男「え屁屁じゃねーよ全然可愛くないんだよ！」

妹「流石に凹むかも…」

男「けど悪いのはお前だろうが！いきなり人の部屋に入ってきて屁してよ！」

妹「しくしく」

男「あっ、おい…な、泣くなよ」

妹「うぅぅ…」

男「ほ、ほら、顔上げ

妹「ほい｣ｸﾙﾘ

ﾊﾟｽｩｩ

男「ぐぇあ”ぁあぁぁがががががが｣ｺﾞﾛｺﾞﾛ

妹「そこまで臭がらなくてもいいんじゃないかなって思うの」

男「はぁっはぁっはっはっ…」

妹「そんなに鼻息荒くしてさ、目の前に可愛い私が居るからってダメだよ？近親相姦は犯罪なんだからね」

男「し、死ね…近づいたらくるりと回って屁を浴びせやがって」

妹「ロオリングナラーだよお兄ちゃん」

男「……ほんと、顔はいいのになんでそんなに屁が臭いんだよ」

妹「？性格もいいと思うんだけど」

男「全然よくな ﾊﾞﾌﾞｯ！

妹「ごめん、今度は音有りだから臭くな

男「くぅうぅっさぁああぁぁあ！！」

妹「どうしてそんな酷い事を平気で言えるの？流石の私も泣いちゃうよ」

男「俺は既に泣いてんだよふざけんな畜生」

妹「……じゃあいいや、自分の部屋に戻るから｣ｶﾞﾁｬ

男「おう二度と来るなよ」

妹「酷いね、素の私が見れるのはお兄ちゃんだけなのにさ」

ﾊﾞﾀﾝ！

男「はぁ、やっと帰っ……た…？」

ﾓﾜﾜﾜ

男「くぅっさぁあぁ！あいつ扉の閉まる音を使って自分の放屁の音を相殺させやが……くっさ！まじでくせぇぞ！」

～脱衣所～

男「はぁ、本当に死ぬかと思ったわ…」

ｶﾞﾁｬ

妹「あっ」

男「ん？先入るのは俺だぞ、お前の後なんて死んでも嫌だからな」

妹「う～ん……じゃあ一緒に入ろっか」

男「うわーいやったーとでも言うと思ったか？出てけよテロリスト」

妹「酷いなぁ、本当の本当に泣いちゃうよ？｣ﾊﾞｻｯ

男「脱ぐなよ、お前と一緒に風呂なんて命がいくらあっても足りないんだぞ」

妹「まぁまぁ、たまには良いんじゃないかな」

～風呂場～

男「……｣ｷｭｯ

シャワー「じゃばばばばばば」

妹「うわぁ、ジャングル大帝レオだねお兄ちゃんのあそこ」

男「……｣ｺﾞｼｺﾞｼ

妹「私だってお兄ちゃんと同じ高校生なのに薄いんだもん、どうやったら濃くなるのかな」

男「……｣ｺﾞｼｺﾞｼ

妹「……｣ﾌﾟｽｧ

男「がはがは｣ﾋﾟｸﾋﾟｸ

妹「お風呂場で私に喧嘩売るのはやめた方がいいと思うんだけどなぁ」

妹「ねぇお兄ちゃん、私の髪の毛洗ってよ」

男「はぁ？一人でやれよそのくら…」

妹「……洗って？」

男「は、はい…こちらの椅子にお座りください」

妹「はいはーい」

男「……じゃあ洗うぞ｣ﾜｼｬ

妹「きゃっ！｣ﾊﾞﾌﾞﾌｭｰｽﾞ

妹「あっ、ごめんお兄ちゃん。急に頭触られたからびっくりしちゃって」

妹「……？お兄ちゃん？｣ｸﾙﾘ

男「……｣ﾋﾟｸﾋﾟｸ

妹「そんなに臭い？」

男「ま、窓開けてくれ…し、死ぬ」

妹「それはダメです、寒いから」

～浴槽～

男「……(俺の前に妹がすがってる、普通なら相当美味しいシチュエーションなのに全く嬉しくないのは何故だ)」

妹「お兄ちゃんってさ、私にこんなことされても文句一つ言わないよね」

男「まぁ兄妹だからなぁ、お前に欲情とかはしないよ。だから安心しろ」

妹「普通なら抱きしめてそこからぱにょぱにょなのにお兄ちゃんって草食系だよねぇ」

男「近親相姦は犯罪だからな」

妹「ふ～ん、けど嫌がらないのは素直に嬉しいよ」

男「だって兄妹なんだしよ、たかが同じ浴槽で入浴なんてなんともないだろ」

妹「あはは、脈無しなのね、ちょっと屁こむ」

ﾌﾟｸﾌﾟｸ

男「？………！！！」

男「もぎがぁあぁぁあ！ぶばぁあがあぎぎぎぎ」