男「将棋対麻雀」(18)
男「おい友よ、将棋と麻雀どっちが強い」
友(いきなり何言ってんだコイツ)
男「なぁどっちだ」
友「うるさい、マリカに集中できないから黙ってろ。理由なら後で聞いてやる」
男「…おk」
夕方・友の自宅…
友「一応聞くが、何故そんなことを」
男「実はこの間、駅前の雀荘に行ったんだ。そしたら…」
雀荘・天和
男(よしっ…!ダブ南・白・中・混一・三暗刻、倍満手テンパイ…!)
男(リーチ掛けたら裏次第で三倍満、数えもある…!)
男(通れっ…!)リーチッ!
爺「あ、それロン」
男「はい?」
爺(親)「48600、あンた、トビだな」
下家・中年「ガキは大人しく将棋でもやってろ」
男「」
男「…と、まあこんなカンジで」
友(どうしたらそんな風に直結すんだろ…)
男「どっちなのさ~」
友「いや、そう言われてもな…」
男「はぁ…」
友(もう帰って…)
男「…あ、そーだ」
男「そーいやさ、友って将棋のプロだったよな」
友「まだ駆け出しだが」
男「ちょっとさ、今から言うものを持ってきてくれない?」
友「別にいいが」(なんだろ、ヤな予感しかしない…)
数分後…
友「男ー、一通り持ってきたがどうすんだ?」
友が男に呼ばれて持ってきたのは将棋盤、駒、そして謎麻雀牌…
友(何故麻雀牌が…?)
男「よし、言われたモンは持ってきたな」
友「その前に、何故家に雀牌が在ったのか説明しろ」
男「まずは牌をこう…友「聞けよ」」
こうして、物の見事に山が(棋盤の上に)積まれたのだった
傍から見れば正に異様な光景ではある
しかし、そこにはあることを企む男の思惑があったのだった…
とりあえずここまで
バカバカしい永遠の謎
え?
完結?
一応設定、いらないと思うが分かりやすくするため
男・プロ雀士二段
実力がある
将棋は少しかじってた程度
友・プロ棋士二級
麻雀のルールはある程度知っている
何故か家に牌が…
友は女流棋士なのか
友「言われた通りにはしたが、どうすんの?」
男「一応、ルールと」
ルール
一般的な麻雀のルールに則って試合を行う
まず二人麻雀を行い、どちらかが先にテンパイしたら次のステップに移る
次にテンパイした側は、自分の山と下家の山を将棋盤から降ろし、駒を並べる
後は、相手の陣地に自分の王将が行けば勝利
友「しなかった側は?」
男「テンパイして和了までひたすらツモる」
友「複雑だね」
男「まあ、やってみよう」
友「一応聞いておくが、レートは幾つなんだ?」
男「点F-15、或いは血液100cc」
友「」
男「…ゴメン、点100円」
なにはともあれ試合開始…!
東一局 東・友30000 西・男30000
ドラ六筒
男(まずは牌配と…)
男一一二四七三六七(五)六六發發
索索索索索萬萬萬 筒 筒筒
男(初っ端から、發トイドラ三…)
男(うまく鳴ければ満貫にも届く手…)
男(友には言ってなかったが、実は相手陣地に行ったらテン張った分の点棒が貰えるんだよな…)
男(まっ、俺は自分流を貫くまでだがなっ)
七順後
男 一一二四五六七 ポン・六 發 ツモ・八
索索索索索萬萬 筒 萬
男(よしっ…、打・二索でテンパイ三ー六索待ち…!)
男(友には悪ィが、先にアガらせてもらうぜ…!)「テンパイ」
友(やはり、レベルが違う…)
友 東東東南南南西西西北北發中
友、イーシャンテンっ…!
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