男「俺はヒーローアルバイト」 (5)



男「っん~。っはぁ」

チュンチュン

男「・・・・・・」ボリボリ

男「ういせっと」

スタスタ

ガラガラガラ

男「っん。」

男「なんだか明るいな」

男「日も随分高い」

?「時計の針は正午を回ったところだぞ」

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男「来てたんか、店長」

店長?「店長じゃないだろう。」ムスッ

男「不機嫌そうな顔するなよ。もうふくれっ面って年齢でもないだろ」

店長?「・・・・・・」ムスー

男「・・・・・・はいはい。悪かったよ、博士。」

博士「うむ、よろしい」

男「それで、何か用か?それと、部屋でタバコとかやめてほしいんだが」

博士「用が無ければこんなところ来ないさ。それに、これはキャンディだ。ちなみにソーダ味だ」

男「そうか」

博士「私の心境としては、この飴のように青くてシュワシュワとしているよ」

博士「もっとも、シュワシュワとしてる要因は何処かの誰かだがな。」


男「どこの誰だろうな」

博士「一昨日あたりまで大学もサボり気味なニートだったような奴だよ」チュプ

男「うわ、そいつは酷いな。それに比べて俺は大学に行かないものの、」

男「ついこの間怪しい怪しい求人広告を見て面接に行き、」

男「白衣を着て飴を舐めてる、これまた怪しい奴から採用の旨を伝えられた生産性の高い人間なのに」

博士「おうなんだ、バイト初日からクビ宣告を受けたいのか」

男「すんませんでした」

博士「これは大学で友達もできないわけだ」ペロ

男「友達がいなかったわけでも・・・ない・・・・・・と思いたい」ボソ

博士「尻すぼみでよく聞こえんな。それより、なにもわからないのか?」

男「なにが?」

博士「今日はその碌でもない奴のバイト初日なんだよ」


男「奇遇だな。俺も今日バイトへの初出勤だ」

博士「しかも出勤時間は午前の9時半と伝えたはずなんだ」

男「そうなのか、それはそれは大変だな。俺はこれからバイトに行くところだ」

博士「そうなのか?間に合うといいな」

男「ああ、ありがとう。だけどその為に俺は着替えないといけない。部屋から出てってもらえるか?」

博士「?どうしてだ?」

男「へ?いや、あなたは見る限り女性だろう。さすがに着替えを見られるのは恥ずかしいのでな」

博士「いやいやそうじゃなく、貴様を採用した人間から聞いてなかったか?」

博士「『起きたら即刻出勤するように』とな」

男「ああ、言われていたけど、それがどうかしたn・・」

ヒュッ


ドゴォ

男「へぶしっ」

博士「つまり服装は何でも良いってことだ」

男「女の脚力じゃな____」ヒュオ

男「へ?俺の部屋のベランダが_______」

男「ここって七階______」

グンッ

男「おわぁぁぁぁぁぁーーーーー!」

博士「ふぅー」チュポ

博士「拾いな、ゼロツー」

ッヒュン

男「っが!」ドガッ

男「ん?」

ゼロツー「なんともないか?男とやら」

男「・・・・・・」

ゼロツー「・・・・・・」

ヒュゥゥゥゥゥゥゥゥゥ

男「なんだこりゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

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