千尋「」カキカキッ (4)

凛「...」タンタンッ

千尋「」カキカキッ

千尋「」クイクイッ

凛「ん...どしたの?」

千尋[おなかすいた]

凛「あぁ、おなかすいたのね」

凛「もう少し待ってね、すぐできるから」

千尋「」カキカキッ

千尋[分かった]

凛「今日の夕飯は千尋の好きなオムライスだよ」ニコッ

千尋「!」ピョンピョンッ

凛「ふふっ」

凛「お皿とか並べて待ってなさい」ニコッ

千尋「」コクッ

千尋「」タッタッタ...


凛「...」タンタンッ

凛「あれからもう...二年がたつんだ」


二年前

6月18日
その日...妹の声は失われてしまった

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1382282361

2011年6月18日

その日私の両親は亡くなった。

死因は事故死

両親の死体は見るも無惨な姿になっており、見てもすぐには。
誰か分からないほどに破損していた。

その日の夜通夜が行われた

いきなりのことだったので、集まった人は少なく
わたしも含め9~10人くらいだったの今でも
覚えている

そして、千尋は...お通夜の時もずっと泣いていたっけ


千尋「」クスッ...クスンッ...

凛「...」

私はお経を唱えているお坊さんの前の棺桶をじっと
見つめていた

何故か不思議と涙は出ない
かなしいはずなのに
苦しいはずなのに

何故か涙が出ないのだ。

凛「...なんでだろう」ボソッ



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