櫻子「サンタさん!」(249)
櫻子「もうすぐクリスマスだ!クリスマス!」ルンルン
向日葵「はしゃぎすぎですわ…全く単純な…」ヤレヤレ
櫻子「何大人ぶってんだよー!クリスマスだよクリスマスー!」ウキウキ
向日葵「まだ10日ほどあるのになんでそんなテンション高いんですの…」
櫻子「そんなこと言っちゃってークリスマスソング聞いたらウキウキしちゃうくせに!」キャー
向日葵「そんなこと…」
…Santa Claus is coming to town♪
向日葵「……ないですわ///」ウズウズ
櫻子「嘘つくなよー!このこのーっ!」グイグイ
向日葵「くっ…いつもよりウザさ3割増しですわ…」
続けたまへ
櫻子「あー楽しみ♪早くこないかなぁ…」
向日葵(ここまでテンションあがるものかしら…)
櫻子「今年のプレゼントはもう決めてあるんだ!サンタさんが来るのが待ち遠しいよ」
向日葵「そうですわね…」
向日葵「……え?」
櫻子「ん?」
向日葵「…サンタさん?」
櫻子「え?サンタさん知らないの?」
向日葵「いやそりゃ知ってますわよ」
櫻子「じゃあ何さ?」
向日葵「……櫻子、毎年クリスマスにプレゼントをくれるのは…?」
櫻子「サンタさん!」
向日葵「え?」
櫻子「えっ?」キョトン
向日葵「コホン……じゃあ、サンタさんが何者かは知っていますの?」
櫻子「えっと…赤い服来た太ったおじいさんで、空飛ぶソリでトナカイつれて来るんでしょ?」
向日葵「えっ」
櫻子「?」キョトン
支援
向日葵「……」ポカン
櫻子「空飛ぶソリなんて乗ってみたいな…」ワクワク
向日葵(この子…)
櫻子「サンタさん、私のところだけ先に来ないかなぁ…」ワクワク
向日葵(本物ですわ…)
櫻子「向日葵は何お願いしたの?」
向日葵「……」
櫻子「向日葵?」
向日葵「櫻子…その…サンタさんは…」
櫻子「え?何!?」キラキラ
向日葵(うっ…)
向日葵「…赤い鼻のトナカイを連れていますわ…」
櫻子「あ、あの歌ホントだったんだ…」ワクワク
向日葵(…本当のことなんて言えるわけありませんわ…)
櫻子「見たいなあ…今年は起きてられるかな…」キラキラ
向日葵(あの純真な目…)
向日葵(まだ知らせるには早いですわね……)フッ
櫻子「あぁー!楽しみー!!」ワクワク
~その夜 大室邸~
櫻子「ここの問題わかんない…」ムゥ
向日葵「え?ここは…あぁ、教科書に詳しく載っていましたわ」
櫻子「教科書?うー…部屋だ…取ってくる…」ダラー
向日葵「まったく…」
撫子「お疲れさま」スッ
オレンジジュース「……」
向日葵「あ、撫子さん。ありがとうございます」チュー
撫子「もうすぐクリスマスだね」
向日葵「そうですわね…今日も櫻子がはしゃいで大変でしたわ」
アップルジュース「ガタッ」
撫子「あの子、まだサンタを信じてるんだよね…花子でさえもう知ってるのに」
向日葵「櫻子はいつまでも子供のままですわね、やっぱり」クスッ
撫子「まぁ…それも今年で最後なんだけどね」
向日葵「そうですわね…最後……」
向日葵「……え?」
撫子「今年はだめなんだ、クリスマス」
向日葵「そ…それはどういうことですの…?」
撫子「親が旅行いってて、帰ってくるのは26日」
撫子「プレゼントは帰ってきたときに手渡しって形になると思うんだ」
向日葵「…櫻子はそれを…?」
撫子「知らないよ、当然…」
撫子「言えるわけがない…あの有様じゃ」
向日葵「そ、そんな…」
撫子「でも…無駄に期待させるより、今言ってあげたほうがいいよね」
向日葵「え…そ、それって…!」
ドタドタ
櫻子「向日葵!雪!雪降ってる!」ガチャッ
向日葵「櫻子…」ハッ
櫻子「クリスマスも降るかなぁ…!」ワクワク
撫子「……」
撫子「…ねえ櫻子、話があるんだけど」コホン
櫻子「え、何?急にあらたまって…」キョトン
撫子「クリスマスとサンタのことなんだけどさ…」
櫻子「え!?何々!?」ワクワク
撫子(うっ…)
撫子「……じ…実は…」
向日葵「さ、サンタには女もいるんですわ!!」バッ
櫻子「…本当!?すごい!!」キラキラ
撫子(ちょ、ひま子…何やってんの…!?)ヒソヒソ
向日葵(す…すみませんわ…つい…)アセアセ
撫子(こんなことしても櫻子のためにはならないよ…)ヒソヒソ
向日葵(で…でも…)ヒソヒソ
櫻子「今年のサンタさんは女の人だといいなぁ…」ワクワク
撫子(ほら…どうすんの、櫻子が余計に期待し始めた…)ヒソヒソ
向日葵(わ…私がなんとかしますわ…)ヒソヒソ
撫子(なんとかって…?今年は櫻子の欲しいものなんて誰も知らないよ…)ヒソヒソ
向日葵(私がどうにか欲しい物をを聞きだして…届けにいきますわ…)
撫子(…出来るの?)ヒソヒソ
向日葵(や、やります…!)ヒソヒソ
櫻子「ん?二人とも何話してんの?」
撫子「櫻子」
櫻子「え、何?」
撫子「サンタはいい子の所にしか来ないって知ってる?」
櫻子「え、何それ…」
撫子「悪さする子の所にはこないんだよ。櫻子はどうかな?」ニヤニヤ
櫻子「く…来るに決まってんじゃん?私いい子だもん!」
撫子「本当に?」
櫻子「……」
向日葵(撫子さん、どうして…?)ヒソヒソ
撫子(保険みたいなもんだよ…ひま子が失敗しても、とりあえず櫻子のサンタ像は守れるからね)ヒソヒソ
向日葵(なるほど…)ヒソヒソ
撫子(…ま、やるからには成功させてね…私も櫻子のああいうとこ、嫌いじゃないからさ…)ヒソヒソ
向日葵(はいっ…)ヒソヒソ
撫子(私は予定があるから協力は出来ないけど、花子がいるから協力してもらって…)ヒソヒソ
向日葵(は…はい…)ヒソヒソ (予定…?)
櫻子「……」ズーン
撫子「櫻子」
櫻子「ん…?」
撫子「…いい子にしてればサンタはくるよ」
櫻子「……うん!」パァァ
向日葵「来るといいですわね…サンタ」ニコッ
~翌日 朝~
櫻子「おはよう、向日葵ちゃん!」
向日葵「…………はい?」
櫻子「早くしないと学校に遅れるよ!予習もしなきゃいけないし!」
向日葵「ちょ、ちょっと待って、いったいなんなんですのそれ?」
櫻子「いい子だよっ!」エヘッ
向日葵「……いろいろ間違えてますわあなた」
櫻子「え、そうなの?」
向日葵「別に優等生ぶらなくてもいいんですわ」
櫻子「じゃあ…いい子って例えば何するの?」
向日葵「人助け…とかかしら…?」
櫻子「…あぁ、あかりちゃんかぁ!」
向日葵「…そうですわね、赤座さんみたいな子がいい子ですわ」ウム
櫻子「よし、今日からあかりちゃんをお手本にしよう」
櫻子「正義の味方、アッカリーン!」キリッ
向日葵「却下。早く行きますわよ」スタスタ
櫻子「もぉー!」スタスタ
>>61
うん
京鶴で
>>67
タイトル教えてくれたら立てるわ
~学校 教室~
ちなつ「え、困ってること?」
櫻子「そう、何か困ってることない?」
ちなつ「う~ん…特にないなぁ…」
櫻子「そっかぁ…」
向日葵「何してますの?櫻子」
櫻子「あかりちゃんといえば人助け、正義の味方アッカリーン」キリッ
向日葵「もうそれはいいですわ。で、何か出来ることはないか探してるんですのね」
ちなつ「あ、じゃああかりちゃんに聞いてみたらどうかな?」
櫻子「そうか!普段人助けしてる分、きっと自分が困ってることも多いはず!」キョロキョロ
あかり「…♪」ジャバジャバ
>>68
千鶴「ふたりだけのクリスマス」
でオナシャス
櫻子「いた!」
向日葵(花瓶の水換え…ほんとにやってたんですのね…)
櫻子「ねぇあかりちゃん、何か困ってることない?」
あかり「あ、櫻子ちゃん。困ってること…?今は特に…」
櫻子「そんなことないはずだよ!きっと何かあるよ!」ズイッ
/, ヽ \
,'., `、ヽ,
//-─'''''''─-、,!. ', _,,,..-‐''''",二ニ‐-、
_,,,.-''" ._ `ヽ!,,.-‐'''" ,','
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く (::::::L,,/::;'::::;':::;:::::::;':::::::::::;':L,,,,_\ ,r'
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`|:::::;::| !;;oソノ ./\:::/リ
|::::::;::| !ー、_,' `''" /:';:::::`! 非常に興味深いスレですね
|:::::::;::|. 'ー ./:;;:-''"`\
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,.-┴''"ヽ``,`'、 !.,' '/ /`ニ=_,ノ!
.,r' ヽ、`i !ノ ',' i' _,フ'-:'":、
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あかり「えぇ!?う、う~ん…そうだなぁ…」
櫻子「……」ワクワク
あかり(ど、どうしよう…ホントに今は特にないよぉ…)
櫻子「……」ワクワク
あかり(こ、困ったなぁ…)オロオロ
>>71
了解
向日葵「こら、逆に困らせてどうするんですの」ポカ
櫻子「うーっ…」
あかり「あっ、そうだ!じゃあ金魚の水槽に餌やりお願いしてもいいかなぁ」
櫻子「金魚に餌やりね!わかった!」ダッ
向日葵「金魚なんていたんですのね…」
あかり「え!?ずっといたよ?」
千鶴「ふたりだけのクリスマス」
水槽「……」アッカリーン
櫻子「おお、ホントにあったんだ…」
櫻子「でも餌ってどれぐらいやればいいんだろ…」
櫻子「…やっぱ多いほうがいいよね」ドバドバ
餌「……」ワッサー
櫻子「うむ、いっぱい食べて大きくなりなさい」
向日葵「ちょっ櫻子、入れすぎですわ!」
櫻子「え、マジで!?」
あかり「あわわ…入れすぎるのはよくないんだよぉ」
櫻子「ご…ごめんね…」
あかり「ううん、取り除けば大丈夫だよー」スクイスクイ
向日葵「まったく、逆に迷惑かけてるじゃない…」
櫻子「うっ…」
あかり「あはは…」
櫻子「じゃあ向日葵は今困ってることある?」
向日葵「こ、今度は私ですの…?」
櫻子「なんかあるだろ?」
向日葵「そんなこと言われても…」
櫻子「この櫻子様が哀れな子羊めに手を差し伸べてやらんこともない」
向日葵「しいていうなら今この状況に困っていますわ…」
櫻子「なんだよー!おっぱい重くて肩こりとかそんなんあるだろー!」
あかり「肩をもんであげるの?」
櫻子「いや、それじゃ根本的解決にならないから乳を削いでやろうと思う」
向日葵「少ない脳みそをさらに削ぎ落としますわよ」ググ
櫻子「痛い、アイアンクローは痛い。やめて」ウググ
あかり「ふふっ、やっぱり仲いいねぇ」ニコニコ
櫻子「べっ別に良くないし!///」ウググ
向日葵「よ、良くなんてないですわ!///」グググググッ
あかり(これもおきまりのパターンだよぉ)クスッ
向日葵(まったく…やっぱりサンタの代わりなんてやめようかしら…)グググッ
櫻子「そ、そろそろ離さないか…?」ウググ
~放課後 帰り道 ~
櫻子「あー…やっぱりいい子は疲れる…」グデー
向日葵「特に何もしてないじゃない…」
櫻子「あ、明日も頑張るもん!」
向日葵「勘弁してほしいですわ…」
櫻子「目指せ!正義の味方、アッカリーン!」キリッ
向日葵「大層気に入ったんですのね、それ……あ、そうですわ」
櫻子「ん?何?」
向日葵「もうすぐクリスマスですけど、櫻子は何が欲しいんですの?」
櫻子「え、私の欲しいもの?」
向日葵「ええ、今年のクリスマス、なにをおねがいしたんですの?」
櫻子「…わ…わたしが欲しいのは…///」
向日葵「……」ゴクリ
櫻子「…お、教えねーよ!ばーかばーか!!」
タタタタタタ
向日葵「……急に行ってしまいましたわ…」
向日葵(うぅ…欲しい物が聞きだせないなんて…詰んだも同然ですわ…)
向日葵(やっぱり今年のクリスマスは諦めて…)
向日葵「……」ハッ
向日葵(そ…そうですわ…よく考えたらなんで私が櫻子なんかのためにここまで…///)
向日葵(…なんで…///)
向日葵「あら…?」
お婆さん「……」オロオロ
櫻子「渡らないの?横断歩道」
お婆さん「この時間は車が多くてねぇ…荷物が多いとどうにも…」ドッコイショ
櫻子「手伝うよ、おばあちゃん」ヒョイ
お婆さん「あら…悪いねえ…」ニコッ
向日葵「……」
向日葵「…あの子…そういえば…」
櫻子「いいっていいって」ニコニコ
お婆さん「ありがとう、ありがとう」ペコペコ
向日葵(普段から…いい子でしたわね…)クスッ
櫻子「ん?おーい!向日葵、遅いぞー!」
向日葵「あなたが先に行ったんでしょうに…」
櫻子「そうだっけ?」
向日葵「まったく…」
櫻子「うーん…しかしどうすればあかりちゃんみたいになれるのかなぁ…」
向日葵「櫻子はそのままでもいいと思いますわ…」ボソ
櫻子「え?なんて?」
向日葵「な、何でもないですわ…///」
櫻子「そう…?…ていうかあかりちゃんに弟子入りしようかなぁ…」
向日葵(櫻子…)
櫻子「二人でこの町の平和を守るんだ!」
向日葵(絶対にあなたのクリスマスを終わらせたりはしませんわ…!)
~23日 放課後 ごらく部部室~
京子「サンタのコスプレ?」
向日葵「ええ…歳納先輩なら持ってるかと思いまして…」
京子「うん、あるけど」ズルズル
結衣「なんであるんだよ」
京子「んで、なんに使うの?」ワクワク
向日葵「あの…明日いろいろと…///」
ちなつ「櫻子ちゃんとパーティでもするの?」
向日葵「えぇ、まぁそんなところですわ…///」
京子「仲いいなー」アハハ
向日葵「そ、そんなことありえませんわ!///ででは、ありがとうございました、失礼しますわ…///」ガラガラ
ピシャ
京子「しかしサンタかー…いつから信じなくなっただろう」
あかり「え?」
ちなつ「私は小学校4年生のときですかね、偶然プレゼントもった親と出くわしちゃって…」エヘヘ…
あかり「えっ!?」
結衣「私は小5までは信じてたかな…みんな今年はプレゼント何もらうの?」
京子「私は現金ー」
ちなつ「夢がないですね…」
京子「だってコムケが…」
結衣「可愛くないこどもだな」
京子「なんだよ、私可愛いでしょっ?☆」キャピッ
結衣「そっちの意味じゃねえよ」
あかり「…ね、ねぇ…サンタ信じないってどういう…」
ちなつ「えっ?」
/, ヽ \
,'., `、ヽ,
//-─'''''''─-、,!. ', _,,,..-‐''''",二ニ‐-、
_,,,.-''" ._ `ヽ!,,.-‐'''" ,',' やっぱりあかりちゃんは純粋無垢な天使だった
|,. _ i'"::::::L,,,!::`i__,,i''''ヽ, ヽ、 ,r'
く (::::::L,,/::;'::::;':::;:::::::;':::::::::::;':L,,,,_\ ,r'
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~次の日 夜 大室家~
向日葵「こんばんわー」
花子「あ、ひま姉いらっしゃい」
楓「こんばんわなの、花子お姉ちゃんっ」ニコニコ
花子「こっ…こんばんわ、楓ちゃん…///」
楓「めりーくりすますなの…」エヘヘ
花子「め、メリークリスマス…///」シュウゥ…
向日葵「…?」
花子「と、とりあえず上がって、櫻子がうるさくて困ってたし」
向日葵「やっぱり…」ガチャ
パーン
向日葵「きゃっ!?」ワサッ
櫻子「 メ リ ー ク リ ス マ ス !!」キャッキャ
クラッカー「……」
向日葵「ちょっと櫻子!それは人に向けて撃つ物じゃありませんわ!」クワッ
櫻子「無礼講無礼講!」キャッキャ
向日葵「もう!」
花子「困ったもんだし…」
楓「えへへ…」
※あかりなら大丈夫です
~パーティ後 深夜~
花子「今夜は泊まっていくんだよね?」
向日葵「えぇ、私は櫻子の部屋で寝ますわ…楓は…」
楓「花子お姉ちゃんと一緒に寝るのっ」ダキッ
花子「ぅえ!?///」
楓「えへへ、おじゃまします…」
花子「い…いらっしゃい…///」カチコチ
向日葵(あっ、花子ちゃん。今年は私が楓にプレゼントを渡すからそのつもりでお願いしますわ…)ボソボソ
花子(りょ、了解だし…)ボソボソ
スタスタ
向日葵(さて、櫻子は……もう自分の部屋ですわね…)ガチャ
櫻子「……」スピーッ
向日葵「もう寝てる…」
櫻子「えへへ…サンタさん…」ムニャ
向日葵「……///」ジィー
向日葵(念のためもう少し待ってからにしますわ…///)ジィ
~1時間後~
櫻子「……」クカー
向日葵(よし…そろそろですわね…///)
向日葵(まずは先に楓にプレゼントを渡して…それから…)チラッ
櫻子「……ふへへ…」ムニャムニャ
向日葵(……まず着替えるとしましょう)ゴソゴソ
サンタコス「……」ノースリーブ
向日葵(ノ…ノースリーブ…!?) >>6
櫻子「……えへへ…」スピーッ
向日葵(うぅ…寒いけど…我慢するしかないですわね…)ヌギヌギ
向日葵「ぐ…少しきついですわね…」ウググ
向日葵(…さて…いきますわよ…楓)ガチャ
バタン
~数分後~
ガチャ
向日葵(…ふぅ…ヒヤヒヤしましたわ…)ドキドキ
櫻子「……うへへ…」ムニャムニャ
向日葵(よかった、まだ寝てますわね…)
向日葵(何あげればいいかわからなかったから、いろいろと悩んで手袋作ってきましたけど…)
向日葵(全然大丈夫な気がしませんわ…ってあら?)
手紙「サンタさんへ」チョコン
向日葵「これは…サンタさんへの手紙…?」ゴクリ
向日葵「…櫻子の欲しかったものっていったい…」ガサガサ
『サンタさんへ
大きなおっぱいが欲しいです』
無理ゲーw
向日葵「……」
櫻子「……」スピーッ
向日葵「……」
櫻子「おっぱ…」ムニャ
向日葵「……」チラ
櫻子「……」クカーッ
向日葵「……いったいどうしろと」
櫻子「うへへへー…」ムニャムニャ
向日葵「いろいろと悩んで損しましたわ…」ガクッ
向日葵(…まぁこれなら、いくらサンタでも無茶振りには対応出来ないってことを教えればなんとかなりそうですわ)
向日葵(代わりが手袋ってのが……まぁないよりはマシですわね…)
向日葵(ふぅ…櫻子のサンタ像はこれでなんとか守れますわ…)
向日葵(さて…後はこれを枕元に置いて…)ギシッ
櫻子「…うぅん…」ムニャ
向日葵(よし、後は着替えれば……って着替える必要あったのかしら…)ハッ
向日葵(…まぁ見られたときの保険ですものね…さて…)グイッ
向日葵「あれ…?」グイッグイッ
櫻子「…えへへぇ…サンタさ…ムニャ…」ギュッ
向日葵(す…裾が掴まれてる!?)ギョッ
向日葵(こ…このバカ娘っ…離しなさいよ…)グイグイ
櫻子「うぅん…?…zzz」パッ
向日葵「外れましたわ…そして寝てる…」ホッ
向日葵(ホント、ヒヤヒヤしますわ…)フゥ
向日葵(さて…着替えて…)ヌg…
櫻子「ううん…向日葵…?」ゴシゴシ
向日葵「」
向日葵(…なん…だと…!?)サッ
櫻子「あれ…その後ろ姿はもしかして…」
向日葵(ま…まずい…!)ビクビク
櫻子「サンタさん!」パァァ
向日葵「えっ?」
向日葵(と、とっさに後ろをむいて助かりましたわ…)
櫻子「す、すごい!」ワクワク
向日葵(…い、いや、むしろピンチですわ…)アセアセ
櫻子「ホントに女のサンタさんいたんだ!」キラキラ
向日葵(い、いったいどうすれば…)オロオロ
櫻子「サンタさん!!」ダキッ
向日葵「きゃぁっ!?///」ビクッ
櫻子「えへへ…」ギュー
向日葵(うわああああああ///)ドキドキ
櫻子「サンタさんいいにおい…」エヘヘ
向日葵「!?!!?///////」シュゥウ…
櫻子「…えへh………んっ…?」ピクッ
向日葵「え?」
櫻子「…このにおい…」スンスン
向日葵「……っ」ダラダラ
櫻子「……」ハッ
向日葵「……」
櫻子「……」ジトー
向日葵「…わ…私がサンタさんですわ…」アハハ
櫻子「……おい」
向日葵「はい…」
櫻子「何やってんだ」
向日葵「……サンタさんですわ…」
櫻子「……私のプレゼントは?」スッ
『サンタさんへ
大きなおっぱいが欲しいです』
向日葵「…えっと…その…」オロオロ
櫻子「……」ジィー
向日葵「わ…私がプレゼントですわっ」ボイーン
櫻子「……」ツルペター
向日葵「あはは……」
櫻子「……」
向日葵「……えっと…」
櫻子「ぅ…」
向日葵「う…?」
櫻子「…ぅう…」ジワッ
向日葵「えっ!?」
櫻子「ぅ…ぅええ…」グスッ
向日葵「ちょっ…さ、櫻子!?」アセアセ
櫻子「ぅわぁあああああああああああああん…!」ポロポロ
向日葵「あわわっ…!ご…ごめんなさい…!ごめんなさいっ…!」アセアセ
~数時間後 朝~
櫻子「……」グスッ
向日葵「ほ…ほら、櫻子。外はきれいな雪景色ですわよ」←着替えた
櫻子「……」グスグス
向日葵(…うう…あれからいろいろ説明したけど、ずっといじけてますわ…)
向日葵「櫻子…残念ながら無理なものは無理だし、いないものはいないんですわ…」
櫻子「……」イジイジ
向日葵(あぁ…もうどうすれば…………そうですわ…)ハッ
向日葵「…あの…実は櫻子のために手袋編んできたんですけれど…」
櫻子「……」ピクッ
向日葵「私からのクリスマスプレゼント…これで機嫌直して…ほしいですわ…」スッ
櫻子「……」チラ
向日葵「……」ドキドキ
櫻子「………私のために…?」ガサガサ
向日葵「…!…ええ…///」カァ
手袋「……」←桜のマーク入り
向日葵「……///」ドキドキ
櫻子「……」ギュゥ
向日葵「……」ホッ
/, ヽ \
,'., `、ヽ,
//-─'''''''─-、,!. ', _,,,..-‐''''",二ニ‐-、
_,,,.-''" ._ `ヽ!,,.-‐'''" ,',' 俺「……」ホッ
|,. _ i'"::::::L,,,!::`i__,,i''''ヽ, ヽ、 ,r'
く (::::::L,,/::;'::::;':::;:::::::;':::::::::::;':L,,,,_\ ,r'
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櫻子「……」ギュー
向日葵「その…櫻子…」
櫻子「……外行こう…」スクッ
向日葵「えっ?」
櫻子「早く!」グイッ
向日葵「は、はい…///」
~大室家外~
雪「……」キラキラ
向日葵(すごい…外一面雪景色ですわ…)
櫻子「……」コネコネ
向日葵「あの、櫻k…キャッ!」バシュッ
雪球「……」グシャァ
向日葵「つ…冷たい…な、何するんですの?」オロオロ
櫻子「…あ…ありがと!!!///」
向日葵「……えっ…?」
櫻子「その…手袋、あったかいから…ありがと…///ついでにマフラーも…///」
向日葵「……」ポカーン
櫻子「……///」モジモジ
向日葵「い…いえ…そんな…///」テレ
櫻子「……っ///」カァ
ヒュッ
向日葵「きゃっ…」バシュ
櫻子「て…照れんな!こっちが恥ずかしいだろ…!///」
向日葵「だ、だって櫻子が…///」
櫻子「もういい!///今日は一日遊んでもらうからな!」
向日葵「え?」
櫻子「…向日葵がプレゼントなんだろ…?///」
向日葵「…あっ」
――わ…私がプレゼントですわっ――
櫻子「あんなこといったんだから…今日はとことん付き合ってもらうぞ!///」
櫻子「…今日一日…向日葵は私のものだ…///」
向日葵「……っ!///」
櫻子「いいでしょ…?///」
向日葵「……そう…ですわね…///」ドキドキ
櫻子「…!…よ、よし、じゃあまずは雪合戦からだ!!いくぞー!///」
向日葵「……ええ…」
向日葵「……お手柔らかに、お願いしますわ…///」ニコッ
完
/, ヽ \
,'., `、ヽ,
//-─'''''''─-、,!. ', _,,,..-‐''''",二ニ‐-、
_,,,.-''" ._ `ヽ!,,.-‐'''" ,','
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`|:::::;::| !;;oソノ ./\:::/リ
|::::::;::| !ー、_,' `''" /:';:::::`! 乙華麗様
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今年のクリスマスはホント最高でした
なもり先生のイラストや生放送のおかげです
次はかえはなでも書けたらいいなと思っています
それではまた、ありがとうございました
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