!!」

上崎「下駄箱の中のチョコだけだと油断させて本命は至るところにある。……ふふふ、我ながら完璧すぎる作戦だよ!」

上崎「さすがの美也ちゃんもそこまで読みきれないでしょ!」

上崎「……今年こそは……今年こそは橘君にチョコをあげるんだから!!」



上崎「まず1個目のチョコは橘君のロッカーに置いてきたよ!」

上崎「橘君のクラスの今日の1限は日本史。そして橘君は日本史の資料集をロッカーにしまっている…」

上崎「だから資料集を取りにきた時に橘君は……キャー///」

上崎「……よし、橘君があたしのチョコを受け取るところを見に行こう!」

廊下

上崎「…HRも終わったみたいだしそろそろ取りにくるはず……あ、来たっ!!」

橘「……日本史の資料集はロッカーの中だったよな…」

上崎「そ、そのままロッカーを開けて……」

美也「おーい、お兄ちゃん!」

上崎「み、美也ちゃん!? 何でこんなタイミングで……

橘「ん? なんだ美也?」

美也「えーっとねえ……あ、UFO!!」

橘「な、なんだって!? ど、どこだ!?」

美也「ほら、あそこだよあそこ!」

橘「ええ!? 見つからないぞ!?」


上崎「…美也ちゃん一体何を……?」

上崎「…あ! ロッカーの中を探ってる!? も、もしかして……」


橘「うーん…見つからないぞ美也? って何コソコソしてるんだ?」

美也「う、ううん何でもないよ! あれ~おかしいな…さっきはいたんだけど…」

橘「見間違いだったんじゃないか?」

美也「あ~、そうかも」

橘「は~、探し損だよまったく」

美也「ごめんね~、それじゃあ美也教室に帰るね!」

橘「ああ、じゃあな。……えっと、資料集は……あった」

橘「さて、寒いしさっさと教室に戻ろう」


上崎「……橘君、戻っちゃった。チョコ持ってない…」

上崎「……間違いない、美也ちゃんはあのタイミングでチョコを回収していったんだ…」

上崎「……手強すぎるよ…」

上崎「で、でもまだまだチョコはあるんだから! 諦めるな、あたし!!」



上崎「2限目の授業は体育。橘君はカバンから体育着を取り出す時にあたしが入れておいたチョコに気がつくはず…」

上崎「どうやってカバンに入れたかは内緒だよ!」

上崎「そしてチョコに気づいた橘君はきっと……キャー///」

上崎「よし、今度も様子を見に行こう!」

教室前

上崎「…あ、そろそろ着替え始めそう…緊張してきたよ……」

上崎「…あれ? 橘君がカバンの中を見て驚いてる……あたしのチョコを見つけてくれたのかな!?」

上崎「……うーん、それにしては驚き過ぎのような……」

上崎「あ! 美也ちゃんが教室に入ってきた! ……どうしてカバン持ってきてるんだろう?」

上崎「えっと…持ってきたカバンを……橘君のカバンと交換した!?」

上崎「ど、どういう事……?」

上崎「も、も、もしかして……すり替えられてた!?」

上崎「あたしが橘君のカバンにチョコを仕込む事を見越して、自分のカバンと橘君のカバンを取り替えて……」

上崎「やられた!!」

上崎「まさかここまで読まれるなんて……本当にチョコあげられるのかな…?」

上崎「…ま、まだチョコの残りはあるんだから! きっと大丈夫!」



上崎「次のチョコは橘君の上着のポケットに仕込んでおいたよ!」

上崎「そして橘君は食堂で財布を取り出す時にその存在に気づくはず!」

上崎「諸々の突っ込みどころは無視だよ! 仕方ないよね!」

上崎「チョコを見つけた橘君はきっと………」

上崎「……もう嫌な予感しかしないけど一応様子を見に行こう」

食堂

上崎「橘君が列に並んでる……何を頼もうか迷ってる姿もかっこいいなあ…」

上崎「あの様子だとA定食にするのかな? さすが橘君、今日のA定食はおいしそうだからいい判断だよ!」

上崎「…あ、橘君の順番がきた! ……注文して…そのまま、そのまま財布を…」

美也「あっ!!」

上崎「あっ…」

バシャッ


上崎「…うん、わかってたよ…」

上崎「こんな展開になるんじゃないかなって…」

上崎「突然現れた美也ちゃんが橘君にお水をぶっかけて、乾かすって言って上着を回収していっちゃった…」

上崎「…案の定橘君はチョコに気がついてないし……」

上崎「美也ちゃんには予知能力でもあるのかな……」

上崎「もうやる意味無いんじゃ……」

上崎「…いや、まだあと1個だけ仕込んだチョコはある!」

上崎「……諦めるな、あたし!!!」



上崎「もう放課後だよ! その間のことは色々とすっ飛ばすよ!」


下駄箱

上崎「最後のチョコは裏をかいてまた下駄箱に仕込んだよ!」

上崎「さすがの美也ちゃんもまさか同じところに仕掛けてくるとは思わないはず!」

美也「それってこれのこと?」

上崎「うん、そうだよ!! なんだかもう適当になってるね!!」

上崎「……」

上崎「……ううっ、あまりにも早すぎるよ…様子を見に行くことすらできないなんて…」

美也「ま、美也に勝とうなんて百万年早いよ~だ。にしししし!」

上崎「……」

美也「…り、裡沙ちゃん?」

上崎「……どうしてよ」

美也「へ?」

上崎「…どうしてこんな酷い事するの?」

上崎「美也ちゃんも本当はわかってるでしょ? …あたしがチョコに何か入れることなんかしないって」

美也「…うん」

上崎「じゃあなんで!? そんなに橘君をあたしの恋人にしたくないの!?」

上崎「…それともあたしなんかじゃ橘君に相応しくないってこと……?」

美也「ち、違うよ!! そうじゃないよ!!」

美也「…裡沙ちゃんには頑張ってほしいって思ってるよ…」

上崎「ならチョコを渡させてよ!」

美也「それはダメ!」

上崎「美也ちゃん!!」

上崎「……だって裡沙ちゃんのチョコ、名前が入ってなくて誰が渡したのかわからなくなってるじゃん!!」

上崎「あっ…」

美也「直接渡す勇気が出ないのはわかるよ。……でも、そんなチョコじゃダメだよ…」

美也「ちゃんと裡沙ちゃんが渡したってわかるようにして、ちゃんと裡沙ちゃんの想いをにぃにに伝えなくちゃ…」

上崎「美也ちゃん……」

美也「ねえ、約束してくれる? 今度はちゃんとにぃに直接渡すって」

上崎「…うん!」

美也「ちゃんと告白するって」

上崎「うん!!」

美也「…じゃあこのチョコ返すね。……ごめんね、ずっと意地悪しちゃって…」

上崎「…ううん、美也ちゃんは悪くないよ…ありがとう、美也ちゃん」

上崎「美也ちゃんにここまで応援されてるんだから、あたしも頑張らないとね。えへへ」

美也「そうだよ! …この美也が応援してるんだから絶対に成功するよ!」

上崎「そ、そうかなあ?」

美也「そうなの! 頑張ってね、裡沙ちゃん!」

上崎「うん! 行ってくる!」

美也「行ってらっしゃい!!」





上崎(……あたしの想いをどれだけ橘君に伝えられるかはわからないけど…)

上崎(……もしかしたら振られちゃうかもしれないけど…)

上崎(でも、あたしには応援してくれてる人がいるんだから…)

上崎(頑張ろう……)

上崎「ハァハァハァ……あ、あの!」

橘「うん?」

上崎「あの!」

橘「え? 僕?」

上崎「は、はい!」

橘「…えっと……何かな?」

上崎(頑張って伝えよう!!)

上崎「あ、あの、これ受け取って下さい!」


きーらきーら(ry

短いけどネタ切れだし終わり
ぶっちゃけ>>9>>11の流れが書きたかっただけです

正直すまんかった

ちょっと待ってくれ
ネタを考えないと……

橘「というわけで彼女の上崎裡沙ちゃんだ」

上崎「えへへ、よろしくね」

梅原「おう、よろしくな。…しっかし、バレンタインデーにチョコを渡されて告白ねー…」

梅原「かーっ、羨ましい限りだよ、まったく」

上崎「そ、そんな大したものじゃないよ…」

梅原「いーや、そうだね! …大切にしろよ、大将」

橘「当たり前だろ!」

梅原「おーっ、言ってくれるねえ」

上崎「…橘君、なんだか恥ずかしいよ…」

橘「ははっ、ごめんごめん」

梅原「おいおい、見せつけてくれるじゃねえか!」

橘「あ、悪い」

梅原「いやいや、別に構わねえよ。…あ、そうだ。橘、ちょっとこっちに来てくれ」




おい、エロは無理だぞ!

上崎「?」

橘「…何だよ」

梅原「……なあ、もうそういうことは済ましたのか?」コソコソ

橘「……おい、本人の目の前でそういうこと聞くなよ。聞こえちゃったらどうするんだ」コソコソ

梅原「いいから、いいから。で、どうなんだよ」コソコソ

橘「……まだ全然だよ」

梅原「へー、そうかい、そりゃ意外だなあ。一体どうして?」

橘「まだ付き合ってあまり時間も経ってないし、まだそういうことはな……お互いの事を知るので精一杯だよ」

梅原「なるほどねえ…」

上崎(と、途中から丸聞こえだよ! 橘君とウメちゃん!)

上崎(…ふふっ、そんな風に考えてくれたんだ…嬉しい!)

上崎(…でも、あたしはいつでも……)

上崎(…はっ、いけないいけない。はしたない子って思われちゃう)

上崎(うーん、だけど放課後の公園とかで見つめ合ったりなんかしちゃって……キャー///)


梅原「…おい、上崎さんが突然悶え始めたけど大丈夫なのか?」

橘「あははは……たまにこうなっちゃうんだよね…」


棚町「ぐっもーにん!」

橘「あ、おはよう薫」

梅原「ういーっす」

棚町「二人とも珍しく朝から楽しそうね~」

棚町「…あれ、その悶えるてる子誰? …もしかして純一の彼女?」

橘「ははっ、そうだよ」

棚町「あははは、ごめんごめ……は?」

橘「だから僕の彼女だよ」

棚町「…た、大変よ梅原君! とうとう純一が壊れた!」

橘「な、何言ってるんだよ!」

棚町「アンタに彼女なんかできるわけないじゃない! 梅原君も一緒に純一の目を覚まさせて!」

梅原「…あー、残念だが棚町。どうやら本当のことらしいぞ」

棚町「え? 本当に彼女なの?」

橘「だからそう言ってるだろ!」

棚町「……ううっ…健気小町と呼ばれながら、あなたのことを支え続けたというのに…こんな裏切られ方をするだなんて…」

棚町「…ひどい、ひどすぎるわ……」

橘「…おい、僕は薫に支えられるどころか何回も迷惑を掛けられたぞ」

棚町「あれ? そうだっけ?」

橘「そうだよ! というかそのネタは洒落にならないからやめてくれ」

棚町「あははは~、それもそうね。…というかこの子は一体いつまで悶えてるの?」

橘「あ、そろそろ起こしてあげないと…」


上崎「……えへへ、チョコがかかってるあたしを橘君は……」

橘「おーい、裡沙ちゃん」

上崎「…はっ! な、何かな橘君! あたしはいつでも準備OKだよ!」

橘「ええ!? 何のこと!?」

チョコレート掛け裡沙ちゃんは甘すぎる
ビターチョコレートがちょうどいいよ!
胸のささやかなさくらんぼのトッピングが可愛いよ!


上崎「あ、あれ!? あたし一体何を!?」

棚町「ぷっ、あははは! 面白いわね! さすが純一の彼女なだけあるわ!」

梅原「お、おいそれは褒めてるんだよな?」

棚町「当たり前でしょ~」

上崎「い、いつの間にか棚町さんが居る!」

棚町「どもども~。…ねえねえ、いつから付き合い始めたの?」

橘「ああ、この前のバレンタインからだよ」

棚町「ほほー、バレンタインに告白なんてやるわね! えっと……」

上崎「あ、上崎です。上崎裡沙です」

棚町「うんうん、上崎さん! …って紹介遅いわよ何やってるの純一!」

橘「あ、ごめんごめん」

上崎「あ、でもぼーっとしてたあたしが悪いから…」

棚町「いやいや、彼女の紹介も彼氏の仕事だから上崎さんは悪くないわよ」

橘「何だそれ。初めて聞いたぞ」

棚町「だって初めて言ったもん」

橘「はあ!?」

上崎「…ふふふっ」

棚町「あ、ごめんね。上崎さん。あたしなんかじゃなくてもっとこのバカと話したいよね」

橘「おい」

上崎「ううん、大丈夫! 橘君たちとこんな風に話してみたかったし…」

棚町「ふーん、そっかそっか。それならよかったわ。…あ、そうだ上崎さんちょっとこっち来て」

上崎「へ?」

棚町「いいからいいから」

上崎「う、うん」

橘「あれ、何だか既視感があるぞ…」

梅原「奇遇だな、俺もだ」


棚町「…ねえ、純一に変なことされてないわよね? 上崎さんアイツの言うことすぐ聞いちゃいそうだから心配で…」

上崎「う、うん、そういうのはまだされてないよ」

棚町「ま、まだ?」

覚悟は済ませたんだな裡沙ちゃん

本当の健気小町は裡沙ちゃんかもわからんね


上崎「あっ!」

棚町「ふふっ、なるほどねえ…まだ、なんだ~」

上崎「ううう~…」

棚町「あはは、ごめん、意地悪すぎたね。でも、純一をあんまり図に乗せちゃダメよ~」

上崎「は、はい!」

棚町「それでよし! …あ、もう授業始まるね」

上崎「あ、本当だ…」

橘「あれ? 話は終わったのか?」

棚町「まあね~。ほら、授業も始まるし上崎さんをクラスまで送っていきなさい!」

上崎「ええ!? そんな、いいよ!」

棚町「彼女を送るのは彼氏の仕事でしょ!」

橘「うーん、それは……聞いたことあるな」

棚町「んふふ~、そうでしょ」

橘「じゃ、行こうか裡沙ちゃん」

俺「おう」

上崎「う、うん。ありがとう、橘君」

梅原「じゃあな~上崎さん」

棚町「送り狼にならないようね~」

橘君「ならないよ!!」

上崎(お、送り狼!?)

上崎(……えへへ///)





昼休み テラス

橘「さっきはごめんね。薫のせいでなんだかごちゃごちゃになっちゃって」

上崎「ううん、大丈夫だよ、楽しかったし。えへへ」

橘「そう? ならよかった」

上崎「…あ、あそこ席空いてるよ」

橘「本当だ。じゃあ座ろっか」

上崎「うん」

すまん、頭が回らなくなってきた…もう寝る
残ってたら続き書くよ

落としてはいけない(戒め)

よう言うた!それでこそ男や!(イニ義)

今起きた
本当に残ってるとは思わなかった。ありがとう

今から書くよ

橘「…じゃ、じゃあ早速裡沙ちゃんの手作り弁当を……」

上崎「あ、あまり期待してるとがっかりしちゃうかも…」

橘「そんなことないよ! 裡沙ちゃんの手作り弁当だったら例えどんな物でも完食できるよ!」

上崎「えええ!? じゃ、じゃあ大丈夫かな…?」 

橘「うん、安心して」

上崎「…ありがとう、橘君。じゃあ開けるね…」

パカッ

上崎「橘君の好きそうな物を詰めてみたんだけど…どうかな?」

橘「う、うんすごいよ裡沙ちゃん! 僕の好物ばっかりだ!」

橘「それにすごくおいしそうだよ!」

森島「ほんと、すごくおいしそうね!」

橘「ですよね! って、えええ!? も、森島先輩!?」

上崎「い、いつの間に!」

森島「きっとこの唐揚げなんて最高に違いないわ! 橘君もそう思わない?」

橘「え、ええ、まあ…」

森島「あ、でもこの卵焼きもおいしそうね! これ、あなたが作ったの?」

上崎「は、はい!」

森島「グッド! 愛情がこもってて素晴らしいわよ」

上崎「あ、ありがとうございます」

森島「それじゃあ早速いただきましょうか」

橘「ええ!?」

上崎「あ、あの、このお弁当は…」

塚原「こら! はるか! 二人とも困ってるじゃない!」

森島「あ、ひびきちゃん」

塚原「『あ、ひびきちゃん』じゃないわよ…二人の邪魔しちゃダメでしょ」

森島「えー、でも~」

塚原「言い訳しないの。ほら、謝る」

森島「…はーい。…ごめんね、ちょっとはしゃぎ過ぎちゃった」

塚原「ごめんね、はるかも悪気があったわけじゃないんだけど」

橘「あ、いえ! 僕は全然気にしてませんよ!」

上崎「あたしも別に…」

森島「…ううっ、優しいね。君達…」

橘「そんなことないと思いますけど」

塚原「ありがとね、二人とも」

森島「……ところで、えっと…あなたは?」

橘「あ、薫に注意されてたのに、また紹介が遅れちゃった」

橘「この子は上崎裡沙って言います。…えーっと、僕の彼女です」

森島「わお! 本当!?」

上崎「は、はい……そうです///」

森島「ふむふむ、なるほどねえ…それで手作り弁当なんだ。羨ましいわねえ、この、この~」

橘「ははは、ありがとうございます」

塚原「ふふっ、何だか余裕があるね。…ほら、そういうわけだから二人の邪魔をしないうちに…」

森島「それにしても……上崎さんって…」

上崎「ふぇ?」

森島「キュートだわ~! あ~、もう、なんでこんなかわいい子を知らなかったのかしら!?」

森島「しかも私が気づいた時にはもう彼女にしてるなんて、橘君が憎いわ!」

橘「こ、怖いですよ森島先輩!」

森島「あ、ごめんね。つい熱が入っちゃった。…それにしてもこんなかわいい彼女、どうやってゲットしたの?」

橘「あ、それは…」

上崎「あ、あたしから告白したんです」

森島「わお、かわいい顔してやるわね」

上崎「そ、そんなことないですよ…」

森島「ふふっ、謙遜しちゃっていい子ね~。いつから橘君のこと好きだったの?」

橘「ちょっ! そういうのは恥ずかしいですよ!」

森島「…む~、橘君は関係ないでしょ。おすわり!」

橘「ええ!?」

森島「で、いつからなの?」

上崎「え、えっと…小学校3年の時からです…」

森島「へぇ~、そんなに長い間好きだったの?」

上崎「…はい///」

橘(…何だか無性に恥ずかしいぞ、これ)

森島「ふ~ん、そっかそっか。…こんなに長く好きでいてくれる子なんてなかなか居ないわよ、橘君」

橘「……はい。そうですね」

森島「大切にしないとダメよ? これはお姉さんとの約束」

橘「ははっ、当たり前ですよ。…ずっと、大事にします」

森島「ふふっ、いいお返事ね。…だから上崎さんも……あれ?」


上崎「……た、橘君がずっと大事にしてくれるって……キャーキャー///」

森島「えっと、これは一体?」

橘「き、気にしないで下さい。裡沙ちゃんの癖みたいなものですから…」

森島「そ、そうなの?」

橘「は、はい…おーい裡沙ちゃん。起きてー」

上崎「…はっ! はい! ち、誓います!!」

上崎「…ってあれ? ここは?」

森島「…ふふっ、何だか素敵な夢を見てたみたいね」


上崎「ふぇ? …あっ……は、はい///」

森島「…だから、その夢の為にも橘君を絶対に離しちゃダメよ?」

上崎「…はい!」

森島「うんうん、これでもう二人は大丈夫ね!」

森島「というわけで……上崎さんは橘君のどこを好きになったの?」

上崎「えええ!?」

橘(ま、まだ続くのか!)

森島「いいじゃない、教えてよ……ってあれ?」ズルズル

塚原「…はあ、もういい加減にしなさい。さっさと帰るわよ」

森島「ちょ、ちょっとひびきちゃん!? ま、まだ話は…」

塚原「もうとっくに終わってるでしょ。二人とも邪魔しちゃってごめんね」

森島「ひびきちゃーん!!」

上崎「い、行っちゃった…」

橘「う、うん…」

上崎「何だか嵐みたいだったね…」

橘「はははっ、確かに」

上崎(…でも、ありがとうございます。森島先輩)



すまん、PCの調子が悪い
ちょっと待ってくれ

放課後

橘「それじゃ帰ろうか」

上崎「うん!」

上崎(…た、橘君と下校デート……えへへ///)

橘「裡沙ちゃん!」

上崎「ふぇ? …あ、ごめんね橘君! あたしったらまた…」

橘「ははっ、大丈夫だよ。そろそろ慣れてきたし」

上崎「そ、そう?」

橘「うん」

上崎「でも、それってあんまり…」

絢辻「あれ? 橘君?」

橘「あ、絢辻さん。絢辻さんも今から帰るの?」

絢辻「ううん、あたしはこれから勉強しに図書室に行くところ」

橘「へぇ、すごいなあ…」

絢辻「そんなことないわよ」

橘「いやいや、すごいって。…あ、そうだ。この子は上崎裡沙ちゃんって言うんだ」

ササッ

橘「え? ど、どうしたの、裡沙ちゃん。急に僕の背中に隠れたりして」

上崎「あ、あれ? か、体が勝手に動いちゃった…」

橘「何か怖いものでも居たの?」

上崎「そ、そういうわけではないと思うけど…」

絢辻「…ふふっ、なんだか面白いわね」

橘「あ、ごめんね絢辻さん。改めて紹介するよ。この子は上崎裡沙ちゃん」

絢辻「あたしは橘君と同じクラスの絢辻詞。よろしくね」

上崎「は、はい! よろしくお願いします!」

橘「…何で敬語?」

上崎「…また体が勝手に…」

絢辻「やだなあ、タメ口でいいわよ」

上崎「う、うん!」

絢辻「よしよし。……橘君のその呼び方から考えると彼女さんなのかな?」

そうだよ(便乗)

橘「ははっ、さすが絢辻さん。その通りだよ」

絢辻「ふ~ん、やっぱりそうなんだ…」

上崎「」ゾクッ

上崎(な、なんか急に寒気が…)

絢辻「…それじゃ邪魔しちゃ悪いし、そろそろ行くね」

橘「え? 邪魔なんかじゃないけど…」

絢辻「あなたが良くても、上崎さんがそう思わないかもしれないじゃない」

上崎「ええ!? そ、そんなことないよ!」

絢辻「ふふっ、冗談よ。…実はあたしがあまり時間が無いの」

橘「そうなんだ」

絢辻「うん。ごめんね、それじゃ」

橘「あ、うん。また明日!」



橘「…ねえ、もしかして、裡沙ちゃんは絢辻さんのこと苦手?」

上崎「う~ん、そうじゃないけど…」

上崎「…なんか、本能的な恐怖みたいなのが……」

橘「そっか…じゃあ、あまり絢辻さんとは会わないほうがいいかな?」

上崎「ううん、大丈夫! 絢辻さんいい人そうだからそのうち慣れると思うし!」

橘「それならよかった。…じゃあそろそろ帰ろうか」

上崎「うん!」





公園

橘「それにしても今日は色んな人に会ったね。最初は梅原だけに紹介しようと思ってたんだけど」

上崎「うん、橘君の友達といっぱい話せて楽しかった!」

橘「迷惑じゃなかった?」

上崎「ううん、全然そんなことなかったよ」


橘「じゃあさ、まだ紹介してない友達もたくさんいるんだ」

橘「だから今度はその人達も紹介していいかな?」

上崎「うん!」


上崎(今までずっと勘違いしてた…)

上崎(橘君の周りにいる女の子はみんな悪い子で、橘君をたぶらかそうとしてるって)

上崎(…でも、それはあたしの一方的な勘違いだった。今日話してみてそれがわかった)

上崎(きっとまだ紹介されてない女の子も悪い子なんかじゃなくて、橘君とあたしを心配してくれるいい子なんだ)

上崎(だって、橘君の友達なんだもん。悪い子なわけないよ!)

上崎(どうして、もっと早くに気がつけなかったんだろう…)

上崎(…ありがとう、橘君。あなたのおかげでまた、世界が広がったよ……)


橘「おーい、裡沙ちゃん? 大丈夫?」ユサユサ

上崎「あっ…うん、大丈夫。ちょっとぼーっとしちゃってた…」

橘「ははっ、そっか」

上崎(…って、起こしてくれたから橘君の顔が近いよ!)

橘「あっ…」

上崎(あ、橘君も気づいた。……あれ? 顔遠ざけないの?)

上崎(いつもだったら、こんなことになったらすぐに離れるのに…)

上崎「……」

橘「顔、近いね…」

上崎「う、うん…」

上崎(も、もしかして……)

橘「…えっと、あのさ……」

上崎「ん…」

橘「…うん……」

チュッ

きーらきーら

終わりです
キスシーンを書くだけで四苦八苦する童貞にエロなんか書けるわけがなかった

あと、裡沙ちゃんの他のヒロインに対する誤解が解けるっていう話を書きたかっただけだから正直つまらん話になってしまった
すまんかった

七咲だけなら書ける気がする
ちょっと待っててくれ


ただそれ以外は無理だ
この状態の梨穂子なんて書ける気がしない

昼休み

橘「裡沙ちゃんのお弁当すっごくおいしいよ!」

上崎「えへへ…そんなに褒められたら恥ずかしいよ…///」

橘「いやいや、僕は事実を言ってるだけだからね。裡沙ちゃんはむしろ誇るべきだよ!」

上崎「そ、そんな…///」

?「あの、先輩」

橘「裡沙ちゃんの料理はおいしいなあ!!! もう今から将来が楽しみだよ!!」

上崎「た、橘君……」

?「先輩!」

橘「裡沙ちゃん……」

?「先輩!!」

橘「う、うわっ! ビックリした! …なんだ七咲か」

七咲「『なんだ七咲か』じゃありませんよ、先輩…」

あ、ラブリーと絢辻さんの間の話ってことで

橘「というかどうしたんだ? 声なんか張り上げちゃって?」

七咲「い、いえ…あのですね……あまりこんなところで…その…」

橘「なんだよ煮え切らないなあ。あ、この子は上崎裡沙ちゃん」

上崎「よ、よろしくね」

七咲「人の話を遮らないで下さい! …あ、七咲逢です。いつも先輩がお世話になってます」

橘「うん? 何かおかしいような…」

七咲「いえ、おかしくなんかありません」

橘「うーん、腑に落ちないような……で、用事はなに?」

七咲「ですから……その…あまり人前でですね…いちゃいちゃというか何というか…するのはですね……」

橘「あ、紹介し忘れてた! この子は僕の彼女だよ!!」

上崎「えへへ…///」

七咲「人の話聞いてますか!?」

橘「失敬な! ちゃんと聞いてるよ!」

七咲「ほら! 聞いてないじゃないですか!! ていうか二人の様子を見てたらそれくらいわかります!」

橘「……裡沙ちゃん、僕達の愛が筒抜けみたいだね……」

上崎「…恥ずかしいけど…仕方ないよね…」

七咲「あーっ! もう!! 橘先輩もそうですが、上崎先輩もいい加減にして下さい!」

橘「…おいおい、僕をどんなに貶してもいいけど、裡沙ちゃんのことを悪く言うのはいくら七咲でも許さないぞ!」

七咲「……うん、もうこの人を相手にするのはやめよう」

橘「…あ、それはやめてほしいな……何というか…ほら、恥ずかしくなるし///」

七咲「じゃあ最初からやらないで下さい!」

橘「それは無理な注文だね」キリッ

七咲「あのですね、上崎先輩」

橘「あっ、あの」

上崎「う、うん、何かな?」

七咲「一つ忠告させて下さい」

上崎「…忠告?」

七咲「はい、忠告です」

上崎「…うん」ゴクリ

七咲「…あまり橘先輩を甘やかしちゃダメですよ」


上崎「えっ」

橘「えっ」

七咲「えっ、なんですかこのお前が言うなみたいな空気」

橘「いや、だってねえ……」

上崎「…うーん……」

橘「しかも薫が言ったことと被ってるし」

上崎「うん。一緒だ」

七咲「…そ、そんな…この扱いはあんまりですよ……」

七咲「もういいです! 先輩はずっとそこでいちゃいちゃしてて下さい!!」

橘「あ、行っちゃった。…ちょっと意地悪しすぎたかな…」

上崎「うん、あたしも乗っちゃったけど、さすがに…」

橘「今度二人で謝りに行こうか…」

きーらきーら(ry

何も考えず書き始めたらこうなった
すまんかった

いや、まだだよまだいける

まだだよ(ゲス顔)

そうだよ(便乗)

まだかよぉ!

田中恵子ちゃんを出そう(提案)

ええええぇぇぇぇぇぇぇええ!?

ネタが無いよう…

じゃあ田中さんで書いてみる
ネタ話だからあんまり長くならないと思うけど

休み時間 教室


上崎「橘くーん!」

橘「あ、裡沙ちゃん。どうしたの?」

上崎「うーん、別に用事があるってわけではないんだけど…会いたかったから…」

橘「ははっ、そっか。じゃあ少し話でもしようか」

上崎「うん!」

棚町「…まったく、お熱いわね~見てるこっちが胸焼けしそう」

橘「悪いな、薫。…ま、薫もさっさと相手を見つけることだな!」

棚町「…残念ながらあたしにそういう煽りは効かないわよ」

橘「つまらないなあ」

棚町「そういうのは梅原君に言ってあげなさい。……あ、そうだ上崎さん」

上崎「なーに?」

棚町「まだ紹介してない子がいるのよ」

橘「あ、それってもしかして…」

棚町「そう、恵子のこと。なんかいつもタイミングが悪いじゃない?」

橘「うーん、確かに…裡沙ちゃんと話す時はいつも居ないような…」

棚町「あ、友達に田中恵子っていう子がいるの。まだ紹介してなかったよね」

上崎「うーん…そうだね。会ったことないや」

棚町「その子を今から紹介しようと思ってたんだけど……あれ?居ないわね」

橘「本当だ。さっきまで居たのに」

棚町「おっかしいわね~。ま、呼べば来るか」

橘「そんな犬じゃないんだから…」

棚町「おーい! こら恵子ー、出てこーい!」

田中「なーに? 薫?」

橘「う、うわ!!」

棚町「け、恵子!?」

田中「え、え、え? ど、どうしたの二人とも?」

棚町「どうしたのって…アンタ、一体いつの間に居たのよ!?」

田中「ええぇぇ!? さっきから一緒に居たよ!」

棚町「いーや、嘘よ。ねえ純一?」

橘「う、うん。居なかったよ」

田中「えー、ひどいよー…本当に居たのに」

棚町「……うーん、釈然としないけどまあいいわ」

橘「いや、あんまりよくないと思うけど…」

棚町「いいのよ。…それで恵子に紹介したい子がいるのよ」

田中「え? だれだれー?」

橘「えっと、僕の彼女なんだけど…」

田中「ええぇぇえええ!? た、橘君彼女いたの!?」

橘「う、うん、まあ…上崎裡沙ちゃんっていうんだけど…」

田中「へぇー、早く会いたいな!」

橘「え? 会いたいなってここに居るじゃないか」

田中「どこどこ? 誰も居ないよ?」

橘「いや、ここに……ってあれ?」

あ、すまんちょっと用事

戻った。保守ありがとう

ずいぶん待ったぞ

まだかよぉ!

棚町「純一まで何言ってんのよ。ここに……え?」

橘「ど、どうしたんだろう!?」

田中「…あー、もしかして二人とも私のこと騙したの~?」

棚町「ち、違うわよ! 確かにさっきまで…」

橘「おーい、裡沙ちゃーん!」

上崎「なーに、橘君?」

橘「えええ!? り、裡沙ちゃん!?」

上崎「ど、どうしたの? そんなに驚いて?」

棚町「……ね、ねえ、上崎さん。さっきまでどこに…?」

上崎「ふぇ? ずっとここに居たよ?」

橘「……もういいや! 裡沙ちゃんが居るうちにさっさと紹介しちゃおう!」

棚町「ちょ、ちょっと純一! これってそんな簡単に流していいものじゃないでしょ!」

上崎「?」

橘「もういいんだよ! ほら、裡沙ちゃん。この人が田中さ……」

上崎「ええ? 誰も居ないよ?」

棚町「じゅ、純一……」

橘「一体何が起こっているんだ…?」

棚町「…か、上崎さん、ちゃんとそこに居てね! 純一も見張ってて!」

上崎「う、うん」

橘「お、おう!」

棚町「おーい、恵子ー!!」

田中「なーに、薫?」

棚町「出てきたわね! 純一、上崎さんは!?」

橘「い、居なくなってる……」

棚町「何やってるのよ!」

橘「ちゃ、ちゃんと見張ってたよ! だけど…田中さんが現れた瞬間に……」

棚町「…今度は純一が呼んでみて…あたしが恵子を見てるから」

田中「?」

橘「…うん。…お、おーい裡沙ちゃん!!」

上崎「えへへ、何かな橘君?」

橘「た、田中さんは?」

棚町「……居ない」

橘「……」

棚町「……」

橘「な、なあ、薫…」

棚町「……何よ」

橘「僕達はきっと…この世界の禁忌に触れてしまっているんじゃないかな……?」

棚町「……奇遇ね。あたしもそう思ってたところよ…」

橘「…ねえ、裡沙ちゃん。今日の話は忘れてくれないかな」

上崎「ええ!?」

橘「田中恵子っていう子は居なかったんだよ…」

上崎「えええ!?」

橘「薫、田中さんにも同じように説明してくれないか」

棚町「…了解よ」

上崎「え、え、え?」

きーらきーら(ry

ドッペルゲンガーか

終わりだよ!
ネタ無いよ!!

みゃーに成功報告とかしないの?

それだよ(便乗)

>>217
いいなそれ

おっ、書けそうだな

ごめん、今から書く

ちょっと時系列戻るよ

放課後 下駄箱

橘「……下駄箱にも入ってないか…」

橘「今朝見た時に入ってなかったんだから当たり前か…」

橘「はあ…結局もらえたのは義理チョコだけ……」

橘「…いや、何もしなかった僕が悪いのか…クリスマスの時もそうだったよな…」

橘「帰ろう……今日は帰ったら押入れにこもろうかな」


帰り道

橘(…ううっ、寒いな……早く帰ろう。早く帰って押入れに…)

上崎「ハァハァハァ……あ、あの!」

橘「うん?」

上崎「あの!」

橘「え? 僕?」

上崎「は、はい!」

橘「…えっと……何かな?」

上崎「あ、あの、これ受け取って下さい!」

木の葉は掃除されてろ

きた!

橘「へ? 何これ?」

上崎「…チョコです!」

橘「へー、チョコか。チョコねえ…。……ええ!? チョ、チョコ!?」

橘(お、落ち着け。僕にこんなおいしい展開が待ってるわけないだろう)

橘(…うん、そうだ。きっとこれも何かの宣伝とかなんだ。ポケットティッシュのかわりにチョコを配るみたいな)

橘(ははっ、そうとわかれば何ともないじゃないか)

橘(……なんだか悲しいけど…)

橘「…ありがとう。大切にするよ」

上崎「本当ですか!? …嬉しい///」

橘「うん、本当だよ。…それじゃ」

上崎「ええ!? ちょ、ちょっと待って下さい!」

橘「え? まだ何か?」

上崎「は、はい……」

橘(…うーん、早く帰って押入れにこもりたいのに…)

上崎「えっと…その……」

橘(まだかな…)

上崎「…好きです!」

上崎「ずっとあなたのことだけを見てきました!」

上崎「…あなたがよければ付き合って下さい!!」

橘「…え?」

橘(待て待て待て待て。な、何が起きてるんだ!?)

橘(こ、こういう宣伝なのか!? い、いやそんなわけないか…じゃあ本当に……?)

上崎「…あの、お返事聞かせてもらえますか?」

橘「…ねえ、これって告白なんだよね?」

上崎「え? …は、はい!」

橘「そっか……」

橘「……うん、いいよ。僕なんかでよければよろしくね」

上崎「い、いいんですか!?」

橘「ははっ、それは僕が言いたいくらいだよ。こんなかわいい子に告白されるなんて…」

上崎「そ、そんなことないですよ…///」

橘(顔が赤くなってる…かわいいなあ…)

橘「…うーん、これ夢じゃないよね?」

上崎「ふぇ?」

橘「こんなシチュエーション夢みたいだからさ」

上崎「…あたしも夢みたいです。…ずっと、ずっと好きだったあなたの恋人になれるだなんて……」

橘「はははっ、これじゃあお互い現実かどうかわからないね」

上崎「ふふっ、そうですね」

橘「…うーん、帰ったら美也に何て報告してやろうかな」

上崎「あっ!」

橘「え? あ、ごめんごめん。美也っていうのは僕の妹のことで…」

上崎「ご、ごめんなさい! あたし行かなきゃいけないところがあるんです!」

橘「ええ!? ど、どこに?」

上崎「…あたしのことをずっと応援してくれてた子がいるんです」

上崎「今日あなたに告白できたのもその子のおかげで…」

上崎「だから、その子に報告したいんです! 美也ちゃんのおかげで成功したって!」

橘「…そっか。…せっかく恋人になったんだし、二人でどこかに行こうと思ってたけど…」

橘「その子の所に行ってきてよ。僕はこのまま帰るからさ」

上崎「本当にごめんなさい! いきなりこんなわがまま言っちゃって…」

橘「ううん、わがままなんかじゃないよ」

上崎「で、でも…」

橘「…僕に彼女ができたのもその子のおかげなんだから、僕の分のお礼も伝えておいてくれるかな?」

上崎「あっ……」

上崎「…はい!」

橘「行ってらっしゃい」

上崎「はい、行ってきます!」


橘「あれ? 何か引っかかるような…」

橘「…せっかく彼女ができたんだし、細かいことまあいいか!」

橘「……今度梅原達にも紹介してあげないとな…」 




大将は細かいところを見落としがちだなあ!!

上崎「…美也ちゃんどこかな…」

上崎「そんなに時間経ってないし、この近くに居るはずなんだけど…」

上崎「…うーん……あ、居た!」

上崎「み、美也ちゃーん!!」

美也「ふぇ? あ、裡沙ちゃん!」

上崎「さ、探したよ~」

美也「…で、結果はどうだったの…?」

上崎「……あ、あのね…えへへ///」

美也「…その様子はつまり?」

上崎「うん、橘君の彼女になれたよ!」

美也「そっか…おめでとう裡沙ちゃん!」

美也「これも美也のおかげだね~」

上崎「うん、本当にありがとう!」

美也「あれ? でもいいの?」

上崎「え、何が?」

美也「だってにぃにと話したりしたくないの?」

上崎「うーん、それもいいかなって思ったけど…」

上崎「…美也ちゃんに真っ先に報告したかったんだ!」

美也「…そっか。ありがとね、裡沙ちゃん」

上崎「ううん、お礼を言われるようなことじゃないよ」

美也「……それにしても裡沙ちゃんとにぃにが付き合うのか~…」

上崎「う、うんそうだね……」

上崎「……えへへ…橘君と恋人か~………キャー///」

美也「…おーい、裡沙ちゃーん。戻ってこーい」

上崎「はっ! ごめんね、美也ちゃん。ちょっとぼーっとしちゃった」

美也「別に大丈夫だけど…」

上崎「…あ、そういえば、あたしと橘君が恋人ってことは……」

美也「ふぇ?」

上崎「あたしは美也ちゃんのねぇねになるってことだよね!」

美也「え゛」

ねぇねになれたよ!やったね裡沙ちゃん!

上崎「うんうん、そうだよそうだよ。ほら、美也ちゃん、ねぇねって呼んでみて?」

美也「う~……」

上崎「ほら、美也ちゃん!」

美也「…やだ」

上崎「え?」

美也「絶対にやだ!!」

上崎「み、美也ちゃん!?」

美也「そんなのやだもん! 裡沙ちゃんは裡沙ちゃんだよ!」

上崎「…で、でもあたしは橘君の彼女なんだから…」

美也「やだったらやだの! ぜーったいにねぇねなんて呼ばないよ!」

上崎「…呼ぶの!」

美也「…呼ばない!」

上崎「呼ぶの!!」

美也「呼ばない!!」

上崎・美也「「ふーっ!!」」

絢辻・棚町「「ふーっ!!」」

あれ、これどうやってオチをつけよう…?

上崎「…じゃあ、もういいよ。美也ちゃんの好きに呼んでよ」

美也「ふんだ。ま、それが正しいもんね~」

上崎「…うん、そうだね。あたしはねぇねだから、美也ちゃんのそういうわがままも許してあげないといけないし」

美也「な!」

上崎「うんうん、ごめんね美也ちゃん。あたしったら大人気なかったよね」

美也「「な、なにそれずるい!」

上崎「え? 何が?」

美也「何がじゃないよ!」

上崎「うーん…よくわからないよ。ねぇねにわかるように説明して?」

美也「…う~……もう怒った! 裡沙ちゃんなんかにぃにとケンカしちゃえばいいんだ!」

上崎「ちょっと! そういう怖いこと言わないでよ!」

美也「裡沙ちゃんなんかもう知らない!」

上崎「あたしも美也ちゃんのことなんか知らない!」

美也「じゃあね!」

上崎「ふーんだ!」

森島「ふーっ!!」

塚原「…………はぁ」

森島「ちょ、ちょっとひびき!付き合ってよ、これじゃ私一人バカみたいじゃない!」

塚原「……違うの?」

森島「むむむ……もうっ!ひびきちゃんのいけず!」

塚原「はいはい、悪かったわよ」

>>273
はよ

絢辻さんと棚町の喧嘩ですけど、普通の声なんて出さないよ

喧嘩時の声は

「マーオ」

これを互いが連呼し合う

交互にやりとりしていくにつれてどんどん伸びる&後部が高音になっていく

こんな感じ

絢辻「マーオ」

棚町「マーオ」

絢辻「マーーオ」

棚町「マーオ」

絢辻「マーーーオ!」

棚町「マーーオ!」

絢辻「マーーーーーーーーオ!!!!!!」

棚町「マーーーーーーーオ!!!!!」

絢辻・棚町「ギャフベロハギャベバブジョハバ」


上崎(美也ちゃんのわからず屋!)

上崎(どうしてねぇねって呼んでくれないの!)

上崎(あたしは橘君の彼女なのに!)

上崎(……)

上崎(…橘君の彼女か~……えへへ…)

上崎(…彼女になったってことはつまり、あんなことやこんなこともしてあげられるのかあ……)

上崎「……キャー///」

上崎(これも全部美也ちゃんの応援のおかげで……って、あれ?)

上崎(……あたしったら何してるんだろう…)

上崎(美也ちゃんにお礼を言いに来たはずなのに……こんなことでケンカして……)

上崎(今の幸せは美也ちゃんのおかげなのに……!)

上崎「……あたし、美也ちゃんに謝らないと!」

上崎「美也ちゃーん!!」



保守だよ裡沙ちゃん

上崎(…とは言ったものの…美也ちゃんはどこに居るんだろう?)

上崎(どうしよう…謝ろうにも美也ちゃんが見つからなかったら……)

上崎(…ううっ……)

上崎(…あ、あれ? 前から走って来てるのってもしかして…)

美也「裡沙ちゃーん!!」

上崎「み、美也ちゃん!?」

美也「ハァ…ハァ……」

上崎「ど、どうしたの美也ちゃん?」

美也「…あのね、その……」

上崎「?」

美也「…ごめんね、裡沙ちゃん」

上崎「え?」

美也「裡沙ちゃんと別れたあと冷静になったら、美也すっごくひどいこと言っちゃったと思って…」

上崎(『ケンカしちゃえばいいんだ』ってところかな?)

美也「やっと裡沙ちゃんがにぃにと恋人になれたのにって思ったら…すごく申し訳なくなってきて……」

美也「だから…ごめんなさい!」

上崎「…ふふっ、美也ちゃんもなんだ」

美也「ふぇ?」

上崎「あたしもね、美也ちゃんに謝ろうと思ってたの」

美也「そ、そうなの?」

上崎「うん。ごめんね、美也ちゃん」。ねぇねって呼んでくれなくても美也ちゃんは美也ちゃんだもんね」

美也「裡沙ちゃん……」

上崎「じゃあ、これで仲直りってことでいいかな?」

美也「うん!」

上崎「えへへ、一緒に帰ろっか」

美也「そうだね。…あ、まんま肉まん食べていこうよ!」

上崎「うん! いいよ!」


美也「……これからもよろしくね、ねぇね……」

上崎「どうしたの美也ちゃん? 置いてっちゃうよ!」

美也「あ、待ってよ~!」

きーらきーら(ry

なんだか途中からキャラ崩壊してた気がするけど仕方ないよね!
オチも考えず書いちゃダメだね!

いや、良かったよホントに




これからも期待しちゃっていいかなっ?

もうネタ切(ry

え、もうやり切ってるでしょこれ?

まだ私の裡沙ちゃんゲージが満たされてない

あ、ごめんやっぱり書けるかも
ちょっと紗江ちゃんに紹介で妄想してくる

時間弱が行ったり来たりしちゃって申し訳ない
>>139の翌日辺りっていう設定で

あ、時間軸だ

休み時間

橘「えーっと、ここで待ち合わせをしたはずなんだけど…」

上崎「このテラスだよね?」

橘「うん、そうだよ。…うーんと……あっ、居た!」

上崎「え、どこどこ?」

橘「ほら、あの子だよ。おーい、中多さん!」

中多「…あ、しぇんぱい!」

橘「ごめんね、待たせちゃったみたいだね」

中多「い、いえ、そんなことないです! …それに、私から会いたいってお願いしたので…」

橘「ははっ、これくらいどうってことはないよ。それにいつか中多さんには紹介しようと思ってたしね」

中多「そ、そうなんですか?」

橘「うん。…えっと、この子が上崎裡沙ちゃん」

上崎「あ、上崎裡沙です。よろしくね」

中多「な、中多紗江です。よろしくお願いします」

橘「そんな固くならなくて大丈夫だよ」

中多「は、はい!」

中多「……あの、か、上崎先輩は橘先輩の……か、彼女さんなんですよね?」

上崎「…えへへ、そうだよ。……まだこうやって紹介されるのは慣れないけど…///」

中多「ふふふっ、そうなんですか」

上崎「うん、やっぱりちょっと恥ずかしくて…///」

橘「あ、そういえばどうして中多さんは裡沙ちゃんに会いたがったの?」

中多「え、えっと、その…上崎先輩に色々と聞いてみたいことがあって……」

橘「へぇ~、そうなんだ。じゃあどんどん質問してよ。いいよね、裡沙ちゃん?」

上崎「うん!」

中多「じゃ、じゃあ……あの、どちらから告白されたんですか…?」

上崎「…こ、この前のバレンタインにあたしから……///」

中多「…ひゃああ……だ、大胆ですね…///」

上崎「う、うん…///」

橘(二人が赤面している…微笑ましいなあ)

中多「…えっと、い、いつから橘先輩のことを好きだったんですか?」

上崎「…うーんと、小学校3年の時からだよ」

中多「そ、そんな長い間でひゅか!?」

橘(あ、紗江ちゃん噛んだ)

上崎「…そ、そうなるのかな…?」

中多「…す、すごいです…上崎先輩!」

上崎「…えへへ、すごくなんかないよ……///」

中多「いえ、本当にすごいです!」

上崎「あ、ありがとう…///」

中多「そ、それじゃあ……つ、次の質問は……」

橘(あれ? まだ続くのか)

中多「……そ、その!」

中多「…キ、キスとかはしたんでひゅか!?」

橘「な!?」

橘(な、なんてことを聞くんだ中多さん! しかも声が大きい!)

上崎「……///」プシュー

橘(ああ! 恥ずかしい質問攻めで裡沙ちゃんがオーバーヒートしてしまった!)

中多「…あ、あの……キ、キスは……キスはしたんでひょうか!?」ユサユサ

橘(更に追い打ちをかけるだと!? 中多さん、できる…!)

橘(…ってそんなことを考えてる場合じゃない! 早く止めないと!)

橘「ちょ、中多さん、ストーップ!!」

中多「ひゃ、ひゃい!」

橘「その……裡沙ちゃんがもう限界来ちゃったみたいだから…」

中多「ふぇ?」

上崎「……///」プシュー

中多「あああ……す、すいません! 私ったら一体何を…」

橘「…うーん、しばらくは裡沙ちゃん起きられなそうだ…」

中多「ううっ……本当にすいません!」

橘「ううん、気にしないで。たぶん裡沙ちゃんも気にしてないと思うよ」

中多「ほ、本当ですか…?」

橘「うん。彼氏だからね。こういうのもわかるんだ」

中多「…ひゃああ……しぇんぱいすごいです!」

橘「ははっ、そんなことないよ」

橘「…あ、そろそろ授業始まるね。中多さんは先に戻ってなよ」

中多「で、でも上崎先輩が…」

橘「大丈夫だよ。…こういうのも彼氏の仕事だからね」

中多「…す、すいません。ありがとうございます…」

橘「それじゃあまた今度ね」

中多「はい、し、失礼します! 本当にすいませんでした!」



上崎「……///」プシュー

橘「…うーん、授業には遅刻して行くことになりそうだな…」

きーらきーら(ry

書く前のの予定から大きくズレちゃったよ!本当は橘さんに質問するつもりだったのに!
深夜のテンションって怖いね!

とりあえず今日はもう無理
明日残ってたらラスボスの梨穂子書く

わけがない

今起きた
しばらくしたら書く

メロンパン食べてる姿が可愛い!!

昼休み 廊下

橘「今日のお弁当も楽しみだなあ!」

上崎「えへへ、そんなにすごいものじゃないよ?」

橘「いやいや、裡沙ちゃんのお弁当はいつもおいしいよ」

上崎「ありがとう、橘君…///」

橘「裡沙ちゃん……」

上崎「橘君……」


?「あれ~? じゅんいち~、何してるの?」

橘「ん? この声は…梨穂子か?」

桜井「そうだよ~」

上崎(さ、桜井さん!? ど、どうしよう…すごく気まずいよ……)

上崎(どうにかして会わないようにしてたのに……油断してた!)

桜井「あれ? …もしかしてその子って、この前純一が言ってた…」

橘「うん、そうだよ。…彼女の上崎裡沙ちゃんだ」

橘「悪い梨穂子……裡沙ちゃんの方が可愛いんだ…!!」

上崎(た、橘くーん!! 何してるの!!)

上崎(さすがにデリカシーがなさすぎるよ!!)

桜井「あ、純一の幼馴染の桜井梨穂子です。よろしくね~」

上崎(うん、知ってる!! すごく知ってる!!)

上崎(…そ、そうだ。とりあえずあたしも挨拶を…)

上崎「え、えっと…その……か、上崎裡沙です。よろしくお願いします…」

桜井「そんなに緊張しなくても大丈夫だよ~」

橘「そうだよ、裡沙ちゃん。梨穂子は僕の幼馴染なんだから」

上崎(そ、そんなの無理だよ!) 

上崎(…だって、あたしは桜井さんから……)

桜井「…どうしたの、上崎さん?」

上崎「い、いえ! 何でもないです!」

橘「ははっ、裡沙ちゃんまだ敬語になってるよ」

上崎「あ! ご、ごめんなさい!」

桜井「…う~ん」

橘「おいおい、梨穂子までどうしたんだ?」

桜井「…ねえ、純一。お願いがあるんだけど…いいかな?」

橘「うん? なんだ?」

桜井「ちょっと上崎さんと二人っきりで話させてくれないかな?」

上崎(えええ!?)

橘「うーん、どうしてだ?」

桜井「えへへ~、女の子同士で話したいこともあるんですよ~」

橘「ふむふむ、なるほど…そういうこともあるのか……」

橘「…よし、わかった。じゃあ僕は先にテラスまで行ってるね、裡沙ちゃん」

桜井「ごめんね~純一」

上崎「あ、え、その…」

橘「別に構わないよ。じゃあ、またあとで! お弁当楽しみに待ってるね!」

上崎(い、行っちゃった……)

>>387
小学中学の頃を覚えてたかは不明だが、裡沙ちゃんの事知っている描写はあったな

桜井「へぇ~、上崎さん、お弁当作ってきてるんだ~」

上崎「う、うん」

桜井「あ、じゃあ今度純一が好きな料理とか味付けとか教えるよ!」

上崎「えと…あ、ありがとう」

桜井「…うーん……」

上崎(ううっ、気まずすぎるよ~……)

桜井「ねえ、上崎さん」

上崎「な、何かな!?」

桜井「…一つ、聞いていいかな?」

上崎「う、うん、いいよ!」

桜井「もしかして、上崎さんは純一を私から奪っちゃった、とか考えてたりしない?」

上崎「えええ!? ど、どうしてそれを!?」

桜井「上崎さんの様子を見てたら何となく、ね……」

上崎「……」

>>391
え、マジで

>>393
テキタイ落ちイベントで裡沙ちゃんが呼び出した時
梨穂子が、「あなたは……」とか言ってたよ

>>394
テキタイ落ちイベントなんて怖くて一つしかやってねえよ……


あー…うん…矛盾点はその……スルーしてくれ…

桜井「…やっぱり、そうだったんだ」

上崎「あの、ね…」

桜井「…うん」

上崎「……桜井さんはあたしよりも早く橘君を好きになってたっていうの…知ってたから…」

桜井「…そっか」

上崎「…最近まではそんなの構わないって思ってたんだけど……」

上崎「あの人と付き合うようになってから、そうは思えなくなって…」

桜井「…うんうん」

上崎「あたしもずっと片思いだったから…桜井さんの気持ちがすっごくわかるから……!」

上崎「…だから…その……」

桜井「…えへへ、上崎さん勘違いしてるよ」

上崎「ふぇ?」

桜井「確かに私は…失恋しちゃったんだと思う」

桜井「…だけどね、私は純一が幸せならそれでいいの」

上崎「…!」

>>395
エビコレならスト子撃退フラグ立ててからなら安心して見れるよ
5人とも超可愛いし、撃退される裡沙ちゃんも可愛い

桜井「上崎さんは知らないと思うけど、純一ったらバレンタインからずっと色んな人に自慢してるんだよ?」

上崎「ええ!?」

桜井「あ、やっぱり知らなかったんだ~」

上崎「ぜ、全然知らなかったよ…」

上崎(橘君と恋人になってから、彼のことを見守るのやめちゃったから……)

桜井「会う人みんなに僕に彼女ができたんだぞ~、すっごくかわいいんだぞ~、って」

上崎「そ、そうなんだ…///」

桜井「そうなんだよ~。まったく、困ったものだよね~」

桜井「……それでね、その時の純一の顔が…すっごく幸せそうなの」

上崎「…うん」

桜井「…その顔見てるだけでね……私は十分なの」

上崎「……桜井さん…」

桜井「…はい! お話、終わり!」

上崎「へ?」

桜井「そろそろ純一のところに行ってあげて。きっとお腹ペコペコにしながら上崎さんを待ってると思うから」

>>399
チキンな俺に裡沙ちゃんが撃退されるシーンなんて見られるわけがなかった

上崎「…うん、そうだね。…じゃあ行ってくる!」

桜井「うん、行ってらっしゃ~い」


桜井「……これでいいんだよね…」

夕月「ああ、りほっちはよくやったよ!」

桜井「え!? る、るっこ先輩!?」

飛羽「…私も…居る」

桜井「……あはは~、見られちゃってましたか…」

夕月「…まあ、な」

飛羽「…りほっちは……よく頑張った」

桜井「…ううっ…」ギュッ

夕月「おいおい、どうした。突然抱きついてきたりなんかして」

桜井「…し、しばらく…こうさせて下さい…」

夕月「…ああ、わかった。好きなだけこうしてるといいさ」

桜井「……あ、ありがとございます…」





上崎「た、橘君!」

橘「あ、裡沙ちゃん。梨穂子と話は終わったの?」

上崎「…うん」

橘「そっか。じゃあ早速お弁当食べよっか」

上崎「うん!」



上崎(…ありがとう、桜井さん…)

上崎(桜井さんのためにも…あたし……)

上崎(絶対に橘君を幸せにする!)

きーらきーら(ry

というわけでラスボスの梨穂子編終わり
シリアスはまったく筆が進まないよ!仕方ないよね!

書きたいけどネタが(ry

一つ書きたいシチュエーションはあるんだけどどうやってそこに持って行けばいいのかわからん

単発みたいな書き方になるかもですが、

クリスマスだけじゃなくて「一年をイチャコラ変態風味に過ごす2人」がみてみたいです先生。

もしくは「初めて裡沙ちゃんの部屋に通しされた橘さんが紳士的行動の結果ストコレを見つけてしまう」とか……。

短いのだけど二人のいちゃいちゃ書くわ

放課後 

橘「じゃあ今日も一緒に帰ろうか」

上崎「うん!」

帰り道

橘「ふ~、やっぱりまだ寒いね」

上崎「うん、本当だね……あ、そうだ!」

ギュッ

橘「り、裡沙ちゃん!?」

上崎「えへへ、こうやって腕に抱きつけば温かいかな?」

橘「う、うん…」

橘(こ、この肘に当たる感触は…!)

上崎「えへへ、橘君あったかい…///」

橘「そ、そうかな?」

上崎「うん…」ギュッ

橘(ううっ…は、恥ずかしいな…)

放課後に純一の部屋で、
裡沙ちゃんの“ソックス脱ぎたて裸足の指の間”をチュッチュする変態紳士さんがみたいです先生!!


なにはともあれ期待


上崎「……もう全員に会ったのかな?」

橘「へ? な、何が?」

上崎「橘君の友達のこと」

橘「…あ、そうだね。もう大体の友達は紹介したよ」

上崎「そっか…ありがとね、橘君!」

橘「いやいや、お礼を言われるようなことじゃないよ」

上崎「ううん、そんなことない。…今度ね、棚町さんと一緒にお買い物しに行くの!」

橘「へぇ~、薫と行くんだ」

上崎「うん! これも橘君があたしを紹介してくれたおかげだよ」

橘(きっと田中さんは一緒じゃないんだろうなあ……)

上崎「橘君?」

橘「あ、何でもないよ! それにしても薫とか~…なんだか意外だなあ」

上崎「うん、あたしもそう思う」

橘「ははっ、裡沙ちゃんが言っちゃうんだ」

上崎「えへへ……それにね、他にも森島先輩とか、中多さんとかも学校で会ったら話してくれるの!」

橘「そっか…じゃあ紹介してよかったのかな?」

上崎「もちろん!」

橘「ちょっと心配だったんだけど、それならよかったよ」

上崎「…あ、えっと…あのね…」

橘「うん? 何かな裡沙ちゃん?」

上崎「あたし、ずっと橘君のことを見てきたって言ったよね……」

橘「うん、小学校の時からだっけ?」

上崎「そう、3年生の時から。…あたしね、ずっと羨ましかったの」

橘「え、誰が?」

上崎「ウメちゃんとか桜井さんとか…棚町さんとか」

橘「どうして?」

上崎「…橘君と話したりできるから」

橘「あ…」

上崎「あたし、引っ込み思案だったから橘君たちの輪に入ることができなくて…」

上崎「ずっと、あなた達を遠くから見ることしかできなかったの…」

橘「裡沙ちゃん…」

上崎「でも今は違う! 橘君やその友達と普通に話せる…」

上崎「もう輪の外で見なくてもいいの…」

上崎「…橘君があたしの世界を広げてくれたんだよ」

橘「そうだったんだ…」

上崎「うん、そうだったの…えへへ///」

橘「…うーん、でもね裡沙ちゃん…」

上崎「?」

橘「僕が思うに裡沙ちゃんはまだ輪の中に入りきれてないよ」

上崎「えええ!? ど、どうして、橘君!?」

橘「それだよ!」

上崎「ふ、ふぇ?」

橘「橘君じゃなくて、純一って呼んでくれないと」

橘「その呼び方じゃまだ距離を感じちゃうよ」

上崎「ええ!? …そ、そんな…///」

橘「…ほら、早く」

上崎「…う、うん! ……えと…そ、その…じゅん、いち……///」

橘「うん、それでよし!」

橘「……でも、ちょっと恥ずかしいね…」

上崎「あはは、じゅ、純一が言ったんだよ!」

橘「ははっ、そうだったね」

上崎「うん!」



橘「あ、そろそろ家に着いちゃうね」

上崎「あ……」

橘「二人で話してるとあっという間だね」

上崎「…本当だね。…もっと話してたいのに…」

橘「僕もだよ…」

上崎「……」

橘「……」


橘「……あのさ、裡沙ちゃん」

上崎「…なに、かな?」

橘「さっき僕が世界を広げたって言ったよね」

上崎「…うん」

橘「これからもずっと、僕と裡沙ちゃんの世界は広がっていくと思うんだ」

橘「…だからこれからもよろしくね、裡沙ちゃん」

上崎「……うん! よろしくね、純一!」

きーらきーら(ry

ようやく裡沙ちゃんに純一って呼ばせたよ!
ゲームやってた時から気になってたからよかったよ!

泣けた。


ちょっと裡沙ちゃんと「026でいっしょにトレーニング」してくる。

なんというか、裡沙ちゃんとの変態行為は想像しづらいんだよなあ…
裡沙ちゃんが何でも受け入れちゃいそうだから盛り上がらないというか、なんというか…

あえて裡沙ちゃんが主導権を握って色々いたす話なんかどうだろう
橘さんが「したいことしていいよ」って言えばそういう流れに持ち込めるんじゃないか

>>445
もらった!!

…ちょっと休憩させてくれ
ネタ切れどころか妄想すらできなくなってきた

しばらくしたら戻る

(丑)_, ,_   正捕手による保守
( ・∀・) 
( つ  @   ⑪≡≡≡
と__)__)


       _, ,_(丑)

      (・∀・; ) 
      ( ∪ @  
⑪Y⌒  と__)__)


>>453
どこにでも沸くようになったな…残念だ

上崎「うん、そうだったの…えへへ///」

橘「…うーん、でもね裡沙ちゃん…」

上崎「?」

橘「僕が思うに裡沙ちゃんはまだ輪の中に入りきれてないよ」

上崎「えええ!? ど、どうして、橘君!?」

橘「それだよ!」

上崎「ふ、ふぇ?」

橘「橘君じゃなくて、純一って呼んでくれないと」

橘「その呼び方じゃまだ距離を感じちゃうよ」

                     ___
                   ./    \
                   | ^   ^ |

                   .| .>ノ(、_, )ヽ、.|  <保守
: ._     ,,,,,,,,_          ! ! -=ニ=- ノ!_       .,,i*jlilllタw,,、_.,r-=-r
'゙~``:''ヽ,,,,√   .~゚'、, .l,,gllc/ ̄\`ニニ´/ ̄\i、 ,,r"     ,レ'″   .li
、    .'《゙N,,,、    .゚'ll゙゙mr----   ̄ ̄ =`゙ニ-r/"     ,r'°     'l
゙l,、    l  `'私            ゙゙゚''l*゙^            ,rl゙゙゙゙≒,,,,,,,,,,,wll'
: ゙゚'━'#'┷x,_ .゙私,              l               ,il_,yー'''''''ー_、 |
   ,l′  ゚リh,,,,|l,               l゙              ,lll゙°      ゙''ll
ヽ-rf°      ,,゙゙%、             ,l、            ,,ll!e,、     ._,,,r
   ``':i、__,,,,,广  '゙l,,,,、     ._,,,wllll|,llli,,,,,,,,,,,     ._,,,llll″ .゚ラiぁwr='“`
      ` ̄ .゚l,、    ゙゚''*mii,,x'll゙″  ..ll"   `゙lllii,l,illllケ″   .,l
         lll,、     ,ll゙" 'l,,,,,,,,,,,,,illwrre,,,_,l°゙l、     ,!″

          `┓    確 : 'll"   .:ll    'l,r` .:l:     ,,l゛
           ゙|y    .喜.l,,l′   .l]  :  ,lr~:li、  .,r''゚゚
            ゙'N,,_  .ll,トi,゙゙|__、 ._l,l,,__,,,l,,,,r ┃ ,r'゜
             ゙゙℡, ll ,,,゚ト ̄ ̄] ` ゙̄]゙` l',,it,

                ゚!illl| `゚゙l    l゙    j|" .l゙゜
                 lll廴.i,],,,,,,,,,,,,il_,,,,,rll、 : |

裡沙ちゃんはゲームとかしてても、主人公の名前は橘さんの名前に変えて、ヒロインの名前は自分の名前に変えて妄想を働かせていたんだろうなぁ…。

そして普段のノリでバハムートラグーンをプレイしてしまって、
最後には発狂なみに怒り狂うんだろうなぁ…。

ほっほっ保守

みゃーと裡沙と橘さんとゲストで罰ゲーム麻雀とか……。

『スニーキングヒロイン』


ストーキングヒロインじゃないよっ!!

すまん、戻った

                        _/ :/. : ;、: : : : : : : : : : .\‐-ヽ__
                        ∠/ /. : : :/ \: : : : : : : : : : .\: ∨\
                     《三i:/. : : :/     \: : : : : : \: : :': :}三》.
   ┏┓  ┏━━┓        /. : :i': : : :/ . -‐   ` ‐‐-: : ;:ヽ: ∨ : ハ.         ┏━┓┏━┓
 ┏┛┗┓┃┏┓┃        /. : : :{: : :/´           ` ‐-l : }: : : :|.        ┃  ┃┃  ┃
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   ┗┛      ┗┛.    ゝ: : : : ノ  {:{ ,.x‐=ニ《>‐‐<》、  {:{  }: : : : /       ┗━┛┗━┛
                  \: ;イ    り/.:::/⌒ヽ∨/V⌒ヽ:>.  リ (: : : : :`ヽ
                    )′    /:/\ ノ///{   _}:::.∨  `ヽ : : : :}

METAL RISA SOLID

上崎「こちらKAMISAKI、橘くんの部屋に潜入しました!」

美也「すごいよ裡沙ちゃん!じゃあさっそくにぃにのベッドの下をチェックだよ!」

上崎「りょ、了解!」

上崎「ミッションだから、仕方ないよね!」

昼休み

橘「ふ~、今日もおいしかったよ」

上崎「えへへ、気に入ってもらえたみたいでよかった~」

橘「ははっ、裡沙ちゃんのお弁当を気に入らないなんてことありえないよ」

上崎「そ、そんな大げさだよ……///」

橘「大げさなんかじゃないよ。……あ、そういえば味付け変わったような気がしたんだけど…」

上崎「気づいてくれたんだ!」

橘「うん。前よりも僕好みの味になってなかった?」

上崎「…えっとね、実は桜井さんに教えてもらったの」

橘「へぇ~、梨穂子にか。…なるほど、確かに梨穂子なら知ってそうだもんなあ」

上崎「…うん」

橘「はぁ~、そっか……」

上崎「どうしたの、純一?」

橘「いや、裡沙ちゃんがこうして僕の好みを色々調べてお弁当を作ってくれたりしてるのに……」

橘「僕は裡沙ちゃんに何もできてないなあと思ってさ…」

きましタワー!!

上崎「ええ!? そ、そんなことないよ! このお弁当はあたしが好きで作ってきてるだけだから!」

上崎「…それにあたしは純一が恋人で居てくれるだけで十分だよ…」

橘「そう言ってもらえるのは嬉しいけどなあ……あ、そうだ!」

上崎「ほ、本当にいいのに……」

橘「日頃のお礼も兼ねてさ、僕になんでも頼んでいいよ」

上崎「ふぇ!? な、なんでも!?」

橘「そう、なんでも」

上崎(じゅ、純一になんでも頼んでいいの!? ど、どうしよう!!)

橘「あ、ちなみに期限はないよ。裡沙ちゃんの気が済んだらそれでおしまいってことで」

上崎(し、しかも無期限!? じゅ、純一は自分が何を言ってるのかわかってるの!?)

上崎(……)

上崎「…えへへ……純一にあんなことを頼んじゃったりして……そして二人は……キャーキャー///」

橘(久しぶりに裡沙ちゃんが悶えてるなあ。何となくこうなりそうな気はしてたけど)

上崎「…はっ!」

橘「あ、気がついた。お願いは決まったかな?」

上崎(し、しまった! 妄想してたせいで全然決まってないよ!)

上崎(き、期限決まってないし、とりあえず軽めのものからお願いしてみよう!)

上崎「え、えっと、その…」

橘「うん? 何かな?」

上崎「……なでなで…して?」

橘「ぐはっ!!」

上崎「じゅ、純一!?」

橘(なんてことだ…上目遣いからのこのセリフ……とんでもない破壊力だぞ…!)

上崎「ど、どうしたの? 何かまずいこと頼んじゃったかな…?」

橘「…ううん、そんなことないよ」

上崎「ほ、本当に?」

橘「うん、大丈夫。……えっと、なでなでしてあげればいんだよね?」

上崎「そ、そう!」

橘「よし、じゃあ…なでなでするね?」

上崎「うん!」

なーでなーで

橘「こ、こんな感じかな?」

上崎「…うん…気持ち…いいよ……」

橘(こうしてみると、なんだか裡沙ちゃんって猫みたいだよなあ…)

上崎「……えへへへ…///」

橘(目を閉じて気持ちよさそうにしてる姿なんて、まさに猫だよ…)

上崎「…んっ……」

橘(…あ、そうだ。猫みたいなんだし、喉もなでなでしてあげよう)

なーでなーで

上崎「…んんっ!?……え、えへへ…///」

橘(ちょっとびっくりしたみたいだけど、大丈夫みたいだ)

橘(じゃあ、このまましばらくなでなでしてあげよう)




上崎「…あ、ありがとう…純一……」

橘「いやいや、これくらいどうってことはないよ。本当はもうちょっとなでなでしてあげたかったんだけど…」

上崎「ううん、時間だもん仕方ないよ」

橘「そうだね。…じゃあ、またあとで」

上崎「うん!」


上崎(か、軽いもののつもりで頼んだのに、思った以上に恥ずかしかったよ…///)

上崎(他のお願いはどうすればいいんだろう……)

上崎(…う~ん……)

上崎(…無期限なんだし、ゆっくり考えようかな…)

さてここからどうしようかね

裡沙ちゃんが「ナデナデシテー」ってうるさいから
頭の上にマッサージ器あてて死ぬほどナデナデしたら
「ファー…ブルスコ…ファー…ブルスコ…ファ-」ってなった。

最初は可愛かったんだけど、なんかキモくなったので
首元を横から思い切りチョップしたら
「モルスァ」みたいなこと言いながらすごい勢いで飛んで行った。

すまん、ちょっと妄想してくる

つか保守ばっかじゃねーかいい加減にしろ

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