男宅
妹「zzz」
男「兄さん、起きてください、朝です」
妹「zzz」
男「兄さん、朝ですよ、遅刻してしまいますよ」
妹「……んん……あとすこし……」
男「兄さん、ご飯もできてますから。さあ起きて」
妹「んん……おとこちゃんのごはん……?」
男「できたてほかほかですよ」
妹「男ちゃんのほかほかパンツ?」
男「おはようございます」
構わん続けたまえ
男「さあ、どうぞ」
妹「これは焦げた、パンツ?」
男「まだ寝ぼけてるんですか。目玉焼きです」
妹「いや目玉焼きにも見えないけど」
男「さあ味噌汁を」
妹「溶けたパンツ!?」
男「いい加減起きてください」
妹「男ちゃんのパンツもぐもぐ!」
男「僕のパンツじゃないって言ってるのに……」
男「ごちそうさま」
妹「ま、待って!私も一緒に!」
男「兄さんはゆっくりしててください」
妹「待って!せめてあと一枚」
男「それ味噌汁ですよ、兄さん」
妹「……また幼馴染ちゃんの家?」
男「起こさないと起きないので」
妹「私の男ちゃんを毎朝毎朝……」
男「僕が勝手にやってることですから」
妹「あ、待って!防犯ブザー付けた!?」
改行無くした理由を
幼馴染宅
幼馴染母「あら男ちゃん、今朝もごめんね」
男「いえいえ」
幼馴染母「ほんとあの子ったら男ちゃんがいないとダメダメで……」
男「あはは」
幼馴染母「いっそお婿に来てくれないかしら」
男「!?ぼ、僕起こしてきます!」
幼馴染母「あらあら」
幼馴染「zzz」
男「……はあ……また散らかして」
幼馴染「zzz」
男「……」
>>7
字数制限に引っかかる
>>10
そんなばかな
男「お、幼馴染ちゃん!朝だぞ!起きて!」
幼馴染「zzz」
男「遅刻するぞー!」
幼馴染「……んん」
男「お、起きないと……」
幼馴染「んん?」
男「おき、起きないと」
幼馴染「ふあ。おはよう……男」
男「!」
幼馴染「ん?」
男「……おはよ」
幼馴染「?」
通学路
幼馴染「いやー今朝も悪いねえ」
男「いいよ。僕が勝手にやってることだし」
幼馴染「ほんと、男がいなかったらこうやって高校通ってるのも怪しいよ」
男「!そ、そうか!ふははは!」
幼馴染「?まあ、これからもよろしく頼むよ」
男「任せとけ!そ、それでさ……幼馴染――」
先輩「幼馴染!」
幼馴染「へ?」
先輩「おはよーう!」
男「!」
>>11-12
忍法帖のレベルが低いからかも
幼馴染「先輩!?」
先輩「おはよう!」
幼馴染「こら!頭撫でないでくださいー!」
先輩「良いではないか良いではないか」
幼馴染「恥ずかしいから!みんな見てるから!」
先輩「ほう、ならば誰も見ていない場所では良いと」
幼馴染「ち、ちが……」
先輩「あははは」
幼馴染「せめてもう少し優しく撫でてくださいー!」
先輩「ははは!」
男「……」
先輩「はあ、すっきり」
幼馴染「トイレ行った後みたいに言わないでください!」
先輩「ん?」
男「……」
先輩「もしかしてお邪魔だった?」
幼馴染「?」
先輩「ツーショット登校の最中に」
男「!」
幼馴染「ああ。別に、ただの幼馴染です。朝起こしてもらってて」
先輩「へえ」
幼馴染「ちゃんと聞いて!」
先輩「へえええ!」
男「……」
教室
幼馴染「はあ……朝から疲れた」
男「……」
幼馴染「男?」
男「え、あ、そ、そうだな!」
幼馴染「もう、なんで私に付きまとってくるかなー先輩は」
男「……あ、あのさ、幼馴染ちゃん」
幼馴染「ん?」
男「えっと――」
副委員長「幼馴染さん」
幼馴染「あれ副委員長くんおはよう」
男「!」
副委員長「今朝は日直のはずですが」
幼馴染「あれ?そうだっけ?」
副委員長「……ほんとにあなたは」
幼馴染「あははは」
副委員長「ほら、僕も付いて行くので先生の所へ日誌を」
幼馴染「ほんと?助かるよ!」
男「……」
ただの幼なじみのハーレム物じゃん
副委員長「どうせあなたのことだから今日の宿題もやってないのでしょう」
幼馴染「すごい!副委員長になったら私の頭の中がわかるの!?」
副委員長「あなたの頭の中に宿題のことがあったとも思えませんが。行きますよ」
幼馴染「あ、うん!ごめん、男。ちょっと行ってくる」
男「あ、うん……」
男「……」
男「と、いうことがあったんだよ委員長」
委員長「ふむ。それでどうした?」
男「おかしいとは思わないかい」
委員長「露も思わないが。見慣れたいつもの光景をわざわざ君の口から聞いただけだぞ」
男「だよなあ……」
委員長「?」
男「普通に普通の日常なんだよなあ……」
委員長「?ついに頭の悪さに気付いたのか」
男「それだよ」
委員長「そうなのか?」
男「僕、宿題をやってきてるんだ。普通に」
委員長「普通にやってきてるな。いくつか間違えているが」
男「まあそれは追々写させてもらうとしても、それでも普通にやってきてる」
委員長「……まあそうだな、普通のことじゃないか」
男「でも僕って頭悪かったんでしょ?」
委員長「……確かにそうだな」
男「おかしいとは思わないんだけど」
委員長「……」
男「うーん」
男「それに幼馴染ちゃんのことも」
幼馴染「私がどうかした?」
男「!幼馴染ちゃん!?」
幼馴染「あ、宿題!見せて!」
男「え、で、でもさっき副委員長に――」
副委員長「そうです」
幼馴染「うわ!」
男「!」
副委員長「僕のを見せますから。こっちに」
幼馴染「ま、まだ日誌が!」
副委員長「駄目です。さあ」
幼馴染「男ー……」
男「……」
昼休み
男「……」
男友「おら、男!」
男「うわあああ!びっくりしたなんだ来てたのか男友!」
男友「何か酷いことを言われた気がするが……それより弁当、作ってきたんだろ?」
男「な、なんのことだか」
男友「いいから、ほら早く行ってこいってば」
男「こ、これは幼馴染ちゃんのために多く作ったわけではなくて!そう!花壇の!」
男友「わかったから」
幼馴染「さあて弁当弁当」
男「お、幼馴染ちゃん!」
幼馴染「男?どうしたの」
男「べ、弁当!」
幼馴染「弁当?」
男「今朝作りすぎた!」
幼馴染「作りすぎた?」
男「作りすぎた!」
幼馴染「う、うん」
男「だ、だからいいい一緒……一緒に――」
後輩「幼馴染先輩!俺と一緒にご飯食べませんか!」
幼馴染「ん?」
男「!」
後輩「そしておごってください!」
幼馴染「うわわ、抱きつくなあほ!」
後輩「今月小遣いピンチなんですよー!」
幼馴染「わかった!わかったから離れて!」
男「っ!ここで引いたらだめだ」
男「お、幼馴染ちゃ――」
先輩「うーっす幼馴染ー来てやったぞー」
幼馴染「先輩まで!毎度毎度……」
先輩「一緒に飯食おうぜー」
後輩「ちょっと!先輩は俺と一緒に食べるんす!」
副委員長「幼馴染さん、日誌がまだですよ」
幼馴染「うわ!副委員長くんまで!」
男「……」
委員長「……ふむ」
男「……まあね。僕1人でも食べれるから」
男友「なんで追いかけないんだよ」
男「……邪魔しちゃ悪いし」
男友「はあ、ほんとお前ってバカだよなあ」
男「うるせえ」
男友「しかも相変わらず料理下手だし」
男「……食べる?」
男友「彼女にもらったので腹一杯」
男「……」
妹「男ちゃーん」
男「!?兄さん!」
妹「ごちそうさま。今日もおいしかったよ、おパンツ」
男「……すぐに早退したいただけますか兄さん」
妹「!大量のパンツがまだ目の前に……」
男「いい加減にしないと早退させますよ兄さん。あとこれは弁当です」
妹「もぐもぐ!」
男「あ!」
妹「んまい!おかわりある?」
男「……もうないです。早く帰ってください教室に」
妹「了解、ごちそうさま男ちゃん。友さん、それでは!」
男友「あ、うん」
男「……」
男友「まあなんだ。良い兄じゃないか」
男「……うん」
放課後
男友「いいか。さりげなく、だ。デートとかそんな単語は捨て去れ」
男「おおう……これはデートのお誘いではない」
男友「いいぞ。良くはないがそんな感じで誘ってこい」
男「う、うむ」
男「お、幼馴染ちゃん!」
幼馴染「あ、男。今帰り?」
男「そ、そうなんだけど、と、ところで」
幼馴染「ところで?」
男「あ、明日とかひ、ひま?」
幼馴染「うん、暇だよー」
男「キタ!」
幼馴染「!?」
男「!?まちがい!ちがう!こ、ここに!2枚のチケットがある!」
幼馴染「水族館?」
男「そ、そう!」
男「そ、それでもし良かったら」
先輩「幼馴染ー」
幼馴染「あら、先輩」
先輩「明日暇ならデートしようぜ!」
幼馴染「デ、デート?でも男が」
男「な、なんと今ならこのチケット2枚を無料お試しプレゼント!」
幼馴染「!?」
先輩「おお!買った!」
男「まいど!それでは良い旅を!僕は帰宅します!」
幼馴染「ちょっと男ー!?」
男友「おい。おいってば」
男「……なんか、ほんとごめん」
男友「お、おう」
男「……」
男友「……おい」
男「……ほんとごめん」
男友「いや、今度はそっちじゃなくて」
男友「走ってくるぞ、兄が」
男「えっ」
妹「男ちゃーん!」
男友「じゃあな」
男「うん、また来週」
妹「おつかれっす!」
男「で、なんでいるんですか兄さん」
妹「えへへー男ちゃんと一緒に帰りたくて」
男「はあ」
妹「最近は朝も夜も幼馴染ちゃんと一緒だから」
男「……そんなに一緒にいません」
妹「久しぶりだねえ、男ちゃんと一緒に帰るの」
男「まあ、そうですね」
帰路
妹「買い物して帰る?」
男「今日は大丈夫です」
妹「えー!兄妹水入らずで買い物しようよー」
男「……水入らずで買い物して楽しいでしょうか」
妹「楽しいよー!最近は2人で出かけることも少なかったし」
男「……まあ、そうですね」
妹「この間の初詣は3人だったし」
男「僕と幼馴染に無理矢理付いてきただけでしょうに」
妹「うふふー今日は兄妹水入らずで登下校ー」
男「今は下りだけですよ兄さん」
妹「えへへー」
男「はあ。楽しそうで何よりです」
男宅
妹「到着っと」
男「手洗いうがいしてくださいね。あと体操服も出しといてください」
妹「えへへ、それはちょっと」
男「兄さんの汚れを掻き消すために出してくださいと言ったつもりですが」
妹「はーい、ただいまー」
男「やれやれ……ただいま」
委員長「お、おかえり」
男「!?」
妹「だれこの人!」
委員長「すまん、君を待たせてもらっていた」
男「何か用事でも?」
委員長「うむ、朝の件で少し話が」
妹「許しませんよお兄ちゃんは!」
男「なるほど。それじゃあ……」
妹「妹ちゃんが欲しいと言うのならまずはこの私を」
男「立ち話でもよろしいですかね」
委員長「……それが良さそうだ、外に出ようか」
妹「にふらむ!にふらむ!」
なんで男が妹のこと兄さんって呼んでんだよ
コピペするならその辺変えろよ
男宅前
男「で、話とは」
委員長「うむ、今日は一日君だけをずっと見ていた」
男「えっ、そんな突然……」
委員長「そして先ほどのやりとりと今のやりとりを見て確信したのだが」
男「あ、はい」
委員長「やはり何かがおかしい」
男「……理由は」
委員長「君の個性が定まっていないのだ」
男「……」
男「えっ」
委員長「そう落ち込むようなことを言ったつもりはないのだが」
男「人格を真っ向から否定された気がするんですが」
委員長「ううむ、そうか。ならばそうだな……柔らかく現代的に言い換えれば……」
委員長「そう、キャラが崩壊している?というのかな」
男「……」
男「……はい」
委員長「現に私とこうして話している君と、先ほどまでお兄さんと話していた君とではまるで違うと思わないか?」
男「……言われてみれば」
委員長「そして、幼馴染さんと話している君はなんというか……そう、気色悪い」
男「な、なるほど」
委員長「さらに君が普通に宿題をやってきたという違和感も含めてだ」
男「……おかしいね。うん。色々と」
妹「男ちゃーん!門限過ぎてるよー!」
男「……まだ六時前なのに。はいはい今行きますー」
委員長「とりあえず今日の所は御暇しようか」
男「ごめんな、ろくにもてなせずに」
委員長「いやいや待ち時間で十分くつろがせて頂いた」
男「返す言葉もない」
委員長「ああそれと最後に」
委員長「最近、お兄さんや幼馴染さんとの間で何か変わったことはなかっただろうか」
男「変わったこと………この間、珍しく兄さんがごねて幼馴染ちゃんと3人で近くの神社へ初詣に行ったんだけど、それがまあ毎年のごとく妙に人がまばらで――」
委員長「……初詣」
男「で、そこで――」
委員長「そうか、わかった。ありがとう」
男「えっ……あ、うん。こちらこそ。気を付けて」
夜・男の部屋
妹「男ちゃん!なんで部屋に鍵かけてるの!入れない!」
男「当然のように人の部屋へ侵入を試みないでください。一緒に風呂へ入ろうとしたからです」
妹「男ちゃん殺生!どうか後生!」
男「妙な韻を踏まないでください。ご近所に白い目で見られますよ、諦めてください」
妹「なにとぞ、なにとぞ添い寝を」
男「緊急時以外は絶対に開けないので」
妹「じゃあ子守唄歌ってあげる!」
男「……はあ」
男「あれ、メール来てる」
『女:チケット、本当に良かったの?』
男「……良いわけないだろ、っと」
『もちろん。頑張ってねデート!』
男「……送信」
妹「ねーむれーねーむれー……zzz」
男「……やれやれ」
妹「zzz」
男「ほら、ベッドまで行きますよー」
翌朝・リビング
妹「おはよー……って、なによ、その鳩が豆食ったような顔は」
男「豆鉄砲です。膨れっ面なんかしてません。兄さんが1人で起きてきたことに驚いているんです」
妹「まあね!」
男「……槍でも降ってくるんでしょうか」
妹「大丈夫、今日は晴天だよ!」
男「部屋干しにしようかな……」
妹「さあ、お出かけしましょう!」
男「……え?」
え
遊園地
妹「着きました!」
男「なんなんですかこれは」
妹「だって男ちゃんが水族館は嫌だって言うから」
男「……しかも僕のおごり」
妹「さあさ!行きましょう!」
男「引っ張らないでください、行きますから」
妹「兄妹水入らずで遊園地なんて久々だねえ」
男「兄妹水入らずで来たことはないです」
妹「あれ?そうだっけ?うふふー」
男「……はあ」
ジェットコースター
男「まあ遊園地と言ったらまずはこれでしょう」
妹「あれ?私が先導してなかった?」
男「さあさ、行きましょう」
妹「ま、待って!真面目な話、私身長制限に引っかかるかも」
男「大丈夫です。首の皮一枚繋がりました」
妹「もう測ったの!?しかもすごいギリギリ!」
男「動き出しました!」
妹「もうレバー下げた後なの!?やだあああ!!」
お化け屋敷
男「中休みと言えばこれです」
妹「男ちゃん、これは休むことを目的とはしてないよ」
男「まあ、とりあえず入ってみてから決めましょう」
妹「待って、喫茶店みたいに入られてもお兄ちゃん困るよ」
男「まあまあ一休み一休み」
妹「ちがう!ぜったいやすめない!」
男「どうぞどうぞ」
妹「うえええん!」
ジェットコースター
男「まあ遊園地と言ったらこれでしょう」
妹「えっ、男ちゃん、ここさっき」
男「さあさ、行きましょう」
妹「待って!デジャブ!デジャブだよ!」
男「大丈夫です。首の皮一枚繋がりました」
妹「だいじょぶじゃないよ!完全に同じだよ!」
男「動き出しました!」
妹「いやだあああ!!」
妹「お、男ちゃんちょっとトイレ……」
男「わかりました。まだまだたくさん券は残ってるので早く帰ってきてくださいね」
妹「は、はい……」
男「……」
男「……遅いなあ」
幼馴染「おーい!」
男「?」
幼馴染「やっぱり!男!」
男「!お、幼馴染ちゃん」
幼馴染「なんでここに?」
男「お、幼馴染ちゃんこそ……」
幼馴染「……それがね、水族館はもう飽きたって言うから早めに切り上げてここに来たのよ」
先輩「よっす男くん」
男「……ども」
幼馴染「でも先輩がハイペースで乗るからチケットももうほとんどなくて……」
先輩「あははは」
男「……」
妹「男ちゃーん、おまたせー……」
妹「……!」
幼馴染「お兄さん!もしかして2人で来てたの?」
妹「……隣にいらっしゃるのは彼氏さんですか」
幼馴染「か、彼氏!?ちがうちがう!」
先輩「デートだけどな!」
幼馴染「ちがう!」
男「……」
妹「……」
先輩「照れるな照れるな」
幼馴染「だから頭撫でるなー!」
男「……」
妹「…………そういうことするんだ」
幼馴染「へ?」
妹「男ちゃん、行きましょう」
男「!?」
幼馴染「え、あ、あれ?おーい!」
妹「男ちゃん、あんな人放っておけばいいんだからね」
男「……兄さん」
妹「…………最低」
男「……」
妹「……!……男ちゃん?」
男「……」
男「……ごめんなさい、すぐ戻ってくるので少し待っていてください」
男「幼馴染ちゃん!」
幼馴染「!男」
男「はあ、はあ……幼馴染ちゃん、それに先輩も、兄がすみません」
幼馴染「う、ううんそれは良いんだけど」
男「…………あと、水族館のチケットも。つまらない物渡してしまって」
幼馴染「っ!!それは!」
先輩「とんでもない。つまらなかったわけじゃないんだ、本当に」
男「あの、もし良かったらそのお詫びに」
先輩「アトラクションの券?」
幼馴染「で、でも」
男「兄も疲れていることですし、僕達はこれで帰るので」
幼馴染「……男」
男「……楽しんでね。それでは失礼します」
幼馴染「あ……」
夜・男の部屋
妹「遊園地に行って、帰りにショッピングモール寄って、なかなか充実した一日だったね!」
男「……ですね」
妹「気持ちよくお風呂にも入って!あとは寝るだけです!」
男「……ですね」
妹「……」
男「……ですね」
妹「じゃあ私も部屋に戻って布団にダイブしますので!おやすみ!」
男「……おやすみなさい」
やがて途切れ途切れになる意識の中で、
ぼんやりと開いた携帯電話には2通のメールが届いていた。
1通は委員長から。
『君達が初詣に行った神社には、疫病神が祀られているらしい』
そしてもう1通は。
『今日はごめんね。ありがとう』
どちらにも返信はせず、携帯電話とまぶたはほぼ同時に閉じた。
いきなり性別入れ替えるからこうなるんだよ
見直せよ
保守時間目安表 (休日用)
00:00-02:00 10分以内
02:00-04:00 20分以内
04:00-09:00 40分以内
09:00-16:00 15分以内
16:00-19:00 10分以内
19:00-00:00 5分以内
保守時間の目安 (平日用)
00:00-02:00 15分以内
02:00-04:00 25分以内
04:00-09:00 45分以内
09:00-16:00 25分以内
16:00-19:00 15分以内
19:00-00:00 5分以内
翌朝・男の部屋
男「zzz……」
男「……ん……んん……」
男「…………」
男「…………11時!?」
リビング
妹「あ、男ちゃんおはよー」
男「そんな……兄さんより遅く起きたなんて……」
妹「世界の終わりみたいな顔しないでよー。傷付くなあもう」
男「す、すみません……起こしてもらえれば良かったのに」
妹「いやあ、あんな安らかな寝顔を壊したくないって……つい、ね」
男「……やはり警備会社と契約すべきでしょうか」
妹「私不審者扱い!?」
男「今更何を」
男「それはそうと、お腹減ってるでしょう。何か作りますよ」
妹「あーまだいいかなー」
男「……えっ?」
妹「さっき適当に作って食べたから。あ、男ちゃんの分もあるよ」
男「えっ?」
妹「昨日は一日中動いたから、今日は家でゆっくりしよう?」
男「……な、なるほど」
妹「さあさ、こっちに来て一緒に世界情勢とやらを観ましょう!」
男「え、えっと……はい」
夕方・スーパー
妹「さかなさかなさかなー♪」
男「今夜は魚がご所望で?」
妹「うーん……えのきえのきえのきー」
男「きのこですか?」
妹「はくさいはくさいはくさいー」
男「……鍋ですか」
妹「大正解!そんじゃ生マロと、後は……」
妹「……ん?」
妹「……!」
男「兄さん、魚は鱈で良いですか?」
妹「っ!男ちゃん!こっち見たら駄目です!」
男「?何を…………」
幼馴染「じゃがいもはいらないですって!」
先輩「じゃがいも入ってないとカレーじゃないだろー」
男「……幼馴染ちゃんと先輩……?」
妹「男ちゃん!」
先輩「あれ、もしかして男くん?」
幼馴染「え」
先輩「おーい男くーん!」
妹「!男ちゃん帰りましょう!もう鍋は――」
男「こ、こんばんは。先輩、幼馴染ちゃん」
妹「!」
先輩「偶然だね」
幼馴染「お、男、これはね、今日は私の両親が用事でいなくて、昨日それを話したら、先輩がカレー作りに来るって聞かなくて」
男「そ、そうなんだ」
幼馴染「もちろん食べたらすぐに帰ってもらうんだけど……」
先輩「作らせるだけ作らせて帰らせるとか……Sだな」
幼馴染「なんでそうなるの!」
妹「……」
先輩「まあまあ」
幼馴染「だから撫でるなってば!」
男「あ、あの、先輩」
先輩「ん?」
男「……その、幼馴染ちゃんの両親、月に何回か今日みたいに夜遅くなるので、もし良かったらまた、ご飯作ってあげてもらえませんか?」
先輩「!」
妹「!」
幼馴染「男!何を」
男「幼馴染ちゃん、昔から料理苦手ですし……あ、でもすごく一生懸命に頑張るんです!でもやっぱり苦手で……も、もちろん味は悪くはないんですけど……あれ何言ってんだ僕……」
妹「……」
男「僕はどれだけ頑張っても上手になれないんで、先輩が良かったら」
男「……幼馴染ちゃん、カレーがめちゃめちゃ好きなんで」
先輩「……そっか」
男「あの、それじゃあ、僕はここで。ほら兄さん、行こう」
妹「……」
幼馴染「ね、ねえ男!」
男「……なに?」
幼馴染「も、もし良かったら男とお兄さんも一緒に家で――」
妹「幼馴染ちゃん!」
幼馴染「っ!」
妹「いい加減にしてください」
幼馴染「……」
妹「さあ、男ちゃん」
男「う、うん……」
妹「…………最低」
夜・男宅・台所
男「……」
妹「男ちゃん」
男「!ご、ごめんもう少しでできるから」
妹「……」
男「……」
妹「男ちゃん、代わります」
男「え……」
妹「怪我、しちゃいます」
男「……ごめんね」
妹「いいえ」
風呂
妹「背中、かゆい所はないですかー?」
男「う、うん……」
妹「よいしょ、よいしょ」
男「も、もういいよ……」
妹「駄目です」
男「……」
妹「よいしょ、よいしょ」
男「……」
妹「じゃあ流しますねー」
男の部屋
妹「じゃあ電気消しますねー」
男「兄さん……さすがに添い寝は」
妹「駄目です」
男「……なんか襲われそうだし」
妹「妹を性欲の対象でもって愛でているわけではないので」
男「いやしかし……」
妹「……駄目です」
男「……」
妹「……駄目ですか?」
男「うう……」
妹「今日だけ。今日限りで良いです」
男「特売品みたいな頼み方だね……」
妹「今日限りで、今日でおしまいにします」
妹「もう私は、十分に満足しました」
妹「……これで最後にします」
男「兄さん?」
妹「……だから……お願いします」
男「……」
男「わかった。わかりました」
妹「……ほんとですか?」
男「うん。さ、おいで」
妹「ふふ。はい」
男「ぬくぬくだねえ」
妹「はい。すごく温かいです……」
男「おやすみ。兄さん」
妹「おやすみ……なさい……」
妹「……お……に……ちゃん……」
翌朝・男の部屋
男「zzz」
「兄さん、起きてください、朝です」
男「zzz」
「兄さん、朝ですよ。遅刻してしまいますよ」
男「……んん……あとすこし……」
「兄さん、ご飯もできていますから。さあ起きて」
男「んん……いもうとちゃんのごはん……?」
男「ってあれ!?妹ちゃん!」
妹「まだ寝ぼけてるんですか?顔洗ってきてください」
翌朝、いつものように僕は妹に起こされ、
相変わらず料理が上手にならない妹の、最高に美味しい朝食を食べて、登校した。
いつものように、という表現は正しく、
世界は初めからこうであったと当たり前に示しているが、
僕にとってその表現は久方振りに、と言った方がしっくりきた。
間違いなく僕にとって、昨日までの普通は普通ではなかったのだ。
教室
男「委員長!」
委員長「おお、男。一昨日は何故メールを返してくれなかったんだ。3時間ほど待っていたというのに」
男「乙女か!じゃなくて!
男「戻ったんだよ!」
委員長「?」
男「妹ちゃんが妹に戻ったんだよ!」
委員長「妹が妹と成る、か。哲学の話ならあまり詳しくはないが」
男「僕だって詳しくないよ!倫理の時間は寝てたし……あれ?起きてた?あれ?」
委員長「……すまん、混乱させるつもりはなかった。要するに、妹さんが普通の妹となった。いや、戻った、というわけだな」
男「普通に……うん、そういうことらしい」
委員長「なるほど。今朝起きたら戻っていた、と」
男「うん。久しぶり……ではないんだろうけど、久しぶりに起こされたって感じ」
委員長「昨日と一昨日で妹さんに何か変わったことは?」
男「…………えーと、とりあえず、僕がずっと一緒にいた、と思う」
委員長「……ふむ」
男「あとは……寝る前に……これで最後、だとか、満足した、とか言っていたような気がする」
委員長「……最後……満足……」
委員長「……」
委員長「……なるほどな」
幼馴染「……お話中失礼します」
委員長「おっと」
男「お、幼馴染ちゃん!な、なにか?」
幼馴染「なんで先に1人で行ったのよー」
男「っ!それは、途中で先輩に会ったし、邪魔しちゃ悪いかなあと……あと、い、委員長に話もあったし」
幼馴染「……ふうん、まあいいや。ね、宿題見せて?」
副委員長「幼馴染さん」
幼馴染「げ!」
副委員長「げ、とはなんですか失礼な。宿題の時間です」
幼馴染「ちょっ……私は」
副委員長「早く」
男「……」
委員長「彼女の方は戻っていないようだ」
男「……そうなのかな。いや委員長が言うんだから、そうなんだろうな」
委員長「私だってケアレスミスくらいはするぞ」
男「もし仮にそうだとして、どうしたら元に戻るんだろう」
委員長「君の話を聞く限りでは彼女も満足すれば、あるいは」
男「……」
委員長「どうすれば満足するのかまでは私にも答えられないぞ」
男「ですよね」
男「……はあ。満足、か」
男友「どうした。幼馴染さんのことで悩みか」
男「ああ、うん。まあ」
男友「……よくわらんが、お前のできることをお前なりにやれば良いと思うぞ」
男「……月並みな意見をありがとう」
男友「お前なあ」
男「……」
男「僕にできること……」
先輩「幼馴染ー飯食おうぜー」
幼馴染「あー実は私、今日お弁当持ってくるの忘れちゃって……」
先輩「えーじゃあ学食か?まいったな、弁当持って行ったらおばちゃん怒るんだよなあ」
後輩「じゃあ購買に行きましょう!そして僕におごってください!」
幼馴染「えー……」
男「……」
副委員長「パンでは栄養が偏ります。僕と一緒に学食に」
幼馴染「うー……」
後輩「先輩!」
副委員長「幼馴染さん」
幼馴染「うう……」
男「……」
男「よし」
男「あ、あああの!後輩くん!」
後輩「へ?」
男「い、いつも幼馴染ちゃんがお世話になってるから、お駄賃をあげよう!購買で好きな物を買うといい!」
後輩「は、はあ」
男「ぼ、僕も一緒に行くからもう少し待ってて!」
後輩「えーと……はい……」
男「ふ、副委員長くん!」
副委員長「……何でしょう」
男「じ、実は宿題で1つわからないことがあるので学食で昼飯を食べつつ教えていただけませんか!」
副委員長「……別に、かまいませんが」
男「ありがとう!じゃ、じゃあ3人で一緒に行こう!うんそうしよう!」
男「そういうわけなので幼馴染ちゃん!」
幼馴染「な、なに?」
男「僕はこれから学食に行くので、代わりにこの妹ちゃんお手製弁当を食べてくれ!味は最高だから!それじゃあ!」
幼馴染「あ!男ー!?」
男「そ、ソクラテスについてなんだけども」
副委員長「……ソクラテス?倫理の授業は2年では受けないはずですが」
男「いや、どうしても、ソクラテスと妹が――」
男(妹ちゃんがどうして満足したのかはわからないし、それを聞き出すなんて僕にはできない)
男(聞いたとして、それで幼馴染ちゃんが満足するのかもわからない)
男(そんな僕にできること)
男(僕が、幼馴染ちゃんにしてあげたいことなんて、決まりきってるじゃないか)
男(正しいのかなんてわからないけれど、そうすることしかできない)
男(そうしてあげたい)
夕方・男宅
幼馴染「男ー弁当箱洗ったから返しにきたよー」
男「よくきた!幼馴染ちゃん!」
幼馴染「……へ?」
男「これから、幼馴染ちゃんの幼馴染ちゃんのための幼馴染ちゃんによる料理教室を始めます!」
幼馴染「え?私の?私による?」
男「さあさ!上がって上がって!」
幼馴染「いや私料理できないし!」
男「それをこれから覚えてくんだって!」
幼馴染「いやいいって!」
男「女の子なんだから料理くらいできないと!」
妹「……家に帰って来るなり騒がしいと思えば……」
妹「……」
後日
朝・幼馴染宅前
男「弁当作ってきた?」
幼馴染「……作ってきたけど……男より下手だよ」
男「そういうのは相手を想うことが大事なんだ」
幼馴染「で、でも」
男「いいか。さりげなく、だ。愛妻弁当とかそんな単語は捨て去れ」
幼馴染「あ、あいさっ……でもなんでこれを先輩なんかに」
男「さあいざ行かん!」
幼馴染「ちょっと!男!」
後日
朝・教室
幼馴染「男ー!宿題教え――」
男「副委員長くん!宿題教えてくれない!?」
副委員長「……またですか?」
男「うん、今日はソクラテスの妹についてなんだけど」
幼馴染「……って、あれ」
先輩「幼馴染ー!」
幼馴染「わっぷ!なんですか先輩!」
先輩「随分なご挨拶だなあ。迷える後輩を助けに来たというのに」
幼馴染「はあ?」
先輩「宿題。いっつもやってきてないんだろ?俺が教えてやるって」
幼馴染「ど、どこでそれを」
先輩「まあまあ、国立推薦を貰っている俺に任せなさいって」
幼馴染「わ、わかったから撫でるなー!」
後日
昼・教室
後輩「先輩!購買行きましょう!」
幼馴染「あ、えーと……お、お弁当あるし……」
男「後輩くん!おすすめのパンを教えてくれませんか!」
後輩「はい?」
男「どうしても祖母が最高のパンを食べたいとしつこくて」
後輩「え、ちょ、ちょっとー!?」
幼馴染「あ……」
幼馴染「……」
後日
放課後・下駄箱
幼馴染「あ」
男「ん?……校門の前にいるの、もしかして先輩?」
幼馴染「だね……はあ」
男「……ほら、行きなよ」
幼馴染「え?で、でも男と約束してたし……」
男「僕は妹ちゃんと帰りたい気分だから」
幼馴染「……でも」
男「どうしても妹ちゃんと帰りたいんだよなあ」
幼馴染「……相変わらずのシスコンっぷりだね」
男「まあね!」
幼馴染「……わかったわよ。じゃあね、幼馴染よりも妹を優先するシスコンさん」
男「あははは。また明日ー」
男「あはは……」
男「……」
男宅
男「……ただいま」
妹「おかえりなさい。うがい手洗い……」
男「……」
妹「兄さん」
男「えっ?あ、うがいと手洗いね。了解」
妹「ちゃんとしてくださいね。疲れてる時は風邪引きやすいですから」
男「別に疲れてないですー」
妹「……」
妹「……やれやれ」
後日・朝・通学路
幼馴染「あのさ、明日はバレンタインじゃない」
男「!うん」
幼馴染「それでさ、チョコとか作ってみるのもいいかなあなんて思ってて」
男「……なるほど!それで先輩にあげたいと!」
幼馴染「えっ……まあ、うん。そう、なのかな」
男「あわよくば告白に!」
幼馴染「こくはく!?それはちょっと」
男「そして結婚へ!」
幼馴染「飛躍しすぎ!」
男「じゃあ早速今日の放課後にでも」
幼馴染「うん。……あのさ」
先輩「幼馴染ー」
幼馴染「ぎゃー!撫でるな触るな近付くなー!」
先輩「そ、それはさすがにへこむぞ」
幼馴染「今は男と話しててってあれ!?男!?」
男「ごめん!僕、今日日直だったの忘れてたー!」
幼馴染「今日は男友くんなはずだけどー……」
先輩「行っちゃったな」
幼馴染「……うん」
夜
男宅・キッチン
男「うん、いいんじゃないかな」
幼馴染「……形、悪いけど」
男「大丈夫だよ、これくらい。きっと喜んでくれる」
幼馴染「……」
男「じゃあラッピングもしちゃおうか」
幼馴染「あ、あの、男」
男「なに?」
幼馴染「もし良かったら、その味見、とか」
男「……さっき味見したから大丈夫だよ」
幼馴染「……」
男「ほら!袋とリボン!」
男「妹ちゃんももうすぐ帰ってくるし、もう夕飯時だから幼馴染ちゃんも帰らなきゃ!」
幼馴染「…………うん」
帰路
妹「すっかり遅くなってしまいました」
妹「……」
妹「……兄さん、大丈夫かな。今日は幼馴染ちゃんが来るって言ってたけど」
妹「……」
妹「……!」
妹「……あれは……」
神社
幼馴染「……」
妹(……幼馴染ちゃん)
妹「……」
妹(……こんな時間に……何故……?)
妹「……」
妹「何故……今になって……」
男宅・リビング
妹「すみません遅くなりました。すぐにご飯作りますね」
妹「……兄さん?」
男「……あ、おかえり。妹ちゃん……」
妹「……兄さんどうかしたんですか」
男「……大したことないんだけど、ちょっと頭痛が……」
妹「大したことあります!顔が真っ青です!身体がふらふらです!」
男「……うん……」
妹「兄さん!」
男の部屋
男「…………あれ……?」
妹「兄さん、わかりますか?」
男「……妹ちゃん」
妹「……先ほど、兄さんは倒れてしまったのです」
男「……そっか」
妹「熱があります。後でおかゆを持ってくるので今日はもう休みましょう」
男「……うん」
男「……頭の中がガンガンする」
妹「熱があるんです。仕方ありません」
男「……なんだろう……誰かの、悲しい気持ちとか……」
男「……色んな人の想いとか……」
妹「……兄さん?」
男「……色んな人を見ていて……でもずっと見ているのは」
男「……1人、だけで……」
妹「……兄さん?」
男「……ごめんな」
妹「え?」
男「……ごめんな、ずっと、ずっと」
男「いつも、いつも僕は甘えてばっかりで……」
妹「……!……兄さん、もう寝ましょう」
男「ごめん……ごめんな……」
妹「私は大丈夫ですから。前に言ったでしょう?」
男「……ほんとに……ごめんな……」
妹「大丈夫。大丈夫です」
夢を見た。
いつもの学校。いつもの教室。
そこには、どこから現れたのか女先輩や後輩ちゃん。
そして委員長がいて、その中心には……。
そんないつもの光景を少し離れた所から見ている。
悲しくて、けれど、邪魔はしたくない。
顔も見たくないのに、朝会うとやっぱり心は踊ってしまう。
そんないつもの、誰かの……
これは、僕の夢なのだろうか……?
すんません…限界っす…書き貯め的な意味でも…
とりあえず風呂はいる…
あ、絶対に終わらせるので!終わらせるので!絶対に!
あと少しなので!多分!
>>1
風呂あがったら続き書けそう?
>>194
書くにしても書き貯めがなくなったので時間がかかると思う…
なので、とりあえず寝つつ書き貯めようという所存です
夕方くらいには戻ってきます
落ちたらSS速報あたりかな…ここまできて終わらせないのは無礼なので
>>1よ、とりあえずな、落ちてたら新スレ建ててくれ。
中途半端で終わるのが一番もやもやなんだぜ。
このスレが落ちないのが一番なんだろうけど
>>199
もちろん、そうさせて頂きます
読んで頂いている方、保守して頂いた方々ありがとうございます
しばしお待ち下さい
3 名前: ステマ必死だな(家)[] 投稿日:2012/01/06(金) 18:43:45.34 ID:bKxN2hb50
名前欄のランダム表示に「アドセンスクリックお願いしま~す」ってのを入れろよ
アフィカスの一大収入を問答無用で剥がさせることが出来るぞ
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46 名前: ステマ必死だな(新疆ウイグル自治区)[] 投稿日:2012/01/06(金) 18:46:21.89 ID:c/P7eXbW0 [1/2]
>>3
お前賢いじゃん
57 名前: ステルスマーケティング(愛知県)[] 投稿日:2012/01/06(金) 18:46:59.00 ID:zYPJ3dKK0 [2/4]
>>3
お前すげえ
それマジでいいと思う
83 名前: ステマダメ(SB-iPhone)[] 投稿日:2012/01/06(金) 18:48:15.69 ID:ExgkAypt0 [2/3]
>>3
結局名前欄変えられたら終わりじゃないの?
98 名前: ステルスマーケティング(愛知県)[] 投稿日:2012/01/06(金) 18:49:10.89 ID:zYPJ3dKK0 [3/4]
>>83
その時はアマゾンアフィの規約に引っかかるんじゃないの?
昨日そんなスレが立ってたと思うけど
108 名前: アフィリエイト(広島県)[] 投稿日:2012/01/06(金) 18:49:32.00 ID:IbybnUv50 [1/3]
>>83
不正行為に規定されるものを故意にはがすんならそれこそバンじゃないかな
どうも
寝過ぎました>>1です
急いで書き貯めてくるのでAGEの時間くらいまで待ってて頂けますでしょうか
すんません!あと1時間!あと1時間で始めるので!
そろそろ再開しますー
保守して頂いた方々感謝致します
翌々日
委員長「おはよう。風邪は良くなったのか?」
男「おはよう。うん、もう大丈夫。いつも心配かけてごめんな」
委員長「……何かあったのか?」
男「えっ?何が?」
委員長「……いや、気色悪さが増したというか、なんというか……」
男「?」
男「さあてそれじゃあ僕は失礼するよ」
委員長「なんだ、ついに宿題を忘れたか」
男「ちがうちがう。これだよ」
委員長「雑誌?……デートスポット、特集」
男「さっきコンビニで買ってきた」
委員長「……すまない、話が見えないのだが」
男「幼馴染ちゃんに良いデートコースを紹介しようと思ってるんだよ」
委員長「……!?」
委員長「……知っていたのか」
男「委員長さんも?」
委員長「今朝、小耳に挟んだ程度だが」
男「そっか。僕も今朝。……幼馴染ちゃんから」
委員長「!……告白された、と聞いたが」
男「らしいね」
委員長「……付き合っているのだろうか」
男「……きっと。あ!幼馴染ちゃん!これ、さっき買ったんだけど――」
委員長「……最後までは、聞けなかったのか」
後日
夕方・男宅・リビング
男「おーおかえり」
幼馴染「お邪魔してまーす」
妹「……何やってるんですか」
男「作戦会議だよ、妹ちゃん」
妹「……会議?」
男「明日、幼馴染ちゃんがデートだから、着ていく服のコーディネートとかをね」
幼馴染「だ、だからほいほい言わないでって!」
男「それよりこの店とかカップル限定の――」
妹「……」
幼馴染「いやこれはさすがに」
妹「……どうでも良いですけど、夕飯までには終わらせてください」
男「はーい」
妹「……」
後日
朝・教室
男「幼馴染ちゃん」
幼馴染「……なんだ男か」
男「な、なんだとは失礼だな」
幼馴染「……」
男「それより鳩が豆食ったような顔してるけど何かあったの?」
幼馴染「はあ?鳩が豆?」
男「うん、そんな顔してる」
幼馴染「……別に」
男「もしかして先輩と喧嘩でもした?」
幼馴染「…………別に」
男「……はあ。喧嘩の原因は?」
幼馴染「だから喧嘩ってわけじゃ」
男「うん。でも早く仲直りしたいでしょ?」
委員長「……」
後日
朝・教室
男「あのさ、副委員長くん」
副委員長「今度は何のソクラテスですか」
男「いや、今日は哲学の話じゃなくて」
副委員長「?」
男「……幼馴染ちゃんの話」
副委員長「……一応、聞きましょう」
男「僕が言うのもなんだか図々しいというかなんというか」
副委員長「良いから早く」
男「……幼馴染ちゃん、先輩と、その」
副委員長「……なんとなくは聞きました」
男「そ、そっか。それで――」
副委員長「……わかってます」
男「え」
副委員長「僕も、節度くらいはわきまえているつもりです」
男「……そっか、良かった」
副委員長「……」
後日
昼・購買
後輩「俺は諦めませんから」
男「……え」
後輩「諦めないとダメなんて、決まってないでしょう」
男「そ、それは……そう、だけど」
後輩「先輩は、告白されただけ。返事はまだしてないんですよね」
男「……!?」
後輩「……もしかして、知らなかったんですか」
後輩「俺はあんたみたいな臆病者でも腑抜け者でもない」
後輩「俺の方が年は下ですけど」
後輩「絶対俺の方が先輩を幸せにできる」
後輩「そう確信してますから」
男「……」
後輩「……正攻法で。俺は俺なりに、前へ進みます」
後輩「それじゃ」
男「……」
後日・昼・教室
男「じゃあ今日はクリームソースの作り方にしようか」
幼馴染「オッケー!よろしく!」
男友「……最近幼馴染さんとよく話してるな」
男「そう?」
男友「……」
男「?」
男友「……身体だけは壊すなよ」
男「へ?なんで?」
後日・夜・スーパー
男「えーと、あとは……生マロ!」
妹「……はいはい。肉は鶏でいいですか」
妹「……?兄さん?」
男「……」
妹「……!」
幼馴染「メークインじゃないとダメだから!」
先輩「いや男としてここはぜひ男爵をだな」
男「……」
妹「……兄さん」
男「……行こうか、妹ちゃん」
妹「えっ、でも肉……」
男「たまにはヘルシーな野菜鍋!」
男「さあ行きましょう!」
妹「……兄さん」
妹「……」
後日・朝・通学路
委員長「おはよう、男」
男「委員長。おはよう」
委員長「……最近は1人なのか」
男「まあね、うん。邪魔しちゃ悪いし」
男「……心配かけたくないし、妹ちゃんにも内緒で頼む」
委員長「……了承した」
夕方・スーパー
妹「たまねぎたまねぎ……」
委員長「これなどどうだろうか」
妹「!」
委員長「ただ大きいだけでは駄目らしい。奥が深いな、買い物も」
妹「……それくらい一般常識です」
委員長「そうか、失礼した」
妹「……何か」
委員長「少し、いいかな」
帰路
妹「……兄さん、最近変わりました」
委員長「……同感だ」
妹「前より優しくなったというか、人の気持ちを考えるようになったというか」
妹「私にも、気を使って接してくれていて、献身的になったというか」
妹「それが、嫌なわけじゃないんです……けど」
委員長「……そうだな。あれは……気色悪い」
妹「……幼馴染ちゃんにも、痛々しい程に……献身的で」
委員長「……そして、彼女もまたそれにどっぷり甘えるようになった」
委員長「まるで、人の気持ちを理解していないように」
妹「……」
妹「……あの日、からなんです」
委員長「?」
神社前
妹「ここで、夜に幼馴染ちゃんがお祈りしている姿を見ました」
委員長「!」
妹「それで、帰宅して、兄さんが倒れて」
委員長「……男が風邪をこじらせた時か」
妹「それからなんです。兄さんが変わったのは」
委員長「おそらく、いや確実に、彼女がああなったのも、その日からだろうな……」
妹「……本当は、きっとあの初詣の日から、全部……」
委員長「……」
妹「……兄さん」
妹「…………兄さん?」
委員長「……?」
委員長「!あれは……」
神社
幼馴染「……」
先輩「……」
男「……」
委員長「幼馴染さんと、先輩と……」
委員長「少し離れた所に……」
妹「兄さん……何、あれ……」
幼馴染「……わっ、私と……つ、つき、付き合って、ください!」
先輩「!……」
委員長「!」
妹「……!!」
男「……」
幼馴染「……だ、だめ、ですか……?」
先輩「え?ああ、いやいやいや!それはすごく嬉しいし、勿論オーケーなんだけど」
幼馴染「……ほんとですか?」
先輩「……うん。こちらこそ、よろしくお願いします」
幼馴染「わ……今日は撫でないんですね」
先輩「今日くらいはね」
幼馴染「ふふ……温かい」
男「……」
先輩「……ところで、さ」
幼馴染「……もう少し、このまま」
先輩「あ、ああ、わかった」
男「……」
妹「……何やっているんですか」
男「!?……妹ちゃん」
委員長「……」
男「……委員長も」
幼馴染「い、妹ちゃん?」
妹「何をやっているのか聞いてるんです」
幼馴染「な、何ってそ、それは見ての通り」
妹「見ての通り?ああそうですね。告白ですね」
妹「人生初の大告白に成功ですね。見たらわかります」
妹「それで抱き合って、この後キスでもしますか?」
妹「それとも性行為まで終わらせますか。避妊しようがしまいがどうでもいいですが」
妹「私が言っているのは、そんな心からどうでもいいあなたの大告白成功の茶番劇に!」
妹「なんで兄さんがいるのか聞いているんです!」
幼馴染「っ!そ、それは」
男「い、妹ちゃん、違うんだ。僕がどうしても」
妹「心配だから着いて行かせてくれと頼んだとでも?」
妹「だとしたら兄さんは大馬鹿者ですね。それは最早お節介の領域です」
男「……!」
妹「わかりませんか?兄さんはこの2人に迷惑を――」
幼馴染「違う!私が1人じゃ心細いから着いてきてって頼んだの!」
男「!……」
幼馴染「男は最初渋ったの……でも私がどうしてもって頼んで……」
妹「……っ……!」
妹「……な」
妹「ふざけるな!」
幼馴染「痛っ!」
妹「どうして!どうしてそんなことを!」
妹「そんなの兄さんが断れるわけないのに!それを知ってて!どうして!」
妹「なんでわからないんですか!」
妹「誰がどう見たって明白な気持ちをどうしてあなたはわからないんですか!知ろうとしないんですか!」
幼馴染「……っ」
妹「どこまでも知らない振りをして!どこまで鈍感で!どこまで暴力を振るうんですか!」
幼馴染「……らない」
幼馴染「知らない知らない知らない!」
幼馴染「知らないわよ!そんなの!知らないし知りたくもない!」
幼馴染「私はもう何も……何もわかりたくない!」
妹「兄さんを見ろ!」
幼馴染「……っ!……え……?」
妹「……兄さんを見て、それでもまだ、何も知りたくないと言えますか」
幼馴染「……」
幼馴染「……!」
男「妹、ちゃん……何を……?」
男「……」
男「……あれ……?」
男「……温かい……」
男「……」
男「……なみだ……?」
妹「……兄さん」
男「っ!ち、違うんだ!これは、そう!うれし涙!」
男「よ、ようやく幼馴染ちゃんに恋人ができると思うと、すごく嬉しくて、ほら僕ずっと昔から幼馴染ちゃんを見てきたから!」
男「あ、そ、そんな嫌らしい意味じゃなくて!幼馴染ちゃんと先輩が両想いなのはすごくいいこと!いいことなんです!先輩!」
先輩「……」
幼馴染「……」
幼馴染殴りたいとはなにごとだよ
殺したいだろjk
男「幼馴染ちゃん、まだまだ料理下手ですけど、でもこれからきっと上手になるんで!」
男「味は悪くないんで!って……前に言ったっけ?」
男「え、えっと、すごく鈍感な子ですけど、でも誰よりも気遣いができて、優しくて、献身的なくらい……あれ、何言ってんだ僕……?」
男「だからこれは悲しくて泣いてるわけじゃなくて、すぐ止まる涙で」
男「っ……だから」
男「……っ……」
男「……っ……お、おかしいな、すぐ止まるはずなのに」
男「あははは、ちょっと……っ……待ってくださいね、すぐ止めるので」
男「あはは……っ……」
男「……っ……止まれっ……」
男「……止まれっ……」
男「……っ……止まれ……」
幼馴染「もうやめて!」
男「……っ!」
男「お、幼馴染ちゃん、ごめん、すぐに――」
幼馴染「もういい!もういいから!」
幼馴染「ごめんっ……ごめんなさい……」
幼馴染「私が、私のせいで押し付けたから……っ」
幼馴染「私のわがままで、私を、私のことを知ってほしいなんて思ったから」
幼馴染「私が男になって……私の苦しみを知ってほしいなんて思ったから」
男「……幼馴染、ちゃん……?」
しかし男意外にもこれをスルー
幼馴染「知りたくなくて、わかりたくなくて……」
幼馴染「男の気持ちも、自分の気持ちも、全部……知りたくなくて」
幼馴染「知らない振りして……振り回したくて……」
幼馴染「……そんな……最低のお願いを……私は」
幼馴染「私は……」
妹「……」
幼馴染「ごめんなさい……」
幼馴染「ごめん、なさい……」
幼馴染「もう十分です……」
幼馴染「もう、男が……男ちゃんが泣く所なんて見たくありません……」
幼馴染「それだけは、やってはいけないことだったのに……」
幼馴染「絶対、やりたくなかったことだったのに……!」
先輩ちんぷんかんぷんだろうな
幼馴染「……もう、私は十分です」
幼馴染「二度とこんなことしません……」
幼馴染「だから……」
幼馴染「だから、返してください……!」
幼馴染「私を……私を返してください……!」
いやアレだよね男は自然現象的にモテてたけど幼馴染はそれに嫉妬して同じ苦しみを味合わせてやろう的な感じだからまあ幼馴染死ねってコトだよね
>>369
なるほどそういうことか
やはりビッチは早々にくたばって
委員長たんか妹ちゃんルートだな
男「……」
男「……」
男「……」
男「……あれ」
男「……涙、止まってる……」
幼馴染「……」
男「……幼馴染……?」
幼馴染「……」
幼馴染「……ごめんね、ちょっと待ってて」
先輩「……」
幼馴染「……あの、先輩」
先輩「……告白してわずか数分で振ろうなんて、やっぱりSだなあ」
幼馴染「……!」
先輩「……はあ……」
先輩「……あー……ごめん!幼馴染!やっぱ付き合うの無理だわ!」
幼馴染「……え……」
先輩「いやあなんだか急に年上の女性の掌で転がりたいなあなんて思って!」
幼馴染「……先輩……」
先輩「そういうわけだから!こんな最低の男とは二度と会わない方が良いな!うん!」
幼馴染「……本当に、本当にごめんなさい……」
先輩「なーに謝ってんだよ!振ったのは俺の方なんだからさ!」
幼馴染「……」
先輩「ああそうだ、男くん」
男「!」
先輩「……悪いけど、君には謝らないから」
男「……はい」
先輩「よくわかんないけど、きっとこうなった原因の1つに、君があるんだろ?」
男「……!」
先輩「……しっかりやることはやりなよ。それじゃあ」
男「……はい。ありがとうございました」
やることはただ一つだな
委員長に告白フラグktkr
幼馴染「……妹ちゃん」
妹「……」
幼馴染「たくさん迷惑かけて、ごめんなさい」
幼馴染「それから、ありがとう」
妹「……今のあなたからは謝られる言われはありませんから」
妹「後者の方だけ、受け取っておきます」
幼馴染「……うん」
幼馴染「男ちゃん、おまたせ」
男「……おう」
幼馴染「……本当に、ごめんなさい」
幼馴染「何度謝っても謝り切れない。一番やってはいけないことを、私は」
男「それはさっき聞いた」
幼馴染「……でも」
男「先輩も言ってたろ」
男「お前がそうなったのも、それから、妹ちゃんがああなったのも」
妹「!」
男「多分きっと、僕に至らない所があったからだと思う」
幼馴染「……でも」
男「もう『でも』はなしだ」
幼馴染「……うん」
男「だからさ、とりあえずは帰ろう」
男「3人で」
幼馴染「……うん」
妹「……はい」
委員長「ごほん」
男・幼馴染・妹「!?」
委員長キタ━━━━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━━━━!!
委員長「一件落着か?男」
男「ご、ごめん委員長。決して忘れていたわけでは」
幼馴染「も、もちろんそうだよ!ねえ!」
妹「は、はい」
委員長「ふむ。まあいい」
委員長「ところで、3人はこの神社に祀られている神について、何か知っているか?」
男「えっ?」
幼馴染・妹「?」
委員長「男には以前話したな。名を疫病神という」
委員長「加えて、神前でこのようなことを言うのもなんだが、それはもう、頭が悪いらしい」
男「そ、そうなんだ」
妹「兄さんみたいな神様です」
男「おい」
委員長「ではそんな男に1つクイズを出そうか」
男「えっ」
委員長「疫病神、漢字で書いてみろ」
男「えっ!?そ、そんな急に言われても」
幼馴染「はい、男ちゃん枝拾ってきたよ」
男「う」
妹「地面ならいくらでもありますから、何度間違えても大丈夫ですよ」
男「……はい。えっと、やくびょうやくびょう……」
男「……」
男「……これだ!」
『役病神』
幼馴染・妹「……」
男「えっ」
委員長「妹さんは書けるか?」
妹「えーと確か」
『疫病神』
委員長「正解」
男「マジかよ」
幼馴染「妹ちゃんに負けるとはねえ」
委員長「まあ、あながち男が間違いとも言い切れんがな」
男「えっ」
委員長「疫病神は疫病をもたらす神。疫病は昔、役に病とも表記されていたという話を聞いたことがある」
男「な、なるほど」
妹「……さすがですね、兄さん」
男「そんなに恨めしい顔しないで」
委員長「話を元に戻すと、どうやらここの疫病神も自分の名を、男と同じに間違えていたらしい」
妹「さすがですね、兄さん」
男「良い笑顔!」
委員長「そして重ねて頭が悪いことに、自分の役割も、だ」
幼馴染「役割?」
先輩→女 主に恋
後輩→女 主に恋
副委員長→女 主に恋
委員長→天使兼嫁兼神様兼美少女
妹→女 いい子
幼馴染→女 わがままビッチ
入れ代わり後
先輩→男 幼馴染に恋
後輩→男 幼馴染に恋
副委員長→男 幼馴染に恋
委員長→天使(ry
妹→兄
幼馴染→主
主→幼馴染
こうか!
委員長「自分は役病神。役の病の神」
委員長「役割の病、配役の病」
委員長「役柄の病と言い換えてもいいだろう」
委員長「彼もしくは彼女は、自らの勘違いで、本来の役とは違う神になってしまったのだ」
委員長「皮肉なことにな」
男「え、えっと……ごめん、話が見えない」
>>418
兄と主が別人じゃねーか
>>420
妹は主になってた?
委員長「要するにだ」
委員長「この神社では、今の自分に、自分の個性に」
委員長「キャラクターに、役割に不満を抱いている者の願い、祈りがひょっとすると、届いてしまうのではないか、と私は思っている」
委員長「……どうだろう」
委員長「幼馴染さん、それに、妹さんも」
幼馴染「!」
妹「!」
>>421
つまり1人の人間から兄という要素だけが妹に行ったって事か?
>>424
存在のみがいれかわるっていうか認識が変わったというか
まあつまりそういうことじゃないかね
委員長「君達3人で行った初詣の日、彼女等は祈ったのだろう」
委員長「どこまで本気だったのかはわからないが結果として祈りは届き、そして3人の個性が、役割が入れ替わった」
委員長「譲渡された。いや、捨てられ、拾われたと言うべきか」
委員長「君は、君にとっての妹さんと、幼馴染さんの役割を」
委員長「妹さんと幼馴染さんは、彼女等にとっての君の役割をそれぞれ担うこととなった」
委員長「それぞれが何を願い、祈ったのかまでは、言うべきではないだろう」
委員長「いや、彼女等の役割を担っていた君ならば、言うまでもないか」
男「確かに、それで辻褄が合わないわけじゃないし」
男「神様が僕よりもバカだって言うなら色々納得もいく……けど」
委員長「病は気から。彼女等は確かに、自らの役割に病み、苦しんでいた」
幼馴染「……うん」
妹「……はい」
男「……2人とも、全部覚えてたの、か?」
妹「はい。だからこそ、私は幼馴染ちゃんに怒ったんです」
幼馴染「だから、私は……ここで二度目のお祈りをした」
男「二度目?」
委員長「君が風邪で欠席した日からな、色々と酷くなっていたんだ。君も、幼馴染さんも」
幼馴染「……ごめんなさい」
男「い、いやだからそれはもう」
委員長「そうだな。ではそろそろ本題に移ろうか」
委員長「2人を見てわかるように、本人が仮の役割に満足し、本来の役割に戻りたいと願い、祈れば」
委員長「前者は捨てられ、そして後者が戻ってくる」
委員長「捨てる神あれば拾う神あり」
委員長「疫病、いや役病神も、一応は神であるのだろう」
委員長「つまりだ、この神社で、役の病を患い、願い祈った者だけが拾い、捨てることができるということになる」
男「……?」
委員長「男」
委員長「君は、あの初詣の日」
委員長「ここで何を願い、そして祈った?」
男「……!」
幼馴染「!?」
妹「……え?」
委員長「おそらく、本来ならばありえないはずだった」
委員長「自らの役割と、他人の役割を入れ替えるなんて、そう簡単にできるはずもない」
男「……」
委員長「一方的にそれを望んだ所で、その願いが、祈りが届くはずもない」
男「……」
委員長「……両者の合意でもない限り」
男「……!」
委員長「改めて問おう」
委員長「一件落着か?男」
男「……」
幼馴染「男、ちゃん?」
妹「……兄さん?」
委員長「君は、何を願い、祈った?」
男「……」
すまん!30分だけ時間をください!
まだ最後まで書けてないんだ!
>>439
委員長ルートなら一時間でもかまわないから委員長ルートでオナシャス
へーい
いやまあほら
ねえ
すまん!ありがとう!そろそろ再開します!
この時間帯は落ちやすいからな
よかった
回想
昼・神社
男「しかし珍しいなあ。妹が一緒に来たいだなんて」
幼馴染「いいじゃない、たまには妹ちゃんも甘えたいよねえ?」
妹「あ、あまえっ!?……ち、違います!初詣にまだ行ってなかったので!」
幼馴染「ふふふ」
妹「な、何がおかしいんですか!」
男「仲良いなあ」
幼馴染「そ、そうだ男ちゃん!」
男「んー?」
幼馴染「きょ、今日ね、その、私なんかと一緒でよかったのかなあ、なんて思ってて」
男「はあ?なんで?」
幼馴染「だ、だって女先輩とか、後輩ちゃんとかにも誘われたんでしょ?」
男「あー、まああの人達とはまた今度ゲーセンにでも行くさ」
幼馴染「そ、そっか。……えへへ」
男「?」
男「しかし、あの人達もよく飽きないよなあ」
男「毎度毎度どうして僕の所に……」
妹「……兄さん、今日も絶好調ですね」
男「へ?」
幼馴染「で、でもみんな可愛いでしょ?も、もしも、こ、告白とかされたらどうするの?」
男「はあ?ないない!あるわけないだろそんなの!」
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