岡部「紅莉栖をひたすら愛で続けたらどうなるか」(217)

紅莉栖「ねえ、岡部」

岡部「なんだ助手」

紅莉栖「………」

岡部「…………なんだ、紅莉栖」

紅莉栖「28回」

岡部「は?」

紅莉栖「今日、岡部が私以外の女の子とスキンシップした回数」

岡部「はあっ!?」

紅莉栖「まゆりと10回、フェイリスさんと13回、桐生さんと2回、漆原さんと3回」

岡部「…………」

岡部「俺に他意はないが」

紅莉栖「でもベタベタしてた。特にまゆりとフェイリスさん」

岡部「まゆりは幼馴染みなんだ。お互い無意識に肌が触れ合っている時もある。ノーカンだ」

紅莉栖「フェイリスさんは?」

岡部「あれは向こうが勝手に」

紅莉栖「岡部は嫌がってなかった」

岡部「今更拒絶しても仕方ない無駄だろ」

紅莉栖「でも、私以外の女の子と20回以上、スキンシップしたのには変わらないわ。約束よ」

岡部「……わ、わかった」

ぎゅっ

紅莉栖「んっ……」

岡部(1日、紅莉栖以外の女と20以上のスキンシップで10分ハグ、100以上の会話でキス、か……)

岡部(どうしてこうなった)

次の日

岡部「なあ、ダル」

ダル「なに、リア充」

岡部「ぐっ、貴様とて彼女持ちだろうが!」

ダル「僕と由季たんは場所をわきまえてイチャコラしてますしおすし」


岡部「そうだったな……その、お前から見てで俺と助手、どう思う?」

ダル「彼女持ちの僕ですらイラ壁するレベル」

岡部「そ、そうか。だがな?最近、助手が俺に対する束縛が酷い気がするのだが……お前の意見を聞きたい」

ダル「いや、それオカリンが悪いっしょ」

岡部「な、なんだと!?」

ダル「だってオカリン、牧瀬氏ラボメンに迎えてから毎日毎日気持ち悪いくらいアプローチしてたじゃん」

岡部「き、気持ち悪いだと!?俺は普通にラボメンとしてクリスティーナを」

ダル「今までまゆ氏くらいしか駅まで送ってあげなかったのに、牧瀬氏とは毎日のように一緒に帰ってたじゃん」

岡部「あ、あれはあまりこの地域を知らない助手を考慮して」

ダル「それ以外も何かプレゼント送ったって聞いたし。確かフォークだっけ?」

岡部「な、なぜそれを知っている!?」

ダル「オカリンがいない所でみんなに自慢してたお。そりゃあもう、嬉しそうに」

ダル「他にも二人でよく食事に行ったりとか。確か前に青森に旅行も行ったんだっけ?まじ爆発しろ」

岡部「そ、そんな事まで……」

ダル「オカリン本気出しすぎだろ……」

岡部「俺、そんなに必死だったのか?」

ダル「そりゃあもう……」

岡部(紅莉栖と再開して早く以前のような関係になろうとしただけなのだが……急ぎ過ぎたか)

ダル「ただでさえ牧瀬氏、最初からオカリンに気があったみたいなのに、オカリンが本気出したせいで一週間しない内に完墜してたお」

岡部「えっ?最初から……」

ダル「うん、最初から。オカリンががっつき過ぎたせいで牧瀬氏の好感度が天元突破したんだお。つまり今の過度な束縛もオカリンのせいじゃね?」

岡部「お、俺が原因なのか」

ダル「牧瀬氏はオカリンの彼女なんでしょ?」

岡部「か、かの!?……ま、まあそういう事になるが」

ダル「オカリンの周り、無駄にかわいい女の子が多いから牧瀬氏も心配なんでしょ」

岡部「全部ラボメンではないか。それに、それならお前だって同じように周りに女子がいると言える」

ダル「はあ……」

岡部「なんだ!そのため息は!」

ダル「だからオカリンはダメなんだお。とにかく、オカリンはもうちょい牧瀬氏の立場になって考えてみた方がいいと思われ」

岡部「助手の立場で……」

ダル「んじゃ僕、そろそろ由季たんとの約束あるで。じゃあなオカリン。牧瀬氏と末永く爆発してろお」

バタン

岡部「…………」

飯食ってくる

岡部(ダルはああ言ったが……紅莉栖の立場で、か)

ガチャ

紅莉栖「ハロー。今日は岡部だけ?」

岡部「まゆりはバイト。ダルは由季さんとデートだそうだ」

紅莉栖「そっか」ポスッ

岡部「………」ススッ

紅莉栖「隣に座ったのになんで間を開けようとするのよ」ズイ

岡部「少し近すぎないか……?」

紅莉栖「私と岡部の関係は?」

岡部「こ、恋人同士だが……」

紅莉栖「なら適性距離よ」

ぎゅっ

岡部「そ、そうか」

紅莉栖「……」

ぎゅっ

岡部「冷たっ!……急に手を握るな!」

紅莉栖「外寒かったら……だから温めて」

岡部「………最初からそう言え」

ぎゅっ

紅莉栖「んっ………」

岡部「……随分と冷えているな」

紅莉栖「岡部はあったかいね」

岡部「今日は外に出ていなかったからな」

紅莉栖「ううん、そんなの関係なしに、岡部は暖かいのよ」

ぎゅっ

岡部「コーヒーでも淹れるか?」

紅莉栖「あとでもらう。今はもう少しだけ、こうしていたい」

岡部「わ、わかった」

紅莉栖「ありがと……ふふっ」

岡部(こうやって二人きりで過ごしている時は最高なんだかな)

岡部「なあ、クリスティーナよ」

紅莉栖「………」

岡部「紅莉栖」

紅莉栖「なに?」

岡部「その、だな……お前は俺が他のラボメンと会話するのは嫌、か?」

紅莉栖「別に嫌じゃない」

岡部「なら、例の決め事も不要ではないかと」

紅莉栖「却下」

岡部「なぜ!?」

紅莉栖「岡部、自分がいまどんな立場にいるか考えた事ある?」

岡部「どんなって……フッ、無論!世界を混沌へと導く狂気のマッドサイエ」

紅莉栖「かわいい女の子に囲まれたハーレムリア充よ」

岡部「………」

岡部「えっ?」

岡部「ハーレムリア充だと?俺が?フゥーハハハ!冗談はよせ我が助手、クリスティーナよ!」

紅莉栖「………」

岡部「……冗談はよせ、紅莉栖」

紅莉栖「まゆりにフェイリスさん、漆原さん、桐生さん……本当に冗談なら良かったのにね」

岡部「そいつら全員ラボメンではないか!ハーレムなどという俗物と一緒にするでない!……あとさり気なくそこにルカ子を混ぜるな」

紅莉栖「どう見てもハーレムです本当にありがとうございました」

岡部「だから違うと言っている!俺がハーレムならダルやルカ子にだってハーレムだと言えるだろうが」

紅莉栖「ダメだこいつ、早くなんとかしないと」


  ( ^)   地面か…
  (  ) ̄
(  | |  )

  _(^o^)  フンッ!
    ( )|
  (  | |  )

       ( ^o)  うわっ!
      ̄(  )
   (   //  )

             (o^ )  なんだこれ!熱っ!
            (  )ヽ
             | | 

..三  \ \  V  /   (o^ ) 三 マグマだー♪
 三  \ \  V  / (  )ヽ 三
三   \ \  |  /  / /   三


三  ( ^o) \  V // / /  三  マグマだー♪
 三/( ) \  V / (o^/   三
三   ヽヽ  \ |  /(  /  三

..三/( )  \  V  /    (o^ ) 三 
 三  ヽヽ^o) \ V   /  (  )ヽ 三
三    \  )\ | (o^/  / /   三

彼が投稿したわずか1つのレスを、
否定してはいけない
“なかったこと”にしてはいけない”
皆が幾度もの壁殴り関係のレスを繰り返してきたからこそ、
“マグマコピペをあちこちに貼り付けたい”強く願う俺が、ここにいる
壁殴りネタで笑いをとれたらと願い、
その後の数レスを費やしストーリーを生み出した彼がたぶんいる
俺が立っているこの場所は、彼が“地面を力一杯殴った”
事実があったからこそ到達できた瞬間なんだ……!
“当たり障りのない感想をレスする彼”では、
この瞬間には到達できなかったんだ


すべて、意味があったことなんだよ

紅莉栖「岡部、私はね。あなたが大好き」

岡部「きゅ、急にになんだ」

紅莉栖「だからまゆりやフェイリスさん達に岡部を盗られなくない」

岡部「だ、だからあいつらはそういうのではないと」

紅莉栖「岡部はなにも分かってない。まゆり達が岡部の事、どう思っているか分かってない!」

ぎゅっ

岡部「紅莉栖……」

紅莉栖「みんな、岡部の事が大好きなのよ?だから不安になる。もしも岡部が私以外の女の子を好きになったら私は」

岡部「ふっ」

紅莉栖「な、なんで笑うのよ!私は本気で」

岡部「安心しろ。俺がお前以外に現を抜かすなんて有り得ない」

紅莉栖「それでも不安なのよ……ねえ、岡部。私があんたの付けるヘンな渾名が嫌いなら理由、知ってる?」

岡部「名前で呼んで欲しいから、か?……その、俺だってまだ名前で呼ぶのは恥ずかしいのだ。許してくれ」

紅莉栖「それも合ってるけど、もう一つ理由がある」

岡部「なんだ?」

紅莉栖「だって『助手』も『クリスティーナ』も前の世界線の私の渾名なんでしょ?」

岡部「それは……」

>>68
何このコピペ
はじめてみた

>>73
うわっ、なんだこれ! 熱っ!マグマ?!マグマだ!
でググれ

紅莉栖「リーディングシュタイナーを持つ岡部から見れば、どの世界線の私も違いがないと感じるかもしれない」

紅莉栖「けど、リーディングシュタイナーを持たない私からすれば、前の世界線の私は他人のようなもの。私は岡部に『今の私』を見てほしい」

岡部「紅莉栖……」

紅莉栖「ふふっ、私って結構嫉妬深いタイプみたいね。違う世界線の自分にすら嫉妬するなんて」

岡部「済まない……お前の気持ちを知らずに今まで」

紅莉栖「気にしないで。これから、岡部が私をずっと見てくれるならそれでいいわ」

岡部「わかった、必ず約束する」

紅莉栖「……なら、証明して」

ちゅっ

岡部「んっ!?……くり、す……」

紅莉栖「んむ、お、か、べ……んっ」

助手「岡部」
まゆしぃ「オカリン」
鈴羽「岡部倫太郎」
萌郁「岡部くん」
フェイリス「凶真」
ルカ子「凶真さん」

一番キュンとくる呼び方は萌郁さんだな

3日後

岡部「なあ、ダル」

ダル「なに、ヤリチン」

岡部「や、やり!?俺は紅莉栖としかしとらんわ!!」

ダル「その牧瀬氏と3日間、ずっとラボに来ないで牧瀬氏のホテルでちゅっちゅしてたんだろ……盛りすぎだろオカリン」

岡部「俺が他の女に靡くのが不安だと言ったから、ずっとあいつの側に居ただけだ」

ダル「でもちゅっちゅはしたんだろ?」

岡部「………否定はしない」

岡部「あいつの要望に応え、この3日間ひたすら紅莉栖を愛で続けたわけだが」

ダル「うわっ、のろけかよ」

岡部「最後まで聞け!……その、以前より悪化したのだ」

ダル「なにが?」

岡部「……俺に対する束縛だ」

ダル「例えば、どんな感じ?」

岡部「寝る時は必ず一緒のベッドで寝ろ、とか」
ダル「…………はっ?」

岡部「他にも外に出る時は必ず手を繋ぐ、風呂は一緒に入る、どうしても一緒にいられない時は電話をする、とか」

ダル「………」

岡部「あと、飯を食うときは必ず各おかずを互いに食べさせ合うなどもある」

ダル「」

岡部「紅莉栖の事は確かに好きだが……少々恥ずかしくてな。この前は手を繋いでサンボに入店して、互いに食べさせ合っていたら周りからの視線が凄まじかった。あれは思い出すだけで恐ろしい……」

ダル「なあ」

岡部「なんだ、まだ話の途中だぞ」

ダル「…………もう結婚したら?」

岡部「なにを今更、無論するに決まっているではないか。だが俺はまだ学生だ。今はその時ではない」

ダル「ああ……そう」

ダル「……オカリン、なんかそれ問題あるの?」

岡部「俺が恥ずかしすぎて死にそう」

ダル「あっ、うん……」

岡部「しかも、さっき言ったルールを守らなければペナルティが厳しいのだ」

ダル「一応聞くけど、どんなペナルティなん?」

岡部「搾り取られる」

ダル「わんもあ」

岡部「だから、搾り取られるのだ紅莉栖に一晩中」

ダル「…………そう」

岡部「かわいいからいいけどな!フゥーハハハ!」

ダル(なんかオカリンが壊れた)

風呂

ガチャ

紅莉栖「ハロー、岡部♪あと橋田も」

岡部「ああ、紅莉栖か」

ダル「なんかそこはかとなく扱いが雑な気がするお」

紅莉栖「………」ジー

ダル「なあ、オカリン。牧瀬氏がいきなり僕のこと殺気立った目で睨み付けくるんだけど」ヒソヒソ

岡部「……言ったろ、束縛が酷くなったと」ヒソヒソ

ダル「えっ?」

岡部「直に分かる」

紅莉栖「ねえ、橋田。あんな岡部と喋ってた?」

ダル「えっ?……まあ、うん」

紅莉栖「何分くらい?」

ダル「いや、そこまで覚えてないお」

紅莉栖「そう」

紅莉栖「ねえ、岡部」

岡部「る、ルカ子はともかくダルはノーカンだろ」

紅莉栖「でも、不安なのよ。だから-3点」

岡部「くっ……」

ダル「なあオカリン、なにがなんだかわからない僕に産業で説明よろ」ヒソヒソ

岡部「紅莉栖の機嫌損ねたら減点
-10点でペナルティ
ダルとの会話で-3」

ダル「把握………えっ、ちょっ、待って!なんで僕とオカリンが会話しただけで牧瀬氏の機嫌損ねるん!?」

紅莉栖「男の八割はホモの素質があるらしい……抜かりはないわ」

ダル「いや!僕には由季たんがいるし!僕はノーマルだお!」

紅莉栖「岡部……どうして挨拶のハグがなかったの?」

ぎゅっ

岡部「済まない、紅莉栖……これで許してくれるか?」

紅莉栖「うん、-1で許す」

ダル「話、聞いてないし……」

岡部「し、しかし、助手よ」

紅莉栖「-4」

岡部「く、紅莉栖!その、ハグは人前では恥ずかしいから今後は二人きりの時だけにしないか?」

紅莉栖「わかった」

岡部「よかった。あと滅多にこないルカ子はともかく、ダルとの会話で減点するのも止めてくれ」

紅莉栖「考えておく」

ダル「オカリン……前に牧瀬氏の束縛はオカリンが原因だって言ったけど、前言撤回するお。牧瀬氏にも原因があるわ、これ」ヒソヒソ

岡部「だから言っただろ……」ヒソヒソ

紅莉栖「二人でヒソヒソと……やっぱり橋田には素質が」

ダル「あるあ……ねーよ」

紅莉栖「じゃあ何話してたのよ」

岡部「お、お互い最高の彼女が出来て良かったなと称えあっていたのだ!フゥーハハハ」

ダル「そ、そうだお!いやー由季たんは最高だけど牧瀬氏みたいな女の子が彼女だなんてオカリンも幸せ者だお!」

紅莉栖「えへへ……ありがと」

ダル「っで、オカリンはこのままでいいん?」ヒソヒソ

岡部「いや、良くはないが……しかしどうすれば」ヒソヒソ

ダル「一度ガツンと言ってみればいいんじゃね?彼女の間違いを正すのも彼氏の役目だお」ヒソヒソ

岡部「そ、そうだな、わかった」ヒソヒソ

紅莉栖「岡部の最高の彼女か……ふふっ」

岡部「なあ、紅莉栖」

紅莉栖「なあに、おかべっ」

岡部「その、だな……あの減点方式のルール、止めにしないか?」

紅莉栖「どうして?」

岡部「この3日間で俺がお前以外の女に現を抜かさない事は証明した」

紅莉栖「あの時はは、激しかったね……」

岡部「あ、ああ。初めてだったから、上手く出来なくてすまん」

紅莉栖「ううん、いい。私も初めてだったし……その、嬉しかったから」

岡部「そうか、それなら良かった……」

紅莉栖「岡部……」

岡部「紅莉栖……」

ダル「……ゴホン」

岡部「は、話が脱線してしまったな」

岡部「その、証明された訳だから、もうルールはいらないかと」

紅莉栖「でもそれじゃあ岡部とイチャイチャできないじゃない!」

岡部「えっ?」

ダル「はあ?」

紅莉栖「いや、あっ、その……そういうルールを作っておけば岡部と気兼ねなくイチャイチャできるし、もしルールを破れば岡部と一晩中……好きにできるから」

岡部「わざわざルールがなくてもイチャイチャ出来ると思うが」

紅莉栖「だってその……」

岡部「……仕方ない」
ぎゅっ

紅莉栖「あっ……」

岡部「ルールなんてなくても俺たちはイチャイチャできると証明してやろうではないか」

紅莉栖「ちょっ、まっ、待て!」
ちゅっ

紅莉栖「んっ、んむっ……」クチュクチュ
岡部「んっ、あむっ……んっ」クチュクチュ

ダル「………」

次の日

岡部「その、すまなかった」

ダル「……まさか目の前で濃厚なディープキスを見せられるとは思わなかった。僕に彼女がいなければ憤死していたお」

紅莉栖「岡部が好きすぎてつい」

岡部「紅莉栖が愛しすぎてつい」

ダル「ああ………そう」

岡部「だが、安心しろダル!これで俺たちはルールなんて関係なくイチャイチャできるようになったぞ!」

ダル「へぇー」

紅莉栖「えへへ、今日の晩も優しい、ね。倫太郎♪」

岡部「もちろんだよ、紅莉栖」

岡部・紅莉栖「「フゥーハハハ!」」

ダル(……僕らは健全な関係でいこうか、由季たん)

終わり

最後優しくね、だった

書き溜ないから遅くてごめんね。なんかネタあったらちょうだい。

読んでくれた人、保守してくれた人、ありがとニャンニャン

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