アルヴィン「眠れねえな・・・」 (34)

テイルズオブエクシリア2の短めssです。

キャラ崩壊やCPに抵抗のある方は
そこのところ注意していただければ幸いです

では始めます・・・

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1382950200

アルヴィン「・・・寝る時間だってのに、相部屋のじーさんはなんでかいねーし」

アルヴィン「素直に寝るほど俺も眠くねぇ」

アルヴィン「・・・ルドガーも起きてっかな」

アルヴィン「いよっし、男呼んで晩酌でもするか」

アルヴィン「ま、少し呑んだら眠くなるだろうし、それじゃ早速行くか」

――――――――ルドガーの部屋の前

アルヴィン「・・・・・ん?」

アルヴィン「(ルドガーの部屋の中から・・・女の声?誰だ?)」

―――ホウ、スゴイナコレハ

アルヴィン「(・・・ありゃ、ミラ様か?)」

アルヴィン「(珍しい組み合わせだな、じゃあミラ様も混じえて男女仲良く晩酌―――)」

―――ナカナカニ ルドガーノハ オオキイノダナ

アルヴィン「(―――ん?)」

―――ミラ・・・ダシテイイカ?

―――ハヤクダシテクレ・・・ジュル、マチドオシイクライダ

アルヴィン「・・・・・」

アルヴィン「(ん?)」

アルヴィン「(これは・・・え?)」

―――ム、コレハナカナカ・・・アマイトイウカ、ニガイトイウカ、リョウハオオイナ

アルヴィン「・・・・・」

―――シカタナイダロ・・・ミラガ・・・

―――キライナアジデハナイナ、ムシロクセニ・・・

アルヴィン「(さ、さーて!晩酌ならガイアスんとこでもいくかー!うん、ガイアスお酒強そーだし、より深く呑めるよなぁ!)」タッタッタッ…

需要も中身も無いけど書きます。

ちょっとご飯

需要あるよー
期待して待ってる

期待

これはアルヴィンが銀さんになりそうな予感w

――――――――ガイアスの部屋の前

アルヴィン「(そーいや、ガイアスとミュゼって相部屋なんだっけ・・・あ、一番まずいかもな)」

アルヴィン「(ミュゼはその・・・ああいうものにオープンなイメージだし、ガイアスも気はそれなりにある感じだし・・・)」

アルヴィン「(まぁ、現段階でヤバそうな声は特に聞こえないけど)」

―――フッ!ハッ!ウオオオオ!!

アルヴィン「(なんか違うベクトルでやばそうな声が聞こえる)」

アルヴィン「(王様は常に鍛えてんのか?まぁ、これなら運動の後の晩酌もでき・・・)」

―――クヌウウウウ!ドウダ!?ローエン!

アルヴィン「(は?)」

―――アア、イイデスヨガイアスサン!モット、ディモールトハゲシク!

アルヴィン「」

―――コ、コウカ!

―――ソウ!モット、オクヲエグルカノヨウニ!!

アルヴィン「(じーさん何してやがるぅぅう!)」

アルヴィン「(なんだよこれ・・・なんだこれ、世界が歪んでやがる。なんだ?【男の世界】?)」

アルヴィン「(またまたやらせていただきましたァん、とかそんな、え、あ?えぇーッ!?)」

アルヴィン「・・・・・」スッ

―――クッ・・・イクゾ!ローエン!オレノゼンリョクヲダシキル!

―――キンニクノ!キンニクノ ヤクドウヲ カンジマスゾ!!

アルヴィン「(壁に耳当てても同じじゃねーか!)」

アルヴィン「(・・・あれ、なんで俺わざわざ壁に耳当ててんだ?わかっててなんで当ててんだ?)」

アルヴィン「(い、いやねーよ!!俺はノーマルだし!生涯アイツ一択に決めてるし!)」

―――ウオオオオ!!

アルヴィン「(っつーかノリノリかよ王様!)」

――――――――ジュードの部屋の前

アルヴィン「(・・・うん、あるまじき仲間の趣向というか、アレな事情が垣間見えたな)」

アルヴィン「(晩酌はやめやめ、ジュード君とでも話して眠く・・・)」

―――ジュード・・・ヤッパリオトコノヒトナンダネ

アルヴィン「(うん、覚悟はしてた。レイアだな)」

―――レイア・・・ヤッパリスコシハズカシイヨ・・・

アルヴィン「(・・・良かったじゃないかレイア、うん。好きだったもんな、うんうん)」

―――コンナニダシタクセニ、ナニヲイッテルノ!マッタク、タマッテタノ?

アルヴィン「(話の内容もなんてうら若き・・・)」

―――ウン、ソノ、イルファンデハミセニイッタリ、ジブンデシテタケド・・・

アルヴィン「(お?)」

―――エ?ジブンデハトモカク、ミセニ?

アルヴィン「(・・・店か、ジュード君は幼い顔して大人の階段をひしひしと登っていたんだなぁ)」

―――ア、ウン、ボクノマワリニシテクレルヒト、イナクテサ

アルヴィン「(・・・だから店っつー発想もどーよジュード先生)」

―――マッタク、イッテクレレバイツデモワタシガスルノニ・・・

アルヴィン「(・・・まぁこの二人は末永くお幸せに・・・)」

―――デモオトコノヒト ッテコンナニデルンデスネ

―――ショーゲキテキカモー!

アルヴィン「!?」バッ!

アルエリだと思ったんだがなぁ…

アルヴィン「(な、なにしているんだ姫?エリーゼ姫?ま、まだお子様の姫?)」

―――イイ?エリーゼ、オトコノヒトッテ スウシュウカンデコウナッチャウンダカラ

―――ソ、ソウナンデスカ・・・

―――ジュードクンッテバ、オットコラシー

―――ヘ、ヘンナイイカタハヨシテヨ!

アルヴィン「・・・」ドン!

―――ウ、ウワッ!?

―――ウ、ウルサカッタノカナ・・・

アルヴィン「(なんだろう、今まででそんなになかった怒りを感じてるぞ・・・)」

アルヴィン「(・・・外、行くか)」

――――――――宿の外

アルヴィン「・・・今日は、少し冷えるな」

アルヴィン「はは、俺ってなんなんだろうな」

アルヴィン「・・・・・」

アルヴィン「(ルドガーが俺たちの仲間になって、一年前からも俺は変わった筈なのに)」

アルヴィン「(皆に、周りに、おいてけぼりをくらっちまってる)」

アルヴィン「(・・・やっぱり、俺はもう変われねえのかな)」























ミュゼ「こんな夜更けに外なんかでてどうしたの、アルヴィン?」

アルヴィン「ミュゼ・・・?」

アルヴィン「いや・・・その、気晴らしっつーか、眠れなくてな」

ミュゼ「ふぅん、人間って超ウケるわね」

アルヴィン「ちょ、ちょううけ?」

ミュゼ「巷で流行ってるらしいのよこれ、どう?」

アルヴィン「・・・少し古いぞ、ソレ」

ミュゼ「えー?食堂のおばちゃんが使ってて、流行の最先端って言ってたのにー」ブー

アルヴィン「まず流行の最先端をおばちゃんに聞くのが間違いなんだよ・・・・」

アルヴィン「・・・・・なあ、ミュゼ」

ミュゼ「なにかしら?」

アルヴィン「俺って、変わったと思うか?」

ミュゼ「知るわけないじゃないそんなの、取りあえず髭が生えてたけどね」

アルヴィン「いや、こう内面的に・・・って、そりゃ知らねーよなぁ」

アルヴィン「・・・・・」

アルヴィン「(そもそも俺は、俺の心は周りに伝わっていたのか?)」

アルヴィン「(ジュード君たちとは一年前からの付き合いだけれど、本当にそれだけだ)」

アルヴィン「(勝手に仲間だからと思ってて、俺のことも理解してくれてると勘違いしてて、もしかして今の俺ってそんな滑稽な姿なんじゃないか?)」

ミュゼ「分からないわねぇ、あなたって」

アルヴィン「精霊様にはこのセンチな気持ちは理解できないんですかね?」

ミュゼ「まぁ、それもあるけどそうじゃなくて」

ミュゼ「あなた、なんで仲良しの友達に構って貰えない子供みたいに落ち込んでるのかしら?」

アルヴィン「・・・へ?」

アルヴィン「子供?俺が?こんな可愛くなくてハンサムな子供はいねーぜ?」

ミュゼ「だから内面的な意味よ。センチなんてそんな言葉で着飾らなくても、そういうことでしょ?」

アルヴィン「・・・・・そうだな」

ミュゼ「何があったのか私には知る由もないけど、変わった変わってないなんて聞かれても答えられないわ」

ミュゼ「でも取りあえず、今のあなたを見て思ったことを率直に述べさせて貰ったわ」

アルヴィン「子供・・・か、はは、図体だけでかくなっちまったってか?」

ミュゼ「そうでもないんじゃない?」

アルヴィン「気ィ遣わなくてもいいんだぜ?要はそういうことが言いたいんだろ?」

ミュゼ「違うわ、現に只の子供みたいならそういう風な、【気を遣って】なんて思わないわよ」

アルヴィン「・・・・・」

ミュゼ「心が成長しきる前に先に賢くなっちゃって、それで心はそれ以上育たなくなった少年、なんてところじゃないかしら?」

アルヴィン「・・・まぁ、傭兵稼業はその辺から始めたのは事実だけどよ」

ミュゼ「だから変に人のことは分かるけど、自分の事となると途端にダメダメになってるんじゃないのかしら?勿論私の勝手な推測だけれど」

アルヴィン「・・・そっか」

ミュゼ「あなたは人に気遣うことはできてるんなら、後は自分のことで一歩踏み込めばいいと思うわ。それが今のあなたにできていないこと」

ミュゼ「本当に事情は知らないけれど、それができればあなたも変われるんじゃないの?」

アルヴィン「・・・気遣うだけが、大人じゃないか」

ミュゼ「それに」

アルヴィン「それに?」

ミュゼ「皆から人気があって甘いナップルも、クセがあって酸味の強いナップルも私は好きよ?」

アルヴィン「プッ・・・そーかい」

アルヴィン「俺もそうしてみるかな」

アルヴィン「(でもまぁ、今回のケースは踏み込んじゃいけない領域に近いけどな)」

アルヴィン「・・・そーいやミュゼ、聞きたいことが後ひとつあんだけどよ」

ミュゼ「もぅ、サービスよ?一つだけだかんね?」

アルヴィン「・・・その、お前ってガイアスと同じ部屋だよな?」

ミュゼ「ええそうね」

アルヴィン「今ローエンのじーさんがいると思うんだけどさ・・・」

ミュゼ「そーなの!アルヴィン聞いて!」

アルヴィン「お、おう」

ミュゼ「ガイアスったら酷いのよ!ローエンが部屋にくるなり上着を脱ぎ出して―――」

アルヴィン「ちょっと待って続き聞きたくない」

ミュゼ「どこからか重そうな運動器具出して筋トレ始めたのよ!それで女人禁制とかで私を部屋から追い出したのよ!!」

アルヴィン「・・・・・」

アルヴィン「あれ?」

アルヴィン「わ、悪い。もう一度言ってくれ」

ミュゼ「ええ?その、ガイアスとローエンがこんな夜なのに筋トレ始めたのよ!しかも無駄にハードな!」

アルヴィン「・・・・・」

ミュゼ「そしてお互いでお互いを『筋肉ゥ筋肉ゥ』!!とか言ってるのよ!」サー…

ミュゼ「お、思い出しただけでおぞましくて暑苦しい光景だったわ・・・・・!!」

アルヴィン「・・・・・」

アルヴィン「(あれ?)」

寝ます、おやすみなさい。
明日で多分終わりです

アルヴィン「・・・・・(これは)」

アルヴィン「な、なあミュゼ。ルドガーたちが何してたかは分かるか?」

ミュゼ「・・・私の話はスルーなのね?」

アルヴィン「いや、まぁ先に聞きたくてな」

ミュゼ「・・・確かミラがお腹空いたってルドガーにせびったんじゃないかしら?」

ミュゼ「結構な量の料理を部屋に運んでいたわよ」

アルヴィン「・・・・・」

アルヴィン「ジュード君はなにを・・・」

ミュゼ「私にはよく分からないのだけど、アカスリ?してやるんだーってレイアがはしゃいでいたわ」

アルヴィン「・・・・・」

アルヴィン「(そうか・・・確かに言葉は合ってる)」

アルヴィン「(俺・・・何考えてたんだろ)」

アルヴィン「(・・・やべえ、自己嫌悪入るわコレ、思春期より残念な自分に嫌悪するわー)」

アルヴィン「(いやいやいや!どれも男女やらムサイ男同士が個室ですることじゃねーよ!そりゃ辻褄は合うけど、だーっ!ああーーっ!!)」

ミュゼ「(アルヴィンが百面相し始めたわ・・・)」

アルヴィン「あぁーっ!くそっ!何だよ!偶には大人らしいセンチなムード出したってのによ!」

ミュゼ「まぁまぁ、元気になって良かったじゃない♪」

アルヴィン「あー、もう寝るわ、一人でも寝るわ、疎外感感じながら寝まーす」

アルヴィン「じゃあなミュゼ、おやすみ」

ミュゼ「はいはい、おやすミュゼ~♪」

アルヴィン「・・・・・ハァ」

――――――――アルヴィンの部屋

アルヴィン「あー、ドイツもコイツも仲良くしちゃいやがって・・・」

アルヴィン「くっそぉ、俺だってアイツが・・・」

コンコン

アルヴィン「ん・・・ノック?」

アルヴィン「誰だ・・・?まぁ、出ますか」

ガチャ

アルヴィン「はいは~い、どちら様・・・って」

アルヴィン「ルドガー?」

ルドガー「・・・・・」

アルヴィン「ありゃ?ミラ様との楽しい楽しい食事会は終わったのかぁ~?」

ルドガー「・・・・・」スッ

アルヴィン「ん・・・ルドガー、お前いつもより無口だな、なんかあったのか?」

金髪の幼女「ルドガー・・・」

アルヴィン「ん?どうしたお嬢ちゃん、ルドガーどうしたんだこの子、迷子か?」

ルドガー「・・・・・」

アルヴィン「オイオイ、コミュニケーションをもっととろうぜルドガー、ミラ様で疲れちまったか?」

食事、少し離れます

ルドガー「・・・・・その指輪・・・」

アルヴィン「あ?なんだ、またこの話が聞きたいのか?お前さんも変わってんなぁ」





















アルヴィン「俺、結婚したんだぜ、プレザと」

ルドガー「・・・・・」

アルヴィン「お前と最初に逢う少し前にな、プレザは前見ただろ?いいやつでな~」

ルドガー「・・・・・」

アルヴィン「いやぁ、四象牙の連中からは冷やかしうけたけどよ、なんだかんだ祝福してくれたんだぜアイツラ・・・素直じゃねーの」ケラケラ

ルドガー「――――!」キィン!

アルヴィン「ど、どうしたルドガー、いきなり骸殻発動させるなんてよ」

ルドガー「・・・・・!」スッ

アルヴィン「・・・・・俺に、矛先?」

金髪の幼女「る、ルドガー・・・」

アルヴィン「・・・あぁ、成程ね」























アルヴィン「・・・そういうことか」

なんだよ

アルヴィン「どれだ?どれが時歪の因子だ?俺自身か?なら手短にしてくれよな」

ルドガー「・・・・・」ピッ

アルヴィン「・・・よりによってこの指輪かよ」

アルヴィン「早く、人思いにやってくれ」

ルドガー「・・・・・」ザクッ!

アルヴィン「(・・・あーあ、俺らの世界は分子世界だったのか)」

アルヴィン「(かもなぁ、すっげー幸せだったし)」

アルヴィン「(俺が得られる世界にゃ、分不相応って奴だったしな)」

アルヴィン「(プレザは、プレザはどうなってるんだ?)」

アルヴィン「・・・ルドガー、最期に教えてくれ」

ルドガー「・・・・・」コクリ

アルヴィン「俺は、正史世界の俺たちは幸― ―――」

パリィン・・・・・!

以上、>>1の妄想ssでした。

お粗末な内容と終わりになってしまきましたが、
これで話を終わらせたいと思います。
読んでくれた人が一人でもいてくれたら、ありがとう

乙!
ちょうど発売して一年になるな

また気が向いたら何か書いて欲しい

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年12月17日 (水) 01:25:31   ID: juZG41vL

悲しすぎる

2 :  SS好きの774さん   2015年03月26日 (木) 18:39:33   ID: CVdb7d7C

いいな....

3 :  SS好きの774さん   2016年09月23日 (金) 20:06:58   ID: UfbeLTlj

GJ

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