マミ「もうブラも怖くない」(156)

マミ「………ん?」 キュッ

マミ「あら…またブラがキツくなってるわ…」

マミ「ちょうど新しい下着が欲しかったのよね、丁度いいわ」

マミ「今日は下着を買いに行きましょうか」

マミ「財布…と家の鍵…あった!」

マミ「じゃあ…いってきます!」

デパート・婦人服売場

マミ「さすがに多いわね…悩むわ…それにサイズも合わせなきゃ…」

マミ「デザインが気に入ってもつけられなきゃ意味無いものね」

まどか「うーん…どれにしようかな…」

マミ「あら?鹿目さんじゃないの」

まどか「え…?うわぁ!?マミさん…」

マミ「鹿目さんも下着を買いに来たの?」

まどか「あ…はい…」

マミ「ふふっ、鹿目さんはどんなのを買ってるの?」

まどか「………」 じー…

マミ「あら?私の買ってる下着が気になるの?」

まどか「……はい」

マミ「わかったわ、鹿目さんには特別に見せてあげる!」

マミ「じゃーん!どう?シンプルな白だけどちょっとフリルのあるパンツ」

まどか「………」  まじまじ

マミ「そして少しのフリルに中央のリボンが似合ってるブラよ!」

まどか「マミさん…羨ましいな…」

マミ「そんなことないわ、普通よ」

まどか「そうじゃなくて…胸の大きさが…」

マミ「大丈夫よ、きっと鹿目さんも大きくなるはずだから!焦らないのよ?」

まどか「はい………」

マミ「じゃあ鹿目さん、また明日ね!」

まどか「はい…また明日…」

ペタペタ…

まどか「はぁ………」

マミ「胸の大きさなんて、どうでもいいことじゃない」

ほむら「」イラッ

翌日

まどか「はぁ……」

さやか「どうしたの?まどか、また元気ないじゃん」

ほむら「またなの…?」

まどか「うん…」

杏子「あちゃー…どうしたんだよ?」

まどか「実は昨日ね…マミさんと会ったの…下着売場で…」

杏子「それはヤバいな…マミはしっかり者のようでどこか抜けてるからな…」

ほむら「朴念仁…」

杏子「それは違うんじゃないか?」

さやか「えー?別に会ったっていいんじゃない?」

ほむら「黙りなさい美樹さやか、貴女にはわからないことよ」

さやか「かー…ほむらはキッツイねぇ…」

さやか「だって下着売場で会ったってちょっと恥ずかしいだけじゃん!」

ほむら「美樹さやか、この前の事を胸によーく手を当てて思い出してみなさい?」

さやか「わかりました、すいませんでした」

杏子「しかしよぉ、まどかもどうにかなんねぇのか?色んな事でいちいち傷付かれたりしたらたまんねぇぜ?」

ほむら「貴女はあまり気にしてないみたいだからいいでしょ」

杏子「なっ!?あたしだってなっ!少しくらいは…」 もごもご…

ほむら「まぁいいわ、それよりもまどかね…」

まどか「はぁ………」

ほむら「傷付いたまどか…かわいそうだと思わない?」

さやか「えー…あたしたちに言われても…ねぇ?杏子」

杏子「あたしに振るな!」

ほむら「美樹さやか、貴女にはキツいお仕置きが必要ね…」

さやか「やだなぁ…さやかちゃんのユーモアセンス溢れる冗談だよっ!?」

杏子「恐怖で最後声が裏返ったな…」

ほむら「さぁ行きましょうか?さ・や・か♪」 ニッコリ

さやか「嫌だ!助けて杏子」

杏子「そりゃ無理だ」

さやか「いやだあああぁぁぁ………」

昼休み

ほむら「まどか、大丈夫?」

まどか「平気だよ…ありがとう…」

杏子「こりゃまた重傷だな…」

さやか「うん…重傷だ…」

ほむら「とりあえずお昼は食べましょう?お腹が空いたら頭が働かないわ」

さやか「今日のまどかはほとんど頭が働いてないんじゃない?」

ほむら「さやか、おいで♪」 ニッコリ

さやか「怖い!その笑みと口調怖いよ!」

マミ「遅かったわね、少し待ったわよ」

さやか「すいませんね、マミさん…ちょっと野暮用があって…」

マミ「あら…どうしたの?鹿目さん…」

まどか「こんにちは…マミさん…」

マミ「鹿目さんはどうしたの?美樹さん」

さやか「実はですね…昨日マミさんとまどかは下着売場で会ったでしょう?」

マミ「えぇ…」

さやか「その時にマミさんはまどかに下着を見せたんですよね?」

マミ「えぇ…ブラもキツくなってきたし、買い換えるのに丁度いいと思って…」

さやか「その時にまどかは痛感したんですよ…『私とマミさんにはこんなにも違うんだ…』ってね…」

マミ「なにが違うの?」

さやか「胸、またはバスト、およびおっぱいですよ!なんですかこのサイズ!あたしから見てもけしから~ん!」

マミ「へぇ…なるほどね…」 ピクピク

ほむら「さやか、巴マミが引いているわ、話を戻しなさい」

さやか「それでですね、マミさん…この前の事件覚えてますか?」

マミ「あの美樹さんと鹿目さんが仲たがいしたの?」

さやか「そうです、そしてその仲たがいの本当の原因は覚えてますよね?」

マミ「えぇ、鹿目さんは胸の小ささに悩んでるのよね」

さやか「それです!貧乳を気にしてるまどかにマミさんは巨乳アピールをしたようなものです!」

マミ「あ……言われてみればそうね……」

まどか「さやかちゃん…ちょっと言い過ぎだよ…」

さやか「あ……そうかな…?」

ほむら「構わないわ、続けなさい」

杏子「ほむらはさやかのマミいじりを絶対楽しんでるな…」

さやか「まぁあたしも新しい下着を見せたい気持ちはわからなくはないですけど…」

ほむら「そこまでよ、美樹さやか、ここからは私が話すわ」

さやか「なんだだよ!?」

ほむら「貴女にまどかの気持ちがわかるの?」

さやか「えと…わからなくはないかな…?」

ほむら「ダメね、私が話すわ」

さやか「そりゃないよ…」

杏子「ドンマイだ、さやか…」

ほむら「じゃあ話すわね?」

マミ「えぇ、わかったわ」

ほむら「まどかも下着売場にいたのよね?」

マミ「えぇ、いたから会ってるんじゃないの」

ほむら「その時、まどかはなにか持ってた?」

マミ「うーん…パンツとシャツ…ネグリジェのような者を持ってたわ」

ほむら「そうよ、まどかはブラジャーをしていないのよ!」

さやか「いや、それはないって…」

まどか「ほむらちゃん…私もブラくらいしてるよ…」

ほむら「そうなの…?」

まどか「うん………」

さやか「あれ?ほむらはブラしてないのかな~?」  ニヤニヤ

ほむら「とりあえずまどかは大きさの違いにショックを受けたのよ」

さやか「スルーされた!?」

マミ「そうだったの…ごめんなさいね、鹿目さん…」

まどか「私は大丈夫ですよ…」

さやか「とても気分的に大丈夫とは思えないんだけど…」

杏子「どうすればいいか…」

マミ「そうだわ、放課後にみんなで下着売場に行きましょう!」

さやか「賛成ー!あたしも新しい下着がほしかったんだよね!」

ほむら「貴女は買っては駄目よ」

さやか「なんで!?」

ほむら「察しなさい」

さやか「了解…」

デパート・下着売場

マミ「ついたわね」

杏子「こんなところにいっぱい下着売ってんのか!?」

マミ「あら、佐倉さんはデパートの下着売場は初めてなの?」

杏子「うん!いっぱいあって悩むなぁ…」

マミ「くすっ…来てよかったわね」

ほむら「ちょっと待ちなさい、本来の目的を忘れたの?」

マミ「忘れてないわよ」

杏子「マミ!このおジャ魔女!おジャ魔女どれみのシャツがいい!」

マミ「ふふっ…はいはい、一つくらいなら買ってあげるわよ」

杏子「やった!ありがとうマミ!」

ほむら「ねぇ巴マミ?貴女はなにしに来たかを本当に覚えているの…?」

マミ「えぇ、忘れてないわよ?」

さやか「うわー!ガオレンジャーだ!懐かしい!」

ほむら「さやか、おもちゃ売場は後で行くから…」

さやか「えー?わかった…」

まどか「仮面ライダーアギトの変身ベルト…」

ほむら「まどかもなの!?本来の目的はどうしたのよ…」

まどか「目的もなにも…ほむらちゃんが勝手に言いだしたんじゃん…」

ほむら「そうだったわね…」

杏子「おもちゃ売場!?」 キラキラ

ほむら「杏子…あなたもなの…?」

マミ「ふふっ…まるで幼稚園の子供とそのお母さんみたいね…」

杏子「マミぃ…おもちゃ売場見たい…」

まどか「私も見たい!」

マミ「わかったわ、じゃあ美樹さんと暁美さんは下着売場に行ってて、私は佐倉さんと鹿目さんが見終わったら合流するから」

さやか「わかりました!このあたし、さやかちゃんがほむらの面倒をしっかりみちゃいますからね!」

ほむら「むしろ逆よ、私が貴女の面倒を絶対みることになるわ…」

マミ「じゃあまた後で合流しましょう」

さやか「はい、来てくださいよ?」

マミ「それは佐倉さんと鹿目さんの気分次第ね」

さやか「じゃあ行こっか、転校生!」

ほむら「いきなりよそよそしい呼び方ね…一体どうしたのよ」

さやか「いやぁ、ほむらと二人きりになるなんてなかったもんね!はしゃいじゃって!」  ガシッ

ほむら「腕を組まないで」

さやか「ほうほう厳しいですな、でもさやかちゃんはしたい時にしたいことをするのだ!」  ギュー!

ほむら「少し痛いわ、それに…当たってるわ」

さやか「当ててんのよ!って言ってほしいのカナ?ほむらちゃん!キャーかわいいー!」

さやか「非常に鬱陶しいわ…」

>>48最終行 さやか ×   ほむら ○


さやか「そう言って振り払わないあたり、満更でもないんでしょ?」

ほむら「うるさいわね、静かにしなさい」

さやか「冷たくあしらうの、ツンデレってやつ?」

ほむら「知らないわよ…」

さやか「ねぇ早くデレてよ、それとも今デレてる?デレてるんでしょ!」

ほむら「ここに来た理由覚えてるの?」

さやか「そりゃあ覚えてるよ、下着売場で…」

ほむら「とっくの昔に通り過ぎたわよ」

さやか「え…道わかんないよ…?」

ほむら「そのようね、全く貴女は愚かね…道がわからないのに突き進むなんて…」

さやか「うう…返す言葉もございません…」

ほむら「はぁ…貴女はここまで来た道はわかる?」

さやか「わかりません…喋るのに夢中だったから…」

ほむら「そう…そうね…わからないのね…」

さやか「なに吹っ切れた顔してんの!?まさかほむらも道わからないとか…?」

ほむら「そのまさかよ……」

さやか「あちゃー…とりあえずマップがエスカレーターのところにあるはずだからそこに行こう!」

ほむら「貴女にしてはいい考えね」

さやか「伊達に長い間迷子やってないよ!」

ほむら「さらりと爆弾発言じゃない…?長い間迷子って…」

さやか「昔ね、よくデパートで迷子になったんだ、その時にマップを探すのを身につけたのだ!」

ほむら「いい考えだけどそこに至るまでが悲しいわね…」

さやか「それは言わないで、さぁ行こうか!」

数分後…

ほむら「で、そのエスカレーターやマップはどこにあるの?」

さやか「あれ?どこここ!完全に迷った!」

ほむら「貴女にリードさせた私が馬鹿だったわ…」

さやか「うぅ…ごめんよ、ほむらぁ…」

ほむら「諦めるのはまだ早いわ、私がリードするからついてきなさい!」

さやか「おぉ…ほむらの背中から後光が見える…」

ほむら「冗談はいいわ、行きましょう」

さやか「オッケー!」

おもちゃ売場

杏子「あ!DSのソフトがおいてあるな」

マミ「当たり前でしょう?おもちゃ売場の中のゲーム売場なんだから」

まどか「これ難しい…」

マミ「鹿目さんは体験版をしているのね、なにをしているの?」

まどか「もっと脳を鍛える大人のDSトレーニング」

マミ「渋いわね…」

まどか「この漢字合成は閃きがないと解けないし…難しいよ」

杏子「あたしにもやらせてくれよ」

まどか「杏子ちゃんにできるかな?私でもできなかったんだよ?」

マミ「鹿目さん、差別はいけないわよ」

まどか「差別じゃないよ、挑戦だよ!」

杏子「へへ…受けてやるぜ!よっし、やるぞー!」

マミ「頑張ってね、佐倉さん」

杏子「あが…」 プシュー…

まどか「杏子ちゃん!?」

マミ「大丈夫?佐倉さん…」

杏子「頭使いすぎてオーバーヒートしちまったぜ…よくまどかはこんなのできたよな…」

まどか「てぃひひ…ありがとう…」

杏子「でも閃いてわかった時は気持ちいいよな、わからなかったら歯がゆいからもうやりたくないが」

マミ「じゃあ次は私が…」

まどか「いや、私がやる!」

杏子「他のゲームにしようぜ~」

さやか「あたしはさぁ、ほむらはクールぶってないで普通にしてればいいと思う!」 もぐもぐ

ほむら「それはなんでよ」 もむもむ

さやか「あたしから見たら無理してるね!なにか思い詰めてるみたい」

ほむら「そうね…ありのままの私の方がいいかしら…」

さやか「あたしはありのままのほむらを見てみたい!」

ほむら「………貴女は絶対ネタにするわ」

さやか「しないって!絶対しない!」

ほむら「そう…なら…」

さやか「…っていうかなんであたしたちはクレープ屋でくつろいでるわけ?」

ほむら「貴女が見つけて一息しようって言ったんじゃない…」

さやか「そうだったね、忘れてた!」

ほむら「全く…貴女って人は…」

さやか「じゃあさっきまでのあたしたちの目的覚えてる?」

ほむら「なによ?」

さやか「まどかたちとの合流」

ほむら「忘れてたわ…」

さやか「やれやれ…じゃあ行こうか」

ゲーム売場


杏子「あ、珍しいソフト見つけたぜ」

まどか「なんていうタイトルなの?杏子ちゃん」

杏子「きみのためなら死ねる」

まどか「なんだか重いよ…」

マミ「懐かしいソフトね…」

まどか「知ってるんですか?マミさん」

マミ「名前を聞いたことはあるの、やったことはないわ」

まどか「杏子ちゃん、体験版は?」

杏子「ダメだ、古すぎてない」

マミ「気になるから買っちゃおうか…」

マミ「でもこれを買うと続編の『赤ちゃんはどこからくるの?』も欲しくなるわね…」

杏子「あ、マミー、それあったぞ」

まどか「なんだか色々とコアなお店だね…」

杏子「マリオゴルフ・ファミリーツアー見っけ!」

マミ「それは確かモバイルアダプタGBでネットに情報を送れたような気がするわ」

杏子「マリオカートアドバンス」

マミ「確かそれもよね」

まどか「コアだよ…マニアックだよ…」

杏子「これは…カービィのエアライド4980円…これは買いだ!」

マミ「落ち着いて、佐倉さん、それは私の家にあるからまたこんどしましょう?」

杏子「うん!」

まどか「これなら私もわかるかな…」

杏子「あ、ウルトラマン・ファイティングレボリューションだ」

マミ「名前の通り、ウルトラマンが戦うゲームね」

まどか「マニアック過ぎてわからない~!」

さやか「まどかはね…いい娘なんだけど傷ついたら引きずるタイプだからね…」 カチャ…

ほむら「そうね、それはわかるわ、私も感じるから」

さやか「まどかは誰にでも優しいからね…下手すれば悪い人にも優しくしそう…」

ほむら「今の貴女の発言は少し実現しそうで怖いわ…」

さやか「まぁでもさやかちゃんとほむらがいれば悪い人も倒せるでしょ!」

ほむら「そうね、守ってみせるわ」

さやか「まどかが優しいのは家族のおかげかな…あのパパだとあまり怒らなさそうだし」

ほむら「そうね、究極の柔らかさと言うべき人格だと思うわ」

さやか「あまりなんの欲もなさそうだよね、家事して家族の笑顔が見ることができれば幸せみたいな」

ほむら「そうね…暖かい家族に囲まれて幸せそうよね…羨ましいわ…」 ぽろっ…

さやか「あ…ほむら…涙が…」

ほむら「あれ…どうして………そっか…これはさやか、貴女の優しさに触れたからなのね…」

さやか「て…照れるな…えへへ…」

ほむら「決めたわ、私は貴女をあまりイジらないようにする」

さやか「それはうれしいよ、でも少しくらいはツッこんでよね?」

ほむら「ツッコミなきボケほど悲しいものはないものね、でも匙加減は私次第よ」

さやか「どのように変わるか見物だね!」

ほむら「努力はするわ」

さやか「実を結びなさいよ?」

ほむら「保証しかねるわ」

さやか「じゃああたしで嬉し泣きしたことをみんなに…」

ほむら「それはやめなさい、美樹さやか」

さやか「ならイジるのを控えるのだ!」

ほむら「精進するわ…」

さやか「努力も精進もいらない、結果さえあればそれでいいのだ!」

ほむら「わかったわよ、やればいいんでしょ?やれば」

さやか「むふ~ん!聞き分けのいい娘は大好きだぞ~!」 わしゃわしゃ

ほむら「髪を乱すのはやめなさい」

さやか「よいではないかよいではないか~!サラサラで気持ちいいのだ~!」

ほむら「はぁ…もうなにを言っても無駄みたいね…観念したわ」

さやか「あははっ!ほむら城陥落っ!」

ほむら「誰が城よ!」

さやか「ほらね、憑き物をおろしてみると心が軽くなったでしょ?」

ほむら「なんだかスッキリしたような気がするわ」

さやか「嬉しいときには泣いてもいいんだぜぇ?」

ほむら「それはナルトのセリフよ…」

さやか「ははっ!バレちゃった?」

ほむら「えぇ、バレバレよ」

さやか「でも嬉しいときに泣いてもいいのは本当だよ、今までの苦労や悲しみが涙になって体から、心から出ていくはずだから」

ほむら「そうなの…?」

さやか「そうだよ、きっともっとスッキリできるはずだね、あたしが見た限りほむらは何年も泣いてないみたいだからさ」

ほむら「ふざけてるように見えて意外に人を見て、人のことを考えているのね、貴女は」

さやか「意外とは余計だよ、泣くんだったらあたしの胸を貸してあげるからさ…」

ほむら「えぇ…それはいいかもしれないわね…きっといいはずだわ…」

さやか「じゃあどうする?あたしの準備は万端だよ」

ほむら「本当にいいの…?」

さやか「よそよそしいこと言わなくていいよ、あたしたちは友達だろ?」

ほむら「友達…美樹さやかが私の友達…」

さやか「あたしは最初からほむらのこと嫌いじゃないよ、ツッコミは厳しいけどそれがほむらの持ち味だからね!」

ほむら「ありがとう…私的には一番貴女が友達になりにくいと思ってたのだけれど…」

さやか「なにいってんの!まどかの友達はあたしの友達だよ!」

ほむら「そうね…ありがとう…貴女の胸、貸してもらえるかしら?」

さやか「うん、いいよ…」

ほむら「じゃあ…お願いします…」

力士、巴真実さん(15)。

  ,'.:       〃 ,:1  ,  __/  // /         } ,     ',
__彡ァ       乂_ノ :!  ,′ ./ ̄/7=‐.、__ノノ     ,'∧      '
.. /            /i::, {  彳ア:::抃<     ( (、__,/'  i     }
 ,'/リ.,   ,イ  ./`¨´i.|:∧. 、 .c弋匕Z_         >、_`ヽ、」     ,'
_彡'厶イ./iヽ,′   |:::∧ {?Y//             ア:::抃、 |    /
       / i|:::{:     `(( .?Y .))       ‘     弋匕Zっ    /
     /  ∨:、     }}_口_{{     ,_-‐- 、      / //
.    i.|   ∨:\ .γ´,...-‐-ミメ、 └‐―-、、、    .辷´五ニ=一、
.    ヾ、   \,:´,´./ ,.-‐-、.刈ハ.     `~    /          \
-‐…‐-'_ヾ   / l l. {::::::::::::} l l≧:.. ___.... -‐=¬=-、― _....___〉

  /¨,-‐… 7 . 八圦 `‐-‐' ,' 厂`Y   /        `ヾ´/////

. /  {    /.Y¨Y .ゞ.,`=‐-‐ 彡.1辷7―‐-/               ∨―‐- 、
. !   ',     /  !:::::::::`¨ニ¨´::::::|// `ヽ/                 ∨   .〉
. | >'´`ヽ:. /.i⌒i:::::::::::::::::::::::::::::::|/⌒) (  , -―-         j   ./

\! .Уヽ   (./ ./:::::::::::::◯:::::::::::::!  / ∧/ , -‐-、. \        〈‐‐-、 j
. /   ヾ .〈  ヾ::::::::::::::::::::::::::::::! 入 _〈_/    \ \       ∨_)'
――――「ケーキが脂肪を産むなら、みんな死ぬしかないじゃない!!」

テレビアニメ「脂肪少女まみか☆デブガ」の登場人物で、力士。愛称は「デミ」(「マブ」のタイプミスとの説も)。
デブという設定は当初から明らかにされていなかったが、
その見事な肢体の張りと肉の吊り下がり、直ぐに発砲する気性の荒さ、そして腹の太さ、肥満のファンからは「同胞ではないか」と言われていた。
好きな物は三食のケーキ。特技は三食ケーキ。

カードショップ

杏子「あっ、デュエルマスターズカードのバラ売りだな」

まどか「さやかちゃんに誘われてよくやってたなぁ…」

マミ「このBWDなんて高かったわよね、今はデッキに入ってるから価値は大暴落よ」

杏子「あたしもデッキに入ってて外側がホロ加工されてるやつは認めてないな、あれは偽物だ」

まどか「ねぇ!ガトリングワイバーンやツインキャノンワイバーンがあるよ!」

杏子「『ワイのワイルドワイバーンや!』ってな」

マミ「それは確かビーダマンよね…」

まどか「?」

杏子「…っていうか時間は大丈夫なのか?」

マミ「もう五時ね…そろそろ帰りましょうか」

まどか「待って!さやかちゃんとほむらちゃんと合流しなきゃ!」

杏子「そういえば忘れてたな、下着売場だったっけ?」

マミ「そうね、行ってみましょうか」

まどか「待って!行く前にブルーメルキス買わせて!」

杏子「いいけど遅くなるなよ?」

まどか「うん、すぐ戻るよ!」

マミ「佐倉さんはなにか買わないの?あたしはいいのさ、まどかの笑顔が見れて満足した」

マミ「そう、私は佐倉さんと鹿目さんの笑顔やはしゃいだ姿が見れてよかったわ」

杏子「…ったく、調子狂うよな」

マミ「時には歯車をずらしてみるのもいい刺激よ、人間刺激がないと退屈するものね」

杏子「そうだな、今日はリフレッシュできたし、いい一日だった」

マミ「ふふっ、私も意外な一面が見れてよかったわ」

杏子「まどかはあまり変わってないように見えたけどな」

マミ「そう?実物を目の前にしたはしゃぎ様はいつも以上だったわよ」

まどか「おまたせー!買ってきたよ!」

杏子「来たな、じゃあ行こうか」

マミ「美樹さんと暁美さんが待ってるものね」

まどか「うん!行きましょう!」

下着売場

まどか「いないね…」

杏子「まわり少し探してきたがいないな…」

マミ「電話にも出ないわ…あとでみっちりお説教ね…」

まどか「マミさん目が怖いよ…」

杏子「優しい人ほど怒ると怖いっていう例がこれだな…」

マミ「仕方ないわね、美樹さんと暁美さんには少し辱めを受けてもらいましょう」

杏子「なにする気だろうか…」

まどか「辱めって言うくらいだから恥ずかしいことかな…」

マミ「じゃあ早速行くわよ!」

ピンポンパンポーン

アナウンス「迷子のお知らせをします、見滝原市からお越しの暁美ほむら様、美樹さやか様、サービスフロントにてお連れ様がお待ちです」

さやか「今あたしたち呼ばれたよな!?」

ほむら「えぇ、呼ばれたわね」

さやか「サービスフロントまでの道わかんないよ…」

ほむら「こんな時には携帯電…着信3件…なるほどね…」

さやか「まどかにかけてみる!」

さやか「まどか!」

まどか『あっ、やっと連絡ついたよ!マミさーん、さやかちゃんからー!』

マミ『もしもし美樹さん、今までなにしてたの?』

さやか「いやぁ…クレープ食べたり喫茶店で親睦を深めたりしてました…」

マミ『貴女たちは「下着を買いにいく」って言ってたわよね?なにか買った?』

さやか「いえ…買ってません…」

マミ『なんなの?あれは二人っきりになるためのその場しのぎの嘘なの?』

さやか「いや…違いますよ!」

マミ『じゃあ説明してみて?』

さやか「えーと…なんて言えばいいのか…」

マミ『いいわ、合流したら話聞くわよ、いい?』

さやか「待って!待ってマミさん!」

マミ『なに?美樹さん』

さやか「道がわからなくて迷子になったんです…迎えに来てくれませんか…?」

10分後…

マミ「ここにいたのね」

さやか「下手に動き回って更に迷うよりは一点に留まる方がいいと思ってね!」

ほむら「よく言うわね…」

杏子「よぉ、しばらく見ない内に雰囲気変わったんじゃないのか?」

ほむら「ふふっ、そうかもしれないわね…」

まどか「よかったー…電話に出ないから心配したよ…」

さやか「いやぁおしゃべりに夢中になっててね!ごめん」

ほむら「そうよね、ごめんなさい」

マミ「いいわよ、みんな合流できたんだしこの結果が一番よ」

杏子「いっぱいいいの安かったしな!」

まどか「てぃひひ!さやかちゃん、久しぶりにデュエルする?」

さやか「いいね、でもさやかちゃんは負けないぞ!」

ほむら「仲がいいわね…」

マミ「そうね、鹿目さんは誰に対しても優しくできて、美樹さんは誰とでも友達になれるわ」

杏子「なぁマミ、開けてもいいか?」

マミ「ふふっ、帰るまで待っててね」

杏子「はぁい…」

デパート前

マミ「今日はいろいろあったわね」

まどか「杏子ちゃんとマミさんが見つけるゲームはマニアックすぎるよ…」

杏子「知ってるものは知ってるんだ、仕方ないだろ」

マミ「久しぶりに見たゲームもあったわね、いい穴場を見つけたわ…」

さやか「あたしはほむらと一緒にいて楽しかったよ」

ほむら「私も悪くなかったわ」

マミ「じゃあ明日は休みだし私の家でお泊まり会でもしましょうか?」

四人「賛成!」

マミ「じゃあ行くわよ?」

全員「れっつごー!」




終わり

乙乙!

面白かった
ってか、落ちは毎回マミさんちにれっつごーなのか

>>141
だって家に行くのだったら一番マミさんの方が都合がいいし集まるならマミさんの家ってイメージがあるし…

数日前に書いたばかりだけど続編ですよ、即興ですよ
最初は本当に下着売場に行かせようと思ってたけど面白そうだからって変更しちゃったよ
スレタイに飾られて中身は全然違うSSを何度も見てきたと思うからそれと同じ様な感じかな
それともしかしたらわかってる人がいるかもしれないけど
これ、三話です
昔書いたやつの続編を掘り起こしてきた感じだけど伸びてよかったよ
本当ならもっと伸ばしたかったけど
また次の機会があったら書くよ、では次またどこかのスレで会えたら

最初のはまどほむあんが同盟組んだ奴?

>>151
そうそれ、最初からノリと勢いと思いつきだけでやってきた
そのスタンスは今も変わってないぜ

>>153
同盟の奴とケンカの奴と今回か
改めて乙
面白かった

>>154
知ってる人がいるとは俺もびっくりだ、いつかネタが思いついたら四話かくつもりだから覗きに来てくれ
じゃあ俺は寝るからな、おやすみ

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