L「平沢憂…お前は完璧すぎる」(237)

捜査本部 
 
L「レイ・ペンバーが調べていたふたつの家に、盗聴器と監視カメラをしかけます」

 
松田「なっ!?」
 
総一郎「そのペンバーが調べていた2人というのは誰なんですか?」

 
 
L「平沢次長とその家族。夜神局長とその家族です」

 
L「この二軒の家に盗聴器とカメラをつけさせていただきたい」
 
松田「なっ…ばれたらこの本部も破滅ですよ!」
 
L「絶対ばれないようにとりつけます」
 
総一郎「竜崎……その中にキラがいる可能性は…?」
 
L「10パーセント……いや5パーセントです」
 
総一郎「分かった…その代わり付けるならトイレ、風呂まで見落としのないようにだ!」
 
L「ありがとうございますそのつもりです」

ーーー翌日
 
L「ちょうど今、夜神家も平沢家も夕食をとりながらテレビを見ていますね」
 
L「ワタリ…例のテロップを流してくれ」

 
~~~~~ 
夜神家

 
ピンポンパンポーン
キラ事件に対しICPOは先進各国から1500人の捜査員を日本に派遣することを決定
 
サユ「1500人だって…すご」
 
月「馬鹿だなICPOも…こんなことしたら意味がない。送り込むならこっそりいれこっそり捜査するべきだ」
 
~~~~~~
平沢家
 
唯「憂~っ!今日のハンバーグすごく美味しいよ!」
 
憂「ふふっ!ありがとうお姉ちゃん!」にこにこ
 
~~~~~~
 
L「……賢いですね息子さん」
 
総一郎「えっ?…ええ…まぁ」

~~~~
夜神家
 
サユ「えっ!お兄ちゃんご飯の後にポテチ!?」
 
月「受験勉強の夜食さ」
 
~~~~~~~
平沢家
 
憂「お姉ちゃーん!お風呂沸いたから先に入っちゃってねー!」がしゃがしゃ(洗い物中)
 
唯「はーい」
 
~~~~~~~
 
松田「この平沢姉妹の妹の方…しっかりしてますねぇ」
 
L「…………」

約2時間後

 
ワタリ「竜崎…先ほど新たに報道していた犯罪者が心臓麻痺で亡くなりました」 
 
総一郎「キラだ!」 
 
L「…夜神家では月くんはずっと勉強(ポテチ食いながら)…サユさんと奥さんはドラマを見ていた」

 
L「…平沢家では姉妹仲良くアイスを食べながらそのニュースを見ていた…」
 
総一郎「これで家の家族は潔白ですね!」
 
L「……」
 
L「今日のキラは随分罪の軽いものを報道されてすぐ殺しましたね…」
 
~~~~~~
翌日
 
総一郎「竜崎…もう私の家族の疑いは晴れたのでは?」
 
L「……あ、息子さんが帰って来ました」

~~~~

夜神家 
 
月「はぁ…また表紙に騙された…」

 
~~~~~~~
総一郎「あの真面目な息子があんな本を…」
 
L「…17歳なら普通です」
 
~~~~~~~
平沢家
 
唯「へぇ~!そうやって弾くんだぁ~」
 
憂「書いてあるよ、ここに」にこにこ
 
~~~~~~~
 
松田「ほ、本当に良く出来た妹ですね…」
 
L「…………」

2日後
 
L「結論から言わせて貰います。両家で怪しい者はいません」
 
総一郎「ほっ」
 
L「両家から盗聴器とカメラを外します」
 
L「……」(キラの精神はすでに神の域に達している…)
 
L(顔色ひとつ変えずに殺人を行っている…これはそういうことだ)
 
L(ペンバーが調べていた者の中にキラがいるとすれば夜神家か平沢家のだれか…)
 
L(このまま調べてもカメラの方を先に見つけられてしまうだろう…)
 
L(どうすればいい?…私がキラですと言って貰い実際に殺人を見せてもらうのが一番いい…)
 
L(そんなこと出来るはずが…)

4月 桜ヶ丘高校
 
梓「はぁ~今日から私たちも2年生だね~」
 
憂「そうだねぇ~」
 
純「ねぇ聞いた!?今日このクラスに転校生がやってくるらしいよ!?」
 
梓「えっ!そうなの!?」
 
がらら
 
担任「お~いみんな席につけ~」
 
担任「転校生を紹介する……よし、入ってきていいぞ~」
 
「失礼します」

 
 ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ 
 
担任「紹介する。転校生の竜崎L子ちゃんだ」

 
女装したL「初めまして。竜崎です」
 
憂「……」(…ん?なんか私の方見てる…?)

 
L「……」 

出会った2人!!

ざわ…ざわ…ひそひそ…
ねぇちょっと…変わってない?あの子…ざわ…ざわ…
 
担任「おお、ちょうど平沢の後ろの席が空いてるな。そこに座ってくれ」
 
L「はい」すたすたすた
 
純「…!」(わっ!この子裸足で上履き履いてるよ!)
 
憂「……よ、よろしく~…」にこぉ~
 
L「はい」がららっ
 
梓「…!」(えっちょっなにあの座り方!?」
 
ざわ…ざわ…
 
L「平沢憂さん」ぬっ
 
憂「わっ!な、なぁに?」
 
L「警視庁平沢次長の娘さんであり様々な才能に恵まれた完璧超人…」
 
憂「………はい?」
 
L「その超人っぷりを信じてもし誰にも漏らさないと誓っていただければ、重大なことをお話したいと思っています」
 
憂「え?」
 
L「私はLです」

憂「………えっ?」
 
L「……」ゴゴゴゴゴ
 
梓「…!」(わっ!早速憂が絡まれてる!)
 
純「!」(頑張れ!憂!)
 
憂「…え…える?…もしかして、探偵の?」
 
L「はい」
 
憂「探偵のLに憧れてるってこと?」
 
L「いえそうじゃなくて、私がLなんです」
 
憂「……そ、そうなんだ、凄いね!これからよろしくね!」(ど、どうしよう…変わってる子なのかな…)
 
L「……はい。よろしくお願いします」
 
L(平沢憂…キラである可能性5パーセント未満…しかしあの中では一番何かを感じさせた…)
 
L(お前は完璧すぎる…そしてもしお前がキラであればこれ以上のプレッシャーはないだろう)

放課後…テニスコート
 
憂「…でも…L子ちゃん。どうして私と急にテニスなんかしたくなったの?」
 
L「親睦を深めるためです…では6ゲーム1セットを先取した方が勝ちでいいですね?」
 
憂「うん。わかった」
 
L「 」すぱぁん!!
 
憂「!」
 
L「フィフティーンラブです」
 
憂「ちょ、ちょっとL子ちゃん、本気出しすぎじゃ…」
 
L「先手必勝です」
 
憂「そっか。じゃあ私も」(早く帰って夕飯の準備しなきゃ…)

音楽室
 
律「あれ?梓のやつ遅いなぁ」
 
澪「掃除か?」
 
紬「風邪かしら?」
 
唯「あっ!あずにゃんからメールだ…なになに?」
 
律「なんだってー?」
 
唯「おおっ!今テニスコートで面白いものが見れるらしいよ!」
 
澪「テニスコート?」
 
唯「なんか憂と転校生が試合してて、これが凄いレベルだから見に来てだって!」
 
紬「行きたいわ!」
 
律「気になるな…行ってみるか」

テニスコート
ぱーん! ぱこーん! ぱかーん!
きゃー! 憂ぃー! 竜崎さぁ~ん!!
 
純「行けぇー憂っ!!!そこだっ!」
 
梓「憂ぃーっ!!!頑張れぇーっ!」
 
L(安心しろ平沢憂…キラは負けず嫌いだがキラでなくとも試合には勝ちたいと思うのが大多数だ)ぱこん!
 
憂(竜崎L子ちゃん……どうして私にやたら絡んでくるんだろう…?)ぱこーん!
 
律「おお?すげぇギャラリーだな」
 
澪「あ、あの子か転校生か」
 
紬「わぁー2人ともかっこいいー!」
 
唯「憂ぃー!!頑張ってー!!」ふりふり
 
憂「!!」(お姉ちゃん!!よし!!これは負けられないよ!)スパァン!!

 
  び ゅ おっ 
 
L「!」(ほら……勝ちにきた……)

L「はぁーっ!はぁーっ!」
 
憂「はぁーっ!はぁーっ!」
 
さわ子「ゲームカウント、フォーゲームスオール」
 
梓「さわ子先生いつの間に審判席に!?」

 
 
L(今までお互いキラ事件には触れずにきた)ぱこぉん!

 
憂(ふふっ!お姉ちゃんあんなに一生懸命手を振ってくれてる!)ぱこぉん!
 
L(いきなり腹を割ってそんな話をするのもおかしい)ぱこおん!
 
憂(今日の夕飯はお姉ちゃんの好きなものにしてあげよう!)ぱかーん!
 
L(平沢憂…このテニスをしたことでお前は…)すぱぉん!
 
憂(ハンバーグは作ったばっかりだし…なにがいいかなぁ?)ぺこぁん!
 
L(私がまた一歩踏み込む準備をしたと考える)すぴょーん!
 
憂(オムライス……?…うーんなんかしっくり来ないなぁ)たもぉん!

L(私は【完璧超人】と言ってお前に【私がLです】と名乗った)かもーん!
 
憂(そういえば最近お肉とか卵とかばっかりな気がするな…あ、もちろん野菜も毎食入れてるけど)やさーん!
 
L(お前はそこを利用するに違いない)ちーん!
 
憂(お魚がいいかなぁ…そうだね!よしお魚にしよう!)さかーナ!
 
L(お前はキラ事件の話をするのなら先にこっちのキラ事件の捜査状況等を見せ…)そーん!
 
憂(そうと決まれば…何が良いかな? 秋刀魚? マグロ?)まぐぉーん!
 
L(…自分をまず信用させろと言ってくるだろう)しよーん!
 
憂(ん~やっぱりここは…シャケだよね!)さーもーん!
 
L(お前が私に要求してくることは…)よきゅーん!
 
憂(シャケをホイルで蒸してマヨネーズをかけて…)まよーん!
 
L(私をLだと証明する有力な第三者との接見…)せけーん!
 
憂(よし!早く終わらせて食材買いにいかなくちゃ!)ちゃーん!

L(お前が私に提案してくることは…捜査本部に連れて行くこと!)ぱこぉん!
 
憂(これで決めるよ!L子ちゃん!)ぱかーん!
 
L&憂(やっぱり勝つには先手を打つこと!)スパアン!!
  

うおおおおおおおおお!!!!

憂ぃー!! 竜崎さぁーん!! 
 
さわ子「ゲームセットウォンバイ 平沢 シックスゲームストゥフォー!!」

 
律「うおー!憂ちゃーん!」
 
唯「憂ぃー!!!」
 
L「……さすが憂さん、負けました…」
 
憂「私も初めてこんなに追い詰められたよ」

憂「じゃ…私はこれで…」
 
L「待って下さい」
 
憂「なに?」(も~…早く買い物行きたいのに)
 
L「私は、憂さんを………キラなんじゃないかと疑っているんです」
 
憂「………え?」
 
L「…ですから、私は憂さんがキラなのではないかと思ってるんです」
 
憂「……え…キラって……犯罪者を殺してるっていう……あの…?」
 
L「はい。大量殺人犯のキラです」
 
憂「………」
 
L「………」
 
憂「……ど…」
 
L「?」
 
憂「……どうして……そんな酷いこと言うの…?」うるうるうるうる
 
L「!?」

律「さて、部活戻るか」
 
澪「そうだな」
 
紬「あら?憂ちゃんと竜崎さん、なにやら話し合ってるわね」
 
唯「ん?…」
 
唯「んん!?」だだっ
 
律「お、おい唯!」
 
澪「急にコートの方に走り出してどうしたんだ!?」
 
~~~~~
 
唯「憂っ!!!」だだだっ
 
憂「!?」(お姉ちゃん!?)ゴシゴシ
 
憂「お姉ちゃんどうしたの?」にこっ
 
L「……」(平沢憂…今明らかに泣きかけていたのに姉が来た瞬間、涙を消した…)

唯「いやぁ~なんか今、憂が泣いてたように見えたから」
 
憂「ふふっ、お姉ちゃんったら…汗が光っただけだよ」にこっ
 
唯「そっか~」
 
L「……」(平沢唯……憂の姉……一見とぼけてるように見えるが……)
 
唯「……竜崎…L子ちゃん…だっけ?」
 
L「はい」
 
唯「もしかして憂をいじめてないよね?」
 
憂「そ、そんなわけないじゃんお姉ちゃん!」
 
唯「……憂を泣かしたらただじゃおかないよ」
 
L「大丈夫ですよ」
 
唯「……」ゴゴゴゴゴ
 
L「……」ゴゴゴゴゴ

唯「じゃあ私、部活行くね」
 
憂「うん!頑張ってね!お姉ちゃん!」にこにこ
 
L「かっこいいですね…お姉さん」
 
憂「え?」(可愛いじゃなくて…かっこいい…?)
 
L「ちょっと近くの喫茶店に行きませんか?」
 
憂「……」(も、もういいや…今日だけ付き合おう)
 
憂「うん。いいよ」
 
~~~~~~~
喫茶店
 
憂「…でも…L子ちゃんってどうしてそんな座り方なの?」
 
L「一般的な座り方をすると推理力は40パーセント減です」
 
憂「……はは、そうなんだ」

L「憂さん…ちょっと推理力を試させてもらってもいいでしょうか?」

 
憂「推理力??……別に良いけど…」 
 
L「これはキラに殺されたFBI捜査官12人の死亡の順と彼らがファイルを得た順を表にしたものです」すっ

 
憂「……」(キラ……な、なんで私のこと…どうして……?)うるうるうる
 
L「そしてこの3枚はキラに操られて死んだ囚人が書いた文章の写真です」
 
L「まずFBIの資料を見て何か分かりますか?」
 
憂「……」(うう……もう…いいや…やけだ…とことん付き合ってあげよう)
 
憂「……えーっと…」
 
L「……」ゴゴゴゴゴゴ
 
憂「……ねぇ、L子ちゃん…」
 
L「はい」
 
憂「このFBIの得たファイルって何のファイル?それが分からないと推理しようがないと思うんだけど…」
 
L「……」

L「あっ、すみません、FBIの全員の顔と名前が入ったファイルです。手に入れた日に全員殺されました」
 
憂「……」(うう……本当にFBIの人殺されたの……怖いなぁ)

 
L「なにか分かりますか?」 
 
憂「…キラは…このファイルを利用して…FBIを……殺した…ってこと…かな?」

 
L「では写真の方は」
 
憂「これは…縦読み? えるしっているかしにがみはりんごしかたべない…?…かな?」
 
L「不正解です」
 
憂「え?」
 
L「実は4枚目の写真があります」
 
憂「……」(そ…そんなの分かんないよぉ…)

L(ファイルにもプリントナンバーにも引っかからなかった…)
 
L(しかしこれでキラなら更に引っ掛けを気にしてより簡潔な推理しかしなくなる)
 
L「ではもし憂さんがLだとして…」
 
憂「!」
 
L「キラの可能性のある者に相対したら、キラであるかどうやって確かめようとしますか?」
 
憂「……うーん……」
 
L「………」ゴゴゴゴ
 
憂「報道されてないキラしか知りえないことをしゃべらせる……かなぁ…」
 
L「凄いですね」にやり
 
憂「そ、そうかな」
 
L「はい。凄い推理力です。憂さんがキラである可能性が1%から3%に増えました」
 
憂「……え…」ずーん!

L「しかし憂さんはこんなに優秀なのに、どうして姉の方はあんなんなのでしょうか」
 
憂「……む」
 
L「集中力もない、常識もない、家事も出来ない、勉強も出来ない、すっとぼけてる…」
 
憂「……」ゴゴゴ
 
L「生まれる順番間違えたんじゃ」
 
憂「そ、そんなことないよ!」
 
L「!」
 
憂「お姉ちゃんのことよく知らないくせに勝手なこと言わないでよ。
お姉ちゃんより包容力のある人なんていないんだから。
お姉ちゃんに抱きつかれるとね、凄く幸せな気分になるんだよ。暖かくて柔らかくて良い匂いがして。
それにお姉ちゃんってすっごく優しいんだよ。小さいころね、私がホワイトクリスマスになりますようにって言ったら
お姉ちゃんがクッションの中身を出してそれを庭にぶちまけてね、朝お姉ちゃんに起こされてなんだろうと思って外出たら
まぁその時お姉ちゃんたくさん怒られちゃったんだけどふふっ!それにお姉ちゃん、私の料理いっつも美味しい美味しいって
食べてくれるんだよ、もうあの時のお姉ちゃんの笑顔、可愛い過ぎてそれだけでお腹いっぱいになっちゃうしあとお姉ちゃんって
みんなから愛されてるんだよ?軽音部はもちろんクラスのみんなもみーんなお姉ちゃんのこと大好きなんだから!まぁもちろん
一番お姉ちゃんのこと好きなのは私だけどね歌までつくっちゃった!好っき好っきだっいっ好っき~おっねえちゃん大好」
 
L「……」(よく喋るな平沢憂……負けず嫌いの典型だ……7%…もしかして本当に……)

~~~~~
その頃、東大
 
月「あはは」
 
高田「うふふ」
 
うおっ!あれって清楚高田じゃん?
ひゅーひゅー
 
~~~~~~~~
 
喫茶店
 
憂「それからね、お姉ちゃんったら」
 
L「分かりましたもういいです」
 
憂「え…」
 
L「憂さん、キラ事件捜査本部に来てもらえませんか」
 
憂「ええ?…捜査本部?」

L「はい。私は今キラ事件特別捜査本部で指揮を執る立場にあります。憂さんの力を貸して頂きたい」
 
憂「ちょ、ええ?…なんで…ていうか……ええ?」(な、なんでー!?)
 
prrrrr prrrrrr
 
憂「!」
 
L「…失礼」ぱかっ
 
L「なに?夜神さんが…?」
 
憂「……?」
 
L「まさかキラに」
 
憂「!」
 
~~~~~~~~~~~
病院
 
L「大丈夫ですか夜神さん」
 
総一郎「おお、竜崎……おや?そちらのお嬢さんは?」
 
憂「…は、初めまして…平沢憂です…」(な、なんでこうなるのー!?誰、夜神さんって…早く夕食作んなきゃいけないのに)

月「父さん……彼らは…?」
 
総一郎「彼は竜崎…捜査本部でキラ事件の指揮を執っている人だ」
 
月「!」
 
L「初めまして月くん……竜崎です。私がLです」
 
月「!?」(なに!?)
 
憂「……あ、あのー…じゃあ私…そろそろ…」
 
総一郎「竜崎……私の代わりと言ってはなんだが…月を…捜査本部に入れてもらえないか」
 
月「!」
 
L「分かりました良いでしょう。では明日からよろしくお願いします月くん。あと憂さん」
 
憂「え!?」(えぇー!?)
 
総一郎「その…憂さんとは…どういう人なんだ?」
 
L「凄い推理力を持っています。きっと我々の力になってくれるはずです」
 
総一郎「そうか。よろしく頼むよ憂さん」
 
憂「え……えーと……」(な、なんで!?なんでこうなるのー!?…は、はっきり言わなきゃ!)

憂「す、すみません!えっと、私…捜査本部なんて行くつもりはないです!」
 
月「……」
 
総一郎「……」
 
L「……」
 
憂「……」どきどき
 
総一郎「……竜崎……こう言ってるが」
 
L「彼女なりのジョークです」(ここで逃がすわけにはいかない)
 
月「なんだジョークか」
 
総一郎「なんだ、はは、面白いな」
 
総一郎&月&L「HAHAHAHAHAHAHAHAHAHA!」
 
憂「……うぅ…」(お姉ちゃーん!!!!!)

翌日 学校
 
憂「はぁ~」
 
純「どうしたの憂、元気ないじゃん」すっ…ジュース差出
 
憂「あ、ありがとう、ん……なんかめんどくさいことになって」間接キッス
 
梓「めんどくさいこと?」すっ…ジュース差出
 
憂「あ、ありがとう、ん……なんかL子ちゃんがね、」間接キッス
 
がらら
 
L「おはようございます憂さん」
 
憂「お、おはよう……」(来たよ…)
 
純「お、おはよう……竜崎さん」
 
梓「お、おはよ…」
 
L「おはようございます」(平沢憂……やけに女子とばかりつるんでいるな…なぜだ?)

数日後 捜査本部
 
L「第二のキラが現れた可能性があります」
 
松田「な、なんだって!?」
 
月「!」
 
憂「!」
 
L「憂さんはどう思いますか?」
 
憂「うーん…今までの資料見た感じだと…キラっぽくない気がする…第二のキラってのは合ってると思う」
 
月「……」
 
L「そこで憂さんに……本物の方のキラを演じて貰いたいんです」
 
憂「え?な、なんで?私なの?」
 
L「はい憂さんの才能があれば出来るはずです」

松田「……」(なんで竜崎ってやたら憂ちゃんに構うんだろう…こんなに良い子なのに)
 
L「とにかく時間がない。夜からのニュースに間に合うように原稿を作ってもらえませんか」
 
憂「……うぅ…」(なんでぇー!?)
 
L「……」ゴゴゴゴゴ
 
憂「…うう…わ、わかったよ」
 
~~~~~~30分後
 
憂「…L子ちゃんこれでいい?…私なりにキラになりきってみたつもりだけど」すっ
 
L「……凄くよく出来てますが…【Lは殺していいが】…という部分は取らないと…」
 
L「私が死にます」
 
憂「あ、そうだね、ご、ごめんねキラになりきってみたらつい…」

月「だ・・・だめだ まだ笑うな・・・こらえるんだ・・・しかし・・・」

~~~~~30分後
ミサ宅
 
テレビ「KIRAです」
 
ミサ「やった!キラが返事くれた!さーってとビデオはーっと」
 
レム「なにする気だ?」
 
ミサ「キラに返事出すに決まってるじゃない」
 
レム「……」
 
ミサ「問題はなんて応えるかだな~」
 
~~~~~~~~
2日後 
捜査本部
 
ワタリ「竜崎、第二のキラから返事がきました」
 
総一郎「なにっ!?」
 
松田「きたか…!」
 
月「!」
 
憂「………」(今日の夕飯なににしよう…)

ワタリ「ビデオを再生します」 
 
ビデオ「キラさんお返事ありがとうございます」

 
ビデオ「私はキラさんの言う通りにします」

 
総一郎「おおっ!」 
 
松田「やった!憂ちゃんの文章が良かったんだねきっと!」

 
憂「え?……はは…ありがとうございます」
 
月「……」
 
L「……」
 
ビデオ「私はキラさんに会いたい。」
 
ビデオ「キラさんは目を持ってないと思いますが私はキラさんを殺したりしません安心してください」
 
月「…っ!!」
 
相沢「今…目を持ってないって言ったよな…なんだ?」
 
松田「…?」
 
憂「?」
 
L「…………」(…………………)

ビデオ「何か警察の人には分からない、会う良い方法を考えて下さい」
 
ビデオ「会った時はお互いの死神を見せ合えば確認できます」
 
月「……ッ!?」
 
総一郎「な…なんだ…?」
 
憂「…死神…?」
 
松田「う…憂ちゃん、ここここ怖がることはないよ、ぼぼぼぼ僕がいるから」
 
相沢「…!」(松田の野郎!抜け駆けは許さんぞ!)
 
相沢「憂ちゃん!安心して!僕が守るよ!」
 
憂「…はい?」
 
模木「…む!?」(させるか!憂ちゃんは俺が守る!)
 
模木「いやいや憂ちゃん、僕に任せてください」
 
憂「え?」
 
 が た ぁ ん !!
 
L「死神……そんな物の存在を認めろとでもいうのか…」

憂「死神……まさか…」
 
月「そうだよ竜崎、死神が存在するなんてありえない」
 
L「……」ちらっ
 
憂「……」
 
月「……」
 
L「……」ゴゴゴゴ
 
~~~~~~~~~
数日後
 
ワタリ「竜崎…第二のキラから日記が届きました」
 
L「…む?」
 
月「…これは…」
 
憂「…?」
 
日記「22日 友人と青山で待ち合わせ ノートを見せ合う。30日 東京ドームの巨人戦にて死神を確認する」

~~~~~~さらに数日後
 
松田「……あれ以来……第二のキラからなんの連絡もありませんね」
 
総一郎「第二のキラと本物のキラが接触した可能性があるな…」
 
L「……」(送られてきた日記のうち場所が書かれていたのは青山と東京ドーム…)
 
L「……」(夜神月は青山へ、平沢憂は東京ドームへそれぞれ向かわせた…)
 
相沢「憂ちゃん、東京ドームはどうだった?」
 
憂「へ?あ、ああ。人がいっぱいいて…」
 
模木「…!」(おい相沢てめぇ妻子持ちだろうがなに女子高生に手ぇ出そうとしてんだ!)
 
模木「憂ちゃん、僕ってプロ野球選手に似てるよね、ガタイが」
 
憂「は…はぁ…そ、そうですね」
 
松田「あっ!」(おいおっさん達すっこんでろや!憂ちゃんに釣り合うのは俺なんだよビジュアル的に!)
 
松田「こ、今度ぼくと一緒に行かない?」
 
憂「え?…えぇーっと…いや…」
 
L「…」(東京ドーム…死神…やはりキラは平沢憂で間違いない)
 
月「……」(馬鹿しかいねーのか…!?ここには!!)

~~~~さらに数日後
 
総一郎「おかしいぞ竜崎…あまりにも第二のキラが動かな過ぎる」
 
憂「……キラと接触して…もしかして殺されたんじゃ…」
 
L「……」(よく言うな…平沢憂……お前がやったくせに)

 
松田「大丈夫!第二のキラが殺されても憂ちゃんは僕が守るからね!」 
 
憂「あ、えっと…」

 
相沢「いや僕が」
 
憂「えっと…その…」
 
模木「いやいや俺が」
 
憂「いや…えっと…」
 
月「……竜崎。これからどうするんだ?」
 
L「……ワタリ。いるか?」
 
ワタリ「はい?……がしゃーん!」
 
L「!?」
 
L「……ワタリ?」

L「……どうした!?ワタリ…」
 
ぴーーーーーーー!
 
月「データ消去?  どういうことだ?」
 
L「………」
 
憂「……ワタリさん?」
 
L「ワタリには、自分の身にもしものことが起きた場合全データを消すように言ってあります」
 
憂「もしものことがって…まさか…死…」
 
L「…………」
 
L「みなさん憂さn……っ……」

 
 ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ 
 
総一郎「ん?どうした?竜崎…」

 
L「……っ………っ……」

 
 ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ 
 
L「       」ぐらぁ~~~~~~り

その瞬間!Lが椅子から転げ落ちた!
 
がたぁん!
 
憂「L子ちゃん!?」だだっ
 
総一郎「!!!」
 
憂がLを抱かかえた!!
 
L「……っ……っ…」(………平沢……憂………)

 
 ド ド ド ド ド ド ド ド ド 
 
憂「    」にぃ~~~~~~~~~

 
L「!!!!」

 
 
L「…………」(やはり……私は……)

 
L「……」(間違って……なかった……)

 
L「……」(…が………ま……) 

>>119
ワロチ

ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ 
 
憂「……」(ふふ…お姉ちゃん…やったよ…)

 
 ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド 
 
憂「…」(竜崎……ワタリ……邪魔者は全て消えた…)

 
  ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド 
 
憂「……」(そして他の者も混乱しながらも私のことを信じきってる…)

 
憂「……」(この状態なら警察を支配するのも時間の問題……)
 
憂「……」(これで……やっと……)
 
憂「……」(私とお姉ちゃんで新世界の神になる!!!)にや~~~~~り
 

~~~~~数ヶ月前
 
唯「…ん?」
 
唯は学校の校庭である一冊のノートを拾った!
 
唯「なんだろ?…で…でつ……でとぅ……です?……ノート?」
 
唯「な~んか……不思議な力を感じるなぁ…貰っちゃお!」
 
~~~~~~~
平沢家
 
唯「憂~、今日ね、変なノート拾ったんだけどね」
 
憂「なぁに?」
 
~~~~~~
唯&憂「で…デスノート…!!本物だ…!!」
 
~~~~~~
 
美しき少女たちは考えた!!この世にも恐ろしいノートをどうするか!!!
 
憂「お、お姉ちゃん……これ……」
 
唯「憂……!」

あれ?
月一回でも喋ったっけ?

唯&憂「このノートで世界を掃除しよう!」
 
姉妹は殺人犯となった!!
 
~~~~~~
リューク「気に入ってるようだな」
 
唯「う、うわっ!」
 
憂「わっ!」
 
~~~~~~
唯「へぇ~。リュークってりんご好きなんだねぇ~」
 
リューク「ああ。人間界のりんごはなんていうか…ジューシー?」
 
憂「……」(りんご……使えるかも)
 
憂はリュークが大のりんご好きというところに目をつけた!

てことは月は普段もエロ本を読んでいたことに…

憂はリュークに毎日毎日好きなだけりんごを与えた!
それはもう本当に好きなだけ!
でっ!ある日突然りんごを与えるのをやめた!
 
~~~~~
 
リューク「な、なぁ憂……りんごくれよ…」よじれよじれ
 
憂「……りんご欲しいなら…ちょっと私の言う通りにしてくれる?」
 
リューク「……わかた」(キラの味方をするわけじゃない……りんごの為だ)
 
~~~~~~
憂はこうやってリュークを巧みに利用し、監視カメラとかいろいろ突破してきたのだ!
そしてついには!! ワタリとLの命さえも!!
ちなみに、ミサが目とか死神とか言った時、月がびっくりしていたのはLがびっくりしたのと同じ理由である!
目?死神?なんのこっちゃ!
そしてミサがここ最近動かなかったのは、青山でキラと接触することが出来なかったからである!
ミサの頭では次の手が思い浮かばず今頃うーうーうなっているのかも知れない!
そしてもしかしたら近いうちにアプローチをかけてくるかも知れない…それは分からない!

>>187
>月「あはは」

>高田「うふふ」

~~~~~
平沢家
 
唯「さぁ、憂、お掃除はじめるよ!」ふんす
 
憂「うん!」
 
リューク「あーりんごうめー」
 
       完!

>>196
それをいうなら夜食のポテチだって

1. 初恋ばれんたいん スペシャル
初恋ばれんたいん スペシャル PS版は あまりのテンポの悪さ,ロードは遅い(パラメーターが上がる度に、いちいち読み込みに行くらしい・・・)
のせいで、悪評が集中しました。ですが 初恋ばれんたいん スペシャル PC版は テンポ,ロード問題が改善して 快適です。
(初恋ばれんたいん スペシャル PC版 プレイをお勧めします!) 初恋ばれんたいん スペシャルはゲームシステム的にはどうしようもない欠陥品だけど。
初恋ばれんたいん スペシャル のキャラ設定とか、イベント、ストーリーに素晴らしいだけに SSがないのが とても惜しいと思います。
(初恋ばれんたいん スペシャル PC版は XPで動作可能です。)
2. エーベルージュ
科学と魔法が共存する異世界を舞台にしたトリフェルズ魔法学園の初等部に入学するところからスタートする。前半は初等部で2年間、後半は高等部で3年間の学園生活を送り卒業するまでとなる。 (音声、イベントが追加された PS,SS版 プレイをおすすめします。)
同じワーランドシリーズなのに ファンタスティックフォーチュンSSは多いのに似ている 魔法学院物なのに ネギま、ゼロの使い魔 SSは多いのに
エーベルージュのSSがほとんどありませんでした。
3. センチメンタルグラフティ2
センチメンタルグラフティ1のSSは多いのにセンチメンタルグラフティ2のSSがほとんどありませんでした。
前作『センチメンタルグラフティ1』の主人公が交通事故で死亡したという設定でセンチメンタルグラフティ2の
主人公と前作 センチメンタルグラフティ1の12人のヒロインたちとの感動的な話です
前作(センチメンタルグラフティ1)がなければ センチメンタルグラフティ2は『ONE ~輝く季節へ~』の茜シナリオ
を軽くしのぐ名作なのではないかと思っております。(システムはクソ、シナリオ回想モードプレイをおすすめします。)
6. ファーランド サーガ1、ファーランド サーガ2
ファーランド シリーズ 歴代最高名作 RPG
7. MinDeaD BlooD ~支配者の為の狂死曲~
SS誰か書いてくれたらそれはとってもうれしいなって
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