ゾンビ娘「おはようございます」

係員「ああおはよう」

ゾンビ娘「今日は確かこっちのエリアでしたよね？」

係員「うんそう、まだ後１時間あるけど」

ゾンビ娘「あっいいですよ、もう準備しときますね」ｽﾀｽﾀ

係員「じゃあスタンバっててね」

ゾンビ娘「さてと……今日も頑張るぞ！」



　【ゾンビナイト開始！】


ゾンビ娘「……」ｳﾛｳﾛ

客１「きゃあぁぁぁ！」

客２「見ろよ！ゾンビゾンビ！」

客３「毎年凄いよなＵＳＪ」

客４「凄いメイクだよな」

ゾンビ娘（失礼しちゃうなぁ、メイクじゃなくてすっぴんだよ）ｳﾛｳﾛ

ｼﾞｬｯｼﾞｬｰﾝｼﾞｬｯｼﾞｬｯｼﾞｬﾝ

ゾンビ娘（あっ来た！）ｽﾀｽﾀ

ゾンビ達「「「「「「「……」」」」」」」ﾊﾞﾊﾞｯｻｯｸﾙｯﾊﾞﾊﾞｯ

ｽﾘﾗｰｽﾘﾗｰﾅｲｯﾊﾞｧｧｧﾝ

客３「すげえ！」

客４「いいぞぉ！」

ゾンビ娘（良かった喜んでる）

係員「お疲れさん、今日もよかったよ」

ゾンビ娘「ありがとうございます、皆さん楽しんでくれたみたいで、あっでもまさか本物のゾンビが居るとは思ってないんですよねぇ」

係員「まあ仕方ないさ、俺もこの仕事就くまで知らなかったし、お化け屋敷とか映画のエキストラゾンビが、本物だとはね」

ゾンビ娘「普段は人前に出ませんからね」

係員「この後ちょっと飯でもどうだい？」

ゾンビ娘「ありがたいですけど、今日は約束があるんで」

係員「あらら先約が居たか、じゃあまた今度付き合ってよ」

ゾンビ娘「はい！ではまた明日」ｽﾀｽﾀ

係員「さてと、俺も帰るかな」

ゾンビ娘「えっと確か……あっいたいた」ﾀｯﾀｯﾀ

ゾンビ１「あっゾンビ娘ちゃん、今日もいい感じだったね」

ゾンビ２「客がめっちゃビビってたよな」

女ゾンビ１「私子供に泣かれたよ」

女ゾンビ２「私なんて子供に叩かれたよ？」

ゾンビ娘「みんな大変だったんだね、今日はこれで全員かな？」

ゾンビ１「いやあと３人だけど、先に店行って注文してるよ」

ゾンビ娘「そっか待たせちゃったかな？」

ゾンビ２「気にしない気にしない！せっかくの飲み会だしさ！楽しくいこうぜ！」

女ゾンビ１「そうそう、ほら行こう」

ゾンビ娘「うん」

ｶﾝﾊﾟｰｲ

ゾンビ１「んぐっぷはぁ、いやー仕事の後の一杯は美味い！」

ゾンビ２「しかし今年は凄い人数だよな、バイト代も結構いいし」

女ゾンビ２「毎年この時期はこれだよね」

ゾンビ３「去年まではシフト制で週２日だったけど、今年は人数増やしても週３日だもんな」

女ゾンビ３「ありがたいよね」

ゾンビ４「俺ら基本的に、疲れとかほとんどないもんな」

女ゾンビ１「あれ？唐揚げ頼んでないじゃん、すいません！唐揚げ１つ」

ゾンビ１「いや２つでお願いします！」

ゾンビ娘「……はぁ」

ゾンビ２「ん？どうしたの？酒飲むのはダメだよ？未成年だし」

ゾンビ娘「あっいやそうじゃなくて、このバイト終わったらどうしようかなって」

ゾンビ３「あー確かになぁ、俺も次のバイト探してるわ」

女ゾンビ１「私映画のエキストラ、ただ交通費がねえ」

女ゾンビ３「私はお化け屋敷のバイトに復帰かな？１人辞めたらしいから」

女ゾンビ２「あーいいなぁ、私もまだ決まってない」

ゾンビ２「俺もエキストラ、まあ多分違う映画だろうけど」

ゾンビ娘「やっぱりみんな苦労してますね」

ゾンビ４「まあ不景気だしね、仕方ないさ」

ゾンビ娘「ただいまー」ｶﾞﾁｬﾊﾞﾀﾝ

ゾンビ娘「さてと……どうしようかなぁ、まずはバイト探さなきゃいけないよね……どんなバイトがいいかな？」ﾊﾟﾗﾊﾟﾗ

ゾンビ娘「あれ？こんな求ゾンあったんだ、へー>>8かぁ」

ゾンビモデル

ゾンビ娘「えーと……月刊ZONZOの専属モデル、15才～26才の女性ゾンビかぁ……、ちょっと応募してみようかな？えっと……番号は……」ﾋﾟｯﾋﾟｯﾌﾟﾙﾙﾙﾙ

受付『はいこちら月刊ZONZO編集部です、何のご用でしょうか？』ｶﾞﾁｬ

ゾンビ娘「あっすみません、求ゾン誌を見て電話したんですが」

受付『あっモデルの件ですね？では面接をしますので、再来週の水曜日の午後２時までに編集部に来てください、地図は一緒に載せてますから、では再来週に』ﾌﾟｯ

ゾンビ娘「再来週かぁ、……ダイエットはいらないよね？」ﾂﾝﾂﾝ

ゾンビ娘「……全然大丈夫だけど、一応少し減らそうかなご飯」