綾辻「どういう意味よ、それ」
橘「そのまんまの意味だけど……」
綾辻「まったくもって意味がわからないわ」
橘「外は真っ白」
綾辻「……」
橘「中は真っ黒…」
ボコ!!!ビシ!!!ボコッ!!!
綾辻「橘くんって、地雷原を裸足で突き進むのが趣味なのね」
橘「」
橘「でもね、真っ黒な餡子も、食べてみるとさ」
絢辻「なによ」
橘「とっても甘くて、おいしいんだよね」ちゅ
絢辻「!!////」
橘「あはは。餡子が赤くなった」
ボコ!!!ビシ!!!ボコッ!!!!!!!!
絢辻「戒名、ちゃんと考えてある?」
橘「すみませんでした……」
橘「綾辻さんって紅茶派?」
絢辻「そうね。よく飲むわ」
橘「そういえばよくミルクティー頼むもんね」
絢辻「そうね」
橘「はは。真っ白だ」
橘「コーヒーはきらい?」
絢辻「嫌いじゃないけど、あえて選ばないわ」
橘「僕はブラックのコーヒー、大好きだよ」
絢辻「……」
橘「ブラックが、好きなんだ」
橘「あ、綾辻さんのことも、好きだからね?ははは」
絢辻「……」
橘「はは……」
絢辻「……」
橘「ごめんさい」
橘「七咲ってわがままだよね」
七咲「なんですかいきなり」
橘「いや別に」
七咲「……」
七咲「わがまま、ボディ……?」
橘「えっ?」
七咲「なんでもないです」
橘「……え?」
七咲「なんでもないんです!」
橘「そんな七咲が僕は好きだよ」
七咲「今更そんなこと言っても許してあげません」ペチンペチン
橘「いたいいたいよ七咲」
七咲「とりゃ、とりゃ」ペチンペチン
橘「すぐ暴力に走って!」
七咲「ごめんなさい」
橘「オシオキだな、これは」
七咲「えっ、ほんとですかっ?」
橘「……なんで嬉しそうなんだよ」
七咲「全然嬉しくないです」
橘「そ、そう?」
七咲「はやく先輩のおうちに行きましょう」
橘「……うん」
七咲「夜中のプールって」プカプカ
橘「んー?」
七咲「なんだか幻想的じゃないですか?」プカプカ
橘「そうかなあ」
七咲「天窓から差す月明かりとか、それを映す水面」
七咲「そこにうかぶ私」プカプカ
橘「先生に見つからないうちに帰ろうね」
七咲「はあい」
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