純一「釘を刺すとだな、美也?」
純一「意味もなく美也と胸囲で勝負したりしないし」
純一「何てことだ……ぼ、僕のパッションが弾けちゃったよ!」
純一「なんて間違えても言わないからな?」
美也「えー、みゃーとも勝負しようよー?」
美也「本当に大きくなったんだよ!?」
純一「はははっ、そんな馬鹿なことがあってたまるか!」
純一「どれ、念のために測ってやるからこっちにこい」
美也「うん!」
スルスル
純一(どれどれ、美也の胸囲は)
純一「……え?」
美也「ど、どうしたの?」
純一「おい、美也。この巻尺壊れてるじゃないか」
美也「巻尺が壊れるわけないでしょ!バカにぃに!」
純一「……美也?ズルはいけないぞ?」
美也「そ、そんなことしてないってば!」
橘「だ、だって……そんな馬鹿な!」
美也「にっしっし~。素直に認めた方が楽になるよ?」
橘(そ、そういわれてみれば……美也の身体付きが色っぽくなってるような)
橘(何てことだ……ぼ、僕のパッションが!)
橘(……うん、弾けないな)
橘「美也……僕疲れてるみたいだから先に寝るね」
美也「ちょ、ちょっとにぃに!?」
美也「美也は結局成長してるの!?」
橘「ははっ……その件についてはまた明日ね」
美也「に、逃げるな~!」
橘さんの標記は橘ね。間違えちゃった
~翌日~
橘「……ということがあってね」
七咲「認めません」
橘「え?」
七咲「ですから!認めません!」
橘「な、何を認めないの?」
七咲「わ、私の口から言わせるつもりですか!?」
橘「僕は七咲の口から聞きたいんだ!」
七咲「……美也ちゃんだけ成長してるなんて」
七咲「美也ちゃんだけ成長してるなんて、私は認められません!」
七咲「先輩がうっかり測り間違えたのかもしれませんしね」
七咲「ふふっ、先輩はどこか抜けてますからね」
橘「三回は測り直したけど」
七咲「……ですから、測り間違えちゃっただけかもしれませんしね!」
橘「だ、だからね、七咲?」
七咲「うるさい!」
橘「……はい、すみませんでした」
七咲「……オホン」
七咲「あ、ちょうど巻尺持ってるんで、測りに行きましょうか!」
橘(……なんと奇遇な!)
橘「お、いたいた!」
七咲「美也ちゃ~ん!」
美也「逢ちゃんとお兄ちゃんじゃん。何してるの?」
七咲「わ、私は認めないから!」
美也「急になになに!?」
七咲「胸囲で勝負して!」
橘(あれ?測るだけじゃないの?)
美也「はは~ん、お兄ちゃんから話を聞いたわけか」
美也「いいよ、勝負しよ!逢ちゃん!」
七咲「負けないからね!」
~数分後~
七咲「……完敗だ」フラッ
橘「七咲!?大丈夫!?」
七咲「ははっ……こんなことになるならもっと牛乳飲んどけばよかったな……」
橘「七咲!希望を捨てるな!まだ七咲だって……成長を……」
七咲「……いいんですよ、先輩」
七咲「私には……先がないことくらいわかってますから」
橘「七咲……そんなこといわないでよ!」
七咲「……先輩……私……」
七咲「先輩のことが……好きでした」ガクッ
橘「な、七咲ッー!!!」
美也「……もういい?」
橘「あ、うん。ごめん、ノリでついつい」
美也「ノリで死なないでよ!」
七咲「うん、ごめん。美也ちゃん」
七咲「……でさ?」
七咲「何をしたの!?何をしたらそうなったの!?」
七咲「……教えて?教えてくれるよね?教えてくれないの?教えなさい!」
橘(なりふりかまってられないほど必死なのか……七咲)
美也「わ、わかったよ!話す、話すから!」
美也「ジリジリと近づいてくるのやめて!逢ちゃん、怖いよ!」
七咲「も、揉んでもらう!?」
美也「うん、好きな人に揉んでもらうと大きくなるって聞いたからさ」
橘「ちょっと待て、美也」
橘「お前、彼氏がいたのか?」
美也「え?いないよ?」
橘「彼氏でもない男に……む、胸を!?」
美也「でも、大事な人だから……ね////」
橘「そ、そんな爛れた関係を僕は認めないぞ!」
七咲「そうだよ、美也ちゃん!あんまりだよ!」
美也「そんなこといわれても……好きなんだから仕方ないじゃん!」
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