あかり「存在感を消す能力?」(114)

あかり「京子ちゃんおはよ~」

京子「あれ?あかりまだ来てないのか」

あかり「ひどいよ京子ちゃん!あかりここにいるよぉ」

結衣「おはよう京子」

京子「おはよ、まだあかり来てないんだよね」

結衣「寝坊でもしてるのかな」

京子「今日くるの遅かったから先行ったんじゃないかな」

結衣「そうかもな、とりあえず遅刻しちゃうから学校行くか」

あかり「ほんとに気付いてないの!?」

あかり「どうしよう存在感薄すぎて見えなくなっちゃたのかな」

あかり「もしかしたら京子ちゃんの冗談かもしれないし、一応学校行ってみよう!」

あかり「ちなつちゃんおはよう」

ちなつ「ん?今なんか声がきこえたような」

ちなつ「気のせいかな?」

あかり「気のせいじゃないよあかりここにいるよ!?」

ちなつ「あかりちゃんいつからいたの!?」

あかり「さっきからいたよぉ」

ちなつ「いつも空気だから気付かなかったよ」

ちなつ「ごめんね、あかりちゃん」

あかり「もう!」プンプン

あかり「京子ちゃんと結衣ちゃんにからわれたからほんとに見えなくなったかと思ったよ」

ちなつ「結衣先輩にもからわれたの?」

あかり「二人してあかりのこと無視して行かれちゃったんだよぉ」

ちなつ「結衣先輩まで無視するかな?」

あかり「でもあかりのこと無視したんだよ?」

ちなつ「あかりちゃんのこと気付かなかったんじゃないの」

あかり「だって話しかけたのにそれはないよぉ」

ちなつ「部活のときに聞いてみよっか」

あかり「そうしよっか」


京子「あかり学校きてるのかな」

結衣「あかりにメールしてみるか」

あかり「あ、結衣ちゃんからメールだ」

ちなつ「なんて書いてあるの?」

あかり「朝一緒に行けなくてごめんねって」

あかり「やっぱりからかってただけだったのかなぁ」

ちなつ「京子先輩だったらしそうだしね」

結衣「気にしないでだってさ」

京子「やっぱり先行ってたんだな」

結衣「今日いつもより遅れたからな」

京子「まあいっか」


あかり「『スケルトンズ』ッ!!!」
あかり「AAAAKARYYYYYYYY!!」

あかり「京子ちゃんひどいよあかりのこと無視して」

あかり「あかりのこと見えないのかと思ったんだからぁ」プンプン

京子「えっ」

結衣「何いってんだあかり、今日は先に行ったんだろ?」

あかり「えっ」

ちなつ(話についてけない…)

あかり「あかり先になんて行ってないよ」

京子「いや今日はあかりいなかったじゃん、だよな結衣?」

結衣「うんいなかったよ」

あかり「まだあかりのことからかってるの?」

京子「からかってないよ、あかりがいなかったのはほんとじゃん」

結衣「あかり朝だから寝ぼけてたんじゃないか?」

あかり「ええ!?そんなことないよぉ」

あかり「…たぶん」

ちなつ「ほんとですか?京子先輩」

京子「ほんとだよ、信じてよちなつちゃん」



ちなつ「結衣先輩が嘘ついてるとも思えないし、やっぱあかりちゃんの勘違い?」

あかり「あかりが寝ぼけてたのかなぁ」

京子「あかりのことだから寝ぼけてたんだよ」

あかり「じゃあ、明日は一緒に行こうねぇ」

結衣「明日は先行くなよあかり」

あかり「まかせて結衣ちゃん絶対待ってるよ!」


京子「じゃあ、今日の部活はこれで終わりな」

あかり「今日もたのしかったねぇ」

あかり「今日は一番乗り、顔も何回も洗ったから寝ぼけてもないし大丈夫だね」

あかり「あ、京子ちゃんおはよ~」

京子「また一番乗りか」

あかり「もう京子ちゃんたら」ポン

京子「うわ!なんだあかりかいきなり肩たたくなよ、びっくりしたじゃん」

あかり「さっきおはよ~って言ったよ!?」

京子「あかり存在感なくてわかんなかったよ」アハハ

結衣「お、今日はあかりいるな」

あかり「あかりそんなに存在感ないのかなぁ」

ちなつ「まあね、たまにいても気づかないもん」

あかり「ひどいよちなつちゃん」

ちなつ「それがあかりの特徴だからね」

あかり「それ特徴なのかなぁ」



ちなつ「今日用事あって部活いけないから結衣先輩に言っといてくれない?」

あかり「わかったよ伝えとくね」

あかり「まだ部室だれも来てないなぁ」

結衣「誰もいないのか」

あかり「ん!?いるよあかりここにいるよ!?」

結衣「京子はプリント出してるし、あかりとちなつちゃんもまだなのか」

あかり「結衣ちゃんまたからかってる?」

結衣「…」

あかり「無視何てひどいよぉ…うぅ」グスッ

京子「ごめんね遅れてって結衣しかいないじゃん」

結衣「お、やっと来たか」

あかり「…京子ちゃんまで」

あかり「…もう帰ろぉ」グス

ドア「ガラッ」

京子「あれあかり今来たのか」

結衣「遅かったな」

あかり「…二人してひどいよもう帰るよ」グスッ

京子「なんで泣いてんだ!?」

あかり「うぅ…京子ちゃんと結衣ちゃんが無視するからだよ」

結衣「無視なんかしてないだろ!?どうしたんだよあかり?」

あかり「だってあかり結衣ちゃんとお話しようと思って話しかけたのに…返事してくれなかったよ」グスッ

結衣「え、ごめんなあかり」

結衣「でもいつ話しかけたんだ?」

あかり「結衣ちゃんが部室に来た時だよぉ」

結衣「私が来た時あかりいなかったろ?」

あかり「…またからかってるの?」

結衣「からかってなんかないよ、ほんとにいたのか?」

あかり「…うん」

京子「ひどいな結衣は」

あかり「京子ちゃんもだよ」

京子「私がいつ無視したの?」

あかり「部室に来た時結衣ちゃんしかいないって…」

あかり「あかりもいたのに…」

結衣「じゃあ私たちが気付かなかったってことか」

京子「さすがにあかりが空気で気付かないってことはないでしょ」

あかり「うぅぅ…やっぱり無視したんだ」グスッ

結衣「泣くなよあかり…」

京子「ほんとに結衣しか見えなかったんだよ、信じてくれあかり」

結衣「私もだあかりがいたのわからなかった」

あかり「二人ともほんとなの」

京子「ほんとだよあかり」

あかり「うん結衣ちゃんと京子ちゃんを信じるよ!」

あかり「でもなんであかりが見えなかったんだろ…」

結衣「あかりって存在感ないから見えなかったとか?」

京子「そしたらあかり透明人間じゃん!」

あかり「透明人間?」

あかり「みんなお話できなくなったら悲しいよ…」グスッ

京子「冗談だよ」

結衣「あんまあかりをいじめるなよ京子」

結衣「それにあかりが消えるなんてありえないだろ?」

あかり「うんそうだよね、ありがと結衣ちゃん」

あかり「あかり元気が出てきたよ!」

京子「そういえばちなつちゃんはどうしたんだろ?」

あかり「ちなつちゃんはなんか用事があるから先帰るって言ってたよ」

結衣「そうだったんだ」

京子「もうこんな時間だし帰ろうか」

結衣「そうだな」

結衣「今日はごめんな」

あかり「気付かなかったんだったらしょうがないよぉ」

京子「また明日なあかり」

あかり「またね結衣ちゃん京子ちゃん」

あかり「二人ともあかりのこと嫌いになったんじゃなくてよかったぁ」

あかり「明日は気付いてもらえるように頑張らないと」



あかり「寝坊しちゃった!」

あかり「結衣ちゃんと京子ちゃん待っててくれてるかな」

あかり「あ、待っててくれたんだね結衣ちゃん京子ちゃん」

結衣「今日もあかりいないな」

京子「寝坊かな」

結衣「もしかしたら近くにいるかもな、気付かないだけで」

京子「それはないでしょ、だってここ隠れる場所ないよ?」

結衣「違くて昨日私たちあかりが近くにいてもわからなかったじゃん」

京子「今も近くにいるってこと?それはないでしょ」

京子「それこそ透明人間じゃん」

あかり「…二人ともあかりのこと見えないのかな」

あかり「…無視してるわけじゃないって言ってたし」

あかり「昨日は京子ちゃんにさわったら気付いてくれたよね」エイッ

あかり「えっ」

あかり「京子ちゃん触れない!?」

あかり「…そんなことないよね、抱きついちゃおう」エイッ

あかり「すり抜けてる?」

あかり「あかりほんとに透明人間になっちゃたの!?」

あかり「どう…し…よ」グス

あかり「…うぅぅ」

結衣「あかりこないなメールしてみるか」

京子「そうだね、もうちょっと待ってみるか」

あかり「あ、結衣ちゃんメールしてくれた、急いでみないと」

あかり「え?携帯にも触れないよ…」グス

結衣「あかりメール見てないのかな」

京子「昨日の仕返しかもな」

結衣「あかりがそんなことするかなあ」

あかり「ごめんねメール返せなくて…」グス

京子「学校にあかりいるかもしれないしもう行くか」

結衣「うーん、そうするしかないか」

あかり「…あかりも学校行ってみよ」

あかり「もしかしたらちなつちゃんが気付いてくれるかもしれないし」

結衣「あかりのクラス行ってみよう」

京子「そうだね」

ちなつ「結衣先輩、京子先輩どうしたんですか?」

結衣「あかりはきてないのか?」

ちなつ「はい、来てませんよなんかあったんですか?」

京子「あかりがいなくなっちゃったんだ!」

ちなつ「え!?」

結衣「ただの風邪でやすんでるかもしれないだろ?」

ちなつ「なんだ、いないってそういうことだったんですか」

あかり「…やっぱりちなつちゃんにも見えないんだね」

あかり「…だれかにメールしたいけどポケットに携帯あってもさわれないと意味ないよね」

あかり「…どうしようこのままみんなとお話できなくなっちゃうのかな」


ちなつ「結局あかりちゃんこなかったな帰りお見舞いしてあげよう」

ちなつ「結衣先輩こんにちは」

結衣「あかりは来なかったのか」

ちなつ「はい、だからこのあとお見舞いしようと思ってるんですけど一緒にいきませんか?」

結衣「心配だしそうしようか、じゃあ京子がきたら部活しないで帰ろう」

あかり「みんなともう一度お話したいなぁ」

あかり「でも見えないんじゃね…」

ちなつ「あかりちゃん!?いつきたの?」

あかり「え、あかりのこと見えるの?」

結衣「いつ来たんだあかり」

あかり「よかった、あかりのこと見えるんだね!」

結衣「見えるっていままでここにいたのか!?」

あかり「そうだよ結衣ちゃん、朝もいたんだよぉ」

ちなつ「どういうこと?」

京子「おお、あかりきてたのか」

あかり「朝からいたよ!」

結衣「最近あかりのこと見えない時があるんだよちなつちゃん」

ちなつ「そんなことってあるんですか!?」

京子「朝からいたってメールしたときどこにいたの?」

あかり「携帯が触れなかったんだごめんね二人とも」

結衣「携帯が触れないって大丈夫なのかあかり?」

あかり「今はもう大丈夫だよぉ」

ちなつ「あかりちゃんも来たことだし部活しましょうか」

あかり「そうだね!」





あかり「今日は楽しかったね」

結衣「なんで泣いてんだあかり」

あかり「もうみんなとお話しできなくなるんじゃないかと思ってこわかったから」

あかり「安心したら涙出ちゃった」アハハ

京子「あかりが消えるわけないだろ?」

ちなつ「そうだよあかりちゃん」



あかり「みんなありがとね、また明日ね~」

あかり「明日は消えないようにしないとね」

あかり「もしかして消えるタイミングとか操れるのかな、それだったら凄い能力だね」



あかり「今日は寝坊しなかったよ」

あかり「お姉ちゃんおはよ~」

あかね「…」

あかり「あれ?きこえなかったのかなぁ、おはよう!」

あかね「…」

あかり「お姉ちゃんにも見えないの!?今まで大丈夫だったのに…」

あかり「昨日みたいにお話したいって思えば大丈夫かも」

あかり「う~ん、よしもう一回いってみよう」

あかり「おはよう!」

あかね「…」

あかり「…だめだったの?」

あかり「これはあかりの能力のはず、京子ちゃんと結衣ちゃんならきっと大丈夫!」

あかり「二人ともおはよ~」

結衣「あかりおそいな」

京子「そうだね、大丈夫かなあかり…」

あかり「…あかりの声きこえてないんだね」

あかり「また放課後までまてば大丈夫だよね…?」

京子「あかり近くにいるのかな…」

結衣「どうだろな今日こそ寝坊かもしれない」

京子「メールしてみるよ」



京子「返ってこないな」

あかり「ごめんね京子ちゃん…」

京子「あかりの家に行こう」

結衣「そうしよう、あかりが心配だしな」


あかね「あら、どうしたの?」

結衣「あかりってもう家出ました?」

あかね「出たはずだけど一緒じゃないの?」

京子「多分私たちが遅かったんで先行ったみたいですね」

あかね「わざわざ迎えにきてくれてありがとうね」

結衣「いえ、大丈夫ですじゃあまた」

あかり「ごめんねみんな…」

あかり「なんかみんなに謝ってばかりだなあかり」

あかり「…」

京子「学校行ったらあかりいるかもしれないし行こう」

結衣「…うん」




ちなつ「あかりちゃんはまだ来てませんよ」

ちなつ「今日こそ風邪ですかね?」

京子「学校来る前にあかりの家寄ったんだけどいなかったよ…」

ちなつ「本当ですか?」

京子「…」

ちなつ「そんなじゃああかりちゃんは!?」

結衣「きっと近くにいるはずだけど…」

あかり「みんなあかりはここにいるよぉ」

あかり「部活の時間まで待っててねみんな」

京子「また部活のときにひょっこり現れるよ」

ちなつ「…そうですよね」




京子「結衣どうする部活は?」

結衣「あかりが来るんだから待ってよう」

ちなつ「こんにちは、あかりちゃんは来ましたか?」

京子「まだ来てないよ」

ちなつ「…そうですか」

あかり「おかしいなぁ、昨日はこのくらいの時間に見えるようになったはずだけど」

あかり「よし!もっと頑張ろう」

結衣「あかり来ないな」

京子「まだ時間あるからギリギリまで待とう」

ちなつ「あかりちゃん…」

あかり「あかりもう駄目なのかなぁ」

あかり「!?」

あかり「なんだか足が透けていってる…」

結衣「…」

京子「…」

ちなつ「…」

結衣「あかり遅いな…」

京子「…あはは、あかりのことだから迷子にでもなってるんじゃないの」

ちなつ「…あかりちゃん隠れてないで出て来ていいよ」

あかり「さすがのあかりも学校で迷子になんかなんないよ…」

あかり「もうお腹まで消えてきちゃった」

あかり「最後にみんなと話したかったな」

あかり「またね結衣ちゃん、京子ちゃん、ちなつちゃん」

あかり「今まで楽しかったよこれからも部活続けてねぇ」

京子「あかり来なかったな」

結衣「まだ明日もあるから大丈夫だよ」

ちなつ「そうですね明日も待ってましょう」

あかね「あかり遅いわね」






終われ

能力にしたかったけど途中で眠くなってしまいました

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