宮崎駿「アメリカに劣等感持ってるやつは滑稽。全然羨ましくない」 (12)

宮崎 だって向こうの経営者に会うと、みんな揃いも揃って絵に描いたようですよ。
毎日ジョギングを欠かさなくて、歯並びがよくて笑顔が耐えなくて、初対面の相手にがーって握手して、
こいつらなにやってるんだろうと思いますよ(笑)
ところが取り巻きの連中がいなくなって二人きりで雑談していたら、突然子どもの教育の悩みを打ち明けはじめて、
これが「息子がやる気がない」とか、われわれの悩みとまったく一緒。
けれど、仕事仲間とはこういう話はできない。弱みを見せられないと言う。
上のクラスはみんなそうです。
ぼくらはアメリカ人というと、つい仕事と家庭生活を両立させて、ジョギングしてからだ絞ってって想像するけれど、
あれは全部ウソです(笑)
仕事やってる連中は、日本人以上に寝ないで仕事やってます。家族サービスもなんにもやってませんよ。
そういうのをやってるのは、ブクブク太ってぐーたらに仕事やってる連中が、
家庭サービスしかやることないからやってるんですよ。
ぼくらはそのカッコいいところだけ寄せ集めて勝手なアメリカ人像を作り上げて、
それに劣等感を持ってる。滑稽ですよ。
全然うらやましくないですね、アメリカの社会なんて。

読んでないけどソース

>>3
養老孟司との対談

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