上条「いいから説教させろ」雪乃「させなさい」 (126)

VIPでやってましたが移動しました
とりあえず過去ログ分書き込みます

これは上条さんが色んなラノベやアニメの世界に行って説教をするSSです
ヒロインは雪乃のです

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1382964725

小鷹「俺は星奈のことが好きだけど、星奈とは付き合えない」

星奈「意味がわからないわよ……」

小鷹「隣人部を壊したくないんだ」

上条「ふざけんじゃねえよ!!」

「」ビクッ

上条「隣人部を壊したくないだ!?」

小鷹「だ、誰だお前……?」

上条「上条当麻だ!」

小鷹「え、えっと、関係ない奴はすっこんでてくれないか?」

上条「うるせーよ!」

上条「黙って読んでりゃ、情けないことばかりしやがって……!」

小鷹「読んでれば?」

星奈(なんでとあるの上条さんが?)

上条「女の子の気持ちに応えるのはよかった。とうとう小鷹も難聴スキルを捨てたかと思った……」

小鷹「……」

上条「だが好きなのに付き合わないだと? お前、星奈のことを馬鹿にしてんのかよ!!」

小鷹「……っ!」

上条「いや、星奈だけじゃねえ! テメェは隣人部の奴らも馬鹿にしてんだ! なんでそれに気付かねえ!!」

小鷹「あ、アンタに何がわかんだ!? こうでもしないと俺達は……」

上条「……確かにバラバラになるかもしれない」

小鷹「だったらっ!」

上条「だったらお前が皆をまた集めたらいいじゃねえか」

小鷹「俺が……」

上条「そうだ。隣人部の奴らはお前のことが好きな奴ばかりだ。星奈と付き合えば、関係は崩壊するのは間違いないだろ」

星奈(インデックスちゃんは!? 打ち止めちゃんはいないの!?)キョロキョロ

小鷹「だから俺はそれが嫌で……」

上条「だから我慢するっていうのか!? そんなの逃げてるだけじゃねえか!」

小鷹「クッ……!」

上条「星奈のおっぱい触りたいんだろ? エッチなことをしたいんだろ!?」

小鷹「……してえ! そりゃしたいさ! けど……!」

上条「大丈夫だ。お前ならやれるさ」

小鷹「けど自信が……」

上条「そんなもん、怒鳴って説教すれば何とかなる」

小鷹「説教って……」

上条「いいぜ、小鷹。お前がいつまでもウジウジやるってんならまずは……」

星奈「」REC

上条「そのふざけた幻想をぶち殺す!!」バキッ

小鷹「ぐはっ!」

上条「いい加減始めようぜ! 本当の友達作りっていうのよ」

小鷹「……そうだな。俺が間違ってた。星奈」

星奈「は、はい!?」ビクッ

小鷹「俺と付き合ってくれ」

翌日


夜空「わ、私は認めんぞ!」

幸村「姉御……」

星奈「こ、小鷹……」

小鷹「ふざけんじゃねえよ、夜空!」

夜空「」ビクッ

小鷹「確かに好きな奴と結ばれないってのは苦しいだろう。妬んでしまうだろう。けどな……」

小鷹「好きな人の幸せを願ってあげるのが、いい女なんじゃないか?」

夜空「私はいい女なのでは……」

小鷹「うるせー! お前はいい女だ! わかったか!?」

夜空「ひっ」

小鷹「お前は俺と星奈の幸せを願えるいい友達なんだよ。それは誰にも否定させない!」

幸村「兄貴……」ジーン

夜空「わ、わかった。わかったから怒らないでくれ……」ビクビク

小鷹「わかってくれたか。夜空ならわかってくれると思ってたぜ」

星奈「……」

小鷹「夜空、これからは親友として仲良くやっていこう」


上条「これで一件落着だな。さて次は……」

八幡「ずっと前から好きでした。俺と付き合ってください」

海老名「ごめんなさい。今は誰とも付き合う気はないの」

八幡(これで今回の依頼は終了か)

海老名「それじゃ私は行くね」

八幡「だとさ」

戸部「ヒキタニくん、それはないでしょー」

雪乃「……」

結衣「「……」

上条「ふざけんじゃねえよ!!」

「」ビクッ

戸部「だ、誰?」

雪乃(学ラン? 違う学校の生徒のようだけど……)

八幡「」パクパク

上条「比企谷、お前何してんだよ」

八幡(俺は今、夢を見ているのか。そうだ、夢を見ているんだ)

上条「何、好きでもない女に告白しちまってんだよ……」

八幡(おい、小町。早くお兄ちゃんを起こしてくれないか?)

上条「確かにこれで葉山のグループは今まで通りだろうさ。けどお前が犠牲になっちまったら、奉仕部の二人が傷つくのが何でわからねえ!」

雪乃(一体何者かしら? 私達の関係性を知って……)

結衣「」オロオロ

葉山「」オロオロ

八幡(いくら修学旅行の前日にとあるの映画見たからって夢に出てくるなんて、俺の夢どんだけ影響されるの?)

上条「比企谷、これじゃ6巻と同じじゃねえか」

八幡「6巻? 6巻っていうと垣根さんがカブトムシに……」

上条「そっちの6巻じゃねえ!!」

雪乃(何の話をしているのかしら?)

上条「文化祭のことだよ。お前が悪役になって、相模を悲劇のヒロインにしたことだ!」

八幡(えー? なんで上条さんが知ってんの?)

上条「いい加減わかれよ。お前が傷つくと、それと等しく傷つく奴がいるってことをよ」チラッ

結衣「……?」

雪乃「あ、あの貴方は一体誰なのかしら?」

上条「上条当麻。何処にでもいるただの高校生さ」

雪乃「上条君ね。質問なのだけれど、何故他校である貴方が私たちのことを……」

上条「うるせー! 説教してる時に邪魔すんじゃねえ!!」

雪乃「」ビクッ

雪乃「急にど、怒鳴らないでくれるかしら……」ビクビク

結衣(あのゆきのんがビクついちゃってる!?)

上条「……そうだな、悪かった。今、俺は比企谷と話してるんだ。後で話すから待っててくれないか?」

雪乃「わかったわ。説教の邪魔をしてしまってごめんなさい」

上条「……比企谷、確かにすぐ自分を変えることは無理かもしれない。いや、そもそもお前は変わる気なんてないんだよな」

八幡(なんで俺、上条さんに説教されてるの? 別に戦争を引き起こしたり、世界を滅ぼそうとしたりしてないよね?)

上条「けどよ、いつまでそうしてつもりだよ?」

八幡「いや、俺は上条さんの言うとおり今の自分が好きなんで……」

上条「嘘をつくな!」

八幡「」ビクッ

上条「お前、本当は気付いてるんだろ? 由比ヶ浜の気持ちに」

結衣「あ、あたし!?」

八幡「か、上条さん、それを言っちゃ……」

上条「それはお前は……何、自分を好きになってくれた子の前に、好きでもない女に告白してんだよ!!」

八幡「ご、ごめんなさい!」

結衣(あ、ヘタレヒッキー発動しちゃった)

上条「確かにお前の過去は辛いことばっかりだった」

八幡「いや、上条さんほどじゃ……」

上条「俺のことはどうでもいいんだよ!」

八幡「ごめんなさい!」

八幡(この人怖い、後怖い……)

八幡(アニメ見てるときは普通だったけど、こう間近で怒鳴られるとちびっちゃいそうだよ)

八幡(ちびったら小町、下着取り替えてくれるかな? マジでちびる5秒前)

上条「けどな、お前の過去が辛かったからって、それが由比ヶ浜を傷つけていい理由にはならねえだろうが!」

結衣「ヒッキー……」

雪乃(本当に何故、そこまで詳しいのかしら? 後、私も一応傷ついてるのだけれど)

上条「比企谷、変わらなくもいい、変わらなくてもいいけど、由比ヶ浜とちゃんと向き合ってやれよ」

八幡「……上条さん……」

上条「勘違いしたっていいじゃねえか。だって俺達、男子高校生だろ?」

八幡「けど、俺はもう……」

上条(駄目だ、コイツはそげぶしとかないと)

上条「いいぜ、比企谷。お前がいつまでも由比ヶ浜と向き合わないってんなら……」

八幡(え? 来ちゃう? 来ちゃうの?)

上条「まずはそのふざけた幻想をぶち殺す!!」バキッ

八幡「ぐはっ!」

雪乃「……!」

結衣「ヒッキー!」

八幡(これは生そげぶ……夢なのに痛い……って夢じゃない?)

結衣「ヒッキー、大丈夫?」サワッ

八幡「あ、ああ。どうやら引きこもりの俺でも一方通行より体は丈夫だったみたいだ」

結衣「一方通行?」キョトン

八幡「……由比ヶ浜」

結衣「んー?」

八幡「俺の勘違いだったらすまないんだが、確認したいことがある」

結衣「確認したいこと?」

八幡「本当ならこんなことを聞くのは卑怯なのかもしれない。いや、卑怯なんだろう。だが臆病な俺はどうしても確認しておきたい。じゃないと前に進めないんだ」

結衣「よくわかんないけど、いいよ?」

八幡「……お前、俺のこと好きか?」

結衣「」

結衣「え? え? えっ――――!?」

八幡(くっ、なんて恥ずかしいこと聞いてんだ、俺は!)


上条「葉山、お前もだ!!」

葉山「え?」

上条「自分のグループの問題を他人に押し付けてんじゃねえよ!」

葉山「あ、いや……」

上条「それになんだ? 比企谷のやり方が嫌いって言っておいて、結局、その比企谷に頼ってんじゃねえか!」

葉山「……」

上条「お前は自分達のグループが無事なら、奉仕部はどうでもいいのか?」

葉山「そ、そんなことは!」

上条「だが、俺が説教しなければ奉仕部は崩壊していた。結局、お前は現状維持の代わりに奉仕部を犠牲にしようとしたんだ」

葉山「くっ……」

上条「葉山、自分の居場所を壊したくない気持ちはわかるが、本当ならお前が何とかしなきゃいけなかったんだ」

葉山「……」

上条「お前も変わるんだ、葉山」


結衣「私は…ヒッキーのこと…好きだよ…?」

八幡「それは人間としてか? それとも引きこもりとして?」

結衣「違うし! なんで引きこもりとしてだし!」

八幡「いや、ヒッキーって呼ばれてるし……」

結衣「…違うし…異性として好き…///」

八幡「っ///」

結衣「ヒッキーは…私のこと…好き?」

八幡「それは……」チラッ

上条「」ギロリ

八幡「大好きです」

結衣「ほ、ホント!?」

八幡「あ、ああ。いや、お前の気持ちは気付いてたんだぞ? ただ、俺が勘違いしてる可能性もあったから…」

結衣「勘違いじゃないよ?」ダキッ

八幡「……っ!」

結衣「それじゃ今から、私たちは恋人同士ってことでいいだよね?」

八幡「そ、そうだな。けど俺が彼氏じゃお前に被害が…」

結衣「そんなの関係ないし。もう周りの目なんか気にならないもん」ギュー

八幡(な、なんで弾力性だ!?)

戸部「ヒキタニくん、それはねーべ……」

上条「テメェもいつまでクラスメイトの名前、間違いてんじゃねえ!!」バキッ

戸部「スイマセーン!!」

雪乃「」ポカーン

葉山「ひ、比企谷、すまなかった」ペコリ

八幡「葉山?」

葉山「今回も君を頼ってしまった。すまない」

八幡「……」

結衣「隼人君って、意外に頼りないんだね」

葉山「」グサッ

葉山「そ、そうだな。結局、俺は何も犠牲にすることが出来ない男かもしれないな」

八幡「いや、かもしれないじゃなくてそうだろ」

葉山「うっ」

結衣「あ、でもこれから自分を犠牲にしようとしたら許さないからね?」

八幡「ぜ、善処します…」

結衣「善処ってどういう意味?」


上条(これで一件落着だな)

雪乃「ちょっといいかしら」

雪乃「そう。色々なアニメの世界に飛び込んで……」

上条「わかってくれたか」

雪乃「私を馬鹿にしてるのかしら?」

上条「え?」

雪乃「そんな話信じられるわけないでしょ」

上条「なら何で上条さんはお前たちのことを詳細に知ってたんだよ?」

雪乃「そ、それは探偵でも雇ったとか……」

服部「せやかて雪乃」

雪乃「」ビクッ

上条「上条さんに探偵を雇うお金なんてありません」

雪乃「ならば盗聴器とか……」

上条「おいおい、雪ノ下らしくないぞ。冷静になれよ」

雪乃「私らしくってどういう意味かしら?」

上条「……まあ、でも非科学的な現象だからな……それじゃ上条さんと一緒に行ってみるか?」

雪乃「一緒に?」

上条「そう。上条さんと一緒に行けば、信じてもらえると思う。あ、でも修学旅行中か……」

雪乃「……いえ、行かせてもらうわ」

上条「いいのか?」

雪乃「ええ。邪魔をしたくないもの」チラッ


結衣「八幡、ちゅー///」

八幡「お、おい、やめろ!?」アセアセ


雪乃(呼び方が変わってるわ)

上条「わかった。それより上条さんのことを知ってもらうために移動中にこれを読んでくれ」ドサッ

雪乃「これは?」

上条「とある魔術の禁書目録の原作だよ」

雪乃「ライトノベルってものかしら? 比企谷君がよく読んでいる」

上条「ああ。移動に結構時間かかるからそれで暇つぶしついでに上条さんのこと知っておいてくれ」

雪乃「わかったわ」

上条「旧約が全22巻+SSが2巻、新約が8巻まで発売中だ」

雪乃「出版は電撃文庫。確か大手と聞いたことがあるわ」

上条「ああ。ガガガとは規模が違うな」

雪乃「なにかしら? そのふざけた名前は?」

上条「お前が出てる作品の出版元だよ……」


3日後


雪乃「上条君」

上条「お、読み終わったか?」

雪乃「ええ。貴方のことよくわかったわ」

上条「そっか」

雪乃「少し目を閉じてくれるかしら」

上条「別にいいけど」

上条(なんだ?)

雪乃「」スッ

上条(これは!)


ブンッ


雪乃「あっ」

上条「あ、危ねえ。いきなり何すっだ!?」

雪乃「何故わかったの?」

上条「何となくだ!」

雪乃「……そう。これが前兆の感知、というものね。厄介だわ」チッ

上条「今、舌打ちしたよね?」

雪乃「私、貴方のやり方嫌いだわ」

上条「……」

雪乃「規模は違えと、比企谷君と変わりないじゃない。何故、自分を犠牲にすることを前提に行動しているのかしら?」

上条「いや、新約8巻ではやっと仲間を頼ることを覚えて……」

雪乃「遅いわよ。それに気付くまでに30巻以上かかってるのだけれど?」

上条「す、すみません……」

雪乃「今から上条君を説教します」

上条「」

雪乃「上条君に拒否権はありません。いいかしら?」

上条「比企谷がいないから、上条さんを変わりに毒を吐く相手にしてない?」

雪乃「してないわ。それに毒を吐くのではなく、説教をするのよ。上条君の耳は腐ってるのかしら?」

上条(早速吐いてんじゃねえか……)

雪乃「それとも自分は他人に説教をするくせに、自分がされるのは嫌なのかしら? なんて傲慢な考えなの?」

上条「……」

雪乃「それとよく読むと説教をしても動じない相手には負けてしまうのね。アックアとかトールとか」

上条「」ギクッ

上条(結局、1時間も説教されてしまった)

雪乃「」スースー

上条(まあ、たまには他人に説教されるのも悪くないな)


上条「雪乃、着いたぞ」

雪乃「ここは?」

上条「『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』の世界だ」

雪乃「本当にアニメの世界に……」

上条「これで信じてもらえたか?」

雪乃「ええ。確か実の兄妹が期間限定の恋人になって……」

上条「そう。これから説教しに行くぞ」

雪乃「私もしていいのかしら?」

上条「当たり前だろ。雪乃は上条さんの相棒なんだから」

雪乃「そうね」クスッ

京介「んじゃ元に戻るか」

桐乃「そうね」

上条「ふざけんじゃねえよ!」

雪乃「ふざけないでくれるかしら?」

「」ビクッ

雪乃「上条君、あの人が?」

上条「ああ。高坂京介。上条さんが一番説教したかった男だ」

桐乃「上条さん!? それにゆきのんも!?」

雪乃「むこうは私たちのことを知っているようだけれど?」

上条「エロゲオタ兼アニオタだからな。恐らく俺ガイルは小町目当てで見ていたんだろう」

桐乃「小町ちゃんは? インデックスちゃんはいないの!?」ハーハー

桐乃「あ、打ち止めちゃんもいいわね。フレンダちゃんも!」ハーハー

雪乃「き、気持ち悪いのだけれど……」ヒクッ

上条「残念美少女だな」

京介「おい、桐乃。知り合いか?」

桐乃「はー? アンタ何言ってんの? 上条さんとゆきのんじゃない」

京介「だから誰だよ?」

桐乃「だからと『ある魔術の禁書目録』の主人公と『俺ガイル』のヒロインでしょうが……って何でここにいるの!?」

雪乃「どうやら今、私たちがいる不思議さに気付いたようね」

上条「みたいだな。兄貴の方は俺達のことを知らないみたいだから気軽に説教出来そうだ」

雪乃「説教に気軽さがあるなんて初めて知ったわ」

上条「とりあえずいくぞ」

雪乃「ええ」

京介「あ、あんた等なんでここに入ってこれた?」

雪乃「愚問ね。それは私が雪ノ下雪乃で、彼が上条当麻だからに決まっているじゃない」

京介「いや、意味がわからん」

桐乃「本当にゆきのん?」

雪乃「友人でもない人にあだ名で呼ばれたくないのだけれど」

桐乃「あ、その感じゆきのんっぽい!」

上条「コイツ駄目だ、早くなんとかしないと」

雪乃「それより期間限定恋人ってどういうことかしら?」

京介「なんであんたがそのことを知って?」

雪乃「質問を質問で返さないでくれる? 今、質問しているのは私なのだけれど」

桐乃(やっぱり話し方が戦場ヶ原さんに似てる)ウーン

上条「そうだ。皆の告白を断って、妹と付き合うまではよかった」

雪乃「私は妹と付き合うのもどうかと思うけど、今回は抑えるわ」

上条「頼む。なあ、何で期間限定にしたんだよ?」

京介「そんなのあんた等に関係ないだろ?」

上条「うるせー! 関係あんだよ。同じ電撃文庫だろうが! それにCMと小説がコラボってるし!」

雪乃「そんなに関係性があるのなら教えてもらうしかないわね」

桐乃「京介、アンタじゃこの二人に口じゃ勝てないよ」

京介「……わかったわかった。言えばいいんだろ」

上条「なるほど。実の兄妹で付き合っても未来がないから、か」

京介「それに世間体もあるしな」

桐乃「だから期間限定で恋人になったの」

上条「……」

雪乃「……」

上条「ふざけ「ふざけてるわね」

雪乃「期間限定の恋人? おかしすぎて危うく笑いそうになったわ」

上条「いや、全然笑いそうな顔してないぞ? なんか雪女みたいな……」

雪乃「」ギロリ

上条「はい、すみませんでした」

雪乃「全く……上条君は黙ってなさい」

上条「え? でも上条さんが説教……」

雪乃「次に好きなだけさせてあげるから。今回は我慢してくれるかしら」

上条「……」

雪乃「移動する時に膝枕してあげるから」

上条「それで手を打とう」

桐乃「あー、そんなことしたら美琴ちゃんにビリビリされるんじゃない?」

雪乃「貴女は黙ってなさい」ギロリ

桐乃「ひっ」

雪乃「こほん、今日を持って二人はただの兄妹に戻る。その見解で間違いはないかしら?」

京介「そうだけど……」

雪乃「そう。それじゃ私から貴方に『最低』という言葉を贈らせてもらうわ」

京介「」

雪乃「期間限定? そんなもので貴方に告白をした子達が納得できる思うのかしら?」

桐乃「で、でもそれは私から提案したことで……京介が決めたことじゃ……」

雪乃「いいから貴女は黙っててくれるかしら? 今、私はお兄さんに説教をしているの」

桐乃「……はい」シュン

上条(目で殺しやがった。俺も怒鳴ってばかりじゃ駄目か……)

雪乃「何故、妹さんを好きなのに最後まで貫き通さないのかしら?」

京介「そんなの先がないからに決まってるじゃねえか。実の兄妹なんだぞ?」

雪乃「だから? 確かに世間体もあるし、結婚も出来ない。二人が付き合っても過酷な未来が待っているだけかもしれないわ」

京介「だろ? だから俺達は……」

雪乃「だから期間限定で恋人になったというのかしら? そんなもの恋人ではなく、恋人ごっこと同じだと思うのだけれど」

京介「……!」

雪乃「貴方に告白した子達が可哀相ね。こんな遊び半分で女と付き合うような男に惚れてしまったのだから」

京介「テメェ!」

上条(雪乃は相手を怒らす天才だな)

雪乃「上条君ならどうするのかしら?」

上条「……は?」

雪乃「上条君がこの人と同じ立場だったらどうする?」

上条(そりゃ上条さんはあやせルートで……)

雪乃(それは私も嬉しいのだけれど、違うでしょ)

上条「そうだな。俺なら最後まで妹と一緒にいるぞ」

雪乃「だそうよ?」

京介「何言ってんだ、あんた!」

上条「確かに結婚は出来ない。けど、一緒にいることは出来るだろ?」

京介「……っ!」

上条「辛いことも沢山あるかもしれない。きっとアンタは、妹に辛い思いをさせたくなかったんだろ」

雪乃「上条くん、それくらいにしてくれないと私の台詞がとられてしまうのだけれど……」

上条「あ、悪い」

雪乃「別にいいわ。話を続けるわ。好きな相手に辛い思いをさせたくない。優しい考えかもしれない。けれど、それは自分のエゴに過ぎないのよ」

京介「……エゴだと?」

雪乃「そう。桐乃さん、貴女から提案したと言うけれど、本当はどうなのかしら?」

桐乃「え?」

雪乃「お兄さんとただの兄妹に戻って後悔はしないの、かと聞いているの」

桐乃「……」

桐乃「私は、ずっと京介と恋人でいたい……」

京介「桐乃!?」

雪乃「だそうよ」

京介「でも約束して……」

桐乃「ごめん、京介。本当は期間限定なんかじゃなく、ずっと恋人でいたかったんだ」

京介「ならなんであんなこと言ったんだよ……」

桐乃「それは…私と付き合っても結婚出来ないし、子供も出来ないじゃん…だから…」

京介「……」

雪乃「結局、二人とも相手の事を思いやる余り、妥協をしてしまったということね」

上条(暇だな。雪乃のうなじでも見てるか)サワサワ

雪乃「上条君、勝手に髪をかきあげないでくれるかしら?」

上条「悪い。けどうなじがみたいんだ」

雪乃「後でポニーテールにしてあげるから、今は我慢してくれるかしら?」

上条「その旨をよしとする」

京介「桐乃……」

桐乃「京介……」

雪乃「さあ、二人はどうするのかしら?」

京介「桐乃、改めて俺と付き合ってくれないか?」

桐乃「……はい」グスッ

雪乃「これでハッピーエンドね」

上条「中の人的にあやせがよかったんじゃないか?」

雪乃「そうね。それより次はどうするの?」

上条「また違う世界に行くさ。お前はどうする?」

雪乃「……私も一緒にいくわ」

上条「元の世界に戻らなくていいのか?」

雪乃「そうね。でも誰かが傍にいないと、上条君無茶をしそうだから、私がついていってあげるわ」

上条「ありがとう、雪乃」

雪乃「どういたしまして」

雪乃「次は何処に行くの?」

上条「そうだな。今期なら東京レイヴンズかな。何か友達に似てる奴が主人公なんだよ」

雪乃「ああ、陰陽師ものね」

上条「雪乃はオカルト系詳しいのか?」

雪乃「詳しくはないけれど、陰陽師の歴史についてはそれなりに知識はあるわ」

上条「そうなのか」ゴロン

雪乃「ん…あまり頭を動かさないでくれるかしら…くすぐったいのだけれど…」

上条「ごめんなさいでした」

雪乃「他に候補はないの?」

上条「そうだな…2期あるから生徒会役員共を…いや、あれは説教が効かない連中ばかりだからな却下だな…」

雪乃「今期ならIS2はどう?」

上条「あれは作者に説教することになるから却下だ」

雪乃「そう…あの鈍感男と暴力ヒロイン共を説教してみたかったのだけれど」シュン

上条「そんなに説教したかったのか?」

雪乃「ええ…」

上条「……ならIS2の世界に行ってみるか」

雪乃「いいの?」

上条「いいぞ。女の子ばかりだから乗り気じゃないけど、雪乃にそんな顔されるよりマシだ」

雪乃「……言っておくけど、私はすぐにフラグ立たないわよ?」

上条「え? なんだって?」

雪乃「何でもないわ。それよりIS2の世界に入ったらポニーテールやめるわよ。被ってしまうから」

上条「そうだな。モップさんと被るからな」

雪乃「それ、本人の前で言わない方がいいわ」

上条「肝に銘じておく。それじゃ着くまで一眠りするか」

雪乃「いつまで私の膝を枕にしているつもりかしら?」

上条「いや、上条さんは甘えさせてくれるヒロインをずっと待っていたんですよ?」

雪乃「まあ、貴方の周りのヒロインはあれだものね…」

上条「そうなんだよ。何かしら上条さんに危害を及ぼすヒロインばかりで……」

雪乃「それを考えるとIS2の主人公と同じかもしれないわね」

上条「だな。だからたまには美少女に甘えたいんだよ」

雪乃「び、美少女!?」

上条「あれ? お前、自分が美少女って自覚してなかったっけ?」

雪乃「そ、そうね。私は確かに美少女だけれど、異性からはっきりと言われたのは初めてだから……///」

上条「いや、比企谷がモノローグで気持ち悪いほどお前の容姿褒めてたぞ?」

雪乃「急に吐き気が……」

上条「主人公に対して酷いな」

雪乃「冗談だよ。それで上条君は私に甘えたいのね」

上条「そうだ」

雪乃「そう。なら膝枕は許してあげます。ただし、変なことをしようとしたら通報します」

上条「了解でごんす。それに、その危険性があるのは阿良々木さんやHDDの主人公くらいだ」

雪乃「阿良々木って人も説教のしがいがあるわ」

上条「まあ、あの人犯罪者だからな」

上条「昨日も、小学生のスカート捲ってたからな」

雪乃「」

上条「実の妹のおっぱい揉んだり、幼女にキスしたり」

雪乃「よく主人公が務まってるわね、その人……」

上条「夏目とは大違いだよ。同じ妖怪物のアニメの主人公なのに……」

雪乃「そこの世界にも行く必要があるようね」

上条「ああ。沢山あるぞ。俺達の旅は始まったばかりだ!!」

雪乃「なんて打ち切り臭たっぷりの台詞なのかしら……」

ふぅ、これで過去ログ分はおしまい
即興で書くので書き込み遅くなります

上条「ここがISの世界か」

雪乃「立派な寮ね。いえ、寮というより宿舎と言った方が正しいかもしれないわね」

上条「そうだな。上条さんの寮とは大違いだ」

箒「一夏ぁぁぁぁぁぁ!!」

一夏「おい、やめろ! 木刀をしまえ!?」

上条「早速やってやがる!」

雪乃「上条君」

上条「任せろ!」

箒「お前と言う奴は!」

一夏(殺される!?)

箒「死ねぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」

上条「やめろ!!」ガシッ

箒「なにっ!?」

一夏(……な、なんだ……?)

上条「テメェ、何してんだよ?」

箒「な、なんだ貴様は!?」

上条「上条当麻。何処にでもいる普通の高校生だ」

一夏(なんで男が?)

箒「ここはIS学園の寮だぞ? 何故、男子がいるんだ!?」

上条「んなの関係ねえだろ! それより何してるのか聞いてんだよ!」

雪乃「どうやら間に合ったようね」

一夏「あ、アンタ達は?」

雪乃「ISのヒロイン達を説教しに来た者だけれど」

一夏「説教?」

上条「どうやらコイツに聞いても教えてくれなさそうだな。なあ、何でこんな状況になってるのか教えてくれないか?」

一夏「いや、俺もよくわからないんだ…シャルとイチャイチャしてたらいきなり箒が…」

雪乃「なるほど。原因は嫉妬ということね」

箒「くっ///」

上条「何てヒロインだ…美琴だって最近はマシ…になった…かな…」

雪乃「あまり変わらないと思うのだけれど」

一夏「と、とりあえず助けてくれてサンキュ」

上条「おう。いつも酷い目に合ってて大変だな、お前」

一夏「俺のこと知ってるのか?」

上条「2期の4話までなら」

一夏「は?」

雪乃「篠ノ之さんだったかしら?」

箒「あまり名字で呼ばれるのは好きではないが、篠ノ之で間違いない」

雪乃「それじゃ箒さんと呼ばせてもらうわ。貴方、嫉妬で彼を木刀で殺そうとしたの?」

箒「私は殺すつもりは!」

雪乃「けれど私の目に狂いがなければ、頭を狙っていたように見えたのだけれど?」

箒「それは…」

雪乃「打ち所が悪ければ、命の関わることになのだけれど…貴女は自覚しているのかしら?」

箒「…っ!」

上条「そうか。昨日は鈴にISで殴られて」

一夏「そうなんだよ。何で俺ばっかりこんな目に…」

上条「安心しろ。そいつらは雪乃が更正してくれるはずだ」

一夏「その雪乃ってあの子か?」

上条「ああ」

上条(まいったな。一期のシリーズ構成の人が離れて、ゴールデンタイムの構成しているからな…同じ電撃文庫だし有難いと言えば、有難いがこのままでは1期以上に暴力の描写が増えるかもしれない…)

雪乃「箒さん、好きな人が他の女子と仲良くしているのを見て不快になるのは仕方ないと思うけれど…」

箒「なっ!? 何故知っている?」

雪乃「見ていればわかるもの」

箒「くっ//」

雪乃「彼のことが本当に好きなのなら、しっかり気持ちを伝えるべきよ」

箒「しかし…」

雪乃「こんなことをしていて、彼に好かれると思う?」

箒「…ないな」

雪乃「もう暴力系ヒロインは終わりだと私は思うの。今期はストーカーヒロインが多いようだけれど」

箒「確かに暴力はよくないな…」

上条「上手くいったみたいだな」

箒「すまなかった」ペコッ

雪乃「謝るのは私にではなく、彼にでしょう」

箒「…うむ。一夏、すまなかった」

一夏「箒」

箒「金輪際、お前に暴力は振るわない。約束する」

一夏「そうか」

上条「まあ、お前もその鈍感さ何とかしろよ」

雪乃「あなたには言われたくないでしょうね」

ふむ、どうやらSS速報では他作品のヒロインを他の主人公とくっつけるのは駄目のようだな
以前、ハーレム主人公達のSS書いたときは叱咤がなかったんだけどな
このまましていてもあぼ~んしてる子の時間を奪ってしまうから再びVIPでやるとしよう
昨日見てくれた人たち、続きはVIPでやるのでよろしくお願いします

すぐにHTML依頼するから安心してくれ

しかし、SS位でそこまで怒られるとは思わなかったw

くそ! オッレルスの安価スレが過疎でHTML依頼されてるじゃねえか
アンタ達、何やってんだよ!!

ほい

上条「いいから説教させろ」雪乃「させなさい」
上条「いいから説教させろ」雪乃「させなさい」 - SSまとめ速報
(http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1382970066/)

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ニニニ(゚Д゚∩コ
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   し´

えっ…と、
糞スレはここかな…、と
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`ヽ   /)ニニニコ
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  ∧∧ ミ ドスッ

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ニニニ(゚Д゚∩コ
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えっ…と、
糞スレはここかな…、と
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 ∪∪   ||_ε3 暇なので

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えっ…と、
糞スレはここかな…、と
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糞スレはここかな…、と
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えっ…と、
糞スレはここかな…、と
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 ∪∪   ||_ε3 暇なので落ちる前に

上条「いいから説教させろ」雪乃「させなさい」
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