P「新コーナー『ハルカキッチン♪』始まるよ」春香「!?」(82)

業界にその名を轟かせるアイドル事務所、765プロダクション!!!!
現在、その事務所内会議室にて、スーパー超天使アイドル天海春香のプロデューサーと、竜宮小町のプロデューサー、秋月律子が、作戦会議と言う名のささやかなランチタイムに興じていた!!!!


P「あー、春香と結婚したい」

律子「プロデューサー…なに言ってるんですか」

P「いやほら、春香の新しい活動方針」

律子「ああ、目指せ『結婚したいアイドルNo.1』ってやつですか」

P「そうそう。いやぁ、昨日の生っすが素晴らしかったからな。さすがは俺の春香だ」

律子「新コーナーの『ハルカキッチン♪』ですね」

律子「あのコーナー反響すごいですよ!春香の料理上手がこんなにピックアップされたこと今までなかったからですかね」

P「お菓子はあっても料理はな。俺も見たとき、あんなに上手くなってるとは思わなかったし」

律子「それに春香、一度もコケなかったらしいじゃないですか。せっかくできた料理をコケてぶちまけるとか、そういうウケ狙いのコーナーかと思ってたんですが」

P「おいテメェ」

律子「あはは、すいません」

P「まあちょっと危なっかしいところもあったけどな。そういう守ってあげたくなるような感じもよかった、うん」

律子「なるほど」

律子「実は私、まだ見てないんですよ」

P「あー、収録の時いなかったもんな。録画見る?見ていい?」

律子「どうぞどうぞ。私も見たいです」

P「わっほい」



録画再生開始

美希『続いては新コーナーなの!』


春香『天海春香のハルカキッチン♪』

春香『このコーナーは、わたくし天海春香が花嫁修行の一関として、765プロのみんなとお料理対決をやっちゃおう♪という企画ですっ』

春香『天海春香、お嫁さんにしたいアイドルNo.1目指してがんばりますっ♪』

客席『ウォォォォォォ!!!!!!!』



P「ウォォォォォォ!!!!!!!」

律子「プロデューサー…」

P「なにドン引きしてんだよ。お前もアイドルのプロデューサーなら、気持ち悪いファンの反応を間近で見たくらいで動揺するな」

律子「自覚はあるんですね」




春香『記念すべき第一回の対戦相手はこちら!』

春香『私の大親友、如月千早ちゃんでーっす!!』

千早『よろしくお願いします』ニコッ

客席『ウォォォォォォ!!!!』



P「千早も表情が柔らかくなってまぁ…」

律子「本当ですね…ふふ」

春香『千早ちゃん、最近は自炊もがんばってるんだよね。これは強敵かもですよ~』

千早『そんな、春香には全然敵わないわ。前に作ってくれたパスタ、とってもおいかったもの。その…毎日食べたいくらい//』

春香『ち、千早ちゃん///』

客席『Foooooooo!!!!!!』




P「Foooooooo!!!!!!はるちは!はるちは!!」

律子「うるさいなぁ」

P「ごめん」

同じころ、765プロ内休憩室ではトップアイドル天海春香と、春香に勝るとも劣らないトップアイドル、水瀬伊織が憩いの時を過ごしていた!!!


Foooooooo!!!!!!


伊織「…あんたんとこの変態プロデューサー、バカじゃないの?」

春香「えぇっ、ば、バカなんかじゃないよ。敏腕だよ」

伊織「変態は否定しないのね…」

春香「へ…変態でもないよ…」

伊織「はいはい。まあ敏腕なのは認めるけどね。実際こうしてあんたをトップアイドルにまで育て上げたわけだし」

春香「な、なんか引っ掛かる言いかただなぁ…」

伊織「気のせいよ」

伊織「でもあんた…ホントにあいつにセクハラとかされないわけ?」

春香「ええっ!?されないよ!!そんな人じゃないってば」

伊織「そ、そうなの。あの言動からだとちょっと信じられないわね…」

伊織「なんかあいつ、事あるごとに春香可愛いだの結婚したいだのはるちはわっほいだの言ってるし」

春香「あ、あはは…困っちゃうよね…///えへへ////」

伊織「まんざらでもないのね…」

春香「そ、そういうんじゃないけどっ////。普段は普通の人なんだってば。いつも優しいし」

伊織「へぇ」

春香「誕生日とかクリスマスとか、いつも何かしらしてくれるし」

伊織「意外とマメなのね。ちょっと見直したわ」

春香「ふふふ、そうでしょ」

伊織「まあ言動は所属事務所のアイドルに欲情するただの変態だけどね。年齢的にはギリギリロリコンかしら?」

春香「ちょ…言い過ぎだよ…否定できないのが悲しいけど…」

伊織「にひひっ。冗談よ冗談」

春香「もう…」

春香「あ、ねえねえ伊織。今日もお昼は外食?」

伊織「ええ、そのつもりだけど」

春香「よかったら、私のお弁当食べてくれないかな。誰かに味見してもらいたくてたくさん作ってきたんだけど」

伊織「ああ、そういえばあんた、『結婚したいアイドルNo.1』とかいうの目指してるんだっけ?」

春香「う、うん。プロデューサーさんの意向でね」

伊織「それで料理の勉強中ってわけ。いいわ、そういうことならいただこうかしら」

春香「えへへ、ありがとー。いつもいいもの食べてそうな伊織の口に合うかはわからないけど」

伊織「にひひっ、容姿も舌も超一流のこの伊織ちゃんに味見をさせるんだから、評価は覚悟しなさいよね」

春香「お手柔らかに~」







春香『さてさて、ではこの対決の審査員のお二人をご紹介します。こちらっ!』

貴音『審査員を勤めさせていただきます、四条貴音と申します。どうぞよろしくお願いいたします』グゥゥゥゥ

やよい『イェーイっ!高槻やよいでーっす!!よろしくお願いしまーっす!!!』グゥゥゥゥ

客席『ヒャッホォォォォォォォォ!!!!!!』





律子「うわ、よりによってこの人選ですか…すでにお腹の音入ってますけど」ビキビキ

P「食べ物といったら貴音だしな。やよいはその…お腹空いてそうだったから…」

律子「優しいですね、プロデューサー…」

春香『あはは、二人とも、お腹鳴っちゃってますよ~』

客席『アハハハハ』

貴音『本日は、春香と千早の手料理が食べられると聞いて、朝ごはんとお昼ごはんを抜いてまいりましたので…』グゥゥゥゥ

春香『た、貴音さん、顔色悪いですよ、大丈夫ですか?』

貴音『大丈夫ですよ、春香。すでに戦いは始まっているのです』グゥゥゥゥ

春香『戦うのは私と千早ちゃんなんだけどなぁ』タハハ

やよい『うっうー!!私はお財布に30円しか入ってなかったから、お昼ごはん食べられませんでしたー!!』グゥゥゥゥ

春香『やよい…』ブワッ

客席『』ブワッ

千早(後でカロリーメイトをあげよう…)ブワッ

春香『そ、それじゃあ気を取り直して(グゥゥゥゥ

貴音『失礼///』グゥゥゥゥ

春香『き、気を取り直して(グゥゥゥゥ

やよい『ご、ごめんなさい~////』グゥゥゥゥ



律子「誰かあの二人になんか食べさせなさいよぉぉぉぉぉ!!!!!!!」プッチーン

P「落ち着け律子」



春香『えーっと、二人はちょっとお腹が空きすぎてるみたいなので、調理の間、私がおやつに作ってきたクッキーを食べていてもらいましょう』



P「な?」

律子「な?じゃないですよ」

律子「春香、毎回スタッフみんなで食べるお菓子作ってきますよね。女子力高いなぁ」

P「さすが俺の春香。これは間違いなく結婚したくなる」

律子「ですねぇ」



やよい『うっうー!!このクッキーとーってもおいしいですー!!』ムシャムシャ

貴音『まこと、春香の作ってくるすいーつはいつもとても美味ですね』ムシャムシャ

貴音『しかし、勝負は勝負。審査に手心を加えるつもりはありませんよ』キリッ

春香『はい♪では今度こそ気を取り直して、今回の対戦メニューを発表しちゃいます!』

春香『今回のメニューは~…』

春香『じゃじゃん♪料理の定番、ハンバーグでーす!!!』

客席『はるるんのハンバーグマジ最高!!!!!』



P「うおおおおハンバーグゥゥゥゥゥ!!!!!!!!!」

律子「ハンバーグ好きなんですか」

P「うん」



千早『ハンバーグね…作り方は勉強してきたので、精一杯がんばります』

やよい『うっうー!!ハンバーグですかー!2年ぶりくらいかもー!!!!』ムシャムシャ

貴音『おいしそうなはんばーぐ、じゅるるん…口の中で溢れる肉汁とでみぐらすそーすのハーモニー…ふふっ、涎が出てしまいそうですね』ムシャムシャ



律子「いつまでクッキー食べてるのよおおおお!!!!!」

P「落ち着け律子」

春香『お料理上手な女の子なら、ハンバーグは欠かせませんよね!』

春香『私も心を込めて作りたいと思います』

春香『あと、ちょっぴり、愛情も込めちゃおうかなっ』

客席『誰にー!?』

春香『ふふっ、内緒です♪』

客席『うおおおお俺だ俺だああ!!!』

客席『違う!俺だああああ!!!!!』

春香『それでは、調理開始です♪』

客席『ヒュウウウウウ!!!!!!!』



律子「客席の盛り上げ方を心得てるわねぇ」

P「うおおおお春香のちょっぴりの愛情スパイスマジ最高ぉぉぉぉぉ!!!!」

律子「…」

うおおおお春香のちょっぴりの愛情スパイスマジ最高ぉぉぉぉぉ!!!!



伊織「ちょ…あの変態、いよいよやばいんじゃないの…あんたよく今まであんなのについて来たわね…」

春香「ああやってふざけて見えるけど、根はすごく真面目な人なんだよ…たぶん」

伊織「ふーん…」

春香「そ、そんなことより!お腹空いたでしょ?早く食べよっ」

伊織「…そうね。食べましょ…って何よこれ!?重箱五段もあるじゃない!?」

春香「えへへ…スケジュール確認したら、今日はみんな事務所に集まるみたいだったからつい…」

伊織「あんたねぇ…」

ガチャッ


貴音「呼ばれた気がして」グゥゥゥゥ

春香「あ、貴音さん」

伊織「あんたは…犬じゃないんだから、食べ物に釣られてくるんじゃないわよ!!」


ガチャッ

やよい「わんわんっ!!」グゥゥゥゥ

伊織「あんたもか!!!!」

春香「まあまあ。みんなで食べて食べて」

貴音やよい「いただきまーす」

伊織「まったく…」

貴音「こ…これはっ!?」ムシャムシャ!!

やよい「お、おいしい!!おいし過ぎます春香さん!!!」ムシャシャァ!!!

春香「そ、そうかな///どう、伊織?」

伊織「おいしいわよ、とっても。…でもね」

伊織「なんか…やたらとたくさんハンバーグが入ってるのはなんなの…?」

春香「え、そ、そうだっけ」

伊織「重箱二つ分丸々ハンバーグじゃないの…」

春香「あはは…」

やよい「そういえば、プロデューサーはハンバーグが大好きなんですよね」ムシャムシャ

貴音「はい、先日のハルカキッチン♪のメニューも、あの方の熱烈な希望でハンバーグになったとか」ムシャムシャ

春香「ソ、ソウナンダ」

伊織「…」

やよい「そうだ!このハンバーグ、プロデューサーにも持って行ってあげたらきっと喜びますよ!!」

春香「えっ!?…えっと、プロデューサーさんには…まだ、いいかな」

貴音「はて、なぜです、春香?」

春香「ほら、その、プロデューサーさんって、ハンバーグソムリエ的なところあるから…まだ、その、ね?」

やよい「?」

伊織「…はぁ」

伊織「」パクッ

伊織「」モグモグ

春香「い、伊織?」

伊織「…春香、あんたのハンバーグは最高よ」

春香「え…」

伊織「この伊織ちゃんが保証するわ。このハンバーグなら、どんなハンバーグソムリエの舌も唸らせるでしょうね」モグモグ

春香「伊織…」

伊織「…あんなやつのどこがいいのか知らないけど…がんばりなさいよ」

春香「…うん、ありがと」

貴音「ふふ…」

やよい「??」

千早『くっ…』トントン

春香『あわわ…』チラッチラッ



律子「千早の手つき、たどたどし過ぎですよ…危ないなぁ」ハラハラ

P「緊張してるんだろうな。リハの時はもっとマシだったんだ」



春香『…』

春香『千早ちゃん、そこはそうじゃなくてね』スッ

千早『えっ、は、春香?』

春香『こう、ちゃんと押さえて…』トントントン

千早『あ、ありがとう、春香///』

客席『』ほっこり



律子「ふふ、春香ったら…」ほっこり

P「はるちはは最高だよなぁ」

嫁春香、姉やよい、妹美希の続きカナ?

>>44そうです


春香『こねる時はこう…』コネコネ

千早『うん』コネコネ



律子「お料理教室になってますけど」

P「ふはは、狙い通りだな」

律子「え?」

P「料理対決とはいえ、春香のことだから、相手が困っていて自分に助けられることならほっとかないだろ」

P「まして相手は千早だ。春香は我慢できずに手を貸すだろうな」

律子「えっ、まさか…」

P「対決っても、ほのぼのしたゆるい企画だからな。こうして千早をほっとけない面倒見のよさを、料理上手と同時にアピールする」

P「この『ハルカキッチン♪』は、第一回から『天海春香結婚したいアイドルNo.1化計画』のために俺が用意した舞台なのだよ」

P「もちろん春香は天然でやってるけどな」

律子「わぉ…」

律子「プロデューサー…どこまで春香の行動を熟知してるんですか」

P「春香のことならなんでもわかるさ。春香のことならなんでも知ってるよぐへへ」

律子「…」




春香『えー、思いがけず合作になってしまいましたが』

春香『春香&千早の仲良しハンバーグ!完成ですっ♪』ジャジャーン

客席『ウッヒョッヒョォォォォォォ!!!!!』

千早『春香ったら…///』
春香『それでは…』

やよい『試食ですねっ!!!!』ガタッ

貴音『待ち侘びましたっ!!!!』ガタッ

春香『CMの後ですよぉ~…』

律子「…プロデューサー、一応聞きますけど…その、春香と結婚したい、っていうの、冗談で言ってるんですよね?」

P「本気だぞ。本気で思ってなきゃ、春香を結婚したいアイドルNo.1にしようだなんて言い出さないだろ」

律子「プロデューサー…」

P「もちろん、ファンとして、プロデューサーとして、な。俺と春香はアイドルとプロデューサー、アイドルとファン、の関係でしかないよ」

律子「そう…ですか」



貴音『こ…このハンバーグは…!?』ムシャムシャムシャムシャ!!!!

やよい『おいしい、おいし過ぎます春香さん千早さん!!!』ムシャシャシャァァ!!!!

春香『だって、千早ちゃん♪』

千早『ええ、春香のおかげよ』

貴音『料理とは作り手の愛情が最高の隠し味になるもの…』

貴音『このハンバーグからは、確かに深い愛情を感じられました』

貴音『春香、千早は、それぞれ誰に向けて愛情を込めたのでしょうね。ふふふ』

春香『うぇぇっ!?////』

千早『ちょ…四条さんっ/////』

客席『うおおおお誰だ!?誰なんだ!?』

客席『出てこい!!ぶっ殺してやるぅぅぅぅぅ!!!!!』

春香『そ、それでは今回はここまでっ!また来週~!!!』




P「こうしてハルカキッチン♪第一回は無事終了しましたとさ」

律子「…ちょっと貴音と話してきます」クラクラ





貴音「春香」

春香「なんですか、貴音さん」

貴音「先日のハルカキッチン♪の時もそうでしたが、今日のハンバーグにはより深い愛情が込められていたように思います」

春香「えぅ////ま、またそんな…」

貴音「春香、大丈夫です。あなたがここまで想っているのです。このハンバーグを食べて、伝わらないはずがありません」

春香「…」

貴音「自信を持ちなさい、春香。さあ、このハンバーグを持って、想い人のもとへ行くのです」

春香「貴音さん…」

春香「ハンバーグ…貴音さんが全部食べちゃったんですけど…」

貴音「…」

タカネー!!!デテキナサイタカネー!!!!


貴音「…律子嬢に呼ばれているようですのでこれで…ごちそうさまでした」

伊織「あのバカっ…」

春香「あはは…」

春香「…」

春香「うん。がんばろう」

伊織「春香?」

春香「えへへ、なんでもない」

伊織「そ。」





貴音「り、律子嬢!?何をそんなに怒った顔をしているのです…」

貴音「…ひぅっ!?ど、怒鳴らないでくださいませぇぇ」




P「お疲れ様でーす」

P「はー。今日は有意義な一日だった」

P「貴音はなんか目ぇ真っ赤にしてたな。存外泣き虫なんだよなあいつ」

P「可愛いやつだなぁ。春香の次くらいに」

春香「プロデューサーさーん!!」

P「お、春香。今帰りか」

春香「はいっ」

P「うんうん。駅まで送ってくぞ」

春香「えへへ、ありがとうございます♪」

P「可愛い」

P「順調だな、春香。ハルカキッチン♪もすごくよかったぞ」

春香「えへへ、ありがとうございます♪」

P「次回の対戦相手はどうするかな。また料理教室にならないよう、響とかがいいか」

春香「あうう…すみません…」

P「何を謝ってるんだ、あれはあれで素晴らしかったぞ。はるちは!はるちはわっほい!!!」

春香「もう…千早ちゃんとはそんなんじゃないですってば///」

P「ええっ…」

前スレあるならくれよください

>>61 P「春香は絶対いいお嫁さんになると思うわけよ」春香「!?」でググって




春香「ええっ、て…当たり前じゃないですか…」

P「いや…だって…はるちはは…俺達のジャスティス…」

春香「うう~…じ、じゃあ、プロデューサーさんは、私の、好きな人が、その…本当に千早ちゃんでも、いいんですか?」

P「一向にかまわん」

春香「むー…」

P「どんどんやってくれたまえ」

春香「…」

>>61 P「春香は絶対いいお嫁さんになると思うわけよ」春香「!?」でググって




春香「ええっ、て…当たり前じゃないですか…」

P「いや…だって…はるちはは…俺達のジャスティス…」

春香「うう~…じ、じゃあ、プロデューサーさんは、私の、好きな人が、その…本当に千早ちゃんでも、いいんですか?」

P「一向にかまわん」

春香「むー…」

P「どんどんやってくれたまえ」

春香「…」

春香「はぁ…」

春香「…そうやって…またはぐらかすんですね」

P「ん?」

春香「わざと冗談めかして言って、私のこと、私の気持ち、遠ざけて」

P「…」

春香「その度に私が、ほんのちょっぴり、傷ついてるって、気づいてますか?」

P「」

P「」

P「なん…だと…?」

春香「…」

P「え、あ、いや…春香…俺はその…そんなつもりじゃなくてな…」

春香「…」

P「春香は本当に可愛くてな、でも、俺はプロデューサーで、春香はアイドルで、な?」

春香「プロデューサーさん」

P「はい」

春香「明日、お弁当、作ってきます」

P「…ん?」

春香「食べてください」

P「え、あ、うん」

春香「じゃあ、いいです」

P「え?いいの?」

春香「はい。伊織にも貴音さんにもお墨付きをもらいました」

春香「だから、きっと伝わります。私の、本気の気持ち」

P「…」

春香「春香特製ハンバーグですよ、ハンバーグ」

P「ほう」

春香「食べたらきっと、プロデューサーだから、アイドルだから、なんて言えなくなっちゃいます」

P「春香…」

P「…俺は、ハンバーグにはうるさいぞ?ハンバーグソムリエ的なところあるからな」

春香「わかってます。でも絶対大丈夫です」

春香「だって、愛情は最高のスパイスですから」

P「…」

P「…楽しみにしてるよ」

春香「…!!」

春香「はいっ!!」




果たして、春香はハンバーグソムリエPを陥落することができるのか!?
スーパーお嫁さんにしたいアイドル天海春香の戦いはまだ始まったばかりだ!!!

がんばれ春香!!負けるな春香!!!

泣くな、お姫ちん!!!



おわり

読んでくれた人ありがとう
次で完結かなー

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