由比ヶ浜『最近うまくいってないんだよねー』
カチッ
雪ノ下「と、先日あなたのいないところで漏らしていたわ。これはその録音よ」
八幡「……」
雪ノ下「比企谷君は私と交際しているのよね?」
八幡「…あぁ」
雪ノ下「では何故、由比ヶ浜さんはこのようなことを言うのかしら?説明してほしいのだけれど」
二股、いや三股?疑惑
雪ノ下「いつからなのかしら……」
八幡「……」
雪ノ下「奉仕部内で隠し事はやめてほしいのだけれど」
内緒で付き合ってた疑惑
雪ノ下「ショックを隠しきれないようね、まぁ私も戸塚君と由比ヶ浜さんがお付き合いしてるだなんて気がつかなかったのだけれど」
八幡「……」
と、戸塚と由比ヶ浜が付き合ってるようにみせて、私たちも(rな関係を作ろうとする策士ゆきのん
いろいろ考えられるじゃないか
>>11
ガハマさんはゆきのんの誘導尋問に引っ掛かっただけで
ゆきのんが浮気を画策した路線がいいかな
雪ノ下「まあ、あなたが相手ではこういった感想になるのも仕方ないとは思うけれど」
雪ノ下「交際を始めた当初は、あれだけ浮かれていた由比ヶ浜さんの変わりように私も違和感を覚えて、ためしに由比ヶ浜さんと共通の知り合い何人かに聞いてみたのだけれど」
雪ノ下「彼女、最近よく男性の前で同じようなことを言っていたみたいね」
雪ノ下「葉山君や、戸塚君も同じことを聞いていたと言っていたわ」
八幡「……」
八幡「マジ……かよ」
雪ノ下「嘘だと思うのなら聞いてみればいいでしょう?」
八幡「……」
雪ノ下(あなたにそんな度胸があればだけれど……)クスッ
雪ノ下「だいたい、その言い方では、嘘だとでも言いたいのかしら」
雪ノ下「私がそんな嘘をついてなんの意味があるというのかしら」
雪ノ下「私が由比ヶ浜さんを貶めるようなことをすると思うのかしら?」
雪ノ下「それに、その音声は?間違いなく由比ヶ浜さんのものでしょう?」
八幡「わかった……だからもうやめてくれ」
結衣「え、料理?うーん、最近うまくいってないんだよねー」
結衣「練習?うん、やってるっていえばやってるんだけど、本見てもよくわかんなくて…」
結衣「え?ゆきのん料理の練習付き合ってくれるの?ありがとー!」
雪乃(素材は揃ったわ…あとは継ぎ目に違和感が出ないように編集すれば…)
八幡「少し、考える……今日はもう帰るわ」
雪ノ下「そうね。そうしたほうがいいと思う」
雪ノ下「……比企谷君」
八幡「なんだ……」
雪ノ下「私は、あなたの見方よ」
八幡「意外だな」
雪ノ下「常識的に考えれば、あなたのほうが正しいと思うから。ただそれだけ」
八幡「……俺が、正しいか)
雪ノ下「ええ」
八幡「……」
八幡(嘘だろ……由比ヶ浜が?)
八幡「……」
葉山「やあひきたに君。浮かない顔をしてどうしたんだい」
八幡「葉山……関係ないだろ」
八幡(そういえば……)
八幡(いや、でもこんなことを聞くのはさすがに……)
葉山「その様子……もしかして、彼女のことかな」
八幡「お前」
葉山「この間、聞かれたばかりだし、彼女の様子は変だと思っていたからね。ぴんと来たよ」
八幡「……彼女じゃ誰のことだかな。はっきり言えよ」
葉山「はっきり言われたいのかい?」
八幡「……いや、いい」
葉山「こう言ってはなんだか、あまり気にしないほうがいい。野良犬にでも噛まれたと思って」
八幡「そうするよ……じゃあな」
葉山「……」
葉山「……ああ。手はず通りさ」
葉山は八幡の後ろ1回あたりで手をうったのかな?
八幡(落ち着け。まだ、由比ヶ浜がしたのは知り合いに俺の愚痴を言っただけだ)
八幡(浮気をしたわけじゃない。俺に不満があるだけだ)
八幡(まだ、な)
八幡「……」
八幡(この間も、一緒に出掛けて楽しそうに見えたが、演技だったのか……)
八幡(はは、所詮ぼっちがリア充の真似事をしたって、女を喜ばすこともできないんだな)
八幡(……別れたほうが、由比ヶ浜のためなんじゃないか)
八幡(由比ヶ浜が雪ノ下や、葉山に言ったのは、別れたいというメッセージなんじゃないか)
小町「お兄ちゃんどうしたの?」
八幡「急になんだよ」
小町「なんか今日、帰ってきてからずっと元気ないみたいだから、どうしたのかなーって」
八幡「なんでもない。気のせいだろ」
小町「結衣さんでしょ。ケンカでもしたの?ダメだよー。とりあえず自分が悪くないって思っても頭下げときなよ」
八幡「……」
小町「お兄ちゃん、ケンカしたあと仲直りするとまたすっごいラブラブになれるんだって。だから、がんば」
八幡「……無理じゃね」
小町「え?」
八幡「……」
小町「お兄ちゃん?おにいちゃーん」
小町「どうしたんだろ」
あれ、止まってるだと…
小町「お兄ちゃんの様子がいつも以上に変なんですが、なにか知ってますか、と」
小町「もう結衣さんに聞いちゃえ」
小町「返信きたきた。えっと」
由比ヶ浜『うーん、普通だったと思うけど。でも放課後ちょっと用事があって部活に行けなかったので、何かあったのかも』
小町「部活でかー」
小町「……雪乃さんに、迫られちゃった、とか?」
小町「うーん、ま、ないだろうけどぉ」
八幡「由比ヶ浜からメール?」
由比ヶ浜『ヒッキー何かあったの?小町ちゃんが心配してたよ。もちろんあたしも心配だよ!』
八幡「……」
八幡『なんでもない』
このSSまとめへのコメント
続きは無理そうですね…
はい屑作うー