サナ「これからみんなでミアレシティに遊びに行くつもりだったんだけど」

サナ「これじゃあティエルノは一緒に行けないね」

トロバ「仕方ありませんね。ティエルノさん抜きで行きましょう」

ティエルノ「お願いだからそんなこと言わないでよお」

ティエルノ「代わりにダンス見せるから」

トロバ「結構です。さあ行きましょう」

セレナ「いいじゃない」

セレナ「ティエルノくんも連れてってあげれば」

ティエルノ「ありがとう！」

サナ「ええー」

トロバ「今月分払ってないんですよ」

セレナ「だったらティエルノくんのポケモンを担保としてもらいましょう」

セレナ「確か丁度三匹持ってたわよね」

ティエルノ「うん」

セレナ「それじゃあ私はあなたのファイアローをいただくわね」

サナ「じゃあじゃあ、サナはロズレイドもらう♪」

トロバ「では僕はシザリガーを」

ティエルノ「ちょっと待ってよお。このままだと手持ちがなくなっちゃうよ」

セレナ「大丈夫。代わりに私がコフキムシをあげるから」

ティエルノ「本当？」

サナ「よかったじゃん♪」

トロバ「これなら草むらに入っても平気です」

ティエルノ「どうもありがとう。みんなやさしいなあー」

ミアレシティ

トロバ「いつ来てもここは広いですね」

サナ「ねえねえ。サナ、ミアレガレット食べたい♪」

セレナ「そうね。私も一つ食べようかしら」

ティエルノ「……」

サナ「何ぼーっとしてるの？　ティエルノちゃんと聞いてる？」

ティエルノ「あ、ごめんごめん。オーライ、三人分なら何とか買えるから急いで買ってるねえ」

ティエルノ「お待たせ。買ってきたよ」

セレナ「そこのベンチにでも座って食べましょうか」

サナ「さんせーい！」

ティエルノ「おや。僕が座れないみたいだ」

トロバ「太りすぎなんですよ」

サナ「そこらへんで踊ってれば？」

ティエルノ「そうだね。そうしよう」