苗木「みんながコロシアイに積極的過ぎる」 (50)

モノクマ「ここから出たかったらみんなでコロシアイをするんだよ!うぷぷp

超高校級組『分かった!』

モノクマ「…えっ?」

>体育館

大和田「早い話こん中の誰かをぶっ殺せばこっから出られるってこったろ!」オォン?

モノクマ「え。あ、うん。そうなんだけd」

桑田「かったりーけどさっさと殺りあって終わらせちまおーぜ」

モノクマ「いやコロシアイっていってもただ単にバトルすればいいんじゃなくt」

セレス「あら。手帳をよくみると、クロは他の生徒たちにばれないように殺さなければならない、とありますわ。」

十神「ふっ、じゃあばれずに殺せばいいんだな。ふっ、俺はできるぞ。ふっ!」

モノクマ「そ、そうなんだけどさ」あせあせ


不二咲「で、でもぉ。殺人なんて…」オロオロ

モノクマ「(ほっ。みんなノリノリだからちょっと焦っちゃったよ。)そうだよその反n」



不二咲「凶器もないのにどうやってすればいんだろう…こういうのって最初に武器が配られたりするもんじゃないのかなあ」

モノクマ「えっ」

モノクマ「あ、えっとね。ここでの武器の配布はありません!
あとここ大事なんですが、おまえらはいまからここで共同生活を行ってですね。そこで武k」

大神「共同生活、だと…なぜ我がそんなことせねばならぬのだ」ゴゴゴゴ

桑田「はぁー?こいつ頭おかしいんじゃねーの??
んなもんやっててられっか!さっさと殺し合いしてこんなとこでちまおうぜ!」

舞園「そんなこんなところで油売ってる場合じゃ…コンサートも三日後に控えてるのに…
早く出なきゃ早く出なきゃ…そのためだったらなんでも…」ブツブツ…

葉隠「てかもう帰っていいか?」

モノクマ「おいおまえら!さっきから好き勝手いいやがって!
ぼくはモノクマだぞ!学園長なんだぞ!偉いんだぞ!!」

セレス「…ですから殺し合いをして欲しいんでしょう?」

大和田「何が不満なんだよ…」

モノクマ「いや、そうなんだけどさ。
そのなんかなんかこう、求めてた反応と違うっていうか…
もっと絶望して欲しいなって言うか…」ショボーン

不二咲「なにいってるのぉ…?」

石丸「さっきから支離滅裂だな!
何が言いたいのかはっきりしたまえ!」ビシッ

大和田「そうだそうだ!」

葉隠「意味わかんないべ…なあお前もそう思うよなあ?」

江ノ島「え?う、うん?(やべ、つけまつげ気にしててあまり聞いてなかった…)」

十神「おいお前、話聞いてたか」

江ノ島「(やばい私もなんか発言しなきゃ怪しまれる!)」

江ノ島「えっとえっと!
ほんと意味わかんねーし!殺し合いなんてマジでありえねーって!
もうマジでチョベリバなんですけどー!!ねえみんな?!」

「「「………え?」」」

朝日奈「いや、そこはいま問題じゃなくない?」ヒソッ
江ノ島「あれ、ごめん。いまどういう流れなの…?」ヒソッ

モノクマ「…」

モノクマ「うがー!怒ったぞ!
もうおまえらの勝手にしろやい!
殺りたいだけ殺っちゃいなよ!
ぼくはもう知りませーん!」ボヨヨヨーン


腐川「き、消えたわよ」

十神「ふ、最後まで意味のわからんやつだ。
さて、俺はさっそく武器を探しにいくぞ。おいそこのお前ついて来い」

腐川「わ、私のこと…?」


大神「武器など必要ない…
さあ、片っ端からかかってくるがいい…」ゴゴゴゴ

葉隠「オーガが相手じゃさすがに分が悪いべ!だれかだれか…
あ、おい苗木。頼む!おれっちのために死んでくれっぺ!」

苗木「えー」

苗木「ちょっと待ってよみんな。
え?殺し合うとか本気でいってるの?」


朝日奈「でもやらなきゃ出られないんでしょ?
なら仕方がないんじゃないかな」

苗木「でもだからって、」

葉隠「じゃあ苗木っちはここで一生暮らすつもりなんか?
超高校級の希望さんの考えることは俺にはよう分からんべ…」

苗木「(あれ、ぼくがおかしいのかな…)」



霧切「ちょっといいかしら」

石丸「む、なんだね?」

霧切「こんな不毛なことやめましょう…」

苗木「(霧切さん…!)」


霧切「いつまでもこんなところでみんなで固まってたら完全犯罪できないじゃない。
クロはばれないように殺さないといけないのよ?
だからみんな一旦自室に帰りましょう。
ちなみに私の部屋のドアはいつでもフルオープンよ。
護身術は一通り身につけてるから、返り討ちに会いたいなら殺しにくるといいわ。
いいわね?」キリッ

苗木「」

石丸「確かにその通りだ!
みんな、いったん自室に戻り各自作戦会議といこうではないか!」キリッ

大和田「チッ…しゃあねぇな。」キリッ

苗木(というわけで、いったん解散したけど…これからどうすれば…)

苗木(なんか考え事してたらいつの間にか夜10時…夜時間ってやつかな)

苗木(部屋にいてもすることないけど、廊下は大神さんと大和田くんが徘徊してるみたいだし…
うかうかトイレにも行けやしない…)

苗木(食堂に行こうとしたら朝日奈さんがすごい形相でドーナッツに片っ端から食らいついてたし…)

苗木(さっきから心なしか胸がいたいのは…
もしかして葉隠くんがぼくに呪いでもかけてるのかな…)

苗木(これからほんとどうしよう)


ピーンポーン

ピーンポーンピーンポーン

苗木(こんな時間にだれだ…?)

ドンドン…ナエギクーン。ワタシデス、マイゾノデス…

苗木「舞園さん…?」ガチャ


舞園「よかった、開けてもらえなかったらどうしようかと思いました。
…さっきはあんなことがあってすっかりタイミング逃しちゃったんですけど
…私のこと覚えてくれていますか?」

苗木「も、もちろんだよ!同級生だったよね!むしろ覚えててくれたんだうれs 舞園「だから部屋の交換しましょう!」ぐい!

苗木「えっちょm 舞園「部屋の交換です!さあ!」ぐいぐい!

苗木「ちょっと待って!落ち着いt 舞園「同級生ですよね!仲間ですよね!いざとなったらかばってくれますよね!苗木くん大好きです!おやすみなさい!あ、これ私の部屋の鍵です!じゃ!」バンッ!ガチャン


苗木「…」

苗木「部屋から引きずり出されちゃった…」

苗木「…なんなんだよ!
なんなんだよなんなんだよおおおお!!」

大和田「!…おい苗木ぃ!
いいことして殺るからちょっと面貸せよ、なっ?」ビキビキ

苗木「う、うわあああああ!??
えっと、舞園さんの部屋は!ここか!」ガチャバタン

オイコラ!ニゲテモムダダゾ!ドンドンガンガンバンバン
苗木「」


苗木「心折れそう」

苗木「疲れた。もう寝よう…
アイドルの寝室で顔をうずめてるこの状況すらもはやどうでもいい…
疲れた。これは悪い夢なんだ。
うん。希望はまえに進むんだ…」


おまえら!朝です!起きやがれ!アポ!


苗木「…もう朝か。
結局浅い眠りしかできなかった。
はあ…一晩立ってみんな落ち着いたかな」

ドアガチャ…そ~

苗木(廊下には誰もいないみたいだな…)

ぐううぅ…

苗木「うっ。お腹が、、
そういえば昨日から何も食べてない…
缶詰とかなら…」

>食堂

そ~っと。チラッ
苗木「…あれ、先客がいる。
あれは…十神くんと腐川さんかな?」

腐川「!…あら、苗木じゃない…」
十神「…なんだ苗木か
ふっ、生きてたか…しぶといやつめ」

苗木「ははは…
で、二人はなにしてるの?」

十神「勘違いするな。
朝飯を食っているだけだ。」
腐川「うふふふふ…
白夜様との優雅な朝食を邪魔しないでもらえるかしら…」ジュルリ

苗木「はあ…。
えっと、でもここの食材…
その、毒とか大丈夫なのかな…」

十神「さっき、こいつに使う食材は全て毒味させた。
どうやら問題はないみたいだから安心しろ」
腐川「光栄です、白夜様…」デレデレ

苗木「そ、そうなんだ…(信用していいのかな…?)」

苗木(とりあえず缶詰と未開封のジュースで我慢するか…)

朝日奈「ちょ、ちょっとみんな!大変だよ!!セレスちゃんが!!!」

十神「どうした朝から騒がしい…」

朝日奈「いいから!はやく!」



>トラッシュルーム

セレス「不覚でしたわ…」ヨロ…

苗木「ど、どうしたの、頭押さえて…」

セレス「不審者に襲わr 十神「おい、焼却炉の火がつけっぱなしだぞ!
誰だ掃除当番は!全くだらしがない、愚民め…」

セレス「あいにく写真とかそういうのはないですが。たしかそこの扉を出て左に…朝日奈「あ、焼却炉の近くにシャツの燃えかすが落ちてるよ!」

セレス「あn 葉隠「うわぁあああ俺の水晶玉があああああぁ セレス「こぉのビチグソ共があああああ視聴覚室に山田が倒れてるからさっさといけやコラあああ」

「「「!!」」」

セレス「…あら私としたことが。
はやく視聴覚室に行きましょう。
うふふふふふふふ!」

苗木(笑ってごまかした)

>視聴覚室

朝日奈「ほんとだ山田が死んでる…くそっ見知らぬクロに先越されちゃった…」ヒザマクラ

十神「いや、最初に殺人を犯したクロだけしか出れないとは言われていない。まだ出るチャンスはあるぞ」

朝日奈「そっか私も頑張らなきゃ!」

苗木「いやいやいやいやいや。まだ死んでるかわかんないじゃん?!」

霧切「大丈夫。死んでないわ。」

苗木「えっ!霧切さんいたの!?」

霧切「ええ、ずっと。…てかこの死体、演技よ」

山田「って、おいいいいい!!」

霧切「この頭についているのはケチャップかしら。
保健室が空いてないから輸血用の血が用意できなかったのかしらね。
だからっていくらなんでもお粗末すぎるわ」

セレス「こんのビチグソがあああああ」ゲシッケシッ
山田「ひいいいいい!すみませええええん!!」ブヒーッ!


霧切「しかし、ほかの人の姿が見えないわね。探しにいきましょう」

>女子トイレ

霧切「…みんなきて」

苗木「女子トイレになにかあったの?」

霧切「不二咲くんが死んでるわ」

苗木「え、不二咲さんが!」

霧切「?不二咲くんでしょ?」

苗木「…えっ?」

霧切「まあいいわ。みんな入って」


苗木「これは…」

死体が発見されました!

不二咲「」張り付けチミドロフィーバー

十神「うん。これはジェノサイダーの仕業だ。そうに違いない。この俺が言うんだから間違いない。異論は認めないぞ。いいな?」

苗木「そ、そうなんだ…はは」



セレス「どっひゃあああああああああああ!!!!」

苗木「せ、セレスさん!?…えっと教室の方面かな…?」

>教室

セレス「遅いですわ」

苗木「ご、ごめん」

セレス「そそんなことより、は、葉隠くんが…」ガタガタ

苗木「!葉隠く……………んなのかこれは。
とにかくなんか机にナイフで背中をさされたロボットが倒れてる!」

…おっと。死体が発見されました!
…まだあるからさっさと見つけてねー

セレス「そ、そんな…まだ葉隠くん以外にも犠牲が…
う、頭が!さっき不審者に殴られた頭がぁ…!」

苗木「(演技下手くそだなあ…)


ガラガラ
大和田「おまえらちょっとこっち来い!」

>隣の教室

朝日奈「さ、さくらちゃんが…!」

大和田「教室のドアがあかねぇんだよ!
みえるか?あそこ、教室の中で大神が座ってるだろ!
呼びかけてもちっとも反応しねぇんだ!

桑田「めんどっちーからドアぶち破ろうぜ。
ちょうど模擬刀も持ってるしよ。」
苗木「えっ?」
大和田「そうだな!オラ!」
ドンドンガシャーン

ズカズカズカ
大神「」
朝日奈「さくらちゃん!
し、死んで…だれが!誰がこんなこと!」

死体が発見されました~。はいまだあるからね~はよ探せはよ

大和田「くっ…くそがっ!
仮にも女に手をだすなんて…ゆるせねぇ!」
桑田「くそぉ!大神、お前の分まで俺はここを必ず出てやるからな!」
大和田「おう!じゃあ俺たちゃ同志だな!兄弟!」
「「ふはははは!!!」」

霧切「密室殺人ね…ゾクゾクするわ…」

苗木「」

苗木「えっと…あと、誰がいないかな…」

苗木(いま生きていることを確認したのは…)

苗木、霧切、大和田、桑田、朝日奈、セレス、山田、十神、腐川

行方知れずなのが、

舞園、石丸、江ノ島(×葉隠、不二崎、大神))

苗木「あ、そういえば舞園さんはたしか…」

>苗木の部屋

舞園「」LEON

死体が発見されました!よ!何人目だよ!もう!プンスカ

苗木「特に言うコメントはないかな。うん。」

セレス「あらあら。殺害現場は苗木くんの部屋ですか。

霧切「どうせやるならもうちょっとうまくやりなさいよ。はあ…」

苗木「いや違うって」

朝日奈「ま、苗木らしいね。
えっとあとは江ノ島ちゃんと石丸かな」

大和田「石丸ならなんか俺の部屋で死んでたぞ」

十神「そうか、ならいい。あとは江ノ島…」

苗木「え、ちょっと待ってよ?」

腐川「そういえばあの汚ギャルどこにもいなわね。
自室で寝てんじゃないの?それともメイクに時間かけてるのかしら」

朝日奈「わたしいってみるよ」


>江ノ島部屋前

ピンホーンピーンポーンピーンポーンドンドンエノシマチャーンオキテルー

江ノ島(やべ、爆睡してた。
メイクしてないやばいどうしよう)

朝日奈「ドアは開けてくれなかったけど、すぐ行くから待っててだってさ」

腐川「ほぉらみなさい!私のいったとおりじゃない」

苗木「じゃあ、江ノ島さんはとりあえず大丈夫と…あれそういえば山田くんは?」

どっひゃああああああおあああ

苗木「…またセレスさんかな」


>教室

死体が発見されました!おわり!これでもう終わりだよ!裁判!裁判だからね!!

セレス「こちらに不審者が入って行くのがみえまして、後をつけて教室に入ったところを後ろから殴られて、気づいたら葉隠くんに覆いかぶさるように山田くんが倒れてて…」

苗木「あ、うん。そっか大変だったね」

苗木「さて。」






苗木「みんな張り切りすぎだよ…」


おわれ

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