美希「ひ~び~き~!」貴音「響!」 (65)

765プロ/昼過ぎ

美希「ひ~び~き~あ~そ~ぼ~」グデ―ン

響「いいよ」

美希「え?いいの!?」ガバッ

響「うん」

美希(なんてこったいダメもとで聞いたらオッケーだったの!これは機嫌がいいからなのかな、そうだとすると普段はしてくれないあんなことやこんなことも・・・)ニヤァ

響「・・・」

美希「それじゃあ今日h響「やっぱりいいや」

美希「・・・え?」

響「今ろくでもない事考えてただろ?」

美希「えっ、そ、そんなことは」アタフタ

響「・・・」ジト―

美希「考えてました」

響「やっぱり」ハァ

美希「それじゃあもう遊んでくれないの?」

響「うん」

美希「・・・」シュン

響「・・・しょうがないな」

美希(ちょろいの)ニヤッ

響「やっぱやーめた」

美希「!?」

帰路/夜

響「・・・」テクテク

美希「・・・」コソコソ

響「・・・」ピタッ

美希「!」ササッ

響「・・・」キョロキョロ

美希「・・・!」ドキドキ

響「・・・」テクテク

美希「」ホッ

美希「・・・」ソロ―

響「美希」

美希「うひゃあ!」

響「やっぱり・・・」

美希「む~ばれちゃったの」

響「何回も付けられてるからな」

美希「ミッション失敗、帰投するの」

響「付けてくるってことは家に誰もいないんでしょ?」

美希「え?う、うん」

響「・・・」

美希「?」

響「・・・」ジ―

美希「! ぜ、是非おじゃまになるの!」

響「ふふっ」ニコッ

765プロ/昼

貴音「・・・」ズルズル

響「・・・」ジ―

貴音「・・・?」ズルズル

響「・・・」ジ―

貴音「あ、あの、響?」

響「あ、いいよ食べてて」

貴音「あ、はい」

貴音「・・・」ズルズル

響「・・・」ジ―

貴音「・・・//」チュルチュル

響(・・・かわいい)

765プロ/朝

響「それじゃあプロデューサー、行ってくるさー」

P「ああ、気をつけてな」

美希「響どこ行くの?」

響「ロケ」

美希「どれぐらい?」

響「地方ロケだから4日間」

貴音「なんとっ!」

美希「ええっ!?」

響「そういうこと」

美希「そ、そんな・・・」ガクガク

貴音「このような事があって良いのでしょうか・・・」ヘナッ

響「大げさだぞ」

美希「大げさなんかじゃないの!」クワッ

貴音「死活問題です!」クワッ

響「そうか」

美希「響、辛くなったらすぐ帰ってくるんだよ?」ギュッ

響「ならないから大丈夫」

貴音「響、必ず帰ってくるのですよ」ギュッ

響「帰ってこないかも」

貴音「」
美希「」

響「うそだぞ」

美希「ぬはあっ!!」クワッ
貴音「ぶはあっ!!」クワッ

美希「でも最悪迎えに行くから大丈夫なの」

貴音「大丈夫ではありませんが」

響「それじゃあ自分もう行くぞ」

美希「あ~待って最後にもっかいギュ~ってするの!」ギュ―
貴音「私も」ギュ―

響「・・・もういい?」

美希「まだ」ギュ―
貴音「まだです」ギュ―

響「遅れるんだけど」

765プロ/夕方

美希「響が出発してから3日」

貴音「一秒一秒がこのように永く感じるとは・・・」

美希「いよいよ明日響が帰ってくるの」

貴音「あと一日もあるのですか・・・」

美希「憂鬱なの・・・」

貴音「らぁめんも五杯しか食せません・・・」

美希「それでも食べ過ぎなの・・・」


美希「はあ・・・」
貴音「はあ・・・」

765プロ/夜

美希「・・・」ソワソワ

貴音「・・・」ソワソワ

ガチャ
美希「!!」
貴音「!!」

P「ただいま~」

美希「なんだ違う奴だったの」
貴音「真、紛らわしいですね」

P「ひどい・・・」

美希「・・・」ソワソワ
貴音「・・・」ソワソワ

ガチャ
美希「!!」
貴音「!!」

響「ただいま~」

響「疲れた~ ん?」ドドドド

ガバッ
美希「響響響響響響響響響響」ギュウウウウ
貴音「響響響響響響響響響響」ギュウウウウ

響「ぐ・・・く、くるじい」ギチギチ

美希「響響響響響響響響響響」ギュウウウウ
貴音「響響響響響響響響響響」ギュウウウウ

響「いし・・・き・・・が・・・」

律子「いい加減にせい」スパ―ン

美希「ふぇっ」
貴音「あうっ」


美希「申し訳ありませんでした」ゲザ―
貴音「申し訳在りませんでした」ゲザ―

響「死ぬかと思ったぞ」ジト―

美希「嫌わないでほしいの」ゲザ―
貴音「嫌わないでください」ゲザ―

響「・・・」ハァ

響「もういいよ」

貴音「本当ですか?」

響「そのかわり」

美希「そのかわり?」

響「ちゃんとギュッとして」

美希「え?」

響「早く」

貴音「わ、分かりました」ギュッ

美希「これでいい?」ギュッ

響「ん」

美希「なんだかんだで響も寂しかったんでしょ?」

響「べ、別に・・・//」

貴音「ふふっ、それではそういう事にしておきましょう」

響「だ、だから違うって//」

美希「もうかわいいなあ!!!」ギュウウウウ

響「ぐえっ」

美希「あ」

響宅/昼

ピンポ―ン
響「はーい、って貴音じゃないか」

貴音「おはようございます」

響「どうしたんだ?」

貴音「どこかへ出かけませんか?」

響「いいよ、出かけるつもりだったし」

響「用意してくる」

貴音「はい」

響「おまたせ」

貴音「では行きましょうか」

響「うん」

貴音「どこかへ行く予定があるのですか?」

響「いや、特にないぞ」

貴音「実のところ私もなのです」

響「なんだそれ」

貴音「ふふっ、良いではありませんか」

響「まあね」

響「あ、猫」

猫「にゃーん」

貴音「かわいらしいですね」

響「飼い猫かな」ナデナデ

猫「うにゃーん」ゴロゴロ

貴音「・・・」カシャカシャ

響「・・・何してるの」

貴音「写真を撮っているのですが」

響「一眼を常備?」

貴音「ええ、いついかなる時でも響の姿を撮っておける様にと」

響「ああ、そう」ナデナデ

猫「にゃーん」テテテテ

響「行っちゃった」スクッ

貴音「これはまた良い絵が撮れました」ニコニコ

響「じゃあ行こ」

貴音「ええ」グゥ―

貴音「おや」

響「お昼食べてないの?」

貴音「しっかり食べたつもりだったのですが」

響「どうするの」

貴音「おや、あちらに見えるのはバーガー○ング」

響「寄るの?」

貴音「いいですか?」

響「別にどっちでも」

貴音「では参りましょう」

貴音「・・・」モグモグ

響「それ前も頼んでたよね」

貴音「ええ」モグモグ

貴音「大変美味です」モグモグ

響「そんなに気に入ったの」

貴音「ええ、十五番目ぐらいですね」

響「ふ~ん」

ガ―
貴音「おいしかったです」

響「よかったな」

貴音「響は食欲がなかったのですか?」

響「あれだけ食べれるのは貴音だけだぞ」

貴音「おや、あちらに見えるのは○なまるうどん・・・!」

響「・・・」ガシッ ズリズリ

貴音「あ~れ~」ズルズル

765プロ/夜

美希「ただいま~」

美希「あれ、響どうしたの?」

響「やつが出た・・・」プルプル

美希(お、おびえる響かわいいのっ!!)ポワ―ン

美希「やつって?」

響「あ、あっちに・・・!」プルプル

美希「こっち?」ヒョイ

G「おっす」カサカサ

美希「」

美希「無理無理無理無理無理無理無理無理なの」ピュ―

響「ちょっ、逃げちゃダメ」

G「待ってくれよ」カサカサ

美希「ひいいいいいいいこっちに来るの!!!」ドタドタ

響「ちょ、来るな~」ドタドタ

ガチャ

貴音「何事ですか?」

響「た、貴音・・・!」ササッ

美希「ゴ、ゴキブリなの!!」ササッ

G「おっす」カサカサ

貴音「・・・!」ポワ―

G「!」ピタッ

貴音「おやめなさい。そしてこの建物から出て行くのです」ポワ―

G「お、おう」ソソクサ

貴音「・・・ふぅ」

響「た、貴音~」ダキッ

貴音「ま、まあ///」

美希「」ポカ―ン

貴音「大丈夫ですか?」

響「・・・」ギュウ

貴音(なんと愛くるしい・・・!ああ、撫で回したい!!)

貴音「もう安心ですよ」

響「・・・うん」ギュウ

美希(は~、目の前がとっても修羅場なの!)

765プロ/夕方

響「暇」

貴音「暇ですね」

美希「ででーん!マリカーなの!」

響「うるさい」

貴音「うるさいですね」

美希「マリカーしよ~よ~」

響「そういえばマリカー最近やってなかったな」

響「ハンドルある?」

美希「あるよ」

テ―レテ―レレッテ― マ―リオカ―ッウィ―!

美希「ミキはピーチなの!」

貴音「こ、これは・・・!」キノピオ―

貴音「この茸のような生物は一体・・・どのような味なのでしょうか」

響「・・・」デッテイウ

美希「響はやっぱりヨッシーなんだ」

響「かわいいもん」

美希「ではでは早速~」

貴音「れっつごお!」

響「ノリノリだな」

響「あ、スタートダッシュが」ボワン

美希「ふっふっふ~、甘いの!」バシュ

貴音「め、面妖な・・・」ボワン

響「あ、あれ?」クイ―

貴音「響、身体まで傾いてますよ」

響「あれ」

美希「あはっ、響ってば面白いの」

響「落ちてるよ」

美希「あっ、8位になっちゃったの」

貴音「面妖な」ヴィイイイイ

美希「貴音がすっごく速いの」

響「ぶっちぎりだな」

美希「響、ミキにハンドル使わして」

響「えー」

美希「ならば響のハンドルをつかんでやるのー!」ガバッ

響「・・・」ドガッ

美希「あふんっ」

貴音「次はこのこーすですね」テロリン

765プロ/夜

響「ただいま」

美希「お帰り~」

貴音「お帰りなさい」

響「身体がベトベトする」

美希「なんで?」

響「時間がなかったからシャワー浴びれてない」

貴音「響もですか」

美希「あ!じゃあじゃあ、みんなで近くに出来た銭湯に行くの!」

響「え」

美希(これで合法的に響の裸が見れるの!)ウヒヒ

貴音「(響の裸体が見れるので)いいですね」

美希「それじゃあレッツゴーなのー!」


カポ―ン
美希「わ~、広いの~」

響「ほんとだ」

貴音「露天風呂もあるようですね」

美希「早速入るのー!」ダッ

響「先に湯を浴びないとダメだぞ」

美希「そうなの?」

響「うん」

美希(ん?これは接近するチャンス?)

美希「じゃあミキがお湯をかけてあげるの~!」

響「いや、いい」ザパ―

貴音「美希、あまり騒いではいけませんよ」ザパ―

美希「は~い」

響「早く行こ」

美希「それじゃあ露天風呂へー!」

ザバ―ン
響「ふぃ~」

貴音「はぁ~」

美希「あぁ~」

美希「それっ」ピャッ

響「うわっ」パシャ

美希「うりゃっ」ピャッ

貴音「む」パシャ

美希「ふっふっふ~」

響「・・・」

貴音「・・・」

美希「・・・」


「「「・・・」」」

カポ―ン

銭湯/夜

美希「流し合いっこするの!」

貴音「それもまた良き趣ですね」

響「並び方は?」

貴音「私が流しt美希「ミキが流してあげるの!」

響「じゃあ自分が貴音の背中を流すぞ」

貴音「ま、まあ!」

美希「え゛」

響「それじゃあ座って」

貴音「は、はい」

響「痛くない?」ゴシゴシ

貴音「ええ、とっても気持ちがよいです」

響「美希、早く」

美希「あ、は、はい」ゴシゴシ

貴音(はあぁ、天にも昇れそうです)

美希(きれいな背中なの~スリスリしたいの~)ゴシゴシ

美希「貴音ばかりズルいの、そろそろ代わってほしいの」

響「ん」クルッ

貴音「あ・・・」

美希「やっとミキの番なの」

響「痛くない?」ゴシゴシ

美希「お~、絶妙なの~」

貴音「こちらも大丈夫ですか?」ゴシゴシ

響「うん、きもちいよ」

貴音(それにしても・・・この背中は思わず頬擦りをしたくなりますね)ゴシゴシ

響「こんなもんかな」バシャ―

美希「とっても気持ちよかったの~」バシャ―

貴音「・・・」サワッ

響「ひゃっ!?」

貴音「あっ、申し訳ありません、ただ・・・」

響「た、貴音?」

貴音「愛おしくて・・・」スリスリ

響「ひゃっ、恥ずかしいぞ//」

美希「あ、貴音だけズルいの!」スリスリ

響「ちょっとぉ」パッ

貴音「あ・・・」

響「いくらなんでもやり過ぎ」

美希「ご、ごめんなさい」

響「罰としてコーヒー牛乳ね」

貴音「分かりました」

響「それじゃあ上がろう」

美希「はい、コーヒー」

響「あ、ありがとう」

貴音「銭湯と言えば」

美希「腰の手を当てて」

響「ぐいっと」ゴクゴク

響「ぷはー!」

美希「いい飲みっぷりなの!」

貴音「流石ですね」

響「銭湯もたまにはいいな」

貴音「(いろいろな意味で)そうですね」

美希「(いろいろしたいから)また来るの!」

響「・・・」

河原/昼

響「いい天気だぞ」ポカポカ

美希「まったくなの~」ポカポカ

貴音「快適な気温ですね」ポカポカ

響「うあー」ゴロ―ン

貴音「私も横になりましょう」ゴロン

美希「あ、ミキも~」ゴロ―ン

響「なんだかこういうのって久しぶりだぞ」

貴音「そうですね、こういう時間は久しぶりです」

美希「スヤスヤ」

響「もう寝てる」

貴音「美希の眠りに就く早さには驚かされますね」

響「自分も眠くなってきたぞ」ウトウト

貴音「そうですね、少し昼寝に致しましょう」


響「ク―ク―」

美希(寝たみたいなの)

美希(今のうちに手をつないで・・・)ゴソゴソ

貴音「美希」

美希「うわっ」

貴音「抜け駆けはいけませんよ」

美希「じゃあ貴音も繋げばいいの♪」ギュッ

貴音「なるほど」ギュッ

美希「あ゙あ゙~幸せなの~」

貴音「美希、響が起きてしまいます」

美希「ご、ごめん」

響(起きてるけどな)ギュッ

美希(握り返してきたっ!?)チラッ

貴音(面妖なっ)チラッ

響(ふふっ)

響(でも)


響(ほんとに幸せだぞ)


おわり

以上です。お付き合いいただきありがとうございました。

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