藤木「は、話が違うじゃないか」永沢「藤木君、君は本当に卑怯だね」(476)

藤木「ぼ、僕が万引きしたら、笹山さんをレイプするのはやめてくれるって言ったじゃないか。」

永沢「僕はそんなこと言ってないよ。
   君が万引きみたいな面白いことしたら、笹山をレイプする気がなくなるかもって言っただけじゃないか。
   しないとは一言も言ってないよ。」

藤木「そ、そっちの方が卑怯だよ。」

永沢「藤木君、君は本当に可哀想だね。消しゴム一個で君は逮捕されることになるなんて。」

藤木「ど、どういう」

永沢「そのまんまの意味さ。今から僕は君が万引きしてきたお店に行って、君が万引きしたことを教えに行くのさ。」

藤木「ぼ、僕は永沢君に脅されて・・・」

永沢「藤木君、君は本当に卑怯だね。僕は君に何かするとは言ってないよ。」

藤木「で、でも、永沢君は笹山さんをレイプするって言ってたじゃないか。」

永沢「僕は笹山をレイプしたら気持ち良いだろうなって言っただけだよ。
   レイプするとは一言も言ってない。」

藤木「で、でも、僕が何もしないと、明日、笹山さんがどうなっても知らないって言ったじゃないか。」

永沢「それは、笹山が僕と話をするかもしれないって意味で言っただけさ。
   レイプなんてするわけないだろ。」

藤木「そ、そんな。」

永沢「自分が万引きしたくせに人のせいにしようとするなんて。藤木君、君は本当に卑怯だね。
   今から、君が万引きしたお店に行ってくるよ。」

藤木「しょ、証拠なんてないよ。」

永沢「証拠?防犯カメラがあるだろ。時間と場所を言えば、そこの時間の場所のところを見てくれるさ。
   じゃあ、僕は行くよ。」

永沢「おっと、クズを相手にしている暇はないぞ。早く、お店に行かなきゃ。
   早く社会のゴミを平和な僕たちの町から隔離しなきゃ。」

藤木「ははははははははは。」

永沢「?なにがおかしい?」

藤木「お前は今、しちゃいけないミスを犯した。」

永沢「藤木君、負け犬の戯言には付き合えないよ。」

藤木「戯言?戯言なんかじゃない。お前は今、俺に暴力をふるった。
   これは立派な犯罪行為だろ?」

永沢「ははは。何を言い出すかと思えば。今のは君が先に殴りかかってきたじゃないか。
   どう考えても正当防衛だろ?」

藤木「正当防衛?正当防衛っていうのは倒れた相手の頭を踏みつけるようなことまでするのかい?」

永沢「!」

藤木「どう考えてもあれは正当防衛じゃないと思うけどね。」

永沢「ふ、藤木いいいいいいい」

藤木「永沢君が僕を逮捕させたいなら僕は逮捕されても構わない。
   けど、その時は君も道連れだ。
   お前みたいな正真正銘の野菜クズは僕と一緒にゴミ箱にぶち込んでやる!」

永沢「・・・言ったな。藤木。」

藤木「君みたいなオニオン野郎は社会にいちゃいけないんだ。
   君は社会から消えなくちゃいけない。」

永沢「藤木。もう喋るな。」

藤木「お前みたいなゴミは

藤木「!」

ドガッ

藤木「がああああああああああ」

永沢「・・・言っただろう。・・・喋るなって。」

ここからはちょっと簡単にまとめます
藤木フルボッコ→藤木、全裸で帰宅→まるこ、藤木のちん○を目撃する

次の日 学校

大野「おい、例のもの持ってきたぜ。」

杉山「おお。rioのDVDじゃん。」

大野「後で俺ん家で見ようぜ。」

ブー「ブー!rioだブー。オイラも見たいブー。」

大野「やだよ。お前、前、俺の家で蒼井空見た時、俺の家のTVにかけただろ。」

ブー「もうしないブー。お願いだブー。」

大野「しょうがねぇなぁ。」

花輪「ヘイ、ベイビー。rioのDVDを見るのかい?」

大野「は、花輪。」

花輪「もしかして君たち、DVDを見るだけで満足してるのかい?」

杉山「わりぃかよ。」

花輪「ノンノン。でも、せっかくだから、女優を味わってみたくないかい?」

ブー「そ、それってもしかして・・・」

花輪「実は今日、僕の家にあいのを呼んでいるんだよ。」

ブー「マ、マジかブー!? ホントかブー!?」

山「ほ、本当か、花輪?」

花輪「僕が嘘ついたことがあるかい?」

大野「で、でもどうやって?」

花輪「10億渡したらすぐに来てくれるってさ。」

ブー「ヤリたいブー。オイラもあいのとヤリたいブー。」

花輪「僕のが済んだ後なら君たちで4Pしても構わないよベイベー。」

杉山「お、俺行くぞ。」

大野「俺だって。」

ブー「オイラも行くブー。」

「ぼ、僕も行かせてくれないかな?」

大野「山根?」

山根「実は僕、童貞なんだ。でも、お父さんが高校生になっても童貞なんて恥ずかしくないのか?
   早く捨ててこいって言ってて。」

花輪「構わないよ。そうだ、なんなら僕の家のメイドとやるかい?」

山根「えっ!?いいのかい?」

花輪「初めてならリードしてもらったほうが良いだろ?
   なんなら、10人くらいと一緒にしてもいいからさ。」

山根「は、花輪君。ありがとう。」

ブー「お、オイラも11Pしたいブー。やらせてくれブー。」

花輪「オッケー。今度やらせてあげるよ。」

永沢「ちーっす。」

ざわざわざわ

大野「な、なが、さわ。」

永沢「お、花輪。元気か?」
がしっ

花輪「げ、元気だよ、ベイベー。」

永沢「実はお前に頼みがあるんだけどさ。聞いてくれないか?」

花輪「な、何だい?ベイベー。」

永沢「実は今日、めちゃくちゃAV女優とヤリたいんだよね~~。
   31Pしたいの。」

花輪「さ、31P!?」

永沢「そうそう。AV女優と。お前のとこのメイドはもう飽きた。
   あ、AV女優の中で欠かせないのは
   あいのとrioとつぼみとキララと空とりこな。
   あとはお前に任せるよ。」

花輪「ちょ、いくらなんでも今日30人呼ぶのは無理だよ。」

永沢「一人100億ぐらい積ませりゃ大丈夫だろ。頼んだぜ~~。」

ざわざわ

みぎわ「は、花輪君がだ、誰とやるですって!!」
冬田「大野君、そんなに欲求不満なの?それなら、私がしてあげるのに・・・」
かよ「(す、杉山君、そんなことするんだ。もし、私が杉山君と付き合ったら・・・)ドキドキ
城ヶ崎「な~にアイツら。マジ最悪!!」
前田「あ、あんたらねぇ~、風紀を乱すようなこと言うんじゃないよ!!!」

丸尾「ズ、ズバリ、私も混ぜるでしょう!!」
小杉「おい、なんだあいのって?美味いのか?」
関口「お、おい、俺にもヤラせろよ!」

まるこ「ねぇ、たまちゃん。やるって何をやるんだい?」

たまえ「え!?え~と遊ぶことなんじゃない?」

まるこ「へぇ~、そんな誰と遊ぶかってことでこんなにもめてるんだ。
    男子ってホントバカだね。」

たまえ「(ごめん、まるちゃん。タミー、本当のこと言えない。
     男の子のぶっといのを、女の子に入れることなんて、タミー言えない。)」

永沢「・・・。聞こえなかったなぁ・・・。もう一回言ってみろ。」

ブー「だから、あいのはおいら達と」

ドカッ
ブー「ブーーーーーーー。」
ガラガラ

キャアーーーーーーーーーーーー




永沢「もう一回言ってみろ。何だって?」

山「お、おい、やめろ永沢。これ以上やったらブー太郎が死んじまう。」

永沢「あ?俺に指図すんの?」

杉山「・・・」

まるこ「ちょっと、丸尾君。学級委員なんだからなんとかしてよ。」

丸尾「さ、さくらさん。それは無理があるでしょう。」

まるこ「はやくしないと次から丸尾君に票入れないよ。」

丸尾「し、仕方ありませんね。」

丸尾「な、永沢君。ぼ、暴力はやめるでしょう。暴力は犯罪でしょう。」

永沢「・・・あ?」

バッ

丸尾「ひっ。」

永沢「何か言った?ぼっちゃんよぉ?」

杉山「(い、一瞬で丸尾の目の前に立ちやがった。)」

丸尾「せ、関口君、暴力はいけないでしょう!!」

永沢「・・・けっ。」
サッ

丸尾「(と見せかけて、今手に持っている広辞苑を頭にぶつければ、永沢君の頭も
    玉ねぎのようにパックリ割れるでしょう。)」

丸尾「(喰らえ。玉ねぎ野郎!!!)」
バッ

トス
永沢「あ~あ、見逃してやろうと思ったのによ。お前、頭悪いな。」

丸尾「へっ!?な、なん」
ドカッ
ガラガラガラ

永沢「ズバリ痛いでしょうって言ったらやめてやるよ。」
ドカッ ズガッ

丸尾「ズ、ズバリ、ぐっ、いだいで、ごっ。」

永沢「聞こえねーよ。」
ガンッガンッ

丸尾「ズバリ、いだいでじょう!!!」

永沢「・・・。しょうがねぇな。」
スッ

丸尾「な、永沢君、ありがとうで」

ガンッ
永沢「なわけねーだろ!!バカが!!!」
ガンッガンッ

ガンガンッ

ズガズガッ

丸尾「・・・」

大野「も、もうやめろ、永沢!!丸尾がもう何も言わなくなってる。」

永沢「知るか。こいつは肉塊にする。」

大野「やめろって言ってんだ!!!!!」

永沢「・・・あぁ?」

杉山「お、おい大野!!」

大野「やめろって言ったんだよ。」

永沢「・・・」
ガンガンッ

大野「やめろって言ってんだ。二等辺三角形!!!」

永沢「・・・今、何て言った?」

大野「に、二等辺三角形って言ったんだよ。お、お前の頭の形のことだよ。」

永沢「・・・お前、死ぬより辛い目に遭わせてやるよ。」

バッ

大野「(!? 消えたっ!?)」

永沢「後ろだ。」

大野「!?」

バッ

ドガッ
ガラガラガラガラガラ

大野「が、がはっ。」

永沢「・・・」
ガンガンッ
ガンガンッ
ガンガンッ

大野「はっ。がはっ。」

永沢「・・・」
グシャグシャッ
グシャグシャッ
グシャグシャッ





とし子「い、いやああああああああああああああああ。」

まるこ「と、とし子ちゃん、どうしたの?」

とし子「こ、このままじゃ、このままじゃ大野君が、大野君が。
    な、長山君みたいに。
    いやああああああああああああああああああああああああああああああ。」

まるこ「どうしたのさ、とし子ちゃん。」






とし子「このままじゃ、大野君は長山君みたいに殺されちゃう。」

まるこ「!! ・・・」

とし子「今の永沢君は長山君を殺した時と同じ。
    今の永沢君はバーサーカーモードに入っちゃったわ。
    バーサーカーモードの永沢君は通常の20倍以上は強い。
    このモードの永沢君を倒せる人なんていないわ・・・。」

まるこ「・・・」

とし子「でもね、一番恐ろしいのは強くなることじゃないの。
    バーサーカーモードに入った永沢君は・・・








・・・誰かを殺すまで止まらないってことよ。」

1月前

とし子「ご、ごめん、遅くなっちゃった。」

長山「ううん、全然待ってないよ。」

とし子「え、でも、待ち合わせより20分も遅くなっちゃったのに。」

長山「僕も丁度遅刻しちゃってね。とし子も遅刻してくれて良かった。」

とし子「へへっ。」
ぎゅっ

長山「ど、どうしたの?」

とし子「何でもない。」
ぎゅっ

長山「今日はどこ行く?」

とし子「う~ん、動物園に行こう!!」

長山「また?とし子は動物園が好きだなぁ。」

とし子「良いの!ね、行こう、行こう。」
ぎゅっ

帰り

とし子「楽しかったね!!」

長山「うん。行ったばかりだったけど、とし子となら何回行っても楽しいや。」

とし子「~~~ ばかっ。」

長山「な、何だよ。」

とし子「うるさいっ。ばかっ。」

とし子「・・・もうここまででいいよ。」

長山「え?もう少し送っていくよ。」

とし子「いいよ。もう、ちょっとだから。」

長山「でも・・・」

とし子「それより・・・さ。」

長山「?」

とし子「私たちもう付き合って半年だよ。
    キ、キスしてよ。」

長山「え!?と、とし子。」

とし子「いいから、ね。私、長山君としたい。」

長山「で、でも。キスは結婚してからするものじゃない?」

とし子「いいの!私がしたいんだから。・・・それとも私としたくないの?」

長山「な、何を言ってるんだよ。」

とし子「私より、トップモデルの城ヶ崎さんとか、最近グラビアを出したかよちゃんとかの方がやっぱり男の子って好きなのかな?」

長山「・・・」





ちゅっ

とし子「・・・え?」

長山「俺が好きなのはモデルとかグラビアアイドルじゃない。
   俺が世界で一番好きなのは・・・。
   俺が一番好きなのは、とし子だよ。」

とし子「・・・長山君。」

だきっ

長山「ちょっと、とし子!?みんな見てるって。」

とし子「いいの。見られてもいい。長山君とくっついていたい。」

長山「・・・しょうがないなぁ。」
なでなで

・・・・・・・・・

長山「じゃあな。気をつけて帰れよ。」

とし子「わかったよ。じゃあね!」



長山「まったく・・・あんなに喜んじゃってさ。」

とし子「ふふふ。」

とし子「やっと長山君がキスしてくれた。」

とし子「すっごい嬉しかった。」

とし子「早く長山君に会いたいなぁ。」

とし子「私、長山君にだったら初めてをあげても・・・いいよ?」

とし子「きゃーーーーー。恥ずかしくて言えない。」

とし子「でも、長山君にだったら、私・・・」





  「永沢君じゃダメかい?」

とし子「・・・え?」

永沢「永沢君じゃダメかい?」

とし子「な、永沢?」

永沢「最近、ヤってないんだよ。たまっててさ。」

とし子「な、何言ってるの?」

永沢「いいじゃん。ながやまとながさわじゃ二文字しか変わらないし。」

とし子「い、嫌。や、やめて。来ないで。」

永沢「大丈夫。優しくするから。」









とし子「いやあああああああああああああああああああああああああああああああ」

その頃

長山「とし子とキスしちゃったよ。」

長山「まいったなぁ。とし子の両親にはなんて言えばいいんだろう。」

長山「僕たちまだ結婚もしてないのに。」

長山「でも、とし子の唇柔らかかったなぁ。」

長山「・・・またしてみたいな。」

長山「なんて考えてたらとし子の両親に悪い。」
ぶんぶん

長山「結婚するまで我慢我慢。」



とし子「いやあああああああああああああああああああああああああああああああ」




長山「!? この声は・・・とし子?」

長山「と、とし子!!!!!」

ダッ


とし子「あ、あああ、ああ。」

永沢「しばらく動けねぇぜ。お前の体の神経をしばらくの間、停止させてもらった。」

とし子「お、お願い。や、やめて。」

永沢「安心しろ。膣はいじってねぇからwwwwww。ちゃんと感じられるぜ。」

とし子「い、いや。いや。いや。」

永沢「さて、河原に連れてって一発やるか。」

とし子「長山君助けて!!」

永沢「来るわけねぇだろ。さぁ、お前は俺といいことしようぜ。」






長山「とし子おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!」

永沢「な!? う、嘘だろ?」

長山「はぁ、はぁっ。や、やっと見つけた。」

とし子「長山君!!」ぶわっ

長山「も、もう大丈夫だよ、とし子。」にこっ

とし子「ながやばぐ~ん。」

長山「・・・永沢君。」

永沢「・・・何だ?」

長山「とし子を返してもらおうか!!」

永沢「はぁ!?嫌だよ。俺はこいつとこれからいいことすんだよ。
   返すわけねぇだろ?」

長山「いいや、返してもらう。力づくでもな!!!」
ザッ

永沢「・・・お前、こいつの何なんだよ?」

長山「とし子は・・・。とし子は・・・。」






長山「俺の将来のお嫁さんだ!!!!!!」

とし子「な、ながやばぐ~ん。」ぶわっ

永沢「はははっ。何を言うかと思えば。お嫁さん?好きにしろよ。
   俺の肉便器でもよければなwwwwww。」

長山「!! ・・・お前!!」

永沢「(・・・とは言ってもここでやるのはよくないな。
    立ち方でわかる。
    こいつは強い。しかも、かなりな。)」

永沢「はぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

長山「!? (足が急に膨らみ始めた?)」

永沢「追えるものなら追ってみろ。」
ダッ

長山「な!?」

とし子「ながやばぐ~~ん。」

長山「(まずい。このままじゃ見失う!!)」

長山「うおおおおおおおおおおおお!!」

バッ

ぴとっ






永沢「はははっ。お嫁さんが連れてかれたのに追うのを諦めたか。」

とし子「(・・・長山君。)」




長山「・・・危なかった。なんとかつけられたよ。」





長山「・・・発信器をな!!」

長山「いきなり150mも離れた時は焦ったけど、なんとかやつの靴に発信器をつけられた。」

長山「でも、やつを探し出したとしても、このままじゃ危険だ。」

長山「一旦家に帰って、道具を持ってこないと。」

長山「・・・疲れるからあんまりやりたくはないんだけどな。」
スチャ

長山「とにかく家に一回帰るぞ。」
ダッ

5秒後

長山家自宅

長山「よし、こいつらを持っていけば大丈夫だ。」

長山母「あんた、帰ってきたばかりなのにどこ行くの?」

長山「ちょっと自分のお嫁さんを探しにね。」
ダッ

長山母「まったく、小学校の時はあんなんじゃなかったんだけどねぇ。」

小春「そうだね。」

長山母「!! ちょっと、小春!」

小春「あっ。」
ぱりーーん

小春「ご、ごめんなさい。」

長山母「まったく、お茶碗運ぶ時はよそ見しちゃダメでしょ。」

小春「次からは気をつけるよ。」

小春「(・・・なんか嫌な予感がする。)」

小春「(・・・お兄ちゃん。)

ピピッ ピピッ

長山「レーダーが指し示す位置は・・・ !?」

長山「う、嘘だろ!? も、もう20kmも離れている。」

長山「こ、このままじゃとし子が・・・。」

長山「く、こうなったら全力でいくしかない。」

長山「僕の全力じゃ最低でも10分はかかる。」

長山「・・・無事でいてくれよ、とし子。」
ダッ

長山「はぁはぁ。ここら辺のはずだけど。」

長山「とし子!!!!!」





永沢「な、長山!?う、嘘だろ。ま、まだ20分も経ってないぜ。」

長山「とし子を返してもらおうか。」

永沢「はぁ~。わかったよ。お前の根気には負けたよ。連れて帰れよ。」

長山「とし子。大丈夫か?心配したんだ





とし子「うっうっうっうっうっうっ。」





長山「・・・ぞ。」

とし子「ごめんね。長山君、ごめんね。ごめんね。ごめんね。」

長山「な、何を謝ってるんだよ。とし子は何も悪いことしてな

とし子「ごめんね。は、は、初めてはな、長山君に。うっ、ううっ。」

とし子「うわ~~~~~~~~~ん。」

長山「と、とし子?」

とし子「ごめんね。私、汚れちゃった。ながやばぐん以外の人にされぢゃった。」

とし子「で、でも、わ、私、初めてはながやばぐんがよがった。」

とし子「ごめんね。長山君。嫌いにならないで。私のこと軽蔑じないで。」

とし子「うっ。ううっ。ううう。ううっ。」

とし子「わ、私、汚れちゃったけど、ながやばぐんのこと好きだから。」

とし子「だから、私と別れるなんていばないで。」

とし子「わ~~~~~~~~~ん。わ~~~~~~~~~ん。」

とし子「うっ。ううっ。」

長山「・・・とし子?」

とし子「うっ。うううっ。」

長山「・・・高校卒業したら、結婚しよう。」

とし子「で、でも、わだじ汚いよ。他の人とじちゃったんだよ?」

長山「関係ないよ。とし子はとし子さ。俺はとし子が好きなんだ。」

とし子「だ、だって、私、ながざわと。」

長山「とし子は汚くなんてない。とし子は世界で一番綺麗だよ。」

長山「俺の言うことが信じられない?」

とし子「な、ながやばぐん~~。」

長山「はいっ。指切り。」
ぎゅっ

長山「俺たちは高校卒業したら結婚する。指切りげんまん、嘘ついたら針千本飲~ます。指切った。」

長山「これで、とし子は俺のお嫁さんな。」

とし子「な、ながやばぐ~ん。」ぶわっ

長山「ちょっと待ってろよ、とし子。俺にはやらなきゃいけないことがあるから。」

とし子「ま、待って。な、永沢は危険よ。こ、殺されちゃう。」

長山「言っただろ。俺はとし子と結婚するって。」

長山「とし子と結婚するまでは俺は絶対に死なない。」

長山「少し待ってて。全部終わらすから。」






永沢「何を終わらせるんだ?」





長山「大したものじゃないよ。ちっぽけなものさ。」






長山「お前の人生ってやつさ。」

永沢「言ってくれるね、がり勉君。あれ、メガネはどうしたの?
   トレードマークのメガネは?wwwwwwww」

長山「メガネは邪魔だから外させてもらったよ。それより、ちょっと良いかな。」
スチャッ

永沢「・・・なんだそのメガネみたいなのは?」

長山「スカウターっていう戦闘力を計るものさ。」
ピピピッ

長山「ほうっ。すごいな。戦闘力6万だって。一般の成年男子じゃ5000くらいしかないんだよ。」

永沢「じゃあ、お前はいくつなんだよ?」

長山「う~ん、僕は3万くらいしかないかな。」

永沢「はははっ。俺の半分か。悪いこと言わねぇ。帰りな。」

長山「いや、遠慮しとくよ。」

永沢「いやいや、感謝の気持ちだよ。
   さっき、お前のお嫁さんをたっぷり味あわせてもらったからな。
   気持ち良かったぜ。膣の締まりがいいのなんの。
   腰が止まんなくてさ。
   お前の嫁さんはあんあんよがるし。
   5発も中出しさせてもらったし。
   いやー、気持ち良かった。
   処女はやっぱり良いな。
   処女とやったことある?」

長山「・・・黙れ。」

永沢「ないの~?wwwwww
   気持ちいいのに。絶対やった方がいいって。
   あ、あとさ、お前の嫁さん、変態だな。おしりに入れたのに感じてやがんのwwwwww。
   あんな変態な女と結婚するなんてやめたほうがいいよwwwwwww。
   考え直した方が

ヒュッ

ドカッ






長山「黙れって言っただろ?」

永沢「・・・忠告してやってんのによぉ。」

長山「・・・聞こえないか?黙れって言ってんだよ。」
ドカッバキッ

永沢「ごっ。うごっ。うげっ。」
ガッ ゴッ

長山「・・・永沢。俺はこんなに人に殺意を持ったのは生まれて初めてだ!!!」

ドカッ ドゴッ

永沢「がはっ。うごっ。」

永沢「・・・」

長山「(終わったか・・・。)」

スッ

永沢「ま、待てよ。」

長山「・・・まだ意識があるんだ?」

永沢「教えろ。何でお前はそんなに強いんだ?」

長山「・・・強さに理由なんてない。強いものは強い。それだけだ。」

永沢「・・・お前、さっき、俺の戦闘力は6万だって言ったよな?
   で、お前の戦闘力は3万って言った。
   何でお前の方が戦闘力が半分も少ないのに俺より強いんだよ。
   さっきの話は俺を油断させるための嘘か?」

長山「・・・嘘じゃない。
   お前の戦闘力が6万なのは本当だ。
   僕の戦闘力が3万なのも本当だ。」

永沢「だ、だったらなんで?」

長山「・・・僕はいつも自分の戦闘力を抑えているんだ。   
   無駄にエネルギーを使うからね。」

長山「僕はだから、あるものをつけて故意的に自分の戦闘力を下げているのさ。」

永沢「・・・それは。」

長山「気付いただろう?
   そう、僕の戦闘力を故意的に下げるもの。
   それが、メガネさ。」

長山「メガネをかけている僕の戦闘力は3万だ。
   けど、メガネをはずした時の戦闘力はそれをはるかに超える。」

永沢「・・・いくつなんだよ?」











長山「・・・僕の本当の戦闘力は100万だ。」

永沢「ひゃ、100万!?」

長山「もっとも君が知ったところで今さらどうにもならないけどね。
   僕はもう帰らせてもらう。」

永沢「お、俺を殺さないのか?」

長山「・・・お前なんか殺す価値もない。」

ザッ

長山「・・・とし子、帰ろう。」

とし子「・・・うん!」

永沢「お、俺を殺す価値がないだと・・・。」

グググッ

長山「やめとけ。お前のその体じゃ何も出来ないだろ?」

永沢「ふざけんな。俺はまだ戦え

バタッ
永沢「ぐっ。」

長山「・・・じゃあな。玉ねぎ。」

永沢「!! た、玉ねぎ?」

長山「お前の顔の形は玉ねぎにしか見えないよ。
   じゃあな、玉ねぎ野郎。」

永沢「俺が玉ねぎだと・・・。俺が玉ねぎだと。俺が玉ねぎだと。
   俺が玉ねぎだと俺が玉ねぎだと俺が玉ねぎだと俺が玉ねぎだと
   俺が玉ねぎ俺が玉ねぎ俺が玉ねぎ俺が玉ねぎ俺が玉ねぎ俺が玉ねぎ
   俺たまねぎ俺たまねぎ俺たまねぎ俺たまねぎ俺たまねぎ俺たまねぎ
   たまねぎたまねぎたまねぎたまねぎたまねぎたまねぎたまねぎたまねぎ
   ねぎねぎねぎねぎねぎねぎねぎねぎねぎねぎねぎねぎねぎねぎねぎねぎ」

とし子「な、永沢君の様子がおかしいよ。」

長山「な、何だ!?」

長山「ス、スカウターで。」
ピピピッ

長山「30万、40万、50万、60万、70万、80万、90万。」

長山「ひ、ひゃっ、100万!!」
ボンッ

長山「う、嘘だろ!!」

長山「(スカウターは100万までの戦闘力しか計れない。)」

長山「(スカウターが壊れたってことは・・・)」

長山「(今の永沢君の戦闘力は100万以上ってことだ!!)」

永沢「たまねぎたまねぎたまねぎたまねぎたまねぎたまねぎたまねぎ
   たまねぎたまねぎたまねぎたまねぎたまねぎたまねぎたまねぎ
   ねぎねぎねぎねぎねぎねぎねぎねぎねぎねぎねぎねぎねぎねぎ
   ねぎねぎねぎねぎねぎねぎねぎねぎねぎねぎねぎねぎねぎねぎ」

長山「ま、まずい。とし子、離れてて。」

とし子「な、長山君。」

永沢「ねぎねぎねぎねぎねぎねぎねぎねぎねぎねぎねぎねぎねぎねぎねぎ
   ねぎねぎねぎねぎねぎねぎねぎねぎねぎねぎねぎねぎねぎねぎねぎ
   ねぎねぎねぎねぎねぎねぎねぎねぎねぎねぎねぎねぎねぎねぎねぎ」

バッ

バキッ
長山「ぐっ、ぐおっ。」

永沢「ねぎねぎねぎねぎねぎねぎねぎねぎねぎねぎねぎねぎねぎねぎねぎ
   ねねねねねねねねねねねねねねねねねねねねねねねねねねねねねね
   ぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎ
   ねねねぎぎぎねねねぎぎぎねねねぎねねねぎねねねぎねねねぎねねねね」

バキッ ドカッ
長山「うっ。ぐおっ。」
ドーーーーーーーーーーーーーン

とし子「な、長山く~ん!!」


永沢「ねぎねぎねぎねぎねぎねぎねぎねぎねぎねぎねぎねぎねぎねぎ
   ねぎねぎねぎねぎねぎねぎねぎねぎねぎねぎねぎねぎねぎねぎ
   ねぎねぎねぎねぎねぎねぎねぎねぎねぎねぎねぎねぎねぎねぎ」
ザッ

とし子「い、いや。や、やめて。来ないで。」




長山「とし子、下がって。」
ザッ

長山「はああああああ!!!」
ぐぐぐっ

長山「覇!!!」
ドゴン

グーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン

ドカン


とし子「な、長山君?」

長山「(今の右拳の一撃に僕の気を全て込めた。これを喰らえばいくら永沢君とはいえ無事では済まないはず。)」

永沢「・・・」
むくっ

とし子「な、長山君・・・。」

長山「う、嘘だろ。今の一撃で無事なわけが・・・」



永沢「・・・」
ザッ

長山「(は、はや



永沢「・・・」
バキッ ドゴッ ドカッ

長山「うぐうっ。」

永沢「・・・」
ドゴッ バキッ ドカッ

長山「う、うおおおお!!」
ドカッ
ドーーーーーーーーーーーーーーーーン


長山「はぁっ。はぁっ。」

長山「(今の永沢君はすごく攻撃的だ。いや、攻撃のことしか考えていない。)」

長山「(まるで獣のようだ。)」



永沢「・・・」
むくっ

長山「なっ!?」

永沢「・・・」
バッ
ドカッ ドゴッ

長山「う、うぐっ。」

長山「(今の永沢君は防御をする気がない。攻撃すれば当たる。)」

長山「(なら、今度はみぞおちに強烈な一撃を。)」

長山「うおおおおおおおおおおお!!!」
ぐぐぐっ

長山「覇!!!!!!」
ドゴン
グーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン

ドンッ

長山「こ、これなら・・・」

永沢「・・・」
むくっ

長山「う、嘘だろ!?な、なんで!?」

永沢「・・・」
バッ

バキッ ガッ ガンッ

長山「うおおおおおおーーーーーーーーーーーーーーーっ。」

永沢「・・・」
ガンッガンッ




とし子「も、もうやめてーーーーーーーーーーーーーーーーっ。
    な、長山君が死んじゃうっ!!!」

永沢「・・・」
ガンッドゴッ

永沢「・・・ ・・・うぐっ。」
ぶはっ
ぼとぼと

長山「!? (血を吐いた!?)」

永沢「ぐっ。うごおっ。」
ぼとぼと

長山「(やっぱり僕の一撃は効いている?)」

長山「(でも、普通ならあれを喰らえばしばらく起き上がれないはず。)」

長山「(・・・もしかして、今の永沢君は意識がないのか?)」

長山「(それなら納得がいく。防御を一切しようとしない獣のような戦い方も納得いく。)」

長山「(今の彼は本能で戦っているんだ。)」

長山「(だから、気絶とかで一時的に動きを止めることは出来ない。)」




長山「(・・・ということは、永沢君を止めるには








・・・殺すしかない。)」

長山「(・・・けど、僕じゃ永沢君を殺すのは無理だ。)」

長山「(戦闘力が違いすぎる。このまま、僕が攻撃を与えていったとしても、
   彼が力尽きる前に僕が力尽きてしまうだろう。)」

長山「(と、なると逃げるしかない。脚に気を集中させれば、今の永沢君からなら逃げられる。)」

長山「(・・・けど、とし子を抱えた状態じゃ・・・逃げ切れない。)」

長山「(僕ととし子が一緒に逃げることは・・・出来ない。)」

長山「(とし子を助けるためには・・・。)」
ぐっ


長山「とし子、逃げろ!!!」

とし子「な、長山君。」

長山「永沢君が苦しんでいる隙に逃げるんだ。僕が時間を稼ぐ。」

とし子「な、長山君は・・・?」

長山「・・・大丈夫。とし子が逃げてから僕も逃げるから。」にこっ

とし子「う、嘘。・・・い、嫌。嫌よ。絶対嫌!!」

長山「とし子!!!!!」

とし子「嫌。一緒じゃないと嫌。長山君と一緒じゃないと嫌!!!」

長山「とし子!!!!!!!!」

とし子「嫌よ。絶対に嫌~~~~~。」ぶわっ

長山「も、もう時間がない。永沢君が復活する。とし子!!!!!!!!!!」

とし子「び、びや~~~~。ぜっだいびや~~~。」ぐすっ

長山「・・・とし子。」

永沢「・・・」
じっ
ぐぐっ

長山「(どこを向いて

長山「(!!)」

長山「とし子!!!!!!!!!!!!!!!!!!」



永沢「・・・」
バッ

とし子「・・・え?」

永沢「・・・」
スッ
バッ

とし子「きゃあああああああああああああああああああああああああああああ。」
さっ

永沢「・・・」

とし子「・・・」
ぱちっ

とし子「・・・ !? わ、私、生きてる!? な、なん
















長山「・・・ぐはっ。」
ぼとぼと


とし子「いやああああああああああああああああああああああああああああああああ。」

とし子「な、長山・・・君?い、いやああああああああああああああああああああ。」

長山「あっ。あああっ。うっ。うう。」
どくどく

とし子「な、長山君!!」
ダッ

とし子「な、長山君?う、嘘。嘘よ。嘘よ!!!!!!!!!!!!」

長山「・・・と・・・し・・・子。」

とし子「長山君?私たち、高校卒業したら結婚するんだよ。
    いっぱい子供産んで、一緒に育てるんだよ。」

長山「ごめん・・・な。やくそ・・・く・・・まもれ・・・そうに・・・ない・・・や。」

とし子「・・・わだしたち、おぢいぢゃんやおばあぢゃんになっても一緒に過ごすんだよ。」ぶわっ

長山「・・・と、し・・・子・・・。」

とし子「うううううっ。」

長山「・・・」
ちゅっ

とし子「・・・長山・・・君?」

長山「ふしぎだ・・・ね。今までは・・・恥ず・・・かしくて・・・出来な・・・かった・・・の・・・に、さい・・・ご・・・だって・・・思う・・・と、すご・・・く・・・したく・・・なる・・・なんて・・・さ。」

とし子「・・・長山君。嬉しい・・・。」
とし子「長山君?もう一回・・・して?」

長山「・・・・・・・・・」

とし子「・・・なが・・・やま・・・くん。」ぶわっ

~~~~~~

永沢「・・・」
グシャッグシャッ

大野「・・・」



冬田「もうやめてえええええええええ。これ以上やったら大野君が死んじゃう!!」





永沢「・・・」
ぐるっ

冬田「や、やめて。・・・やめて。」

永沢「・・・」
バッ

冬田「きゃああああああああああああああああああああああ。」

バッ

ガッ





永沢「・・・」

冬田「・・・あれ?」






野口「くっくっくっ。世話がかかるねぇ。」

永沢「・・・」
バッ
ガガッ

野口「くっくっくっ。この状態の永沢の攻撃をさばくのはきついねぇ・・・。」

永沢「・・・」
ガガガガッ

野口「ぐっ。うぐっ。」

永沢「・・・」
ドゴッ ドカッ

野口「うぐぅっ。」
ドーーーン
ガラガラガラ



まるこ「野口さん!!」

永沢「・・・」
バッ

ガンッガンッガンッ

野口「うぐっ。うぐぅっ。」

永沢「・・・」
グシャッグシャッグシャッ

野口「お、ごほっ。」

永沢「・・・」
ガンガンガン








まるこ「や、やめな、永沢!!」

たまえ「ま、まるちゃん!!」


永沢「・・・」
くるっ


まるこ「や、やめなって言ってんだよ!!」





永沢「・・・」
バッ

まるこ「わっ!?」

永沢「・・・」
ザッ




たまえ「まるちゃん!!」

冬田「さくらさん!!」

杉山「さくら!!」





永沢「・・・」
バッ





たまえ「まるちゃあああああああああああああああん!!!」

まるこ「・・・」
ぱちっ

まるこ「・・・えっ!? あれ、なんで!?」





永沢「・・・・・・・・・」

永沢「・・・・・・・・・」

まるこ「なが・・・さわ・・・?」



たまえ「ま、まるちゃん!!」

杉山「な、永沢が止まっ・・・た?」

永沢「(あれ、なんでこんなことになったんだっけ?)」

永沢「(たしか丸尾を踏みつけて、大野をぶん殴って・・・。)」

永沢「(・・・? なんで野口も倒れてやがんだ? ・・・俺がやったのか?)」

永沢「(・・・それより、今のは一体何だったんだよ?)」

永沢「今の・・・






   強烈な殺気は。)」

永沢「(俺はどうやらさくらを殴ろうとしたらしいな。)」

永沢「(その時だったのか? 俺を殺そうとした強烈な殺気を感じたのは?)」

永沢「(・・・すごい殺気だった。)」

永沢「(蛇に喉元を咬まれている気分だったぜ・・・。)」

永沢「(まるで、さくらに手を出したら、この喉を噛み千切るって言わんばかりのな・・・。)」

~~~~~~
電柱の上

??「けっ。世話がかかるぜ。」

まるこ「永沢・・・?」

永沢「・・・けっ。しらけちまったぜ。」

たまえ「ま、まるちゃん。」ほっ

永沢「大人しく今日は帰るか。」






バッ
永沢「・・・なわけねぇだろ。」

永沢「俺のことを二等辺三角形とか言ったやつをまだぶっ殺してねぇんだよ!!」
ガンッ

大野「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!!」




冬田「も、もうやめて!!!お金なら払うから!!!!!」

永沢「・・・金だぁ?お前みたいなのがいくら払えるってんだよ!!!」
ガンガンッ

大野「おおおっ。おおおおおおおおおおっ!!!!!」




ぐっ
冬田「ふ、風俗で働くわ。」

永沢「・・・へぇ。面白ぇ。お前、こいつのこと好きなのか?」

冬田「か、関係ないでしょ!!」

永沢「こいつのために風俗で働くってか。・・・いいぜ。」

冬田「ほ、本当!?」

永沢「おお。俺の慰謝料10億円払ってくれるんならな。」

冬田「じゅっ、10億!?」

永沢「そうだ。こいつ、俺のこと二等辺三角形とか言いやがったからなぁ。
   俺はすごい傷ついた。それに、こいつを殴ったせいで、手が痛いんだよ。」

冬田「そ、そんな、無茶な・・・。」

永沢「大丈夫。安心しろって。学校やめて、毎日一回5万で20人くらい相手すりゃいけるよ。
   幸い、お前、顔はそこそこ良いからな。おっさんどもが毎日、溜まってるものを発散してくれるぜwww。」

冬田「が、学校もやめろですって!!」

永沢「まぁ無理にとは言わないけど、学校通いながら返せるのか?
   利子もあるのに。」

冬田「り、利子!?」

永沢「お前が今、その場で払わないんだから利子がつくのは当たり前だろ?
   安心しろ。トゴとは言わねぇ。トイチにしといてやるよ。」

冬田「そ、そんな。トイチなんて、む、無理よ。」

永沢「だから安心しろって。実は俺の知り合いにAV作ってるやつがいるんだよ。
   毎日AV作ればそれぐらい返せるだろ?。」

冬田「そ、そんな・・・。う、嘘でしょ・・・。」

永沢「まぁ、AVが世に広まったら、きっとこの中にもお前をオカズにするやつも出てくるぜwww。
   ふ、冬田、い、いくよ、うっ、とかなwwwwwwwwwwww。」

冬田「い、いやっ。」

永沢「学校中のみんながお前で抜いてるかもしれないってのに、そんな学校通えるの?
   俺はお前のためを思って言ってるんだぜ。」

冬田「・・・」

永沢「まあ、安心しろ。俺が毎日お客として来てやるから。
   毎日20回くらいは相手してやるよ。
   たくさん中に出すからピルは飲んどけよwwwwwwwwwww。」

冬田「・・・ ううっ・・・。」

永沢「ん~?何、嫌なの?じゃあ、しょうがないな。大野君には肉塊になってもらうしか

冬田「ま、待って。や、やるわ。やるから・・・。」

永沢「そうか。じゃあ、さっそく風俗に行くぞ。
   女子高生が風俗か。こりゃ人が来るぞ~~。」

冬田「・・・」






まるこ「ちょっと待ちなよ!!」

永沢「・・・なんだ、さくら?」

冬田「さ、さくらさん。」

たまえ「まるちゃん!!!」

まるこ「何が慰謝料だよ。黙って聞いてりゃいい気になってさ。
    慰謝料?あんたが暴れるからこんなことになったんじゃないか!!
    手が痛い?自業自得だよ。」

永沢「・・・んだとぉ?」

冬田「さ、さくらさん。」






まるこ「冬田さんは連れていかせないよ!!」

永沢「・・・おい、あんまり調子にのるなよ?」

たまえ「まるちゃん!!」

まるこ「何さ。私を殴ろうっての?殴りたいなら好きなだけ殴ってもいいよ。
    私は暴力なんて怖くないよ。永沢なんて怖くないよ!!」

冬田「さ、さくらさん・・・。」

永沢「・・・言ったな?それならお望み通りぶっ殺してやるよ。」

たまえ「ま、まるちゃん!!」

永沢「よしっ。肉塊にしてやるよ!!!」
バッ

まるこ「・・・」
ぐっ








たまえ「まるちゃあああああああああああああああああああああああん!!!」

永沢ってブス専だったっけ?

永沢「(・・・よし、まずは腹をぶん殴って、こいつの腹をぐちゃぐちゃにしてから
    こいつの足や腕を踏み潰して、最後はこいつの顔を跡形もなく





(・・・・・・手を出したら、殺すぞ。)」







永沢「(!?)」ぞわっ

永沢「(・・・くっ。)」
ぐぐっ

まるこ「・・・・・・」
ぱちっ

まるこ「あ、あれ!?な、なんともない!?」

たまえ「まるちゃん!!」

杉山「ま、またか。」

永沢「(な、何なんだよ。)」

永沢「(な、なんでさくらを殺そうとすると、強烈な殺気を感じるんだ?)」

永沢「(まるで、誰かがさくらを守ろうとしているかのように・・・)」

永沢「(こいつは一体誰なんだ・・・?)」

まるこ「な、ながさわ。」

永沢「な、なんだよ?」

まるこ「冬田さんは連れて行かせないよ!!」

永沢「・・・けっ。面倒くせぇ。やめだ、やめ。」

まるこ「永沢・・・」

永沢「今日は大人しく帰ってやるよ。だが、いいか?
   二度目はない。・・・覚えとけよ?」
くるっ
すたすた





丸尾「ズバリ、永沢君はさくらさんのことが好きでしょ





永沢「死ね。」
グシャッ

丸尾「おおおおおおおっ。」

まるこ「・・・はぁっ。」ほっ

たまえ「まるちゃん!!!」
だきっ

まるこ「たまちゃん!」

たまえ「ま、まるちゃんのばか・・・。心配したんだから・・・。」

まるこ「・・・ごめん、たまちゃん。」

杉山「さくら、すげぇな。永沢に立ち向かっていくなんて。」

まるこ「や、やめてよっ。た、たいしたことしてないよ。」

冬田「さ、さくらさん。」

まるこ「ん?」

冬田「あ、ありがとう。さ、さくらさんがいなかったら、私・・・。」

まるこ「お礼なんていいよ。勝手にやったことだし。
    それより、大野君を保健室に連れてってあげて。」

冬田「う、うん!」

杉山「おい、ブー太郎。」

ブー太郎「う、う~ん・・・。」

杉山「・・・あいの。」ぼそっ

ブー太郎「ブーーーーーー。あいのだブーーーー!!」
がばっ

杉山「・・・お前ってやつは。」

小杉「おい、丸尾、しっかりしろ。」

丸尾「・・・」ぴくっぴくっ

小杉「なんだ、寝てんのか。」
すたすた

まるこ「野口さん大丈夫?」

野口「くっくっくっ。助かったよ。さくらさんが間に入ってこなかったら、死んでたかもしれないねぇ。
   くっくっくっ。」

まるこ「それにしても、さっきの野口さんすごかったね。
    永沢の攻撃を受け止めるなんて。」

野口「くっくっくっ。バーサーカー状態の永沢の攻撃を一発しか受け止められないなんて、私もまだまだだねぇ。
   くっくっくっ。」

先生「おい、席につけーっ。ってなんだ、これは?
   机もイスもぐちゃぐちゃ。おい、誰だ、こんなことしたのは?」

まるこ「永沢です。」

先生「!! ・・・丸尾君、注意しとくように。」

丸尾「・・・」ぴくっぴくっ

先生「丸尾君!! 教室で寝そべらない!!もう授業は始まってるんだよ!!!」

丸尾「・・・」

先生「・・・丸尾君。後で職員室に来るように。」

丸尾「・・・」ぴくっぴくっ

放課後

藤木「・・・」
とぼとぼ

藤木「・・・さくらはすごいなぁ。永沢君に立ち向かえるなんて。」

藤木「・・・それに比べて僕は・・・。」

藤木「・・・もし、笹山さんがさっき永沢君に連れて行かれそうになったら僕は永沢君と闘えたかな?」

藤木「・・・僕は自分が嫌になるよ。」

藤木「僕はさっき、逃げたんだ。丸尾君や、大野君がやられてる時も助けようなんて思わなかった。」

藤木「彼らがやられてるかわりに僕は助かるってずっと思ってたんだ。」

藤木「僕は、クラスのみんなが死にそうになってるのに、僕は、ほっとしたんだ。」

藤木「かわりに自分は何もされないって・・・。」

藤木「・・・・・・・・・」

藤木「僕は・・・卑怯だ。」

藤木「・・・僕は、卑怯だ!!!」

藤木「もっと、もっと、僕が強かったら!!!」

藤木「逃げないで、闘えた!!みんなを助けられた!!」

藤木「僕は卑怯になんかなりたくない!!!」

藤木「僕は逃げなくてもいい、卑怯にならなくてもいい





そのための力が欲しい・・・」

藤木「う、うぐっ。うううっ。」ぐしぐし

??「おい、何泣いてんだ?」

藤木「・・・お、おじさんは。」

??「男は泣くもんじゃねぇよ。」

藤木「さ、さくらのおじさん!」

ひろし「男が泣いていい時は、世界で一番好きな女と結婚する時だけだぜ。」

藤木「・・・」ぐしぐし

ひろし「よし、いい面になったな。」

藤木「・・・」

ひろし「・・・さっき聞いてたぜ。お前、強くなりたいんだってな。」

藤木「・・・」

ひろし「なんで強くなりたいんだ?」

藤木「・・・僕は自分が嫌いなんです。何の取り柄もないし、臆病だし、卑怯だし。」

ひろし「・・・」

藤木「僕がその中で一番嫌いなのは卑怯なところなんです。
   卑怯は他の人に迷惑をかけるから・・・。」

ひろし「それで?」

藤木「僕は気付いたんです。なんで僕は卑怯なのかって。なんでみんなを助けないで、その状況に満足しているのか。
   それは、僕が、弱いからなんです!!」

ひろし「・・・」

藤木「僕は本当は闘いたかった・・・。本当は、野口みたいに、みんなを守りたかった。
   でも、僕は自分が傷つくのが怖くて逃げたんだ。
   永沢君が怖かったんだ!」

ひろし「・・・」

藤木「僕は永沢君を怖れないようになりたい!」





藤木「僕は暴力に屈しない、自分の心から逃げない男になりたいんです!!」

ひろし「・・・」

藤木「って言っても、永沢君は強すぎる。プロの格闘家でも相手にならない。
   僕はきっと何をしても永沢君には勝てない。・・・そんな自分に嫌気がさしたんです。」

ひろし「・・・あれ見えるか?」
サッ

藤木「・・・トラックがどうかしましたか?」

ひろし「あのトラック、よ~く見てろよ。」
バッ

藤木「な、何を?」

藤木「(な、なんでいきなり正拳突きを?)」

藤木「(で、でも、すごい綺麗な型だ・・・。素人の僕にもわかる。)」

藤木「(それに今、拳が見えなかった。永沢君のより全然早い。)」





    ドガッ

藤木「う、うわ!!」

藤木「ト、トラックにお、大きな穴が・・・。」

ドーーーン

藤木「ト、トラックが吹っ飛んでった!!」

メキメキメキ

藤木「い、家に当たって・・・。」

ひろし「しまった。まだ力多かったか。」

藤木「・・・え?」

ひろし「・・・今のは俺がやった。」

藤木「う、嘘だ!! だ、だって、トラックに触れてもないのに。」

ひろし「今のは、俺の正拳突きの風圧だよ。」

藤木「う、嘘だ。だ、だって、ここから50mは離れてるのに・・・。」

ひろし「藤木だっけ?お前、強くなりたいって言ってたよな?」






ひろし「俺が強くしてやるよ。」

藤木「お、おじさんが、僕を?」

ひろし「そうだ。お前を強くしてやる。」

藤木「ほ、本当ですか?」

ひろし「本当だ。じゃあ、まずは空き地に行くぞ。」

藤木「はい!!」

~~空き地~~

藤木「こ、ここで何をするんですか?」

ひろし「藤木。」

藤木「はい。」

ひろし「脱げ。」

藤木「な、なにを言って

ひろし「勘違いするな、あほ。」
バシッ

藤木「う、うわああああああああああああ。」

ひろし「あ、わりい。手加減すんの忘れてた。
    上だけ脱げ。」

藤木「は、はいぃ。」
ぬぎぬぎ

ひろし「・・・ 貧弱な体だなぁ。」

藤木「・・・」

ひろし「藤木、ちょっと来い。」

藤木「はい。」






トス

藤木「うわあああああああああああああああああああああああああああああ
   いたああああああああああああああああああああああああああああああああああ
   あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ。」

ひろし「騒ぎ過ぎだ。今、お前の秘孔を突いた。」

藤木「あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
   ああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
   あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
   ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」

ひろし「この秘孔は普段はお前の体が抑えている神経や機能を解放する。
    人間の秘められた力を出せるようになる。」

藤木「あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
   あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
   あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
   あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
   あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
   あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」

ひろし「もっとも、この秘孔を突くと激しい痛みに襲われる。
    その痛みは時速200kmで走ってる10tトラックにぶつけられるくらい苦しいと言われているけどな。
    しかもその苦しみは1時間続く。」

藤木「あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
   あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
   あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
   ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
   ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
   あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
   ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ

ひろし「さて、こっちはこっちで用意しとくか。」

ひろし「おい、俺はちょっと用意をしなくちゃいけないからそこで待ってろよ。」
すたすた




藤木「あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
   あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
   あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
   あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
   あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
   あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
   あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
   あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
   あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
   あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
   あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
   あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」

ひろし「しかもその間体の性感帯の感度が100000倍になるんだ」
ひろし「どうだ?きもちいいだろう?」

藤木「ああんあああああんあああああああんああああああああああああああああん」

藤木「(く、苦しい。し、死にそうだ。)」

藤木「(痛い。痛い。痛い。体が千切れそうだ。痛い。痛い。)」

藤木「(僕は死ぬかもしれない。)」


藤木「あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
   あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
   あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」

藤木「(僕の人生・・・か。)」

藤木「(取り柄もなくて、彼女もいたことないし、永沢君にはいじめられるし。)」

藤木「(・・・童貞のまま死ぬのは嫌だなぁ。花輪君の家に行ってあいのとやってから死にたいなぁ。)」

藤木「(・・・でも、童貞は好きな人と捨てたいなぁ。)」

藤木「(笹山さん・・・。)」





藤木「あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
   あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
   あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」

藤木「(・・・笹山さん・・・か。)」

藤木「(なんで僕はこんなに笹山さんが好きなんだろう。)」

藤木「(笹山さんはすごい可愛い。でも、それだけじゃないと思う。)」

藤木「(・・・なんで





笹山「藤木君は卑怯じゃないよ!!」

~~~~

はまじ「で、でもよぅ、こいつ、さくらを置いて家に帰ったんだぜ。」

ブー太郎「そうだブー。藤木は卑怯だブー。」

丸尾「ずばり卑怯は藤木君のためにある言葉でしょう。」

城ヶ崎「確かに逃げるのは良くないことだと思うわよ。
    でもさぁ、怖くて逃げちゃうことぐらい誰にでもあるんじゃないの?
    それを卑怯って言うのは酷過ぎよ。」

さくら「そうだよ。あんたたち、言い過ぎだよ!」






ブー太郎「さくらが最初に言い始めたんだブー。」

藤木「・・・」

笹山「藤木君・・・。」

藤木「さ、笹山さん。」

笹山「私は藤木君のこと、卑怯だなんて思わないよ。」

藤木「・・・」

笹山「だって、私、藤木君の良いところたくさん知ってるもん。」

藤木「え・・・?」

笹山「私が永沢君の筆箱落として壊しちゃった時も、藤木君は一緒に謝ってくれたし、
   私が絵の具を忘れちゃったときも自分が忘れたことにして、私に絵の具を貸してくれたよね。」

藤木「そ、それは、笹山さんのことが・・・」

笹山「私、嬉しかったよ。藤木君の優しさ。」

藤木「・・・」

笹山「藤木君は卑怯じゃない。藤木君はすっごく優しい人だよ。」にこっ

~~~~

藤木「(そうだよ。笹山さんは僕みたいなどうしようもないやつを認めてくれた。)」

藤木「(褒めてくれたんだ。)」

藤木「(今まで卑怯としか言われなかった僕を"優しい人"だって。)」

藤木「(だから、僕は笹山さんが好きなんだ。)」

藤木「(・・・今、学校は永沢君が支配しているって言っても過言じゃない。)」

藤木「(もしかしたら笹山さんも冬田みたいに風俗に連れて行かれそうになるかも。)」

藤木「(・・・僕は永沢君から笹山さんを守りたい。)」

藤木「(だから、






こんなところで死んでたまるか!!)」

~~~~

ひろし「お~い、藤木。生きてるか~?」

藤木「・・・」

ひろし「まさか死んじまってねぇだろうな?」

ひろし「おい、しっかりしろ。おい。」
ぺしっ

藤木「うわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」



ひろし「なんだ、起きてるじゃねぇか。びっくりさせんじゃねぇよ。」

藤木「お、おじさんをびっくりさせようと思って・・・。」

ひろし「お、そうだ。藤木、お前、俺の弟子になるんだよな?」

藤木「は、はい。そのつもりですけど・・・。」

ひろし「お前、弟子のくせに俺をおじさん呼ばわりする気か?」

藤木「え!? じゃ、じゃあなんて呼べば?」

ひろし「師匠に決まってるだろ。」

藤木「え?で、でも、おじさんはおじさんだし・・・。」

ひろし「ふ~ん。いいんだよ?教えるのやめても。」

藤木「うっ。・・・し、師匠。」

ひろし「よろしい。」

藤木「で、師匠はどこに行ってたんですか?」

ひろし「おお。助っ人を呼びにな。」

藤木「す、助っ人って。って、ええ!?」

藤木「か、川田さんと佐々木のじいさん!?」

川田「藤木君。修行するんだって?」

佐々木のじいさん「ほっほっほっ。青春じゃのぅ。」

藤木「師匠?これ、どういうことですか?」

ひろし「どうもこうもねぇよ。修行に一番の人選だ。」

藤木「川田さんはともかく、佐々木のじいさんは?」

バッ
藤木「うわあああああああああああああああああ。」

佐々木のじいさん「ほっほっほっ。心配せんでええよ。藤木君。ちゃんと修行には力を貸すから。」

藤木「(い、いつの間に僕の目の前に?)」
ドキドキドキドキ

ひろし「じゃあ早速修行を行う。まずは組手を行いたいんだけど、俺や川田さんやじいさんが相手したらお前死んじゃうからな。」

藤木「じゃ、じゃあどうするんですか?」

ひろし「そこでじいさんの出番だ。じいさん、頼む。」

佐々木「ほっほっほっ。任せてください。」
サッ

藤木「苗木?」

佐々木「・・・・・・・・・ほっ!!」
ギューーーン

藤木「な、苗木がひ、光ってる!?」

佐々木「ほっほっほっ。出来上がりじゃ。」

藤木「な、苗木が大きくなって・・・動いている!?」

ひろし「じいさんの能力だ。」

藤木「能力?」

ひろし「じいさんは自分の気を植物に与えることで、その植物を自在に操ることが出来る。」

藤木「そ、そんな能力が・・・。でも、なんで今わざわざそれを?」

ひろし「こいつがお前の組手の相手だ。」

藤木「え!? こ、この木の化け物が?」

佐々木「木の悪口を言うつもりか?」
ゴゴゴ

藤木「・・・こ、この木が?」

ひろし「そうだ。木の戦闘力はじいさんが与えた気の量で調整出来るからな。
    この木の戦闘力はざっと4万ってところか。」

藤木「よ、4万?ぼ、僕の戦闘力は?」

ひろし「お前の戦闘力は3500程度だな。」

藤木「ぼ、僕の10倍はあるじゃないですか!!
   し、死んじゃいますよ。」

ひろし「それはさっきまでの話だ。いいか?一般人の戦闘力は大体5000程度なんだ。
    で、喧嘩がちょっと強いやつとかは7000とか。格闘技やってるやつは1万とかだ。
    そして、プロの格闘家の戦闘力は3万以上ある。」

藤木「こ、この木、プロより強いんじゃないですか。
   し、死ぬーーーーーーっ。」

ひろし「だから、落ち着いて聞け!お前は確かに一般人より弱かった。
    が、それはさっきまでの話だ。
    秘孔をついて全身の機能を解放したお前の戦闘力は大幅に上がった。
    ざっと4万はある。
    つまり、今のお前ならこの木と互角だってことだ。」

藤木「ぼ、僕の戦闘力がよ、4万?」

すまん
用事が出来た

最初貼るのに時間かかっちまったな
マジでスマン

永沢君は読んだよ~~
こずえ! こずえ!

最初のコピペ貼るのが辛い
だれかテンプレ作ってくれないか?
これ、マジで書ききりたいんだよ

保守してください!だろ?

書き溜めとくか
でも、また最初貼るのが辛い
貼るだけで1時間かかってる
なんか簡単に説明する方法ない?
藤木がひろしに会うまで

>>307
夜でもいいなら書く
けど12時は回るかもしれないし

一応説明しとくけど
冬田は美女設定
クラスのアイドルぐらいの可愛さ

戦闘力はドラゴンボール=これ
ではない

長山君がラディッツを倒せるぐらい

本当ありがとう
残ってたら書く

あと誰かテンプレ作ってくれると助かる
最初からひろし登場まで

新・保守時間目安表 (休日用)  
  00:00-02:00 10分以内  
  02:00-04:00 20分以内  
  04:00-09:00 40分以内  
  09:00-16:00 15分以内  
  16:00-19:00 10分以内  
  19:00-00:00 5分以内  


  新・保守時間の目安 (平日用)  
  00:00-02:00 15分以内  
  02:00-04:00 25分以内  
  04:00-09:00 45分以内  
  09:00-16:00 25分以内  
  16:00-19:00 15分以内  
  19:00-00:00 5分以内

ひろし「そうだ。だから、お前とこの木の勝敗を分けるのは戦闘力じゃない。」

藤木「・・・何ですか?」

ひろし「・・・やってみればわかるよ。・・・じいさん、準備してくれ。」

佐々木「ほっほっほっ。」

藤木「な、何をしたんですか?」

ひろし「お前と闘うように木に指示をしているんだ。」

藤木「えっ、も、もう?」

ひろし「準備しろ。来るぞ。」

木「・・・」
ダッ

藤木「う、うわっ!?」

木「・・・」
ビュッビュッ

藤木「う、うわああああああああああ。根っこが伸びてくる。」
ヒュッヒュッ

藤木「師匠。ぼ、僕じゃ無理です。殺されます。」

ひろし「ははっ。」

藤木「で、弟子が死にそうなのに何笑ってるんですか?」

ひろし「何が無理なんだよ?お前、今かわしただろ?戦闘力4万の攻撃を。」

藤木「!!」

ひろし「いいか、お前はもう前までのお前じゃない。生きるか死ぬかの秘孔から生還したんだ。
    今のお前は強い。自信を持て。」

藤木「・・・師匠。って、秘孔はやっぱり死ぬ可能性があったんですね!!」

ひろし「おいおい、話してていいのか?」

藤木「はっ!!」
ビュッビュッ

藤木「(たしかに前の僕じゃ永沢君の攻撃どころかヤンキーのすらかわせなかった。)」

藤木「(間違いない。僕は強くなってる。)」

藤木「うおおおおおおおおお。」
ガガガッ

木「・・・」
ドゴッドゴッ

ひろし「どうだい?藤木のセンスは?」

川田「動き方が素人だけど、体の機能のレベルはなかなか高いね。
   その点は長山君を超えてる。鍛えれば永沢君に勝てるかもしれない。」

佐々木「ほっほっ。メジャーリーガーの投げる球より速い根っこの攻撃をあれだけかわせるとはかなり目が良いようだね。
    素質自体は悪くないようだ。」

ひろし「・・・勝ってもらわなきゃ困る。」

藤木「うおおおお。」
バキッドカッドゴッ

木「・・・」
ドゴッドカッ

藤木「やあああああ。」
ドカッ

木「・・・」
バキッ

ひろし「・・・木の根っこをへし折るか。さっきまでは素人丸出しだったのにな。
    確実に戦闘スキルをあげている。」

藤木「やああああああああ。」
バキッ

木「・・・」
バキッ

藤木「わ、割れた。勝った。ぼ、僕の勝ちだ・・・。」

藤木「師匠、勝ちました。」

ひろし「! よそ見するな!!」

藤木「えっ!?」
ズブッ

藤木「う、うわああああああああああああああ。」

木「・・・」

佐々木「木を相手に真っ二つで勝ったとは・・・。とんだ素人だね。
    木は粉々にしなれければ、残った木の根っこが襲い掛かる。」

川田「あんた、どっちの味方なんだよ?さくらさん、まずい。
   刺さってしまってる。早く助けてあげないと。」

ひろし「ったく、だからよそ見するなって言ったのによぉ。」





藤木「こ、来ないでください!」

川田「な、何言ってるんだ。こ、このままじゃ君の命に係わる。」

佐々木「私はすべての木の味方ですよ。」

ひろし「・・・」

藤木「こ、こいつは僕の相手です。助けはいりません。」

川田「体に根っこが刺さってるんだぞ!そんな意地を張るんじゃない!!」

藤木「意地なんかじゃない!!」

川田「藤木君・・・?」

藤木「僕はいつも逃げてきた。いつも嫌なことや怖いことから立ち向かわず逃げてきたんだ。
   でも、そんな自分を変えたいって思っていた。だから、僕は師匠の弟子になったんだ。
   ここで、また誰かに助けてもらったら僕はまた立ち向かえない。
   僕はこいつに一人で立ち向かいたい!!!」

川田「でも、命がかかってるんだ。それはまた今度

ひろし「川田さん。こいつの好きにさせましょう。」

川田「さくらさん?」

ひろし「こいつが変わりたいって言ってるんだ。その思いを邪魔しちゃいけねぇ。」

川田「でも」

ひろし「それで死ぬならそれまでのことだ。いいか、俺たちは首つっこまねぇ。
    自分で何とかしろ。」

藤木「はい!!!」

木「・・・」
ビュビュビュッ

川田「根っこが!!藤木君!!」

藤木「(今、根っこが刺さってる状態じゃかわすのは無理だ。それなら)」

藤木「うおおおおおおおおおおおおお。」
バキッボキッバキッ

川田「ね、根っこをたたき折った!!」

藤木「あとは本体を!!」

藤木「(拳にだけ集中するんだ。僕の全意識、全神経を右拳にだけ集中させるんだ!!)」

藤木「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
ドカッ

木「・・・」
メキメキッ
ダンッ

藤木「・・・終わった?」

ひろし「・・・お前の勝ちだ。」

藤木「やったあああああああああああああああああ!!」

川田「藤木君、よくやったね。」

藤木「ありがとうございます。」
ズボッ

藤木「うっ。」

佐々木「わしの苗木が・・・。」

ひろし「藤木、腹見せてみろ。」

藤木「へ、平気ですって。こ、こんな、の。」

ひろし「いいから!」
ぐいっ

ひろし「結構大きいじゃねぇか。」

藤木「ははは。で、でも大丈夫ですよ。」

ひろし「大丈夫じゃねぇよ。今、病院連れてってやる。」

藤木「い、いや、ちょっと。」
ぐい

藤木「うわあああああああああああああ。」

~~病院~~

川田「大事に至らなくてよかったね。」

藤木「師匠は大げさなんですよ。」

ひろし「うるせぇ。秘孔を押してたからこれで済んだんだぞ。」

藤木「あ、そういえば、秘孔は死ぬ可能性があるって。」

ひろし「しつけぇなぁ。おい、じいさんからも何か言ってくれ。」

佐々木「わしの苗木が・・・。」

藤木「・・・そ、そういえば僕、倒せたんですね。戦闘力4万の相手に。」

ひろし「それぐらいでいい気になるんじゃねぇぞ。お前の目標の永沢は6万だ。」

藤木「さ、さっきの1.5倍!?」

ひろし「それにあいつはあのバーサーカーなんちゃらの時になると戦闘力はざっと20倍ぐらいに膨れ上がるぜ。」

藤木「に、20倍!? か、勝てるわけがない。」

ひろし「だから、修行するんだろ。」

藤木「ちなみに師匠たちの戦闘力ってどれくらいなんですか?」

川田「この中で一番強いのはさくらさんだね。2000万はあるよ。」

藤木「に、2000万!?」

ひろし「か、川田さんほめ過ぎだよ。」

川田「さくらさんの全盛期は5000万あったからね。間違いなく地上最強の生物だったよ。」

藤木「5000万!!!」

川田「それに比べ僕は1500万程度しかないよ。佐々木さんは高齢にもかかわらず1000万もあるのに。」

藤木「1500万!!」

ひろし「どうだ?お前と俺らの差が分かったか?」

藤木「でも、どうしてですか?」

ひろし「ああ?何がだ?」

藤木「なんでそんなに強いのに永沢君をほっとくんですか?」

ひろし「・・・」

藤木「なんで、なんでそんなに強いのにほっとくんですか?
   師匠なら永沢君なんて楽に倒せるのに。
   永沢君をなんでほっといたんですか?
   僕のクラスメイトを永沢君は殺した。
   師匠が永沢君をほっとかなかったら長山君は死なないで済んだのに!!」

ひろし「・・・俺たちの代のことじゃないからだ。」

藤木「・・・」

ひろし「なんでもかんでも強いからってでしゃばっちゃいけねぇと俺は思うんだ。
    俺が強いからってだけで永沢を殺したとしよう。
    俺は正しいことをしているのか?」

藤木「・・・永沢君は悪事を犯している。殺すのはともかく、制裁はされても仕方ないと思います。」

ひろし「それは社会的な規律なら正しいんだろう。でも、俺が永沢に手を下すのは社会的規律か?
    俺は社会じゃない。誰かを裁く権利なんてない。」

ひろし「俺が手を下すってことは俺の個人的な行動だ。
    俺は自分が強いからって独裁はしたくない。」

藤木「で、でも・・・」

ひろし「それにそれは一時の解決にすぎない。今の時代は俺が一番強いから、
    永沢みたいな悪人をとっつかまえることも出来る。
    けど、俺が死んだら?俺が弱くなったら?誰がやるんだ?
    他の誰かが出来るのか?その時代には俺にまかせっきりだったやつらが出来るのか?
    出来ないだろ?
    だから、俺は手を出さない。
    お前らの代のことはお前らで何とかしろ。」

藤木「そ、それでも、それでも師匠が永沢君をこらしめていたら長山君は死ななくて済んだ!!」

ひろし「!!」

藤木「し、師匠は守れる人を見殺しにしたんだ!!」

ひろし「・・・」

川田「藤木君!!もうやめるんだ!!!」

藤木「か、川田さん・・・?」

ひろし「・・・そうだな。俺は見殺しにしたんだよ。」

藤木「・・・師匠。」

ひろし「・・・もう帰るわ。夕飯出来てる頃だし。」

ひろし「藤木、しっかり休めよ。」
すたすた

ごめんなさい

もう寝ます

うわああああああああああ
全然終わらねぇwwwwwwwwwwwww

テンプレ

藤木、永沢にボコられ、全裸で帰宅
まるこ、初めてのちん○を目撃する
永沢、教室で大暴れ
クラスメイトが次々犠牲に
長山君は永沢に殺されていた
しかし、体を張ったまるこが永沢を止める

ごめん
これ予想以上に大作になりそうなんだ
今日寝ないで頑張っても終わりそうにない

再開はいつになるかわからない
明日出来るかもしれないし2月入ってからになるかもしれないし
次から始める時は>>463貼ってすぐ始めるわ

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