日向「超高校級の希望って便利だな!!」 (10)
ここはジャバウォック島。
色々あって俺達は今、ここで南のバカンスを楽しんでいる。
あいつらが迎えに来る間、ちょっとばかしの休暇ってやつだ。
……あれ、みんないないと思ったらビーチで遊んでたのか。
よし、俺も行くとするか……。
日向「おーいみんなー! 俺を忘れてんじゃないだろうなー!」タッタッタッ
日向「おいおい待ってくれよー! 俺も混ぜてくれってー!」キラキラ
西園寺「あ、おにぃだ」
九頭龍「おせーぞ日向」
澪田「もうビーチバレー始まっちゃってるっすよ!」
殺したい
公式ヤンホモのひげもやし
日向「何だよー。えーと、チーム分けは……」
チームA:罪木、西園寺、小泉、終里、九頭龍、辺古山、左右田
チーム常闇の襲撃者:ソニア、田中、弐大、澪田、十神、花村
見学:狛枝
日向「……って狛枝、お前何で見学してんだよ」
狛枝「ボクなんかが遊びに入っちゃったらつまんないでしょ? っていうより、ボクは希望と希望がぶつかり合う様が見たいんだよ!!」
日向「ああ、成程な……」
日向(本当に変わらないな、コイツも)
罪木「日向さんはどっちのチームに入りますかぁ?」
日向「じゃあ俺はチーム日向(一人)でいいぞ」
左右田「いや、何いきなり新しいチーム作ってんだよ! 意味分からねーよ!」
田中「これが因果律の崩壊か……」
日向「最近身体動かしてなかったからな……ちょっと本気でいかせてもらう」ファサッ
花村「ひ、日向くんが脱いだぁあああっ!!」ハナヂブー
弐大「やっぱりイイ身体しとるのう! 大した胸囲じゃぁああ!」
九頭龍「前から思ってたんだが、お前って顔に似合わず筋肉質だよな……」
小泉「何で男連中の方がコーフンしてるのよ」
日向「よし、どうせだから二チームまとめてかかってこい! 1対13でバレー勝負だ!」
辺古山「……随分と舐められたものだな」
十神「負けるわけにはいかんな……十神の名にかけて!」
終里「何でも良いぜ、さっさとバトろうじゃんかよ!」
左右田「つーかバレーのコートで13人はちょっと狭いんじゃ……」
ソニア「あっ、ごめんなさい左右田さん。ぶつかってしまいましたわ」
左右田「狭いっていいな!!」
日向「じゃあお前らからサーブでいいぞー」
九頭龍「おい、誰がサーブやるんだ?」
田中「まずは生贄の血でこの宴を彩ることにしよう……」
罪木「た、田中さんからですか!」
田中「……頼んだぞ」ヒョイ
弐大「任しとくがいいわ!」ガハハ
左右田「結局人任せかよ!」
ソニア「戦略と言ってほしいですわ、左右田さん!」
澪田「本気でいっちゃっていいっすよー、はじめちゃんマジチートっすから!」
弐大「言われなくもワシは……常に本気じゃぁあああああああああっ!!」ズバッグォォォン
終里「スゲェ! 玉が見えねェぞ!?」
小泉「流石の日向もこの殺人サーブはとれないでしょ……」
日向「弐大のサーブ……確かに超高校級だがっ!」
日向(超高校級のバレーボール選手の才能を持つ俺ならイケる!)
日向「うおおおおっ!」レシーブゥン
花村「ええええええ!? 取っちゃったよ!?」
狛枝「凄いよ日向クン! でもその上げたボールをどうするの?」
日向「そんなのトスして……」トスゥウゥウン
左右田「えぇ!? 何度も触っていいルールなのかよ!?」
日向「スパイクするに決まってるだろ!!」スパイックゥゥウゥバババァアン
ズシャアァ(砂にめり込むボール)
日向「審判、笛」
狛枝「すうぅぅぅごいよ日向クゥゥウウウウン! これが希望なんだねぇええええんっ!」ピィイイイー
日向がカムクラ素体に選ばれたのは日向もそこそこ優れた体だったのかね?
七海がいない
九頭龍「な、何だ今の……」
罪木「あんなのとろうとしたら腕がもってかれちゃいますよぉ!」
十神「馬鹿な……この俺が恐怖しているだと……」
西園寺「ズルいー! こんなのズルい!」
狛枝「何言ってるんだよ皆! 希望が13人も集まれば、きっと超高校級の希望にだって勝てるよ!」
小泉「また調子のいいことを……」
辺古山「どうやら本気で行く必要があるな……」スッ
左右田「って何普通に真剣取り出してんだよ!」
田中「この魔法陣なら……あるいは」カキカキ
左右田「もっと意味ねーよそれは!」
日向「おーい、そろそろサーブいくぞー」
花村「ひぃぃいい! 僕は狙わないで僕は狙わないで僕は狙わないで!!」
狛枝「おっほぉぉおおおお! なんて楽しい試合なんだぁああああああああん!!」
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