幼女「もうすぐ♪楽しい♪クリスマス♪」
男「はぁ……。また今年もクリスマスがやってくるのか……」
男「……」
男「彼女……作りたいなあ」
男「……しゃあなし。外に出ないと出会いはないからな」
男「支度するかぁ」
男「ううっ……。さっむう……」
男「雪かきしないとなぁ」
男「……はぁ」
男「……彼女……」
男「……つくりたいなぁ。切実に」
幼女「……かのじょ、ほしいの?」
男「……うん?」
男「えっと……誰?」
幼女「女の子」
男「見れば分かるよ。……えっと、お友達と遊んでるの?」
幼女「?」
男「……うーん。お母さんとかお父さんは?」
幼女「おそらのうえ」
男「…………」
男(……なんか、まずいこと訊いちゃったかな)
>>7ネルフ司令官「今から本スレの指揮権は君に移った
お手並みを見せてもらおう」
幼女「あなたはここでなにしてるの?」
男「……恋人探し」
幼女「……へー」
男「……じゃあね」
幼女「えー」
男「え?」
幼女「さむいの」
男「う、うん」
幼女「……」
男「……」
幼女「……さむいのー」
男「…………あがる?」
男「どうぞどうぞ。あんまり広くないけど」
幼女「おじゃましますっ」
知らないおじさんについていっちゃいけません
男(にしても、空の上ってことは……その……)
男(……どうやって生活してるんだろ)
幼女「? どうしたの?」
男「あっ、いや……。そうだな。なにか食べる?」
幼女「ううん」
男「……でも、お腹すいてない?」
幼女「だいじょうぶ」
男「……うーん」
男「ひ、一人でいたの?」
幼女「うん」
男「……なして?」
幼女「なんでだろ」
男「……」
幼女「……」
男「そ、その服、かわいいね」
幼女「……ほんと? うれしいな」
男「白いふわふわがいっぱい」
幼女「うん。これお気に入りなの」
男「へえ」
幼女「……」
男「……」
男(間がもたない……)
男「え、えっと……」
幼女「なまえ、なんていうの?」
男「……俺の?」
幼女「うんっ」
男「男……です」
幼女「男さんかぁ」
男「うん」
幼女「ふふっ」
男「?」
男「君の名前は?」
幼女「幼女」
男「幼女ちゃん……ね」
幼女「うん」
男「…………寒くない?」
幼女「うん。こたつ、あったかい」
男「そっか」
男「そうだ。みかんあるけど」
幼女「みかん」
男「食べる?」
幼女「うんっ」
男「ん。取ってくるね」
幼女「いってらっしゃい」
男「寒い寒い……」
幼女「おかえり?」
男「はい。どうぞ」
幼女「ありがと!」
男「やっぱりこたつにみかんは最強だよなぁ」
幼女「むきむき」
男「どう。美味しい?」
幼女「うん。すごくあまい」
男「じゃあ俺も……。もぐもぐ……んっ」
幼女「もぐもぐ」
男「……すっぱい」
幼女「あたりだねー」
男「ハズレだよ」
幼女「はふー」
男「平らげたねー」
幼女「おいしかった」
男「うん」
幼女「……」
男「……」
男「……幼女ちゃん」
幼女「んー?」
男「……暗くなる前に帰ろっか?」
男(……でも。はたして帰る場所とやらがあるのかどうか……)
幼女「……やだ」
男「え?」
幼女「ここにいたい」
男「……うーん。でも」
幼女「ここにいたいの」
男「……」
幼女「それに、もうすぐクリスマスだよ」
男「うん」
幼女「かのじょ。ほしいっていってたよね?」
男「……ま、まあ」
幼女「わたしがなる」
男「…………い、いや。そうは言っても……」
幼女「クリスマス。いつもさみしいの」
男「……」
幼女「きょねんも。そのまえも」
男「……うーん」
幼女「あさってがクリスマスだったっけ?」
男「んー……。うん。そうだね」
幼女「いっしょにすごそ。ね? おねがい」
男「……お家の人は?」
幼女「おそらのうえ。だよ」
男「…………その……、死んじゃった、の?」
幼女「……んー……。しんでない。とおもう」
男「え?」
幼女「しんでないよ」
男「……えー?」
男「……つまり?」
幼女「うん?」
男「どういうこと?」
幼女「どういうことでしょう」
男「分かんない」
男「よく状況を理解できてないけど……。クリスマス。一緒に過ごせばいいの?」
幼女「……うん。できればだけどね」
男「お家の人、心配しない?」
幼女「うん。だいじょうぶ」
男「……んー……、まあ、いっか」
幼女「ん」
男「いいよ。彼女じゃないけど、一緒に過ごす人ができて嬉しい」
幼女「うんっ。わたしも!」
幼女「ね。ね」
男「ん?」
幼女「そっちいっていい?」
男「ん。いいけど」
幼女「やたっ」
男「?」
幼女「……えーと。じゃあ、しつれいしまーす」
男「どうもー」
幼女「えへへ。あったかいね」
男「う、うん」
幼女「♪」
男(……かわいいな)
男「……」
幼女「……男さんっ」
男「うん?」
幼女「えーとー……。なでてくださいっ」
男「? なでなで」
幼女「うぁあー……」
男(すっごい幸せそうな顔)
男(かわいいなあ)
男「……」
幼女「……」
男「……」
幼女「……」
男「……えっと、そろそろいいかな? 手つかれてきた」
幼女「……」
男「……幼女ちゃん?」
幼女「すー……」
男「……」
男「……まあ、こたつの魔力には勝てないか」
男「……」
男「いやしかし、どこから来たんだろ」
男「……髪の毛さらっさらだし」
幼女「んっ……」
男「……うぁ」
男(……あー、足しびれてきた……)
男「……」
男「ちょ、ちょっと……、いや、起こすわけには……」
男(よ、よし。いったん床に寝かせて……)
幼女「……っ」
男「んっ……?」
幼女「…………どこ……いくの……?」
男「……あ、足がしびれただけ。起こしてごめんね」
幼女「んうー……」
――
幼女「え、えっと。ごめんなさい。ねちゃってました」
男「いやいや。大丈夫大丈夫」
幼女「なんか……。あったかくてあんしんして、すごくきもちよかったんです」
男「……あー。分かるかも」
幼女「うんうん」
男「……あ、よだれ」
幼女「えっ」
男「どれ……」
幼女「んっ」
こっちのスレとはだいぶ違うな
>>59
かわいい幼女になんてことを
男「痒くない?」
幼女「うんっ」
男「そっか」
幼女「男さん。やさしいね」
男「優しい人止まりなんだけどね」
幼女「?」
男「そのうちわかるよ」
男「外 真っ暗だねー」
幼女「ねー」
男「……ん。そろそろお米とごうかな」
幼女「ごはん?」
男「うん。食べたいものとかある?」
幼女「んー……。なんでも!」
――
幼女「てつだう?」
男「ん?」
幼女「てつだいたい」
男「いや。ここ届かないでしょ」
幼女「……とどく」
男「……よし。じゃあ、最初に手あらってー」
幼女「よ、よーし」
幼女「~~!」
男「……」
幼女「……はぁ、はぁ……」
男「……どうする?」
幼女「ま、まだがんばる」
男「おう」
幼女「よーし、せーのっ」
幼女「~~~~!」
男「……ぷぷ」
男「ギブ?」
幼女「……ぎぶ」
男「はは」
幼女「うぅ……」
男「テレビでも見てなよ」
幼女「……テレビより、こっちみたい」
男「……別にいいけど。つまんないよ?」
幼女「だいじょうぶ」
男「……」
幼女「……」
男「……」
幼女「……」
男「……」
幼女「……男さん」
男「ん」
幼女「……ひまー」
男「……もうちょっと待ってー」
男「よし終わった」
幼女「!」
男「あと2時間くらいしたらご飯かな」
幼女「うん!」
男「あんまり期待しないでね?」
幼女「おいしそう」
男「……はは」
男「ご飯炊ける前にお風呂はいっちゃおうな」
幼女「おふろ」
男「うん。……あ」
幼女「?」
男「着替え……」
幼女「……あー」
男「……俺のワイシャツでいい?」
幼女「ぜひ」
男「ん。じゃあお湯わかしてくる」
幼女「おぉ」
男「お?」
幼女「おゆがどんどんたまってく」
男「うん」
幼女「いっしょにはいるの?」
男「んー……。幼女ちゃん一人で入れる?」
幼女「ううん」
男「じゃ、一緒に入ろっか」
幼女「うんっ」
――
男「お湯 溜まったよー」
幼女「はーい」
男「あ」
幼女「い」
男「そういえばさ。幼女ちゃんの服、洗濯しちゃっていいのかな……?」
幼女「んー?」
男「……やめとこ。なんか怖い」
男「ばんざーい」
幼女「んー……っ」
男「ここ置いとくからね」
幼女「はいっ」
男「……えーと……。下は自分で脱げる?」
幼女「えっと……。ころぶかも」
男「んー……。じゃあ一回すわって?」
幼女「ん」
男「よし」
幼女「……えへへ。なんかはずかしい……」
男「……ははは」
幼女「男さんはぬがないの?」
男「今脱ぐ。先に行っててー」
幼女「はーい」
――
男「ふぃー、さっぱりさっぱり」
幼女「ほかほか」
男「だね」
幼女「おべんとうみたい」
男「だ、だねー」
男「……んじゃ、頭拭くから後ろ向いてー」
幼女「はーい」
男「わしゃわしゃわしゃー」
幼女「んんんー……」
幼女「つぎわたしがやる」
男「ん?」
幼女「しゃがんで?」
男「うい」
幼女「……よいしょ。んしょ、んしょ……」
男「……」
男(あれ……? 今すごい幸せじゃないか?)
疲れた休憩
あとは頼んだ
燃料補給ただいま
男「えーと。ワイシャツワイシャツ……」
幼女「……」
男「というか、風邪ひいちゃうかもなぁ」
幼女「んー……」
男「あったかくして寝ないと」
男「あったあった」
幼女「おー」
男「んーと……、もうちょい近く寄って」
幼女「こう?」
男「うん。……よし。いいかも」
乗っかったからには完結させたいんだ
幼女「男さんのにおいがする」
男「臭いか?」
幼女「ううん。いいにおい」
男「まじか」
幼女「まじです」
――
幼女「ごはんできた?」
男「うん。ほうれん草とベーコン炒めたやつ」
幼女「おー」
男「小さい皿……これしかないけど、いい?」
幼女「うん!」
男「いただきます」
幼女「いただきまーす」
男「……もぐもぐ」
幼女「あむ……」
幼女「ん。おいしい」
男「よかったよかった」
幼女「もぐもぐ」
幼女「男さん男さん」
男「ん?」
幼女「……あーん」
男「……あ、あー……む」
幼女「…………ぅー」
男(……て、照れるならやらなきゃいいのに)
男「お返し。……あーん」
幼女「……あーんっ」
男「……」
幼女「……」
男「……」
幼女「な、なんだか」
男「ん?」
幼女「こいびと……みたい」
男「……あー……」
男「ごちそうさまー」
幼女「ごちそうさまっ」
男「お皿は置いといていいよー。洗っておくから」
男「~♪」
幼女「……」
幼女「……こ、こんどこそ。てつだいます」
男「……えっと。届かないのに?」
幼女「……だっこ」
男「……お、おう」
男「軽いねー」
幼女「んっ……、そ、そうかな……?」
男「うん」
幼女「……」
男「……」
幼女「……うう、いがいとむずかしい」
男「気を付けてね」
幼女「……んー……」
幼女「できたー!」
男「おー!」
幼女「ね、わたし、男さんのやくにたてた?」
男「うんうん。すごく助かった。ありがとね」
幼女「えへへ……」
男「えらいえらい」
――
『次のご当地グルメは……』
男「……ほえー、美味そう」
幼女「…………ふあぁ……」
男「……眠たい?」
幼女「……ん……ねむたい……」
男「よし。じゃあ歯みがいて寝る準備しよっか」
幼女「はーい」
男「……ごめん。よく考えたら俺の歯ブラシしか無いや」
幼女「んー……いいよ?」
男「甘い歯磨き粉も無いんだ」
幼女「……だいじょうぶ」
男「ごめんなー。明日買おうな」
男「あい。ぺってして」
幼女「んー……ぺっ」
男「んで、口をゆすぐ。お水……はい」
幼女「ぶくぶく……」
男「俺のベッドで申し訳ないんだけど……、ここで寝てね」
幼女「くんくん……」
男「……」
幼女「これも男さんのにおい」
男「……う、うん」
幼女「あんしんするー」
男「……」
男「じゃ、おやすみなさい」
幼女「……えっ」
男「ん?」
幼女「…………ひとりじゃこわい」
男「……」
幼女「……」
男「……いっしょに寝よっか?」
幼女「うんっ」
幼女「ぎゅー」
男(子どもって体温高いんだなぁ)
幼女「男さん男さん」
男「んー?」
幼女「……んーん。なんでもない」
男「……」
男(出逢って数時間なのに、すっかり懐かれたなあ)
男(悪い気はしないからいいんだけど)
男「……ほら。おやすみ」
幼女「おやすみなさーい」
幼女「すー……」
男「寝るの早いな」
幼女「……むにゃ」
男「……さってと。俺も寝る準備しよっかな」
幼女「……んー」
男「はい。手 離してねー」
・
・
・
男「ううっ、さむ……」
男「お邪魔しまーす……」
幼女「……すぅ」
男「……あったけー。なんだこれ……」
幼女「……ん……」
男「……」
幼女「すー……」
男「おやすみ。幼女ちゃん」
幼女「すー……」
――
幼女「……んん」
幼女「……」
幼女「……あれ、男さん……?」
幼女「いない」
幼女「こたつのところかな」
幼女「男さーん」
男『お、起きたのかー?』
幼女「なにやってるのー?」
男『朝ごはん作ってるのー』
幼女「……」
幼女「あさごはん」
男「白飯とお味噌汁ですね」
幼女「にほんじんだね」
男「うん」
幼女「……せーのでいただきますしよ?」
男「ん? おっけー」
幼女「じゃあ……。せーのっ」
男 幼女「「いただきます」」
男「味噌汁は熱いから気をつけろよ?」
幼女「うんっ」
男「もぐもぐ」
幼女「もぐもぐ……」
男「とうとう明日だなぁ」
幼女「クリスマス」
男「うん」
幼女「たのしみ」
男「ちょっと豪華なご飯にしよっか?」
幼女「あした?」
男「うん」
幼女「んー……。どっちでも」
男「……そういえばさ」
幼女「?」
男「そんな格好で寒くないの?」
幼女「さむくないよー」
男「……まじで?」
幼女「うん」
男「ごちそうさまー」
幼女「ごちそうさまっ」
男「……そうだ。元々の服 着ないの?」
幼女「んー……。これがいいの」
男「……本当に寒くないならいいんだけどさ」
幼女「へへ」
『明日は雪が降り、ホワイトクリスマスになるでしょう――』
男「ホワイトクリスマスだって」
幼女「うん」
男「なんかロマンティックだねー」
幼女「だねー」
幼女「こたつこたつ」
男「ん」
幼女「あったかい……」
男「ダメ人間になるぞー……」
幼女「ふふ」
男「……」
幼女「……」
男「失礼します……」
幼女「いらっしゃいませー」
男「俺もうダメ人間でいいかも」
幼女「わたしも」
男「……ダメ人間だから彼女できねえのかねー」
幼女「……ん」
男「ん?」
幼女「わたしは?」
男「……幼女ちゃんは……なんていうか、妹みたいな感じ」
男「……」
幼女「……」
男「……」
幼女「……」
男「……だらけてちゃダメだよな」
幼女「……男さん」
男「ん」
幼女「わたし。男さんのことすきだよ?」
男「……んー」
男「なんかあっさりだな」
幼女「……うん」
男「……」
幼女「男さん」
男「ん」
幼女「もうちょっと、ちかく」
男「うん」
男「ぎゅーって?」
幼女「……だめ?」
男「いや、いいけど」
幼女「んぁ……」
男「ぎゅー……。こんな感じでいい?」
幼女「ん……。もっと……」
男「おう」
幼女「……」
男「……?」
幼女「……ちゅーしたい」
男「……それ本気……?」
幼女「……うん」
男「…………んー。ダメ」
幼女「……え」
男「明日までおあずけ」
幼女「……むぅ」
ちょっと休憩
幼女「……でも、それって」
男「……」
幼女「りょうおもい?」
男「……どうだろう?」
幼女「?」
男「……よし。明日の食材 買いに行こっか!」
幼女「! おー!」
男「その服あったかそう」
幼女「ふわふわ」
男「うん」
幼女「きてみる?」
男「……冗談きつい」
幼女「えへへ」
男「滑るからね。気を付けて」
幼女「……て」
男「て?」
幼女「て、つなぎたい」
男「ああ、手ね。いいよ」
幼女「やったっ」
男(身長の関係で前かがみになっちゃったな……)
男「……」
幼女「♪」
男「ご機嫌だねー」
幼女「うんっ!」
男「……」
男(かわいいなあ)
――
男「おお。クリスマス一色」
幼女「すごい」
男「えーと……まずは……、飲み物かな」
幼女「ん」
男「なに飲みたい?」
幼女「えーと……なんでも!」
男(一番困るんだよなそれ)
男(まあいいか)
・
・
・
男「あとはー……」
男「…………ん?」
男「……あれ、」
男「どこ行った……!?」
男「……子どもの行きそうなところ……ったら」
男「お菓子売り場……とかかな」
男「うし。急いで向かおうっ」
男「幼女ちゃーん……、おーい」
男「いたら返事……」
男「……はぁ」
男「……ここじゃないのかなぁ」
男「……うーん」
男「仕方が無い。しらみ潰しに探すしかないか……」
・
・
・
男「……幼女ちゃーん……」
男「……俺が迷子みたいな気がしてきた」
ID変わったな
とりあえず書き続けるよ
男「……迷子のお知らせ流してもらおうかな」
男「……」
男「……いや、もうちょい探そう」
男「……」
男「……氷菓子売り場……」
男「……」
男「……」
幼女「……」
男「……」
幼女「……えっと」
男「……」
幼女「……」
男「……こっち来い」
幼女「……ぅぅ」
男「……なんでちゃんと着いてこなかったの?」
幼女「…………つ、つめたいところあったから……」
男「……アイス?」
幼女「……」
男「……」
幼女「…………」
男「この……!」
幼女「ひっ……」
男「……すっ……ごく心配したんだぞ……!」
幼女「ん、え……?」
男「目を離した俺も悪かった……と思う」
幼女「……え、え」
男「ごめん……」
幼女「……うぅ、えっぐ…………」
男「ごめん。ごめんな」
幼女「ちっ、ちがうの。うぐ、これは、わたしがわるくて……!」
男「……」
幼女「うっ、うぇえええん……」
男「……」
幼女「も、もう。ぜったいにまいごにならないからっ」
男「うん。俺もお前から目を離さない」
幼女「だから、だからぁ……」
男「うん……」
幼女「おとこさぁぁああ……ん……」
男「……」
――
男「……ったく。あのとき本当に焦ったんだからな」
幼女「……うん……」
男「でも、まあ見つかってよかった」
幼女「……」
男「……」
幼女「……すぅ……」
男「……泣き疲れちゃったか」
男(透き通るような白い肌)
男(白いふわふわの服)
男(白いひらひらのスカート)
男(あとは……、白のニーソ?)
男(……よくもまあ、白尽くしで……)
――――
男「……せーの」
幼女「めりーくりすまーす!」
男「いえーい!」
幼女「……」
男「……」
幼女「……二人だと寂しいね」
男「俺は二人の方がいいけどな」
男「ほらほら。肉でもなんでも食べていいよー」
幼女「こんなにたべれるかな?」
男「いけるいける。たらふく食べろっ」
幼女「うんっ」
男「じゃ、いただきまーす」
幼女「いただきますっ」
幼女「もぐもぐもぐ……」
男「どう?」
幼女「おいしいっ」
男「うんうん」
幼女「男さん男さん」
男「んー?」
幼女「はい、あーん」
男「……あーん」
幼女「えへへー」
男「えへへー……?」
幼女「わたしね。すごくしあわせだよ」
男「……うんっ」
男「こんな楽しいクリスマス、始めてだよ」
幼女「ほんと?」
男「うん。ありがとなー」
幼女「いえいえー」
男「幼女ちゃんは?」
幼女「……わたしも。いちばんたのしいっ」
男「そっかそっか」
――
幼女「ふー……」
男「ごちそうさま」
幼女「ごちそうさまー……」
男「お腹いっぱい?」
幼女「うん。おなかぱんぱん」
男「いっぱい食べたからねー」
幼女「たらふくたらふく」
男「……ケーキもあるんだけど」
幼女「……ケーキ……」
男「食べれそう?」
幼女「……ちょっとだけなら?」
男「大丈夫?」
幼女「たぶん」
男「……じゃ、持ってくる」
幼女「はーい」
男「イチゴって最後までとっておく?」
幼女「んー……。さいごまでとっておくよ? 男さんは?」
男「俺は最初に食べちゃうかな……。はは」
幼女「えへへ」
男「……」
幼女「……」
男「…………ふぅ。半分残すわ。流石にきつい」
幼女「ん……。わたしもー」
男「……ほっぺにクリーム付いてるぞ?」
幼女「えっ?」
男「ちゅ」
幼女「っ!」
男「ごっつあんでした」
幼女「ちょ、お、男さんっ」
男「うん?」
幼女「なんかずるい!」
男「へへ。さーせん」
幼女「……」
男「……」
幼女「男さん。わたし、おあずけされたままです」
男「……あー、そういえば」
幼女「……」
男「……」
幼女「……」
男「目つむって」
幼女「……ん……」
男「……いくぞ」
幼女「……」
男「ちゅ……、ちゅっ」
幼女「んふ、んんー……」
男「……ぷはっ」
幼女「……はふぅ」
男「……イチゴの味した」
幼女「クリームのあじしました」
男「……へへ」
幼女「えへへ……」
男「……満足した?」
幼女「うんっ」
男「そっか。よかったよかった」
男「……」
幼女「……」
男「……」
幼女「…………ふわぁ」
男「……寝る準備しよっか」
幼女「……うんー」
兄「はい。歯ブラシ」
幼女「ありがとー」
兄「その歯ブラシ可愛いな。キャラ物」
幼女「うん」
兄「あーとーはー……。はい。歯磨き粉な」
幼女「♪」
俺>>1じゃないです ハッピーエンドです多分
男「天気予報通りだったな。雪」
幼女「ねー」
男「寒くない?」
幼女「くっついてるからあったかい」
男「俺もあったかい」
幼女「…………ねるね」
男「ん。おやすみ……」
幼女「……あのね」
男「ん?」
幼女「らいねんも。またくるからね」
男「……うん」
幼女「ぜったいにいくから。まっててね」
男「うん。待ってる」
幼女「……じゃあ」
男「……うん」
幼女「おやすみなさい。またね」
男「おやすみ。……また今度」
…………………………
……………………
………………
…………
……
男「ふあぁ……」
男「うう。さむい……」
男「……朝ごはん代わりに昨日のケーキ食べるか」
男「…………」
男「いまさら間接キスしたってなぁ」
男「もぐもぐ」
男「……」
男「……しょっぱい」
男「また……来年 逢えるもんな」
男「絶対行くって行ってたし」
男「…………」
男「…………また迷子になったりなんかしないよな」
男「……幼女ちゃん……」
――1年後
男「クリスマスがやって来た……」
男「……」
男「幼女ちゃんも……来るかなあ」
男「……しゃあなし。外に出てみるか」
男「支度しよ」
男「ううっ……。さっむう……」
男「雪かきしないとなぁ」
男「……はぁ」
男「……幼女ちゃん……」
男「……来るよな。絶対」
幼女「……よんだ?」
男「……うん?」
おわり
後半急ぎ足だったり 三点リーダ多かったり すまんかった
支援やらかわいいやらありがとうございました
皆のクリスマスも幸せになれるといいね
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