シャーリー「そ、そんなの知りませんよ!」
ミレイ「でもでもー、思春期の男の子に彼女が居ないと思うー?」
シャーリー「そ、それは……」
ミレイ「容姿端麗、頭脳明晰……運動はちょっとアレだけど、十分なスペックじゃない?」
シャーリー「ル、ルルに彼女なんて……」
ガチャッ
ルル「居ないですよ、会長……」
シャーリー「ルル!」
ミレイ「あら、聞こえてたんだ?」
ルル「まったく、何を話してるのかと思ったら……」
ミレイ「で、どうなのよ?好きな人くらい居るでしょ?」
ルル「居ないです」
シャーリー(ほっ……)
ルル「……どうしてそんな話になったんですか」
ミレイ「んー……面白そうだから?」
ルル「はぁ……そうですね、好きなタイプなら俺にもありますよ」
シャーリー「えっ!?」
ミレイ「今日はやけに乗ってくるわねー……何か良い事でもあったの?」
ルル「ここで誤魔化したら後で会長が何をするかわかりませんからね」
ミレイ「なーにー?ルルーシュー、わかってるじゃない♪」
シャーリー「る、るるるルルの好きなタイプって!?」
ルル「落ち着いてシャーリー……そうだな、一番は性格かな」
シャーリー「へ、へぇー……ちなみに誰みたいな人がいいの?」
ルル「……会長みたいな性格の人が一番タイプかな」
シャーリー「え、えぇ!?」
ミレイ「えっ……わ、私……?」
シャーリー「ち、ちょっとルル!なんで会長なの!?」
ルル「なんでって言われても……ほら、毎日が面白そうだしさ」
ルル「結婚にしても付き合うにしても、楽しく過ごせたら幸せじゃないか?」
ミレイ「そ、そう……ルルって私がタイプなんだー……」
シャーリー「わ、私も毎日が面白いわよ!?」
ルル「……シャーリー?」
ミレイ「ふ、ふーん……へぇー……///」
シャーリー「ちょっと会長!どうして顔を赤くしてるんですか!?」
ルル「まぁ、さっき話したのは悪魔で俺の理想ですよ?」
ミレイ「そ、そうよね!もう、恥ずかしい事聞かせないでよ!」
シャーリー(ルルのタイプが会長だったなんて……!)
ルル「それに、会長にはもう婚約者が居るじゃないですか」
ミレイ「あ……そ、そうよ?残念だったわね!ルルーシュ」
ルル「ははは、確かに少し残念ですけど……それで会長が幸せなら俺も諦めが尽きます」
ミレイ「ッ……!?」
シャーリー(でも、なんか今日のルルはやけに積極的というか……)
ミレイ「し、仕事するわよ!ほら、2人とも席に着いて!」
シャーリー「は、はい!」
ルル「今日はどんな仕事をするんですか?」
―――――
―――
―
咲世子「……ふー」
ルル「ご苦労だったな、咲世子」
咲世子「いえ、それでは失礼します」
―次の日―
ルル(……久しぶりの学園だな……生徒会室にでも寄って行くか)
ミレイ「お……おはよー!ルルーシュ」
ルル「会長、おはようございます」
ミレイ「る、るルルーシュも生徒会室に用があるの?」
ルル「はい、少し生徒会室を使わせてもらおうかと…」
ミレイ「あー!まーた生徒会室でサボる気ねー?」
ルル(……会長の様子がおかしい……咲世子の奴、なにかミスをしたか?)
ミレイ「じゃ、じゃー私も授業サボっちゃおうかな……」
ルル「ダメですよ会長、会長はもうすぐ卒業なんですから」
ミレイ「何よー?一番偉いのはこの私よっ」
ルル「そうですけど…」
ミレイ「それに、タイプの人と一緒にサボれるのよ?こ、光栄に思いなさい!」
ルル(タイプ……?タイプだと?俺のタイプがミレイ会長!?)
ミレイ「ル、ルルーシュ?ご、ごめんね……ちょっと調子乗っちゃった、てへ……」
ルル「あ……いや……い、行きましょうか、生徒会室」
ミレイ「っ……!?よーし、それじゃー行くわよー!」
ルル(……やってくれたな咲世子……俺のタイプが会長……)
ミレイ「~♪」
ルル(どうする……ッ!?誤解をどうやって訂正すれば……)
ルル(こういう時にC.C.が居たら……いや、ダメだ、あいつに頼っては……)
ルル(…………)
ルル(…………ふ、ふははははは!いいだろう!ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア……)
ルル(この絶望的な境地を、俺一人の力で抜けだして見せよう!)
ルル(まずは生徒会室に着いたら昨日の詳細を聞いてみるとするか……)
―――――
―――
―
ルル「会長、どうぞ」
ミレイ「あ、ありがと、ルルーシュ……」
ルル(さて……まずはどうやって昨日の事を聞き出すか……)
ルル(ギアスを使わない条件で、35通りのルートの内、もっともベストなルートは……)
ルル「会長、昨日の事なんですけど…」
ミレイ「えっ!?き、きのう!?昨日がどうかした!?」
ルル(な……なんだこの反応は……!どうする……)
ルル「いや……昨日俺が会長の事をタイプって言ったの覚えてますか?」
ミレイ「う、うん……あ!そうだ……ルル、私ね」
ミレイ「……ロイド伯爵との結婚、やっぱり断ろうと思うの」
ルル「なっ!ど、どうして……」
ミレイ「どうしてだろうね……ルルーシュにあんな事、言われちゃったからかな?」
ルル(咲世子ッ……!会長に一体なんて言ったんだ……!)
ルル(……ダメだ……お見合いの件を断る程の事を言ってるなんて、想定外だ……!)
ミレイ「親にもすごい怒られちゃって……本当、なにしてるんだろうね、私……」
ルル「そうなんですか……でも、大事な結婚ですよね?簡単に断っちゃっていいんですか?」
ミレイ「いいのいいの、ほら?やっぱり結婚しても楽しくないとね?」
ルル「そ、そうですが会長……」
ルル(なんだこの状況は……ミレイ会長が見合いを破棄だと?)
ルル(咲世子……お前は会長に何を吹き込んだ……)
ミレイ「それでそのー、ルルーシュさ……昨日、私の事をタイプって言ってくれたじゃない?」
ルル(やばい……これでは一番考えたくないルートへ突入してしまう……)
ルル(なんとか話題を逸らさないと……!)
ルル「そ、そういえば会長!リヴァルとはどうなんですか?」
ミレイ「リヴァル?」
もうそのままゴールインしちゃおうぜ
赤字でお願いします
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/ ∠二二ヽ ミ \
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f( ( i i)) )ヽ /
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