唯「桜宮高校出身ッス!」
キース「敬礼はどうした!手に持っているは何だ!!」
唯「いやッス!ギー太は離せないッス!」
ざわ…ざわ…
エレン「おい…あいつ何考えてんだ…」
アルミン「ぼ、僕に聞かないでよ…
あっちの娘は蒸かした芋食べてるし…」
紬「ハフッハフッ」
紬「フーッ」
エレン「食べ終えちゃったぞ…」
アルミン「教官に気付かれなくてよかった…のかな?」
紬「?」
アルミン(目が合った…)
紬「ニコッ」手フリフリ
アルミン「…///」手フリフリ
キース「貴様!何をしている!!」
アルミン「」
キース「その手はなんだ?」
アルミン「これは…その…」チラ
紬「~*」コポコポ
アルミン「紅茶淹れてるっ!?」
キース「…ほう。そんなに紅茶が飲みたいのか?
…よかろう。アルレルト訓練兵は一週間紅茶だけ配給するように手配しよう」
アルミン「」
唯「お代官さまぁ~ギー太を返してください~」グスン
キース「誰がお代官だ!
ええい!うっとおしい!」ゴッ!
唯「痛ぁ!」ヘタ
キース「誰が座っていい…と…言っ…」ヨロッ
バターン ブシャー
唯「いたた…ほぇ?」
アルミン「うわあああ!?
教官が頭から血を噴き出して倒れたあああ!」
それが僕、アルミン・アルレルトと唯、そして紬との出会いだった。
続く
ゆっくり書いて行く予定
ちょっとしたネタバレ有
文章力に自信は無いけどよろしくね。
食堂
唯「あいたたた…コブできちゃったよー…」
紬「いたいのいたいの飛んでけ~!」ナデナデ
唯「ギー太が取り戻せて良かったよ~
ああ~ギ~太ぁ~」すりすり
アルミン「…ねぇ。エレン」
エレン「どうした?」
アルミン「あの娘が持ってるのってなんだろうね」
食堂
唯「あいたたた…コブできちゃったよー…」
紬「いたいのいたいの飛んでけ~!」ナデナデ
唯「ギー太が取り戻せて良かったよ~
ああ~ギ~太ぁ~」すりすり
アルミン「…ねぇ。エレン」
エレン「どうした?」
アルミン「あの娘が持ってるのってなんだろうね」
エレン「さぁ…俺が分かるわけないだろ」
アルミン「そうだよね…」チラ
紬「唯ちゃん!このパンすっごい硬いよ!」キラキラ
唯「喜ぶところじゃないよ~スープも味無いし…」ズズズ
アルミン「///」
エレン「…アルミンってあーゆうのがいいのか?」
アルミン「!?ばばばば馬鹿なこと言わないでよ!
あの娘が持っているものに興味があるだけで!」
エレン「…はぁ。俺が聞いてきてやるよ」ガタ
アルミン「エレン!?ちょっと待ってって!」
エレン「隣いいか?えーっと…」
唯「桜宮高校出身の平沢唯ッス!
よろしくお願いしやッス!」フンス
エレン「お、おう。その喋り方は何なんだよ…」
唯「自分、形から入る方なので喋り方から変えてみたッス!」フンス
エレン「そんな喋り方誰もしてないぞ…」
唯「え~…だって兵士って体育会系のイメージだから、こんな感じだと思うんだけどなぁ」
エレン「教官とかの前てはいいと思うけど、俺ら同期には普通にしろよ」
唯「は~い」
エレン「おっと、自己紹介がまだだったな。
俺はエレン・イェーガー。こっちはアルミンだ」
アルミン「よ、よろしく…」
ムギ「紬です~。ムギって呼んでくださいね~」
アルミン「う、うん///」
唯「おおお!イェーガーってカッコいいね!
みんなー!ノッてるか!イェーガー!
みたいな!」
エレン「…あ、ありがとよ。
で、あっちで凶悪な眼差しをしているのがミカサだ。
ちなみにあいつも幼馴染だ」
ミカサ「<◯> <◯>」ペコ
唯「ふわぁ~。凄い美人さんだね。
髪も長いし、澪ちゃんみたい!
よろしくね!ミサカさん!」
紬「唯ちゃん、ミカサさんよ」
唯「ほえ?ミサカさんでしょ」
エレン「…それで母さんは俺の目の前で…」
唯「わーわーわー!!
怖い話はNGだよ~!」
紬「悲しい話ですね…。
でも、エレンさんが頑張ればお母様も喜んでくれますよ。
応援します!」フンス
エレン「…ああ。
俺が一匹残らず駆逐してやるんだ…!」
唯「一匹残らずはダメだよ~。
巨人さんだって家族があるんだから!」
アルミン「それは無いと思うけど…」
やべ
桜宮高校じゃなくて桜ヶ丘高校だった
脳内変換で
唯「私達もね、五年前の事でお家に帰れなくなったんだ~」
ムギ「私達はたまたま内地の方にいて巻き込まれなかったんですけど、友達や家族とそれ以降連絡が取れなくて…」
唯「りっちゃんも澪ちゃんも元気にしてるかなぁ。
憂の作った料理が恋しいよ~」
ムギ「フフッ。きっと元気にしてると思うわ。
その後はエレンさんと同じような感じでした」
エレン「五年も連絡取れないって…それじゃ…」
アルミン「エレン!
早く食べないと時間過ぎちゃうよ!」
エレン「お、おお。そうだな…。
元気出せよ。必ず会えると思うぞ!
じゃあな!」
唯「ばいば~い」
ムギ「…」
女子寮
唯「づ~が~れ"~だ~~」バタッ
ムギ「明日から適性テストになるみたいだから、早く休まないとね」
ガチャ
唯「なにやつ!」
アニ「!?」ビクッ
ムギ「唯ちゃん、威嚇しちゃダメだよ~。 同部屋の人じゃないかな?」
唯「あ!そっか!私たちの他にあと2人いるんだよね!
平沢唯だよ!よろしくね~」
アニ「…よろしく」
唯「名前はなんて言うの?」
アニ「ハァ…アニだよ。明日早いから先に寝かせてもらうね」
唯「女の子なのに兄?不思議だねー」
ムギ「そうかな?可愛い名前だと思うよ」
唯「アダ名はあーたんかなぁ…」
アニ「!?」
ムギ「あっちゃんはどうかなっ!?」フンス
唯「それも中々…あっ!あーたんもう寝ちゃうの!?」
ムギ「あっちゃんだよ!」
アニ「(アニだよ!めんどくさいから寝たふりしとこ…)スースー」
ムギ「寝ちゃったかな…」
唯「むむむ…」
唯「とう!」ガバッ
アニ「!?」
唯「こちょこちょこちょこちょ!」
アニ「ひあっ!?ちょ、待っ、ひいっ!」
唯「今度はこっちだよ!」ワキワキ
アニ「やめっ、…あああ!
脇、はっ!弱いからぁぁぁ!!!
ひあああああ!!!!」バタバタ
唯「良いではないか~良いではないか~」こちょこちょ
じゃあその設定で行くよ!
紛らわしい名前しやがって!
『平沢ぁ!てめぇ何やってんだ!』
唯『ご、ごめんなさい…』
『いつになったらコード覚えんだよぉ!!』
唯『こんなの覚えられないよぉ…』
『これだから素人は!!チャルメラだけ弾けても意味ねぇんだよ!』バキッ
唯『あうっ!』バタッ
『お前も田井中や秋山のようになりたいのか!?』バシッ
唯『や、やめて…』
『あいつら勝手にくたばりやがって!
私の責任になったらどうしてくれる!くそっ!』ガッ
唯『ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい』
唯『ごめんなさいごめんなさい』
…い!おい!
唯「ごめんなさい…ごめんなさい…」
アニ「唯っ!」
唯「はひっ!?」ガバッ
アニ「さっきからうるさいんだけど…」
唯「あーにゃん…?」ボケー
アニ「やっと寝たと思ったら…
いきなり何に謝ってんのさ?
かなり怖いんだけど」
唯「え~私じゃないよ~…
怖い夢なんか見てないもん…」ボケー
アニ「はぁ?すっごいうなさながらごめんなさい、ごめんなさいって…」
唯「そんな夢…みた、かなぁ…zzz」
グー
アニ「寝ちゃった…私も寝よ…」
…ごめんなさい
アニ「…またか」
…ごめんなさい
アニ「唯、いい加減に…」
…もうぶたないで…
アニ「っ!?」
ムギ「…やはり、ですか…」
アニ「ツムギ…これは一体…」
ムギ「お話しましょう。
これから同じ部屋で寝られるなら、聞いていただけますか…?」
アニ「…」
ムギ「私たち本当は超大型巨人の襲来でも、奪還作戦でも孤児になったわけではないんです」
アニ「訳ありって訳か…」
ムギ「私たちが住んでいた地区はシガンシナ区から真逆で、襲来での人的被害はほとんどありませんでした」
ムギ「家を失いはしましたが、私の知り合いのが住む所と学び舎まで紹介してくれたんです」
アニ「よかったじゃないか」
ムギ「そこで問題が起きたんです」
アニ「問題?」
ムギ「当時は未曾有の事態に混乱していました。
私と唯ちゃんの他に2人友達がいたんです。
四人で避難先に行こうと馬車に乗りこんだのですが、そこで間違いが起きました」
ムギ「馬車を間違えたんです」
アニ「もしかして…唯が…?」
ムギ「…はい。サクラガオカ区に行く馬車とサクラミヤ区に行く馬車をガッツリと…」
アニ「…紛らわしい名前してるね。
間違えるのも無理はない。しょうがないと思うよ」
ムギ「ええ。不可抗力です。
仕方のないことなので誰も唯ちゃんを責めませんでした」
ムギ「混雑の中引き返すこともできず、しばらくサクラミヤ区の学び舎で四人過ごしていました。
身内の方々と連絡が取れなく、いつ追い出されてもおかしくない不安に押しつぶされてそうでした」
アニ「…ごめんなさい」
ムギ「アニさん?」
アニ「い、いや何でもない…」
ムギ「?…続きを。
そんな不安の中、私達は音楽に出会いました」
アニ「音楽?」
ムギ「はい。
私達はもともと四人で軽音楽バンドを組んでいました。
徐々に音楽をしている時だけが唯一の楽しみとなったんです」
ムギ「ライブ活動が活発になると後輩が加わり、学び舎でも公認のバンドになって顧問の先生もついてくれました」
アニ「順調じゃないか…もしかして事故でも…」
ムギ「…事故ではありません。待っていたのは地獄でした」
ムギ「最初は和気あいあいと楽しんでいました。
でも、長くは続かなかったんです…
一人のスパルタ指導によって…」
アニ「スパルタって…その顧問が?」
ムギ「いえ、後輩の方です」
アニ「後輩なら黙らせてやればよかったんじゃないの?」
ムギ「そうも行きませんでした。
私達のライブ活動は学び舎の経営にも関わっていたのです。
そのマネジメントをしていたのは梓ちゃんでした」
アニ「利用されて辞めるに辞めれなくなった訳か…」
ムギ「彼女も最初はそんなつもりではなかったのでしょう。
最初はイベント等に出してもらえるように手配してた程度だったはずです」
ムギ「報酬はすべて学び舎に寄付する事にしました。
それが全ての元凶だったのかもしれません。
学び舎側も最初はとても助かると言っていたんですが、時間が経つと報酬が少ない、もっと営業に行けと言うようになりました」
アニ「味を占めたってわけか…」
ムギ「はい…。
私達は必死に練習しました。
お客さんを呼べるように寝る間も惜しんで頑張ったんです。
それでも客足は伸びませんでした」
アニ「こんなご時世だからね…ライブ会場を提供してくれる所も少ないだろう」
ムギ「ええ。それが問題となったのです」
ムギ「いくら練習しても演奏する場所が無い。
そんな日々が続き、私達は次のノルマを達成出来なければ学び舎を追い出される事になりました」
アニ「酷い話だね…」
ムギ「その直後…急に仕事が増えたんです」
アニ「…?」
ムギ「梓ちゃんが次々と仕事を取ってきてくれたんです。
仕事を取るに連れて彼女は日に日にやつれて行きました…」
アニ「どういうことだい?」
ムギ「急に仕事が取れるようになる方法なんてあるはずがない。
…でも、女の子にはあるんですよ。
梓ちゃんも断腸の思いだったのでしょう…」
アニ「それって…」
ムギ「枕営業です」
ムギ「梓ちゃんは誰にも言いませんでしたが、梓ちゃんは徐々におかしくなっていったんです。
そして限界を迎えました…」
アニ「なんで止めてあげなかったのさ…」
ムギ「私達も限界でした。
まともに食事もせず、人より楽器と会話することの方が長くなってましたから」
アニ「斬魄刀か」
ムギ「ついに梓ちゃんが壊れました。
急にスパルタになり、手を上げるようになったんです。
それでも私達は梓ちゃんを責められませんでした」
アニ「どうして…」
ムギ「私達のせいでこうなってしまいましたからね。
私達は梓ちゃんのいいなりでした」
ムギ「私達、放課後ティータイムは壊れました。
まず、澪ちゃんという子が亡くなりました。
死因は梓ちゃんに連れて行かれた枕営業で、アヘ顔ダブルピースで爆死しました」
アニ「どういうことだってばよ」
ムギ「次はりっちゃんでした…。
2人は私達より長い付き合いだったので、残されたりっちゃんも限界に…。
気を紛らわそうとドラムを叩き続け、血豆が破裂するまで叩き続けました」
アニ「見てられないね…」
ムギ「そして、それが原因でりっちゃんも爆死しました」
アニ「おい」
ムギ「2人を失ったショックで唯ちゃんは記憶を無くしたんです。
…いえ、自らしまい込んだ、と言うべきでしょうか」
アニ「…そうかい」
ムギ「2人が亡くなった後、唯ちゃんは一年以上眠り続けました。
そして目が覚めた時には…」
アニ「あの性格になったんだね…」
ムギ「あの性格は元からです。」
アニ「…そうかい」
ムギ「何も覚えてない訳ではありませんでしたが、嫌な記憶は一切覚えていませんでした。
私は風邪をこじらせて寝込んでいたと目覚めた唯ちゃんに教えたんです」
アニ「無理があるだろ」
ムギ「まぁ…あの性格ですから。
そして私は、りっちゃんと澪ちゃんは超大型巨人の襲来のせいで散り散りになってしまったことにしたのです」
アニ(どんまいベルトルト)
ムギ「学び舎はというと、唯ちゃんが倒れた後に謎の火災で全焼しました。
犯人は不明ですが、当時から行方不明の梓ちゃんが犯人ではないかと言われてます」
アニ「放火後ティータイムってわけか…」
ムギ「行き場を失った私達は、駐屯兵の方に保護されここへ来ました。
そして今に至ります」
唯「う~…ムギちゃん…?」
ムギ「起こしちゃった?ごめんね唯ちゃん」
唯「一緒に寝よ~…」ガシッ
アニ「ちょっと…私はムギじゃないよ…」ぐいぐい
ムギ「すっかり懐かれちゃいましたね。
それではおやすみなさい」モゾモゾ
アニ「ちょっ…」
唯「あーにゃん柔らかい…」ぎゅー
アニ「はぁ…今晩だけだよ…」モゾモゾ
唯「うへへ…」グー
アニ「孤独、か…」
朝食
唯「あーにゃん!あっち空いてるよー!」
アニ「はいはい…」
ムギ「慌てなくても朝食は逃げないよー」
アルミン「あ、あの、となりいいかな?」
ムギ「はい、どうぞ~」
アルミン「ししし失礼するね…」
ミカサ「アルミン…顔が真っ赤…」
エレン「初恋だろうからな。無理もないだろ」
ミカサ「しかし、アルミンが意外と積極的で驚いた」
エレン「男は攻めてナンボだろ。
アルミンも成長してるんだよ」
ミカサ「私達は黙って応援しよう」
エレン「せやな」
アルミン「き、ききき昨日の話の続きなんだだだけどどさ」ガタガタガタガタガタガタ
エレン「…やっぱ行った方がいいんじゃねぇか?」
ミカサ「いや、こういう時こそハプニングによって一気に親密になるもの」
バシャ
アルミン「熱っづああああ!!!!」
ムギ「た、大変!スープが足に…」
アルミン「だだだいじょうぶアルヨ!!モーマンタイモーマンタイ!!」バタバダ
ムギ「ハンカチ持ってますから落ち着いて…」フキフキ
アルミン「あばばばばばばば」カタカタカタカタカタカタカタカタ
エレン「あ」
ミカサ「やばい」
アルミン「祐三君?」ウィッ
ムギ「はい?」
アルミン「祐三君?」ウィッ
ムギ「えっと…」
アルミン「よいこのみんな、いいかな~?」ウィッ
エレン「ミカサ!」ガタッ
ミカサ「ガッテン承知」ズダッ
アルミン「かんたろ~~~ はい!」
エレン「うおおおおお!!」ガバッ
アルミン「ギョエエエエエエ!!」ジタバタ
エレン「ミカサ!捕獲銃!!」
ミカサ「もう撃った」
廊下
エレン「お前さぁ…いい加減その癖直せよ」
ミカサ「極度の緊張に陥ると、田中星人になってしまう。
アルミンの悪い癖」
アルミン「ごめん…もう治ったと思ったんだけど…。
あ、もうこれ解いて大丈夫だよ」
エレン「ったく…。
緊張するのは分かるよ。
確かに可愛いし、おまけに優しいときたからな。
って、ミカサ。捕獲銃の照準をムギから外せ」
ミカサ「あれはムギではない。女狐星人」
アルミン「だってムギの手が僕のこここここ股間にあばばばば」カタカタカタカタカタカタ
アルミン「ギョエエエエエエ!!!」
エレン「落ち着けアルミン!!」
ミカサ「ぎょーんぎょーん」
<ギョエエエエエエ…
ムギ「面白い方ですね~」
唯「ムギひゃんのこと好きなんだよきっと」もぐもぐ
アニ「あ、戻ってきた」
アルミン「ごめん、ハンカチ洗って返すね…」ウィッ
ムギ「大丈夫なんですか?」
アルミン「ちょっと持病がね…。
僕も朝食食べようかな…」もぐもぐ
唯「アルミン君の苗字って何?」もぐもぐ
アルミン「と、唐突だね…」
アニ「たしかアルレル…」
アルミン「アルバートだよ」
エレン「アルレルトだろ…。
あいつ、苗字がカッコ悪いこと気にしてたのか」
ミカサ「これは悪手。
どうせバレる嘘は印象を悪くしてしまう。
今のアルミンは冷静ではない」
ムギ「アルレルトさんではなかったのでしょうか?
素敵な苗字なので覚えていたんですけど…すいません」
アルミン「僕の名前はアルミン・アルレルトさ。
僕も気に入ってるんだ」
アニ「…あんた、ムギの事が好きなのか」
アルミン「ゴブフォ」
ムギ「へ?」
唯「あーやっぱりそうか~。
ムギちゃんモテるもんね」
アルミン「ウゴボエエエエエエ」ブシャアアア
キラキラ
ミカサ「エレン、虹が…キレイ」
エレン「じゃねぇよ…あんなくっせぇ虹見た事ないぞ…」
ダズ「おい!汚ねぇな!なに考えてやがる!!」
アルミン「ごべん…」
ムギ「タオル持ってきました!
顔拭きますから動かないでくださいね」
アルミン「うん…。
あの…さっきの好きとかっていうのは…その…」
ムギ「私はアルミンさんのこと好きですよ」
アルミン「 」
ムギ「とても優しそうですから。
唯ちゃんやあーにゃんと同じ位好きです…ってアルミンさん?」
アルミン「ネギあげますから」
エレン「あかん」
ミカサ「御意」
廊下
エレン「テンション上がり過ぎてもネギ星人になるなって言っただろ!」
ミカサ「アルミンの悪い癖」
アルミン「だってムギが僕のことすすすすす好きってうおおおおおお!!!!」
エレン「落ち着けって!友達として好きってオチだから!」
ミカサ「ダメ。聞く耳を持たない」
<ねぎだけでじゅうぶんですよおおお…
ドゴォ!
<ネギあげますから許してください…
アニ「…何なんだ…」
ムギ「キレイになりました~」
唯「アルたんおかえり~」
アルミン「ごめん…ほんとにごめん…」
エレン「すまない。幼馴染が世話かけた」
ミカサ「ムギは手を洗いに行った方がいい。
私も行こう」
ムギ「ありがとうございます。
お手洗いの場所がまだ分からなくて…」
ミカサ「こっちにある」スタスタ
唯「いってら~」ふりふり
アニ「私は部屋に戻るよ…」
唯「え~ムギちゃん待ってようよ~」
エレン「まぁ待ってくれ。
2人には頼みがある」
アニ「はぁ?初対面でいきなり何言ってんだい」
エレン「露骨に嫌がるなよ。
可愛い顔がもったいないぞ」
アニ「…可愛いって…何を…」
エレン「頼むよ。俺もお前等と話してみたかったんだし」
唯「あーにゃんもモテモテだね!
おっぱいも大っきいし!」
アニ「ば、馬鹿!!///
まぁ、聞くだけならいいけど…」
エレン(ちょろい)
エレン「ははっ。唯も可愛いと思うぞ」ニコ
唯「ふふん。もっと褒めたまえ~」
エレン「(あれ…?笑顔が足りなかったか?)唯って小動物みたいな可愛いさだから守ってやりたくなっちまうよ!」ニコッ!
唯「そうだろう!そうだろう!」ドヤ
エレン(こいつ…俺の誘惑【テンプテーション】が効いてない!?)
アニ「頼みって何?」
エレン「あ、ああ。気付いてるみたいだけど、アルミンがムギの事を好きなんだよ。
単刀直入言うと、仲を取り持って欲しいんだ」
アルミン「///」
唯「芽生える恋の予感!
兵士という禁断の間で膨れ上がる思い!!
まさに青春!!!
応援します!!!!」
エレン「あ、ありがとよ…」
アニ「くだらないね…。
訓練所に何しに来てるんだ」
エレン「そう言うなって。
お前にしか頼めないんだ!」手をガシッ
アニ「ちょっ…離せって…///
分かったから…///」
アルミン「ごめん。無理言って…」
アニ「まずどうすればいいんだ?」
唯「ムギちゃんは鈍感で恋愛とかには疎いからね~。
一筋縄では行きませんぞ」
エレン「そうか…ならガンガンいってみるか」
mission1 外見を褒める
ムギ「戻りました~」
アルミン「お、おかえり…」
エレン「ほら、早く褒めてみろって」ボソボソ
アルミン「ム、ムギってさ…」
ムギ「はい?」
アルミン「たくわんみたいな素敵な眉g
ミカサ「フンッ!」ドコッ
エレン「ムギ、食器片すの手伝ってくれ」
ムギ「?わかりました~」
ミカサ「アルミン、それは人によっては褒め言葉ではない」
アルミン「ぼ、僕も太眉だから…共感できると思って…
それより、斜め45度から的確に肝臓を抉るのはやめて…うぷっ」
唯「ムギちゃん眉毛はチャームポイントだから大丈夫!
あと、抱きつくとすっごくいい匂いなんだよ!」
エレン「悪いなムギ」
ムギ「いえいえ~。やっぱり皆で食事するのは楽しいですね~」
アニ「しっかりやんなよ」
アルミン「う、うん…」
ミカサ「いきなり軽いボディタッチをされると女性はドキッとする。
しかしやり過ぎるとただのセクハラになるので注意」
mission2
ボディタッチでスキンシップ
アルミン「ムギっていい匂いするよね」
ムギ「そうですか?特に気を使ってるつもりは無いんですけど…」
アルミン「うん。なんか落ち着くっていうか、優しい匂いだよ」
ムギ「ふふ、なんか照れますね」
エレン「よしよし…いい感じだな」
ミカサ「問題はこの後…アルミンがどうボディタッチするのか」
アニ「ムギにセクハラするんじゃないよ…」
アルミン「ねぇムギ」
ムギ「はい?」
アルミン「抱いていい?」
エレン「ソーラン!ソーラン!」ガシッ
アルミン「うわっ」
ミカサ「どっこいしょーどっこいしょー」ズルズル
唯「ソーラン節で連れてかれちゃったね」
ムギ「ですねぇ」
適性試験
キース「この試験に合格できなかった者は開拓地に戻ってもらう!」
唯「うわ~緊張するね~」
ムギ「大丈夫、なんとかなるよ!」
キース「イェーガー!上体を起こせ!」
エレン「こんなはずじゃ…」
アルレルト!前に出ろ!
アルミン「ハッ!」ぶらぶら
キース「馬鹿みてぇな名前だが合格だ」
ムギ「アルミンさん合格したよ!」
キース「コトブキ!前に出ろ!」
ムギ「はい。じゃあいってくるね!」
唯「ムギちゃんガンバ!」
キース「ふむ。一切ブレないか…完璧だ。合格とする」
ムギ「ありがとうございます」
唯「ムギちゃん凄ーい!
みかりんと同じ位上手だったよ!」
アルミン「うん…僕より上手かったよ…」
ミカサ「個人差があるのは当然。
練習すればきっとできるようになる」
アルミン「そう…だよね。
最初から完璧にできる人はそんないない…」
唯「これ面白いね!
ワイヤーアクションしてるみたい!
うひょー!」ギュインギュイン
キース「ヒラサワ!合格だ!いい加減降りろ!」
唯「このまま一曲行っちゃうよー!」
アルミン「…完璧に使いこなしてるね」
ミカサ「と、特殊な人もいる…」
エレンも試験を通過し、半年の時が経った。
訓練にも徐々に慣れてきたけど、ムギとの距離は縮まらない日々が続き、痺れを切らしたエレンの提案でゲームをする事になった。
内容はまだ聞いてないけど、嫌な予感しかしない。
アルミン「王様ゲーム?」
エレン「ああ。書庫の整理をしてたらたまたまこんなものを見つけた」
【王様ゲームのルールブック】
エレン「内容は…
1.男女四人ずつで行う
2.クジ引き(安価)で王様決める
3.王様は好きな命令を一つ出せる
ただし、死者が出るような命令は受け付けられない
4.王様の命令は絶対である
逆らう事はできない
5.5回ゲームを終えるまで辞められない
と、こんな感じだ」
アルミン「え?逆らえないとかどういう事?」
エレン「この本、呪われてるらしい。
マルコが試しに使ってみたんだが、どうやら本物みたいだぜ」
アルミン「マルコが…」
エレン「明日の夜にやるぞ。
女子はムギ、ミカサ、唯、アニの四人が揃ってるから、後は男子を2人呼ぶ」
アルミン「場所はどうするの?」
エレン「女子寮でやる。侵入ルートはバッチリだぞ」
アルミン「何回侵入したんだよ…」
エレン「細かい事は気にするなよ。
そうだな…後2人は>>92 >>93を呼ぶか」
ライナー
ジャン
エレン「ライナーとジャンでいいだろ。
ジャンはミカサで釣れるな。
ライナーにはバナナでもやろう」
アルミン「心配だなぁ…」
翌日夜
エレン「こちらスネーク。女子寮の裏に侵入した。
見回りの様子はどうだ?」ザザ
ミカサ「すでに排除した。朝まで見回りは起きないだろう」
エレン「了解。これより部屋に向かう」
エレン「よし、行くぞ」
ジャン「本当にバレねぇんだろうな…」
ライナー「ウホホ…」
エレン「問題無い。
よし、ついたぞ」コンコン
「死せる餓狼に」
エレン「自由を」
ミカサ「入って」ガチャ
アルミン(ムギの部屋…)
ジャン(ミ、ミカサの部屋…)
ライナー(うほほほうほ…)
唯「あ~。えーりんいらっしゃ~い。
今日はキルシュタインとゴリ太も来たの~?」
ムギ「アルミンさんもいらっしゃい」
ジャン「おい…今日はってどういう事だよ…」
エレン「どうって、そう言う事だよ。
あ、ミカサ。俺の寝巻き出してくれ」
ミカサ「了解」
ジャン「羨まし過ぎるだろうがあああ!!
新婚さンきどりなンですかァ!?」
唯「キルシュタイン、声大きいよ!
隣に聞こえちゃう!」
アニ「あんたも来たのかい…」ボソ
ライナー「ウホホ…」
アニ「はいはい…あんたもあんまりでしゃばるなよ…」
アルミン「それじゃ、始めようか。
えーっと…まずは…」ペラ
ズズズ…
ズズズ…
ジャン「おい!様子が変だぞ!」
エレン「周りが暗くなってきたな…これが呪いって奴か?」
アルミン「なんで冷静なの!?
おかしいでしょ!うわ!!本が!!」
カッ
唯「ふおおおお!?」
ミカサ「エレン、扉が空かなくなってる」
アルミン「なんだって!?」
ーーー闇のゲームへようこそ
ジャン「誰だ!!」
ズズズ…
アニ「本から聞こえてきた気が…」
ーーー欲にかられた愚か者達よ…
ライナー「ウホ!ウホホ!」
ーーーすまん、人間語で頼む
唯「姿を表せって言ってるよ」
ーーーいいだろう…どんな結末になろうと後悔しないことだな…
アルミン「これは…千年アイテムじゃないか!」
エレン「千年アイテム?」
アルミン「闇のゲームに誘う危険なアイテムだよ!
きっとこの声は本に封じられたファラオ王が…」
???「よく知っているな」
ジャン「誰だてめぇ!」
凡骨「我が名はアテム…って言うと思ったか?
残念、城之内でした!」
アルミン「ホントに誰だよ!」
城之内「と、言う訳でゲームマスターの城之内だ!
ゲームの進行は俺がさせてもらうぜ。
よろしくな!」
唯「よろしくね~」
アルミン「いろいろ聞きたいけど、もうどうでもいいや…」
エレン「細かい事は気にするなよ」
ジャン「気にしなさ過ぎもダメだろ…」
城之内「全員ルールはいいな?
普通の王様ゲームとはちょっと違うから説明するぜ」
城之内「まずクジ引きで王様を決めるのは変わらないが、下せる命令は制限させてもらう。
ランダム(安価)にルールブックの中の命令を選んでくれ。
つまり、王様が選べるのは人だけだ」
アルミン「えっ」
アルミン(エレン!このルールじゃまずいよ!)
エレン(これじゃ誰が王様がアルミンとムギの指定しても好きな命令できないな…)
城之内「あとは…なんだっけな…
まぁいいや!思い出したら説明するわ!
よし!ゲームスタート!」
アルミン「アバウト過ぎじゃない?」
エレン「しょうがねぇだろ。
スレ主がダレて来てるんだ」
城之内「クジは皆の名前を書いた棒があるからそれをが引くぜ!当たった人が王様だ!
ドロー!王様だ~れだ!!」
城之内「お、>>102だ」
唯
唯「やったぁ!
でも、私が王様って変じゃないかな?」
アニ「変って?」
唯「王女様じゃなくていいのかな?」
アニ「どうでもいいよ」
城之内「さぁ男女1人ずつ選んでくれ」
唯「う~ん…>>104と>>105でお願いします!」
ミカサ
エレン
城之内「みかりんとえーりんだな。
次は命令を決めるぞ。
この本に触ってくれ」
唯「は~い」タッチ
パラパラパラパラパラパラ
唯「お~!勝手にめくれてる!」
ピタッ
城之内「決まったみたいだな。
内容は…>>108だ!」
ちゅっちゅちゅっちゅ
エレン(唯!ムギとアルミン指定しろって言ったろ!)ヒソヒソ
唯(え?そうだっけ?)
城之内「おら、さっさと前に出ろって」
ジャン「待て!こんなの無しだろ!」
城之内「何言ってんだシュタイン。
キスなんて定番中の定番じゃねぇか」
ジャン「名前を省略するな!
とにかく俺は認めねぇぞ!
死に急ぎ野郎もさっさと戻ってこい!」ガタッ
城之内「あ、言い忘れてたが…」
バリバリバリバリ!
ジャン「 ぎゃあああ!!!」バターン
城之内「命令中は第三者が近寄れないように結界が…って、遅かったな」
ジャン「 」
城之内「じゃあ命令を実行してくれ」
アルミン(僕とムギが指名されてれば…!)ギリギリ
唯「うひゃ~なんか緊張するね!」
ムギ「良い子は見ちゃダメよ」目隠し
ミカサ「エレン、さぁ。早くして。ハリーハリーハリーハリー」
ちゅうううう…
エレン「な、何だこの吸引力…!」ズルズル
ミカサ「吸引力の変わらない女。
そう、私のこと」
ちゅうううう…
エレン(吸い寄せられるっ…!)
ガシッ
ミカサ「捕まえた」
ズギュウウウウウン
ミカサ「ん…ちゅぱ…ぶあっ…むちゅ…」クチュクチュ
エレン「レロレロレロレロレロレロ!!!」
ミカサ「ーーーっ!!!」ビクンッ
エレン「俺の口内を犯そうなんて100年早い」ペッ
ミカサ「…次こそ」
アニ「…///」
エレン「ん、アニもして欲しいのか?」
アニ「死ねっ///」
城之内「よし、OKだ。次行くぞ!」ゴソゴソ
城之内「王様は…>>113だな」
進撃でやる意味あんのこれ
エレン
>>112
意味なんてないものの方が多いこの世で何を(ry
>>112
しーっ!
続きいきます
エレン「よっしゃ。じゃあムギとアルミンを…」
アルミン「ちょっと待って!」
エレン「おっと…。どうしたんだよ?」
アルミン(僕とムギを指定してくれるのはいいけど、命令の内容が分からない…。
まずは様子を見よう)
エレン(お前なぁ…それじゃいつまで経っても変わらないぞ?)
アルミン(いきなりムギを戦うこととかになるよりマシだよ!)
エレン(わかったわかった…)
城之内「早くしてくれよー」
エレン「そうだな…>>117と>>118にする」
ムギ
アニ
アルミン「えっ、男女1人ずつじゃないの?」
城之内「別に構わないぞ」
アルミン「ルールくらい守ろうよ…」
城之内「デュエリストは常に柔軟な頭が必要なんだよ。
ほら本に触ってくれ」
エレン「わかった」たっち
アルミン「えっ、男女1人ずつじゃないの?」
城之内「別に構わないぞ」
アルミン「ルールくらい守ろうよ…」
城之内「デュエリストは常に柔軟な頭が必要なんだよ。
ほら本に触ってくれ」
エレン「わかった」タッチ
パラパラパラパラ…
城之内「内容は…>>121だな」
アニ「!?
一発ギャグ対決
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