長門「女性ホルモンが異常に分泌されて胸が大きくなってきている」 (25)

キョン「理由はわかるか?」

長門「理由は不明、しかしこれが現状」

キョン「…本人はもちろん異変には気付いてるんだよな?」

長門「おそらくはそう」

キョン「最近体育の着替えとかはこそこそやってるし

長門「このままでは性器の変化も考えられる」

キョン「…完全に女になるというわけか」

長門「そう」

キョン「谷口の体が女になっていく理由は、やはりハルヒの力か」

長門「そう考えるのが妥当」

谷口「うぃーっす」

国木田「おはよう」

キョン「最近お前猫背ぎみだな」

谷口「そうか?」

国木田「そういえばそうだね、しゃんと背筋伸ばさないと癖になっちゃうよ」

谷口「うん…」

キョン(膨らんできた胸を隠すためだな)

国木田「そういえば谷口って最近声高くなったよね」

谷口「自分ではわからないなぁ」

国木田「変声期?」

キョン「それだと低くなるだろ」

国木田「そうだよね」

谷口「ははは…」

国木田「喉の病気とかじゃないの、病院にいったら?」

谷口「おいおい、恐いこというなよ」

国木田「ねぇキョン」

キョン「なんだ?」

国木田「谷口って最近…何か…変わったよね?」

キョン「具体的にどういう意味なんだ?」

国木田「なんていうか…その…可愛くなったっていうか」

キョン「ほう」

国木田「…いや、今の変だよね、僕どうかしてるのかな・・・」

キョン(間違ってないぞ国木田、お前は正常だ)

谷口「…」

国木田「今日の体育も休むの?」

谷口「わりぃ、風邪なんだよ」

国木田「そう…ジャージだけじゃ寒くない?」

谷口「ん?」

国木田「ほら、僕のジャージかしてあげる、二枚重ねならあったかいでしょ?」

谷口「すっすまん、借りるわ」

国木田「…」

谷口「何だよ、人の顔をじっと見て」

国木田「なっなんでもないよ、それじゃ!」

谷口「そうか…」

国木田(やっぱり谷口可愛い)ドキドキ

キョン「それじゃあとでな」

谷口「おうまたな!」

国木田「…」



国木田「ねぇ」

谷口「ん?」

国木田「さっきキョンと何話してたの?」

谷口「世間話だよ、大したことじゃない」

国木田「…キョンとあまり話して欲しくないんだけど」

谷口「何でだよ」

国木田「キョンだけじゃなくて、他の男子とも話すくらいなら僕に言ってよ」

谷口「どうしたんだよ…俺が誰と話をしようとお前には関係ないだろ?」

国木田「そうだけど…とにかく、何か用事があるときは真っ先に僕に行ってよ!」

谷口「別にいいけど…お前、いったいどうしたんだ?」

国木田「自分でもわからないよ!」

谷口「…」

国木田「谷口、最近髪の毛伸びてきたね」

谷口「ん?そろそろ切らないとな」

国木田「伸ばしなよ」

谷口「邪魔だろ」

国木田「伸ばした方が、可愛いよ」

谷口「かっ可愛いとか何言ってるんだよ!」

国木田「じょっ冗談だよ、とにかく伸ばした方がいいよ、いろいろ髪型も変えられるし」

谷口「そういえばそうだな、伸ばしてみるか」

国木田「うっうん」ドキドキ

国木田「最近女子がどうのこうの言わなくなってきたよね」

谷口「ん?そういえばそうだな」

国木田「どうしたの?」

谷口「わからんけど、なんか興味なくなったっていうか」

国木田「硬派になったの?」

谷口「ははは、キョンと同じ冗談いうんだな」

国木田「え、キョンと話したの?」

谷口「そりゃ話すだろ」

国木田「キョンと話さないでっていったよね?」

谷口「友達と話すことをどうしてお前に制限されないといけないんだよ」

国木田「それは…とにかく、キョンと話するときは僕いるときだけにしてよ」

谷口「…お前変だぞ?」

新しい風が吹き込んだ

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