京子「バレンタイン!」(195)

~2月10日~

京子「綾乃がまた風邪ひいたの?」

千歳「そうなんよ。ついさっき、うちにメール送られてきて」

京子「全く綾乃ってば、道端に落ちてる物拾って食べる癖直したほうがいいのに」

結衣「ねーよ」

京子「みんなでまたお見舞いに行く?」

結衣「ごめん、私はパス、今日はどうしても実家に帰らなきゃならなくて」

京子「えー?今日は結衣んちに泊まろうと思ったのに」ブ-ブ-

結衣「おとなしく諦めろ」

京子「ちぇ~」

京子「千歳は?」

千歳「うちも今日は外せない用事があって、綾乃ちゃんのお見舞い行くのは無理なんよ」

千歳「だから歳納さん、すまないんやけど、綾乃ちゃんのお見舞い1人で行ってくれる?」

京子「別にいいよ。私はどうせ暇だし」

結衣「暇って・・・」

千歳「ありがとな。綾乃ちゃん、きっと喜ぶと思うで」

千歳(ん?これはまさかの綾乃ちゃんと歳納さんの2人きり!?)スチャッ

(※諸事情により妄想の内容はお見せできません)

千歳(うん、これはなかなかいけるで!)ドバッ

(※本当に申し訳ありませんが、諸事情により妄想の内容は(ry)

千歳「ああ、妄想が止まらへん・・・」ドバドバ

千歳「歳納さん、頑張ってな!」

京子「お、おう」

~放課後~

京子「それじゃ、綾乃のお見舞い行ってくる!」

千歳「ほな歳納さん、気をつけてな~」

結衣「綾乃に迷惑かけるんじゃないぞ」

京子「へいへい、わかってますよ」

京子「あと、ちなっちゃんとあかりにも伝えといてね」

結衣「ああ、わかった」

~ロー○ン~

京子「さて、何買っておきますか」

京子「オレンジジュースと・・・綾乃はプリン好きそうだから、プリン買っておくか」

京子「そしてラムレーズンは外せないな」

京子「まあ、私が食べるんだけど」

京子「さて、会計済ませたら、綾乃んち行きますか!」

~杉浦家前~

京子「さて、綾乃んちに着いたわけなので、お約束といきますか」

ピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポ-ン

インターホン「・・・」

京子「・・・」

京子「あれ、誰もでない」

京子「よーし、京子ちゃん、綾乃んちに入っちゃうぞ~♪」ガシッ

京子「・・・な~んてね、そもそも玄関が開くわk」ガチャッ

京子「・・・あ、開いた」

~杉浦家~

京子「全く綾乃ってば、戸締まりぐらいきちんとしとけよ~」

京子「と言うわけで、おじゃましまーす!」

シ-ン

京子「まさか誰もいないなんてことは無いよね?」

京子「いやいやいや、綾乃風邪引いてるのにそれは無いでしょ」

京子「とりあえず、2階に上がりますか」

~2階~

京子「えーっと、綾乃の部屋は確か、ここか」

京子「よーし、綾乃の部屋に突g「グスッ、グスン」」

京子「綾乃が泣いてる?」

京子「よーし、京子ちゃん、こっそり覗いちゃうぞ~」

京子「」ソ-ット

京子「!?」

??「グスッ・・・」

京子「」

京子「あ…ありのまま 今 起こったことを話すよ」

京子「綾乃だと思って、こっそり覗いてみたら小さい女の子が泣いていた」

京子「な… 何を言ってるのか わからないと思うけど」

京子「私も一体何が起きたのかわからな」

??「そ、そこに誰かいるの?」

京子「」ビクッ

京子(どうしよう、もしバレたら・・・)ガクガクブルブル

京子(こうなったら、一か罰か!)ガチャッ!

京子「ごめんなさい!勝手に家に入って申し訳ございませんでした!」

京子「どうかお許しを~!」ドゲザ-

??「・・・と、歳納京子なの?」

京子「は、はい、そうでございますが」

??「歳納京子、私どうしたらいいか分からなくて・・・」グスッ

京子「えっと、どちら様でございましょうか?」

??「せ、生徒会副会長の杉浦綾乃よ!こんな体で信じてくれるとは思えないけど・・・」

京子「えっと、つまり綾乃ってこと?」

綾乃「そ、そうよ!」

京子「まあ他には誰もいないし、素直に信じてやるよ」

綾乃「ほ、本当!?」

京子「それにしても、小さい綾乃もかわいいな~」

綾乃「当然でしょ!生徒会副会長なんだから!///」

京子「いや、それは関係ないと思う」

京子「で、どうしてこうなったの?」

綾乃「えーっと、昨日の夜、喉が渇いたから、西垣先生から貰った栄養ドリンクを飲んで寝たわ」

綾乃「そしたら今日、38℃ぐらいの熱が出て、風邪だと思って寝て、昼に起きたら・・・」

京子「こんな状況になってたと」

京子「綾乃、いかにも怪しそうなドリンク飲んじゃだめでしょ」

綾乃「反省してます・・・」

京子「さて、西垣ちゃんにそのドリンクについて聞いてみますか」ピポパ

京子「もしもし、西垣ちゃん」

奈々『おお歳納か。いったい何の用だ?』

京子「綾乃にわたした栄養ドリンクって一体なんですか?」

奈々『おお、あのドリンクか。あれは飲むと体が幼児化するドリンクでな』

奈々『松本に試してはみたんだが、データを集めるにはもう1人必要でな。それで杉浦に中身を隠して渡した』

京子「生徒を実験に使わないでくださいよ・・・」

奈々『ただあれは失敗作でな、幼児化する前に風邪に似た症状を起こす』

京子「試した失敗作を綾乃に渡さないでくださいよ・・・」

奈々『ちなみに明日の朝までには効果は解除されるから、安心しろ』

京子「はぁ」

奈々『じゃあな歳納、杉浦をよろしく頼むぞ』プツッ

京子「・・・明日の朝には元に戻るってさ」

綾乃「明日には戻るなら安心アンコールワット・・・って、そんなわけないじゃない!」

京子「たしかにご飯食べるのとかお風呂入るのは大変そうだね~」

綾乃「お、お風呂って・・・///」

京子「と言うわけで綾乃、私、今日泊まるから」

綾乃「そう、ありがt、って、えええええええええええええええ」

綾乃「な、なんで、よりによって歳納京子が!///」カアアア

京子「じゃあ綾乃は他に頼れる人いるの?」

綾乃「そ、それは・・・」

京子「・・・」ワクワク

綾乃「じゃあ、わかったわよ」

京子「よし決まり!じゃあ親に連絡するからちょっと待ってて」ピポパ

京子「うん、わかった。じゃあね」ピッ

京子「じゃあ綾乃、まずは着替えようか///」

綾乃「へ?」

京子「へ?って、そんなブカブカな格好じゃいろいろとまずいでしょ///」

綾乃「そういえばそうだったああああああああああああ!」

京子「あ、綾乃、小さい頃の服ってある?///」

綾乃「た、たぶん、あると思うわ///」

京子「じ、じゃあ私、部屋の外で待ってるから///」

綾乃「う、うん///」

バタン

京子「ふぅ・・・」

綾乃「き、着替え終わったわよ」

京子「うん、わかった」ガチャ

綾乃「・・・///」

京子「やっぱり綾乃はかわいいな~」スリスリ

綾乃「ちょ、私の許可無しにベタベタするなんて罰金バッキンガムなんだからね!///」

京子「え~、いいじゃん、綾乃かわいいし」

綾乃「何度もかわいいって言わないでよ!///」カアアア

京子「ところで綾乃、夕飯の食材あるの?」

綾乃「うーん、冷蔵庫確認してみないと・・・」

~キッチン~

冷蔵庫「」ガチャ

綾乃「あれ?何もない」

京子「あるのは調味料ぐらいだね」

京子「よし、スーパーに食材買いに行こうぜ!」

綾乃「ええええええええええええええ」

綾乃「あ、歳納京子だけで行くんでしょ?」

京子「え?私、綾乃が何食べたいか分からないし、一緒に行ってもらわないと・・・」

綾乃「で、でも、こんな体で外に出たら・・・」

京子「大丈夫だって、もし誰かに会っちゃったら、適当にごまかせばいいし」ニコッ

綾乃「じゃあ、わかったわよ」

京子「よし、行こうぜ綾乃!あ、ちょっと先言ってて綾乃」

綾乃「あ、うん」

京子「ロー○ンで買った物は冷蔵庫にしまってと」バタン

京子「さて、行きますか」

~SM~

京子「よーし、SMに到着!」

綾乃「普通にスーパーマーケットって言いなさいよ!まぎらわしいじゃない!」

京子「で、綾乃は何食べたいの?」

綾乃「えーっと、カレーライス・・・」

京子「なら、私でも作れるや。じゃあ、食材を探しにいこっか」

綾乃「え、ええ」

京子「さーて、カレーライスの食材が揃ったところで・・・ん?」

京子「プリンがカゴの中に入って・・・綾乃?」

綾乃「」モジモジ

京子「綾乃、そんなにプリン食べたかったの?」

綾乃「」コクン

京子「言い忘れてたけど、プリンならロー○ンで買ってあるから、これは戻しとくね」

綾乃「そ、それは先に言いなさいよ!」

京子「めんごめんご」

京子「さて、買う物は全部買ったし、帰りますか」

自動ドア「」ピンポ-ン

櫻子「あ、歳納先輩、こんばんは!」

京綾「」ビクッ

綾乃「」サッ(←※京子の後ろに隠れた)

櫻子「あれ、歳納先輩、どうしたんですか?」

京子「あ、いや、おはよう、櫻子ちゃん」ビクビク

櫻子「先輩、今はもう午後6時ですよ?」キョトン

京子「そ、そうだったね、あははは」ビクビク

櫻子「ところでそこにいる子っていったい誰なんですか?」

綾乃「」ビクッ

京子「えーっと、この子は・・・」ビクビク

京子「綾乃の親戚の花子ちゃんって子でね、綾乃のお見舞いに行ったら、子守を頼まれて」ビクビク

櫻子「へー、杉浦先輩の親戚ですか」

京子(とりあえず、これでなんとか切り抜け)

櫻子「それにしても、私の妹の名前と同じなんてとても奇遇ですね」

櫻子「花子と違って、この花子ちゃんはとてもかわいいですけど」

京子(しまったー!墓穴掘ったー!)



花子「クシュン、誰かが花子の噂してるし」

撫子「気のせいだと思うぞ。それにしても櫻子はいったいどこで道草食ってんだ」

京子「そ、それで、櫻子ちゃんは、なぜ、スーパーに」ガクブル

櫻子「えーっと、今日は私が炊事の当番で・・・」

櫻子「あー!立ち話してる場合じゃない!」

櫻子「歳納先輩、私急いでますので、失礼します」

自動ドア「」ピンポ-ン

京綾「・・・」

京子「ごめんね、綾乃、面倒なことに巻き込んじゃって」

綾乃「ううん、バレなかっただけまだマシよ」

綾乃「それに歳納京子、あれでも頑張ったほうじゃない」

京子「あ、ありがと///」ドキドキ

京子「は、早く帰ろうか、綾乃」

綾乃「そうね、また誰かに会ったらまずいし」

~杉浦家~

京子「じゃあ綾乃、私カレーライス作るから出来上がるまで待ってて」

綾乃「本当に1人で大丈夫なの?」

京子「心配はノンノンノートルダム。何回か作ったことあるから、平気だって」

京子「それに今の綾乃に手伝わせるわけにはいかないから」

綾乃「じゃあ、わたしはおとなしく待ってるわ」

京子「よーし、綾乃のためにカレーライス作っちゃうぞー!」

トントントントントントントントン

京子(なんで、綾乃といると胸がドキドキするんだろう)

ザクザクザクザク

京子(綾乃が小さくてかわいいからかな・・・)

コトコトコトコトコト

京子(でも、それはなんか違う気がする)

ピ--

京子「あ、出来た」

京子「綾乃ー!出来たよー!」

京綾「いただきます」

京子「綾乃、食べてみて」

綾乃「うん」パクッ

京子「どう?」

綾乃「意外とおいしい・・・」

京子「意外とってなんだよ綾乃~。まあ、口に合ってよかったよ」

綾乃「と、歳納京子も早く食べなさいよ」

京子「わかったよ、綾乃」

京綾「ごちそうさまでしたー!」

京子「じゃあ、私お皿洗ってくるね」

綾乃「別にそこまでしなくても・・・」

京子「大丈夫だって、これくらいの皿ならすぐに終わるし」

綾乃「あ、ありがとう」

京子「皿洗いおわりっと」カチャ

京子「と言うわけで、デザートタイム!」

京子「はい、プリン。食べたかったんでしょ?」

綾乃「あ、ありがと///」

綾乃「歳納京子の分は?」

京子「私は当然、ラムレーズン!」

綾乃「ならいいわ。それじゃいただきます」

京子「うん、ラムレーズンうめぇ!」

綾乃「」ジ-

京子「ん?綾乃、ラムレーズン食べる?」

綾乃「え?べ、別にいいわよ!」

京子「まあ遠慮せずに、ほらあーん♪」

綾乃「あ、あーん///」パクッ

京子「ど、どう?」

綾乃「おいしい・・・」

京子「やっぱり!流石ラムレーズン!」

京子「綾乃のプリンもちょーだい」

綾乃「い、言われなくてもあげるわよ、ほら」

京子「あーん」パクッ

京子「うん、おいしいよ」

京子「ところで思ったんだけど」

綾乃「何?」

京子「これじゃ、まるで私たち恋人同士みたいだね」

綾乃「な、なに言ってるのよ!///」

京子「で、綾乃、今日のお風呂どうすんの?」

綾乃「え?」

京子「だって綾乃、そんな体じゃ1人で入れないし」

綾乃「つ、つまり///」

京子「私と一緒に入るのだー!」

綾乃「ええええええええええええええ」

綾乃「べ、別に今日1日ぐらい入らなくたって問題無いでしょ!///」

京子「えー、綾乃きれいなんだから、お風呂入るのサボっちゃダメでしょ!」

京子「大丈夫だって、変なことはしないから」

綾乃「そういうことじゃないわよ!///」

~脱衣所~

京子「さて、お風呂に入りますか」ヌギヌギ

京子「綾乃、脱がないの?」

綾乃「脱ぐから、先入ってちょーだい!///」

京子「えー、修学旅行の時も一緒に着替えたのに」

綾乃「それとこれとではいろいろ違うでしょ///」

京子「いいから、いいから♪」

綾乃「ちょっ、やめ」



綾乃「・・・///」

京子(綾乃の肌、綺麗だなあ・・・)ジ-

綾乃「ど、どこ見てるのよ!さっさと入るわよ!///」

京子「お、おう///」

京子「綾乃、背中洗うよ」ドキドキ

綾乃「あ、ありがと///」

京子(綾乃の肌、白くてスベスベ・・・)サワッ

綾乃「ひゃっ!?歳納京子、一体何で直接手で洗ってるの!?///」

京子「いや、タオルとか使ったら肌気づつけちゃうかもしれないし///」

綾乃「そ、そういえばそうよね///」

ザパ-

綾乃「じゃあ次は私が洗うわね///」

京子「ど、どうぞ///」

綾乃「」サワッ

京子「綾乃、意外と洗うのうまいね///」ドキドキ

綾乃「せ、生徒会福会長なんだから、当然でしょ///」

京子「綾乃、落ち着いて、漢字が間違ってる」

ザパ-

京子「綾乃、その体じゃ入れないと思うから、私が抱きかかえてあげるよ」

綾乃「え、あ、うん///」

京子「じゃあ、私が先に入って・・・」チャポン

京子「綾乃、こっちに来て」

綾乃「うん、あ!」ヒョイ

京子「やっぱり綾乃、ちっちゃいな~」

綾乃「あ、あ///」

京子「綾乃、湯加減は・・・綾乃?」

綾乃「///」プシュ-

京子「アチャ-、綾乃ついに気絶しちゃったか~」

京子「やっぱ、胸わざと当てるのはまずかったか」

~風呂上がり~

綾乃「///」プシュ-

京子「お~い、綾乃、そろそろ帰ってこ~い」ペシペシ

綾乃「はっ!私は一体何を!」

京子「とりあえず綾乃、これ着て」

綾乃「な、なんでワイシャツ///」

京子「元に戻った時、小さい服着てたらいろいろやばいじゃん///」

綾乃「そ、そういえばそうだわね///」

~ベッド~

京子「電気消すよ、綾乃」

綾乃「ええ、って、なんで一緒に寝てるの!?」

京子「だって、綾乃落ちるかもしれないじゃん」

京子「だからこうやって抱きしめておけば」ギュ-

綾乃「き、今日は特別なんだからね///」

京子「それじゃ、お休み綾乃」

綾乃「お、お休みなさい」

~2月11日~

京子「ふぁ~、よく寝た」

京子「あれ、ここって・・・そうか、綾乃んちに泊まったんだった」

京子「そういえば綾乃は!?」

綾乃「Zzz・・・」

京子「よかった、元に戻ってる」

京子「やっぱり元の綾乃のほうがかわいいな」

京子「って、何言ってんだ私!そ、そんなことより、綾乃起こさないと!///」ドキドキ

京子「綾乃!起きてよ綾乃!」

綾乃「う~ん、歳納京子?」

京子「綾乃、体元に戻ってるよ!」

綾乃「ほ、ほんとだわ!元に戻ったわよ歳納京子!」

京子「・・・喜んでるところ、申し訳無いけど、私この部屋から一旦出るね///」

綾乃「え、なんで?」キョトン

京子「ワイシャツ1枚は流石にまずいと思います///」

綾乃「・・・」

京子「と言うわけで、着替え終わるまで外で待ってるね」バタン

綾乃「・・・」

<ウワアアアアアアアアアアアア

京子「・・・」

京子(綾乃見た時すごくドキドキした・・・///)

京子(この気持ちってもしかして・・・)

~2月13日~

京子「って言うことがあったんだけど」

結衣「全く西垣先生はいつもとんでもないことをやらかすな」

千歳「で、そのあとどうしたん?」ワクワク

京子「普通に家に帰ったけど?」

千歳「まさか、綾乃ちゃんに告白してへんの!?」ダン!

京子「いや、だってタイミングがつかめなくて・・・」オロオロ

結衣「そこはいつものノリで、なんとかならなかったのか?」

京子「いやいやいやいや、告白とかにそんなノリ無理無理」

千歳「まったく、綾乃ちゃんも歳納さんもヘタレやからなあ・・・」

京子「すいません・・・」

千歳「ここはうちがひとつ人肌脱いでやるわ」

千歳「歳納さん、明日は何の日か分かってるやろ?」

京子「明日は14日だから、バレンタイン?」

千歳「そうや!歳納さんがチョコを作って、綾乃ちゃんに渡すんや!」

千歳「そして渡すときに綾乃ちゃんに告白するんや!」

京子「え、でも、私にそんなこと出来るかな・・・」

千歳「諦めたらそこで試合終了やで?歳納さんは綾乃ちゃんのこと好きなんやろ?」

京子「そ、そうだけど・・・もし駄目だったら・・・」

結ちと(綾乃(ちゃん)なら絶対に成功すると思うけど(思うで))

結衣「大丈夫だって京子!駄目だったらまたその時考えればいい」

千歳「そうやで!うちも全面的にサポートするから、安心してな、歳納さん?」

京子「結衣・・・千歳・・・ありがとう・・・」

千歳「と言うわけで歳納さん、チョコ作るの手伝ってあげるから、うちの家にこない?」

京子「い、いいの?」

千歳「遠慮しなくてもええよ。材料とか道具は全部そろってるし、それに綾乃ちゃんと歳納さんのためなら、これくらい当然やろ?」ニコッ

京子「ありがとう、千歳!」

結衣「京子、チョコ作り頑張れよ」

京子「うん、結衣の分もちゃんと作ってくるから!」

結衣「ああ、楽しみにしてるよ」

千歳「ほな行こか、歳納さん」

京子「わかった!」

タッタッタッ

結衣「・・・」

あかり「結衣ちゃん?」

結衣「あ、あかり!?いつからいたの?」アセアセ

あかり「ついさっき来たばかりだよぉ。今日の部活はどうしようかなと思って」

結衣「京子は千歳と帰っちゃったしなー。ところでちなつちゃんは?」

あかり「ちなつちゃんは体育の時間に倒れちゃって、そのまま早退しちゃって」

結衣「じゃあ、今日の部活は無しにしよう」

あかり「そういえば明日はバレンタインだね~。結衣ちゃん、チョコ作るの?」

結衣「ま、まあ、そのつもりだけど」

あかり「結衣ちゃんのチョコ、楽しみにしてるよ~」

結衣「あ、ああ、気合い入れて作るからな」

結衣(何この天使、可愛すぎる)

あかり「ところでさっき、京子ちゃんと池田先輩が急いで帰ってたけど、どうしたの?」

結衣「ああ、千歳の家で2人でチョコ作るんだって」

あかり「へぇ~、杉浦先輩は?」

結衣「綾乃は・・・たぶんチョコ作りだろうね。京子たちよりも前に帰ったからよく聞いてないけど」

あかり「みんな、バレンタインに忙しいんだね」

結衣「そうだな、1年に1回しか無いイベントだからな」

結衣「さて、あかり、一緒に帰ろうか」

あかり「うん!あかり、結衣ちゃんと一緒に帰るの久しぶりだよぉ」

~池田家~

千歳「ただいま~」

京子「おじゃましま~す!」

千鶴「おかえり、姉s・・・ってなんで歳納が!?」

京子「おお、千鶴いたのか。残念だけど、今日は構ってあげられないんだ」

千鶴「別に残念じゃねえよ!ところで姉さん、なんで歳納なんたらが?」

千歳「今日は歳納さんのチョコ作るのを手伝わなきゃいかなくてな」

千歳「ごめんな千鶴、ちょっと我慢してくれる?」

千鶴「わかったよ、姉さん・・・」

京子「わーい、千鶴がデレた~」

千鶴「デレてねえ!」

(※ここからアニメ設定無視)

~台所~

千歳「と言うわけで、これからチョコを作るんやで」

京子「はい!」

千歳「とりあえず、ハート型のチョコってことでええかな?」

京子「う、うん///」

千歳「それではまず・・・」

京子「・・・」ゴクリ

千歳「ここに明○のミルクチョコレートがあるんやけど」

京子「○治!?てか、千歳それ何枚あるの!?」

千歳「うふふふ」

千歳「じゃあまず、このチョコレートを細かく刻んでな」

京子「はい!」ザクッザクッザクッザクッ

京子「いてっ!指切っちゃった・・・」

千歳「歳納さん、絆創膏あるで?」

京子「ありがと、千歳」

千歳「そんなにあわてなくてもええから、落ち着いてな」

京子「うん、わかった!」

<トシノ-サン、ソコハユ-ックリトナ
<ナルホドナルホド

千鶴「・・・」

千鶴(なんで姉さんは歳納なんたらにそんなに構ってるんだろう・・・)

千鶴(姉さんは杉浦さんのことが好きなんでしょ?)

千鶴(好きなら、歳納に構う必要は無いだろ?)

千鶴(そんな奴ほっといて、杉浦さんとくっつけばいいのに・・・)

千鶴「ねえ、教えてよ姉さん・・・」ボソッ

千歳「じゃあ、それを冷蔵庫に入れてな」

京子「どれくらい?」

千歳「30分ぐらいでええと思うよ」

京子「じゃあ、入れるよ」ガチャ

冷蔵庫「」バタン

千歳「それで、これが完成品や」

京子「えええええええええええええええ」

千歳「安心して、これは昨日うちが作ったものやから」

千歳「お腹減ったやろ?千鶴と一緒に3人で食べへん?」

京子「わーい、やったー!」

千歳「千鶴ー、おやつ食べるよー?」

千鶴「姉さん、ありがと」

京子「ちっずるー!」

千鶴「お前は少しおとなしくしてろ!」バキッ

京子「あふんっ」

千歳「まあまあ、千鶴ったら」ニコニコ

京子「・・・(なんか千歳の笑顔が怖い・・・)」

京子「ごめんなさい、千歳!もう余計なことはいたしません!」ゲザァ

千鶴(なぜ謝った)

千歳「と、歳納さん、うちは別に謝られるようなこと、されてへんよ?」

京子「なんか謝らないといけないような気がして・・・」

~30分後~

千歳「そろそろ30分経つんとちゃうん?」

京子「そうだね、冷蔵庫見てくる」

千歳「うちも行くわ~。千鶴、もう少しだけ我慢してな」

千鶴「わかった」

<イ-カンジニカタマットルナ
<アトワカタヲヌクダケダネ

千鶴「・・・」

千鶴(姉さんは私の考えてることがすぐにわかるのに、私には姉さんの気持ちはわからない)

千鶴(いったいどうしてなんだろう・・・)

京子「千歳、今日はいろいろありがとう」

千歳「綾乃ちゃんへの告白、がんばるんやよ?」

京子「うん、明日は絶対に成功させて見せるから!」

京子「それじゃ、また明日!」

千歳「ほな、また明日な~」バタン

京子「・・・」

京子(ついに明日はバレンタインか・・・)

京子(告白、成功するかな・・・)ドキドキ

~2月14日~

京子「おはよ~、結衣!」

結衣「おはよう、京子。その袋はもしかして?」

京子「昨日、千歳の家で作ったやつだよ。あ、これ結衣の分」

結衣「ありがとう、京子。じゃあ私からも」

京子「結衣、ありがと!」

京子「それじゃ、あかりの家に行きますか」

結衣「ん?あかりは先に学校に行ってるってメール届いてたけど?」

京子「あ、ごめん、今日起きるの遅くてメール確認する時間なくってさ」

結衣「あと、ちなつちゃんは風邪で休みだってさ」

京子「へ、へぇー・・・最近、ちなっちゃん、あかりより不憫になってない?」

結衣「で、でも、モザイクかけられるようなチョコ食べさせられるよりは・・・」

京子「そ、そうだね」

結衣「ところで京子。今日は何をするのかわかってるよな?」

京子「も、もちろん、わかってますとも。あ、綾乃にチョコ渡して、こ、告白する」ドキドキ

結衣「京子、とりあえず落ち着け」

京子「・・・結衣」

結衣「どうした京子?」

京子「わたし、逃げないから!必ず告白してみせるから!」

結衣「よーしその意気だ、京子!じゃ、学校に行くぞ!」

京子「うん!」

~いろいろすっ飛んで放課後~

結衣「それじゃ、生徒会室行こうか」

京子「う、うん」

テクテクテクテク

あかり「あ、京子ちゃん、結衣ちゃん!」

京子「よう、あかり、なんで今日は朝早くから学校に行ったの?」

あかり「えっとね、クラスの人全員にチョコを渡そうと思って」エヘヘ

結衣「あかりらしいと言えばあかりらしいな」

あかり「あ、京子ちゃん?」

京子「なに?」

あかり「杉浦先輩への告白、頑張ってね!」

京子「?!」

京子「な、なんであかりが知ってるんだよ!///」

結衣「私があかりに教えたんだよ」

京子「全く余計なことしやがってよ・・・///」

あかり「ご、ごめんね、京子ちゃん」アセアセ

京子「いや・・・ありがと、あかり」

あかり「京子ちゃん・・・」

あかり「あかり、先に部室行ってるね」タッタッタッ・・・

京子「・・・」

結衣「行こうか、京子」

京子「うん」

~生徒会室~

綾乃「今日はついにバレンタインデーよ!」

千歳「綾乃ちゃん、今日はいつも以上にはりきってるな~」

千歳「もしかして、歳納さんにチョコ渡せるからとちゃうん?」

綾乃「な、なに言ってるのよ!///」

綾乃「そんなことより、千歳、あなたの分よ」

綾乃「いつも、私のこと応援してくれてありがとね」

千歳「こちらこそありがとな、綾乃ちゃん。うちはいつまでも綾乃ちゃんのこと応援してるで」

綾乃「千歳・・・」

千歳「そして、その勢いで歳納さんにアt」パァン

綾乃「ひ、ひとこと余計なのよ!///」

綾乃「あと、大室さん、古谷さん。いつも仕事の手伝いありがとね」

綾乃「はい、2人の分」

向日葵「ありがとうございますわ」

櫻子「ありがとうございまーす!」

櫻子「・・・向日葵のほうが少し大きくない?」

向日葵「櫻子のほうが大きいと思いますけど」

櫻子「いーや、向日葵のほうが大きい!」

向日葵「櫻子のほうが大きいですわ!」

ギャ-ギャ-ワ-ワ-

綾乃「2人とも、同じ大きさのはずなんだけど・・・」

綾乃「あと、会長、いつも仕事お疲れさまです。これ、差し上げますね」

りせ「・・・」コクン

綾乃「えーっと・・・これからもお仕事頑張りますので、よろしくお願いします!」ペコッ

りせ「・・・」ペコッ

綾乃(あとは歳納京子たちね。うまく渡せるかしら・・・)

ガラッ

奈々「おーっす、松本はいるか?」

りせ「・・・」

奈々「松本、渡したいものがあるから理科準備室に来てくれ」

りせ「・・・」コクン

タッタッタッ・・・

千歳「あー!そういえば、倉庫にまだ片づけ終わってない資料があるんやったー!」

千歳「大室さん、古谷さん、ちょっと手伝ってくれへん?」

櫻子「わ、わかりました!」

向日葵「別に構いませんわよ?」

千歳「あ、綾乃ちゃんは来なくてええから!ここで待っててな!」

綾乃「あ、うん・・・」

千歳「ほな、2人とも行くで!」

ひまさく「は、はい!」

ピシャッ!

綾乃「・・・」ポツ-ン

~廊下~

結衣「じゃあ、私はここで」

京子「わかった。・・・あのさ、結衣」

結衣「何、京子?」

京子「これからも、ずっと私の幼なじみでいてね」

結衣「ああ、もちろんだよ。京子はこれからもずっと私の幼なじみだ」

京子「えへへ。それじゃ、行ってくるね、結衣」

結衣「ああ、頑張れよ、京子」

京子「・・・」コクン

タッタッタッ・・・

結衣「さて、私はあかりのところに行くか」

~生徒会室前~

京子(綾乃はまだ生徒会室にいるに違いない)

京子(あー!すごくドキドキする!)ドキドキ

京子(落ち着け私!とりあえず深呼吸だ!)

京子「スゥ-ハァ-スゥ-ハァ-」

京子(よし!京子、行きます!)

ガラッ

~生徒会室~

綾乃「と、歳納京子!?」ビクッ

京子「あ、あのさ、えーっと・・・」

京子(なんでこんな肝心な時に言葉が出ないんだよ、私!)

綾乃「な、何よ?」

京子「チ、チョコ、チョコを」

綾乃「は、早く言いなさいよ」

京子「チョコを、綾乃に、渡しに、来ました!」

京子(す、すごく恥ずかしい///)

綾乃「え?え!?」

京子「綾乃のために作ったんだよ!だから受け取って!///」

綾乃「あ、ありがと・・・///」

綾乃「・・・」

綾乃「あの、私も歳納京子のためにチョコ作ったの!」

綾乃「だから、これ・・・///」

京子「ありがと、綾乃///」

綾乃「あ、あの、これ食べてもいい?」

京子「ど、どうぞ///」

パカッ

綾乃「こ、これハートの形してる・・・」

京子「///」

綾乃「」パクッ

綾乃「おいしい・・・」

京子「ありがと///」

京子「綾乃のも食べていい?」

綾乃「ええ、いいわよ///」

パカッ

京子「うわー!チョコクッキーだ!」

京子「」パクッ

京子「うん、おいしいよ、綾乃」

綾乃「あ、ありがとう///」

綾乃「・・・」

京子「・・・」

京綾「「あ、あの!」」

京子「あ、綾乃からどうぞ」

綾乃「私はいいわよ、歳納京子から先に」

京子「・・・わかった」

京子「私、綾乃と泊まった時、すごくドキドキした・・・」

京子「最初は体が小さくなったからだと思った」

京子「だけど、綾乃が元に戻っても、ドキドキするのは変わらなかった・・・」

京子「だから私、気づいたんだ。私は綾乃のことが好きなんだって」

京子「だから!」









京子「綾乃!私とつきあってください!」








綾乃「・・・不束者ですが・・・よろしくお願いします///」

京子「・・・」

綾乃「歳納京子?」

京子「や、やった・・・!私、綾乃と恋人になれたんだ・・・」

綾乃「私もすごくうれしい・・・!」

京子「・・・ねえ綾乃?私のこと『京子』って読んでくれない?」

綾乃「え、えーっと、きょ、きょ、きょ///」

京子「もう、綾乃ってば」グイッ

綾乃「へ?」

チュッ

綾乃「な、何してるのよ、歳納京子!///」

京子「読んでくれなかったから、その罰」

京子「次からは『京子』って呼ばなかったらキスしてあげないから」

綾乃「なっ・・・!」

綾乃「・・・・・・京子」

京子「よくできました、綾乃」

チュッ



千歳「・・・綾乃ちゃん、歳納さん、幸せになるんやで」

~茶道部室~

ガラッ

あかり「あ、結衣ちゃんだー!あれ、京子ちゃんは?」

結衣「京子は今日はたぶんここには来ないと思うよ」

あかり「そっかー、残念・・・」ショボン

結衣「もしかしてチョコのこと?なら私があとで渡しておくよ」

あかり「ありがとう、結衣ちゃん。ちょっと待っててね」

あかり「はい。こっちが結衣ちゃんので、こっちが京子ちゃんのだよ」

結衣「ありがとう、あかり。開けてもいい?」

あかり「うん、いいよ!」

結衣「これはチョコケーキかな?でも、こんなの全員分作ったら時間が・・・」

あかり「あ、あのね、ほかの人にはクッキー作ったんだけどね、結衣ちゃんだけケーキ作ったんだよぉ///」

結衣「えっ?」

あかり「一緒に入ってるメッセージカード、読んでくれないかな?///」

結衣「えっと・・・これか。何が書いてあるんだろう・・・」

"I love you."

結衣「あ、あかり・・・///」

あかり「あのね、あかり、結衣ちゃんと一緒にいるとすごく胸が苦しくてね」

あかり「お姉ちゃんにそのこと聞いたら、それが恋だよって教えてくれたの」

あかり「だから気づいたんだ。あかり、結衣ちゃんがいないと駄目なんだって」

結衣「・・・」ドキドキ

あかり「あかり、あかりは・・・」










あかり「結衣ちゃんのことが好きです・・・」







結衣「私の答えは・・・」

チュッ

あかり「へ?」

結衣「これが私の答えだよ、あかり」

あかり「・・・ずるいよ、結衣ちゃん。かっこよすぎるよ・・・」

結衣「・・・確かに私はずるい子なのかもな。でも・・・」

結衣「これで私はあかりを1人じめできる・・・」

あかり「・・・やっぱり結衣ちゃん、ずるい・・・」

結衣「ごめんな、あかり・・・」

・・・チュッ

~茶道部室前~

櫻子「あかりちゃんを誘おうとしたら、ものすごいことになってた」

向日葵「仕方ありませんわね、わたしたちは先に帰りましょうか」

櫻子「そ、そうだね///」

櫻子「あ、あのさ向日葵、これ、渡し忘れてたから、あげる///」

向日葵「あ、ありがとう櫻子・・・わ、私もこれ、あげますわ///」

櫻子「えへへ、向日葵ありがと・・・あのさ、向日葵?」

向日葵「なんですの?」

櫻子「今日、向日葵んち泊まってもいい?も、もちろん、今日は当番の日じゃないから!」

向日葵「・・・ええ、いいですわよ」

櫻子「じゃ、帰ろっか///」

向日葵「ええ///」

~理科準備室~

りせ「・・・」

奈々「おう、松本の手作りチョコか、有り難く頂いておくよ」

りせ「・・・///」

奈々「え、私にはくれないのかって?もちろんあるに決まってるだろ」

奈々「時間が無くて、市販の奴になっちゃったけど、ごめんな?」

りせ「・・・」

奈々「私は奈々さんから貰えれば嬉しいって?そうか、ありがとうな松本」

りせ「・・・」

奈々「ああ、ずっと一緒にいてやるよ。いつまでもずっとな・・・」

りせ「・・・///」

~池田家~

千歳「ただいま、千鶴」

千鶴「おかえり姉さん」

千歳「千鶴、これからしばらくは鼻血出さなくてもすむようになったから」

千鶴「えっ?」

千歳「いや~、綾乃ちゃんと歳納さんが付き合いはじめたおかげで妄想する必要無くなったんよ」

千鶴「・・・」

千歳「どうしたん、千鶴?」

千鶴「・・・姉さんはそれでいいの?」

千歳「え?」

千鶴「姉さんは杉浦さんのことが好きだったんじゃないの!?」

千歳「・・・たしかに綾乃ちゃんのことは好きやで」

千鶴「じ、じゃあ!」

千歳「でもな、それは恋人としてやない。あくまで親友としてや」

千歳「その親友に好きな人が出来た人が出来たなら、応援するのが当然やろ?」

千鶴「・・・」

千歳「それにうちが一番好きな人は今、目の前にいるしな」

千鶴「えっ・・・」

千歳「千鶴、うちは千鶴のことが一番大好きや」

千歳「こんなにかわいい妹がいたら、好きになって当然やろ?」

千鶴「ね、姉さん・・・」ポロポロ

千歳「・・・好きやで、千鶴」

千鶴「私も・・・姉さんのこと好きだよ」ヌグッ

千歳「千鶴、死ぬまでうちはずっとそばにいるからな」

千鶴「・・・ありがとう、姉さん」

千歳「さて、チョコならいっぱいあるから、2人で一緒に食べような?」

千鶴「うん!」

バレンタインデー

それは1年に1度の愛を誓う日

性別なんて関係ない

チョコなんて必要ない

愛を誓えられればそれでいい

そして、その誓いが幸せをもたらすだろう

それが、本当の物語の始まりなのだから・・・



HAPPY END



・・・・・・?

???「どうして、どうしてこんな日に風邪を引いちゃったの、チーナ・・・」

ちなつ「せっかく、結衣先輩に渡すチョコ作ったのに!」

ちなつ「そして、結衣先輩を私の物にするチャンスだったのに!」

ちなつ「こうなったら、自分で食べてやる!」

ちなつ「うおおおおおおおおおおおお!」



・・・このあと、ちなつがどうなったかは知らないほうが幸せなのかもしれない



END

これでSS2作目
バレンタインと聞いて京綾ネタで書き始めたら、なぜかこうなった

ちなみに俺はちなつは好きですし、ちなあか派でもあります
決してチーナが嫌いなわけではないので

ちなみに1作目は、あかり「かくれんぼ!」って奴です
よかったら見てね

午後10時に投下したのに、いつの間にか3時前になってるし
というわけで寝ますノシ

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