春香「ゴミを木に変える力…?」 (163)
P「ああ、ゴミと認識した物を木に変える能力らしいぞ」
春香「ちょっと意味がわかんないです」
P「ま、モノは試しだ」パァアア
春香「わっ!?」
春香「な、何したんですか!?プロデューサーさん!」
P「ほい、ゴミ…それを手に覆ってみろ」ポイ
春香「こ、こうですか…?」パァア
ニョキニョキ
春香「わっ!?プロデューサーさん!!木が生えてきましたよ!!」
P「そういう力だからな」
P「ちなみに大事が起こらないように手で覆えるものに限定されているぞ」
春香「信じられない…こんなことってあるんですね」
P「まあ俺も最初は信じられなかったからな」
春香「でもどうしてこんな力を…?」
P「少し前に、自分を神だという男に会ってな」
春香「胡散臭いですね」
P「だろ?だから俺も適当にあしらおうと思ってたら力を見せられて」
春香「信じざるを得なかったんですね」
P「ああ」
P「で、神が言うには近々中学生を使って能力バトルを行うらしい」
春香「はぁ…」
P「それがどうかしたのかって言うとそれをする前に予行としてお試しバトルをしたいそうだ」
春香「ふむふむ」
P「で、今をときめくアイドル達でしようと白羽の矢が立ったわけだ」
春香「ふむふ…ぇえ!??むむむ無理ですよ!!何言ってるんですか!!?」
P「でも神の言うことには逆らえないしなぁ」
春香「…他のみんなはなんて言ってるんですか?」
春香「天才塾?」
春香「パンタジア?」
春香「四魂の玉?」
春香「WILD LIFE?」
あとこの時期のサンデーつったらなんだ?
P「他のみんなには神の側近とかが同じ説明をしたそうだが乗り気だったぞ」
春香「そうなんですか?」
P「ああ、詳細は知らないんだが優勝賞品があってな、みんなそれに釣られてるんじゃないか?」
春香「商品がなんだかわからないので乗り辛いんですが…」
P「ま、そこはみんながやるって言ってるんだから頼むよ」
春香「はぁ…なんだか不安ですけど、わかりました!」
P「それでこそ春香だ!」
P「あ、そうだ!能力は他のもあるからお前の好きなものを選んでくれ」
春香「どんなのがあるんですか?」
P「えーっとだな」
ピリリリリリ
P「悪い電話だ」
春香「はい」
P「もしもし?」
P「今?春香がいるけど…え?今から連れて来いって?」
春香「?」
P「…!その声は神様か…どうも」
P「え?今日やるんですか!?…随分急ですね」
P「あれ?そうでしたっけ?……了解しました、そちらに向かいます」ピ
春香「どうしたんですか?」
P「春香、今から会場に向かって始めるそうだ」
春香「ええ!!?いきなりですか!?ちょっと心の準備が…!」
P「悪いな、この話聞いてからだいぶ経ってたし忙しかったから忘れてたが、今日だったみたいだ」
春香「よく能力の事思い出しましたね」
P「律子が今日なんか能力がどうたらいってたからな…それで」
P「っと時間がない!車をとってくるから準備てくれ」
春香「え?えっ?準備って何を…?」
春香「それに私の能力って…」
美希がロベルトポジと見た
春香(なんだかよくわからないうちに会場に着いちゃった…)
神「がっはっはっは!!久しいのぉ!若いの」
P「相変わらず元気ですね」
神「おうよ!」
春香「この人が…神様…?」
春香(なんかイメージと違う…)
神「オレが神じゃ!以後よろしくな!がっはっは」
側近「あの…神様、進めてもいいでしょうか?」
神「おおさっさと始めろぃ!」
側近「はい、では…皆さまお待たせしました」
側近「今回集まってもらったのは他でもありません、近々予定しています中学生を使って行う能力バトルの予行を今回行います」
側近「皆さまにはこれから与えられた力を使って戦ってもらいます」
側近「あ、怪我などのを負われましてもバトル終了後は無傷の状態に戻りますので、ご安心ください」
側近「今回のバトルは小規模および予行ゆえ、本来予定しているバトルとは少々異なることも多いのですが…」
側近「予行で戦っていただく皆さんにはあまり関係がありませんので割愛させていただきます」
神「この予行でなにか面白いことが閃くかもしれんしの」
亜美「まだ始まんないの→?」
真美「説明長いよ→!」
側近「もう少しですのでお待ちください」
側近「えっとですね…これから皆さんにはこちらが用意したステージで戦ってもらいます」
側近「スタート地点はバラバラなので相手を探して見つけたらバトルスタートです」
側近「相手が気絶するか、負けを認めたらバトル終了です」
側近「最後の一人になれば見事優勝、事前に話してあるものが約束されます」
春香(え?なんだろう…気になる)
側近「長々説明いたしましたがこれより始めたいと思います」
側近「何か質問はありませんか?」
真「特にないかな…早くやりたくてうずうずするよ」
雪歩「真ちゃん頑張ろうね」
支援
貴音「もし」
側近「あ、はいどうぞ」
貴音「相手を倒したときに何やら特典があると聞きましたが…それは何なのでしょう?」
側近「それは倒した時のお楽しみです…ですが多く倒せばそれだけ有利に動くことが出来るようになるはずです」
側近「相手が減るまで隠れるのも一つの手ですが、やはり戦って勝った方がお得かと思います」
貴音「なるほど…承知いたしました」
響「貴音、やる気満々だな!自分も燃えてきたぞー!」
側近「他にありませんか?」
伊織「結局やってみないと何も分からないんでしょ?」
やよい「うっうー!がんばりましょー!」
千早「高槻さんかわいい」
あずさ「あらあら」
真美「あれ?りっちゃん!!」
亜美「りっちゃんもでるの??」
律子「そうよ?悪いかしら?」グッグ
春香「うぅ…なんでみんなそんなにやる気あるの…?優勝した時の商品ってなんなの?」
美希「あふぅ」zzZ
側近「えー…無いようなので、始めます」スッ
側近「皆さんこの笠に乗ってください」
ゾロゾロ
側近「それではみなさん頑張ってくださいね」
真美「亜美…」ゴニョゴニュ
亜美「おっけ→」コショ
貴音「……」
春香(どうなっちゃうんだろ…わっ)
パァアアアア……シュン
P「消えた」
小鳥(なんで事務員は参加できないのよぉおお!!)シクシク
神「じゃあオレらはモニターでじっくり鑑賞するか!がっはっはっは」
ブォン
P「みんなバラバラの位置にいますね」
小鳥「一体最初に誰が戦うのかしら」
側近「みなさんお茶です、どうぞ」
P「あ、これはどうも」
小鳥「ありがとうございます」
側近「いえいえ」
春香「はぁ…何かもが急すぎてついていけない…」トボトボ
春香「みんながやる気になる優勝賞品って一体…」
春香「でも…バトルっていきなり言われても…みんなと戦うなんて」
春香「それにしてもここどこだろ?」
春香「森みたいだけど…地図がないとどこにいるかもわかんないよー!」
春香「はぁ…と、とにかく力の確認しなきゃ」
春香「手に覆えるゴミから木を生やす…ゴミは…これでいいか」パァアア
ニョキニョキ
春香「すごい…さっきも見たけどホントに生えるんだよね」
春香「これで戦うのかぁ」
春香「……」パァア
ニョキニョキ
小鳥「なんかあそこ一帯に木が乱立していってますね」
P「春香ですね…」
小鳥「何してるんでしょう」
P「練習じゃないですか?春香は今日能力を手に入れましたから」
側近「今日ですか!?他のみんなは一月前から手に入れてましたよ?」
P「忘れてたんです」
神「がっはっは!忘れるとか大物じゃの若いの」
側近「……」
P「そういえば優勝賞品ってなんなんです?」
神「それはじゃの…」
小鳥「あ!見てください!!」
P「!」
小鳥「ついに出会いますよ!」
伊織「なんでこの伊織ちゃんが歩き回らなきゃいけないのよ…ってあら」
あずさ「あらあら~伊織ちゃん」ニコ
伊織「あずさじゃない」
あずさ「出会っちゃったわね」
伊織「ふふ…」
あずさ「どうしたの?伊織ちゃん」
伊織「やよいが最初じゃなくてよかったわ」
あずさ「あら?どうして?」
伊織「やよいだったら手加減しちゃいそうだもの」
伊織「でもあずさなら本気を出せるわ」
あずさ「あらあら」
伊織「同じ竜宮子町のメンバーだけど遠慮なくいかせてもらうわ!!」
伊織「ビーズを爆弾に変える能力っ!!」パァアア
ドォオオオン!!!
春香「わっ」ビクッ
春香「すごい音…闘いが始まったんだね」
春香「だいぶ使い方もわかったし…私もそろそろ動こう!!」
P「始まりましたね」
小鳥「伊織ちゃんとあずささんですか…どっちが勝つんでしょう…?」
P「伊織はビーズを爆弾に変える能力か…どうなるんでしょうね」
神「わくわくするのぅ」
側近「他のみんなも爆音は聞こえてるようですね」
P「みんな頑張れよー」
伊織「にひひ、伊織ちゃんの勝ちね」
あずさ「あらあら?それはどうかしら」
伊織「!?」バッ
あずさ「あら?捕まらなかったわ~」
伊織「…どうして?ちゃんと吹き飛んだはずでしょっ?」
あずさ「ごめんね伊織ちゃん…それは教えてあげられないわ」
伊織「くっ…ビーズを爆弾に変える力っ!!」ピンッ
あずさ「あら?」ボォオオン
伊織「これでどうよ」
あずさ「あらあら」
伊織「…!?」
伊織「い、一体…何の能力なのよ!」ダッ
あずさ「ダメよ伊織ちゃん、逃げちゃ~」タタッ
あずさ「伊織ちゃん~どこにいるの?」
伊織(見失った様ね…今の内に…!)
やよい「あれ?伊織ちゃん!」
伊織「やよい!?」
やよい「どうしたの?」
伊織「隠れてやよい!今近くにあずさがいるわ」グイ
やよい「はわっ!?そうなの?」
伊織「ええ、あずさの能力が分からない以上、今はやり過ごすしかないわ」
やよい「伊織ちゃん私と戦わなくてもいいの?」
伊織「まずはあずさから逃げ切ることが優先よ!」
やよい「じゃあ今は伊織ちゃんと仲間なんだね!うっうー!」
伊織「い、今だけよ!すぐに敵同士になるんだからっ!」
やよい「ありがとう伊織ちゃん!」ギュゥ
伊織「こ、こらっ!離れなさいよ恥ずかしいじゃない!!」
やよい「……」
伊織「離しなさいってば!」グィ
やよい「……」
伊織「やよい?」
あずさ「伊織ちゃんみ~つけたっ、ふふ」
伊織「あずさ!?ちょっとやよい逃げるわよ!!だから離れなさい!!」
やよい「……」
伊織「やよい!!どうしたの!?離れなさいってば!!」
あずさ「あらあら~」
伊織「あずさ!あんたやよいに何かしたんじゃないでしょうね!!」キッ
あずさ「大丈夫よ~伊織ちゃん」
伊織「何が大丈夫なのよ!もしやよいに何かしてたら許さないんだから!!」
あずさ「やよいちゃんには何もしてないから」
伊織「じゃあやよいはどうしたって言うのよ!!」
やよい?「あらあら~?」グニョン
伊織「な、何よこれ!?」
あずさ「うふふ…捕まえたわよ~、伊織ちゃん」
伊織「ちょっ!やよいは!?離しなさいよ!!」
あずさ「私の能力で作ったのよ…ほら、こんな風に」
グニョン
やよい「うっうー!!伊織ちゃんー!」
伊織「!!」
伊織「あんたの能力は一体…」
あずさ「私の能力は影を粘土人形に変える力…だからこんなことも…」
グニョニョニョニョニョニョ…
あずさ1「あらあら~」
あずさ2「あらあら~」
あずさ3「あらあら~」
あずさ4「あらあら~」
・・・・・・・
・・・・・
・・・
あずさX「あらあら~」
伊織「そんな…」
あずさ「ふふ…伊織ちゃんには悪いけど、能力を知られちゃったんだから…ね」
ズズズ
伊織「いや…離して…い、いやぁああああああ」
あずさ「……ごめんね伊織ちゃん」
ポーン
側近『水瀬伊織さんがリタイアしました』
春香「!!」
春香「伊織が…倒したの一体誰だろう…」
・・・・・・・
やよい「うぅ…伊織ちゃん…私、伊織ちゃんの分まで頑張るね!」
・・・・・・・
千早「……」
・・・・・・・
真「…僕も頑張らなきゃ」
・・・・・・・
律子「ここは…ふむ」
・・・・・・・
P「たくさんのあずささん…圧巻だな」
小鳥「は、挟まれてぇ!!」ダバー
P「小鳥さん鼻血!鼻血!」
神「まずは一人か」
側近「連れてきました」
P「お、お帰り伊織」
伊織「なんなのよアレ!反則じゃない」キー
小鳥「ねぇ伊織ちゃん!どんな感触だったの!?ねぇ!ねぇ!!」
伊織「知らないわよ!落ち着きなさいよ!!」
伊織「ったく…こうなったらやよいを応援するわ」
小鳥「やおいおキタコレ」
P「少し黙ってください」
神「そろそろ次がきそうじゃの」
真「うーん…そろそろ誰かに会ってもいいと思うんだけど…」ガサ
真「ってうわっ!…ここ穴だらけだ……」
真「ってことは…」
雪歩「真ちゃん…」
真「…だよね」
P「真VS雪歩ですね…」
P「あ、そういえばあずささんは伊織を倒しましたが…」
側近「はい、地図が渡されました」
小鳥「あずささんに地図…」
伊織「意味あるのそれ?」
神「方向音痴には意味無いの~がっはっはー」
真「雪歩…例え雪歩だろうと僕は手加減しないよ!」
雪歩「私も…真ちゃんでも戦うよ」スッ
真「…行くよ」スッ
雪歩「……」
真「……」
真「っはあ!」ガッ
雪歩「ひぅ…!」ギッ
真「やっ!はっ!えいっ!!」ガッバッドッ
雪歩「んっ…あっくぅ…」ズサ…
真「どうしたの雪歩!能力使わないと終わっちゃうよ?」
雪歩「そうだね…真ちゃん」スッ
真「……」グッ
雪歩「髪の毛をドリルに変える…力」ギュィィイイ
真「それが雪歩の能力…雪歩らしいね」
雪歩「行くよ…真ちゃん!」ダッ
真「わっ…へへっ、当たらなければ問題無いよ!!」
真「…ってあれ?雪歩?」
ボコ
雪歩「えい!」ドカッ
真「うわぁ」ガッ
雪歩「……」ドプン
真「また地面に…」
真「くそぅ…雪歩の位置が掴めない」
雪歩(真ちゃん…地面の中なら私は誰にも負けない…!)
・・・・・・・・
P「白熱してるな」
小鳥「あっちも出会ってますよ!あ、あそこも!!」
P「どれを見ればいいのやら」
神「ぞくぞくと戦っているようじゃのぅ」
伊織「やよいは?やよいはどこにいるの?」
側近「お菓子ですよ~」
春香「うぅ…あちこちで戦闘音が聞こえてきて怖い」
千早「春香…」
春香「あ、千早ちゃん!」
春香「心細かったよ~千早ちゃん~!」
千早「春香?これは戦闘よ?」
春香「あ、そうだったね…えへへ、最初に千早ちゃんに会えてなんだか安心しちゃった」
千早「……」
春香「能力の事もバトルの事も今日初めて知ったから混乱しちゃってて」
千早「今日…?」
春香「うん!プロデューサーさんに今日教えてもらって…」
千早「……そう」
春香「うん…」
千早「ごめんなさい、春香…始めましょう」
春香「あ、うん!わ、わかった」
ザッ
響「やっと見つけたぞ!」
貴音「……」
響「さあ!さっそく勝負さー!」
響「自分の能力は…なっ!?…うぎゃああああ!!」
ポーン
側近「我那覇響さんがリタイアしました」
貴音「ふふふ…」
側近「つ、連れてきました」
P「響…」
小鳥「響ちゃん…」
伊織「あんた…」
響「うぎゃー!何もできなかったぞー!!」
響「何されたかもわからなかったぞ!」
神「あいつは別格じゃの」
響「他のみんなは?」
小鳥「春香ちゃんと千早ちゃん」
P「真と雪歩が戦ってるな」
伊織「一方はもう少しで終わりそうだけどね」
響「そうなんだ…みんな頑張れー!」
真「…くっ」ハァハァ
雪歩「真ちゃん…どうして能力使わないの?」
真「へへっ僕自身の力がどこまで通じるか知りたいからね」
雪歩「でもこのままじゃ真ちゃんに勝ち目はないよ…?」
真「それは分からないよ、雪歩」
雪歩「そう…じゃあもう終わらせてあげるね」ギィイイイン
ズボ…
真(落ち着け…もう雪歩の動きはほとんど頭に入った…後はタイミング…!)
雪歩(終わりだよ…!真ちゃん!!)
ボコ
真「ここだぁ!!」ドッ
雪歩「あぐっ!!」ドサ
雪歩「ど、どうして…?」
真「雪歩の攻撃のくせは今までの攻撃で掴んでたからね」
真「半分は賭けだったけど…」
雪歩「…悔しいなぁ」
真「雪歩…」
雪歩「でも…真ちゃんなら…しょうがないか」
雪歩「真ちゃん…頑張ってね」
真「雪歩…僕頑張るよっ!!」
ポーン
側近『萩原雪歩さんがリタイアしました』
P「お疲れ」
雪歩「疲れましたぁ」
響「雪歩カッコよかったぞ!」
伊織「まさか真が勝つとわね」
小鳥「二人とも頑張ってたわ」
神「これで三人じゃの」
側近「先は長いですね」
春香「響ちゃんと雪歩が…」
千早「どんどん減っていってるわね」
春香「うん…」
春香「千早ちゃん」
千早「なに?」
春香「早く…倒してよ」
千早「…」
春香「もう私に勝ち目はないし…ね」
春香「あはは…結局この戦いが何だったのかよくわかんなかったけど」
春香「千早ちゃんは負けちゃだめだよ!」
千早「…」
春香「ほら千早ちゃん!私動けないし冷たいから早く!」
千早「能力を解除するわ」
パシャァ
春香「ち、千早ちゃん…?」
千早「今回は見逃してあげるわ」
春香「どうして…?」
千早「私も最初に春香に会えて嬉しかったから…」
千早「それに…フェアじゃないもの」
春香「千早ちゃん…!」
千早「春香…見逃したからってこの戦いに生き残れるわけではないわ」
春香「そ、そうだね…」
千早「だから…また会う時までにもっと強くなっていて」
千早「お互い全力で戦えるように…それじゃ」
春香「千早ちゃん…!私…頑張る!!」
響「あれ?千早が春香から離れていくぞ」
伊織「なんでとどめを刺さないのよ」
小鳥「一時休戦ってことかしら?」
P「そんなこともあるんだな」
神「これは予想外じゃの」
側近「そうですね」
雪歩「あ、あそこ…!交戦中ですぅ」
伊織「一体誰が勝つのかしら…」
響「貴音じゃないかな…」
律子「追い詰めたわよ…真美!」
真美「はぁはぁ…りっちゃんしつこいYO」
律子「あんたから仕掛けてきたんでしょうが!」
律子「それに敵はなるたけ倒した方が有利って話なんだから、倒せるときに倒しとかないと」
真美「りっちゃんの鬼→悪魔→」
律子「なんとでもいいなさい…勝てばいいのよ勝てば」
真美「こうなったら…やるしかないっしょ!!」
真美「すうぅ…口笛をレーザーに変える力…!!」ピィイイイイ
律子「無駄だってことがまだわかんないのかしら」
律子(手ぬぐいを鉄に変える力!)キィン
真美「うあうあ…やっぱり効かないYO」
律子「さ、観念なさい」
真美「…はぁちかたない…こうなったら奥の手を使うしかないね!」
律子「ほぉ、見せてもらおうじゃない…奥の手とやらを」
真美「んっふっふ~!りっちゃん覚悟!!」クイ
律子「どっからでもかかってきなさい!」
真美「…」チラ
真美「亜美!頼んだYO」クイ
ンッフッフーリッチャンカクゴ!!
律子「なんですって!?」バッ
真美「いまだ!口笛をレーザーに変える力!!」ピィイイイ!!
律子「きゃあ!」ドテ
真美「んっふっふ~形勢逆転ですな~」
律子「何よ!亜美なんていないじゃない!」
真美「亜美?いないよ」
律子「でも後ろから声が聞こえたわね…」
真美「あありっちゃん!それはね…」クイ
デモウシロカラコエガキコエタワネ
律子「!?私の声…?」
真美「これが真美の奥の手、もう一つの能力!声を似顔絵に変える力だよ→!」
律子「能力を二つも!?ちょっとそれルール違反じゃない!」
真美「一人に一つなんて真美聞いてないよ?」
律子「だからってそんな…」
真美「んっふっふ~勝てばいいのよ勝・て・ば!」
律子「くっ…卑怯者!」
P「アレ…ありなんですか?」
側近「やっぱりダメですって神様!」
神「やっぱダメか…うーん面白いと思ったんじゃがの」
神「本戦では禁止にするわい」
響「ず、ずるいぞ…」
雪歩「真美ちゃん…」
小鳥「でもルールの穴を見事に突いた真美ちゃん流石ね!」グッ
伊織「そこまでして勝ちたいのね」ヤレヤレ
P(一体優勝賞品とは何なんだ…?)
真美「卑怯者…?卑怯ってこういうこと…?」
ピィイイイイ
律子「なっ!?」
ドッ
真美「じゃあねりっちゃん!」
ポーン
側近『…秋月律子さんがリタイアしました』
つかれた…
律子「…してやられました」
P「おつかれ…」
雪歩「お茶ですぅ」
律子「ありがと」
側近(わ、私の仕事…!!)
伊織「ま、相手が悪かったわ」
響「ドンマイだぞ律子…」
神「能力重複は禁止…と」メモメモ
P「次はどこだろうな」
小鳥「まだ戦ってないのは…やよいちゃんに美希ちゃんね」
律子「ま、ゆっくり観戦しましょう」
春香「せっかく千早ちゃんに助けてもらったんだもん!頑張らなきゃ!」
春香「…って言っても私、強くなれるかなぁ」
春香「ううん!千早ちゃんと約束したんだもん!負けてられないよ!」
春香「……だからそろそろ起きない?美希」
美希「あふぅ」zzZ
春香「よく地面で寝てられるなぁ」
美希「はにぃ…むにゃ」ゴロン
春香「ねえ美希、起きてってばぁ!」ユサユサ
美希「うぅん…ハニー…?」
春香「残念!天海春香ちゃんです!」
美希「あふぅ…がっかりなの」
春香「ごめんね」
春香「起きたとこ悪いけど戦ってもらうよ」
美希「それより春香、今って誰が残ってるの?」
春香「伊織、響ちゃん、雪歩、律子さん以外が残ってるよ」
美希「まだ意外といるの…」
春香「そうかな…?」
美希「そうなの!あはっ、でもこれから春香は落ちるから関係ない話なの」
春香「…!私も簡単には負けないよ…美希!」
美希「ふんふ~ん」カチカチ
春香「って戦わないの?」
美希「美希はいつでもいいよ?でも春香が美希に勝つなんてありえないって思うな」
春香「そんなのやってみないと分かんないよ!」
美希「あはっそれじゃあ…分からしてあげるの!」
P「春香と美希か…」
響「どっちも頑張るんだぞ」
律子「美希ね…春香には分が悪いかも」
小鳥「そうなんですか?」
律子「春香に…というか美希の能力は相当手強いんですよ」
雪歩「春香ちゃん大丈夫かなぁ」
側近「あそこももうすぐ戦闘が起きそうですね」
神「そうじゃの」
伊織「ってあれはやよいじゃない!!それに…!」
伊織「やよい…頑張りなさいよ!」
やよい「うっうー!あずささん見つけましたー!」
あずさ「あら~やよいちゃん」
やよい「相手に会ったら戦わないといけません…!」
あずさ「そうね~残念だけど、やりましょうか」
やよい「はい!伊織ちゃんの分まで私頑張りますー!」
あずさ「あらあら~…それじゃあ本当に頑張らないとね!やよいちゃん」
やよい「うー?どうしてですか?」
あずさ「伊織ちゃんを倒したのは私よ、やよいちゃん」
やよい「はわっ!?そうなんですか!?うぅーこれは負けられません!」
あずさ「お互い頑張りましょうね~」
やよい「はい!よろしくお願いします」
あずさ「それじゃあ早速…」グニョニョニョォ
なにこれ面白いの…?
とりあえず休憩したい
1時間くらいしたら戻る
粘土あずさ「「「「「あらあら~」」」」」
やよい「はわっ!あずささんがいっぱいですー!」
あずさ「うふふ…いくわよ」
―――――――――――――
貴音「真…ですか」
真「うん、よくわかったね」
貴音「私達に余計な言葉は不要でしょう」
真「そうだね…!」
貴音「それでは…始めましょうか」
真(雪歩…僕は負けないよ!)
伊織「やよい!そうよ!避けるのよ!!捕まっちゃダメ!!」
響「伊織うるさいぞ…」
小鳥「同時に3組がバトル…どうなるのかしら」
P「これが終われば約半数になるのか」
神「前半戦が終了するの」
雪歩「真ちゃん…頑張って!!」
春香「ゴミを木に変える能力…!!」ニョキニョキ
美希「効かないの!」スカ
春香「まだまだぁ」パァアア
美希「あふ…欠伸が出るの…えいっ!」ドカ
春香「きゃっ…はぁはぁ…全然当たらない…!」
美希「あはっ、だから言ったでしょ?春香は美希に勝てないの」カチカチ
春香「一体どんな能力なの…」
美希「春香の考えてること全部分かってるの」カチカチ
春香「その携帯が能力に関係してるんだよね?」
美希「そうだよ~!あはっさすがの春香でもわかっちゃうか」
春香「……」
美希「”だったら携帯を奪えば…”って思ってるのもわかるの!」
春香「!!」
美希「美希の能力はなんだっけ…?」
春香「忘れたの!?」
美希「あはっ、そうそう!相手の思考を電子メールに変える能力なの」
春香「くっ…!」バッ
美希「だから春香がどこから攻撃しようとしてるとか…」ヒョイ
春香「はっ」ニョキッ
美希「ほっ」スカ
美希「どう避けようとしてるのか手に取るようにわかるの!」ガッ
春香「あぅっ」ズザァ
美希「だから簡単に攻撃を当てれるの」
春香「うぅ…」
美希「”どうしたら…”って思っても無駄なの!美希のこの能力は無敵なの!」
美希「美希はこの能力で優勝するの!それでハニーと…」
春香「そういえば優勝したら何があるの?」
美希「春香知らないのにこのバトルに参加したの?」
春香「あはは…なにもかも急だったもので…」
美希「教えてあげる!この戦いで優勝したらね、ハニーといちゃいちゃ出来るのー!」
春香「プロデューサーさんと…?」
美希「正確にいえば1週間だけハニーを自由に出来るの!!」
春香「自由に…?」
美希「そうなの!だから美希、この戦いは絶対に負けられないの」
春香「プロデューサーさんを…1週間…自由…」ブツブツ
美希「だから春香はここでお寝んねしろなのっ!!」
P「え!?そうなの!!?」バッ
律子「…」サッ
雪歩「はぅぅ…」サッ
伊織「別にあんたのことなんか…知らないわよ!」フン
響「じ、自分は…えと…」カァア
小鳥「だからなんで事務員には参加権限が…!」ギリギリ
神「お前たちの希望は分かってるからのー!がっはっは」
側近「皆さんすごい食い付きでした」
伊織「余計なこと言ってるんじゃないわよ!!」
P「スケジュールに謎の有給が1週間あったのはこのためだったのか…」
律子「つ、続きを見ましょう!!」
美希「覚悟なのーっ!」
春香「……」スカ
美希「!?」
春香「…さんと…ふふ……自由に…」ブツブツ
美希「そんな…当たらないなんてありえないの…!」
美希「次こそ…え…!?これって……!」カチカチ
”倒す倒す倒す倒す倒す倒す倒す倒す倒す倒す倒す倒す倒す倒す”
美希「こんなことって…!」
”プロデューサーさんを自由に…自由自由自由自由自由自由自由…ふふふ…ふふふふふふふふ”
美希「ありえないの…!」ゾク
”優勝するのは私私私私私私私私私私私私私私私私私私私私私私私私私私私私”
春香「……」ユラァ
美希「は、春香……!」タジ…
”倒す倒す自由倒すプロデューサーさんを私倒す優勝自由私私私自由倒す倒す私”
美希「ま。待ってなの…!こんなの…こんなの…!」
春香「ふふ…ふふふふ」ジリジリ
美希「なのーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!!」
ポーン
側近『星井美希さんがリタイアしました』
P「…」
律子「…」
伊織「…」
響「…」
雪歩「…」
側近「…」
神「…」ポン
P「優しく肩に手を置かないで余計辛い」
小鳥(私だったらあ~してこ~して…きゃっ!小鳥ったらだいた~ん!)ニヘヘヘ
美希「春香が…怖かったの…」
P「俺も怖いよ」
律子「お疲れさま」
美希「こうなったらハニーの膝で不貞寝するの!」
P「こ、こら…ったく!」
美希「あふぅ」zzZ
響「そういややよいたちはどうなったんだ?」
伊織「はっ!そうよやよい!」
神「ふむ…」
側近「決まり…ですかね」
あずさ「あらあら~…捕まらないわね」
やよい「うっうー!やっとわかりましたー!」
あずさ「何がわかったのかしらやよいちゃん」
やよい「あずささんの能力がですー!」
あずさ「あらあら」
やよい「たくさんいるあずささんをいくら倒してもキリがありませんでしたし」
やよい「本物のあずささんがどこにいるかもわかりませんでした」
あずさ「…」ニコニコ
やよい「でもついに分かりました!あずささんは影を使った能力なんですね!」
やよい「うっうー!これで倒せますー!」
あずさ「あらあら…そう簡単にやられると思ってるのかしら?」
グニュォン
やよい「お、おっきー!」
すまない2時間ほど出なきゃいけなくなった…
いってきます…
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