オカマ「良い男よね~」 ヤンキー女「・・・」(71)

オカマ「男君ってほんと男らしくて良いわあ」

ヤンキー女「・・・そうか」

オカマ「あーらヤンキー女ちゃん、随分冷めてるわね」

ヤンキー女「・・・興味ねぇや」

オカマ「ヤンキー女ちゃん可愛いのに・・・男の子に興味ないなんてもったいないわよ」

ヤンキー女「は・・・はあ?んだよ可愛いとか、つまんねーおだて方すんじゃねーよ・・・///」

オカマ「別にお世辞じゃないわよ~?」スッ

ヤンキー女「!?」

オカマ「綺麗な肌してるわよねぇ~特別お手入れしてないなんて信じられないわ」

ヤンキー女「か、顔に触んなハゲ!///」バッ

オカマ「ぁんもう、ハゲじゃないわよスキンヘッド!毎朝お手入れ大変なんだからね!」

ヤンキー男「おいカマ野郎、てめー姉貴に何してんだ」

オカマ「カマとか野郎とか言わないでよ!」

ヤンキー男「野郎は野郎だろが」

オカマ「心は女の子なのよ!いつもいつも何度言えばわかるの!?」

ヤンキー男「知らねーよ・・・」

ヤンキー女「おいヤンキー男、別に何もされてねぇから引っ込んでろ」

ヤンキー男「えっ?けど姉貴」

ヤンキー女「俺が良いって言ってんだぞ」

ヤンキー男「お・・・おう」

オカマ「んもう、失礼しちゃうわ!」

ヤンキー女「・・・」

オカマ「ヤンキー女ちゃんも大変よねぇ、こんなシスコンの弟をもって」

ヤンキー男「ちょっと待てハゲ、誰がシスコンだって?///」

オカマ「あんたよあんた!どっからどう見てもシスコンよ!」

ヤンキー男「このハゲ言わせておけば・・・!」

オカマ「何よ、アタシとやろうっての?女の子に手あげるなんてサイテー!」

ヤンキー「学ラン着た女がいるかボケ!」

ココロハオンナダッテイッテルジャナイ!

ギャーギャー

ヤンキー女(やっぱこいつら、妙に仲いいよな・・・)

ヤンキー女(やっぱこいつら、妙に仲いいよな・・・)

オカマ「じゃ明日ね、朝十時集合だから遅れるんじゃないわよヤンキー男!」

ヤンキー男「わーってるよ」

オカマ「ヤンキー女ちゃんも、また明日ね!」

ヤンキー女「・・・おう」

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次の日            -
-----------------------------------------------------

オカマ「あぁんもう、なんで制服なのよ二人とも!ちょっとおかしいんじゃないの!?」

ヤンキー男「あー?んだよ文句あんのか。この長ランが俺の一張羅だ」

オカマ「まーあんたは馬鹿だからイイけど、ヤンキー女ちゃん!せっかく可愛いんだからもっとお洒落しましょうよ!」

ヤンキー男「てめーに馬鹿とか言われたくねー」

ヤンキー女「洒落た私服なんて持ってねーよ」

オカマ「だからって制服はないでしょ!?」

ヤンキー男「うっせー・・・つーかてめーに服装がどうとか言われたくねーよ・・・んだその格好?スーツにグラサンに白い手袋ってお前な・・・」

ヤンキー女「ただでさえタッパあんのにすげーイカツイ格好してっからどこのヤーさんかと思ったよな」

オカマ「あら失礼しちゃうわ!今日のアタシは格好イイ系でキメてるの。イメージは宝塚の男役よ!」

ヤンキー女(宝塚にハゲはいねぇだろ・・・)

ヤンキー男「吉本新喜劇に出てくるヤクザ役じゃねーのか?」

オカマ「何それどういう意味よ!」

男「・・・ん?皆もう来てたのか」

妹「兄ちゃんヤクザがいるよ・・・」

オカマ「男君!妹ちゃん!おはよー!!」ガバッ

妹「わっ・・・?」

男「おいオカマ、どういうつもりだ?」

オカマ「元気そうな妹ちゃんみてテンション上がっちゃった!」

男「・・・俺ごと抱きつく必要はないだろ?」

オカマ「カタイこと言わないでよぉ!」

ヤンキー女、男(挨拶するタイミング逃した・・・)

女「皆おはよう」

ヤンキー男「よう」

ヤンキー女「うーす」

オカマ「女ちゃんおはよ!」

男「おはよう」

妹「おはようございます・・・」ペコリ

女「びっくりしちゃったよ?集合時間二十分前には着くように来たのに、皆もういるんだもん」

オカマ「そうよねぇ。アタシや男君達はともかく、まさかヤンキー姉弟が誰よりも早く来てるなんて思わなかったわぁ」ニヤニヤ

ヤンキー「・・・///」

オカマ「あらあら?ヤンキー男・・・もしかしてけっこう楽しみにしてたの?」

ヤンキー「ざっけんなてめー調子こいてんじゃねーぞオラ!俺は待ち合わせの時間一時間勘違いしてただけだ!むしろ俺の中では三十分遅れて来た感じだからな!///」

オカマ「時間のことは昨日念押ししたのに・・・あっそう、三十分も早く来てたんだ?へぇ~?」

ヤンキー女「・・・//」

妹「兄ちゃんヤクザとでっかい人が喧嘩してるよ・・・」

男「いつものことだから大丈夫だ」

妹「そうかぁ・・・」

オカマ「待って待って待ってウェーイト!アタシはヤクザじゃないのよ妹ちゃーん!」

妹「違うのですか・・・?」

オカマ「そ、アタシはオカマっていうの!オカマちゃんって呼んでね!」

妹「オカマちゃん・・・」

オカマ「そ、それで良し」

女「私のことは、わかるよね?」

妹「えっと、女さん・・・」

女「うん」

ヤンキー女「・・・」

オカマ「ほらほらヤンキー女ちゃんも自己紹介して!」

ヤンキー女「え・・・あ、ああ」

妹「・・・」

ヤンキー「俺はヤンキー女ってんだ。まあ好きに呼べや」

妹「ヤンキー女さん・・・綺麗な人ですね・・・」

ヤンキー女「は、はあ!?///」

オカマ「でっしょー!?妹ちゃんお目が高いオメガ高い!アタシの一押し美人なの!」

ヤンキー女「お、おいてめ///」

オカマ「ま、それはそれとして、あとはヤンキー男よ」

ヤンキー女「お、おう」

ヤンキー男「・・・」

妹「・・・」ジーッ

ヤンキー男(何見てんだこいつガンつけてんのか?)

オカマ「ちょっとヤンキー男、黙ってないで何か言ったげなさいよ!」

ヤンキー男「あー?」

妹「あの・・・」

ヤンキー男「・・・んだよ」

妹「大きいですね・・・」

ヤンキー男「そういうてめーは小さいな」

オカマ「なっ!ちょっとヤンキー男あんたねえ!」

男「いや、良いから」ぐいっ

オカマ「えっ?で、でも」

男「何も考えないでこういうことを言うやつじゃない」

オカマ「・・・」

妹「・・・まだ十才なので・・・」

ヤンキー男「そうか。じゃあ、てめーもしっかり飯食ってでかくなりゃいい」(しゃがみ

妹「は、はい・・・いっぱいご飯食べたら、あなたみたいになれますか・・・?」

ヤンキー男「あー、俺ぐらいってのは難しいかもしれねーが、俺の姉貴ぐらいにはなれんだろ」

妹「姉貴・・・?」

ヤンキー男「ヤンキー女姉ちゃんだ」

ヤンキー女「・・・おう」

妹「ヤンキー女さんぐらい大きく・・・」

ヤンキー男「おう、すぐなれるさ」ナデナデ

妹「・・・///」

オカマ「なーによあいつ、案外良いとこあるじゃない?(小声」

女「そうだね。だから男君も今日呼んだんだと思うよ(小声」

オカマ「出来の良いおねえちゃんとは違ってただの暴れん坊かと思ってたけど、ちょっとだけ見直したわ(小声」

女「あれ、もしかして惚れちゃった?(小声」

オカマ「馬鹿言わないでよ!アタシは男君一筋!(小声」

男(嫌な会話が聞こえる・・・)

ヤンキー女「・・・」

妹「あの・・・」

ヤンキー男「あ?んだ、どうした」

妹「プロレスラーですか・・・?」

ヤンキー男「・・・は?」

妹「いやあの、大きいから、プロレスラーなのかな・・・って・・・///」

オカマ「まぁだいたいあってるわよね」

女「全高柔道で個人戦無差別級二連覇だもんね」

ヤンキー男「おいカマ野郎、投げ飛ばすぞてめー」

オカマ「女の子に暴力ふるおうなんてサイテー!」

妹「・・・?・・・オカマちゃん、女の子なんですか・・・?」

オカマ「そ、心は女の子よ」

ヤンキー女「・・・」

妹「そうですか・・・」

ヤンキー男「おい、ガキに妙なこと吹き込んでんじゃねーぞ」

オカマ「妙な事って何よ!」

妹「ダメですプロレスラーさん・・・」

ヤンキー男「あ?」

妹「プロレスラーが女の子をいじめてはいけません・・・」

ヤンキー男「え、いや俺は別にプロレスラーじゃ」

妹「いけません・・・!」ジーッ

ヤンキー男「・・・わーったよ」

妹「わかれば良しです・・・」

ヤンキー男「・・・ったく調子狂うぜ」

オカマ「うふふふふ」

ヤンキー男「てめー明後日学校で会ったら覚えとけよ」

妹「プロレスラーさん・・・!?」ジーッ

ヤンキー男「・・・っんだよ!わかってるいじめねーよ!」

妹「わかれば良しです・・・」

ヤンキー男「ガンつけられて俺が下むくなんざ、普通あることじゃねーぞ?」ナデナデ

妹「・・・?」

男「そろそろ行こうか」

女「そうだね」

男「妹、おんぶしようか?」

妹「いえ・・・あの・・・」

男「ん?」

オカマ「あ、わかった!プロレスラーさん出番よ!」

ヤンキー「あ?なんで俺なんだよ」

オカマ「そうよねー妹ちゃん?」

妹「はい、あの・・・プロレスラーさん・・・」

ヤンキー「おう、なんだ?」

妹「肩車、してくれませんか・・・?」

ヤンキー男「あ、あぁ?」

男「・・・ヤンキー男、俺からも頼む」

ヤンキー男「おいおい・・・わーったよ、おら!」ガシッ

妹「お、おお・・・!」

ヤンキー男(ありえねーぐらい軽いな・・・)

男「すまんな」

ヤンキー男「いいよ、オラ!もうヤケだ行くぞ!」

妹「おぉー・・・!」

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一ヶ月前:学校
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オカマ「そっか、やっと妹ちゃん退院出来たんだね」

男「ああ」

ヤンキー男「まともに飯も食えねー、運動なんてとんでもねー十年・・・か」

ヤンキー女「・・・想像もつかねぇ」

女「私は、何度か会わせてもらったことあるんだけど・・・」

ヤンキー女「・・・けど?」

女「たくさん話してあげたいことがあるのに、いざ会うと何にも言えなくなっちゃうんだ」

オカマ「女ちゃん・・・」

女「信じられないぐらい細くて・・・十才とは思えないぐらい小さくて・・・なんだから寂しそうで・・・」

ヤンキー女・男「・・・」

女「それで私・・・」

ヤンキー女「これからがあんだろ」

女「・・・え?」

ヤンキー「飯も食えるようになって、退院も出来て、体がしっかりしてくりゃそのうち運動だって出来んだろが」

オカマ「・・・ヤンキー女ちゃん・・・」

ヤンキー女「話してやりてぇことがあんなら、これからいくらでも話してやりゃいい」

女「・・・うん、そうだね!ありがとう」

ヤンキー「・・・てめぇは頭良いんだから、次からはそんぐらいてめぇで気付けや」

男「・・・それで、あいつには今までいろんな本を読んでやったし、読み書きや計算なら、同じ年頃の子よりは出来るだろうと思う」

オカマ「うん」

男「だけど、あいつは病室の外のことを、知識として知ってはいるけど、実感したことはないんだ」

ヤンキー男「・・・」

男「だから皆には、あいつにいろんなことを教える手伝いをして欲しい」

オカマ「あったりまえよ!」

女「頑張ろうね」

ヤンキー女「・・・ま、俺はてめぇらと違って馬鹿だけどよ、それでよけりゃ手ぐらい貸してやるよ」

オカマ「ヤンキー女ちゃんが馬鹿だったら人類の900割は馬鹿よ・・・?」

ヤンキー女「んだよ900割って・・・」

ガタッ

ヤンキー女「・・・おい、どこ行くんだ?」

ヤンキー男「部活」

男「なあヤンキー男、お前にもさ、力を貸して欲しいんだ」

ヤンキー男「うっせーよ馬鹿か」

オカマ「おいコラ待てや!!」

ヤンキー「あ?」

オカマ「テメーチンポ付いてんのか!?ああ"!!?今の話聞いといてテメーは何もしねーってのか!?テメーだって男君にゃ世話になったことあんだろが!!」

ヤンキー男「・・・だから部活行くんだろが」

オカマ「あぁあ"!?」

ヤンキー男「一ヶ月後の土曜、妹を動物園に連れて行ってやりてーんだろ?俺にも練習スケジュールってもんがあんだよ。今から調整しとかねーと一緒に行ってやれねーじゃねーか」

オカマ「・・・なぁんだわかってればいいのよ~もう、紛らわしい態度とらないでよぉい・け・ず」

ヤンキー「わかったら離せや。いつまで村グラ掴んでんだ」

オカマ「あ、あらヤダわアタシとしたことが///」バッ

ヤンキー男「じゃあ俺はもう行くぞ」

男「ヤ、ヤンキー男!ありがとうな」

ヤンキー男「・・・うっせーよ馬鹿か。んなことで一々確認すんな。俺がてめーに手貸すのなんざあたりめーだ」

男「でも、ありがとう」

ヤンキー男「礼なんかいらねーよ」スタスタ

オカマ「ふーもう、紛らわしい奴ねーホント

女「・・・」

男「・・・」

ヤンキー女「・・・」

オカマ「あらアダ皆黙っちゃって!ジョークよジョーク!今のはジョーク!」

ヤンキー女(いや超こえーよ・・・」)

飯行ってきます

>>20 ×村グラ ○胸ぐら

村グラ掴むってなんや

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動物園
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オカマ「妹ちゃん、思っていたよりも元気だわ」

男「ある程度の日常生活は出来るようになってからの退院だったしな・・・それに、この一ヶ月でけっこう体力もついたんだ」

オカマ「良かった」

男「まあ、まだ長時間歩かせたりは出来ないけどな」

オカマ「良いんじゃない?高いところからいろいろ見るのも悪くないと思うわよ」

男「そうだな」

ヤンキーてめーら人事だと思って・・・」

妹「あの・・・」

ヤンキー男「どうした?」

妹「嫌、ですか・・・?」

ヤンキー男「あ?何がだよ」

妹「私を、肩車するの・・・」

ヤンキー男「別に嫌じゃねーから、ガキは変な気使ってねーで楽しめや」

妹「はい・・・///」

オカマ「あら優しい、アタシに対してもちょっとはその優しさを出して欲しいものだわ」

ヤンキー男「あほか、オラついたぞ」

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-----------------------------------------------------

妹「おー・・・!」

男「妹、あれが象だ」

女「象はでっかいぞう・・・(小声」

オカマ「女ちゃん何か言った?」

女「なんでもない」

支援!!!

ヤンキー女「・・・すげぇでけぇな。思ってたより倍はでかい」

妹「プロレスラーさんより大きいですね・・・」

オカマ「ヤンキー女ちゃん、もしかして象見るのはじめて?」

ヤンキー女「あぁ、動物園になんて来ねえからな」

妹「プロレスラーさん、象と戦ったら勝てますか・・・?」

ヤンキー男「えっ、うーん・・・こいつ投げるとかありえねーし・・・まあ象は無理だ」

妹「プロレスラーさんでも無理ですか・・・」

ヤンキー女「マジでけぇなこいつ・・・普段何食ってたらこんなでかくなんだ?」

女「うーん・・・りんごとか、かな?」

ヤンキー女「りんご凄ぇな」

オカマ「アタシも毎日りんご食べようかしら」

ヤンキー女「てめぇがこれ以上でかくなってどうすんだよ・・・」

男「写真を撮ろう。ヤンキー男、象を背にこっちをむいてくれ」

ヤンキー男「あ?何で俺だよ」

オカマ「馬鹿ね、あんたを撮るんじゃなくて象と妹ちゃんを撮るのよ!」

ヤンキー男「仕方ねーな、オラ!これでいいか?」

男「うん、ありがとう」

カシャ カシャ

男「良し、良い感じに撮れたよ」

女「次何見に行くの?」

男「特に決めてないよ。妹がさ、とりあえず一番大きい動物を見たいって言ってたから、最初に象のところにきたけど」

オカマ「じゃあ妹ちゃん、次何か行きたいところとかある?」

妹「いえ、特に・・・」

ヤンキー男「おい遠慮してんじゃねーぞ、何かあんなら言えよ?」

妹「大丈夫です・・・」

ヤンキー男「本当か?」

妹「大きいものに憧れていましたので、象さんを見られて大興奮です・・・!」

オカマ「そ?じゃあどうしよっか?」

男「うーん・・・」

ヤンキー女「じ、じゃあさ!ペンギン行こうぜペンギン!」

オカマ「あらヤンキー女ちゃん可愛いとこあるじゃない?ペンギンとか好きなの?」

ヤンキー女「別に好きとかそういうんじゃねぇよ!俺は妹が喜ぶと思ってだな!///」

オカマ「そ~んなに声の大きなヤンキー女ちゃんはじめて見たけど?」

ヤンキー女「うるせぇぶっとばすぞてめぇ!!///」

イヤーンコワーイ!

キャイキャイ

男「じゃあ、ペンギンを見に行こう」

女「そだね」

ヤンキー男「おう」

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ペンギン
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オカマ「あらあらヤンキー女ちゃん、目がキラキラしてるわよ?」

ヤンキー女「うおお・・・!」

女「聞こえてないみたい」

オカマ「そうねぇ、意外・・・でもないか」

妹「プロレスラーさんプロレスラーさん・・・」

ヤンキー男「あ?どした」

妹「ペンギンさんには羽があります・・・ペンギンさんは、鳥なのですか・・・?」

ヤンキー「あ?ペンギンはペンギンだろ」

妹「・・・?」

男「ペンギンは鳥類ペンギン目ペンギン科。まあ鳥だな」

オカマ「なんかペンギンがゲシュタルト崩壊しそうな会話してるわねぇ」

女「ヤンキー女ちゃんあんまり身を乗り出さないで~」

ヤンキー男「だとよ?鳥らしいぞ」

妹「なるほどですね・・・では、空を飛べるのですか・・・?」

ヤンキー「いや、こいつらは空を飛べねーんだ」

妹「鳥なのに飛べないのですか・・・?」

ヤンキー男「ああ、でもそのかわりによ」

妹「わわっ、ペンギンさんが水に落ちちゃいましたよ・・・!?」

ヤンキー男「心配すんなオラ、水ん中見てみろや」

妹「・・・泳いでいますね・・・!」

ヤンキー男「そうだ。こいつらは空を飛べねーかわりに、水の中で飛ぶように泳ぐんだ」

妹「なるほどですね・・・!」

女「なんかヤンキー男君て良いパパになりそうだよね」

オカマ「そうね、意外な一面だわ」

ヤンキー男「よし、オラ降りろ!」

妹「え、嫌です降りませんよ・・・」

ヤンキー男「降りねーと、お前がペンギンと一緒に写ってる写真撮れねーだろ?象と違ってあいつらちっこいんだからよ」

妹「むぅ・・・」

男「角度のことなら問題はない。オカマ、お前の力を貸してくれ」

オカマ「よしきた!乗りな!おるぁあああああ!」

男「よーしこっちむいてくれヤンキー男」

オカマ「い、急いでぇ、さすがにこの肩車はキッツいわぁ・・・!」

女「男君てオカマちゃんより大きのに肩車とか出来ちゃうものなんだ・・・?」

ヤンキー男「いや、ありゃ上がっただけでもすげーぞ」

妹「オカマちゃん強いんですね・・・!」

カシャ カシャ

男「良し」

オカマ「ふう・・・」

男「ありがとうオカマ」

オカマ「良いのよ!男君に乗られるなんていつでも大歓迎!次はベッドでどう?」

男「しばらく話しかけないでくれ」

オカマ「あぁんいけず!」

ヤンキー男「おいチビ、もうちょいペンギン見てくか?」

妹「チビではありません妹です・・・」

ヤンキー男「わーったよ。で、どうすんだ?妹」

妹「私はもっといろんなものを見に行きたいですが、ヤンキー女さんが・・・」

ヤンキー女「うおお・・・!」

ヤンキー男「あー・・・姉貴はああなるとなげーからな」

オカマ「ヤンキー女ちゃんヤンキー女ちゃん、ペンギン大好きなのはわかるけど、今はもっといろいろ見に行きましょうよ」

ヤンキー女「お・・・あ、ああ、すまん」

オカマ「ペンギンはまた今度見に来ましょ」

ヤンキー女「・・・お前と、か?」

オカマ「え、アタシ?んーまぁ良いわよ、うん」

ヤンキー女「ぜってーだぞ・・・(小声」

オカマ「?」

カシャ

ヤンキー女「あ!テメ何撮ってんだコラ!///」

男「いや、ペンギンと一緒に写ってる写真欲しいかなーと思って」

ヤンキー女「あ、ああペンギンとな・・・///」

男「現像したら今度学校に持ってくるよ」

ヤンキー「おう」

ヤンキー男「てことで、姉貴も正気に戻ったし、おい妹!次はどうする?」

妹「大きいものを見に行きたいですね・・・!」

ヤンキー男「でけーのか・・・一番でけーのはもう見ちまったから」

女「となると、一番長いの、かな?」

ヤンキー男「一番長いの・・アレか」

オカマ「アレね」

男「アレだな」

妹「・・・?」

-----------------------------------------------------
キリン
-----------------------------------------------------

妹「長い・・・!」

ヤンキー男「象は縦にも横にもでけーけど、こいつはとにかく縦にでけーな」

男「キリンは鯨偶蹄目キリン科、高いところにある木の葉を食べるために、縦に長く進化した動物だな」

女「鯨偶蹄目・・・なんか妙に詳しいね男君」

男「今日のために予習をしてきた」

オカマ「変なとこで真面目よねえ、そういうとこも好きだけど!」

男「しばらく話しかけるなって言ったろ?」

オカマ「もうしばらくたっちゃったもーん!」

ヤンキー女「・・・」

ヤンキー男「どうだ?でけーだろ?」

妹「感動的です・・・!」

ヤンキー男「そりゃ良かった」

妹「プロレスラーさん、キリンさんと戦ったら勝てますか・・・?」

ヤンキー男「何だてめーまたそれか・・・こいつでけーからなぁ・・・」

男「キリンの脚力はライオンを蹴り殺すぐらい強いらしいぞ」

ヤンキー男「やべー」

男「ちなみに首の筋肉は軍用のジープを持ち上げてひっくり返す程強靭らしい」

ヤンキー男「なるほど。こんだけなげー首を伸ばした状態を維持してる分つえーんだな」

男「そういうことだ」

ヤンキー男「つーわけだ。勝てねーわ」

妹「プロレスラーさんでも無理ですか・・・」

オカマ「なんかあんた何にも勝てないみたいなかんじね」

ヤンキー男「無茶苦茶言ってんじゃねー。てめーなら象とかキリンに勝てるってのか?」

オカマ「アタシはかよわい乙女よ?アンタこそ無茶苦茶言わないで頂戴!」

ヤンキー男「こないだ俺の胸ぐら掴んで体浮かせたのはどこのどいつだよ・・・」

オカマ「あれはジョークよジョーク!」

ヤンキー男「ジョークで100キロが浮いてたまるか」

妹「プロレスラーさんでも勝てない・・・やはり大きいとは強いということなのですね・・・!」

ヤンキー男「まあ、ウエイトは大事だな」

ヤンキー女「・・・ヤンキー男は人間相手だと滅法強ぇぞ」

妹「人間相手・・・プロレスですね・・・!」

ヤンキー男「だから違うっつの」

ヤンキー女「そいつ柔道ってのやってんだ。今度試合見に行くか?」

妹「是非・・・!」

ヤンキー女「おう、連れてってやるよ」

妹「よろしくお願いします・・・」

男「ヤンキー女」

ヤンキー女「あん?駄目なんて言うなよ?」

男「いや・・・ありがとう」

ヤンキー女「・・・馬鹿言ってんじゃねぇてめぇも行くんだよ」

男「ああ」

妹「柔道・・・!」

オカマ「んふ」

女「うふふ」

ヤンキー女「・・・んだよてめぇら」

オカマ「良いとこあるわよね」

女「良いとこしかないよね」

ヤンキー「・・・てめぇら喧嘩売ってんのか?」

イヤーンコワーイ!

キャイキャイキャイ

ヤンキー「おい妹、次はどうすんだ?」

妹「・・・」

ヤンキー男「おいどうした?」

妹「えと・・・」

男「・・・ああmそろそろ昼食にしようか。お腹すいたんだろ」

ヤンキー男「ちっとはえーな」

男「妹は一回の食事であまり食べられないから、少量ずつを一日に四食摂って、徐々に食事量を増やしているんだ」

ヤンキー男「なるほどな。あっちでキャンキャン言ってる奴らが弁当作ってきてっから、どっか場所探すか?」

男「いや、周囲が開けていて見晴らしが良いし、すぐそこの木陰にシートを敷いて、そこで」

ヤンキー男「そうすっかー」

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昼食
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オカマ「あーら女ちゃんのお弁当綺麗!明るくてカラフルだわ!」

女「オカマちゃんのも色のバランスが凄いね」

ヤンキー女「・・・悪かったな飾り気がなくて」

ヤンキー男「腹に入れちまえば一緒だろ?機能的な分、姉貴の弁当が一番だよ」

オカマ「このシスコン」

女「これはシスコンだね」

ヤンキー男「てめーらなー・・・!」

男「俺もヤンキー男に同感だ。食事は必要な栄養分を摂取出来ればそれで良い」

オカマ「男君のそういうところは良くないと思うわ!食はまず見た目からよ!」

男「まあたしかに、見た目にしろ味にしろ、良いに越したことはないが・・・」

女「妹ちゃんは、どうかな?」

妹「綺麗なのも好きですが、ヤンキー女さんのもおいしそうです・・・」

オカマ「ヤンキー女ちゃん何気にお料理上手だからねぇ。妹ちゃん?好きなものから食べなさいね」

ヤンキー男「まあ食うのは良いけどよ・・・」

ヤンキー女「・・・」

ヤンキー男「てめー飯ん時ぐらい降りろ」

妹「えー・・・?」

ヤンキー男「えーじゃねーよ」

女「うーん・・・そうだ!ヤンキー男くんあぐら!」

ヤンキー男「あぐら?」

女「あぐらかいて!」

ヤンキー男「お、おう・・・」ゴソゴソ

女「妹ちゃん、ちょっと失礼・・・よいっしょ!」ぐいっ ストン

妹「おー・・・!」

女「ヤンキー男君椅子!」

ヤンキー男「てめーなー・・・」

妹「これは、良い感じです・・・女さんありがとうございます・・・///」

女「どういたしまして」

男「・・・」

オカマ「あらお兄さん、何だか寂し気?」

男「こんなに早く妹離れさせられるとは思ってなかったよ」

オカマ「・・・アタシが男君に座ろうか?///」

男「しばらく話しかけないでくれ」

オカマ「ああんもう!いけず!」

ヤンキー女「・・・お、おい、俺のからで良いのか?」

妹「駄目でしょうか・・・?」

ヤンキー女「いや俺は構わねぇけどよ、もっと見た目良いのがあるじゃねぇか」

妹「でも、ヤンキー女さんのもおいしそうなので・・・」

ヤンキー女「そ、そうか・・・一応油っこいもんは控えたけど、きついもんあったら無理して食わなくていいからな?」

妹「ありがとうございます・・・」

オカマ「ヤンキー女ちゃんの人気に嫉妬だわ」

女「同じくだね」

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食後
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ヤンキー男「もう食えねー」

妹「さすがプロレスラーさんはたくさん食べるのですね・・・!」

ヤンキー「まー俺の場合は減量苦もねーしな」

妹「・・・?」

オカマ「さてと、すぐ何か見に行く?ちょっと休憩する?」

女「妹ちゃん、どうする?」

妹「えと、何か見に行きたいですが・・・プロレスラーさんたくさん食べたので少しお休みされたいのでは・・・?」

ヤンキー男「・・・ったくてめーは」

ヤンキー女「・・・」

ヤンキー男「遠慮してんじゃねーって言ってんだろが!」ぐいっ

妹「わわっ・・・?」

ヤンキー男「肩車完了、行くぞオラ!」

妹「おぉー・・・!」

オカマ「ちょっと待ちなさいよ!何見に行くかも決めてないでしょ!」

オッシャー!

マテヤコラ!!ドクイクンジャボケ!

男「はは・・・皆に頼んで良かった・・・妹が本当に楽しそう」

女「うん、そうだね・・・なんだか、泣きそうだよ」

ヤンキー女「・・・おい、追うぞ。はぐれちまうだろ?」

男「ああ、そうだな」

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ゴリラ
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ヤンキー女「んだよあの腕太すぎだろ・・・一体何食ったらああなんだ?」

女「バナナとか・・・かな?」

ヤンキー女「バナナ凄ぇな」

男「ゴリラの主食はむしろ木の皮や木の葉、繊維製の植物や昆虫らしい。まあ果実も食うには食うらしいが」

オカマ「好き嫌いなくいろいろ食べたほうが良いってことね」

男「そういうことだ」

妹「プロレスラーさん・・・」

ヤンキー男「・・・んだよ、またあれに勝てとか言い出すんじゃねーだろうな」

妹「勝てますか・・・?」

ヤンキー男「いや無理だろお前あの腕と足の太さ見てみろよ」

男「ゴリラの握力は500キロあるらしいぞ」

ヤンキー男「俺の四倍近いじゃねーか」

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コアラ
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ヤンキー女「うおお・・・!」

オカマ「ヤンキー女ちゃんはこういう系に弱いのね」

女「キリンやゴリラには反応してなかったもんね」

妹「あまり強そうではないですね・・・」

ヤンキー男「こいつになら勝てそうだな」

オカマ「あら、でもコアラの握力って1トンあるみたいな噂とかなかった?」

ヤンキー男「1トンってお前それゴリラの倍だぞ?こいつらのウエイトを考えたらありねー」

男「コアラの握力が1トン以上あるっていうのはガセネタで、実際はっきりとわかっていないらしい。それどころか、コアラの身体能力はそんなに高くないみたいだぞ」

オカマ「あら、そうなの?」

男「コアラの餌であるユーカリには相当な毒素が含まれているから、コアラは体内でそれを分解するのに必死なんだ

ヤンキー男「好き好んで毒食ってんのかこいつら」

妹「おいしいのでしょうか・・・」

男「多分好き好んで食っているわけじゃなくて、コアラが生息していたところに他に食べるものがないんだろうな」

オカマ「食糧事情ってやつね」

男「主食であるユーカリからのエネルギー摂取は非常に効率が悪くて、そのためコアラは一日のうち20時間以上を睡眠で過ごしているらしい」

ヤンキー男「寝すぎだろ」

妹「・・・・・・」

男「だからまあ多分ヤンキー男でも勝てるだろうな」

ヤンキー男「なんか言い方にトゲがあんな」

男「・・・そんなことないよ」

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ワニ
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妹「なんだか強そうですねワニさん・・・」

ヤンキー男「お前の興味はまずそこなんだな」

妹「プロレスラーさん・・・」

ヤンキー男「こいつに勝てってか?どうだろうなあ・・・説明の立札に体重400キロとか書いてんぞ

男「こいつらイリエワニの噛む力は、我々人間の約20倍以上だ」

ヤンキー男「いまいち想像がつかん」

男「多分、電柱とかを噛み砕くぐらいかな」

ヤンキー男「噛まれたら終わりじゃねーか」

男「ちなみに単純な移動速度が時速28~32km。獲物に噛み付くときなどの瞬発的な速度は時速60km以上らしい」

ヤンキー男「はえーけど、速さはどうにもならんほどじゃないな」

男「まあもちろん今のは野生のワニの話だから、人工的に飼育されているこいつらはもう少し運動力が劣るかもしれないな」

ヤンキー男「なるほど。やりようによっちゃ勝てるかもしれねー」

男「あと、イリエワニは最大級の個体にもなると、象や牛を捕食した記録が残っている」

ヤンキー「はあ!?象って・・・象?」

男「象」

妹「象・・・」

ヤンキー男「やっぱ無理だな」

妹「ですね・・・」

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ヤギ
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ヤンキー男「オラ、妹。餌やれるらしいぞ餌!・・・って」

妹「・・・zzZ・・・」

男「・・・かなりはしゃいでいたからな。そろそろ限界なんだろう」

女「続きはまた今度、ってところかな?」

オカマ「そうみたいね」

ヤンキー女「どうすんだそれ」

ヤンキー男「・・・降ろして起こしちまってもわりーけど、このまま電車とかに乗るのはきついな」

妹「・・・はっ・・・!」

ヤンキー男「お」

妹「す、すいません寝ていました・・・」

ヤンキー「おう、まあ疲れちまったもんはしゃーねーだろ」

男「妹、今日はもう帰ろうか」

妹「え・・・でも・・・!」

女「また皆で一緒に来れば良いよ!ね?」

妹「女さん・・・」

オカマ「アタシで良ければいつでも呼んで!男君と妹ちゃんのためなら、たとえ夜中でも逢いに行くわ!」

妹「オカマちゃん・・・」

男「夜中はやめてくれ」

ヤンキー女「妹。てめぇもう元気なんだろ?慌てるこたぁねえ、またいつでも遊べるじゃねぇか」

妹「ヤンキー女さん・・・」

ヤンキー男「よし、降りろ」

妹「はい・・・」

ヤンキー男「オラ、てめーが抱いてやれや」

男「おう」

妹「・・・プロレスラーさん」

ヤンキー男「あん?」

妹「また、一緒に遊んでくださいね」

ヤンキー男「あたりめーだ。ガキはくだらねー心配してねーでさっさと寝ろ」

妹「えへへ・・・zzZ・・・///」

男「・・・じゃあ皆、今日は本当にありがとう」

女「今日は解散で」

オカマ「そうね、また学校で会いましょう」

ヤンキー男「おう」

ヤンキー女「お疲れ」

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帰路:男と女は幼馴染
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妹「・・・zzZ・・・」

女「すごく、幸せそうに寝てるね」

男「妹が今まで生きてきた中で、今日が一番新鮮で楽しかった日なのかもしれない」

女「重くはない?私も抱っこしようか?」

男「この重みは全く苦痛にならない。いつまでも無限に抱えていられそうだ」

女「・・・ヤンキー男君もひどいけど、男君もかなりのシスコンだよね」

男「仕方ないだろ。この十年間、こいつを心配しない日はなかったんだ」

女「そうだね・・・」

妹「・・・はっ・・・」

女「あ、起きた」

妹「・・・おはようございます・・・」

男「まだ眠いか?」

妹「眠いのはもうあんまり、でも疲れた・・・」

男「そうか。じゃあ今日は早くベッドに入れ。兄ちゃんが本でも読んでてやるから」

妹「うん・・・」

女「私も一緒にいても良いかな?」

妹「・・・お願いします・・・」

女「うん!」

妹「兄ちゃん・・・」

男「なんだ?」

妹「今日は楽しかった・・・!」

男「そうか。それは良かった」

妹「ありがと・・・///」

男「・・・どういたしまして」

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ペンギン
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ヤンキー女「うおお・・・!」

オカマ「飽きないわねぇ」

ヤンキー男「姉貴は根っからの可愛いもん好きだからな」

オカマ「ま、あたしもペンギンちゃん達なら見てて飽きないからイイけど」

ヤンキー男「じゃあ俺は部活行くから、後は姉貴頼んだぞ」

オカマ「はいはい、頑張ってね。妹ちゃんに良いとこ見せるために」

ヤンキー男「あほか。またな」

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ヤンキー男と妹
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ヤンキー男「ん?男の野郎から電話・・・珍しいな・・・もしもし、どうした?」

妹「もしもし・・・」

ヤンキー男「お、妹か」

妹「はい、あの・・・」

ヤンキー男「どうした?なんかあったのか?」

妹「いえ、今日のお礼をと・・・」

ヤンキー男「ああ、そういうことか」

妹「今日はご一緒してくれてありがとうございました・・・」

ヤンキー男「気にすんな。礼ならお前の兄ちゃんからも言われたよ」

妹「ですが、私からもお礼を言いたかったので・・・」

ヤンキー「そうか、いやでも気にすんな。俺も楽しくやってたよ」

妹「///・・・あの、また・・・一緒に遊んでくださいね」

ヤンキー男「あ?さっきも言っただろ、当たり前だ。男にも頼まれてっからな」

妹「ぃぇ、その、二人・・・で・・・///(ボソボソ」

ヤンキー男「あ?おい声張れ、聞こえねーよ」

妹「な、なんでもありませんので・・・///」

ヤンキー男「そうか?」

妹「で、では・・・」

ヤンキー男「おう、またな!」

妹「は、はい///」

ピッ

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ヤンキー女とオカマちゃん
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オカマ「すっかり遅くなっちゃったわね」

ヤンキー女「悪ぃな。長々と・・・」

オカマ「良いのよ、アタシはヤンキー女ちゃん見てるだけでも楽しかったわ」

ヤンキー女「・・・///」

オカマ「どうする?アタシんちで何か食べてく?」

ヤンキー女「いや、そこまでしてもらっちゃ悪ぃよ」

オカマ「そう?アタシは全然大丈夫よ?」

ヤンキー女「ヤンキー男に飯作ってやんなきゃなんねーし、今日は帰るよ」

オカマ「そっか。それもそうね」

ヤンキー女「ああ、それでよ・・・また、ここに来ようぜ」

オカマ「ここって・・・ああ、ペンギン見に?」

ヤンキー女「まあペンギンだけじゃねーけどよ」

オカマ「アタシはイイわよ、今日は全部見て回れなかったし、また皆で来ましょ!」

ヤンキー女「・・・ああ」

オカマ「・・・どうかしたの?」

ヤンキー女「皆でも来たいけど、俺はお前と二人でまた来たい」

オカマ「・・・え?」

ヤンキー女「・・・あ」

オカマ「・・・そ、それって・・・」

ヤンキー女「深い意味はねーぞ。お前は俺がペンギンに夢中でも、黙って一緒にいてくれるから、それだけだ」

オカマ「・・・あ、そ、そうよね!なんかアタシ勘違いしちゃった!」

ヤンキー女「ばーか。じゃあな」

オカマ「うん、また二人でも来ようね!」

ヤンキー女「おう」

ヤンキー女(いつんなったら言えんだろうな・・・てめぇが好きだってよ)

オカマ(ヤンキー女ちゃんってやっぱ男らしくて素敵よね・・・)ドキドキ


終わり

え?


え?


これから、だろ…?

>>66
この日のこいつらの話は終わりなんだ
需要があんならヤンキー男の柔道の試合見に行くこいつらの話なりまた動物園にいくこいつらの話なりでスレ立てるよ
今回のからして即興だからなんも考えてないけど

そうなんだ…

需要があるかは正直分からんが…
個人的には続きが気になる…

ま、とりあえず
乙です

個人的には恋愛って付き合う前のもどかしさが一番だと思ってるからそれさえ書き散らかせば満足なんだ
まー思いついたらまたやるからその時はよろしくお願いします
支援乙
あり

なんというかごちゃごちゃしてて読みにくかった

全員の今後がすげー気になるのに終わりかよ!(泣)
ぜひ続きに期待する。乙!!

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