まどか「安価で始まる魔法少女生活」(295)

まどか「変な夢みちゃったなぁ……」

まどか「早く支度して学校に行かないと」

1、学校に行く

2、サボる

>>5

1

まどか「おはよー」

さやか「おはよーっす」

仁美「おはようございます」

まどか(いつもと変わらない日常だね)


 朝礼

和子「転校生を紹介します」

ほむら「暁美ほむらです。よろしくお願いします」

さやか「へー! この時期に転校生って珍しいね」

まどか(夢の中で会ったような……って、わわ! こっちを睨んでるよ)


 昼休み

まどか「さて、どうしよっか?」

1、さやかと仁美と一緒に昼ごはん

2、転校生が気になる

安価忘れた

>>12

1

さやか「うわぁ~! 転校生、質問責めにあってるねぇ」

まどか「ちょっとかわいそうだね。それより早くご飯食べよ」

仁美「たまには中庭でたべませんか?」

さやか「お、いいね! じゃあピクニックといきますかぁ!」


 中庭

さやか「でさぁ、そのCDがすごくレアでねぇ! 店長のおっちゃんに頼み込んで……」

まどか「うぇへへへ、相変わらずさやかちゃんは上条君のことになるとすごいね!」

仁美「……」

さやか「ん? どったの? 仁美。さっきから黙ってるけどさ」

仁美「……そのさやかさん、怒らないでくださいね。私、おもうんですが……」

仁美「上条君に音楽のCDを渡すのはもうやめたほうがいいじゃありませんか?」

さやか「え?」

まどか「仁美ちゃん?」

仁美「だって上条君はひどい怪我でバイオリンを聞けない状態なのでしょう?」

さやか「……うん」

仁美「そんな彼に音楽のCDを渡しても、余計に追い詰めるんじゃないかと思うんです」

さやか「そ、そんな! 私はただリハビリやつらい手術生活をがんばる糧になればって!」

まどか(わわわ、二人がなにか言い争いになっちゃったよ)

1、さやかちゃんはただ上条君を想って……

2、仁美のいうことにも一理ある

>>16

うーん…
物書きとして許せないんだが
何この幼稚な文章^^;

1

まどか「さやかちゃんはただ上条君を想ってしてるだけだよ……。そんな追い詰めるなんて」

仁美「ご、ごめんなさい。さやかさんを責めてるわけじゃありませんの。ただ気になってしまって、つい」

さやか「……」

さやか「まどか、ありがと。仁美も私のことや恭介のことを考えて言ってくれたんだよね。……ありがとね」

さやか「たしかに仁美のいうように、私、恭介のこと何も考えてなかったかも」

まどか「……さやかちゃん」

さやか「ちょっと私、考えてみるよ。お見舞いについて、さ」

仁美「差し出がましいことをいってすいませんでした。おきになさらないでくださいね、さやかさん」

さやか「全然、気にしてないってば! ほらほら、弁当食べよ? はやくしないと休み終わっちゃうよ」

 放課後

仁美「それでは私はお稽古があるので……」

まどか「また明日ね、仁美ちゃん」

さやか「今日はあんがとね、仁美。また明日~」

まどか「これからどうする?」

さやか「うーん、その辺ブラブラして変えろっか」

まどか「……CDショップ、いかないの?」

さやか「うん、今日はやめとく」

まどか(何事も無く一日が終わったよ)


 翌朝

まどか「ふわぁ……早く支度しないと」

1、学校にいく

2、サボる

>>22

ちょwwwまさかこれこの調子でたらだら日常がつづいてくだけなんか?
安価下

まどか「いってきま~す」

まどか「……」

まどか「なんだかよくわかんないけど気だるいなぁ……。学校サボっちゃお」


 繁華街

まどか(私、こんなところで学校サボってなにしてるんだろ。……そうだ、あそこに行かなきゃ)

 工場跡

まどか(ふふふ、ここだよ。私はここで)

???「ソウ、アンタハココデワタシノエサニナルンダヨ。ダレノヤクニモタテナイアンタガユイイツヤクニタテルンダヨ」

まどか(そうだ、私はここで……食べられちゃうんだ。でもそれが一番シアワセナコト)

 ドゴォンッ!!

???「ギャアアアアアアア!!」

まどか「……」

まどか「わ、私、こんなところでなにして……? あ、あの人は……」

1、黄色い衣装を着た人が近づいてくる

2、赤い衣装を着た人が近づいてくる

>>27

2

杏子「おい、アンタ大丈夫か? 立てる?」

まどか「あ、はい! へ、平気です!」

杏子「……今日見たことは忘れな。アンタは白昼夢を見ただけ。じゃあな、アタシはもういくよ」

まどか「え? あ、ちょっと!」

QB「おやおや、まさか君が鹿目まどかを救うなんてね」

杏子「チッ、またややこしいのが……。てめぇ、いつからいたんだよ」

QB「僕はずっとまどかを見ていたさ。なんといっても彼女には魔法少女としての素質があるからね」

杏子「ああ? コイツが?」

まどか「え? え? こ、この白いイキモノは……」

杏子(アタシには関係ないさ。コイツが契約しようがしまいがね)

 繁華街中華料理店

杏子「ほら、くいなよ。アタシの驕りだよ」

まどか「ええ!? で、でもそんな悪いって言うか……」

 グゥゥゥゥ

まどか「あうう///」

杏子「ははッ、体は正直だね! さっきの騒動で弁当ひっくり返しちまったんだろ? いいから食べなって」

まどか「は、はい。ごちそうになります///」

杏子(なーにやってんだか、アタシは。……でもあのままほっとけば、コイツもアタシみたいになるかもしれない)

杏子(……別に暇だし、ちょっと忠告してやるだけさ。ただの暇つぶしってやつだよ)

まどか「わあ! すごくおいしいですね!」

杏子「だろ? ここはアタシのお気に入りなんだ。……そうそう、佐倉杏子」

まどか「へ?」

杏子「アタシの名前。自己紹介まだだったろ? 佐倉杏子っていうんだ。魔法少女をやってる」

杏子「まー、よーやくするとだ。何でも叶えてもらう代償に、一生、死ぬまでバケモンと戦わないといけないってわけ」

まどか「……それが魔法少女」

杏子「わかったろ? こんなもんはアンタみたいな恵まれてるヤツがなるもんじゃないってさ」

まどか「でも杏子ちゃんはずっとこれからも戦っていくんだよね」

杏子「ああ、そうさ。ワタシはさ、願っちまったからね。自分の一生をかけた願いってヤツをさ」

まどか「……でも、結局、無駄になっちゃったんだよね」

杏子「まあね、でもいいんだよ。あれはアタシの自業自得ってヤツだからさ」

杏子「アタシの勝手な押し付けがましい祈りが、家族と親父を無茶苦茶にしちまったんだ」

まどか「そ、そんな言い方」

杏子「いいんだよ、これで、アタシは開き直って、ぜーんぶ受け入れて、後は気楽に自分のためだけに生きるって決めたんだ。むしろ清々してるさ」

見えたッ!そこおッ!

>まどか「あうう///
>
> 杏子「ははッ、体は正直だね!

杏子「でもな、アンタはまだ間に合う。家族もお友達も平穏な暮らしも全部持ってるんだ」

まどか「……」

杏子「いいか? 魔法少女なんてもんは他にどうしようもなくなって、テメェの命を懸けてもいいって納得できる、そんな時にはじめて思い出せばいい」

まどか「……」

杏子「さてと、これでアタシからの授業は終わり。もう会うことも無いだろうけど、今日は楽しかったよ。じゃあな」

まどか(杏子ちゃん、全然納得してるような顔してなかった。どこか辛そうでさびしげで……)


まどか(サボりはサボりだから、パパとママに無茶苦茶怒られちゃったよ……)

 翌朝

まどか「……昨日のあれ、夢じゃないんだよね」

QB「ああ、夢なんかじゃないさ。君が望めばいつでも魔法少女になれるんだよ?」

まどか「ひゃあああ!! ……きゅ、キュゥべえだっけ?」

QB「きちんとした挨拶をしてなかったね。僕はキュゥべえ。魔法少女の素質のある子を探し契約をするのが僕の役目さ」

まどか「と、とにかく学校にいかないと……」

1、学校にいく

2、風見野へ杏子に会いに行く

>>36

2

まどか「ねえ、キュゥべえ。魔法少女ってとっても危険なんだよね?」

QB「そうだね、魔女は非常に攻撃的で厄介な存在だからね」

まどか「ねぇ、魔法少女って、どれぐらい生きていられるの?」

QB「……杏子のことを言ってるのかい?」

まどか「……」

QB「そうだね、彼女ぐらいの素質の持ち主なら、いつ死んでもおかしくないね」

まどか「……え?」

QB「たしかに杏子はベテランだが、運悪く、偶然に、相性が悪い、油断した、さまざまな原因でいつ死んでもおかしくない」

まどか「そ、そんな。そんなに厳しい世界なの、魔法少女の世界は」

QB「そうだよ。……でもまどか、君は例外だ」

まどか「え?」

QB「君ほどの素質があればどんな魔女だって叶わないし、人として生きるより長生きできるだろうね」

まどか「わ、私、そんなにすごい素質を持ってるの?」

QB「そうさ! 君が魔法少女になれば、杏子を助けることもできるし、多くの人を魔女から救える圧倒的な存在になるだろうね」

まどか(私にそんな力があったなんて……)

まどか「いってきまーす」

まどか(あれ? キュゥべえがいつの間にかいない)

まどか「……」

さやか「おはよーまどか!」

仁美「おはようございます、まどかさん」

まどか「……」

さやか「おーい、まどか?」

仁美「具合でもわるいのでしょうか?」

まどか「……ごめん、さやかちゃん、仁美ちゃん」

まどか「私、どうしても行かなきゃいけないところがあるの。だから学校サボるね」

さやか「は? ええ!? ちょと、まどか!」

仁美「あらら、一目散で駆けていってしまいましたわね」

さやか「先生になんて言えばいいのさ」

ほむら「おまえ、鹿目まどかの家をうろついていたけど、一体なにを吹き込んだの」

QB「離してくれないかな、暁美ほむら。君がどうしてまどかの事を気にするのかは知らないが、僕はただ自分の役割をはたしているだけさ」

 パァン

ほむら(接触をゆるしてしまった……。またうまくいかないの……?)

ほむら「……まどか」


 風見野繁華街中華料理店

杏子「おっちゃん、酢豚と天心おかわり!」

 アイヨー

まどか「みぃ~つけた!」ウェヒヒ

杏子「なッ!! げっほ、げほげほ! お、おまえ、なんでこんなところに!」

まどか「杏子ちゃんにね、どうしても伝えたいことがあって!」

杏子「おい、アタシは昨日、全部忘れろっていったよな?」

まどか「杏子ちゃん! 私、魔法少女になるよ!!」

杏子「ふ~ん、それでアンタはアタシの為に魔法少女になろうってのか?」

まどか「ううん、それだけじゃないよ! 魔女を倒せばいろんな人を助けることができるんだよね!」

まどか「私ね、いっつも誰かに助けられて、誰かの背中で隠れてたの」

まどか「でも魔法少女になればみんなの役にたてるし、杏子ちゃんを助けることもできる!」

まどか「だからね、私、魔法少女に――」

杏子「ふっざけたこといってんじゃねえッ!!」

まどか「……きょ、杏子ちゃん?」

杏子「さっきから聞いてりゃ、アンタ、何様だよ」

杏子「才能がすごいのかなんなのかしらねーけどさ、それでアタシを助けるだって?」

杏子「ふざけてんじゃねーよ! アタシはな自分の責任を背負ってこうなったんだ」

杏子「それを赤の他人のあんたに尻拭いしてもらおうなんておもっちゃいねえし、されても反吐がでる」

杏子「あと、魔女を倒せば人助けになるだと? 笑わせんな。アタシはそういう奇麗事が一番嫌いなんだよ」

まどか「まって、杏子ちゃん!」

杏子「うるせえ、ついてくんな。……殺すぞ」

 公園

杏子(チッ、つい言い過ぎちまった)

杏子「……」

杏子(でもコレでよかったのかもな。綺麗さっぱりアタシのことなんてわすれて生きてけば、それがアイツにとって一番だ)

 ピカピカ

杏子「この反応は……。へへッ、ちょうどムシャクシャしてたんだ。ウサ晴らしにぶっ潰してやる」


 見滝原中学屋上

ほむら「待たせたかしら?」

マミ「いえ、私も今来たところよ。それで私に一体どんな用があるのかしら」

ほむら「……協力の申し出をしたいの」

マミ「協力?」

ほむら「ええ、あと二週間ちょっとでここにワルプルギスの夜が来る。それの撃破に手を貸してほしいの」

マミ「な、ワルプルギスですって? それは本当なの?」

ほむら「たしかな情報よ。もちろんあなたに御礼はするわ。すべてが終われば私がもっているGSすべてを譲渡する上、見滝原からも出て行く」

マミ「……申し訳ないけど、その申し出は断らしてもらうわ」

ほむら「……」

マミ「あなたはキュゥべえを何度も襲い、さらには彼は契約した覚えもないと言っている。手を組むにはあまりにも不審点が多すぎる」

ほむら「……いいわ、あなたに教えてあげる。キュゥべえが私たちをだましていることを……」


 繁華街

まどか「ど、どうしよう。杏子ちゃん、すごい怒ってた」

1、いまから学校にいく

2、杏子を探す

>>50

ここまで来たら追うしかない
2

杏子「チッ! 結構やるじゃんか! でも、これでどうだ!」

 ガキンッ!


まどか「キュ、キュゥべえ! 杏子ちゃんは本当にここにいるの?」

QB「ああ、まちがいない。彼女はこの結界の奥で魔女と交戦中だ」

まどか(杏子ちゃん、杏子ちゃん、私ッ!)


杏子「よし! コイツで仕舞いだよ!!」

 シュバッ!!

杏子「へっ、手こずらせやがって……」

まどか「杏子ちゃん、あぶない!!」ドンッ

 ザッシュ!

まどか「ッ!! くぅぅぅ!!」

杏子「お、おまえ、どうしてここに!! 畜生、このやろぉぉおおッ!!」


まどか「よかった間に合って……うぇへへ、げっほごっほ!」

杏子「おい、しゃべんじゃね! 今、回復してんだからおとなしくしてろ」

まどか「さっきはごめんね。でもね、私、本気だよ?」

杏子「だからしゃべるなって……」

まどか「私、杏子ちゃんの為に、いろんな人を助ける為に魔法少女になることが間違ってるだなんて思わない」

杏子「おまえ、まだそんなこと……」

まどか「……それにね、げっほ! 私、杏子ちゃんの願いもね、間違ってるだなんて思わないよ」

杏子「……」

まどか「だって杏子ちゃんはただお父さんを助けたいって、そう思っただけなんだよね」

まどか「私もね、今、杏子ちゃんを助けたいって、無力な私でもいろんな人の助けになれるならって、そう思ってるから」

まどか「だからね、杏子ちゃんの願いもね、私は絶対に間違ってないっていえるよ、何度だって、いつまでだっていえる!」

杏子「……まどか」

まどか「うぇへへ」ニヤニヤ

杏子「な、なんだよ、にやにやして、気持ち悪い」

まどか「今、初めて私を名前で呼んでくれたよね、うれしいな」

杏子「なッ!?/// ったくもう、調子狂うよな、ホント」

 見滝原中学校屋上

マミ「暁美さん!! 暁美さん!?」ユッサユッサ

ほむら「……」

マミ「そ、そんな、死んでる!」

QB「何をしているんだい、マミ」

マミ「きゅ、キュゥべえ!? そ、それが! 私、彼女に言われたとおりにしたら……」

QB「ああ、SGの圏外まで肉体が離れてしまったんだね」

マミ「け、圏外? な、何のことを言ってるの?」

QB「何ってほむらのことだよ。君たち魔法少女が身体をコントロールできるのは、せいぜい100m圏内が限度だからね」

QB「普段は当然肌身離さず持ち歩いてるんだから、こういう事故は滅多にあることじゃないんだけど」

マミ「ね、ねえ、キュゥべえ? さっきから何を言っているの? その言い分だとまるで私たちはSGそのものみたいに聞こえるじゃない」

QB「聞こえるもなにも、そのとおりだ。君たち魔法少女の本体は、そのSGなのさ」

 風見野繁華街

杏子「とにかく、明日からはしばらくアタシの魔女退治に付き合うこと」

まどか「うん」

杏子「そしてきっちりと魔法少女がどういうものなのかを理解するまで契約はするな!」

まどか「うん」

杏子「最後に、願いはちゃんと何かかんがえること、以上だ」

まどか「願いかぁ……。私の願いは魔法少女になったら叶っちゃうから、どうしたらいいのかわかんないよ」

杏子「……でもな、これだけはキッチリ決めるんだ。アタシが聞いて納得のいかないいい加減な願いだと、絶対に契約は許さないからな!」

まどか「うぇへへへ、わかったよ、杏子ちゃん」

杏子「それと、明日からは学校、ちゃんといくんだぞ。親御さんが心配するぞ、娘が突然不良になったってな」

まどか「うん、わかってる。放課後に待ち合わせ、だよね?」

杏子「おう、じゃあなまどか。今日は、その、助けてくれてありがとうな」

まどか「お互い様だよ。私も杏子ちゃんに助けてもらったんだし、てぃひひ。じゃあね!」

杏子「はぁ、不思議なヤツだよ、まどかは。なんだか今まで一人で抱え込んできたのが馬鹿みたいだ」

杏子(……でも、今晩は久々によく眠れそうだな)

 翌朝

まどか「ふわぁ……昨日のは夢じゃないよね、てぃひひ」


まどか「いってきま~す! だ、大丈夫だよ、今日はちゃんと行くから!」

まどか(すっかり家での信用なくしちゃった)

さやか「おはよーっす」

仁美「おはようございます」

まどか「おはよー」

さやか「昨日はいったいどうしたのさ?」

仁美「そうですわ! 私とさやかさん、すごく心配しましたのよ!」

まどか「ご、ごめん。私の友達とね、どうして大事なお話があって……」

さやか「と、友達!? まどかが私ら以外に友達って、だ、だれよ、それ!」

仁美「あらあら、他に友達がいるなら紹介してくださればよかったのに、さびしいですわ」

まどか「まだ友達になったばっかりで、今度二人にもちゃんと紹介するね!」

まどか(その後も二人からしつこく杏子ちゃんのことを聞きただされちゃったよ、とほほ)

 昼休み

さやか「じゃあ昼飯にでもいくか!」

仁美「杏子さんのことも色々聞きたいですしね」

まどか「ええ……まだその話するの?」

ほむら「ちょっといいかしら?」

さやか「て、転校生?」

ほむら「鹿目まどか、あなたと二人で話があるの。少しだけいい?」

1、承諾する

2、断る

>>62


今回はほむら接触無しルートが見たい

まどか「え、えーと」

ほむら「……」

さやか「……」

さやか「ごめんね、転校生。話があるなら、私らと一緒じゃだめ?」

ほむら「私はあなたには聞いてないわ。まどか、あなたはどうしたいの?」

まどか「……わ、私もさやかちゃん達と一緒がいいかなって……」

ほむら「……ッ」スタスタ

仁美「あら、行ってしまわれましたわね」

さやか「なんだあれ、感じ悪いな。まどか、アンタ、アイツが転校してきた日もガンつけられてたよね。なんかあったの?」

まどか「わ、わかんない。あの日初めてあったんだし、別に何も無いと思うけど」

まどか(まさか夢で見た、なんて言えないしね……)

 屋上

さやか「それでさ、きちんと恭介に聞いてみたんだ。そしたらやっぱり気にしてたらしく……」

まどか「そ、そうだったんだ。仁美ちゃん、すごいね!」

さやか「うんうん、本当にありがとう、仁美ぃぃ! おかげで私と恭介は本音で語り合えてすごい距離が縮まったよ」

仁美「……」

まどか「仁美ちゃん?」

仁美「あ、いえ、よかったですわね、さやかさん。恭介さんと幸せになってくださいね」

さやか「幸せにだなんて、またまたぁ! まだ付き合ってないよ、私たち///

まどか(なんだか仁美ちゃんの様子がおかしかったな)

1、気にしないでおく

2、後でこっそり聞く

>>70

仁美「あ、いえ、よかったですわね、さやかさん。恭介さんと幸せになってくださいね」 は×
仁美「あ、いえ、よかったですわね、さやかさん。上条君と幸せになってくださいね」 が○で

 清掃時間

まどか「ねえ、仁美ちゃん。ちょっといいかな?」

仁美「あら、なんですか? まどかさん」

まどか「……えーとね、さっき昼休みに、なんか仁美ちゃん元気なかったように見えたから……」

仁美「……」

まどか「なにか悩みがあるのなら、私でよければ相談にのるよ!」

仁美「……まどかさん」

仁美「ふふ、私は幸せ者ですわね。こうやって身を案じて心配してくれるお友達がいるのですもの」

まどか「仁美ちゃん?」

仁美「いいんですの、もう悩みはなくなりましたから」

仁美(元から入院している上条君に私は頻繁に会いにいけるほど親しくないのですもの)

仁美(奇跡でも起きて退院してくれない限り、私に勝ち目などありませんでしたわ)

まどか「……仁美ちゃん、泣いてるの?」

仁美「まどかさん、今だけでいいので胸をかしてください」ギュゥゥ

まどか「仁美ちゃん」ナデナデ

 放課後

杏子「おーい、まどか!」

まどか「ふぇ! 杏子ちゃん!? なんで学校にきてるの!」

杏子「いやさ、ちょっと知り合いがここにいてね。報告って言うか挨拶でもしようと思ってさ」

まどか「へー、同じ魔法少女なの?」

杏子「んーまあな、師匠って言うかなんていうか、まあでも今日はいいよ。いこうぜ、まどか」

さやか「ちょっとちょっとちょっと、さやかちゃん達を無視してどこにいこうというのだね、君たちは!」

仁美「あら、この方が杏子さんかしら?」

杏子「ん? なんだおまえら。まどかの友達か?」

まどか「うぇへへ、紹介するよ、杏子ちゃん。さやかちゃんと仁美ちゃん。私の友達だよ」


 少し離れた場所

ほむら「さ、佐倉杏子!? な、なぜ彼女がまどかと? こんな世界は見たことが無いわ。……どうなっているの」

杏子「おい、まどか。そろそろ行こうぜ」ボソボソ

さやか「どうせだしさ、四人でぱぁーとどこかに食べに行かない?」

仁美「あらいいですわね! どうですか? まだかさん、杏子さん」

まどか(う、うーん、どうしよう)

1、杏子と魔女退治

2、みんなでマック

>>81

1

まどか「ご、ごめんね! 今日ね、杏子ちゃんと先約があって……」

まどか「この埋め合わせは絶対にするから、じゃ、じゃあねー!」

さやか「ありゃりゃ、逃げるようにいっちゃいましたね、仁美さん」

仁美「まあ、まるで愛の逃避行のようですわ」

さやか「いやいや、さすがにそれはないでしょ」


 風見野倉庫街

まどか「なるほど……。つまり暗くて人気が無い場所なんかに魔女は出やすいんだね」

杏子「人気があっても不の感情なんかがたまりやすい場所とかも要チェックだな」

 ピカピカ

杏子「……っと、早速お出ましだ! いいか、まどか! アタシから離れるんじゃないぞ!」

まどか「う、うん!」


 少し離れた場所

ほむら「……杏子がまどかを魔法少女へと誘導している? あの杏子が、そんな……」ギリィ

杏子「へっ、甘いんだよ!」

 ガキンッ! ザッシュ!

まどか「杏子ちゃん、がんばって!」

杏子(少し前のアタシなら考えられなかったな、こんなことするなんてさ)

杏子(でもまどかのお陰で、アタシはもう一度、自分を信じようって思えるようになったんだ)

杏子「今なら使える気がする……ロッソファンタズマ!!」

杏子「どこみてんだよ! 本物はこっちだぁぁああ!!」

 ザシュザシュザシュ!

杏子「よし、一丁あがりってな」

まどか「すごい、すごいよ杏子ちゃん!! 今の何!? 必殺技!!?」キラキラ

杏子「あ~いや、アレはノリで叫んじまったというか……///」

まどか「すっごいかっこよかったよ! ロッソファータズマ? だっけ?」

杏子「ロッソファンズマ。イタリア語で赤い亡霊って意味さ」

まどか「わぁ!! かっこいい、杏子ちゃん!!」キラキラキラ

杏子(昔、マミのことを大笑いしちまったけど……こんな風に思われるなら必殺技を叫ぶのも悪くないかもな///)テレテレ

杏子「……ッ!!」サッ

まどか「杏子ちゃん? どうしたの?」

杏子「いいから少し下がってな。こそこそ隠れてないでツラだしたらどうだ!?」

 スゥ

杏子「……やっぱり同業者か」

まどか「あ、暁美さん!?」

杏子「なんだ? まどか、知り合いなのか?」

まどか「ついこの間、転校してきたばかりの子だよ。暁美ほむらさんっていうの」

杏子(なるほど、ナワバリを持たない魔法少女ってわけか。……危険だな)

ほむら「佐倉杏子。あなたは無関係な一般人を危険に巻き込んでいる」

杏子「……ッ!!」

ほむら「あなたは無関係な一般人を魔法少女へと誘導しているわ」

ほむら「あなたならわかるはずよ。魔法少女がどれだけ救いのない存在かを……」

杏子「……」

まどか「杏子ちゃん?」

杏子(そうだわかってるさ。アタシだってまどかを危険なことに巻き込んでるのは……)

まどか(そうしよう、杏子ちゃんが苦しそうだよ!)

1、黙ってみている

2、ほむらに反論する

>>93

2

ほむら「私たちがいかに救われない存在であろうと、無関係の人間をそれに巻き込む権利はないわ」

まどか「……それはちがうよ、ほむらちゃん」

ほむら「……ま、まどか?」

まどか「人はね苦しいときは人に頼っていいんだよ、泣きたいときは胸を貸してもらっていいんだよ、寂しいときは甘えたっていいんだよ」

まどか「誰かを救いたいと思うこと、誰かに傍にいてほしいと思うこと、全部間違いなんかじゃないよ!」

杏子「……まどか」

まどか「私は一人でがんばってがんばって、たくさん傷ついて、それでもがんばってきた杏子ちゃんを助けたいって思ったの! こんな私でいいのなら少しでも役に立ちたいって!」

まどか「その気持ちを知らないくせに、勝手なことばかり言って杏子ちゃんを苦しめないでよ!」

ほむら「……」

杏子「まどか、ありがとう……」

まどか「ううん、気にしないで? ほら、杏子ちゃんいこう?」

すれ違いがまどマギの醍醐味だからな

マミ「あの子、すごい子ね……。なぜ佐倉さんが自分を取り戻したのかわかるわ」

ほむら「……」


まどか『私は一人でがんばってがんばって、たくさん傷ついて、それでもがんばってきた杏子ちゃんを助けたいって思ったの! こんな私でいいのなら少しでも役に立ちたいって!』


ほむら(なによ、私だって、私だって、まどかの為にずっとひとりで……)ポロポロ

マミ「……暁美さん」ギュ

ほむら「触らないで! あなたに何がわかるの!」

マミ「わかるわ、私もそうだから。魔法少女は孤独との戦い。自分が願った祈りを一生背負って生きていかなければならない」

マミ「佐倉さんは見つけたのかもしれないわね、自分を支えてくれる人を……」

マミ「……私は佐倉さんを支えるには役不足だった……。少し妬けちゃうわね」

ほむら「……うっ、ううぅぅぅ。うううううぅぅぅ」ギュゥゥ

マミ「暁美さん、今だけは泣いて甘えていいのよ……」ギュゥ

ほむら(巴マミもないているのね。……そうね、あなたの言うとおり、私たちは孤独でわかりあえない存在。それは私が一番知っているもの)

まどか「ちょっと言い過ぎちゃったかな……。明日、暁美さんにちゃんと謝らないと」

杏子「……」

まどか「杏子ちゃん? 聞いてる?」

杏子「ん、ああ、ちゃんと聞いてるよ」

まどか「私、家の方向こっちだから、ここでお別れだね。じゃあまた明日ね!」ティヒヒ

 グイッ

まどか「わわ、杏子ちゃん!? もう、急に服をつかまれたらこけちゃうよ!」

杏子「……わ、わるい」

まどか「じゃあ私もう帰るね、ばいばい!」

 グイッ

まどか「……」

杏子「……」

まどか(杏子ちゃん、一緒にいてほしいのかな?)

1、今夜は一緒にいる

2、断固として帰る

安価わすれ

>>102

>>102ってどういうことだよ
再安価>>115

2にしたいけど1

 ポチポチポチ

まどか「あ、パパ? ごめんね、今日ね友達の家にお泊りするね」

まどか「うん、そう、その子だよ。お願い! うん! ありがとうパパ、大好き!」

まどか「……さて、杏子ちゃん、どこかいく?」

杏子「……ありがとう、まどか」


 風見野ホテル

まどか「すごい! 見晴らしいいね、この部屋。杏子ちゃん、いつもこんな所にすんでるんだ」

杏子「うん、まあ金だけは、結構持ってるからさ」

まどか「杏子ちゃん、大丈夫?」

杏子「……」

まどか「じゃ、なさそうだね」

 ガバッ

杏子「ッ!! ま、まどか!?」

まどか「パパがね、言ってたんだ。ママがお仕事で疲れて、どうしようもなく疲れて、もうどうしようもない状態になることがあってね」

まどか「そういう時、パパは何も言わずにギュゥゥって抱きしめてあげるんだって」

杏子「……///」

まどか「……」

杏子「……」

杏子「……アタシさ、正直、どこかで後ろめたかったんだと思う」

杏子「まどかの優しさに甘えて、アンタをアタシと同じ世界へと引きずり込もうとしてるって……」

杏子「なあ、アタシこのままで、いいのかな? まどかと一緒にいて、いいのかな? まどかを魔法少女にしちまって、いいのかな?」

まどか「杏子ちゃんは……どうしたいって思ってるの?」

杏子「……アタシは、まどかと一緒にいたい。まどかが傍にいてくれるだけで、すごく勇気がわくんだ。自信がわくんだ。二人なら何だってできるって……」

まどか「いいんだよ、杏子ちゃんはそのままでいい。無理なんてしなくていい。ありのままでいいんだよ」

杏子「……ありがとう、ありがとう、まどか」


 翌朝

まどか「……ん、んん」

杏子「おはよ、まどか。よく寝れたか?」

まどか「ふぇへへ、杏子ちゃんが傍にいてくれたからグッスリだよ」

杏子「……師匠がいたっていったろ、昔」

まどか「うん」

杏子「その人といるときもアタシはまどかといるときみたいな安心感があったんだ」

杏子「でもさ、家族を失って、自分を見失って、そしてその人も失った」

杏子「……ありがとうまどか。まどかのお陰で自信と温もりを思い出せたんだ」

まどか「もう、杏子ちゃんってば、昨日から私にありがとうって言いすぎだよ! そんなに感謝しても何もでないよ」ウェヒヒ

杏子「癖になっちまったのかもな、気をつけるよ」

まどか「……その人とも仲直りできるといいね、杏子ちゃん」

杏子「……ああ」

申し訳ない、1~2時間ほど外出します。
保守、できればお願いします

保守ありです、いま帰宅しました

まどか「じゃあそろそろ学校に行くね」

杏子「ああ、いってらっしゃい」


 通学路

まどか(あッ! 暁美さんと……誰だろう? 上級生の人かな?)

まどか(とにかく暁美さんが向こうの道を歩いてる。……こっちには気付いてないみたい)

まどか(昨日のことを謝ろうかな……)

さやか「おーっす! まどか、おっはよー!」ダキッ

仁美「おはようございます、まどかさん」

まどか「わわ! さやかちゃん、驚かさないでよ~」

1、ほむらに謝りに行く

2、さやかや仁美と一緒に先を急ぐ

>>156

2

まどか(……やっぱりやめとこう。暁美さんがどんな人で何が目的なのか、まだわからないし)

さやか「じゃあさっさと我が学舎に行きますか!」

まどか「うん!」

仁美(……ふふ、まどかさん、すごいご機嫌だわ。昨日の方と何かあったのかしら)


 昼休み

仁美「今日はどこで食べます?」

まどか「グラウンド周りなんかどうかな?」

さやか「うーん、でもボールとか飛んできたらやだしなぁ」

ほむら「……少しいいかしら?」

さやか「転校生」

まどか「……なにかな、暁美さん?」

ほむら「あなたも杏子も、魔法少女の隠された真実をまだ知らない」

まどか「え?」

ほむら「それを今晩、あなた達に教えるわ。……深夜0時、場所は噴水広場。待ってるわ」

マミ「……暁美さん」

ほむら「話は終わったわ。……いまいく」スタスタ

さやか「……」

さやか「ちょ、魔法少女って……。ぶっはっはっはっ!!」

仁美「あら、意外とお茶目な方なのかしら、暁美さんって」

まどか(私も杏子ちゃんも知らない真実? ……いったいなんなんだろう)


 放課後

杏子「……本当にアイツはそんなこと言ったのか?」

まどか「うん、どうしよう? 杏子ちゃん」

杏子「罠の可能性も高いし、かといって気にならないと言われると、な」

まどか「行かない方が良いのかな?」

杏子「まどかに任せるよ。アタシはどんな新事実がわかろうが、もはやどうしようもない」

杏子「でもまどかにはまだ引き返すチャンスがあるんだからな?」

まどか「杏子ちゃん、私は何があってももう引き返さないよ!」

杏子「……そういってくれるとアタシとしては嬉しいけどさ」

1、待ち合わせ場所に行く

2、待ち合わせ場所に行かない

>>169

2

 噴水広場

マミ「こない……わね」

ほむら「……ッ」ギリリィ

マミ「……今日もね、お菓子作りすぎてるの。食べてくれる人を探してるんだけど、どうかしら?」

ほむら「あなた、昨日も同じ事いってたわよ」

マミ「そういえばそうだったかしら?」

ほむら「……いくわ」

マミ(素直じゃないわね、ほんと。慰めて欲しいならそういえばいいのに)

マミ「……素直じゃないのは、私もか」


 鹿目宅まどか自室

杏子「ほ、ほんとうにバレないのか?」

まどか「大丈夫だって、声を抑えれば、てぃひひ」

杏子(待ち合わせにこなかった場合、アイツが何かアクションを起こす可能性はある)

杏子「……しかし流石に家主に黙って侵入ってのはな」

まどか「仕方ないよ。二日連続外泊なんて、流石に無理だし……」

まどか「それとも杏子ちゃんは私を守ってくれないの?」

杏子「はぁ……これしか手はないか……」


まどか「……すぅ……すぅ……きょーこちゃん……むにゃ」

杏子「夜更かしするんじゃなかったのかよ、真っ先に寝やがって」ナデナデ

杏子(まどかはああ言ってたけど、やっぱり気になるな。アタシらの知らない真実とかやらが)

杏子「……」

 マミ宅

ほむら「……」

マミ「……」

ほむら「……起きてる?」

マミ「なに? まだ泣き足りない?」

ほむら「もはや私の仲間はあなただけだわ。それでも私はまどかを守る為に戦う」

マミ「……そう、それで?」

ほむら「あなたにも知っていてもらいたいの、真実を」

マミ「あら、SGが本体になってる事以外にまだあるの?」

ほむら「今日、私はあなた達にソレを説明するつもりだったわ」

ほむら(もうまどかを止めるにはアレしかないから。……そしてその結果、あなたが壊れてしまっても、私は)

マミ「泣いてるの? 暁美さん」

マミ「まったく泣き虫さんね」ナデナデ

ほむら「……うぅぅぅぅうう」

ほむら(違う、私はそんな資格なんてない。あなたに抱きしめて貰う資格なんて……)

マミ「大丈夫よ、あなたはひとりじゃない」ナデナデ

ほむら(……今話すんだ。そうすればまどかや杏子にアレを見せなくてすむ。私一人で処分すればいい)

マミ「私が傍にいるから、もう寂しくないわ」ギュッ

ほむら(でも結局、私はいえない。今まで散々見捨ててきたのに、今になって彼女を失いたくなくなってる)

マミ(本当に泣き虫なのは私。ひとりじゃないって思いたいのも、寂しくないっておもいたいのも……)

ほむら(ただ都合良く温もりをくれるから。そんな風にしか彼女を見てないくせに……)

マミ(私はただ暁美さんの寂しさに付け込んでるだけ。それを利用して自分の寂しさを埋めてる……)

ほむマミ(私って……やな女だ……)

 翌朝

まどか「おはよう、杏子ちゃん」ティヒヒ

杏子「んんっ……朝、か」

まどか「結局、暁美さんはなにもしてこなかったね」

杏子「何もなかったならそれが一番さ」

まどか「違いないね、てぃひひ」


まどか「いってきま~す」

まどか(じゃあ、また放課後ね!)

杏子(ああ、今日も校門前でまってるから)

まどか(なにか杏子ちゃんが思い詰めたような表情してたなぁ)

まどか(……気のせいかな?)

1、引き返して杏子を探る

2、気にせず登校する

>>191

1

杏子「よぉ、暁美ほむらだっけ? それにマミも久しぶりだな。まさかアンタらが組んでるなんてねぇ」

ほむら「佐倉杏子、いったい何のよう? 昨日、すっぽかしたことでも謝りに来たの?」

マミ「さ、佐倉さん」

杏子「単刀直入に言うよ。昨日、アンタがアタシやまどかに伝えるつもりだったことを教えろ」

杏子「そして次に、何故まどかをつけ回す? アンタの目的がまどかだってことはもうわかってるぞ」

ほむら「……」

ほむら「何故、まどかを一緒に連れてこなかったの?」

杏子「アンタには関係ない」

ほむら(……佐倉杏子。やっぱりアナタはどこまでいってもアナタね。もしかしたらまだ、まどかの契約を阻止できるかもしれない)

マミ(暁美さん、何故私だけ見張りに行かせたのかしら)

マミ(昨日は私に真実とやらを話そうとしていたのに、今日はまるで聞かせたくないような……)

マミ(ん? あの子は!)

マミ「暁美さん! 例の子がこっちに近づいてきてるわ!」

ほむら「まどかが!? でもこちらも肝心な話は終わったわ。佐倉杏子、今話した事をよく考えてちょうだい」


まどか「あ、いたいた! 杏子ちゃん、まだ近くにいて良かったぁ!」

杏子「……」

まどか「朝ね、ちょっと杏子ちゃんの様子がおかしかったから気になって戻って来ちゃった」

杏子「……」

まどか「……杏子ちゃん?」

杏子「……まどか、ごめん。もうなにもかも終わりだ」

 昼休み

さやか「おーい、まどか! きいてるー?」

まどか「……」

仁美「朝からずっとこんな様子だけど大丈夫でしょうか」


まどか『え? なにいってるの、杏子ちゃん?』

杏子『……やっぱり魔法少女にはなるな。アレはおまえの想像してるようなもんじゃない』

杏子『もうアタシのことは忘れろ。……それと絶対に魔法少女にはなるな。なったらアタシがアンタを殺す』


まどか「……ふ、ふぇ」ジワワ

さやか「お、おおお!? ま、まどか?」

まどか「ふぇぇぇええん!! ぶぇぇぇええん!!」

仁美「まどかさん? まどかさん! どうなさったの?」

まどか(何がなんだかわからなくて、突然、杏子ちゃんに嫌われた現実を逃避したくて、私は泣き続けた)

 保健室

まどか「……」ボー

さやか「まどか、何があったのかわかんないけどさ、元気だしなよ?」

仁美「悩みがったら私達に話してくださいね? 力になりますから」

まどか「……」ボー

さやか「いこっか、仁美」

仁美「……ええ」

 バタン

まどか「……」

まどか(……どうしたいいんだろう、私)

1、契約する

2、契約しない

>>208

1

QB「鹿目まどか、ついに決心が出来たんだね」

まどか「うん、私は何を言われたってかわらない。杏子ちゃんや街の人を守る為に魔法少女になる」

まどか「でもね、契約する前に一つだけ教えて欲しいの、キュゥべえ」

QB「なんだい?」

まどか(杏子ちゃんは私が来る前、誰かと話していた。それはおそらく暁美さん。つまりそれは……)

まどか「魔法少女の秘密、全部教えて欲しいの!」

 風見野廃工場

杏子「はぁぁああッ!!!」

 バシュッ!

魔女「ケタケタケタ」

杏子「チッ! ちょこまかと動きやがってッ!」

杏子(ダメだ、全然集中できない。動きもグチャグチャだ)


ほむら「なにをやってるの、佐倉杏子」

マミ「あんな事があったんだもの、平常心を失っているんだわ。助けないと!」

ほむマミ「……え?」


魔女「ケタケタケタ」

杏子(……こんなことで終わるのかよ、アタシの人生。でもまあ最期にいい夢見れたかな)

杏子(ありがとな、まどか。そして、ごめん)

まどか「そんなことさせない!」

 シュバッ!!

魔女「ギャアアアア」

杏子「……なッ!?」

まどか「よかった、間一髪だったね! 大丈夫、杏子ちゃん!?」

杏子「まどか、その格好は……ガハッ!」

まどか「酷いケガ、動かないで!」

杏子「なんで、ぐッ! なんで契約したんだッ!」

まどか「全部覚悟の上だよ。私、契約する前にキュゥべえからきいたの」

まどか「……私達、みんなSGが濁っちゃうと魔女になるんだってね」

まどか「でもね、私はそれでもいい! 私は杏子ちゃんの傍にいたいの。だからどんな過酷な運命だって、一緒に共有したいから!」

杏子「バカヤロウ! そんなことじゃない!」

まどか「え?」

杏子「おまえは普通じゃないんだ。凄い素質を持った魔法少女なんだよ!」

杏子「だから、そんなおまえが魔女になっちまったら……」

ほむら「地球はは滅ぶわ」

まどか「……え?」

マミ「……私達が魔女に? そんな」ブツブツ

ほむら「後で私の口からきちんとまどかにも聞かせるつもりだった」

ほむら「でも、杏子の様子がおかしかったから、それを優先したのがミスだったわ」

まどか「ほむらちゃんは全部知ってたの?」

ほむら「……私はもういくわ。巴さんを安静にしないといけないから」

マミ「……ブツブツ」

まどか「そ、そんな、私はただ。杏子ちゃんを一人ぼっちにしたくなかっただけで」

まどか「だから魔女化の話を聞いたときも、杏子ちゃんは私を心配してくれたんだって嬉しくって」

力士、巴真実さん(15)。

  ,'.:       〃 ,:1  ,  __/  // /         } ,     ',
__彡ァ       乂_ノ :!  ,′ ./ ̄/7=‐.、__ノノ     ,'∧      '
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 ,'/リ.,   ,イ  ./`¨´i.|:∧. 、 .c弋匕Z_         >、_`ヽ、」     ,'
_彡'厶イ./iヽ,′   |:::∧ {?Y//             ア:::抃、 |    /
       / i|:::{:     `(( .?Y .))       ‘     弋匕Zっ    /
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.    i.|   ∨:\ .γ´,...-‐-ミメ、 └‐―-、、、    .辷´五ニ=一、
.    ヾ、   \,:´,´./ ,.-‐-、.刈ハ.     `~    /          \
-‐…‐-'_ヾ   / l l. {::::::::::::} l l≧:.. ___.... -‐=¬=-、― _....___〉

  /¨,-‐… 7 . 八圦 `‐-‐' ,' 厂`Y   /        `ヾ´/////

. /  {    /.Y¨Y .ゞ.,`=‐-‐ 彡.1辷7―‐-/               ∨―‐- 、
. !   ',     /  !:::::::::`¨ニ¨´::::::|// `ヽ/                 ∨   .〉
. | >'´`ヽ:. /.i⌒i:::::::::::::::::::::::::::::::|/⌒) (  , -―-         j   ./

\! .Уヽ   (./ ./:::::::::::::◯:::::::::::::!  / ∧/ , -‐-、. \        〈‐‐-、 j
. /   ヾ .〈  ヾ::::::::::::::::::::::::::::::! 入 _〈_/    \ \       ∨_)'
――――「脂肪を産むなら、みんな死ぬしかないじゃない!!」

テレビアニメ「脂肪少女まみか☆デブガ」の登場人物で、力士。愛称は「デミ」。(「マブ」のタイプミスとの説も)。
デブという設定は当初から明らかにされていなかったが、
その見事な肢体の張りと肉の吊り下がり、直ぐに発砲する気性の荒さ、そして腹の太さ、肥満のファンからは「同胞ではないか」と言われていた。
好きな物は三食のケーキ。特技は三食ケーキ。

マミ「……ブツブツ」

デミ「……ブクブク」











デブ「……ブクブク」

杏子「言ったよな。魔法少女になったらアタシがアンタを殺すって」

まどか「……杏子ちゃん?」

杏子「まどかがアタシに思い出させてくれたんだ。人の為に戦う正義の心って奴をさ」

杏子「だからアタシはソレを貫くよ。アンタはあまりにも危険すぎる」ポロポロ

まどか「……」

杏子「アタシの責任だから、まどかを巻き込んだのはアタシの……ぐっすっ……だからアタシがこの手で」

まどか「いいよ、杏子ちゃん。私、杏子ちゃんになら殺されてもいい」ニコッ

杏子「……なあ、最期にいいか? まどかは何を願ったんだ?」

まどか「私の願いは杏子ちゃんと運命を共有すること……。一緒にね、いろんな人を助けて、正義の魔法少女コンビをしたかったんだ」

杏子「……」

まどか「ごめんね、どこでまちがっちゃんたんだろうね」

 ほむら宅

ほむら「目が覚めた?」

マミ「……私は」

ほむら「睡眠薬を飲ませたからよく眠れたでしょ?」

マミ「……」

ほむら「正直、びっくりだわ。あなたがあの真実を知って、ここまで回復したことは初めてだったから」

マミ「どんなだったの、私」

ほむら「一番多いのは勝手に自殺。次に魔女化。極めつけは私達をまきこんで心中かしら」

マミ「我ながら酷いモノね」

マミ「でもそれ、確かにあたってるわ。全部、私が実行しようかとおもったものだもの」

ほむら「……怖いこと言わないでよ」

マミ「でもあの子の、あの台詞がどこかで頭に残ってて、それで私はきっと、なんとかなったんだとおもう」

まどか『でもね、私はそれでもいい! 私は杏子ちゃんの傍にいたいの。だからどんな過酷な運命だって、一緒に共有したいから!』


マミ「すごいわね、想いって。こんな過酷な運命であっても、誰かと一緒なら耐えれる。誰かのためなら一緒に死ねる」

ほむら「……」

マミ「暁美さん、あなたもあの子の為にそうやって生きてきたんでしょう?」

ほむら「……そうね」

マミ「すごいわね。私もそうなりたいわ」

ほむら「例えあなたがいつか魔女になったとしても、あなたがそれまでに救ってきた命があるのは確かよ」

ほむら「それだけは今までだって、これからだって、絶対にかわらないわ」

マミ「……ありがとう、暁美さん。私が正気でいれた理由は、あの子だけじゃないかもね」クスッ

ほむら「……///」

 ワルプルギスの夜

ほむら「このッ!!」パラララララ

マミ「暁美さん、実弾兵器は効果が薄いわ! コレを使って!」

ほむら「マスケット銃……ライフルと同じ要領でいいけるわよね」パァン

 あれからまどか達は姿を消した

ほむら「マミ、手を掴んで! 時を止めるわ!」

 私達が彼女達を最期に見たときに、杏子はまどかを殺すと言っていた

マミ「全力で弾幕を張るわよ、暁美さん!」

 きっともうまどか達はこの世にはいない

まどか「そんな、これだけしても倒せないなんて……」

 それでも私がこの世界に残っているのは、きっとこの人がいるから

マミ「ッ!! 暁美さん、あぶないッ!!」ドンッ

ほむら「なんで、どうして私なんかをかばって……」

マミ「だってあなたはやり直せるんでしょう? じゃあこんな所で死んじゃダメ。諦めちゃダメ」

ほむら「……あなたまで私にまだ続けろというのね」

マミ「……暁美……さん?」

ほむら「……もういい、もう疲れたわ」

マミ「……」ナデナデ

ほむら「どうせ死ぬなら、あなたの傍にいたいの。私の全てを知って受け入れてくれたあなたの傍で……」

マミ「……最後まで甘えん坊さんなんだから」


杏子「ったく、なにやってんだよ、二人してさ!」

ほむマミ「え?」

杏子「アタシはアイツを引きつける! 今のうちにマミを癒やしてやってくれ!」

まどか「大丈夫ですか! じっとしててください」

ほむら「杏子に、まどか。……なんであなた達がここに」

マミ「あなた達、生きていたのね……よかった……」

杏子「おいおい、勝手にころしてんじゃねーよ!」

ほむら(すごい、マミの傷がどんどん癒えていく)

まどか「ごめんね、色々あって遅れちゃって……」

杏子「まどか、そろそろデカイの頼むぜ!」

まどか「うん、杏子ちゃん! いくよ!」

 ――ハイパー!まどかビームッ!――

 風見野高級ホテル

杏子「しかし二人の驚きっぷりったらなかったな」ケタケタ

まどか「もう、笑っちゃわるいよ、杏子ちゃん。私達だってギリギリまでは死んだ魚みたいになってたんだし」

杏子「まあ、そうだけどさ」

まどか「でもまさかキュゥべえが私達に助言してくれるなんてね」

杏子「言っとくけど、アタシはそれでもアイツを許す気はないぞ」


 そう、私達はあの日を境に全てを失ったかに思えた

まどか「ごめんね、どこでまちがっちゃんたんだろうね」

 カラン

まどか「……杏子ちゃん?」

杏子「ころせるわけないだろ、私がまどかをさ」

まどか「……」

杏子「逃げよう。二人でどこか遠くへさ。そして全部忘れて生きていくんだ」

まどか「……それは無理だよ。杏子ちゃんは世界を見捨てるなんて出来ない」

杏子「……」

まどか「きっと私と自分を殺す。……杏子ちゃんならそうするって信じてる」

杏子「せめて……せめて濁る瞬間まで……生きよう」

 私達はどこか遠くに行くわけでもなく、近くのホテルに部屋を借りた。

まどか「杏子ちゃん……んっ、んちゅ……」クチュチュパ

 制限時間付きの閉じられた世界で、ただただお互いを求め貪る。

杏子「ふぅ……まどかは……んくぅ! ほんとに、エッチだなぁ……くぅ」

 自分のSGを毎日見つめて、暇があればお互いの身体にお互いの印を刻みつける。

まどか「すきぃ……んちゅ……んんッ!きょーこちゃん……あふぅ、だいすきだよぉ」

 もはやお互いを隔てる理性は消え、本能だけで、煩悩だけで、求めるがままに行動する。

杏子「……もう、絶対にはなさないからな。んっ、ふぁ……ちゅぱ……ずっといっしょだぞ」

 そしていつしか輝きは失せていき、ついにその時がやってきた。

まどか「もう真っ黒だね、私達のSG」

杏子「アタシ達って魔女になる時も同時なのかな?」

まどか「きっとそうなんじゃないかな?」

杏子「そっか、そうだよな。……どっちのを壊す?」

まどか「同時がいいな。最後まで一緒がいい」ギュゥ

杏子「そうだよな、最後までアタシ達は一緒だ」ギュゥ

QB「何か勘違いしてるようだね、君たちは」

杏子「うせろ! 最期の時ぐらいテメェの面を見てたくないんだよ」

QB「酷い言われようだね。折角、君たちが死ななくてもすむ方法を教えに来たのに」

まどか「キュゥべえ、それ、本当なの?」

QB「ああ、本当さ。いくら運命を共有していても、片方が笑えば片方も笑うわけではない」

QB「片方がお腹がすけば、もう片方もお腹がすくのか? 片方が便意を催せば、もう片方も催すのか?」

QB「答えはノーだ。鹿目まどか、君が願った祈りの本質は、生という大きな流れを共有すること近い」

QB「どちらかというと死という終着点を一緒に迎えたいという願望が強かったんじゃないかい?」

QB「だから一種の状態や過程に過ぎない魔女化を完全に同期することはないんだよ」

杏子「てめぇはさっきからなにを言ってるんだよ」

まどか「……つまり死は同期するけど、魔女化は同期しないってこと?」

QB「運命に引き寄せられたとしても、すぐではないだろうね。ラグがあるはずさ」

杏子「で、魔女化が同時におきないからなんだってんだよ?」

まどか「そうか、そういうことなんだね、キュゥべえ」

杏子「で結局、もしまどかが魔女化しても、アタシが自分のSGを破壊すれば魔女は滅ぶってことに気付いた」

まどか「これで最強最悪の魔女が生まれ落ちることはなくなったってことだね」

杏子「仮にアタシが先に魔女化しても、まどかが自殺すれば二人でお陀仏だしね」

まどか「でもこれで私達も周りをそこまで巻き込まずに出来るだけ生きていける」

杏子「ああ、少なくともアタシ達が世界を滅ぼすようなことにはならない」

まどか「すぐに死ななくて済んだだけでも儲けものだね」

杏子「でもさ、本当によかったのか? 結局、アタシ達は凄く異常が異常に戻っただけで、なにもかわってないぞ?」

まどか「もう! 何度もいってるけど、私は杏子ちゃんと一緒の運命を過ごしたいの。だからこれでいいんだよ」

まどか「幸せの定義ってさ、きっと人それぞれだよ。普通の生活、普通の人なら幸せなの? 私は違うと思う」

杏子「まどかにとっては私と一緒にいることが幸せって事か」

まどか「うん、例え辛くて救いのない未来でも、杏子ちゃんとならきっと進んでいけるから」

杏子「まあ精々、同時に魔女化なんていうポカだけはしないように注意しないとな」

まどか「てぃひひ、杏子ちゃん、ずっと一緒だよ!」

杏子「ああ、まどかの願いで結ばれちまったからな。嫌でも一緒だよ」

まどか「大好きだよ、杏子ちゃん」チュッ

杏子「アタシも大好きだよ、まどか」ギュゥ

 そして私は杏子ちゃんと一緒に、これから始まる魔法少女生活へ、期待を馳せるのでした。







                                 終わり

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