アルミン「恋が知りたい」 (6)
エレン「ああ…」
アルミン「うーん…」
アルミン「(まさか…エレンが恋を知りたいだなんて…)」
エレンが恋を知りたいというスレ。
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アルミン「でもなんで急に?」
エレン「えーっと、ミカs……(やべ、これは言っちゃいけないんだっけ…)」
アルミン「っ!!!(もしかして、ミカサを意識してる…?でも、これが本物の恋か分からないから…僕に相談……よし!これでエレンとミカサをくっつけよう!)」
アルミン「大体事情はわかったよ」
エレン「えっ!?な、なななななんでっ!?(やべー、約束破っちまう!)」
アルミン「エレンの慌て方を見たら誰でもわかるよ」
エレン「(えっ!?全部もしかしてわかったのか?)」
アルミン「で、まずは対策を立てよう」
エレン「対策?」
アルミン「そう。だって、恋が知りたいんでしょ?」
エレン「そうだけど、例えば?」
アルミン「まずは…うーん、待って、恋愛なんて僕もしたことないからわからない…(初恋はミカサだけど…)」
アルミン「そうだ!フランツに聞いてみよ?」
エレン「そうだな。あいつハンナと付き合ってるし」
アルミン「フランツは…」
エレン「男子寮じゃねぇか?」
アルミン「じゃあ行こっか」
エレン「おう」
男 子 寮
フランツ「恋が知りたい…?」
エレン「そうなんだ」
フランツ「うーん、僕から言えるのは、恋をしたら 世界が変わるよ !」
エレン「っ!!!(世界が変わる……つまり、外の世界の様なのか!)」
アルミン「へぇ…(恋か…ミカサはエレンが好きだしね…)」
エレン「じゃあ、どうやってハンナを好きになったんだ?」
フランツ「違うんだ。好きとかねそういうのより僕は ハンナと運命の糸で結ばれてたんだ !」
エレン「運命の糸?」
アルミン「(こいつなに言ってんだ)」
フランツ「そうさ…君たちにはわかるかい!?ハンナの素晴らしいところがわかるかい!?」
フランツ「僕はハンナとあった瞬間に3つも見つけたよ!」
エレン「すくねーな」
アルミン「(僕なんてミカサと出会った瞬間に20個見つけたよ)」
フランツ「そして、僕はハンナとあった瞬間に恋に落ちたんだ」
エレン「えー」
フランツ「そして、それはハンナも同じだったみたいで最近付き合えたよ」
アルミン「(ハンナは違うじゃん)」
フランツ「とにかく、恋っていうのは人それぞれなんだよ」
エレン「へー。まっ、ありがとな」
アルミン「ありがとう。フランツ」
エレン「案外恋ってわかんねぇな」
アルミン「そうだね」
エレン「って、もうすぐ食事の時間だな」
アルミン「行こうか」
食 堂
キタキタ… ハァ… /// ウゥ…
アルミン「?(なんだこれ…)」
エレン「おー、ライナー!ベルトルト!ここいいか?」
ライナー「……かまわんぞ」ジロッ
ベルトルト「ああ……」ジロッ
アルミン「……(なにこれ…)」ブルッ
エレン「どうかしたか?」
ライナー「あ、え…なんでもない。すまん」
ベルトルト「ぼ、僕もだよ…」
アルミン「(なんだろう…)」
エレン「そっか」
ライナー「(クソクソクソックソ!!)」 ガンッガンッ
ベルトルト「(はぁ…情けない……)」 ハァ…
エレン「(どうしたんだ?あの二人…)」 チラッモグモグ
アルミン「(なにしてるんだろう?)」 チラッモグモグ
ライナー「(ハッ!何か会話しよう…)え、エレン!」
エレン「んぁ?なんだ?」 モグモグ
ライナー「今日のパ、パンは上手いな!?」
エレン「え?そうか?」 モグモグ
ベルトルト「そ、そうだよ!」
アルミン「(なんでこんなに慌ててるの?)」 モグモグ
エレン「あ、そうだ。ライナー、ベルトルト」
ライナー、ベルトルト「?」
エレン「恋って知ってるか?」
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