妹「兄さん…好きです!」 兄「そうか、では少し待て」(156)

妹「あ、あの、兄さん?」

兄「スタスタスタスタスタ」ボソボソボソボソ

妹「え?ええ?に、兄さん、何を・・・?」

兄「待たせたな。ほら」

妹「あ、あの、これは?」

兄「早く持て。見てわからぬか。『鋤』だ」

妹「えっ」

兄「お前はこの一面に広がる畑を見て、なんとかせねば、と考えたのだろう。
それで『鋤』が必要になったから、俺に探しに行かせたのだろう?
違うのか?」

妹「あ、あの…ええと、そのち、ちが・・そうです、はい」

兄「ならばよし」

妹友「で?で?どうだった?遂にコクったの?」

妹「はい・・・」

妹友「キャーーーッ!!すごい!すごいよあんた!よっ!日本一!それでそれで?結果は?
最近のエロゲみたいに、コクって早速しっぽり・・・なんちゃってキャーーー!」

妹「畑・・・一緒に耕しました」

妹友「え?」

妹「畑、ざっくざっくしました」

妹友「」

兄「うむ、今日は良い天気だ」

兄友「おう、お早う」

兄「お早う。良い天気だな。こんな日は予習復習が捗るというものだ」

兄友「その考えは理解できないが、お前、昨日妹ちゃんと畑にいたよな?何してたんだ?」

兄「耕作だ」

兄友「え?」

兄「妹の所望で、夜明けまで耕作をしていた。近所に済むご婦人が気前のいい方でな、ついでに夕飯も馳走になった。
お前も、たまには耕作して汗を流せ。あれはよいものだ」

兄友「何してんのお前ら」

妹友「う~~~~ん、お兄ちゃん手強いね。どう攻略するべきか。
っていうか、愛の告白という必殺コマンドがダメだったとしたら、もう身体で迫るしか」

妹「ムムムムムムムムムムムムムムムムムムムムムムムムムムムムムムムムムムムムムムムムムムムムムムムムムム無理です無理です無理です無理です無理です無理です無理です無理です無理です!!!!!」

妹友「わかってるわかってる。コピペがめんどいから」

妹「身体で、なんて…そんな、こと…できませんっ!」

妹友「妹ちゃん、清楚でおしとやかで成績も良くてスタイル抜群で超美人で、
更に義理のお兄さんもいるのに。なんというお兄さん宝の持ち腐れ」

妹「私なんて、兄さんに比べたら、全然です・・・」

妹友「え、お兄さんのスペックは?」

妹「えっと、見立てですが・・身長182cm、頭脳明晰で、ちょっと思考回路が常識外ですが、
ジャニーズ真っ青の顔立ちで、クォーターで生徒会長で、
毎回学年テストは一位独占」

妹友「付き合う時点で罪悪感わく高スペックだね」

妹「はい。あのよくわからない思考を除けば、人類最強の高校生だと思ってます」

妹友2「それだけじゃないよ~妹ちゃんのお兄さんは!」

妹友「知ってるのか友2!」

妹友2「うん。この前の学年テストの結果なんだけど、9教科で、お兄さんだけ909点だったのよ!」

妹友「ど、どういうことだってばよ?」

妹「それは、多分加点対象になったんだと思います」

妹友「加点?」

兄「うむ。各教科では加点問題というものがあってだな。ある条件を満たせば、満点の超過分として1点追加されるのだ。
だが、加点されるのは学年で一名のみだ。不肖ではあるが、毎回俺がその加点対象になっているというわけだ」

妹友2「909点てことは、全教科満点+その加点だから・・・」

妹友「つまり、超・完璧な頭脳の持ち主ってことやね」

妹「はい・・・」

兄「ふっ、俺からすれば、妹達の会話に自然と混ざるのも造作ないことよ」

兄友「すごいけどおかしいぞそれ」

兄「なんだ、見ていたのか。趣味が悪いな」

兄友「耕作してる奴に言われたくねぇ」

兄「まぁいい。俺はこれから生徒会活動がある。お前も来るか?」

兄友「お前がいると、俺の仕事なくなるんだよ!」ガッガッ

兄「ははは、いつも元気だな、お前は!」ダラダラ

妹(妹友さんは身体で迫れと言ったけど・・とても私の身体じゃ、無理・・・かも)

妹友「ん~、一緒にお風呂ってのは?」

妹「!!」

妹友2「あー、それなら自然かもね。それであわよくば、身体だけじゃなくて性の汚れも洗ってあげれば・・・」

妹「・・てます」

妹友「え?」

妹「毎晩いつも・・一緒に入ってます」

妹友・妹友2「「それなんてエロゲ?」」

兄「本日の仕事終了!さぁ皆の衆、解散!」

会員「オツカレッシター」

兄「毎日毎日順風満帆だな!ははは!」

女会員「あ、あの、会長・・・」

兄「どうした?何か問題でも起きたか?」

女会員「あの、これ、読んでください!」ピューッ

兄「む?これは、以前妹が言っていたものか。確か妹は・・・」

妹『兄さん、そういうものをもらったら、まず私に渡してください』

兄「・・という約束だったな。さて、妹を探すか!」

兄友「妹ェ」

妹「兄さん?」

兄「おう、妹よ!前に話したものをいただいたぞ!」

妹「そうですかそうですか。はい」ビリビリ

兄「妹、なぜ紙を破くのだ?」

妹「兄さん、兄さんには見えませんが、ああいうものは破って捨てるのが礼儀なんです。想いは言葉でなく、気持ちで伝わるでしょう?」

兄「うむ、言い得て妙だな!さすが妹、俺には理解し難い事象への対処を心得ている。あっぱれ!」


兄友「なんなの、あれ」

妹友「あたしが知りたいです」

妹(あのことも気になるけど、やっぱり兄さんも年頃の男性。兄さんの性癖とかをチェックしておけば、何かしら役に立つかもしれない)

妹「兄さん」

兄「なんだ、妹よ」

妹「今日は兄さんの部屋を掃除しますので、携帯を鳴らすまで部屋に入らないでくださいね」

兄「妹よ、俺は毎日部屋の掃除を欠かせたことは・・」

妹「いいですよね?」ニッコリ

兄「う、うむ。では俺は、その間風呂をいただくとしよう。それと妹よ」

妹「なんですか?」

兄「今日の唐揚げ、とても美味いぞ」

妹「・・おだてても、何も出ませんからっ!」カァッ

妹(さて、相変わらず綺麗すぎる兄さんの部屋。まずは・・)

妹「ベッドの下は定番ですね。どれどれ・・」ソーッ

妹「な、なにか硬くて四角いものを発見!いざ!」シュバッ

妹「こ、これは・・・ジグソーパズル?」

妹「私が・・この家に来た頃のものだわ」

妹「そういえば・・・あの時兄さんがくれたんだっけ」

幼兄「妹、なにかあそぶ?」

妹「・・・いい」

幼兄「じゃ、じゃあさ、これあげるから。ひとりでも、できるよ」

妹「・・なぁに、これ?」

幼兄「じうそーぱする!じゃ、ぼくおそとであそんでくる!」

妹「ジグソーパズルね。こんなもの、何がおもしろいんだか・・」

妹「とかいいつつ、夢中になってる私。あー、背景一色だからわかんないや」

妹「いいや、完成したところでたかがパズルだし。やめやめ」

妹「あ、朝か・・・。あれ?幼兄さん?」

幼兄「ぐー・・ぐー・・・」

妹「全く、なんでこんな所で寝てるのやら・・・あ」

幼兄「ぐぅー・・・うーん・・妹ぉ・・・」

妹「あと1ピースで、完成・・・。私に完成させるために、わざとはめないでいたの?
・・バカじゃないの、ほんと。さっさと完成させちゃえばいいのに」

妹「ほんと・・・バカだよ」カチリッ

妹「ありがとう、兄さん」


妹「・・あのときのパズル、まだ持ってらしたんですね。兄さんらしいというか・・」

妹「思い出に浸って、本来の目的を忘れるところでした」

妹「本棚は・・・歴史書に教科書、参考書が一冊もないのは突っ込まないでおこう・・・」

妹「あとは、ベッドかな」

バフッ

妹(・・兄さんの、匂い)スンスン

妹(なんだろう・・・頭がクラクラする)

妹(・・・身体が、熱い・・・・兄さん・・・兄さん!)

兄「むむっ、シャンプーが切れている。では、石鹸で代用するとしよう!ははは!」

妹(兄さん・・・好きって言ったのに、どうして鋤って解釈したんですか・・?)

妹(おかしいです、私はこんなにも兄さんを想ってるのに、鋤に負けるなんて・・)

妹(兄さん!兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん)グジュグジュ

妹(ここで兄さんが寝ている、ここで兄さんが身体を埋めている、ここで私は兄さんと同じベッドで寝ている、はぁっはぁっ)クチュクチュ

兄「むむ、ボディシャンプーも切れている。ならば石鹸で代用するか。
おぉっ、タオルもなぜかない!ならば!たわしで代用だ!はああああああ!」ゴシゴシ

兄「ぐおおおお!これは痛い!が!我慢だ!うおおおおおおお」

妹(兄さん!その太い指で、私のアソコ…もっと、もっとかき回して…っ!あ、ああああっ!)

妹「んあああああああああああっ!!!!」プシッ!

妹「はぁ・・はぁ・・もう、兄さんの布団で慰めるの、何回目かな・・。私、はしたないな」

妹「あれ、こんなところに新聞が。兄さん、新聞は部屋で読むんだ・・」

『京○線で会社員が女性の身体を数時間触れており、現行犯逮捕!』

妹「痴漢・・痴漢・・そっか。その手があったわ!」

兄「うおおおおお!傷が湯に沁みて、い・た・い・ぞぉーーーー!」

朝。

妹「はい、兄さん」

兄「うむ。今日も今日とて飯が美味いな!」バクバク

妹「兄さん、今日も一緒に、登校しましょうね」

兄「ん?いつもしているではないか。変なことを言うのだな、妹よ」

妹「え?あ、そ、そうですね///」カァッ

兄「それと、妹よ。部屋の掃除の時に声が聞こえたが、それほど気合を入れなければいけないほど、俺の部屋は汚かったのか?」

妹「え・・?」

兄「そうであったならば、謝罪する。部屋は清潔にしているつもりだったが、お前の基準に合わせなければ何の意味もない。
済まない、この通りだ」ペコッ

妹「だ、大丈夫です!大丈夫ですから!あ、あと別に声なんて出してませんから!」

兄「では、あの音は掃除機の音か!なんと、最近の掃除機は音までこだわっているのか。これには俺も関心せざるを得ないな」

妹「そ、そうです。新しい掃除機の音なんです・・はい」

電車。

妹(よしっ、兄さんの手前キープです!これで、あとは兄さんの手を私のお尻に・・)

サワッ

妹(ひゃわっ!に、兄さん・・いきなりだなんて・・あ、あれ?)

兄「どうした?妹よ」

妹(兄さんの両手は、つり革にある・・?ということは、今私のお尻を触っているのは・・?)

サワッ

妹「んっ・・!(お、お尻の割れ目はらめぇっ!)

兄「具合でも悪いのか?妹よ」

妹「へ、平気です。人が多くて、息苦しいだけで・・ひぅっ!」

ツツッ

妹「んっ・・・!(や、やだ。そんなところ、指でっ)」

グニグニ

妹「くっ・・あっ(む、胸やだっ!兄さんに見えちゃうっ!!!!)」

モミモミ クリッ

妹「ぁっ……はっ・・(やだ、手が服の中に・・・もうやめてっ・・・兄さんの目の前で、こんな姿見られたくないっ・・)」

兄「・・・」

ガシッ

男「へ?」

兄「出ろ」

『えー次はースギデンースギデンーオデグチーミギガワデッスゥ』

兄「貴様、俺の妹に不埒な真似をして、ただで帰れると思うなよ?」

男「な、なんだてめぇ!俺が何したっていうんだ!」

兄「この貧乳好きの変態めが」

男「はぁ?さっきの姉ちゃんは巨乳で・・!あ・・」

兄「この辺りで胸が大きいのは俺の妹しかいない。貴様、吐いたな」

男「あ、ああああああっ!!」

『ドアヒラキマッスゥ』プシーッ

兄「ふんっ!」ブゥン

男「ぐぇっ」 ドサッ

妹「で、出たぁー!兄さんの必殺技!背負い投げだぁー!」

妹友「なんで解説風なのさ」

警察「示談でいいのかい?」

兄「俺は良くないが、妹が言ってるので、良いです」

警察「そっか、しかし助けたのがお兄さんとはね。大事にしてあげなさい」

兄「無論です」

妹「はぁ・・・ちょっと気持ちよかったなんて言えない」

兄「待たせたな。しかし、妹よ、示談で本当に・・・」

妹「いいんです」

兄「しかし・・」

妹「兄さんのかっこいい姿が見られたから、いいんです//」

兄「ふむ。お前がそこまで言うなら、それで良い」

妹「はい♪」ギュッ

兄「ははは、甘えん坊だな、お前は」

妹友「で?」

妹「で?と言いますと・・・」

妹友「その後は『痴漢するのは、兄さんだけの特権です』とか言って無理矢理ラブホinして日中ギシアンする流れでしょうがー!」

妹友2「話をずらすな、淫乱娘」ゴンッ

妹友「あいたぁ!ぐぉぉぉ・・・よし、ならば仕方ない。とっておきの必殺道具を渡そう」ゴソゴソ

妹「必殺道具・・?チェーンソーですか?」

妹友2「あんたも変なとこニッチだな・・」

妹友「ふふっ、これだー!じゃじゃーん!」

妹友「『加奈』!これでお兄さんの心はあんただけのもの!」

妹友2「それ泣きゲーじゃん」

妹友「え、ああっと、そうだったっけ?じゃ、じゃあこれは?『妹パラダイス』!」

妹友2「それハーレムゲーだし」

妹友「じゃ・・じゃあこれは・・『さよならを教えて』」

妹友2「欝ゲーだし。ていうか妹関係ないし。しかもパッケージ版かよ」

妹友「う・・うぅっ。エロゲーなんてやったことないもん・・・うぅぅ」

妹「あ、あの・・・さっきから何を?」

妹友2「察するに、妹系のエロゲーをお兄さんに渡して、その気にさせる気なんでしょ」

妹友「そうなんだけどぉ・・・あたしエロゲーなんかやったことないし・・・あとは・・『オレの妹のエロさが有頂天でとどまる事を知らない』とか」

妹友2「それNTRあるし。逆に萎えるじゃん」

妹友「こうしてダメだしされるし・・・ていうか、あんた妙に詳しいね?」

妹友2「そ、そんなことないわよっ。このくらい常識よ!」

妹(・・常識なんだ)

兄友「よう、最近妹ちゃんとはどうだ?」

兄「特に変わりない。平常だ」

兄友「最近何かあったか?妹ちゃんの態度とか」

兄「特に変わりない。・・む、そういえば」

兄友「お、どうした?何があった?迫るようになったか!?」

兄「最近、ダシを変えたせいか、味噌汁の味が変わったな。亡き母の味にまた近づいた気がする」

兄友「そ、そっすか・・・」

DQN「ふ~ん、あいつ、妹いんだ?」

兄「今日も問題なく仕事が完了。皆の衆、解散だ!」

兄友「さーって、帰って積みゲー崩すかな」

DQN「よぉよぉ、ちょっちいいか?」

兄友「なんだ?」

DQN「あの兄さんて、可愛い妹いんだろ?紹介してくれよ」

兄友「なんで俺が・・。兄に直接頼めばいいだろ」

DQN「あいつってさー、俺苦手なんだよね。だからさ、ちょいちょいっと教えてくれよ、な?」

兄友「俺だって詳しいことは知らんし・・まぁ学年一個下ってくらい・・」

DQN「へぇ、そうなんだ。サンキュ!んじゃw」

兄友「なんか、いや~な予感がするぜ」

妹(はぁ・・・エロゲーかぁ。兄さんも、やっぱりそういうゲームに興味あるのかな?)チョロロロロロ

妹(でも、兄さんの部屋にはパソコンもテレビもないし、多分縁がないと思うな)チョロロ・・

妹(兄さんのことは好きだけど、やっぱり自然に付き合いたいな・・)スルスル

妹「はぁ・・」ガチャ

DQN「ごめんネ☆」ドンッ

妹「ぐ・・・」ドサッ

DQN「へへへ。やっぱ、話の通りイイ身体してんな」

兄「むぅ・・・。妹が来ないな。あいつが時間を破るのは、そうそうないのだが」

兄「もう数分だけ待つか」


数分後。


兄「やはり、来ないな。学園には、もう俺くらいしかいないか」

兄「仕方ない。電話して帰るか」

ピッピッ

DQN『はーぃ、兄さん?』(裏声)

兄「妹か、どうした?道にでも迷ったのか?」

DQN『ううん。ちょっと寄りたいところがあるから、先に兄さんは帰ってて♪』

兄「うむ、そうか。声がやけに高いな。ノドでも痛めたか?」

DQN『大丈夫だよ♪じゃあね』ピッ

兄「ふむ。帰りにのど飴でも買って行くか」

DQN「ふぅ、危なかったぜ。しかし、こんなところで俺の美声が役に立つとはな」

DQN「さてと。体育倉庫の鍵閉めて・・腕を縛って猿轡してと」

妹「すぅ・・・すぅ・・・・」

DQN「へへ、服の上からでもやらしい身体してんのがわかるぜ。早速・・」

ドガンッ!!!

DQN「へ?」

兄「  何  を  し  て  い  る  ?  」

DQN「な、な、なんで!!」

兄「妹が寄るところといえば、行きつけの文具店か下着ショップだけだ。
そこで妹が来たかどうか確認したが、来ていないという証言を得た。
ならば、まだ妹は学園に残っているということがわかった」

DQN「じゃ、じゃあなんでここにすぐさま来たんだよ!?お前超能力者かよ!?」

兄「あいつが寄り道せずに、一人で帰るのはあり得ない。
そして、俺に嘘をつくこともあり得ない。となれば、妹が何かしらのトラブルに巻き込まれた
可能性が大きいと感じた。そうなれば、電気のついたこの倉庫がまず目につくのは自明の理」

DQN「いや、おかしい!すげぇけどおかしい!惚れ惚れしそうだけど、色々あり得ないから!」

兄「貴様はまず、己がしようとした行いがあり得ないことに気づくべきだったな」

ドッ!

DQN「ガックリ」ジョワァ

兄「急所は外した。だが、貴様がこの場で失禁したという事実は、明日いっぱいまで知られることになる」

兄「さて、妹を解放するか」スルスル

妹「ムニャ・・ムニャ」

兄「手足を拘束、猿轡までして、一体何をしようとしたのやら」スルッスルッ

妹「にい・・・さん」

兄「・・寝言か。呑気な奴だな」

妹「にい・・・さん。すき・・・です・・・。ムニャ・・・」

兄「可愛いことを言う奴だ。だが妹よ、何が好きなのか主語がなければ、わからぬぞ?」グイッ

妹「すぅ・・・すぅ・・・」

兄「こうしてオンブをするのは、久方ぶりだな」

妹「にい・・・さん。すき・・・すき・・・」

兄「そうかそうか。オンブが気に入ったか。よし、これから出かけたときは何度でもしてやろう!」

妹「にいさんの・・・・ば・・・かぁ・・・」

翌日。

兄友「DQNだけどさ、あいつなぜか転校したってさ」

兄「ほう、それは初耳だな」

兄友「あいつ、あんまいけ好かない奴だったから、清々したよ」

兄「そうか」

兄友「お前、何か知ってんの?」

兄「さて、な」

兄友「とことん、背中で語る奴だ・・・」

妹友「さぁ、遂に最終兵器到来よ!」

妹友2「なにさ」

妹友「来週!はい、何があるでしょうか!」

妹友2「○リアンの新作発売?」

妹友「違う!エロゲーはもういいの!はい、妹!」

妹「私の・・誕生日です・・」

妹友2「おぉ」

妹友「ふっふっふ、プランは完璧よ」

以下妄想

兄「妹、誕生日おめでとう」

妹「兄さん、一生のお願いです。私の初めて、もらってください・・」

兄「いいのか?俺なんかで?」

妹「はい。私へのプレゼントは、兄さんの熱い○○××で・・・///」

兄「妹・・・」

妹「兄さんっ・・・!」

以上妄想

妹友「完☆璧!」

妹友2「その想像力を別のところで活かせよ」

妹「そ、そんな恥ずかしいセリフ・・・」

妹友「言うは一時の恥、言わぬは一生の恥といいます!」

妹友2「言わないから」

妹「と、とりあえず、腕によりをかけてご馳走を作ります・・・」

妹友「あんたが作るんかい!」ズビシッ

妹「はい、兄さんの笑顔が、私への最高のプレゼントですから・・//」

妹友2「うわあ」

兄「さて、もうすぐ妹の誕生日だが」

兄友「その日、会議があるな。休んでもいいんだぜ?」

兄「なぁに、いつも通りささっと済ませれば問題はない。がはは!」

兄友「・・心なし、機嫌が良さそうに見えるぜ」

兄「さぁ、今日も気合を入れて頑張ろうではないか!」

兄友「はいはい。頑張りますよっと。あ、そういえば今日俺の誕生日だった」

兄「そうか!おめでとう!ははは!」

兄友「すげーイラっとする」

誕生日当日。

妹「さてと、仕込みは終わってるから、ささっと作っちゃおう」

妹「妹友ちゃんみたいなことは、言えないかもしれないけど、
兄さんには美味しいものを食べて幸せでいて欲しい・・。
兄さんの幸せは、私の幸せだもん。だから、もし、もし結ばれなかったとしても、
兄さんの笑顔がいつまでも見られれば・・私は・・いいな」

兄「・・という案が行こうと思う。異論がある方は挙手を!」

シーン

兄「ではB案で決定とする!来週からは明確なスケジュールを取り決めるので、各自分担作業のすり合わせをしておくこと!
では皆の衆、かいさ…」

女会員「う・・うぅっ・・」

兄「む?どうした?」

女会員「お腹が・・お腹が痛いです・・」

兄「それはいかんな、すぐに病院に行かねば」

兄友「兄、お前今日用があるだろ?俺が診てやるから、先に帰れ」

兄「む、しかしだな・・」

兄友「いいから!早く行けって!  ・・ほら、肩貸すから、立てる?」

女会員「す、すいません・・」

兄「むぅ・・では任せたぞ!」

兄「このまま帰れば、問題ないな。さて、まっすぐ帰宅するとしよう!」

DQN2「よぉ兄ちゃん」

兄「見かけぬ顔だな。何用だ?」

DQN3「てめぇがはっ倒した奴の仲間だよ。よくもなめた真似してくれたな」

DQN4「覚悟できてんだろうな?おい?」

DQN5「なぁ、こいつ掘っちまおうぜ。いい身体してんぜ」

DQN6「○っちまってもいいんだろ?なぁ?」

兄「怪我をしたくなければ、道を開けてくれ」

DQN7「何、無視してるわけ?」ギラッ

兄(・・・武器持ちか)

妹「あとは、兄さんが帰ってきたら温め直すくらいかな。
そろそろ帰ってきてもいい頃だけど・・・」

コチッ  コチッ

妹「私も、被害者だけど迷惑かけちゃったから、おあいこだよね。もうちょっと待とう」

DQN8「おら!」ドゴッ

兄「ぐっ!」

DQN9「さっきまでの威勢はどうしたんだよ!お兄さんよぉ!」ガッ

兄「ぐあああっ!」

DQN10「へへ、男のうめき声聞いてると、股間が熱くなってくるぜ・・・」

兄(ちっ…妹よ、少し遅れるかもしれん・・済まん)

DQN11「何笑ってんだよ!」ガシッ

兄「ぐふっ・・・」

DQN12「うっわきたね、血吐きやがったこいつ」

DQN1~15「ぐっ・・ああっ・・・」グデン

兄(ふんっ・・威勢が良かったのはお前らだったな・・しかし、数が多かったせいか、いささか時間がかかったな)

DQN16「あれ?みんなやられてるし」

DQN17「情けなっ!弱っ!」

DQN18「・・・」ブンブン

兄「新手か・・・」

DQN16「で、こいつ※せばいいのかな?えいっ」

ビリビリビリッ

兄「ぐああああああああああああああ!」

DQN17「うっさ!お前うっさっ!」ドンッ

兄「がっ・・・!(銃に、スタンガン・・・だと)」

DQN18「・・・・」ゴシャッ

兄「うぐっ!」

DQN18「・・・・・・」バキバキッ

兄「がっ・・ブラックジャックとは・・マイナーな武器だな」

DQN18「・・・ムカッ」キーン

兄「くっううう!!!・・きゅ、急所は・・・卑怯だぞ・・・」



妹「すぅ・・・すぅ・・・あ、寝ちゃった!兄さんごめんね!今すぐに支度・・・

まだ、帰ってこない・・・・・」

兄「・・・・・・・」

DQN16「死んだ?ねえ死んだ?」

DQN17「くっさ!こいつちなまぐさっ!」

DQN18「・・・・」ブンブン

DQN16「じゃあ、17、仕上げよろしく」

DQN17「うっせっ!お前うっせっ!言われなくてもトドメさすしっ!」ジャキッ



ドンッ



妹「・・・銃声?あはは、そんなの、するわけないよね。疲れてるのかな、私・・・。
兄さん・・・早く、帰って、こないかな・・・・・」

兄「・・・油断、したな」

DQN17「あ・・・?あ・・・?」

DQN16「うっわ、銃弾受け止めてるし。ありえねー」

兄「お前らのおかげで、目が覚めた。やっと本気が出せるぞ。そこだけは、感謝する」

DQN17「きめぇ!お前何かっこいいこと抜かしてんの!?」

兄「俺の中では、精一杯の強がりだ。さぁ、かかってこい」

DQN18「・・・・・イラッ」




妹「もう、日付・・・変わっちゃうよ・・・兄・・・さん・・・すぅ・・」

兄「ただいま・・ふふ、さすがに、もう寝てしまったかな」

兄「くっ・・・視界が霞む・・・早く寝なければ」

妹「・・・すぅ、すぅ・・・・」

兄「妹・・・こ、こんな時間まで起きてたのか?」

ボーンボーン

兄「0時か・・・。ふむ、これは妹の手製か。パクッ・・うむ、美味いぞ」

妹「すぅ・・・すぅ」

兄「もう過ぎてしまったが、妹、誕生日おめでとう」ナデナデ

妹「すぅ・・・うぅん・・・」

兄「はは、汗臭くてすまんな。そして・・・悪いな。もっとお前の手料理を頂きたいが、
そろそろ眠くなってきた・・・。ぐっ・・・」ドサッ


チュンチュン・・・

妹「う、うぅん・・・寝ちゃった・・・兄さん・・・?」

兄「ぐぅ・・・・ぐぅ・・・・」

妹「に、兄さん!?な、なんでそんな血まみれなんですか・・・?」

兄「むっ・・・妹よ、お早う、昨日は済まなかった。遅れてしまってな・・」

妹「・・・・バカッ!」

兄「な・・・?」

妹「兄さんのバカッ!バカバカバカッ!どうしてこんな目にあったのに私に謝るの!?
兄さん・・・心配したんだからっ・・・!」

兄「済まない・・・本当に、済まない・・・・」

兄「とまぁ、そういうことがあった」

妹「私のせいで・・・兄さんが・・・」

兄「勘違いするな。お前のせいではない。全ては俺が迂闊だっただけだ」

妹「でも・・」

兄「全ての非は俺にある。だから、妹よ、お前は俺に要求していい」

妹「要求・・・?」

兄「心配かけたこと、誕生日に遅れたこと、その埋め合わせに、俺は何でもしよう」

妹「なんでも・・・?本当に、なんでも?」

兄「ああ。男に二言はない」

妹「そ、それじゃあ・・・」

妹友「それで、デートすることになった、と」

妹「は、はい・・・」

妹友「な、なんでそこで」

妹友2「『兄さん、私を犯してください、って言わなかったのよー』」

妹友「人の気持ちを代弁するなぁ!」

妹「そ、そんなこと・・言えません///」

妹友「まぁ、あのお兄さんとデートまで漕ぎ着けたのはイイとしよう」

妹友2「いい機会だね」

妹友「じゃあ、これ」ズイッ

妹「なんですか?これ」

妹友「コンドーm痛いっ!」

妹友2「んな餞別よこすな」

兄友「へぇ、妹ちゃんとデートか」

兄「うむ。それでどうするか考えているのだが、出会徒(でえと)というものの定義が曖昧でな。
何をどうすればいいのか不明瞭極まりない」

兄友「単に一緒に出かけて遊べばいいんじゃないのか」

兄「そうか。毎日しているが、それでいいのか」

兄友「毎日してんのかよ!羨ましいなおい!」

兄「羨ましいのか?」

兄友「妹がいる時点で羨ましいわ!俺なんか兄が4人いるから・・・女っ気が全っ然なくてよぉ・・・うううう」

兄「よくわからんが、元気を出せ。男でも、殴り合えば分かり合うこともあるぞ」

兄友「お前だけだろ」

当日。

兄「さて、何故か俺は豊○駅に先回りしているわけだが」

妹『デートというのは、ちゃんと待ち合わせをするのです。だから、一緒に家を出たらデートの意味がありません。
ですので、兄さんは先に○レットタウン近くの豊○で待っててください♪』

兄「このようなメールをもらったためだ。出会徒とは、複雑怪奇な手順が必要なのだな」


兄友「で、なんで俺らこそこそしてんの」
妹友「そりゃ、監視ですよ監視!」
妹友2「この構成も、テンプレ通りで面白みに欠けるけど、王道は大事」
兄友「まぁ、女の子に囲まれてるからいいか・・」

妹「兄さ~ん、待ちましましたか~?」

兄「時間通りだ。待ったという言葉は適切ではないな。
待ち合わせは8:30で、今の時刻は8:29:23だ」

妹「そ、そうですか・・。じゃ、じゃあ行きましょう」ギュッ

兄「うむ」

兄友「おぉ!腕を組んでる!これは幸先いいな!」
妹友「いつもの光景です」
妹友2「よくある日常です」
兄友「え、何、俺がおかしいの?」

DQN「あいつだよ!パパ、俺に恥かかせたの、あいつ!」

DQN父「ふむ、あのガキか。我が可愛い倅と部下に泥を塗ったのは」

DQN「パパ!もうあいつらぶっ※してよ!女だけ俺にちょうだい!」

DQN父「ふふっ、よかろう。だがしばし待て倅よ」

DQN「どうしてさ!今すぐ※そうよ!」

DQN父「奴らは今、仮初の幸福のまっただ中だ。幸せが絶頂の時に地獄を教えてやれば、その分味わう屈辱もそれ相応だろう?」

DQN「そっか!さすがパパ!そこに憧れるぅ!」

DQN父「ふふふ・・せいぜい楽しんでおくがいい・・」


兄友「なんか、すげえおっさんがいるけど」
妹友「喫茶店に入った!」
妹友2「カップルドリンク飲むかな?」
兄友「無視していいの?これ」

妹「兄さん、何飲みますか?」

兄「烏龍茶をくれ」

店員「かしこまりました」

妹「あ、じゃあ私はコーヒーで」

店員「かしこまりました。では、こちらをどうぞ」スッ

兄「む?これは?ストローにしては面妖な形をしているが」

店員「カップルストローです。是非どうぞ♪」

兄「かっぷるすとろー?」

妹「・・・うっ!嬉しいけど、なんか試練じみたものを!!」

兄友「これは期待」
妹友「ストローで吸うのは、お兄さんのチン・・」
妹友2「お前ちょっとこっちこい」
妹友「あ~れ~~~~」
兄友「あえて無視する」

兄「妹よ、これはどうやって使うのだ?」

妹「これは、こ、こうして!」ズボッ

兄「ふむ」

妹「兄さんはそっち!私はこっちで吸うのです!さぁ!」

兄「では烏龍茶で試そう。俺はコーヒーは飲まないのでな」

妹「は、はい・・・」チュー

兄「ズズズズーーーーー。なんだ、もうなくなったぞ」

妹「え、えぇ・・・」

兄「不可解だな。何故このようなものを寄越した。理解できぬ」

妹「はは・・・あははあ・・・」

妹「アトラクションは2Fみたいですね」

兄「アトラクション・・つまり牛車か」

妹「まぁ、乗り物といえばそうですね」

兄「では乗るとしよう。何に乗る?色々あるようだが」

妹「じゃ、じゃあコーヒーカップで」

兄「断る」

妹「えっ」

兄「俺はコーヒーは飲まんからな。さっきも言っただろう」

妹「は、はい・・・」


兄友「すげえぶん殴りたい」

DQNワロタ
支援
アフィ無し新規まとめ管理人だけどまとめていいでしょうか?
イヤならやらないけど

妹「メリーゴーランドはどうですか?あ、兄さん・・女の子っぽいから、嫌ですか?」

兄「いや?むしろ俺が望むところだ。乗ろうではないか」

妹「は、はい!」パアアッ

兄「ふふふ・・一度でいいから、馬というものに乗ってみたかったのだ」

妹「それはどうして?」

兄「今でこそ機会は減ったが、日本史の武将は皆乗馬をこなしていたからな。俺もその歴代の名だたる武将にあやかりたいと思ってな」

妹「そ、そうですか・・(そういえば、部屋にそんな本があったかも)」


兄友「なんだかんだで楽しんでるな」
妹友「はぁ・・はぁ・・も、もう許してぇぇ・・ん」
妹友2「あんたが・・やり返さなければ・・すぐ・・終わったわよ・・はぁ」
兄友「お前ら何してんの」

>>105
問題ありません。ご自由にどうぞ

兄「はっはっは!見よ!我こそは豊○の武将、兄であるぞー!」

妹「に、兄さん!声が大きいです・・//」

兄「どうした!俺にかかってくる猛者はおらぬのか!ならばこちらから行くぞ!はああああ!」

妹「も、もう・・・兄さんったら///」


兄友「すっげぇノリノリじゃん」
妹友「なんか私達、必要ないかも?」
妹友2「今更気づくか」
兄友「あんな兄、初めて・・いや、よく考えれば毎日見てるわ」

兄「さて、粗方乗り終えたが」

妹「あとは・・・『戦慄の館!触れると殺される男からの逃走劇!』・・・う、恐い系かぁ」

兄「触れると殺される?面白い!返り討ちにしてくれよう」

妹「や、返り討ちにしたらまずいですってば」


兄友「俺、恐いの苦手なんだよな」
妹友「さぁ、入りましょう」
妹友2「わくわくするね」
兄友「ねえ、俺の話聞いてる?わざと?わざとやってんの?」

ワタシヲ   コロシテエエエエエエエエエエエエ!!!!!!

ギャアアアアアア

妹「ひぃっ!」

兄「ふん、叫ぶだけでは、恐怖を再現することはできぬぞ」

ニガサン オマエダケハ ゼッタイニ コノテデ


ガバァァッ

妹「ひぃぃぃーーー!」

兄「ふふ、なかなか精巧に作られた人形だが、まだまだ粗い」


兄友「ウアアアアアアアア」
妹友「結構おもしろーい」
妹友2「なかなかハイクオリティね」
兄友「イヤアアアアアアアア」

兄「ははは、なかなか面白かったな」

妹「う・・・うぅ・・・・最後お兄ちゃんが死んじゃうなんて・・恐いけど切ない結末だった・・・」

兄「うむ。妹の誘惑に負けず、妹を仕留める選択を行うのは容易なことではない」

妹「に、兄さんは・・・」

兄「うん?」

妹「兄さんは、どうしますか?私を※すか、×すかだったら・・・」

兄「ふふ、そんな限定的な運命など、俺が壊す。そして、お前はずっと俺が守る」

妹「に、兄さん・・・」ポッ

兄友「いや、選べよ」
妹友「かっけぇーー濡れるわっ!」
妹友2「惚れるのも仕方ない」
兄友「俺、何か間違ってるの?」

兄「食事にするか」

妹「ビュッフェにします?兄さん、お腹空いたでしょ?」

兄「うむ。ビュッフェはいいな。好きなだけ腹に入れられるからな」

妹「私、よそってきましょうか?」

兄「ははは、二人で何を食べるか選ぼうじゃないか。そんな所帯染みたことは外では意識せんでいい」

妹「そ、そうですねっ」

兄「まぁ、量ならお前には負けまいがな!ははは!」

妹「むっ、女の子の別腹、見せてあげますよ!」

妹友「せんぱーい、私マーボー春雨で」
妹友2「私はイチゴプディングで」
兄友「理不尽だ・・・世の中絶対理不尽だ!」セッセッ

妹「さぁ、どうですか?兄さん」

兄「妹よ・・・いつから、大食い勝負が始まったのだ・・?」

妹「さっきの兄さんの発言ですよ?ほら、まだショコラケーキが4つありますよ?残したら罰金ですよ?」

兄「か、勘弁してくれ・・・そもそも俺は、甘いものはそれほど・・・」

妹「ふふっ、これに懲りたら、迂闊なことは言わないものです♪」

兄「肝に銘じておこう・・・」

妹友「お兄さんだらしないなー」バクバク
妹友2「これくらい、余裕よ」パクパクムシャ
兄友「もう・・・腹いっぱいだぉ・・・」グデェ

兄「さて、腹も膨れたことだし、どうするか」

妹「食後の運動でもどうです?」

兄「うむ。では何をしようか」

妹「DDRとかどうです?私結構やるんですよ」

兄「俺は、経験はないが、付き合うとするか」

妹「最初は簡単なのにしましょう♪手取り足取り教えてあげます」

兄「心遣いは嬉しいが、こういうものは慣れだからな。直に体得してみせよう」

妹友「おぉ、妹ちゃんのおっぱいブルンブルンやで!」
妹友2「パシャッパシャッ」
兄友「・・・・。俺、ブ○イブルーやってくるわ」

妹「ぐっ・・・兄さんのポテンシャルはわかってましたが、まさか3クレでここまで押されるとは・・・」

兄「ははは!これは愉快愉快!楽しいではないか!」

妹「あ、足がもう限界ですっ・・・・!」

デーン

妹「あうう・・・負けちゃった」

兄「よし、これでイーブンだな」

妹「不覚です・・・はぁはぁ」

妹友「はぁ・・・はぁ・・・・あの乳袋に一回でいいから埋まりたい」
妹友2「ほっこり」
兄友「だあああああ!なんなんだよあの芋スナァァァ!!!」

兄「そろそろ夕暮れだな」

妹「に、兄さん」

兄「なんだ?」

妹「観覧車、乗りませんか?」

兄「うむ。出会徒の締めは観覧車だと、兄友から聞いたぞ」

妹「そ、そうなんですか」


兄友「おぉ、ここで俺の仕事が役に立った!」
妹友「どうしましょ、観覧車まではストーキングできないね」
妹友2「私のカメラも、多分届かないと思う」
兄友「そんなに俺と乗るの嫌かお前ら」

DQN父「ふふふ、貴様ら、ちょっと借りるぞ」

兄友「ん?さっきのおっさ」

ドンッ

兄友「・・・・」ドサッ

妹友「え、せ、先輩、どうし・・・」

ドムッ

妹友「きゅぅ・・・」

妹友2「・・・きゅうっ」

DQN父「ふん、貴様らがあいつらの仲間なのは知っておったわ。倅、後は任せたぞ」

DQN「おっけーパパ!」

兄「む・・・」

妹「兄さん、どうかしたんですか?」

兄「あいつらが、危ないな」

妹「あいつら・・・?あ、兄さん!」」

兄「どこだ・・・あそこか!」

DQN「よぉ~、兄君、と妹ちゃん♪」

兄「貴様・・・そいつらを離せ」

妹「DQN君・・・・」

DQN父「倅が世話になったな」ズォォォォ

兄「お前は・・・」

妹「お、おっきい・・・」

DQN「ひゃははは!いいか!お前ら少しでもパパに抵抗してみろ!こいつらがどうなっても知らないからな!」ギラッ

兄「人質か・・・相変わらず、汚い手が好きなことだ」

DQN父「そういうことだ。我が倅と部下が世話になったな。こいつはお礼だ」

ゴシャッ

兄「ぐぁっ・・・!くおっ!」ドボドボ

妹「兄さん!!」

DQN父「どうした?まだ一回殴っただけだぞ?」

ゴンッ

兄「ぐぉぉっ!うぐっ・・・・!」

妹「兄さん・・ああ、どうして、なんでこんなことになるの・・・」

DQN父「世の中ではなぁ、抵抗すればするほど悪化することがあるもんよ、お嬢ちゃん。
あんたの兄貴は、ちょっと足掻きすぎたってだけだ。なぁに、その代償は軽いもんだ。
俺様に少し殴られればいいだけのこと。それで、生きている保証はないけどな!」

バキッ

兄「がっ・・・!ぐふっ」

妹「ああ・・・兄さん・・・っ」

DQN父「ほらほらどうした若いの!こんな老いぼれの攻撃でヒィヒィ言っていいのかぁ?」

バキッドカッ

兄「ぐあああああ!」

妹「や、やめて!もうやめてください!!」

DQN父「・・・ふん、倅よ、どうしたい?」

DQN「決まってるよ、そいつの目の前で、俺の女になってもらう。そうすりゃ、ここから解放させてやるぜ」

妹「・・・・・・わかりました」

兄「妹・・・・っ!」

妹(兄さんの笑顔を守るのが私の望み・・・兄さんが死んだら、おしまいだから・・・なら)

DQN「とっとと脱げ!ほらほら!」

妹「・・・・」スルスル

DQN父「ほほう・・・」

妹「こ、これで・・・いいですか」カァッ

DQN「へへっ、そしたらこっちに来い!」

妹「・・・」スタスタ

DQN「ようし、じゃあ宣言しろ。『妹はDQNさんの性奴隷です。妹のいやらしいアソコを犯してください』ってな!」

兄「やめ・・・ろ」

DQN父「息子ながら、いいセンスをしておる」

妹「わ・・・私は・・・ど、ど、ど、DQNさんの・・・せい・・・奴隷・・・です」

兄「やめろ・・・もう、やめてくれ・・・」

DQN「もういいや!さっさと犯してやるよ!そこの壁に手つけてこっちに尻を向けろ!」

妹「・・・・・・」グイッ

DQN「やらしい下着だなぁ、あいつとヤるための勝負下着ってやつか?」サワサワ

妹「・・・・・くっ」

DQN「へへへ・・・じゃあ早速、その無駄にでっかい胸を・・・・・」

DQN17「きもいよ、お前」ボガッ

DQN「ふがっ!」

DQN父「な、貴様・・!」

DQN16「おーっす元大将」

DQN18「・・・・ジロ」

DQN「お前ら!何をしておる!ふざけてるのか!?」

DQN16「いやー。なんていうの?あの兄ちゃんにやられてさ、俺思い知ったんだよね。
『強い奴に着いていく』って。な?」

DQN18「・・・コクリ」

DQN17「そういうこと。あのしゃべりもめんどくさいから、普通にしゃべるけど」

DQN父「き、貴様ら・・・こんなことして、タダで済むと・・・」

DQN18「・・・・」タッタッタッ

DQN父「あ、ちょっ!人質返せー!」

DQN16「ほらよ!あんたには人質よりもこいつがお似合いだぜ!」

ビリビリビリビリ

DQN父「ぐぎょえええええええ!」

DQN17「お前のようなメタボハゲ親父に撃つ弾はない。が、タマを攻撃するのにためらいはない」

キン☆

DQN父「ひょええええええええ!…うう、貴様ら、あとで、あとで絶対に後悔っ・・・!」

兄「貴様は、ブタ箱で後悔するんだな」

ガッ!!!

DQN父「・・・・・きゅぅ」

妹「・・・兄さん」

兄「済まん。またこんなことになってしまって。その・・」

妹「観覧車・・・」

兄「ん?」

妹「観覧車、乗りましょう♪」

兄「・・・・あぁ」


兄友「う・・・文字通り足引っ張ったなぁ俺ら」
妹友「仕方ないですよ、あんないいパンチもらったら」
妹友2「でも、率先してパンチもらった兄友さん、ナイス」
兄友「え、そ、そう?」
妹友2「100点がノルマだったら、今ので3点獲得です」
兄友「少ないなおい!」

妹「綺麗ですね・・・」

兄「うむ。殴り合いが終わると、草原で相手と分かち合うのが伝統らしい」

妹「あはは、ここ草原じゃないですよ?」

兄「うむ・・そう、だな・・・」

妹「兄さん。兄さんは、私のこと守ってくれるって言ってくれて、すごい嬉しかったんです。
妹じゃなくて、一人の女の子として。守られてばかりじゃ、嫌です。
私も、兄さんを守りたい。・・その、できれば、ずっと・・・
兄さんを・・見ていて、いいですか?

・・兄さん?」

兄「ぐぅ・・・・ぐぅ・・・・」

妹「・・もう。ほんと、しょうがないんだから・・ふふっ・

チュッ

妹「兄さん、大好きです♪」


終わり

後書き(みたいなもの)

兄友「え、これで終わりだって?二人のセックルシーンはないのかって?ないんですか?妹友さん?」

妹友さん「二人のセックルシーンはないんかーい!」

兄友「うわ、そっち側かよ」

妹友2「これで全部お終い・・なのかは筆者とかの気分しだいだそうです」

兄友「ということは!いずれは兄妹のラブラブ新婚生活が見れるなんてことも!」

妹友「ふぉおおおおお!やる気出せよ筆者!っていうか今書け!すぐに書け!とっとと書け!」

妹友2「落ち着け」ズビシッ

兄友「というわけで、読んでくれた皆様、ありがとうございました~。俺の恋の行方も応援してくれよ!頼むから!」


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