サクラ「おーいナルトー」ナルト「螺旋丸^^」(145)

木の葉の里

サクラ「きゃぁぁぁぁああぁぁぁぁぁぉぁぁぉぁぁあ!!!」ドーン

ナルト「飛んだってばよ」

サクラ「げほっ、げほっ……な、何すんのよイキナリ…!!」

ナルト「螺旋丸^^」

サクラ「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」ドーン

ナルト「……」

ナルト「俺は火影になる」

ナルト「ごめんサクラちゃん。俺、もう行くってばよ」

サクラ「……げほっ……ま・ち・な・さ・い……!」フラフラ

ナルト「螺旋丸^^」

サクラ「ひゃぁぁぁぁぁ痛いってばぁぁぁぁ!!しゃーーーんなろぉぉぉ!!」ドーン

ナルト「うーん……俺、難しいことは分からねーけど……」

ナルト「俺は火影になる。じゃ、ばいばいサクラちゃん」ヒュッ

サクラ「ぐふっ……はぁはぁ……」フラフラ


カカシ「お、サクラ。何してるんだ、こんな所で」

サクラ「あ…カカシ先生……いや、ボロボロなんですけど……」

カカシ「そうか。程々にしとけよ」スタスタ

サクラ「ちょっ!?待って下さい!!」

カカシ「どうした」

サクラ「わ、私を火影の元へ連れていって下さい!!緊急事態です!」

カカシ「別にいいよ。じゃ、掴まれ」ガシッ

サクラ「ありがとうございます」

火影のトコ

綱手「ふむ…ナルトが忍術で暴力を振るった……そういうことか?」

サクラ「はい!!かなり本気の螺旋丸で!!しかも三発!!」

カカシ「ま、俺はいつかやると思ってたけどね」

綱手「ふむ……最近のナルトはかなり強い。火影の私よりも」

綱手「ナルトが暴れるとなると、かなり厄介だな。カカシ、任務を与える。ナルトを止めてこい」

カカシ「え?俺ですか」

綱手「おまえだ」

カカシ「ガイとかは?」

綱手「おまえだ。元々はお前の教え子だろう?」

カカシ「関係あるんですかそれ」

綱手「ある」

カカシ「」

綱手「行ってこい」



カカシ「くっ…ナルトを止めるなんて出来るわけないだろ…俺よりも強くなっちゃってるんだし……」

カカシ「とりあえず放っておくか」

ナルト「お。カカシ先生ー!!」

カカシ「げっ」

ナルト「なんだよー」

カカシ「いや……べ、別に……」

ナルト「俺、腹減ってるんだってばよ。ラーメンおごってくれ」

カカシ「……あー。ナルト。その前に話があるんだg」

ナルト「螺旋丸^^」

カカシ「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」ドーン

ナルト「つべこべ言わずに早くするってばよ」

カカシ「げほっ……すまん……おごる……おごるから……」

ナルト「腹が減っては戦は出来ないってばよ」

楽市にてラーメン食う二人


カカシ(……痛い……すごく痛い……)ヒリヒリ

ナルト「うめーってばよ」ズルズル

カカシ(力で止めるのは無理だ。説得するしかないな)

カカシ「ナルト。サクラを吹っ飛ばしたらしいじゃないか」

ナルト「おう!!」

カカシ「駄目だろ、そんなことしたら。螺旋丸はとても危険な忍術なんだ。仲間に使うなんて……」

ナルト「^^」

カカシ「あ、すまん………………」

ナルト「……カカシ先生。俺、別に傷付けたくてやってるワケじゃねーってばよ」

カカシ「えっ」

ナルト「俺は火影になる。そのためには、俺が里の中で1番強いことを証明しなくちゃならねーんだってばよ」



カカシ「ナルト…」

ナルト「だから、全部ぶっ飛ばす。俺の螺旋丸で」

カカシ「ナルト……お前はそんな風に火影になりたいのか!!皆を傷付けて!!」

ナルト「なりたいってばよ。ほい、螺旋丸^^」

カカシ「へやぁぁぁぁぁ!!せめて前置きしてくれ頼むぅぅぅ!!!」ドーン

ナルト「とりあえず、黙って話を聞くってばよ、カカシ先生」

カカシ「で、でもお前の言ってることはめちゃくちゃ……」

ナルト「^^」

カカシ「続けろ。お前の言いたいことを言え。俺は受け止める。それが……元教師である俺の役目だ」キリッ

ナルト「皆ぶっ飛ばして、火影になる。そして……」

ナルト「サスケを連れ戻ぉす!!」

カカシ「……」

カカシ「火影になる必要あるのか……」

ナルト「あるってばよ。その方がサスケを探しやすくなるはずだってばよ。だから全員ぶっ飛ばす」

カカシ(……こいつ……本当に危険だ)

カカシ(……覚悟、決めますかね。俺は……火の意志を受け継ぐ……)

カカシ(誇り高き木の葉の上忍なんだから……!!)

カカシ「……」キッ

カカシ「写輪g」

ナルト「螺旋丸^^」

カカシ「ちょ…」ドーン

ナルト「カカシ先生クリア。次は綱手のばーちゃんのトコだってばよ」

ナルト「ラーメン、うまかった!会計はそこでぶっ倒れてる忍者からで頼むってばよ!!」




ナルト「ふぃー…行くか」

シカマル「そこまでだぜ」ヒュッ

ナルト「シカマル……?」

シカマル「カカシ先生がやられたら俺でやれってよ。やりたくなかったんだけどよぉ……」

ナルト「へっ!!お前みたいなザコ忍者にやられねーってばよ!!」

シカマル「へぇ。低脳に負けるほど腕を落としたつもりもねーけどな、俺は」コキッコキッ

ナルト「……あ!?やるか!?」

シカマル「っと、ここじゃマズイ。ちょっとこっち来いよ」

ナルト「上等だってばよ!!」

シカマル「くくく……」

森の中

シカマル「……よし、ここなら誰と居ねーだろ」

ナルト「うぉぉぉぉ!!早くやるってばよ!!俺が1番強いんだ!!!」

シカマル「……あぁ。言っとくけど、お前はもう負けてるぜ」

シカマル「いわゆる……詰み将棋ってヤツだ」

ナルト「意味わかんねーってばよ!!来ないならこっちから……!!」

シカマル「起爆^^」シュッ

ナルト「え」

ドォォォォン…ガラガラ

ナルト「な…落とし穴!?……うわぁぁ!!!卑怯だってばよぉぉ!!!」

シカマル「ここは俺が罠を張り巡らせた場所だよバーカ。ノコノコ誘導されやがって^^」

「一生許さねぇからなぁぁぁ………ぁぁ……」

シカマル「ふぃー流石オレ。流石IQ200。ハンパねぇな」

シカマル「帰って計算ドリルでもやるかな。早く九九を覚えねーと」

「シカマルぅぅぅぅ……出せってばよぉぉぉ……ぉぉぉ……」


シカマル「起爆^^」シュッ

「……ぎゃぁぁぁ……ぁぁぁ……」

シカマル「埋めたて完了。今日は五の段から暗記しねーと」ヒュッ

「ちょ……シカマルぅぅぅ……行っちまったのかぁぁ……ぁぁぁ……」

ナルト「くっそ……何とかして出れねーのか」

ナルト「っ……螺旋丸^^;」ドン

ナルト「くそっ……意味ねぇ……でも、それでも……」

ナルト「螺旋丸^^;螺旋丸^^;螺旋丸^^;螺旋丸^^;螺旋丸^^;螺旋丸^^螺旋丸^^;螺旋丸^^;」ドンドンドン

ナルト「はぁ…はぁ…」フラッ

ナルト「螺旋丸^^;螺旋丸^^;螺旋丸^^;螺旋丸^^;螺旋丸^^;螺旋丸^^;螺旋丸^^;螺旋丸^^;螺旋丸^^;螺旋丸^^;螺旋丸^^;螺旋丸^^;螺旋丸^^;螺旋丸^^;」

ナルト「はぁ、はぁ…」

「小僧…力が欲しいか?」

ナルト「ん…?」

「お前は弱い…お前は弱い…九尾の力を使え……」

ナルト「ああ、九尾か。よし、行くぞ!!!!」

「えっ?あ、ああ。ほら」

ナルト「……おおお………」

ナルト「グルルル……力が湧いてくる……」

(自分のためとはいえ、こんなやつに力貸すの嫌だな……)

ナルト「わおーーーーん!!!!」ドンッ

(……)

ナルト「おらぁぁぁぁぁ!!!!」

「脱出したか……」

ナルト「このまま木の葉潰すってばよ……!!」

ナルト「わおーーーん!!!!」ダッ

「わおーんって言うのやめろ。狐なんだから、こんこんだ」

ナルト「こんこーーーん!!!!」

「よし、頑張れ」

ナルト「こんこぉぉぉんん!!!」

木の葉の里、火影のトコ

ガチャ

シカマル「ナルトつぶしてきました」

綱手「おお、ご苦労だった。もう今日は休んでいいぞ」

シカマル「あ、その前に九九教えてくんないスか」

綱手「え?」

シカマル「いや、5×5=25が意味わかんないんスよ。48にしか思えないんス」

綱手「ほぉ、奇遇だな。私も5+43=48だと思っているんだ」

シカマル「いや、かけ算の話です。足し算の話じゃないっス」

綱手「火影に逆らうのか?」

シカマル「すんません」

シカマル「んじゃ、サクラ。教えてくれよ」

サクラ「あ…ごめん。私、そういう人は無理なんだ……」タジタジ

シカマル「あ?告白したみたいな空気にすんなよ。かけ算だよかけ算」

綱手「何を言っている!!!足し算の話だろう!!かけ算なんて無くなってしまえ!!!!」

シカマル(……)

シカマル(……こんな人でも、火影を立派にやってる。いや、強引だからこそ、皆を引っ張っていけるのか……)

シカマル(ナルト……お前は案外、間違ってなかったのかもな……)

シカマル(……と、冷静に人を分析する。流石オレ。流石IQ200。バネェな)

ガチャ

カカシ「た…大変です……」フラフラ

綱手「カカシ、いいところにきた!!このバカに足し算の大切さを教えてやってくれないか!」

カカシ「そ、それどころじゃないんですよ……」フラフラ

綱手「足し算よりも大切な話じゃなかったら殴るぞ……!!」

カカシ「九尾が…いえ、ほぼ九尾になったナルトが木の葉に攻め込んできました……今、暴れ回ってます……!!」

綱手「拳っ!!!」

カカシ「ぐぅぅぅ!!!」ドーン

シカマル「マジすかカカシ先生!!確かにあいつは俺が封じ込めたはずなんスよ!!」

カカシ「げほっげほっ……詳しいは分からんが……未曾有の危機だ……!!」フラフラ

カカシ「このままだと……木の葉崩しが実現してしまう……っ!!」フラフラ

綱手「……よし、カカシ!!生き残っている上忍・中忍を根こそぎここへ招集しろ!!急げ!!」

カカシ「え……俺ですか…」フラフラ

綱手「おまえだ」

カカシ「いや、ボロボロなんですけど……」フラフラ

綱手「ナルトの元教師だろう?」

カカシ「関係あるんですかそれ」フラフラ

綱手「ある。早くいけ」

カカシ「」

綱手「シカマルは下忍達と一般市民の避難を呼びかけてくれ!!下忍レベルでは話にならん!!一緒に避難しろ!!」

シカマル「えっ、俺、中忍なんスけど。避難作業は下忍にまかせりゃ…」

綱手「5+43も出来ないやつは戦力にならん!!帰れ!!」

シカマル「出来ます!!」

綱手「帰れ!!!!!」

シカマル「……ここで冷静になるオレ。パネェな……」

シカマル「うっ、なんだよ……IQ200なんだぞぅ…?」グスッ

綱手「帰れ。早く作業に入れ」

シカマル「……もういい……じゃあな……ぐすっ……」バタンッ

綱手「やっと不愉快な二人が居なくなった。足し算と関係ない話ばかりしおって」

サクラ「あの…私はどうすれば?」

綱手「……」

綱手「……」

サクラ「……」

綱手「……///」

サクラ「どっ、どうしたんですか?」

綱手「さ、サクラ……実は私……!」

サクラ「……」

綱手「かけ算にも興味があるんだ……カカシ達が帰ってくるまで教えてくれないか……?///」

サクラ「……しょーがないですね。はい、まずは1の段から行きましょうか」

綱手「ああ…///」

木の葉の里

ナルト「ぱおーーーん!!!!」ドンドンドン

「いいぞ……もっと破壊しろ……!!」

ナルト「俺は火影になるってばよ!!俺は火影になるってばよ!!!」ドンドンドン

「くくく……これが求めていたもの……」

ナルト「おらぁぁぁぁぁ!!!俺が1番強いんだってばよぉぉぉぉぉ!!!」ドンドンドン




木の葉の里の広場

カカシ「はぁ…はぁ…」

綱手「おまえたち中忍・上忍を呼んだ理由は分かっていると思う!!」

綱手「ほぼ九尾と化した里でナルトが暴れ回っている!!お前達に止めてもらいたい!!」

ガイ「おおお!!燃えてきたー!!!」

リー「強敵に努力で勝つ!!!燃える展開ですねぇぐへへ!!!」

綱手「ここに集まった忍全員に命じる!」

綱手「殺してもかまわん!!!ナルトを止めろ!!!」

「おおーーー!!!!」

ザッザッザッ

ヒュッヒュツヒュッ

綱手「カカシも行け」

カカシ「……ぐすっ」ヒュッ


綱手「……おまえは行かないのか?サクラ」

サクラ「私は……ここですることがありますから」

綱手「……あり、がとう……///」

サクラ「5×5は!?」

綱手「48……///」

サクラ「25ですよ!!このメス豚っ!!」パシッ

綱手「あぁん……すまないサクラ…///」





ナルト「はぁ……はぁ……うぉぉぉんん!!!!」ドンドンドン

「……おっ。ザコが群がって来おったわ」

ナルト「……!」

カカシ「げほっげほっ……ナルト……お前なここで止める」

ナルト「爪^^」

カカシ「ぐはっ……もう無理……休むわ……」バタッ

ガイ「カカシぃぃぃぃ!!!!許さんぞ貴様ぁぁぁぁぁ!!!!」


ナルト「へへ……これで俺が火影になれるってことか……いくぜ、九尾」

「くくっ……やってしまえ」

ガイ「いくぞお前らぁぁーー!!!木の葉の平和を守るんだーー!!!」ヒュンッ

「おおーーー!!!!」ヒュンッ


ナルト「^^」

「表蓮華!!」
「裏蓮華!!」
「はっ!!はっ!!」
「ほいっ!!ほいっ!!」
「木遁!!」
「水遁!!」
「火遁!!」
「雷遁!!」
「ら……雷切……あ、チャクラ出ない……」

ドォォォォン

ナルト「……へへっ」

ナルト「いやー才能の無いヤツらが頑張るってばよ^^」

リー「き、効いてませんよ!!」

ネジ「しゃべってるヒマがあったら攻撃しろ!!はっ!!はっ!!」

テンテン「ネジの言う通りだよ!!油断したらやられる!!ほいっ!!ほいっ!!」

ナルト「…そろそろ、決めるってばよ」

ガイ「!…気をつけろ!何かしてk」


ナルト「こんこん^^こんこん^^こんこん^^こんこん^^こんこん^^こんこん^^こんこん^^こんこん^^こんこん^^こんこん^^こんこん^^こんこん^^こんこん^^こんこん^^」

ドォォォォォォォォン!!!!!


ネジ「ぐはっ……!チャクラの玉でごり押しだと……!!」

ナルト「こんこん^^こんこん^^こんこん^^こんこん^^こんこん^^こんこん^^こんこん^^こんこん^^こんこん^^こんこん^^こんこん^^こんこん^^こんこん^^こんこん^^こんこん^^こんこん^^こんこん^^」


ドォォォォォォォン!!!!!!!!

ガイ「」

リー「み、皆やられるなんて……情けな……っ……」バタッ


シーン

ナルト「…………俺が最強だってばよ」

ナルト「……あとは……綱手のばーちゃん倒して……おしまいだってばよ……」


ナルト「……」

ヒナタ「ナルト…くんっ……けほっ…」

ナルト「……!」

ナルト「まだ意識があるやつが居るなんて……こんk」

ヒナタ「わっ、待って!!ナルトくん!!」

ナルト「……こんk」

ヒナタ「ナルトくんは、こんなことで火影になってうれしいの!?」

ナルト「…あ?どういう意味だってばよ?」

ヒナタ(……!……まだ完全に九尾にとらわれたワケじゃない……!)

ナルト「おい、ヒナタ」

ナルト「おしおきが必要だってばよ!!」ムンズッ

ヒナタ「ひゃっ!?///」

ナルト「こんなに大きく成長しやがって…忍術はおろそかにして別の修行をしてたに違いないってばよ!!」モミュモミュ

ヒナタ「ふあっ…ナルトくん、やめ…///」

ナルト「今まで一人で修業してたんだろ?今から俺が稽古をつけてやるってばよ!!」

ヒナタ「い、今の力……九尾の力を借りたんでしょ……?」

ナルト「だったら何だってばよ」

ヒナタ「じゃあ、このまま火影になっても……それは、ナルトくんの力じゃなくて……九尾の力だよ……」

ナルト「……!」

ヒナタ「私は……自分の力で進んでいくナルトくんが好きなの。絶対に諦めなくて、まっすぐ自分の道を進むナルトくんが……」

ナルト「ひ、ヒナタ……」

ヒナタ「だから……お願い、止まって!!九尾なんかに負けないで、ナルトくん!!!」

ナルト「お、おれ……おれは……」

「おい、小僧。惑わされるな。火影を諦めたいのか?大チャンスなんだぞ?」

ナルト「ぐっ……」

ヒナタ「ナルトくん!!!私は、ナルトくんが大好き!!元のナルトくんが!!!」

ヒナタ「九尾の力を借りるなんて卑怯だよ!!そう思うでしょ!?」

ナルト「ぐっ……ぞっ……」ギリギリ

「おい、小僧!惑わされるな!木の葉の思うツボだ!」

ヒナタ「ナルトくん!!!」

ナルト「……はぁ、はぁ……俺は……九尾なんかに頼らねぇ……」

「お、おい…?」

ナルト「俺は、俺自身の力で火影になるんだ……」

「おい、やめろ!!こんこん!!こんこん!!こんこん!!こんこん!!」

ナルト「……九尾は引っ込んでろってばよ!!」

「ぐっ……うわぁぁ!!また封印されるのか!?出れると思ったのにぃぃ!!」

ナルト「……はぁ、はぁ……」

ヒナタ「な、ナルトくん…?」

ナルト「……すまねぇ。俺、どうかしちまってたみたいだってばよ……」

ヒナタ「ナルトくん…元に戻っんだ……」

ナルト「……心配、かけちまったってばよ」

ヒナタ「……ううん!元に戻ってくれて良かった!」

ナルト「……ありがとうな、ヒナタ」

ヒナタ「……ううん……本当に私は何もしてないから……///」

ナルト「まっすぐ、自分の忍道は曲げねぇ。それがうずまきナルトの生き様だってばよ!」

ヒナタ「ナルトくん…///」


ナルト「……俺は……俺自身の力で火影になる」

ヒナタ「うん、頑張って……///」

ヒナタ「……あのね、ナルトくん。一つ、お願いがあるんだけど……」

ナルト「ん?何だってばよ?」

ヒナタ「キス……して、欲しいな……なんて……」

ナルト「え?」

ヒナタ「ごっ、ごごごごめん!わっ、わわわ忘れて!?」

ナルト「別にキスぐらいかまわないってばよ」

ヒナタ「…え」

ナルト「ほら、ヒナタ…」ズイッ

ヒナタ「え、ええ…!?本当にしちゃうの……!?///」

ナルト「……」

ヒナタ「……///」

ナルト「ヒナタ…」

ヒナタ(うぅ……ナルトくんの顔が近づいてくるよぉ……!!)

ナルト「……」

ヒナタ「……///」ドキドキ













ナルト「螺旋丸^^」

ヒナタ「ほえええぇぇぇぇぇ!?!?」ドーン

ナルト「よく飛ぶってばよー」

ヒナタ「けほっ、けほっ、けほっ、けほっ」

ナルト「もう九尾の力は借りねぇ。俺の忍術で全員ぶっ倒す!!」

ヒナタ「いや、そういうこと言いたかったんじゃないんだけど……けほっ」

ナルト「螺旋丸^^」

ヒナタ「ふにゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」ドーン

ナルト「つべこべ言うなってばよ」

ナルト「九尾の力を借りないんだからいいんだってばよ」

ヒナタ「そ……んなの……まち……がってるよ……」

ナルト「螺旋丸^^」

ヒナタ「はわわわぁぁぁ!!!!」ドーン

ナルト「……」

ナルト「……まっすぐ、自分の言ったことは曲げねぇ……」

ナルト「それがうずまきナルトの生き様だってばよ」

ナルト「綱手のばーちゃんを探さねーとな……」ヒュッ

広場

綱手「……にしても、あいつら遅いですねぇサクラしゃまぁぁ……///」

サクラ「向こうのことは気にしないでいいの。はい、5+43は!?」

綱手「25……///」

サクラ「48よ!!このっ、このっ!!」パシーンパシーン

綱手「あああチャクラを帯びた手で殴られ
ると興奮しちゃうよぉぉ……///」

サクラ「ふふ…どう?火影の自分よりも身分の低い者に逆らうことの出来ない気分は?」

綱手「うれしいでしゅ……///」

サクラ「とんだ変態ねっ。メス豚っ!!メス豚っ!!メス豚っ!!」パシーンパシーン

綱手「ふぁぁぁ……///」



ナルト「見つけたってばよー」ヒュッ

サクラ「…げっ、ナルト」

ナルト「お楽しみ中すまねってばよ」

綱手「ナルトじゃないか。お楽しみ中とは何のことだ?」サッ

ナルト「SMプレイのことだけど」

綱手「…ふっ。私とサクラが?ばかばかしい。私が中忍ごとk」

パシーン

綱手「はふぅぅん……///」

サクラ「中忍ごときと…って言おうとしたわね?メス豚のくせにっ」パシーン

綱手「はぁん……ごめ、ごめんなさぃ……///」

ナルト「こりゃヒデーってばよ」

綱手「っ…ごほん。で、ナルt」

パシーン

綱手「ふぅん…///」

サクラ「ナルト…火影の首を取りに来たってワケ?」

ナルト「そうだってばよ。それで、俺が火影になる!ヒナタとも約束してきたんだってばよ^^」

サクラ「……あいにく、綱手はもう私のオモチャなの。渡さないわよ」

ナルト「……なら、力づくだってばよ」

サクラ「……しゃーんなろーー!!!!!!!!!!!!!!!」ダッ

ナルト「……へへっ……スキだらけだってばよ」

ナルト「螺旋丸^^」

サクラ「ほんぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぉぁぁ!!!」ドーン

ナルト「サクラちゃんは良い声で鳴くってばよ」

ナルト「最後だ……全力で行くってばよ!!!!」

サクラ「しゃ……しゃんな……」フラフラ

ナルト「螺旋丸^^螺旋丸^^螺旋丸^^螺旋丸^^螺旋丸^^螺旋丸^^螺旋丸^^螺旋丸^^螺旋丸^^螺旋丸^^螺旋丸^^螺旋丸^^螺旋丸^^螺旋丸^^」

サクラ「…しゃ…ん…な……」

ナルト「風遁螺旋手裏剣^^風遁螺旋手裏剣^^風遁螺旋手裏剣^^風遁螺旋手裏剣^^風遁螺旋手裏剣^^風遁螺旋手裏剣^^風遁螺旋手裏剣^^風遁螺旋手裏剣^^」


「」


ナルト「……」

ナルト「肉の一片も残さず消したってばよ^^」

綱手「」

ナルト「へへっ……」チラッ

綱手「…っ」ガクガク

ナルト「……綱手のばーちゃん。激しいSMプレイしてやるってばよ…」

綱手「や、やめろ…」

ナルト「多重影分身の術!」

ボボボボボボボン

綱手「な、何を…」

ナルトたち「おらー!!!!」

綱手「う、うわぁぁぁぁ!!!」

バキッドゴッゲシッバキッボコッガンッドカバキドカバキ

綱手「ぐ……ふぅ……」

ナルト「……はぁぁぁ……」シューン

ナルト「大玉螺旋丸^^」

綱手「…っ…」ドーン

綱手「」

ナルト「……!」

ナルト「俺が……火影だってばよ……!」

ナルト「…っしゃぁぁぉぁ!!!!」

ナルト「俺が火影だってばよ!!俺が火影!!!」

ナルト「みんな言うこと聞くんだってばよ!!サスケの情報を集めてこいっではよ!!!」

ナルト「ははは!!!!気分いいってばよー!!!!」

ナルト「誰か!!!お茶とラーメン持ってくるってばよー!!!」

ナルト「……」

ナルト「ははははは!!!!!」ケラケラ

木の葉丸「……」ヒュッ

ナルト「お、木の葉丸!!聞いてくれ!!俺、火影になったんだってばよ!!」

木の葉丸「……俺ら、他のところ行くから」

ナルト「…え、どういうことだってばよ」

木の葉丸「僕ら下忍と一般市民は…シカマル兄ちゃんをリーダーにして、他の場所で里を復興させるんだ!」

ナルト「おい、待てよ。俺がリーダーだってばよ」

木の葉丸「…ばいばい。ここで勝手にやっててよ」ヒュッ

ナルト「……………お、おい………行っちまった………」

ナルト「……」

俺はいつのまにか一人ぼっち

どうしてこうなったんだ

俺のせいじゃねぇ

俺はまっすぐ道を進んだだけだ

なんで。なんで誰よりも強くなって火影になって皆に認められたはずなのに

昔みたいに一人になるんだってばよ

また、昔の

俺の中の九尾のせいで一人ぼっちだった時に戻っちまう

そんなの、嫌だってばよ

ナルト「……」トボトボ

ナルト「……俺、全部壊しちまったな……」

ナルト「……はは、楽市も潰れちまってるから……ラーメンも食えねぇってばよ」

ナルト「…」

ナルト「うっ……ひぐっ……」ポロポロ

ナルト「くそっ……なんで……なんでっ……っ……」ポロポロ

ヒナタ「…ナルトくん?」

ナルト「ひ、ヒナタ…?」ゴシゴシ

ヒナタ「……」

ナルト「へへ…迎えに来てくれたのか?またキスするか?」

ヒナタ「……サイテーだよ」

ナルト「えっ」

ヒナタ「じゃ、私はこれからシカマル君と協力して頑張るね。ついてこないでね?」

ナルト「……へっ、こっちから願い下げだってばよザコ忍者ども!」

ヒナタ「……」ヒュッ

ナルト「……」

ナルト「……なんか、違うよなぁ……」

ナルト「俺は……火影になりたかったんじゃねぇ……」

ナルト「火影になって……皆に、認められたかったのに…」

ナルト「…………殺したら……認められるもクソもねーってばよ……」

ナルト「……」

ナルト「どっから間違えたんだってばよ……」

ナルト「……」

ナルト「……」

ナルト「……はぁ……」

ナルト「…………」


「おい、ナルト」

ナルト「…?」

サスケ「おい、ナルト…」

ナルト「…さ、サスケ…?」

サスケ「……これはどうなってる?」

ナルト「……サスケぇ……こういう時……来てくれるんだな……」ポロポロ

サスケ「早く答えろ。殺すぞ」シャン

ナルト「……!」

ナルト「へへ…俺が潰しちまった。全部……」

サスケ「……お前が、木の葉崩し…?」

ナルト「…ああ」

サスケ「……俺も、木の葉崩しのために来たんだがな……無駄足だったのか」

ナルト「……」

サスケ「じゃあな」

ナルト「!?」

ナルト「ま、待て!?もう帰っちまうのか!?」

サスケ「お前に会うために来たんじゃない。木の葉が潰れてるなら、もう用はない」

ナルト「・・・・・・・・・・・」

サスケ「じゃあな」

ナルト「……お前がどうしても行くってんなら……」

ナルト「力づくで止める!!!」

サスケ「……お前に俺は倒せない」

ナルト「うっせぇぇぇぇ!!!!」

サスケ「千鳥」

ナルト「おわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」ドーン

サスケ「…ふん。この程度か、ナルト」

サスケ「ナルト…弱いな」

ナルト「はぁっ、はぁっ…」

サスケ「たった一発でこうなるなんてな」

ナルト「く…そっ…!」

サスケ「……じゃあな」ヒュッ

ナルト「……絶対……」

ナルト「絶対に強くなって……取り戻す」

ナルト「一人はさみしいってばよ…」

三年後

サスケ「…ナルト」

ナルト「螺旋丸^^」

サスケ「はふぅん……///」

ナルト「700+10は!?」

サスケ「48……///」

ナルト「……」

ナルト「710だってばの」パシーン

サスケ「はふぅん……///」





サスケはふぅんEND

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