一夏「もう朝か…歯でも磨こう」(381)
代行 ID:jiGsVNm3O
>>1スレ立てありがとうございました。
一夏「……ん?」
一夏「あれ?鏡がいきなり真っ暗になったぞ?」
一夏「なんなんだ一体」ツンツン
一夏「え…?おわっ!!はぁっ!?鏡の中に引きずりこまれるぅぅぅぅ!!!!!!???」
~~~~
ドサッ
一夏「いてて……今のはなんだったんだ?」
一夏「特に体に変わったところはないし……」
一夏「鏡ももとにもどったし」ツンツン
一夏「……?」
一夏「やべっ、早くしないと授業に遅れちまう」
一夏「とりあえず荷物を準備してと……」
④
④
④
~廊下~
一夏「それにしても…さっきのは一体なんだったんだ?」
一夏(ん?あれは鈴じゃないか)
一夏「おーい鈴」
鈴「………何よ」ギロッ
一夏(睨まれたっ!?)
一夏「なにってただ朝の挨拶をしようと思って……なんで怒ってるんだ?」
鈴「……チッ…気安く話しかけんなよクズが」
一夏「」
一夏(なんだ……?)
一夏(鈴のやつ……なんであんなに怒ってたんだ?)
一夏(……分からん)
一夏(昼休みにでも聞いてみよう)
箒「どけよ」
一夏「ああ、ごめんごめん……って箒か」
箒「………」スタスタ
一夏「おい箒」
箒「………」スタスタ
一夏「箒ってば。無視すんなよ」
箒「………」スタスタ
一夏「箒?」ガシッ(一夏が箒の肩を掴む音)
クルッ
一夏「ん?」
ドゴッ!!!!
一夏「げふぅっっっ!!!!!?」
一夏「がほっ…ほ…ほう…き…なんで…いきなり鳩尾にミドル……?」
箒「チッ…制服の肩が汚れてしまったな…早くクリーニングに出さないと」スタスタ
一夏「」
一夏(な…なんなんだ一体……)
一夏(何かが…今日は何かがおかしい……!!!)
一夏(二人ともただ話しかけただけなのに……)
シャル「ひっ……」ビクッ
一夏「ん?なんだシャルじゃないか」
シャル「あ…あぁ……」ガタガタ
一夏「どうしたんだ?」
シャル「ひっ…!!ま…またひどいことするんですか……?や…やめて……」
一夏「……?具合でも悪いのか?」
シャル「ち、近寄らないで下さい……」
一夏「具合が悪いんなら保健室に……」ガシッ
シャル「いっ、いやああぁぁぁぁぁ!!!!!!」バシッ
一夏「!?」
シャル「だっ、誰か!!誰か助けてぇぇぇぇーーー!!!!」
一夏「お、おいシャル!?」
山田「デュノアさんが襲われてる!?」
山田「織斑先生!!こっちです!!」
千冬「織斑ァァァァ!!!!また貴様かァァァァ!!!!」ダダダッ
一夏「ええっ!?俺は何も……」
千冬「問答無用!!!」ドゴッ!!
一夏「げふぅっ!?」
~教室~
シャル「うっ…うえぇぇ……怖かったよぉ……」グスン
ラウラ「もう大丈夫だぞ、シャルロット」ナデナデ
一夏(……どうなってんだ?)
一夏(千冬姉にはグーで殴られるわ)
一夏(俺が教室に入った途端雰囲気が悪くなったし、俺の席の周りだけ空間があるし……)
一夏(俺が何したっていうんだよ……)
セシリア「ちょっと!!」
一夏「セシリア……」
セシリア「あ゛?」
ドゴッ!!
一夏「いぎっ!!!」
セシリア「誰がセシリアって呼んでいいっつった?」ギリギリ
一夏「痛い痛い痛い!!!!」
セシリア「お前また女子にちょっかいだしたんたんだってなぁ?」ギリギリ
一夏「ちょっかいって……俺は何も……!!」
セシリア「……ちっ、さっさと自殺しろよな……次やったらマジで殺すから」
一夏「」
一夏(やべ……泣きそう)
~一方その頃~
一夏「なんだよさっきのwww鏡に吸い込まれるなんてマジぱねぇwwwwww」
一夏「ってやべぇwww授業に遅れるwww」
一夏「ん?あの後ろ姿はwww愛しの鈴ちゃんwww」
一夏「鈴ーwww今日のパンツ何色?www」ピラッ
鈴「ひっ!?な、ななななな何すんのよアンタ!!!??」
一夏「いやwww鈴のパンツの色が気になってwww」
鈴「しっ、しししし死ねぇっ!!」ブンッ!!
一夏「おっと」ヒョイッ
一夏「……鈴、今日のお前はいつもよりすごく可愛く見えるぞ」キリッ
鈴「……えっ?」
一夏「俺と付き合ってくれ」キリッ
鈴「……一夏、それ本気で言ってるの?」
一夏「ああ」キリッ
鈴「そ、そんな……いきなり言われても…///」テレテレ
一夏(あれ……?)
鈴(やばいやばいやばい!!!どうしよう、一夏に告白されちゃった!!!///)
鈴(私今多分顔真っ赤だ……恥ずかしい///)
鈴「とっ、とりあえずまた後でね!!!」タッタッ
一夏「お…おう」
一夏(…………)
一夏(誰だwwwあの可愛い生物www)
一夏(いつもならwww
鈴「………ちっ、触んなよゴミ」
一夏「そのゴミを見るような目がナイスwwwドMにはたまらないwww」
鈴「………クソが」スタスタ
ってなるのにwww)
一夏(おwww箒発見www)
一夏「だーれだ?wwwおっぱいもみもみwww」モミモミッ
箒「ひゃうっ!?」
一夏「このおっぱいはwwwやっぱり箒かwww」
箒「な、ななななな!?」
一夏「今日も揉み心地よかったぞwww」
箒「……なっ!!!///」カアァ
一夏(……ん?)
箒「なにをする!!」ブンッ!!
一夏「おっと」ヒョイッ
一夏「なぁ箒、俺たちは小学校の頃からの付き合いだろ?彼氏彼女みたいなものだからおっぱい触るくらいいいじゃないか」キリッ
箒「……それは本気で言っているのか?」
一夏「当たり前だろ?」キリッ
箒「そ、そうか、彼女か……///」テレテレ
一夏(……あれれ?)
箒「な、なぁ一夏……あまり人前でこういう事はしないでくれ///」
一夏「えっ」
箒「で、でも、二人きりの時なら構わないぞ?///」
一夏「なにそれこわい」
一夏(おいおいwwwどうなっちまったんだwww)
一夏(いつものwww
箒「死ねやぁっ!!!!」
一夏「おいwwwそれは人に向けちゃダメだろwww死んだらどうするwww」スタコラサッサ
箒「殺す殺す殺す殺す殺す!!!!!」
っていう展開はどこいったwww)
シャル「一夏ー、おはよう」ニコッ
一夏「ん?」
一夏(うはwwwシャルが俺に朝の挨拶wwwマジでどうなってんのwww)
シャル「どうしたの?」
一夏「………」
シャル「?」
一夏「大好きだーーー!!!!」ダキッ
シャル「!?」
一夏「んふっ…!!はあっ、はあっ……クンカクンカ……!!シャルすごいいい匂いするよぉ……!!」
シャル「い、一夏……いきなりどうしたの?///」
一夏「やべぇ…興奮する…ふぅっ…シャル……もっと抱きついていてもいいか?はぁはぁ…もっとクンカクンカしてもいいか?」
シャル「う……うん、僕なら構わないよ///」
一夏(ッッッ!?)
一夏(嫌がらない……むしろ受け入れている……だと…!?)ガタッ
シャル「あっ……」
シャル(もっと抱きしめてて欲しかったなぁ……)
一夏「何がwww起きてるんだwww」
一夏「とりあえずwww千冬姉を呼ばれる前に逃げるwww」スタコラサッサ
シャル「行っちゃった……」
一夏「そうだwww女子更衣室に設置していた隠しカメラを回収しなければwww」
一夏「確かここにwww」
一夏「無い……だと…?」
一夏「やべwww泣きそうwwwあれ29800円もしたのにwww」
~一方その頃~
千冬「オラオラオラオラオラオラオラオラァァァァァ!!!!!!」
一夏「げぼらっ!?」
一夏「ぐふっ…!?がはっ…!!!」
千冬「女子更衣室から隠しカメラが見つかった……私が発見したからよかったものの……またお前の仕業だな?」
一夏「違っ……!!俺はそんなこと……ごほっ……してない…!!」
千冬「嘘をつくなァッ!!!」
一夏「ギャアアアア!!!!」
一夏「うぅ……なんなんだよこれ……どうなってんだよぉ……」
先輩女「織斑くーん」
一夏「?」
先輩女「ねぇ、今日も一緒に帰ろ?いいでしょ?」
一夏「え……?」
先輩女「またこの前みたいな事しようよ///」
一夏「すいません、話がまったく見えないんですけど……」
先輩女「はぁ?」
一夏「どちら様でしたっけ?」
先輩女「……何よ、一回エッチしたぐらいで彼女面すんなってこと!?」
一夏「ええっ!?」
先輩女「最低!!死ねっ!!!」ドゴッ!!
一夏「ぐはぁっ!?」
一夏(こ…股間に蹴りだと……!?)
一夏「うっ……ぬぅっ…!!ああああぁぁぁ!!!」ジタバタ
先輩女「……もう二度と話しかけてくんなよこの〇〇〇〇野郎が」スタスタ
一夏「うっ…うぅ……」
一夏「なんなんだよォォォォォォォ!!!!!」
~一方その頃~
一夏「ラーウラッwwwラーウラッwww」
ラウラ「なんだ?」
一夏「ちょっとこっちこいよwww」
ラウラ「こんな人気の無いところに連れてきて何の用だ?」
一夏「なぁwwwラウラのパンツくれよwww」
ラウラ「パンツとは私が今はいているものか?」
一夏「ああwwwいいだろwww俺たち夫婦みたいなもんだしwwwパンツくらいwww」
ラウラ「ふむ……それもそうだな」
一夏「えっ」
ラウラ「ちょっと待て」ヌギヌギ
ラウラ「これでいいのか?」
一夏「あ…あぁ……」
ラウラ「やっと一夏にも私の嫁としての自覚が出てきたようだな」
一夏「えっ」
ラウラ「パンツくらい言えばいつでもくれてやるぞ」
一夏「なにそれこわい」
一夏(うおおおぉぉ!!!!ラウラの生パンゲットwww)
一夏(これでwww5回はオナニー出来るwww)
一夏(マジでwww今日はどうなってるんだwww)
一夏(とりあえずwww今からオナニーするかwww)
ガラッ
一夏「ちーっすwww」
山田「織斑くん、どうしたんですか?こんなに遅いなんて」
山田「遅刻ですよ?」
一夏「すいませんwwwオナニーしてたんでwww」
山田「ええっ!?///」カアァ
一夏「5回してたんでwww」
山田「……は、早く席に着いて下さい///」
一夏(……うん?)
一夏(あれwwwいつもなら山田先生叫ぶ→千冬姉のグーパンチという流れのはずだがwww)
山田「そ、それでは授業を再開します///」
シャル「先生、顔がすごく赤くなってるね」
セシリア「一夏さんはなにを言ったんでしょう?」
一夏(やべぇwww抜きすぎて体がだるいwww寝るかwww)
~一方その頃~
一夏(うぅ…どうなってんだ……)
一夏(まさか……今朝のあの鏡が原因なのか?)
一夏(きっとそうだ……多分俺は今鏡の中の別の世界に来ているに違いない……!!)
一夏「そうと分かればさっそく……!!」タッタッ
ドンッ!!
一夏「いたっ」
山田「きゃあっ!!」
一夏「す、すいません、よく前を見てなかったんで」
山田「ひっ……!!お、織斑君……!?」ガタガタ
一夏「すいません、山田先生今ちょっと急いで……」
山田「ご、ごめんなさいごめんなさい……!!」
一夏「?」
~山田ビジョン~
一夏「おいおい山田先生よぉwwwぶつかっておいて詫びの一つも無しですかぁwww」
一夏「はぁはぁ……山田先生、パンツが丸見えですよwww俺も鬼じゃないんでwwwそのパンツとおっぱいで許してあげますwww」
一夏「分かったらさっさと脱げやぁ!!!」
~~~~~
山田「ひいいいいい!!!!」
一夏「やっ、山田先生!?どうしたんですか!?」
山田「やっ…やめて……」
一夏(まさか……このパターンは……)
山田「きゃあああぁぁぁ!!!!犯されるぅーーー!!!!」
一夏(やっぱりーーー!!!)
一夏「ちょ、ちょっと!!落ち着いて下さい!!」
山田「いやああぁぁぁ!!!誰か助けてぇーーー!!!」
セシリア「!?」
セシリア「織斑先生!!山田先生が襲われてますわ!!!」
千冬「織斑ァァァァァ!!!!!!!」
一夏「いやぁぁぁぁぁ!!!!!」
――パチッ
一夏(あれ……?ここは……保健室?)
一夏(そうか…千冬姉に殴られて気絶しちまったのか)
セシリア「目が覚めましたか?」
一夏「セシリア…?」
セシリア「……名前で呼ぶのはやめていただけます?」
一夏「……じゃあオルコットさんって呼ぶよ。それならいいだろ?」
セシリア「……ちっ」
一夏(舌打ち……)
一夏「オルコットさんはどうしてここに?」
セシリア「あなたが目を覚ましたら織斑先生に連絡するよう頼まれたからですわ」
一夏「……そっか」
セシリア「シャルロットさんや山田先生を襲うなんて……あなたは女性なら誰でもいいんですのね」
一夏「違うって!!俺は襲ったわけじゃない……勘違いなんだよ!!」
セシリア「……この後に及んでまだとぼけるつもりですの?」
一夏「だから違うって!!」
セシリア「こんな人に……こんな人に私は……」ポロポロ
一夏「……セシリア?泣いてるのか?」
セシリア「人の気も知らないで……私の処女を返せぇぇぇぇぇ!!!!」
一夏「ええっ!?」
セシリア「このっ!!このっ!!」バシッバシッ
一夏「待っ……セシリア落ち着けっ……!!」
セシリア「死ねっ!!死ねっ!!あなたなんか死んでしまえばいいんですわ!!!」ブンッブンッ
一夏「ちょっ……痛っ!!やめっ……!!それは人に向かって投げたらダメだろ!!」
セシリア「うるさいうるさいうるさい!!!」
一夏「落ち着けって!!セシリア!!」ガシッ
セシリア「!?」
ドスンッ!!(セシリアがベッドに押し倒される音)
セシリア「いっ…いや……!!」
一夏(!?叫ばれるのはマズイ!!)
セシリア「むぐっ……!!んーー!!んーー!!」ジタバタ
一夏「頼む!!俺の話を聞いてくれ!!」
セシリア「んーー!!んーー!!」バタバタ
一夏「セシリア、落ち着いて話を……」
ガラッ
千冬「すまんなオルコット、もう行っていい……ん?」ピクッ
一夏「あっ」
――ベッドの上でセシリアに馬乗りになっている俺。
セシリアの口を手で塞いでる俺。
涙目のセシリア。
一夏(や、やば……)
千冬「………おい織斑」
一夏「ち、違うんだ千冬姉……これには訳が……」
千冬「棺桶の準備はもう済んでいるんだろうな?」パキポキ(指をならす音)
一夏「いやぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
~一方その頃~
一夏「なぁセシリア…ちょっと具合が悪いから保健室に付き添いで来てくれないか?」
セシリア「大丈夫ですか?私でよければ」
一夏「ああ…ごめんなセシリア…迷惑かけて……」キリッ
セシリア「いえ、迷惑だなんてそんなことありませんわ」
一夏(よっしゃwww保健室に連れこんで襲ったるぜwww)
一夏(……でもなんで1日でこいつらがこんな風になったんだ?)
一夏(もしやwww今朝のあの鏡wwwパワレルワールドへの入口だったのではwww)
一夏(うはwww俺ラッキーwww)
一夏(どうやらこの世界の女子は俺のことしたってるみたいだしwww)
一夏(またやりまくりやでwww)
~保健室~
ガラッ
セシリア「すいませーん……誰もいないみたいですわね」
セシリア「一夏さんはベッドに寝た方が……」
ダキッ(一夏がセシリアに抱きつく音)
セシリア「っ!?」
一夏「セシリア……俺セシリアの事がずっと好きだったんだ」キリッ
セシリア「えっ?えええ!?」
ドスンッ(セシリアをベッドに押し倒す音)
一夏「具合が悪いっていったのも嘘だったんだ……セシリアと早くこうしたくて」キリッ
セシリア「い、一夏さん……///」
一夏「しても……いいよな?」キリッ
セシリア「は、はい……///」
一夏(ちょれぇwww完全にwww恋する乙女の瞳www)
なんか●にログインして名前欄に!ninjaって書いてんのにレベルが上がらないのは何故?
もう限界だから一気に投下したいんだけど……
~一方その頃~
千冬「織斑ァァァ!!!待てと言っているだろうがァァァァァ!!!!」ダダダッ
一夏(あの目はやばい……!!捕まったら確実に殺される!!)ダダダッ
ラウラ「おい待て」
一夏(ラウラ!?しまった、俺を捕まえに来たのか……!!)
ラウラ「こっちだ」チョイチョイ
一夏「……えっ?」
ラウラ「早く隠れろ。それとも教官に捕まりたいのか?」
一夏「あ、あぁ……」
千冬「くっ……!!一夏め……どこにいった?」キョロキョロ
ラウラ「教官」
千冬「ボーデヴィッヒか。織斑を見なかったか?」
ラウラ「一夏ならあっちの方に逃げていきました」
千冬「そうか、すまんな」
ラウラ「いえ」
タッタッタッ……
ラウラ「教官はもう行ったぞ」
一夏「ありがとうラウラ……助かったよ」
一夏「でもなんで俺のことを助けてくれたんだ?」
ラウラ「私にも聞きたいことがあるからだ」
一夏「……聞きたいことって?」
ラウラ「お前は……」
一夏「……?」
ラウラ「お前は一体誰なんだ?」
~一方その頃~
一夏「セシリア…すごく可愛いよ……」キリッ
セシリア「一夏さん……///」
ダァン!!
鈴「ちょっと待ったーーー!!!!」
一夏「!?」
セシリア「!?」
箒「一夏……いないと思ったらこんなところに居たのか……」ゴゴゴゴ
シャル「ねぇ一夏……セシリアと一体何をやっているのかなぁ?」ゴゴゴゴ
鈴「あんた…私と付き合うとか言っておいて箒の胸揉んだりシャルロットに抱きついたりラウラにパンツもらったりしたそうね……」ゴゴゴゴ
ラウラ「一夏……どういう事か説明してもらおうか」ゴゴゴゴ
セシリア「……一夏さん、今のは本当の話なんですの?」ゴゴゴゴ
一夏「は…ははは……」
5人「………」ゴゴゴゴ
一夏「あーっ!!!窓の外にUFOが!!!」
5人「!?」
一夏「ってんなのあるわけねーだろwwwその隙に俺は逃げるwww」スタコラサッサ
5人「ぐっ……!!!」
5人「待てやゴラァァァァァァァ!!!!!!」
~一方その頃~
一夏「誰って……俺は一夏だよ、織斑一夏」
ラウラ「……では質問を変えよう」
ラウラ「お前は私の知っている一夏ではないな?」
一夏「!?」
一夏「どうしてそれを……!?」
ラウラ「お前はたとえ一時でも私が嫁にすると決めた人間だ。違いなどすぐに気づく」
ラウラ「今日はそのお前の様子がおかしい……というかまるで別人のようだった」
ラウラ「だから話を聞いてみようと思ったのだ」
一夏「!?」
一夏(ラウラ……一体何者!?)
ラウラ「理由を話してくれるな?」
一夏「……ああ」
一夏「……っていう訳なんだ」
ラウラ「つまりここにいる一夏は別世界の一夏という訳か」
一夏「多分そういう事になると思う」
ラウラ「……そう考えれば納得がいくな」
一夏「……うっ…うぅ…うぇっ……」
ラウラ「何故泣く」
一夏「だって…うぇっ……誰も俺の話聞いてくれなくて……ひっく…千冬姉には殴られるし……どうしたらいいか分かんなくて……」
ラウラ「まぁこっちの世界のお前が今までにしたことを考えればしょうがないことだがな」
一夏「なぁ……こっちの世界の俺はどんな奴だったんだ?」
ラウラ「知りたいか?」
一夏「……教えてくれ」
ラウラ「この世界のお前は女関係のことになるとすがすがしいほどにクズでな」
一夏「なんとなくそんな感じはするけどな」
ラウラ「朝の挨拶と称しておっぱいを揉んだりスカートめくりや無理矢理抱きついたり」
一夏「……は?」
ラウラ「気の弱い女性ならところ構わず襲ったり」
一夏「なんだよそれ……」
ラウラ「お前は最初はセシリアと付き合っていたんだ」
一夏「俺がセシリアと?マジでか……」
ラウラ「それでセシリアと付き合っているときにお前は箒とも隠れて付き合っていたのだ」
一夏「え……二股だと……?」
ラウラ「ちなみに私と箒とセシリアと鈴とシャルロットの初体験は一夏だ」
一夏「な、ななな……!!!」
ラウラ「お前は箒には
一夏「セシリア?貢がせてポイだなwww」
と言い、セシリアには
一夏「俺が世界で一番愛してるのはセシリアだよwww」
なんてことを言っていたらしい」
ラウラ「だからあの二人は未だに仲が悪い。そしてその二人に飽きたお前は次に鈴と付き合うわけだ」
ラウラ「セシリアと箒の二人をこっぴどくふってな」
一夏「なんだよそれ……クズすぎんだろ……」
ラウラ「鈴と付き合っている時にはお前は年上の女性に興味が出てきたらしく」
一夏「………」
ラウラ「セフレというものが2年生に6人、3年生に8人いたらしい」
一夏「………」ポカーン
ラウラ「シャルロットが最初男として転校して来たのは知っているな?」
一夏「ああ………」
ラウラ「お前はシャルロットに女だとバラすと言って脅し、抵抗できないシャルロットのことを毎日襲っていたらしい」
一夏「なんだよそれ……どんだけクズなんだよ……」
ラウラ「それでその後もいろいろあって今のような状態になったのだ」
一夏「ダメだ…頭が割れそうに痛い……」
ラウラ「無理もない」
一夏「……そうだ」
一夏「ラウラは……ラウラは俺に何か被害を受けていないのか?」
ラウラ「……それを私に言わせる気か?」
一夏「……!!すまん、忘れてくれ……」
ラウラ「……一つだけ言えるのは、私はあの時、一夏の事を世界で一番好きだったという事だけだ」
一夏「………」
一夏「うぅ…うっ……ラウラぁ……ごめんなぁ……俺がクズ過ぎるせいで……」ボロボロ
ラウラ「……今の一夏が気にすることではない」
ピンポンパンポーン
一夏「なんだ?」
放送「一般生徒、及び専用機もちに告ぐ!!一般生徒は織斑一夏を発見しだいすぐ私に報告!!専用機持ちはISの使用を許可する!!発見しだい捕獲せよ!!多少荒い方法でも構わん!!以上!!」
一夏「この声は千冬姉……」
ラウラ「どうやら時間はもう少ないらしい」
一夏「……急いで鏡のところに行かないと」
ラウラ「いや、もうお前はお前の部屋付近には近づけないだろう」
一夏「そんな……!!じゃあ俺は一体どうすれば……」
ラウラ「私が部屋に行って鏡を持ってくる」
一夏「……いいのか?頼んでも」
ラウラ「……お前は私のISが暴走した時に私の事を助けてくれた」
一夏「………」
ラウラ「それに元嫁のよしみだ。引き受けよう」
~一方その頃~
一夏「やばいwwwどこに逃げようwww」
一夏「そうだwwwあの鏡を使えば逃げれるじゃんwww俺冴えてるwww」
一夏「よしwwwこの鏡にタッチwwwこれで逃走完了www」
一夏「あれwww何も起きないwwwなんでwww」
バタン!!
箒「一夏…やっと見つけたぞ……」ゴゴゴゴ
鈴「観念しなさいよね……」ゴゴゴゴ
シャル「納得のいく説明をしてもらおうか……」ゴゴゴゴ
セシリア「うふふ、黒コゲになるのと全身骨折とどちらがいいですか?」ゴゴゴゴ
ラウラ「私の嫁としての自覚が足りん……」ゴゴゴゴ
一夏(やばいwww鍵かけとけよ俺www)
一夏「つうか……」
5人「………」ゴゴゴゴ
一夏「これが絶体絶命ってやつか……」キリッ
一夏(俺はwwwキメ顔でwwwそう言ったwww)
~一方その頃~~
ラウラ「すまん、取り外すのに時間がかかった」
一夏「ありがとうラウラ!!これで元の世界に戻れる……!!」
ラウラ「………」
一夏「……?早くこっちに持ってきてくれよ」
ガシャーン!!
一夏「な……!!」
ラウラ「……これでもう元の世界には戻れなくなったな」
一夏「あ…ああ……!!鏡が……粉々になっちまった……」
一夏「おい…ラウラ…なんでこんな事すんだよ!!」ガシッ
ラウラ「……一夏が私を裏切ったのが悪いんだぞ?」
一夏「……!!」
一夏(なん…だ…!?ラウラのこの目……!!)
――ラウラの瞳から光が消え、目の表情が無くなった。
その目が焦点も合わずにただ見開いている。
深く――そして暗い闇がそこにはあった。
ラウラ「私はお前を愛していると言った」
ラウラ「お前も私を愛していると言ってくれた」
ラウラ「なのにお前は私の事を捨てた」
一夏「だからそれは俺じゃない……」
ラウラ「黙れ」
一夏「………!!」
ラウラ「私は今でも一夏のことが好きだ」
ラウラ「……だが『あの』一夏はもう私のものにはなってくれない」
ラウラ「でも、『この』一夏は違う」
一夏「なん…だと……!?」
ラウラ「お前が『あの』一夏と違うと気づいているのはこの世界で私一人だけだ」
ラウラ「鏡が無くなった今、別の世界から鏡を使って来たなど誰も信じない。そして、お前はもう元の世界に戻れない。」
ラウラ「この世界で私の助けを借りずに今のお前が無事でいられると思うのか?」
一夏「………!!」
一夏「で、でも……ちゃんと話せばみんな分かってくれるはず……」
ラウラ「私がそのような事をお前にさせると思うか?」
一夏「……え?」
ラウラ「お前が本当の事を誰かに言おうとしても」
ラウラ「『一夏がお前の事を狙っているらしい。改心したとみせかけ、油断させて襲うつもりだ。気をつけろ。』」
ラウラ「こう言っておけば誰もお前の話など聞かない」
ラウラ「たとえ聞いたとしても、お前と私の話……この世界の人間はどちらを信じるだろうな?」
一夏「な……!!」
ラウラ「……もう離さない…誰のもとへも行かせない」ギュッ
一夏「ラウ……ラ…?」
ラウラ「『あの』一夏にはもう興味はない。『この』一夏は私だけのものだ……『この』一夏は私だけを見ていてくれる」
ラウラ「私は一夏がいないと生きていけない。そして『この』一夏にも私が必要だ。そうだろう?」
一夏(また…この目……!!)
ラウラ「だから、今度はちゃんと私の事『だけ』を愛してくれ」
――あれから数ヵ月がたった。
俺は未だに箒や鈴、シャルロットやセシリアから勘違いをされたままだ。
そして、彼女達の誤解から――または、彼女達の暴力から逃げる生活はまだ続いている。
この世界の俺は彼女たちによっぽどひどい事をしたのだろう。
元々この世界にいて、現在俺がいた世界にいるであろう『織斑一夏』がどうなっているのかは分からない。
俺がいた世界でもこの世界のような人間のクズとしか言えないような行動をとっているのだろうか。
――いや、そんな事はもうどうでもよいのだ。俺にはもう関係ない。
考えるだけ無駄だ。
だって、鏡はもう無くなってしまったのだから。
シャル「いやああぁぁぁぁ!!!」
鈴「今度こそ殺す!!絶対に殺す!!」
セシリア「もう先生方には頼りません……私の手で殺してさしあげますわ……!!」
箒「……死ね!!!」
一夏「だから誤解って言ってるだろーーー!!!」ダダダッ
――俺は今日も彼女達から逃げる。
ラウラ「一夏、こっちだ」
一夏「……!!」
セシリア「見失ってしまいましたわ……!!」キョロキョロ
鈴「ねぇラウラ!!一夏見なかった!?」
ラウラ「奴ならあっちの方に逃げていったぞ」
セシリア・鈴・箒「待てコラァァァーーー!!」
ラウラ「……もう行ったみたいだぞ」
一夏「はあっ……はあっ……!!助かった…!!」
一夏「ありがとうラウラ……むぐっ!?」
ラウラが俺の唇に自分の唇を重ねる。
ラウラ「んっ…んんっ……!!ちゅ…ふぅん……はぅ…んん……」
一夏「……っ!!」
ラウラ「ぷはっ……ふぅっ……!!はあっ…はあっ……だいぶ…キスが上手になったな」
一夏「………」
ラウラ「……今日もたくさん私の事を愛してくれるんだろう?」
一夏「……ああ」
――でも、彼女からは逃げられそうにない。
おしまい
とりあえずこれで終わりです。
ヤンデレラウラENDにしてみました。
スレ立て代行してくれた方、保守支援してくれた方々、そして最後まで読んでくれた皆様、本当にありがとうございました。
このSSまとめへのコメント
色々とヤヴェ