アスカ「だから、キスしようかっての」
シンジ「いやいいです」
アスカ「は?」
シンジ「結構です」
アスカ「なんで」
シンジ「なんでって・・・とにかくNO Thank you」
アスカ「はあ!?わたしがキスしようかって言ってんのよ!?」
シンジ「NO Thank you」
アスカ「したり顔で英語使うのやめろ!」
シンジ「なんでアスカとキスなんかしなきゃいけないのさ。
そもそも自分が誘ったらノッてくると思ってるところが最高にあれだね。
ちょっとくらい顔が整ってるからって調子乗ってるんでしょ?何様なんだよ。
逆に聞くけどアスカはその辺のおっさんに「キスしよっか」とか言われたらどう思うの?
まさに今僕はそんな心境だよ」
アスカ「・・・うぅっ・・・えぐっ・・・」ポロポロ
リツコ「碇くんキスしてみn」
シンジ「したいです!」
アスカ「」
ミサト「たっだいまー」
シンジ「おかえりなさい」
ミサト「今日のごはんはなーにかなっ!」
シンジ「今出来ますからちょっと待っててください」
ミサト「じゃあわたしはアスカを呼んで来る係りをしよーっと」
アスカの部屋
ミサト「アースカーご飯よー」コンコン
ミサト「アスカー?」
ミサト「入るわよー」ガラッ
ベッド「・・・」
ミサト「毛布にくるまってなにしてるの?体調悪いの?」
ベッド「・・・・・・べつに」
ミサト「アスカご飯いらないって」
シンジ「そうですか」
ミサト「毛布から顔出さないし、なにかあった?」
シンジ「特には・・・ちょっと見てきます。先に食べてて下さい」
ミサト「はーい。食べよっかぺんぺん」
ぺんぺん「くあっ」
アスカの部屋
シンジ「ご飯出来たよ」
シーン……
シンジ「・・・」ガラッ
毛布「・・・」
シンジ「・・・さっきのこと気にしてるの?」
毛布「・・・」
シンジ「・・・ごめん」
毛布「・・・」
シンジ「驚いて・・・気が動転しちゃって、あんなこと言っちゃったんだ」
毛布「・・・」
シンジ「ほんとは・・・嬉しかったんだ。アスカには嫌われてると思ってたから」
毛布「・・・」
シンジ「許しては・・・くれないよね」
毛布「・・・」
シンジ「ごめん・・・最低だ、俺って。こんなんじゃ嫌われても仕方ないや・・・ははっ」
毛布「・・・」
シンジ「・・・ご飯、テーブルの上に置いとくから。僕がいたんじゃ食べづらいだろうし、外で風にあたってくるよ」
毛布「・・・」
シンジ「・・・じゃあ」
毛布「・・・待って」スッ
シンジ「・・・なに?」
アスカ「・・・・・・ほんとに・・・嬉しかった?」
毛布がしゃべった!
シンジ「アスカ・・・」
アスカ「・・・答えて」
シンジ「嘘に決まってるじゃん」
アスカ「・・・えっ?」
シンジ「なんでアスカにキスしようって言われて僕が喜ぶんだよ。どういう思考回路してるの?」
アスカ「・・・・・・」プルプル
シンジ「嘘を嘘と見抜けない人間はエヴァに乗っちゃいけないって父さん言ってたよ。アスカはほんと駄目だね」
シンジ「だからシンクロ率も低いんじゃない?」
アスカ「う・・・・・・うああああああああああああああああああああっ!!」ダダダッ
ミサト「・・・シンジくん?なんか今アスカが泣き叫びながら飛び出してった気がするんだけど」
シンジ「なんかダイエットしてるらしくて、確かにちょっと太ったよねって言ったら」
ミサト「あー・・・女の子に太ったなんて言っちゃ駄目よ?」
シンジ「すいません・・・」
ミサト「まあそのくらいならそのうち帰ってくるか。さてご飯の続き~」
翌日 教室
ヒカリ「碇くん」
シンジ「なに?」
ヒカリ「アスカが昨日の夜泣きながらうちに来たんだけど・・・どうしたの?アスカに聞いても教えてくれなくて」
シンジ「・・・アスカは今委員長の家にいるの?」
ヒカリ「うん」
シンジ「わかった・・・放課後いってもいいかな。アスカと話してみるよ」
ヒカリ「うん、お願いね」
放課後
シンジ「・・・」コンコン
アスカ「・・・・・・ヒカリ?」
ガチャッ
シンジ「僕です!碇シンジです!」
アスカ「っ!?」バサッ
布団「帰って!!あんたの顔なんか見たくない!!」
シンジ「僕はアスカと一緒じゃないと帰らない」
布団「うるさい!!帰れ!!」
シンジ「嫌だ!!」
布団「わたしのこと嫌いなんでしょ!?出てってよ!!!」
シンジ「嫌いだったらこんなとこまで迎えにくるわけないだろ!」
布団「っ・・・またどうせ嘘だって言うくせに!」
シンジ「あの時はアスカの泣き顔を見て・・・自分でもわけがわからなくなってあんなこと言っちゃったんだ・・・」
布団「嘘!!」
シンジ「信じてもらえなくても仕方ない・・・でもアスカと一緒じゃなきゃ帰らないっていうのはほんとだから」
布団「出てけ!!二度と来ないで!!!」
シンジ「ごめん・・・出てくよ」
シンジ「でも家には帰らない。ずっと待ってるから」
バタン
布団「・・・・・・」
アスカ「ヤァァァァー!ヤァァァーヤァァァァー!ヤーヤーヤーヤァァァァー!」
チャゲ「オッ!ウーウーウー!YEI!」
ヒカリ「アスカ、わたし。入っていい?」
ガチャッ
ヒカリ「ねえなにがあったの?」
アスカ「・・・」
ヒカリ「・・・碇くん、自分が情けないって泣いてたよ?」
アスカ「・・・」
ヒカリ「アスカが来てくれるまで外で待ってるって、ほらあそこ」ガラッ
シンジ「・・・」
アスカ「どうせ・・・また嘘よ」
深夜
ヒカリ「アスカ・・・」
アスカ「・・・」
ヒカリ「碇くんずっと待ってるよ?」
外
シンジ「・・・はぁー」サスサス
アスカ「・・・」
ヒカリ「行かなくていいの?」
アスカ「・・・」
外
シンジ「・・・はぁー」サスサス
ヒカリ(なんでこの熱帯夜に息が白いんだろ・・・)
明け方
ヒカリ「・・・くぅ・・・」zzz
アスカ「・・・」
外
シンジ「・・・」
アスカ「・・・」ガチャッ
アスカ「・・・馬鹿シンジ」
シンジ「アスカっ!」
アスカ「・・・なにやってるの?」
シンジ「あ、アスカを待ってるんだ」
アスカ「・・・」
アスカ「帰って」
シンジ「いやだ」
アスカ「なら勝手にすれば・・・わたしは帰らないから」
シンジ「勝手にする・・・一週間でも一年でも待ってるから」
アスカ「・・・馬鹿じゃないの・・・炎天下のなかこんなとこ何日も突っ立ってたら死んじゃうじゃない」
シンジ「そしたら幽霊になって待つよ」
アスカ「っ・・・」
シンジ「それに、アスカに辛い思いさせたんだ・・・これくらい・・・うっ」フラッ
アスカ「シンジ!?」ガシッ
シンジ「ごめん・・・アスカが心配で昨日眠れなくて・・・なにも喉通らなかったからアスカが心配で・・・」
シンジ「もう大丈夫・・・ありがとう」フラフラ
アスカ「・・・馬鹿じゃないの・・・」
シンジ「ははっ・・・」
アスカ「・・・わかったわよ」
シンジ「へ?」
アスカ「かっ・・・帰ればいいんでしょ」
シンジ「・・・いいの?」
アスカ「あんたを許したわけじゃないから。ただ、まあこんなところで死なれたら気分悪いし・・・」
シンジ「アスカ・・・ごめんっ!」ギュッ
アスカ「なあっ!?」カァァァッ
シンジ「もうあんなひどいこと二度と言わないよ!」ギュウッ
アスカ「あ、当たり前よ・・・今度あんなこと言ったら許さないから」
アスカ「ねえ馬鹿シンジ。見たい映画があるから付き合って」
シンジ「は?なに彼女面してんのさ。何様?
なんで僕がわざわざ貴重な休日をアスカの為に潰さなきゃいけないのさ。
アスカと出かけるくらいならぺんぺんの毛繕いしてたほうがマシだよ」
アスカ「~~~~っ!!」
アスカ「ぐすっ・・・えぐっ・・・」
ヒカリ(・・・痴話喧嘩する度にうち来るのやめて欲しいなぁ)
終わり
アスカは虐められてるほうが可愛い。じゃあの。
えっ?
チャゲアス「今から一緒に!これから一緒に!」
チャゲアス「なんぐりんにんいこうかぁぁぁぁぁぁあー!!!」
チャゲ「ンォッ!ヘェェェェェイ!!!」
あーインスピレーション湧いてきたわ
続き書いていい?
結構有名な書き手なんだが
>>70
期待上げ
はよ
シンジ「もうあんなひどいこと二度と言わないよ!」ギュウッ
アスカ「あ、当たり前よ・・・今度あんなこと言ったら許さないから・・・」
アスカ「ねぇシンジ・・・手、つないで?」
シンジ「うんっ」
ヒカリ「フフッ…よかった~、仲直り出来たみたいね…」
ヒカリ「ふぁ~!もういっかい寝ましょっと」
アスカ「ねぇシンジ、お腹すいたね」
シンジ「アスカ」
パンッ!
アスカ「ちょっ!なにするのよシンジ!」
シンジ「よくも僕に恥をかかせてくれたね」
パンパンッ
シンジ「まさか委員長の家に行くなんてさ」
アスカ「いや!もうぶたないで!」
シンジ「まさか'この事'は委員長に話してないよね?」
ドスッ
アスカ「話してないれひゅ・・・だから・・・」
シンジ「ほんとに?」
アスカ「ほんとでひゅ・・・だからもう許ひで・・・」
ドスッ!
シンジ「僕は先に帰るよ、アスカはその傷が人に見られない様に隠れて帰ってきなよ。今度逃げたらタダでは済まないからね」
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