岡部「紅莉栖の喘ぎ声がアメリカンだった……」(216)

紅莉栖「イエ~ス……オ~ゥ……」シーハー

岡部「………」パンパンバン

紅莉栖「オゥ!カモン、カモン!」シーハー

岡部「………出るぞ」パンパンバン

紅莉栖「アゥ!イエ~ああああ!」シーハー

岡部「……」ピュ

紅莉栖「はあ、はあ、おかべ……愛してる」ぎゅっ

岡部「……あ、ああ。俺もだ」

紅莉栖「えへへ」

岡部「………」

んあー(怒 )

んあー(悲)

次の日

岡部「なあ、ダル。お前に聞きたいことがあるのだが……」

ダル「なに?」

岡部「お前、阿万音由季とは、その……最後までしたのか?」

ダル「そりゃあ、もちのろん!由季たんマジ最高ッス!つーかオカリンなんでそんな事聞くん?」

岡部「ああ、いや……その、だな」

ダル「ほう、さてはオカリン。下手糞すぎて牧瀬氏満足させられなかったん?」ニヤニヤ

岡部「……そっちの方が良かったのにな」

ダル「えっ」

岡部「ダル。お前、行為中に萎えた事あるか?」

ダル「いや、常に僕の股間はハイパーモードですが、なにか?」

岡部「そ、そうか」

ダル「なに?もしかして牧瀬氏が下手糞でオカリンが萎えたの?そこは男がリードしてやるでしょjk」

岡部「いや、助手が下手糞とかではないのだが……」

ダル「うん?」

岡部「あいつの声」

ダル「牧瀬氏の?」

岡部「喘ぎ声……萎えるんだ」


ダル「声で萎えるって理解でないんだけど……むしろ興奮するだろそこ」

岡部「お前の嫁はゆかりんボイスだからそんな事がいえるんだ!」バン

ダル「ちょっ、なんで切れるんだお……」

岡部「……だったんだ」

ダル「わんもあ」

岡部「紅莉栖の喘ぎ声がアメリカンだったんだ……」

ダル「oh……」

岡部「初めてあいつとした日、あいつはずっと口を手で押さえて声をださないようにしていた……」

岡部「俺はそれが照れ隠しだと思い、耳元でこう言ったんだ『なぜ口を押える?俺はお前の声を聞きたい』っと」

ダル「行為中に耳元で宮野ボイスでそんなん言われたら牧瀬氏確実に堕ちるな」

岡部「その言葉にあいつは頷いた。どうせ、んあwwwwんあああああwwwwみたいな声だろうと油断していた」

ダル「ほう」

岡部「口から手を離したとき、聞こえたんだ」

ダル「な、なにを?」

岡部「しいいいいいいいいいいいいはああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!」

ダル「」ビク

岡部「んあwwwでも、んあああwwwwwwでもない。俺がまず聞いたのは呼吸音だった」

岡部「しかも無駄に馬鹿でかい声で!声量に自信のある俺でもあんな呼吸音は出せない。あれはもはや爆音だ」

ダル「これは萎えるお……」

岡部「次に奴はカモン!と無駄にいい発音で叫び、俺の息子を掴んだ」

ダル「……」ゴクリ

岡部「当然の如く、息子も萎えていた。だが、奴は止まらない」

岡部「繰り返される上下運動、繰り返される発音のいい英語、そして馬鹿でかい呼吸音」

岡部「俺はいつしか、思考を停止し、気づけば朝になっていた」

ダル「オカリン……」

岡部「ダル、俺はどうすればいい……」

ダル「じゃあ、行為中に耳元で日本語でおkって言ったらどう?」

岡部「……すでに試した」

ダル「えっ、冗談だったのに……」

岡部「そしたら今度はしいいいいいいいいいいいはあああああああああああ!!んあwwwwwwwwんああああwwwっと喘がれた」

ダル「うわぁ」

岡部「しかも紅莉栖も奴、ほぼ毎日のように求めてくるんだ……」

ダル「まあ、牧瀬氏ずっと日本に居られないから気持ちは分からなくはないけど……」

岡部「それにしたって限度がある……」ゲッソリ

ダル「じゃあ、ここはオカリンがビシっと言ってやればいいんじゃね?」

岡部「それではあいつがかわいそうではないか」

ダル「……なんかめんどくさいお」ボソ

岡部「なにか言ったか?」

ダル「いや、なにも」

ダル「つーか、オカリンはどうしたいわけ?」

岡部「できれば紅莉栖と普通にちゅっちゅできれば満足なんだが……無理だろうな」

ダル「いっそのこと他の女の子と付き合うとか」

岡部「冗談でも怒るぞ。だいたい、そんな相手紅莉栖以外いない」

ダル「るか氏は?」

岡部「馬鹿者!あいつはおと」

ルカ子「お、岡部さんになら僕、いいですよ……?」

岡部「!?」

岡部「る、る、ルカ子おおお!?な、なぜお前がここに居る!?」

ルカ子「あ、その……たまたまラボの近くを通ったので少し寄っておこうかなって思って……」

岡部「お、お前、ちなみにいつから聞いていた?」

ルカ子「えっとその……しいいいいいいいいいいいいいはああああああああああああああってところから……」

ダル「最初からじゃん……」

ルカ子「岡部さん、僕…岡部さんにならいいですよ……」ソワソワ

岡部「いや、まてルカ子!なぜそうなる!?さっきも言ったとおり俺には紅莉栖が」

ルカ子「でも…岡部さんは、牧瀬さんじゃ満足できてないんじゃないですか……?」

岡部「!?」

岡部「そ、そんな事は……」

ルカ子「僕、その男の子だから分かります……途中で萎えちゃって最後までできないと、その、辛いですよね」

ダル「激しく同意」

岡部「だが!紅莉栖の喘ぎ声はどうやったて直らない!だったらしいいいいいいいいいいはあああああああああで満足するしかないではないか!?んあwwwんああああああwwwwwwwwwで満足するしかないんだ……」

ルカ子「岡部さん……岡部さんが牧瀬さんを愛してるのは分かっています」

ルカ子「でも、岡部さんが無理しているって聞いたら牧瀬さん、悲しむと思います」

岡部「そ、それは……」


ルカ子「牧瀬さん、きっとショックを受けるに違いません……」

岡部「………」

ルカ子「それに、いつも行為の後、牧瀬さんのストッキングで収まらない自分を慰める岡部さんを、もう見たくないです……」

岡部「ルカ子……」

岡部「………」

岡部「おい、ルカ子」

ルカ子「なんですか?」

岡部「なぜ、行為後の俺の行動を知っているのだ?」

ルカ子「……あっ」




ルカ子「それは、その……」

岡部「なあぜ、眼を逸らすぅ?」

ルカ子「そ、それはえっと……」

岡部「正直に言うんだ我が弟子よ」

ルカ子「あう……」

ルカ子(か、顔が近い、です……)

岡部「おい、聞いているのか?」

ルカ子(こ、このまま引き寄せれば……)ドキドキ

岡部「……ルカ子?」

ルカ子「えいっ」

ぶちゅううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううう

岡部「んむ!?」

ルカ子「はむ、んっ、あむ」

ダル「こ、これは…!!」

ルカ子「おか、べしゃん……んっ」クチュクチュ

岡部「」

ルカ子「ぷはっ、はあ、はあ、ご、ごめんなさい!」ペコリ

岡部「」

ルカ子「その、岡部さんと牧瀬さんの行為は全部桐生さんがメールでみんなに回してて……」

岡部「」

ルカ子「く、詳しいことは桐生さんに聞いてください!そ、それでは!」

バタン

>ルカ子「その、岡部さんと牧瀬さんの行為は全部桐生さんがメールでみんなに回し>てて……」

ダル「」

岡部ダル……指圧師のメール知っていたのか?」

ダル「い、いや初耳だお。多分、ラボの女子内限定だと思われ」

岡部「そうか……」

ダル「……」

岡部「俺は……紅莉栖を裏切ってしまった……」

ダル「い、いまのは事故みたいなもんだお!気にする必要なんて」

岡部「違うんだダル……これを見てくれ」バッ

ダル「こ、これは……」

ダル(オカリンのズボンの股間部分が湿っている……?それにこの独特のにおい)クンクン

岡部「……っていまった」

ダル「えっ?」

岡部「イッてしまったと言ったんだ!俺は!」

ダル「オカリン……」

岡部「しかも相手はよりにもよってルカ子だぞ!?男の!キスだけで!!」

ダル「いや、るか氏相手なら仕方ないと思うけど」

岡部「俺は、紅莉栖と全体位フルコンププレイでもイけなかったというのに……!」

ダル「ふ、フルコンプって……どんだけ」

岡部「なのにルカ子の奴!俺をキスだけで……!」

ダル「つーか、オカリンあの一瞬でイケるとか、溜りすぎだろ」

岡部「仕方ないだろ!毎日寸止めプレイをされたら溜まるものも溜まる」

ダル「そんなんで女子の多いラボに居れるなんてさすがオカリン!」

岡部「女子が多い……確かに、接触する場面も多々あるな……はぅ!?」

ダル「ちょっ!?いきなり変な声あげんなよ……」

岡部「だ、ダル大変だ……」

ダル「な、なに?」

岡部「俺、昨日まゆりの手を握ってたよな……?」

ダル「いまさらすぎだろ……というか、オカリンとまゆ氏って牧瀬氏以上にくっ付いてる日もあるじゃん」

岡部「それを思い出して……勃ってしまった」

ダル「はあ!?」

ダル「な、なに言ってんだお!」

岡部「この半禁欲状態で俺はあのやわらかい手を」ハアハア

ダル「ダメだこいつ、はやくなんとかしないと……」

岡部「はっ!お、俺なんてことを……」

ダル「オカリン溜まりすぎておかしくなってんだお」

岡部「その為にもなんとしても紅莉栖との行為を成功させなければ……しかしあの喘ぎ声では……」

ガチャ

紅莉栖「ハロー岡部、橋田。今日は二人だけなんだ」

ダル「ま、牧瀬氏ちっーす」

岡部「く、紅莉栖か。きょ、今日は早いんだな」

紅莉栖「だからティーナはいらないって……ふぇ?」

紅莉栖「お、お、おかべ?」

岡部「ど、どうしたのだ?紅莉栖」

紅莉栖「な、名前呼びは二人きりのときっだけって約束じゃ……」

岡部「きょ、今日はそういう気分なのだ!フゥーハハハ!」

紅莉栖「そ、そうなんだ……えへへ」

ダル(これだけ見るとただの馬鹿ップルだお……)

岡部(よし、どうやら紅莉栖にはさっきの会話は聞かれていないようだな……)

紅莉栖「ねえ、岡部」

岡部「なんだ?」

紅莉栖「ここに来る途中、漆原くんが顔真っ赤にして走ってたけどなんかあった?」

岡部「そ、そうか。特に心あたりはないが?なあダル」

ダル「う、うん」

紅莉栖「そう……」

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