女「不幸の手紙きたんだけど」男「レアじゃね」(599)

一日目 朝 教室

男「今時それってすげえ珍しいと思う」

女「そうかもしれないけどさ。不気味なんだよ。実物見る?」ゴソゴソ

男「あるのか?見る見る」

女「『この手紙は幸運の手紙です。七不思議の証明は済みましたか?一週間以内に完了しなければ、あなたに不幸が訪れます』って」

男「なんつーか、汚い字だな。頭おかしいやつが書いたんじゃねえのか?赤ペンのインク滲んでるし」

女「消印無かったから、家に直接入れたんだと思うんだけど・・・。昨日帰ったら入ってて」

男「手の込んだいたずらだな。しかし『七不思議』ってなんのこった?」

女「全然・・・。思いつくのは『学校の七不思議』くらいかな」

男「・・・まあ気にしても仕方ないだろ。いたずらだ。それも捨てちまえよ」

女「・・・そうだね。破いて捨てちゃうよ」ビリビリ・・・

同 休み時間

女「・・・ねえ」

男「あ?」

女「何でこういうイタズラするわけ?」

男「は?」

女「どうしてこういうことするのって聞いてるの!」

男「おいまて、何の話だよ」

女「とぼけないでよ!あの手紙の話知ってるの、あんただけなんだから!」

男「手紙・・・?ああ、あのいたずらの。それがどうしたんだよ」

女「メールしたでしょ!あたしに!!」

男「め、メール?ちょっと待てよ何の話だかまったく分からない」

女「はあ!?ふざけないでよ、あたし本気で悩んでるのに!!」

男「だから落ち着けっての!」

委員長「・・・二人ともそこまで。喧嘩はダメ」

女「委員長・・・」

男「喧嘩じゃないって。こいつがワケわかんないことを・・・」

委員長「・・・女、少し落ち着いて。男が混乱してる」

女「・・・ごめん。でもこういういたずらはやめてほしい・・・」

男「だからそれがわからない。メールって何の話だ」

女「これ、送ってきたのあんたでしょ」

男「・・・?」

女 携帯画面『このt紙は 幸う です。『七不s議』の証明はsましたか? アト 七日』

男「なんだこれ・・・」

男「・・・つまり話をまとめると、お前は俺以外に手紙の話をしなかった」

男「だが登録されてないアドレスからあの手紙そっくりの文面のメールが来た」

委員長「・・・不気味」

女「じゃ、じゃあ男が送ったわけじゃないの・・・?」

男「送信履歴を見せてもいいが、俺じゃない」

女「それじゃ、このメールは何・・・?」

委員長「・・・男、手紙の原文は」

男「さっき女が破って捨てちまった。教室のゴミ箱にまだあるとは思うけど」

委員長「・・・」すっ

女「あ、委員長・・・?」

委員長「・・・」ゴソゴソ

男「お、おい。何をしてんだ」

委員長「・・・ない」

女「え?」

委員長「・・・ここに捨てたのは間違いない?」

女「う、うん。捨てたよ、絶対」

委員長「・・・ごみ捨ては掃除の時間。今中身が入れ替わることは考えられない」

男「でも、こいつあれ捨てたぞ・・・。俺も見てたし。角ばった字で、赤ペンで書かれてるやつだ」

女「・・・ねぇ、どういう、こと?」

男「・・・分からない」
 鐘の音 キーンコーンカーンコーン・・・

委員長「・・・ひとまず授業。この話は昼休みに」

男「・・・」

女「・・・」

同 昼休み
女「・・・」

男「大丈夫か、お前」

女「うん・・・」

委員長「・・・あれからメールは」

女「ないよ。ねえこれって何?どういうことなの?」

男「俺にもわかんねえって」

委員長「・・・いたずらにしては、手が込んでる」

男「・・・確かに」

委員長「・・・『アト七日』、『七不思議』。覚えは?」

女「・・・」(首を横に振る)

男「もしかしてストーカー、とかじゃねえのか・・・?」

委員長「・・・女のアドレスを知っている理由にはなりえる」

男「例の手紙は女の自宅に入ってたらしい。消印なしで」

委員長「・・・可能性があがった」

女「す、ストーカー・・・!?」

委員長「・・・つけられてたり、そういうのはない?」

女「ううん・・・全然ないよ。あたしが気がついてないだけかもしれないけど」

男「ストーカーなら、警察に行くしかないよな」

委員長「・・・まだ目に見える被害は受けていない。これじゃ警察は動けない」

女「そんな・・・」

委員長「・・・逆に、分からないこともある」

男「?」

委員長「・・・『七不思議』。女に覚えがないことを、ストーカーが『証明は済んだか』。意図不明」

女「・・・」

男「とりあえず例のアドレスは着信拒否にして、様子を見るしかない、よな・・・」

委員長「・・・女はしばらく一人で出歩かないほうが良い。帰路は、私が同行する」

女「委員長が・・・?」

委員長「・・・不満?」

女「ううん。男より頼もしいかも」

男「てめえこら」

女「ごめん委員長。お願いしてもいいかな」

委員長「・・・」こくり

男「はぁ・・・。まあいいや。俺ちょっとトイレ行って来るな」

一階 男トイレ 個室

男(しかし・・・ストーカーか。それならあの気味悪い文体も、分かるような気がする)

男(でも、あの委員長が一緒なら平気だよな。頼もしい限りだ)

・・・ぺた・・・ぺた・・・

男(・・・)

・・・ばたん

男(隣にも入室者か。さて俺はそろそろ出ようかね・・・)
ぎいい・・・

男「・・・あれ?誰か隣に入ったように思ったんだが・・・。気のせいだったかな」

教室
女「あ、おかえり」

男「ああ。着信拒否したか?」

女「したよ。さっきはごめん、怒鳴ったりして・・・」

男「まあ仕方ないだろ。同じ状況だったら俺も怒ってただろうし」

委員長「・・・男。ちょっといい?提出物の話で、相談がある」

男「え?俺なんか出してなかったっけか?」

委員長「・・・こっちへ」てくてく

男「あ、おい待てよ委員長!」

図書室
委員長「・・・ここなら人がいない」

男「なんだよ、図書室なんか連れてきて。何の提出物の話だ?」

委員長「・・・アレは嘘。例の『七不思議』の話」

男「?ならなんでこんなところに」

委員長「・・・この学校に七不思議は、ある。けど、今は一部の先生と私しか知らないはず」

男「え?どういうことだ?」

委員長「・・・これ」すっ

男「卒業文集?この辺のやつだと、随分古いやつだな」

委員長「・・・ここで見つけた」

男「1964年・・・?五十年位前じゃんか」

委員長「・・・ここ。この学校の七不思議について書いていた生徒がいた」

男「1964年にか」

委員長「・・・学校の七不思議というものは昔はどの学校にもあったもの。時代の中で忘れられてきたけど。この学校にもあった」

男「何でそんなこと知ってるんだ?」

委員長「・・・生徒会で文集の再編纂をした時に、当時の会長が見つけた。彼は卒業したから、それを知るのは私一人」

男「ふうん・・・で、なんて書いてあるんだ?」

委員長「・・・『トイレに出る少女』、『十三階段』、『地下倉庫』、『校庭の手』、『こっくりさん』、『くびつり』。七番目は欠番」ぺらぺら・・・

男「いかにもって感じの連中だな・・・」

委員長「・・・そしてこの七不思議全部にあった人間は、呪われる、と」

男「いかにも昭和的な伝説だよな。今時流行らないのもわかる」

委員長「・・・手紙の内容がこの『七不思議』を指すのかは分からない。けど、あなたは知っておくべき」

男「な、何でさ」

委員長「・・・かん」

男「・・・あそう・・・。欠番の七番目は何なんだ?」

委員長「・・・不明。1964年の時点ですでに失われていたよう」

男「ふーん・・・。しかし妙な話だよな。不気味なストーカーに、不気味な七不思議。不気味のセールスだな、まるで」

委員長「・・・偶然、」

男「だよな。幽霊なんて馬鹿げてるもんな。そろそろ戻ろうぜ」

委員長「・・・だと、いいけど」

同 夕方
男「で、何で俺まで」

女「当たり前でしょ。もしストーカーがいたら、あんたが囮になるんだから」

男「囮って」

女「あたしも委員長も女の子なんだから、そういうのはあんたの仕事なの」

委員長「・・・適材適所」

男「あーあー、分かった分かった。ったく、家逆方向だってのによ・・・」

委員長「・・・男、ストーカー警戒」

男「へいへい、ちゃんと後ろも振り返りますよ。だから安心して下せえお嬢様方」

女「苦しゅうないぞ」

男「殴るぞてめえ」

女 自宅前

男「・・・で何事も無く着いちゃったな」

女「何事もないほうがいいんだけど」

委員長「・・・一安心」

女「今日はありがとうね委員長。今度スイーツでも奢るからさ」

委員長「・・・」///

男「・・・意外と甘党なんだな、委員長・・・。で、俺には何かないのかよ」

女「あんたにもそのうち何か奢るから。それじゃ、またね」バタン

男「やれやれ・・・。それじゃ帰ろうか、委員長?」

委員長「・・・解散」

男「じゃあ、また明日なー」

委員長「・・・」こくり

同日 夜
男「んあ・・・?もう十二時過ぎか・・・。いかんいかん、明日もあるしもう寝るか・・・」
男 携帯着信音

男「?メール?こんな時間に?・・・ああ、女からか」

メール画面 『またメールきた』

男「・・・え?なんだそれ、どういうことだ?あーくそ、メール面どくせえ、電話かけるか・・・」
コール音

女『・・・も、もしもし・・・』

男「おう俺だ。さっきのメール、あれどういう意味だ?」

女『男・・・っ。ま、またワケわかんないメールがぁ・・・』

男「お、おい泣いてんのかよ。落ち着け、メールが何だって?」

女『ま、またメール来たの・・・。今度は「アト六日」って・・・』

男「あと六日って、またあのメールか!?着信拒否したんじゃ、」

女『だ、誰!?・・・』

男「・・・女?」

女『誰!?た、助けて男っ!誰か、誰かいるよぉっ!!』

男「おい女!?どうしたんだ!?」

女『だ・・・誰な・・・』ブツ、ブツ・・・

男「おいよく聞こえないぞ!?何が起きたんだ女!!」

女『~!!』ブチッ!!ツー、ツー・・・

男「何だったんだ今の・・・。誰かいるって、まさか、ストーカーがあいつの家に・・・!?」

男「くそっ」ダダッ!
コール音

委員長『・・・はい』

男「委員長俺だ!今女からワケ分からん電話が入った!!」

委員長「・・・詳細を」

男「よく分からんがまたメールが来て、しかも室内に誰かいるみたいで、電話が切れた!」

委員長『・・・。現場急行。私も向かう』

男「わかった!警察に電話した方がいいか!?」

委員長『・・・不要、私がかける。男は全速力で急行。恐らく私より早く着けるはず』

男「わかった、頼む!!」

二日目 深夜 女自宅前

男「ハァ、ハァ・・・。つ、着いた・・・っ!!」

ドンドン!!

男「女!俺だ!!無事かおい!!」

男「くそ、返事がない。・・・?鍵が開いてる・・・?っ、じゃあやっぱり誰かが・・・!」ダダッ

男「女!!どこだオイ!返事しろ!!どこにいる!?」

・・・

男「一階に人影なしってことは、二階か・・・!」

男「女ぁ!!」

女「」ガタガタガタ・・・

男「おい無事か!?怪我は!」

女「う・・・うぇぇ・・・お、男ぉ・・・」

男「ストーカーは!?乱暴されなかったか!?」

女「怖い・・・怖いよぅ・・・」

男(・・・ひとまず、怪我したり乱暴された形跡はなさそうだ、な・・・)

男「とりあえず電気つけよう、こう暗くちゃ・・・あれ」パチ、パチ

男「つかない?停電か?」

女「ぅぅ・・・」ガタガタ

男「きつく抱きつきすぎだ、動きにくいから少し緩めろ。大丈夫だ、いなくならねえから」

女「うぇぇぇ・・・」

男「周りの家はついてるから、ブレーカーが落ちたのか?おい、ブレーカーはどこだ?」

女「ぐず・・・。一階の、廊下ぁ・・・」

男「了解だ、一緒に行くぞ」

女「・・・」

一階 廊下

男「ああ、やっぱブレーカー落ちてる。これで・・・」

電気 点灯

男「これでひとまずは・・・」

同 台所
男「ほら、水飲め」

女「ぐす・・・。あり、がと・・・」

男「落ち着くまで座ってろ。ああ、何か武器になるものあるか?バットとか」

女「・・・」フルフル

男「そうか・・・。じゃあもしストーカーがまた来たら、素手でぼこぼこにしてやる」

女「・・・」

(チャイム) ピンポーン

女「!」ビクリ

男「・・・。女はそこにいろ」

男「・・・どちら様でしょう」

?「・・・。男、私」

男「ふぅぅぅ・・・。委員長か。今開ける」

がちゃ

委員長「・・・女は」

男「台所にいる。怪我はないみたいだけど、落ち着くまで座らせてる」

委員長「・・・委細承知」
・・・
女「委員長・・・」

委員長「・・・平気?」

女「・・・ありがとう。落ち着いてきた」

・・・
男「だいぶ落ち着いたか?」

女「うん・・・。ごめん二人とも。こんな時間に。迷惑だったよね」

男「あー、気にすんな。あとで両親には説明するから」

委員長「・・・両親とも就寝済み。ばれない」

男「それで、だ。そろそろ話してもらえるか?何があったんだ」

女「・・・まず、これ」ごそごそ

委員長「・・・またメール?」

女「・・・うん、内容はほとんど同じなんだけど、最後の部分が『アト六日』になってる・・・」

女 携帯画面
「дのt紙は貴 幸う です。『七不s議』n証明は螺ましたか? アト 六日」

男「文字化けか?前のより読みにくくなってるな」

委員長「・・・明確なのは、最後の部分。『アト六日』。送信時間が、今日の十二時ちょうど」

男「本当だ。念の入ったストーカーだな。・・・それで女、部屋に入ってきたやつの顔は見てないのか?」

女「・・・それが。あたし昨日の今日だからと思って、家中の窓とかドアに鍵かけたんだけど・・・。誰かがゆっくりと階段上る音がして・・・」

男「鍵をかけた・・・?」

委員長「・・・それで」

女「誰、って怒鳴ったら、その、声がして」

男「声?」

女「小さく笑ったみたいな、声。そしたら、足音が急に激しくなって、電話も切れちゃうし・・・」

男「・・・ごくり」

女「そしたら、今度は電気が消えて・・・。そのすぐ後、部屋のドアを誰かがドンドンって叩くんだけど、あたしもう怖くて、耳ふさいでたの」

委員長「・・・」

女「しばらくして、音が止んだなあと思ったら男が走りこんできた・・・」

男「・・・」

委員長「・・・」

女「ねえ、これって何?何なの?」

委員長「・・・女。その笑い声は、男性?それとも女性?」

女「・・・多分女の人、だったと思う、けど・・・」

男「なあ、お前さっき家の鍵は全部閉めたっていったよな?」

女「え?うん。だから気味悪いんだけど・・・」

男「・・・俺が来た時、鍵開いてたぞ、玄関」

女「!?そんな、玄関はチェーンまで閉めてたのに・・・!」

委員長「・・・女、家の人たちは」

女「お父さんは出張で、お母さんは夜勤・・・」

委員長「・・・そう。女、そこのソファーで横になるといい。今日は朝まで私たちがいる」

女「え?で、でも」

男「このまま帰るってわけにもいかない、よなあ・・・。心配で寝れそうにないし」

horror...

十分後
女「すぅ・・・」

男「寝ちまったか。まあ当然だわな、あんだけ泣いてれば疲れる」

委員長「・・・男。話がある」

男「なに?」

委員長「・・・これ、ただのストーカーに思える?」

男「正直わからん。他のストーカー知らないからな。けど、妙だと思う」

委員長「・・・女に女のストーカー(少し分かりにくくてスマン)。しかも、どうやってチェーンを外した?」

男「なあ委員長。これ相当妙だぜ?まるで、まるでお化けみたいじゃんか」

委員長「・・・怪現象、謎のメール、『七不思議』。はっきり非現実的」

男「だよなあ・・・。ああくそ、何がどうなってるんだか・・・」

委員長「・・・男、あなたは幽霊を信じる?」

男「信じてない。性質の悪いストーカーの方がよっぽどマシだ」

委員長「・・・開いたチェーン、消えた電気、笑い声、ドアへのノック。要素はそろってる」

男「だからって幽霊なんてのはどうだよ。ナンセンスだろ」

委員長「・・・なら、これはなに?」

男「っ・・・。それは、わかんねえけど・・・」

委員長「・・・アト六日」

男「え?」

委員長「・・・アト六日以内に『七不思議の証明』をしないとこういうことが起きる。それがあの手紙の意味では」

男「『七不思議の証明』って・・・。あの文集に書かれてた七不思議をってことか?」

委員長「・・・偶然にしては出来すぎてる。何かあると見るのが普通」

男「仮にだ、仮に幽霊だったとして!チェーン外すなんて聞いたことないぞ、そんなことしなくても壁とか突き抜けるだろうが!」

委員長「・・・先入観。幽霊が物理的干渉ができないなんて誰にも証明出来ないし、そういう力があるなら、女の部屋にノックだけで入ろうとしなかったのも不自然」

男「それは屁理屈だぜ・・・」

委員長「・・・他に考えられない。仮定した上で、女を助けるのが先決」

男「じゃあ七不思議を証明って、どうすればいいんだよ」

委員長「・・・言葉通りなら、あの欠番の一つを除いて六つの伝説を検証すること」

男「検証って」

委員長「・・・つまり、この手紙の送り主は、私たちを夜の学校に集めたがっている」

男「夜の学校・・・?」

委員長「・・・『こっくりさん』以外は、すべて夜中の伝説」

男「じゃあ、忍び込むしかないってことか!?冗談じゃない、そんなのに付き合ってられるか」

男「今すべきなのは、こいつを警察に連れてくことだろ」

委員長「・・・1964年、あの文集を書いた卒業生。その翌年に、意味不明の遺書を残して変死した」

男「・・・なんだって?」

委員長「・・・去年卒業した生徒会長。今年の頭に、自分で自分の腹を割いて自殺している」

男「変死?自殺?」

委員長「・・・あの学校の七不思議に関わった生徒は、なぜか全員死んでいる。だから教師陣は知っている。生徒が七不思議を掘り返さないように」

男「おい、ちょっとまてよ、それじゃ、」

委員長「・・・七不思議の最後のひとつ。『七不思議に関わった生徒は、死ぬ』」

男「・・・!?」

委員長「・・・私も、あなたも、女も。このままじゃ、確実に死ぬ」

男「・・・信じられると思うか」

委員長「・・・女にこの手紙が来たわけは分からない。けど、あの学校で七不思議に関わることそのものがタブーだった。そして、女の下で怪現象が起きてしまった」

男「・・・」

委員長「・・・信じないならそれでもいい。けど私は女を見捨てられないし、死にたくもない。だから、一人でも行く」

男「・・・っだーっ!!ああーもうわかったよ!俺だって死にたくないし女も委員長も死んでほしくないわ!行くよ行きます!付いて行くから!」

?「・・・あたしもいく」

委員長「・・・!」

男「おま、起きてたのか!?」

女「・・・これがただのストーカーじゃないってことくらい、あたしが一番わかってるよ。こんなわけ分からないことで死にたくないもの」

委員長「・・・把握」

男「ああ・・・。くそ、幽霊なんかあり得ないはずなんだが・・・」

委員長「・・・本能的危機察知」

女「・・・うん。そうだと思う。あの時、ほんとに怖くて、それで『死にたくない』っておもったから」

男「けど、相手がもしも幽霊だとして、どうやって戦うんだよ、俺たちは」

女「戦う?」

男「またさっきみたいなことにならないとも限らないだろ」

委員長「・・・全力で逃走」

男「逃げるってことか?」

委員長「・・・相手は人外、未知。逃走が賢明」

男「お札とか、心霊探偵の知り合いとか、そういうのはないのか?」

委員長「・・・?一切無し。自力で切り抜ける」

二日目 朝
女「結局あんまり寝れなかったね」

委員長「・・・不可抗力」

男「で、実際どうすんだ、今後の予定は」

委員長「・・・今夜侵入、証明開始」

女「でも、どうやって忍び込むの?鍵閉まってるだろうし」

委員長「・・・アテがある。そこから侵入する」

男「なんでそんなアテがあるんだか・・・」

同 学校
男「ところで、その七不思議だけど。確か全部を見たら呪われるんじゃなかったか?」

委員長「・・・すでに呪われたようなもの。気にする必要もない」

男「・・・なるほどね」

女「で、その七不思議の内容ってどういうのなの?」

委員長「・・・おおまかに説明する」

トイレの少女・・・夜の学校のトイレには少女が住んでいる
十三階段・・・階段の段数が一つ多い時がある。その時は振り返らないで逃げないといけない
地下倉庫・・・夜の地下倉庫に入ってはいけない
校庭の手・・・夜に屋上から校庭を見下ろすと・・・
こっくりさん・・・この学校でこっくりさんをしてはいけない
くびつり・・・理科室で「くびつり」と三回以上言ってはいけない

委員長「・・・こんなところ」

委員長「・・・これらが本当なのか、嘘なのか。それを証明することが恐らくあの手紙の意図」

女「な、何かいかにもって感じだね・・・」

男「けどまあ、これで済むっていうならいいんじゃないか?全部嘘だって証明できればいいんだろ、要は」

委員長「・・・まず今日の昼休み、こっくりさんを実践する。あそこなら人影がない」

男「昼間で出来る唯一の証明か・・・。それをやったからどうなるって話はないのか?」

委員長「・・・不明。現実的に考えるなら、『当時ブームだったこっくりさんを禁止する校則』がいつしか七不思議と化した可能性も」

男「・・・なんにせよ、やるしかねえか・・・」

同日 昼休み 図書室
男「で、どうやるんだこっくりさんって」

委員長「・・・五十音表と、十円玉。五十音表は『はい、いいえ、鳥居、男性、女性』を記入したものを使う」

女「えと、確かこっくりさん、こっくりさん、てやるんだよね」

委員長「・・・詳細は授業中に検索しておいた。・・・準備がよければ、始める」

男「俺はいいぞ。たしか十円玉に人差し指を置くんだよな」す・・・

女「あたしも、いいよ・・・」すっ

委員長「・・・始める」す

「こっくりさん、こっくりさん。おいでください」

・・・

男「・・・こ、これでいいのか?」

委員長「・・・指を離してはダメ」

委員長「・・・おいでですか、こっくりさん」

男「・・・」

女「・・・!」

男「おっ・・・!?う、動いた!?」

委員長「・・・」

『はい』

男「・・・力入れてたか?」

女「ううん」

委員長「・・・こっくりさん、あなたは『七不思議』についてご存知ですか」

『し』

男「し・・・?知ってるのか、知らないのか分からないな」

女「ねえこっくりさん、あなたは、」

男「まて、また動き出した」

『び』『よ』『う』『い』『ん』

女「病院・・・?」

委員長「・・・何の話ですか」

『さ』『か』『う』『え』

女「坂上病院って、廃院になった、あの大きな病院・・・?」

男「・・・もう動かないな」

委員長「・・・こっくりさん、ありがとうございました、お離れください」

『』

委員長「・・・もう離して大丈夫」

男「坂上病院がなんだっていうんだ・・・?というか、本当にお前ら力いれてないんだろうな」

女「全然いれてないよ」

委員長「・・・脱力」

男「坂上病院と七不思議と、何の関係があるんだ?」

委員長「・・・不明。けど、坂上病院というのにはひっかかりを覚える」

男「・・・確かに偶然とは思えないかもしれん」

女「?なんで?」

男「あそこが封鎖になった原因、知らないのか?」

女「え?財政難だったからじゃないの?」

委員長「・・・それは表向き」

221 名前: 名無し職人 sage 投稿日: 07/01/10(水) 23:21:05

小学校の頃、こっくりさんが流行った頃に私も参加したことがあるのだが
女子1「○○君には好きな人がいますか?」

 み・そ・ら・あ・め・ん

女子2「××君は私のことをどう思ってますか?」

 ぱ・い・な・つ・ぷ・る

女子3「私は△△君の彼女になれますか?」

 よ・が・ふ・れ・い・む

どういうわけか私が参加するとこっくりさんがバグるので
その後はまったく入れてもらえなかった

男「噂なんだがな、あの病院、裏ではかなりやばいことしてたらしいんだ」

女「やばいこと?」

委員長「・・・人体実験、及び違法解剖」

女「え・・・?」

男「噂なんだけどな。そういう違法なことしてたから潰れたとか、何とか」

女「それってつまり・・・」

委員長「・・・曰くつきの廃病院」

男「偶然じゃあねえだろうなあ」

委員長「・・・ともかく、こっくりさんの証明はできた。多少妙だったけど、終わり」

男「あと五つか・・・」

委員長「・・・残りは夜にするしかない。今日の夜、実行する」

女「き、緊張するね・・・」

男「見つからないことを祈るしかないな。出入り口の方は?」

委員長「・・・問題ない。あそこなら大丈夫」

男「おっけ、任せたよ。じゃ、俺先に行くわ。職員室に用あるし」

女「あ、あたしもいく。委員長は?」

委員長「・・・これらを処理する。一人でいい」

男「分かった、じゃあまた後でな」
・・・
委員長「・・・?『し』の文字が、かすれてる・・・?」

同日 放課後 教室
委員長「・・・準備完了」

男「こっちもだ。理科室から懐中電灯を借りてきたぜ」

委員長「・・・許可がでたの?」

男「あー、事後承認、というか、無許可というか」

委員長「・・・仕方ない。緊急事態」

女「それで、この後は?」

委員長「・・・女の家に待機、しかる後再登校」

男「なるほど。確かに女の家なら親御さんもいないし、三人固まってられるな」

女「そうだね、じゃあそうし、」

(女 携帯着信音)

女「!」

委員長「・・・例のメール?」

女「・・・多分そう」

男「開けるか?」

女「・・・うん」

女 携帯画面
『                    』

男「なんだこれ。空メか?」

委員長「・・・送信ミス?」

女「わかんないけど・・・。もしかしたら誰かからのミスメールかもしれないね」

同日 夜 学校前
男「・・・すごい、雰囲気あるな」

女「だね・・・。これだけで怖いかも」

委員長「・・・正門を乗り越える。監視カメラはダミーだから気にしないで」

男「詳しいんだな委員長・・・。先に上って、手を貸すよ」よじよじ・・・

男「ほれ、捕まれ」

女「うわ、とと・・・」

委員長「・・・」

男「敷地内への侵入は完了、かな」

委員長「・・・問題はここから」

委員長「・・・この窓の鍵を開けておいた」カラカラカラ・・・

女「開いてたね」

男「ああ、一安心だ。ここはどこになるんだ?」

委員長「・・・美術準備室。普段から人の出入りがほとんどないから、誤魔化せた」

一階 美術準備室

男「さて、最初はどこに行く?」

委員長「・・・場所的に、地下倉庫かトイレが近い」

女「うう・・・どっちも怖いよ・・・」

男「よし、じゃあまずはトイレに行こう。懐中電灯はつくか?」

委員長「・・・つく」ぱちり

女「うう・・・。委員長、掴まらせてえ・・・」

委員長「・・・なら私は男に掴まればいい?」

男「そうじゃないだろ」

一階 廊下
男「・・・これは、またずいぶん雰囲気あるな・・・」

委員長「・・・不気味」

女「うぅ・・・。すでに半泣きです・・・」

男「トイレは、こっちだな。廊下って、こんなに足音響くものだったんだな」カツ、カツ・・・

委員長「・・・女、少しきつい」

女「だってえ・・・。怖すぎだよこんなの・・・」

委員長「・・・気持ちは分かるけど」

女「うぅぅ・・・」

委員長「・・・?男は?」

女「・・・え?」

男「ええと、ああ、ここだここ。ついたぞ二人とも、って、あれ?」キョロキョロ

男「ついてきてない・・・?はぐれたのか?」

男「ああ、くそ、戻らないと・・・」

・・・ゴウン、ジャァァァァァァ・・・

男「!?」

男(今の音は、トイレを流す音、だよな・・・?まさか俺たち以外にも人がいるんじゃ・・・?)

男「・・・ごくり・・・」・・・カツ、カツ・・・

一階 トイレ

男「音は、女子トイレからか・・・?」

男「えと、失礼します・・・」

キィィィ・・・

男(女子トイレはいるの初めてだが・・・。個室が並んでるんだな。音がしたのはこの中のどれかだと思うんだが・・・)

男(さて何番目に入ろうか・・・)

同じ頃

委員長「・・・はぐれた」

女「え!?嘘でしょ!?」

委員長「・・・トイレはすぐそこ。追いつける」

女「あ、そうかそうだよね。暗いとどうも勝手が違うからさ・・・」

・・・ガタン・・・

委員長「!」

女「今の音、上から・・・?」

委員長「・・・少し遠かったから、真上ではないけれど。何かの音だった」

女「何かって、ここにいるのってあたしと委員長、それに男だけじゃないの・・・?」

委員長「・・・男が何らかの理由で上のトイレに行った可能性もある」

女「あ、そうか・・・。でも何で?」

委員長「・・・不明。何かあったのかも」

女「じゃ、じゃあ急がないとだよ」

・・・ぺた・・・

委員長「!!」ばっ!

女「な、何?どうしたの急に、廊下の先なんて照らして」

委員長「・・・男はちゃんと上靴に履き替えていた、よね」

女「?う、うん、私たちと同じで、履き替えてたよ?」

・・・ひた・・・

委員長「・・・足音がする。それも、裸足の」

女「は、裸足?なんで?男は上靴だったよ?裸足だったよね・・・!?」

委員長「・・・逃げる。ここはまずい」ぐい

女「え、ちょ、委員長!?そっちは男と逆だよ!?」ダダダダダ・・・

同じ頃

男「・・・こういうのって、ノックした方がいいのだろうか。まあいい、この六個の個室、どれを開けるべきだろうか・・・」

男「・・・まずは手前だな」

キィィ・・・

男「・・・何もいない。当然か。次」

キィィ・・・

東校舎二階 廊下
委員長「・・・足音が消えた。女、平気?」

女「び、びっくりしたよ・・・。ここ、どこらへんかな・・・」

委員長「・・・東校舎の二階。図書室の辺り」

女「男は下にいるのかな・・・?」

委員長「・・・恐らくは」

女「合流しないとだよ。あ、そうだ携帯電話使えばいいんだよね」

委員長「・・・失念していた」

(コール音)
ブツッ
『ザザ・・・ザザザ・・・ザザザザザ・・・ザザザザザ』

女「あれ、だめだ、繋がらない・・・。電波はいいはずなのに」

同じ頃 校舎中央 一階トイレ
男「三つ目でもない、か。のこるは半分・・・。確かトイレには少女が住んでるんだったな・・・」

男「四つ目、開けるか・・・」

キィィィ・・・

男「ん・・・?特に何もないか。ここも外れみたいだ、」

『―――――――――――』

男「!!?」バッ!!

男(・・・。気の、せいか?今誰か後ろにいたような気がしたんだが・・・)

男「そんなはずない、よな」

『――――――――――――ふふっ――――――』

東校舎 二階 ろうか

委員長「・・・ダメ。ノイズが入って繋がらない」

女「男、何してるんだろ。やっぱり下のトイレ行ってみようよ」

委員長「・・・」こくり

・・・ガタン!・・・

委員長「!」

女「今の音・・・!?」

委員長「・・・西校舎の方から。多分同じ二階」

女「西校舎二階って・・・」

委員長「・・・理科室」

女「理科室で物音って、おかしいよね・・・?」

委員長「・・・男が行く理由もない。なら、ただの偶然か誰かいるのか、あるいは・・・」

女「ど、どうするの委員長。やっぱり男と合流しないとだよ」

委員長「・・・確かに。男を捜す、」

フッ・・・

女「キャッ!?あ、あれ、懐中電灯が・・・!?」

委員長「・・・電池切れ・・・?二人同時に?」

女「こ、怖いよ委員長!!」

委員長「・・・女、携帯電話のライトを使うしかない」

女「あ、ああそうか、さすが委員長。まってて、今照らすから・・・」

ピカッ

女「」

カミノナガイシロショウゾクノオンナ「」

女「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!?????」ダッ!!

委員長「!?お、女そっちは理科室・・・!」

・・・
女「ハァ、ハァ・・・。何今の信じられない・・・。あんなの後ろにいたなんて、あ、あれ。委員長?委員長!?」

女「うそ、はぐれちゃったの・・・?男ぉ、委員長・・・」

女「うぅぅ・・・。ここ、どこ・・・?」キョロキョロ

女「『理科室』・・・!?物音したところじゃんかぁ・・・」

同じ頃

委員長「・・・女、どこ」

委員長「・・・妙。こんなに歩いて理科室に着かないはずがない・・・」

委員長「・・・ここは・・・?」キョロキョロ

委員長「・・・トイレ?二階のトイレ?さっきの場所から進んでいないはずが・・・」

?「うわああああああああああああ!!!!!」

委員長「!?男の悲鳴・・・。下から?」ダダッ

階段 二階→一階
委員長「・・・」たたたた・・・

委員長「!」ぴたり

委員長「・・・」

委員長(・・・違和感。普段階段を使う時間じゃないから?・・・違う。根本的な違和感・・・)

委員長(・・・リズム感の違い?足元の違和感・・・?)


委員長「・・・階段が、一段、多い・・・?」


『十三階段・・・階段の段数が一段多い時がある。その時は』

『決して振り返ってはならない』・・・

一階 廊下
男「ぜえ、ぜえ・・・。くそ、何だ今の。完全に目が合ったけど、あれは、あれは人じゃねぇ・・・」

男「トイレに住む少女・・・?今のが?嘘だろオイ・・・」

『トイレに住む少女・・・トイレには少女が住むという。そしてその少女は』

『後ろから三番目の個室に住んでいる』

男「くそ、委員長に女はどこだ?電話通じるか・・・?」

男→委員長(コール音)
ブツッ
『ザーーーーーーーーーーーーー・・・』

男「ノイズ音・・・?ダメか。女は・・・?」

男→女(コール音)
ブツッ
女『も、もしもし男!?』

西校舎 一階 ろうか
男「通じた!女今どこだ。委員長も一緒か?」

女『い、今は理科室の前にいる。委員長とはぐれちゃって・・・』

男「はぐれた?電話繋がらないんだが、どこにいるか分からないか?」

女『わかんない・・・。ねえ男早く来てよ、怖くて死にそうだよ・・・。懐中電灯も切れちゃうし・・・』

男「懐中電灯が?くそ、わかったすぐ行くからそこにいろよ。今西校舎の一階、ちょうど美術室の前辺りにいる」

女『う、うん。早く着てね・・・』

男「ああ。・・・。急がないと・・・」

東校舎二階 理科室前 廊下
男「女?女どこだ?」

シン・・・

男「動くなって言ったのに・・・。電話してみるしかないか・・・」

男→女(コール音)
ブツッ
『ザザ・・・ザザザ・・・ザザザザザ・・・ザザザザザ・・・』

男「ダメか、委員長のよりは激しくないが、ノイズが・・・ん?」

男「理科室の扉が開いてる・・・。この中か・・・?」

ガラガラガラ・・・

東校舎 二階 理科室
男「ああ、女ここにいた・・・って、机に立って何してんだお前」

女「」

男「おい、せめてこっち見ろよ。平気か?」

女「」グ・・・

男「!!?お、オイバカ、何してんだお前!!」ダッ!!

男(あのバカ、何で首吊りなんてしようとしてんだ!?)

男「おいよせバカヤロウ!!」ガシッ!

女「」

男「!?」

男(目が虚ろで、涎が・・・。正気じゃねえ!?)

男「おいしっかりしろ!」バシッ!!

女「イタッ!?・・・あ、あれ、男?何して・・・?」

男「何してんのは俺のセリフだ!お前首吊りそうになってたんだぞ!」

女「え・・・?・・・!?な、なんであたし首にロープなんか!?」

男「覚えがないのか?」

女「えと・・・気がついたら理科室の中にいて・・・。あ、七不思議もここにあるなあって思った。で、くびつりって三回言ったような・・・」

男「・・・それだな。多分それを三回言ったら本当に首吊りさせられちまうような類だろ」

女「嘘・・・。危なかった・・・」

男「後は委員長か。無事ならいいが・・・。七不思議、バカにしすぎてたな・・・」

女「?信じるようになったの?七不思議」

男「・・・トイレで色々あったからな。ほら行くぞ。また首吊りなんてごめん、だ・・・?」

女「・・・」

男「女?」

女「」グワッ!!

男「カ・・・!?」ギリギリ!!

男(な、ンで女が俺の首絞めてんだ・・・!?そ、それにこの腕力・・・!?)

男「カ・・・やめ、バカ・・・」

女「」

男(な、何がどうなって・・・。首吊り関係ね・・・!そうか、理科室で俺三回「首吊り」って・・・)

男(く、そ!)

男「っ!!」ドン!!

女「!」ドシャアッ!!

男「カハッ・・・ゲホゲホ・・・。アブね、マジ死ぬかと・・・」

男「女?・・・ダメか。思いっきり蹴り飛ばしちまったから、気絶してる・・・」

男「くそ、背負うしかないか・・・。すまん女」

女「」

男「よ・・・。ああ、くそ、委員長無事だろうな・・・」

階段 一階

男「委員長!」

委員長「」

男「くそ、両方気絶してるってどういうことだよ・・・。おい、起きろ委員長!」

委員長「・・・ぅ・・・」

男「しっかりしろ、委員長!」

委員長「・・・男・・・?」

男「平気か?」

委員長「・・・何とか」

男「何があったんだ?」

委員長「・・・十三階段。振り返ってしまった」

男「振り返って、それで・・・?」

委員長「・・・それはいい。女は?気絶しているけど」むくり

男「こっちも色々あってな・・・。ともかく、トイレと理科室の件は証明した。両方マジだった」

委員長「・・・十三階段も。残るは地下倉庫と、校庭」

男「くそ、まだ二つも・・・」

委員長「・・・女が気絶している状況では厳しい」

男「そうだけど・・・。どうする?このまま帰るのも難しいぞ」

委員長「・・・地下倉庫なら、近い」

男「・・・地下、か。また重いのが残ったな」

委員長「・・・仕方ない」

地下倉庫
男「ここが・・・。始めてきたぞ」

委員長「・・・今は使われていない。物置同然」

男「・・・じゃあ中には、」

委員長「・・・当然入れない」

女 携帯(着信音)

男「女の携帯に・・・」

委員長「・・・失礼して」

女 携帯画面
「こrは奪 運の 紙で 。裏口 アト 五日」

男「・・・裏口?」

委員長「・・・日付が変わった。残るは校庭だけど・・・」

男「?どうした?」

委員長「・・・恐らく証明は終わっている」

男「え?」

委員長「・・・次に行くべき場所は、恐らくは坂上病院。そして、裏口。これが次のヒント」

男「待てよ、じゃあ校庭の件は?」

委員長「・・・さっき、後者に入る時。校庭を横切った」

男「ああ、そうだな」

委員長「・・・私の足。ここを良く見て」

男「・・・少し照れるが。・・・?これって・・・?」

委員長「・・・手形」

男「!」

委員長「・・・恐らく、男にも女にも同じものが」

男「ま、マジだ・・・。いつ気がついたんだよ」

委員長「・・・靴を履き替えるときに」

男「じゃあ、俺たちが校庭を通った時、もうすでに・・・」

委員長「・・・あそこには手が生えていたと考えられる」

男「・・・帰りは絶対に別ルートで帰るぞ」

委員長「・・・賢明」

小休止・・・もう朝だったw
とりあえず学校潜入編はこんなところで

天秤座が12位のSSに似ている気がした

すまぬ寝てくれてもいいのだぜ

>>128 同一人物でした

ここまでの話―――
女→被害者1。今時珍しい不幸の手紙を受け取ったことでえらいことになっている
男→被害者2。なし崩し的に七不思議と幽霊に関わることに。実はチキン。幽霊は信じていなかった
委員長→謎キャラ。書いてる本人もキャラがつかめない。怪しいという声もちらほら

※展開まったく考えないで書いてるから、遅筆かつ矛盾が生まれるかもしれないけど生暖かい目で見てやってください
保守支援感謝

アト五日
女宅
男「よっと・・・。ああ、さすがに疲れた・・・」

委員長「・・・女はまだ目を覚まさない?」

男「ちょっと強く突き飛ばしすぎたかもしれないが・・・。明るくなっても目を覚まさなかったら医者つれてくよ」

委員長「・・・そう」

男「で、これで終わった、んじゃあないよな」

委員長「・・・坂上病院が、まだ」

男「学校の次は病院て、ホラーゲームじゃないんだぜ・・・」

委員長「・・・進入するしかない」

男「ふうう・・・。あーくそ。幽霊なんて信じてなかったのになあ・・・」

委員長「・・・明日の夜?」

男「そうなるよな、明日も平日だし。でも学校休んで昼間行く方が安全じゃないか?」

委員長「・・・それでもいい。けど、明日は小テスト」

男「あー・・・。俺がまずいわ」

委員長「・・・最速でも、夕方?」

男「それならまだ・・・。学校終わって即向かえば間に合うか?」

委員長「・・・交通手段がない」

男「あ・・・。そうか結構山の方にあるんだよな」

委員長「・・・バスは一時間に一本」

男「乗り遅れたらアウトだな」

委員長「・・・それより問題は、女」

男「ああ、そうだな・・・。最悪、明日は女抜きか・・・」

委員長「・・・不満?」

男「いや、元はといえば俺の責任だ。やりすぎだったかなあ・・・」

同日 昼休み

男「女からの連絡は?」

委員長「・・・ない。置手紙には『目を覚ましたら連絡すること』、『廃病院にいくこと』は書いたから問題ないと思う」

男「暗くなる前に病院なんておさらばしたいもんだがな・・・」

委員長「・・・同意」

男「ともかく、午後の授業も睡眠に当てさせてもらお・・・。眠くて仕方ない・・・」

委員長「・・・」

男「・・・委員長って寡黙?だよな」

委員長「・・・?」

男「ほら、口数少ないじゃんか」

委員長「・・・そう、かも」

男「でもそうかと思うと普通に喋れたりもするよな」

委員長「・・・。なぜ?」

男「本当の無口キャラはそんなレベルじゃないから」

委員長「・・・」

男「さて、と。トイレ行って寝るわ。じゃな」テクテク・・・

委員長「・・・」

委員長「本当の無口、ね・・・。鋭いんだか鋭くないんだか・・・」

同日 放課後
男「そっちに連絡は?」

委員長「・・・ない。起きてないと思われる」

男「だな・・・。仕方ない。俺たちだけで行くしかない」

委員長「・・・バスが来るまで少し時間がある」

男「そうか・・・。じゃあしばらく待機だな」

委員長「・・・」

男「・・・なあ。十三階段で、振り向いて何を見たんだ?」

委員長「・・・」

男「委員長が気絶って、相当すごいもの見たんじゃないかなーって」

委員長「・・・」

委員長「・・・黙秘」

男「・・・さいですか」

委員長「・・・男。坂上病院についての知識は?」

男「噂がある病院、程度。ああ、ついこの前まで市内三番目だっけ?の大きさだったよな」

委員長「・・・その歴史は古く、終戦直後の1950年にはその原型が完成したそう。今の建物は80年代後半に建て替えられたもの」

男「へえ、さすが詳しいな」

委員長「・・・1964年、あの文集を書いて変死した生徒、それに、自分の腹を切り裂いて自殺した先輩が運び込まれた病院でもある」

男「・・・!」

委員長「・・・当時から、そういうワケアリの患者や遺体を引き取ることが多かったのも坂上病院の特徴」

男「・・・偶然?」

委員長「・・・」

男「でも、なんでそんなこと知って、」

委員長「・・・時間。話は後で」ガタッ

男「あ、ああ。乗り遅れたらコトだしな」ガタ

夕方 バス停

男「なあ委員長。行きはいいんだけどさ。帰りのバスはどうするんだ?本数全然ないぞ」

委員長「・・・タクシーを使う」

男「え?いや俺お金ないぞ」

委員長「・・・私が払う。持ち合わせはある」

男「マジか・・・。すまん委員長。こんどパフェかなんか奢るから勘弁」

委員長「・・・」///

男(やっぱ甘党なんだな、委員長・・・)

夕方 坂上病院前

男「でかいな・・・」

委員長「・・・今は廃病院。一般人は立ち入り禁止」

男「の割には、随分新しいタバコのカスとか空き缶があるな」

委員長「・・・不良の溜り場」

男「こんな心霊スポットで?」

委員長「・・・ベットがある場所なら、どこでもいい」

男「あー、そうか納得」

男「正面から行くのか?」

委員長「・・・裏口から入る。例のメールにあったとおり」

男「だよな」

同 裏口

男「こっち側はほとんど誰も来てないみたいだな」

委員長「・・・間取り的にここは病院経営者側の出入り口。表から入るより、病室まで時間がかかる」

男「獣みたいな連中だ」

委員長「・・・行く」

男「・・・ごくり」

ガチャ・・・
バタン

坂上病院 一階 ろうか

男「中は随分荒れてるんだな・・・」

委員長「・・・人通りがほとんどない証拠」

男「・・・で、どこに行くんだ」

委員長「・・・さあ」

男「さあって!決めてないのかよ!」

委員長「・・・そろそろ」

男「え?」

女 携帯(着信音)

委員長「・・・予想通り」

男「・・・」

女 携帯画面
『地下 霊安室』

男「・・・いやだ」

委員長「・・・いく」

坂上病院 地下
男「・・・念のため持ってきといてよかったな、懐中電灯・・・」テクテク

委員長「・・・用意周到」テクテク

男「地下階・・・。やっぱ真っ暗か」

委員長「・・・」

男「霊安室って悪趣味すぎないか?」

委員長「・・・」ぴたり

男「?どうした」

委員長「・・・物音」

男「!・・・幽霊か?」

委員長「・・・不良かも・・・。こっちへ」

wktk

不良・男

坂上病院 地下 給湯室
男「ここは・・・」

委員長「・・・恐らく給湯室。病院食などを作っていた場所」

男「皿がこんなに乱立してる・・・」

委員長「・・・物音が消えた。気のせいだったかも」

男「だといいんだけど・・・」

同 霊安室前

男「・・・ここ?」

委員長「・・・」こくり

男「・・・開ける、ぞ」
ガチャ
キイイイイ・・・

男「・・・さすがに、もう遺体とかはないよな・・・。なあ、委員長はここに来たことある?」

委員長「・・・なぜ」

男「霊安室の場所、知ってただろ」

委員長「・・・先輩が変死したとき、一度」

男「・・・そういうことか」

男「で、ここに来たのはいいけど、これがなんだって・・・」

バタン!!

委員長「!?」

男「ちょ、ドアが勝手に・・・!?」

委員長「・・・」ガチャガチャ・・・

委員長「・・・閉じ込められた」

男「お、おいまじかよ。最悪じゃんか!」

委員長「・・・奥に進むしかない」

男「奥って、行っても行き止まりだろ!?」

委員長「・・・記憶どおりなら、別のドアがあった」

男「ほ、ホントか!?それを頼りに進むしかないぞ・・・!」

男「・・・あ、あった。もう一つのドア・・・。この先は?」

委員長「・・・知らない」

キイイイイ・・・

坂上病院 地下 謎の廊下

男「霊安室の奥にこんな廊下が・・・?」

委員長「・・・意図不明」

男「でも進むしかない、よな?」

委員長「・・・行く」

・・・

男「?行き止まり・・・?壁だよな、これ」

委員長「・・・壁」

男「妙だな、途中ドアなんて無かったよな」

委員長「・・・」

委員長「・・・途中、明らかに床の色が変わった」

男「え?」

委員長「・・・霊安室の近くの床は色あせていたけど、この辺の床は新品同様」

男「・・・つまり?」

委員長「・・・どこかに出入り口がある可能性が高い」

男「出入り口って、ドアらしいものは無かったぞ?」

委員長「・・・秘密のドア」

男「秘密の・・・?まさかそんな・・・」

委員長「・・・探す価値はある」

男「というか、それに賭けるしかない、か・・・」

・・・

委員長「・・・ここから色あせている」

男「本当だ。気がつかなかった。よく見てたなこんなの」

委員長「・・・この辺の壁が怪しい」

男「どれどれ・・・。・・・ん?これ、壁紙の切れ目かと思ったけど、これもしかして・・・?」

委員長「・・・そうかも」

男「体当たりしかないか・・・。少し離れてて、委員長。・・・せーの!」ドン!
ドン!ドン!ドン!メキッ!!

男「・・・ビンゴ。奥に進める」

委員長「・・・これは・・・!」

男「これ、手術室・・・?でもなんでこんなところに・・・?」

坂上病院 地下階 謎の手術室

委員長「・・・手術室は一階のはず」

男「じゃあこれは?」

委員長「・・・もう一つの、隠された手術室・・・」

男「なんで手術室がもう一つ・・・?・・・!!ま、まさか・・・」

委員長「・・・おそらく、遺体から不法に臓器等を取り出し、実験用などとして売り出すための部屋。火葬してしまえば、証拠は残らない」

男「ここが噂の・・・」

委員長「・・・男、あそこに部屋がある」

男「ドア・・・?何か張られてない?」

委員長「・・・札が」

wktk!

男「札って、じゃあ何か封印してるのか?」

委員長「・・・死体から臓器を取り出したり、実験に使ったりしていたとすれば、供養のために札が貼られた可能性も高い」

男「で、でもこの先に何が・・・?」

委員長「・・・分からない。でも、多分良くないものが―――!!」

キィィィ・・・

男「ど、ドアが勝手に開いた・・・!?」

委員長「・・・とっくに札の効果が切れている。進むしか道はない」

男「・・・腹くくるしかないよなあ。トイレ入っておけばよかった」

委員長「・・・進む」

男「・・・おーけい」

坂上病院 地下階 謎の部屋

男「ここは・・・?」

委員長「・・・壁一面の小瓶に、こっちは水槽・・・?何の部屋・・・?」

男「理科準備室とかと同じような感じだな・・・」

委員長「・・・男、その小瓶のラベル、読める?」

男「ん・・・?ああ、掠れてるけど何とか。ええと、『2003年 男』って」

委員長「・・・」す

男「あ、おい触らない方が・・・」

委員長「・・・」

委員長「っ!!!!!」

男「い、委員長?」

委員長「・・・これは・・・っ!」

男「な、何だよ、顔が真っ青だぞ?」

委員長「・・・この中に入っているのは・・・っ!!」

委員長「・・・胎児、だ・・・!!!!」

委員長「・・・この中に入っているのは・・・っ!!」

委員長「・・・カイジ、だ・・・!!!!」

男「・・・え?」

委員長「・・・」

男「胎児?胎児って、赤ちゃんってコト?」

委員長「・・・ここで何をしていたのかは知らないけど・・・。ろくでもないことがされていたのは、間違いないっ・・・!!」

男「・・・ま、まさか、これが全部・・・!?」

委員長「・・・胎児だけじゃない。これは『目』、そっちの大き目の瓶には『子宮』と読める・・・。狂気の沙汰・・・」

男「お、おいこれ全部が誰かの体の一部だって・・・?」

委員長「・・・出よう。一秒たりともここにいるべきじゃない・・・!!」

男「あ、おい委員長!!」

『―――おぎゃぁ―――』

男「!!!?」バッ

男「・・・」

男「ま、待て委員長!!」ダダッ・・・

>>174 
ざわ・・・ざわ・・・

ふいたwww

坂上病院 地下階 霊安室

男「委員長、置いてかないでくれよ!」

委員長「・・・ごめん」

男「・・・確かに気持ちは分かるけどさ。アレ見て気分いいやつなんかいない」

委員長「・・・出る」

男「あ、でもその扉は、」

ガチャ

男「・・・開かなかったはずなんだけどね」

委員長「・・・」テクテク

男「あ、だから置いてかないでくれって・・・」

同廊下

委員長「・・・」

男「・・・」

委員長「・・・これが見せたかったのか、と」

男「え?」

委員長「・・・例の手紙の送り主は、これが見せたかったのか、と」

男「・・・分からないけど、けどあれはどう考えてもまともな精神のもち主ができることじゃない」

委員長「・・・」

男「・・・?向こうから誰か来るぞ」

委員長「・・・?」

DQN・A「あれ、何か先客いるんですけどー」

ギャル「マジでえ?あいつらも肝試し中?」

DQN・B「つか二人とも顔色悪!!何か見ちゃったとかじゃないの?」

ギャル「超怖いんですけどー。アハハハハハ!」

はぁ
やめてくれない?
クズみたいなSS書くの取り敢えず
しねよ
何なの?うまいとでも思ってる?
さいのうあると思ってる?
いい加減気づけよ

男(また面倒そうなのに会ったなぁ・・・)

DQN・B「つかあの子可愛くない?高校生だよねアレ」

DQN・A「JK!?マジかよナンパしてこいよ」

ギャル「廃病院でナンパとか!あの子らも幽霊なんじゃないのー?」

DQN・B「ねえ俺らと一緒に遊ばない?肝試ししようよ」

男「あ、ちょっと、」

DQN・A「いいじゃんいいじゃん、あんな男と一緒にいないでさ、四人で楽しく遊ぼうぜ?」

ギャル「何勝手に決めてんのー?あたしに許可はー?」

委員長「・・・」

男「ちょっとあんたら、何勝手に、」
ガッ
DQN・B「うっせーぞコラ黙ってろガキ」

ギャル「きゃあー、Bくん怒った!!」

男(こ、こいつ出会って速攻胸倉つかむとか頭おかしいんじゃねえの!?)

DQN・A「ほら、あの男の子怪我しちゃう前にさ、遊ぼうぜ?

委員長「・・・」

委員長「・・・よ、・・・」

DQN・A「え?何ごめん聞こえなーい」

男「て、めえら・・・」

DQN・B「なあこいつ一発くらい殴ってもいいよな?こういうやつむかつくんだよな」

ギャル「きゃー!怪我しちゃうよー!」

男「っ・・・」

DQN・A「腹にしとけよ?顔だと後々面倒だぞ」

DQN・B「オッケー」にやり

DQN・A「で、さっきなんて言ったの?」


委員長「キャンキャン騒いでるんじゃないわよクズどもが、っていったのよ」

男「!?」

DQN・A「な・・・!?」

委員長「場所もわきまえずにそういう風に喚き散らすことしかできないで、よくもまあ肝試しなんて言えたものね。試す肝がないのご苦労なことだわ」

ギャル「はぁ?」

委員長「ここがどこだかご存知かしら?あの坂上病院よ?そんなところで肝試し?ご苦労なことね、ならそれなりの覚悟はあるのよね!?」

DQN・B「何を言ってんだこのくそガキが?」

ガシャーン!!

DQN「!!?」

ギャル「な、何の音?いまの・・・?」

DQN・A「皿が割れる、音?」

委員長「坂上病院地下階よ?皿の一枚ぐらい割れてもおかしくないでしょう?」

ギャル「な、何でお皿割れたの?あ、仲間がいるんだわ!!」

DQN・B「は、そんなことかよ、すぐ掴まえてやるっての」

DQN・A「ここか?さてどこにいやがる?」

ギャル「姑息だっっつーの」

委員長「あら、そう思うならそう思うがいいわ。でも残念、そこにはだあれもいないわ」

DQN・B「何?」

委員長「いざとなったら、霊安室の奥に逃げ込む手はずだもの。もうそこにはいないわよ。あ、これ内緒だったかしら」

男「委員、長・・・」

DQN・B「け、おいA!鼠はこの先だとよ!!さっさと、」

委員長「でもあたしたちは先に帰らせてもらうわね」

DQN・B「あ?」

男「え?」
ドシャアッ!!

ギャル「B、B君が投げられた・・・?」

委員長「行くわよ」

男「あ、ちょっと、」ダダダ・・・

B「くそ、まててめえら!」

A「もういいだろB。それより、この先に本当に仲間がいるか見ようぜ。いたら好きにしていいぞ」

男「ハァ、ハァ・・・」

委員長「・・・あの程度の嘘に引っかかってくれるといいんだけれど。まあバカだから引っかかるわね」

男「委員長・・・?」

委員長「あ。・・・今のは、演技」

男「・・・いや、演技って。あのガタイの男投げといてそれはどうかと」

委員長「・・・回転投げは護身術」

男「ずいぶん綺麗に入ったけど」

委員長「・・・訓練の賜物」

男「・・・委員長、ああいう連中嫌いなのか」

委員長「・・・肝試しなどする連中の気が知れない。特に病院や自殺スポットなど、死者を騒がせるような真似は」

男「・・・まあいいや」

男「これで終わりか?」

委員長「・・・そうは思えない。けどメールもならない」

男「じゃあ行き詰まりじゃないか。これからどうするのさ」

委員長「・・・問題はそこ」

男「携帯に女からの連絡もないし・・・ん?」ゴソゴソ

委員長「・・・何」

男「何か紙が入ってる・・・?」

謎の紙 文面
「t5; rh@い」

男「落書き・・・?でも見に覚えがないな」

委員長「アホどもの持ち物でもなさそう」

男「じゃあ誰が・・・」

委員長「・・・ともかく、引き上げる。長居は無用」

男「確かに・・・。胸糞悪いことしかなかったな」

委員長「・・・帰る」

?『ぎゃあああああああああ!!!!????』

男「・・・聞き覚えがある悲鳴だな」

委員長「天罰ね。というか、ノコノコ進むからそうなるのよ」

男「え?」

委員長「・・・タクシーを呼ぶ。道までいく」

男「あ、おい・・・」

眠い・・・小休止
病院編はこんなところ?
DQNの件は確かに無くてもいいんだけど、肝試しってすごい失礼なことだと思うのであえて
委員長に関しては・・・すまん
俺にはどうにも無口キャラはうまく書けないことが判明。どうしてもはじけさせたくなる・・・
再開はすぐに

失礼ってそうかな?
幽霊だって暇かもしれんし、たまにそうやって来てくれる奴が居るのを喜んでる奴も居るかもしれんじゃん?

ここまでの話
男・・・チキン。ストーカーの時も実は内心びびりまくりだった。見せ場があるか不明
委員長・・・覚醒した。覚醒版のほうが書きやすい罠。CVを勝手に花澤香菜で妄想して書いてる
女・・・ご無沙汰。次では絡ませたい・・・けども。

なお、完全に即興で書いてるので生暖かい目で見てやってください
支援&保守感謝

寺生まれのTさん「俺の出番はまだか」

>>213 俺が祖父亡くしたばかりだから過敏になってる節はあるな多分
 では次から本編再開で

同日 夜 女宅前
男「女はまだおきてないかな」

委員長「・・・そろそろ心配」

男「そんなに強く押した覚えもないんだけどな・・・」

委員長「・・・加減知らず」

男「大の男投げ飛ばしちゃうやつに言われたくない。おーい女?帰ったぞ」

委員長「・・・返事がない。まだ起きてない」

男「マジか・・・。そろそろまずいかも」

委員長「・・・女の様子を見てくる。男は下で待ってて」

男「ああ」

男「ふううう・・・。さすがに疲れがたまってきたぞ・・・」

男「でもメール来ないってことはもう終わったんじゃないのか?」

タタタッ

委員長「・・・男」

男「おお、どうだった様子は」

委員長「・・・いない」

男「え?」

委員長「・・・女が、いなくなってる」

男「いないって、それどういう・・・?」

委員長「・・・言葉通り。消えてる。部屋にいない」

男「え・・・?」

男「いないって、そんな。置手紙も読まずに出かけちまったなんてことあるはずないし」

委員長「・・・買出しとも考えにくい。連絡なしで消えてしまうなど、女らしくない」

男「じゃあどこに・・・?」

委員長「・・・」

男「あ、またノイズがかかって電話が繋がらなかったんじゃないか?」

委員長「・・・それはあり得る。ただあのノイズの正体もいまいち不明」

男「電波傷害だと思うけど」

委員長「・・・話がそれで済むなら早い。けど実際そう簡単な話で済むかどうか・・・」

男「どういう・・・?」

委員長「・・・」

男「・・・ともかく、ここでしばらく待ってみるしかないだろ。他にあてもない」

委員長「・・・同意」

・・・

男「帰ってこない」

委員長「・・・心配」

男「何か置手紙返しとかなかったのか?」

委員長「・・・見た限りでは、何も」

男「・・・捜してみよう」

委員長「・・・?」

男「他に手がかりもないし、することもないんだ。女の部屋に、もしかしたら何か手がかりあるかもしれない」

委員長「・・・仕方ない」

男「どこ行ったんだあいつ・・・」

女の部屋

男「特にあらされた形跡はないよな」

委員長「・・・見受けられない」

男「てことは、やっぱり自発的に・・・」

委員長「・・・!男、これを・・・」

男「紙切れ・・・?またか?」

委員長「・・・今度も意味不明」

謎の紙切れ 文面
「1939151512」

男「数字・・・?」

委員長「・・・十九億三千九百十五万千五百十二?」

男「分からんな・・・」

男「くそ、あいつどこに消えちまったんだ・・・?」

委員長「・・・いずれにせよ今日はもう遅い。今から探しても体力を消耗するだけだ」

男「・・・くそ」

委員長「・・・彼女を探すのは明日。今日は一度自宅に戻るべき」

男「・・・そうだな。こう何日も連泊じゃさすがに親の機嫌が悪くなる」

委員長「・・・合い鍵は鉢植えの下に隠しておけば彼女が帰ってきても気がつく。今日は解散」

男「・・・ああ。また明日な、委員長」

アト 四日
朝 教室
教師「?女は休みか?連絡が来ていないのだが・・・。まあいい、さて今日の授業についてだが、~」

男(あいつ学校にも来ていない・・・。消えちまったままか・・・?)

委員長「・・・男」

男「委員長、女から連絡は?」

委員長「・・・ない。男にも?」

男「ない。てことは例の紙切れだけがヒントか?」

委員長「・・・ヒントかどうかもわからない」

男「あの紙切れはどこにあったんだっけ?」

委員長「・・・机のうえ。英語と数学の教科書の間に」

男「ただの走り書きか・・・?」

男「完全に行方不明かよ・・・」

委員長「・・・解読できるならしたいけど」

男「ただの落書きだろ?ほっとけよ。どうする?警察か?」

委員長「・・・経緯の説明ができる気がしない。最悪イタズラとして処理されるか、捕まる」

男「七不思議証明して、廃病院にも行って・・・。で結末が女の失踪って、最悪じゃんかそれ」

委員長「・・・結末じゃない。まだ終わっていない」

男「・・・そうだな悪い。どうしたもんだか・・・」

委員長「・・・ひとまず考えてみる。昼休みまでに結論つける」

男「・・・わかった」

すまねえ暗号ミスった
1939151512
じゃなくて
1938151512
だわ
眠くてずれたすまねえ

あとヒントは
あった場所

区切る場所

男(この紙切れに何の意味があるってんだ・・・?)

男(数字の羅列・・・。それ以上の意味があるのか?)

男(くそ、ここ連日の疲れで頭まわらねえ・・・)

男(・・・発想を変えよう。そもそも『七不思議』の謎と『廃病院』の謎だ)

男(考えてみれば、妙な話だ。『七不思議』に関わった生徒は死ぬ、という話・・・)

男(女は自分から関わったわけじゃねえ。委員長は知らんが、そもそもはあの手紙のせいだった)

男(・・・それをいえば、『廃病院』だって謎だ。七不思議と何の関係もない・・・)

男(そもそも廃病院は『手紙』の指示じゃねえ。あれはこっくりさんの指したところだ)

男(・・・まてよ?)

男(廃病院と七不思議には何の関係もない・・・。もしかして、この二つは最初から繋がっていない・・・?)

>>244
この状況で残された文章を「ただの落書き」呼ばわりする男さんマジパネェっす

男(そうだ、考えてみればあの二つはまったく関係ない。七不思議の呪いと、何も関係ない・・・?)

男(・・・あの時、来たメールの文面は『裏口』・・・。それって本当にあの病院の裏口のことか?)

男(本当はもっと別の場所を指してるんじゃないのか?だから指示のメールが来ないんじゃないのか!?)

男(なんてこった、勘違いだったんだ。あのこっくりさんが指した廃病院と七不思議の呪いはそもそも関係がない)

男(七不思議に関わった俺たちに気がつかせたのはこっくりさんだが、それは七不思議と何にも関係ないことだったんだ)

男(くそ、なら女はどこに消えた?どこに消えたんだあいつはっ・・)

男(ヒントは、この数字の羅列・・・)

男(1938151512・・・。数学の教科書と英語の教科書の間にあった・・・)

男(もし暗号だとしたら、これは・・・?)

委員長「・・・男」

男「うわっと!?びっくりした委員長か」

委員長「・・・もう授業は終わっている。暗号に向き合っていた?」

男「ああ。けどさっぱりだ。その代わりに気がついたことがあるぜ」

委員長「・・・?」

・・・
委員長「・・・なるほど。十分あり得る話」

男「だろ?けど女の居場所がまったく分からないままなんだよな・・・」

委員長「・・・裏口、だけでは・・・。そんなものどこにでもある。この学校にも、彼女の家にも」

男「だよな、そうするとこの数字の羅列か・・・」

委員長「・・・」

男「わからないか?」

委員長「・・・イライラする」

男「・・・だよな」

暗号はschoolか

委員長「・・・まどろっこい・・・」

男「え?」

委員長「・・・図書室でゆっくり考える・・・」てくてく・・・

男「はぁ・・・。委員長でお手上げなら、俺にもわかんないっての・・・」

男「・・・」

男「一人で悶々としてても仕方ない。俺も図書室いこ」てくてく・・・

図書室
委員長「・・・」

男「あ、いたいた・・・」

委員長「はぁ・・・。あーイライラするわね。腹が立つわ」

男「・・・」

委員長「まったく、どう読めばいいのかしら・・・」

男「あの、委員長さん?」

委員長「!?・・・な、なに」

男「委員長素はそっちでしょ」

委員長「何・・・の話?」

男「いやまあ隠したいならそれでもいいけど・・・。俺もう二回も見ちゃってるしさ・・・」

委員長「・・・ま、それもそうよね・・・」

男「ああ、やっぱそっちが素?」

委員長「まあそんなところね。無口の方が何かと便利なのだけど。もう今さらいいわ」

男「ふうん・・・。で、この暗号なんだけど・・・」

委員長「どうかしらね。数字と英語を絡ませるのはなんとなく分かるのだけれど」

男「英語?」

委員長「教科書よ。問題はこの羅列をどこでどう区切るのか、かしら?」

男「十桁だけど・・・?」

委員長「要はその十桁をどう区切るのか・・・。・・・あ」

男「え?」

委員長「・・・分かったわ」

男「!?」

委員長「何かしらね、今天の声が聞こえたわ」

男「え?」

委員長「ともかく解けたのよ。1938151512、この羅列を、そうね、こうしたらどうかしら」

19 3 8 15 15 12

男「・・・なんで?」

委員長「アルファベットは二十六文字でしょう?だから38はあり得ないの」

男「・・・?」

委員長「アルファベットを二十六までの数字に置き換えてみると、これで読めるわ」

男「えーと・・・?」

委員長「Aは1、Bは2、った具合に」

男「えーと?19番目は・・・Sだな。3番目はC、8はh・・・」

委員長「・・・読めたかしら?」

男「school・・・!学校!?」

委員長「・・・つまり女は、この学校にいる可能性が高いようね」

男「まさか・・・。灯台下暗しじゃないか・・・」

委員長「もっとも学校なんて隠れられる場所はほとんどないわ。この分ならすぐにでも・・・」

男「女・・・」

委員長「とはいえ、昼間の学校で誰にも蜜からない場所なんてあるのかしら・・・」

男「確かに・・・。これだけ生徒がいれば、見つかりそうなものだけど」

委員長「案外休み時間の間は生徒の間の紛れているのかもね。問題は、なぜ彼女が姿を消したのか、よ」

男「・・・消した、というより、神隠しに近いんじゃないか?」

委員長「神隠し?」

男「つまり、女の意思で姿を消したんじゃないんじゃないかって」

委員長「・・・どうかしらね。化け物がそこまで影響力あるのかどうかも知らないけれど」

男「とにかく、あいつを連れ戻す。七不思議の証明が終わったんだ、あいつだけいなくなってたまるか」

委員長「証明が終わった、ね・・・」

男「?」

委員長「疑問じゃないの?七不思議に関わった生徒は死ぬ。なのに七不思議を証明しないと解けない呪い・・・。矛盾してるんじゃなくて?」

男「・・・確かに・・・」

なんでschoolになるかわからず、>>281の説明でようやく理解できた俺には脱出ゲームとか無理なようだな

委員長「仮説ならいくらでも立てられるわ。例えばそうね、七不思議の呪いと手紙の呪いは別物、とか」

男「別物・・・?それもか?」

委員長「つまり行き先は両方バッドエンド」

男「な・・・」

委員長「・・・まあ気にしても仕方ないわ。仮説の段階を過ぎないのだし、いずれにせよ私には関係のない話よ」

男「・・・?」

委員長「さ、探すわよ女を。くそったれな七不思議の呪いから」

男「あ、ああ」

同日 放課後
男「・・・見つかったか?」

委員長『・・・見つからない。東校舎は全部見たけど』

男「西も全部見直したが、やっぱ見つからないままだ」

委員長『・・・もう一度洗いなおす。下校時間まで、時間がない』

男「ああ、こっちもやってみる」

・・・

男「だめだ・・・。どこにもいねえ・・・」

委員長「・・・くまなく探したけど・・・。後は、職員室と事務室くらい?」

男「さすがに入って家捜しするわけにもいかんだろ・・・。けどそこくらいか?あとは」

委員長「・・・倉庫の中も、まだ」

男「まさか。あそこは鍵かかってるだろうし」

委員長「・・・」

男「ていうか、人前だと相変わらずそのキャラ?」

委員長「・・・」

むしろ>>263のタイミングはありがたかった
早すぎると展開アレだし、遅すぎてもグダグダになるしで

男「くそ、あとはどこ探してないんだ?」

委員長「・・・そのくらい」

男「参ったな、秘密の部屋でもない限りあり得ないぞ」

委員長「・・・あ」

男「あ?」

委員長「・・・もし。七不思議と病院が関係なかったとしたら、『裏口』って、何のヒントかしら」

男「『裏口』は・・・七不思議のヒント、だよな」

委員長「あのメールが来たタイミング、場所。覚えているかしら」

男「え?えーと、倉庫の前で・・・」

委員長「そう、倉庫の前で『中に入れないからどうしようか』って話をしていた時、よね?」

男「あ!じゃ、じゃああのヒントって」

委員長「―――恐らく、倉庫の中に入るためのヒントだったのよ」

男「じゃあ、女は・・・」

委員長「倉庫の中に入っている可能性が高いでしょうね」

男「裏口から、倉庫に入れるってことか」

委員長「元々この学校の裏口は職員専用だもの。生徒が知らないのも無理はないわ。もしかしたら倉庫にも入れるかもしれない」

男「じゃあ早速裏に回って、」

委員長「慌てないでよ。生徒は立ち入り禁止の場所でしょう?事務所に見つかって帰らされるのがオチよ」

男「じゃ、じゃあどうやって入り込むんだよ」

委員長「それを今から考えるのよ」

わくわく

委員長「裏口かしか行けない職員専用の廊下、恐らくそこに倉庫への入り口がある・・・」

委員長「けど、職員専用だから前みたいに教室から入り込んでも侵入できないわ」

男「・・・無理じゃねえか」

委員長「そうね、普通の生徒なら無理ね。けど、私を誰だと思っているのかしら?」

男「え?」

委員長「男はそこで待っていなさい。少し、先生方とお話をしてくるわ」

男「お話って、委員長・・・?」

委員長「・・・行く」てくてく・・・

男「あいつすごいキャラだなしかし・・・」

そんないいんちょうがぼくはすきです

・・・

委員長「戻ったわ」

男「あ、ああ。一体何の話をしに?」

委員長「話の内容自体は下らないものよ。けど、代わりにそれとなく窓の鍵を一個ぶっ壊した」

男「ああ、なるほど。―――ぶっ壊した!?」

委員長「平気よばれないから」

男「いやそうじゃなくて!どうやったら教師と話しながらそれとなく鍵壊せるの!?」

委員長「・・・女の子にそれ言わせるのかしら?」

男「いや、それあんまり関係ないから・・・」

委員長「あの手のタイプの鍵はね、方法さえ知ってれば簡単に壊せるのよ。見た目はしっかり施錠されてるように見えるから、明日くらいまではもつわ」

男「・・・ああそう・・・。じゃあ今夜忍び込むのか」

委員長「そうね、早い方がいいだろうし、何よりこれ以上振り回されるのはごめんなのよ」

男「・・・了解。じゃあ、一回引き上げ?」

委員長「・・・解散」

同日 夜
職員室 外
男「大丈夫なんだろうな?」

委員長「平気よ多分。念を入れて手袋もしてきたから、バレないわ」

男「・・・ならいいが」

委員長「じゃ・・・」

バキッ。カラカラ・・・

委員長「開いたわ」

男「バキッていったけど・・・」

委員長「仕様よ。さっさと入りなさい」

男「よっ・・・と」

学校 職員室

男「とと・・・。ここも暗いと随分勝手が違うな」

委員長「テスト問題を盗むのは感心しないわよ」

男「しねえよ」

委員長「・・・あのドアよ。あの先が職員専用の廊下。裏口からしか入れないところ」

男「そこの鍵は?」

委員長「こっち側から閉めるタイプよ。夕方確認したわ」

男「さすがに用意周到」

委員長「行くわよ」

男「・・・ああ」

同 職員専用廊下

男「ここが・・・」

委員長「生徒は一生縁がないところね」

男「この先に入り口が?」

委員長「恐らくね」

・・・

男「行き止まりだぞ・・・」

委員長「バカね、足元を見なさいな」

男「足元・・・?これは、床下収納・・・?」

委員長「見たところ随分開けられていなかったものを最近開けたようね。埃が散らばってるわ」

男「じゃあ、やっぱり・・・」

委員長「間違いないわ。この下がボス戦よ」

男「ごくり・・・」

委員長「どうかしら?セーブしておくことをお勧めするけれど」

男「セーブ?」

委員長「ロープレの基本でしょ。そんなことも知らないのかしら?」

男「・・・その発想がないだけだ」

委員長「気を紛らわせて上げようと思ったのだけれど。その様子じゃ平気そうね」

男「・・・ふん」

そんなおちゃめないいんちょうがぼくはすきです

男「・・・開けるぞ」ぐぐっ・・・

委員長「かび臭い・・・。やっぱり相当長い間放置してるみたいね。梯子で降りろってことかしら」

男「らしいな・・・。俺が先に行く」

委員長「バカね。あなたは後ろよ」

男「な、なんでだ」

委員長「私が上だったら、あなたからスカートの中が見えるでしょう?」

男「っ・・・。バカか」

委員長「ふふっ、だいぶ緊張取れたみたいね。じゃ、ちゃんと着いて来ることね」

男「・・・ああ、任せろ」

学校 地下倉庫
委員長「わりと深くまで降りるのね。うんざりするわ」カン、カン・・・

男「底見えたか?」カン、カン・・・

委員長「見えているわ。最近誰かが歩いた跡が残ってる。足跡ね」

男「女の足跡だな」

委員長「ほぼ間違いないわね。着いたわ」

男「・・・すごい埃だ。」

委員長「・・・あ。男、あれ」

男「女・・・!」ダダッ

委員長「あ、待ちなさい男!走ったら!!」

ブワッ

男「うわ!?埃がまって・・・前が!」

ブワッ
がスカートの舞い上がる音だったら僕はしあわせでした

・・・

男「・・・くそ、ようやく晴れたか・・・。あれ、女?委員長・・・?」

シーン・・・

男「はぐれた?まさか、この狭い倉庫で?」

カタン

男「!」バッ

男(物音・・・。この距離じゃもう逃げられないぞ・・・)

男(あーもう!来るなら来い化けもの・・・!!)

・・・

男(・・・来ない?)

男(音は、この辺から・・・。荷物の中からか?)

ガサ、ガサ・・・

男「!これ・・・」

男「古い人形・・・?こんなところになんで・・・?」

男(すごい古い人形だ。どこもかしこもぼろぼろで、髪もぼさぼさになってしまってる」

男「顔に二本の筋・・・?目から、これじゃまるでずっと泣いてたみたいじゃないか・・・」

男「まさか、これが元凶?この人形が?」

男「七不思議の六番目、地下倉庫の幽霊って、こいつが正体だったのか・・・?」

かたん

男「また・・・?こんどはこっちから・・・?」

「倉庫の中は、色んなものでいっぱいだった。人形、古いバトンやボール。使われなかった教科書など」
「そのなかで、一番奥にあったもの。それは―――」

男「これ、神事の道具、だよな?これもそうだ・・・」

「古く、すす汚れた『神を祭る道具』。どんな経緯でここにあるのかは分からなかったけれど、それはそこにあった」

男「これが、これら全部がここで怪現象を起こしていた・・・?」

男「忘れられていたものたちが・・・」

男「なら、なら―――」



女「男っ!!」

男「え?」

女「良かった、男気がついたよぅ・・・」

男「女・・・?あれ、おれどうして・・・」

委員長「あなたがバカみたいに走って埃まって、それが止んだと思ったら転んで失神してたのよ。バカなのじゃあないかしら」

男「転んで失神・・・?え?失神?」

委員長「おかげで埃なのだけれど、どうしてくれるのかしら?」

女「委員長だって心配したんだからね、もう・・・」

ちょっと委員長物のAV借りてくる
話はそれからだ

>>346
終わったら俺にもかして

委員長「そ、そういうことは言わないでいいの。それに、心配の度合いで言えばあなたが一番心配かけてるわよ」

女「う・・・。す、すいません。ていうか委員長、キャラ変わった?」

委員長「あ・・・。はぁ、もういいわ、今さら隠しても仕方ないもの」

男「夢・・・?アレが全部?」

女「男?」

委員長「どうかしたの?」

男「・・・倉庫の呪いを作ってたのは、この、ここにある物たちだ。忘れられ、放置され続けたから、それが怨念になった・・・」

委員長「・・・物も化けるわ。そういう意味じゃ、確かに、この環境は最悪ね」

女「こんなところに押し込まれて、嫌だよね・・・」

男「何とかしてやらなきゃ・・・」

委員長「ま、それができるのはあたしくらいなものよね。生徒会で、進言してみるわ」

男「そ、そうか。それなら安心だ」

女「・・・えと、これでじゃあ一件落着、よね?」

男「だな。とりあえず七不思議は全部証明した。これでお前も手紙から開放だな」

委員長「・・・」

あいちょっと小休止・・・
委員長大人気にワロタ
あとはちょっとエピローグ入れて、終わりかな・・・
もう少しお付き合い願いまする

「そうね。確かにアレから彼女の元に手紙が行くことはなかった」

「・・・でも、現実はもっと残酷で、どうしようもないものなのよ」


アト二日 学校 図書室

男「なんだよ委員長、話って」

委員長「覚えているかしら。私があの倉庫に突撃する前に言った言葉」

男「セーブポイント?」

委員長「本当にバカなのじゃあないかしら?そんなことであたなを呼び出すと思う?」

男「冗談だって。でも、どれのことだ?」

委員長「七不思議と手紙の呪いは、別物なのじゃないか、っていう仮説よ」

男「ああ、そういえば・・・」

委員長「もし、あれが仮説じゃなかったとしたら、どうするかしら」

男「・・・え?」

けど僕はそんな>>1の内容も文章もすきです

委員長「呪いは解けた。けど、それはあくまで彼女の『手紙』の呪い。代わりに、今私たち三人は『七不思議』ののろいを受けている」

男「おいおい待てよ。今さらなんだ?やっぱり両方バッドエンドか?そりゃないだろ」

委員長「・・・そうね。そんな未来は認めないわ。誰だってね」

男「で、でもそうなのか?俺たち三人は、七不思議に殺されるのか?」

委員長「・・・それはないわ。もうその七不思議は存在しないの」

男「え?」

委員長「・・・場所を変えましょうか」

メールで来たり手紙で来たりなんか不思g

学校 屋上
委員長「たまにはいいわね、こういう開放感ばっちりの場所も」

男「屋上とは、また珍しい場所を・・・」

委員長「どこまで話したかしらね。ああそう、七不思議が変わることまでだった」

男「ああ。それどういう意味だ?」

委員長「七不思議の七番目。『七不思議に関わった生徒は死ぬ』・・・。これは有効よいまでも。私たち三人は一年以内に変死するでしょうね」

男「そんな、」

委員長「そう。それが七番目だったわ、これまでは、ね」

男「・・・?」

委員長「七不思議の七番目が、変わるのよ。あと二日でね」

男「変わる・・・?その、ルールが?」

>>372
委員長「......」サクッ

>>372「えっ・...」

委員長「あの日、私は十三階段で化け物に会ったわ」

男「化け物・・・?」

委員長「その化け物が言うのよ。振り返ってしまったからには、もう私は死ぬしかない、ってね」

男「!?」

委員長「けど、あの場で死ぬわけにはいかないでしょう?だから今もまだ辛うじて生きている」

委員長「でもね、あと二日、持たないわ。そうして、私は死ぬ」

男「死・・・!?」

委員長「どの道七不思議に関わっていた私は、最初から一年以内に死ぬ定めだったわ。それが急に短くなった。こっくりさんが預言したとおりに」

男「『し』・・・死!?」

委員長「正解。けど、ただ死ぬだけじゃ面白くないし、そもそもルールを変えられない」

委員長「だからこういうのはどうかしら。七不思議の新しい七番目。『夜に学校を闊歩する少女』」

男「お前・・・」

委員長「多少役割がトイレの少女と被るけど・・・。まあいいわ。同年代がいないとつまらないものね」

男「お前っ・・・」

委員長「それで七番目が変われば、呪いも消える。学校の七不思議なんて、時代によって上書きされるものよ。語り継がれるうちに、新しいものへと」

委員長「そうすれば、あなたたち二人は生き残れるわ。それが最善策よ」

男「―――ふざけんなっ!お前一人死んじまって、それでいいわけねえだろうが!!」

委員長「まああなたならそういうだろうとは思っていたけれど。でも如何せんどうしようもないわ。もう決まったことなのよ」

男「くそったれが、そんなのが認められるわけねえだろうがっ!!」

委員長「そうね。でももうどうしようもないのよ。決まったことだから」

ヒント:男はトイレの少女と目が合った

男「俺が階段の怪物にあってくる」

>>397
男「これは・・・恋!?」

?「―――そんなのだめだよっ!!」

男「!?」

委員長「あら、最初から聞いてたわりに遅い登場じゃない」

女「そんなのってないよ。やっとみんな解放されたと思ったのに!委員長だけ死ぬなんておかしいよっ!!」

男「女・・・」

委員長「一人が死ぬか、三人が死ぬかよ。そしてその中の一人は『七不思議』、『十三階段』二つ呪いを受けてる。選択の余地はないわね」

女「そんな、そんなのって・・・」

男「他に・・・他に方法があるはずだ。そんなのダメだ!」

委員長「恐らく男はトイレの少女に魅入られて、女は首を吊って死ぬわ。私は、さしずめ階段から落ちて死亡、意味不明な遺書アリ、ってところかしらね」

男「違う、三人とも助かる、そういう方法だ!!お前一人が死んでいいはずないだろ!!」

女「そうだよ・・・諦めないでよ委員長・・・」

委員長「聞き分けのない二人組ね・・・」

男「まだだ、まだ今日入れて二日ある。その間になんとかして・・・」

委員長「どうやるのかしら?十三階段の化け物に土下座する?多分殺されるのがオチよ」

女「そんなぁ・・・」

委員長「話は終わり。二日後、私がどんな形で死んでも夜にここに来れば会えるから。そう悲観するものじゃないわ」

男「くそ・・・っ」

委員長「・・・また明日ね」

女「ねえ、こんなのってないよね・・・」

男「・・・」

女「委員長だけ死んじゃうなんて、そんなの・・・」

男「くそ・・・。そんなの俺だって認めねえよ。けど・・・けどどうしたらいいんだよっ・・・!!」

女「なんとか、なんとかしなくちゃ・・・。あたしが身代わりに・・・」

男「違うそうじゃねえ・・・!!誰も死なない、ジョーカーを押し付けあわない結果だ、それがあるはずだっ・・・!!」

女「男ぉ・・・」

男「・・・畜生・・・畜生っ・・・!!」

女「・・・」

男「考えろ・・・。あと一日。その一日で、委員長が死ななくて済む、そういう結末を・・・!!」

女「・・・」

・・・
女「ねえ、このメール・・・」

男「あ?ああ、例のからメールか、それがどうした」

女「空メールじゃなくなってるんだよ・・・。意味が分からないから放置してたんだけど、何かの役に立つなら・・・」

男「何だって?」

女 携帯画面
『貴様らnは貸しgあr。困ったtき、一度dけ救う』

男「貸し?救う?」

女「どういうことなの・・・?」

男「貸し、救う、メール・・・?ま、まさかっ・・・!!」

サイゴノヒ 夕方
学校屋上

委員長「・・・」

男「・・・委員長」

委員長「いいものね。こうして眺める夕日というのも」

男「・・・」

委員長「これが最後になると思うと、すごく綺麗・・・」

男「・・・何時だ。何時に『約束』なんだ」

委員長「ふふっ・・・。実はもう一時間切ってるのよ。多分これがあなたと、生者と話す最後」

男「委員長・・・」

委員長「もう少し感慨深げにしなさいな。今生の別れよ?」

男「俺は認めないぞ」

委員長「あなたもしつこいのね。この場合はありがとう、が正しいのかしら」

男「俺は認めない。女だってそうだ。こんな結末は誰も認めない」

コブラ「おいおい、告白シーンにお邪魔しちゃったかな」

委員長「誰も、ねえ・・・。でも私も認めないわ。私が今死なない代わりにあなたたちが死ぬなんてのは論外よ」

男「・・・」

委員長「すべては最善。これでいいのよ」

・・・

男「・・・」

委員長「・・・」

委員長「そろそろよ」

男「!」

委員長「でもね、呪い殺されて幽霊になるって好きじゃないわ」

委員長「せめて最期くらい、自分で死にたいじゃない?」

男「待て委員長・・・。待てよ!それ以上端にいくんじゃねえ!!」

委員長「あと三分。生き恥をさらすより、私は―――潔さを選ぶわ」

男「聞けよ委員長!」

委員長「・・・」ぴたり

男「女のところにあの手紙が来て!俺はまったくワケわかんなかった。ストーカーとか知らないし、関わりたくもなかったさ」

男「でも委員長が来てくれて俺は安心したぞ」

委員長「・・・」

男「女だってそうだ。言ってたろ?『委員長なら安心だ』って!俺よりも上だぞ!」

委員長「・・・」

男「お前のおかげで助けられた。お前のおかげで乗り越えられた」

男「お前に死なれたら、俺たちが、俺が困る・・・」

委員長「・・・そう」

委員長「・・・いい、冥土の土産よ」

男「だから、だからさ。考えたんだよ。おまえを、助ける方法を」

男「けど、・・・ダメだった。ダメだったんだよ。俺の力じゃ、どうしようもないんだ・・・」

委員長「・・・でしょうね」

委員長「だから言うのよ。・・・さようなら、って」

男「・・・俺の力じゃどうしようもない。だから、もっとすげえ力、借りることにした」

委員長「・・・?」

男「覚えてるか?『七不思議』と関係ない『廃病院』で、不良と喧嘩してまで俺たちがなにをしたか」

男「大騒ぎになったよな、隠し手術室に、あんな部屋まで見つかってさ。警察もマスコミも大忙し」

男「あれ、言えば俺たちのおかげだろ?」

委員長「それが、」

男「あれを俺たちに見つけてほしかったのは誰か」

男「あそこに行くように指示したのはどこの『神様』だったか、覚えてるだろ委員長・・・!」

委員長「―――こっくり、さん―――?」

委員長「いつから私が振り返ったと錯覚していた?」

階段「!?」

サイゴノヒ ヤクソクノジカン―――

委員長「まさか、そんな・・・?」

男「『化け物』とタメをはる存在がいるとしたら、それは『神さま』だけだろ」

委員長「っ、『十三階段』を解いても、まだ『七不思議』が・・・っ!!」

男「・・・あの一件で救われたのは、こっくりさんだけじゃねえんだよ」

委員長「!?」

男「病院のあの部屋に並べられたあの小瓶。中にいた、生まれることのできなかった赤ちゃんたち」

男「あいつらもさ。救われたんだって。ちゃんと供養してもらえるんだと」

男「・・・そいつらが、一緒に持って行くってよ。俺たちの呪いと、七番目を」

委員長「―――」

サイゴノヒ ヤクソクノジカン +一分―――

男「これが、何とかたどり着いた俺たちのゴール・・・。ハッピーエバーアフターだ」

委員長「こんな、ことが・・・」ぺたり・・・

男「大変だったんだぜ?少しはねぎらえよ」

委員長「・・・フフ、アハハハハッ!!」

男「あー・・・やっとこさ、ケリついたぁ・・・」どさっ

委員長「なるほどまったく、往生際が悪いわね。お互いに」

男「らしいや。やれやれ間に合ってよかったぜ・・・」

委員長「・・・生き延びてしまったわね、結局・・・」

男「不満かよ」

委員長「壊した鍵の弁償くらいしないとダメかしら」

男「あー、それはそうだな」

男「今回の件の顛末を、改めて少し語りたいと思う。
きっかけは女のところに来た手紙だ。これを出したのが誰かは分からずじまいだったけど。
女のところに届いたメールも、一通はこっくりさんからのものだったが、あとは分からない。真犯人は別にいるわけだ
俺のポケットに入っていた紙や、女の部屋にあった紙は、おそらくこっくりさんサイドの誰かが入れたものだろう。
で、今回の件で高校の七不思議は一つ減ってしまったわけだけれども。そこは抜かりない。

男「準備はいいか?」

女「おっけー!」

男「せーのっ」

ダダダダダダダダダッ・・・

・・・
男「ハァ、ハァ・・・これでオッケーかな?」

女「ゼエゼエ・・・。多分オッケーだよ・・・」

委員長「ご苦労さん。外から見たら確かに人体模型が全力疾走してるように見えたわよ」

―――『全力で走る人体模型』という、新しい不思議を加えた。

「―――あとは時が流れれば、これが新しい不思議として認知されるだろう

俺たちの生活は変わっていない。相変わらず委員長は表向きは真面目で寡黙な生徒。女は明るく活発。
俺は俺だ。多少図太くなった気もしないでもないが、どうなんだろう。
ああ、変化といえば、最近委員長と話すことが多くなった。変わりに、女とは話さなくなってしまったが、その代わり女は委員長と話しているようだ。何の話題なのやら・・・

倉庫の中身たちも、次の長期休暇で大掃除されることになったという。
今度こそこれで、一件落着、というところだろう。・・・ただ。

委員長「あら、珍しいじゃない、図書室にいるんあんていうのは」

男「ん?ああ、少し気になることがあってさ。考えてみたら、この校舎って1964年と違うじゃんか」

委員長「?まあ、新築しているからそうね」

男「じゃあさ、この1964年の時の七不思議と、今の七不思議が同じって言うのは少しおかしくないか?」

委員長「・・・確かに。場所も形も変わっているのに、変わらなかった七不思議・・・?どういうことかしら」

男「誰かが語らないと七不思議は忘れられて、消えちまうんだろ?てことは、

  誰かがこっそりと、今も語り継いでなきゃ、矛盾するよな」
E
nd!

おつおつ

いいんちょうぺろぺろ

最後駆け足になってしまったが・・・これで一応終了ですたい
委員長人気杉だろしかしwww
保守&支援に感謝感謝

本当は黒幕とか女大活躍とか書きたいんだけどねー・・・如何せん体力の限界じゃorz
女ファンマジスマン
これじゃ「おん・・・なんとかさん」状態だわな

いいんちょ「いつから私がヒロインだと錯覚していた?」

EX 委員長人気杉なので、罵らせてみた

委員長「あら、随分眠そうな顔してるけれど、根不足かしら?」

委員長「昨日の夜からずっと見てる?バカなのじゃあないかしら?そうやって体壊すのよ」

委員長「ところで。パンツ脱いだとかパンツがどうとか。何を期待していたのかしら?」

委員長「あなたたちって下賎だわ。不埒という言葉を噛み締めて生きなさい」

委員長「二部ぅ?私に過労死しろというのかしら?」

女「・・・なんだかんだいって、本気で嫌いな相手にはそういうこといわない委員長さんです」

委員長「っ!?あ、あなたという人は・・・っ!!」

勝手に不思議作ることが出来るって前振りどっかにあったっけ?これだけ教えて欲しい
委員長が死んで二人が助かるのくだりもよく分からん

>>550
あー補足し忘れてたすまん
七不思議ってのは基本「時代の流れによって変わる」ものと定義
本当はもっと長いはずだったから言及できなかったけど、ここでの「妖怪」とか「幽霊」ってのは
長時間人にそういうものだと信じられた結果、本当にそうなった、って感じで書いてる
だから長時間『全力疾走する人体模型』が信じられれば、本当にやつが走り出すと、こういうイメージ

委員長が死んで~ってのは単純に付け忘れたけど、
十三階段の化け物は相当強いやつで、こいつと委員長が取引をします
それが、「自分をあと数日で殺す代わりにあの二人を助けてくれ」だったと
で化け物はそれを飲んで委員長をひとまず解放した、と
こういうわけです、はい
分かりにくくてごめんよ

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