進撃SS
エレクリ基盤
急な展開をしますので
「エっっ」
何か遠くから聞こえる
と共に…
タッタッタッ!!!
物凄い足音が聞こえてきた
身に覚えのある髪の色をなびかせて、
細く真っ白な腕を広げて、
それは、さながらミサイルのような…
そんな速度で俺に走り寄ってくる
一瞬の出来事である。
隣にいたアルミンは時が止まったのごとく、口を開けたまま動かない
「エっっレェーーーン!!!」
その俺を呼ぶ声とともに
俺の体にとてつもない衝撃が走った。
広げていた腕を俺の肩と腰へ回し、
まるでプレス機に挟まれたかのような力で
抱きつかれた
エレン「ぐはっ!」
だが、しかし…
全速力で走ってきた人の衝撃に耐えれるほどの筋力を持ち合わせていなかった
ふらつく足…揺れる脳……
そんなことお構いなしに
例のミサイルは俺にしがみついてくる
エレン「痛い痛い痛い!!!」
アルミン「……」ポカーン
ミサイル?「!!」ギュギュゥ
まったく力を緩めようとしない
まさか…このミサイルは、俺のあばら骨を全て潰すまで止めないつもりか!?
アルミン(ぼちぼちミサイル扱いはやめたほうがいいよ…可哀想…)
ミサイル?「えーい!!」ドサッ
エレン「がはっ!」
俺はこんな小さい少女に押し倒されてしまったわけだが…
どこからこんな力が湧いてきたのだ?
ミサイル…もとい!この色素の薄い髪の小さい女の子は…
エレン「いい加減離れろ!クリスタぁ!!」
クリスタ「エレンはあったかいなぁ」ギュゥ
エレン「やめろ!なんだよ!?急に!?」
クリスタ「いやぁ~、こうしてエレンに抱きついてると癒されるなぁ」スリスリ
エレン「痛いし、そんなに頬を俺の顔に擦り付けてくるなっ!!気持ち悪い!」
クリスタ「えへへ、照れ隠しなんてやめなよ♪」ギュゥ
エレン「ごめん!本当っ本当に!本当に気持ち悪いから!!」
クリスタ「ほぉら…お口周りが隙だらけだよ…エレン…」スーッ
エレン「アルミン!助けてくれ!アルミィィン!!!」
なんでだ…なんでこんなことになってしまったんだ!
俺が何をした!?
なんでこんなクリスタは積極的なんだ!?
エレン「やめてくれ!俺は好きな人と……しか…しな……い?」
クリスタ「ん…?どしたの?」キョトン
エレン「お前…なんでそんな短い…スカートを穿いているんだ?」
どうして俺がクリスタの格好を気にかけたかというと
普段は訓練用の服しか見たことないからだ
膝上15cmほどの紺のスカート、
真っ白なカッターシャツ
靴下は黒のハイソックス、ワンポイントに黄色の星が刺繍されている
カッターシャツは上のボタンを二つほど外し乱れた格好だ
そして…
エレン「…可愛い…」ボソッ
クリスタ「エレンに見せたくてね、精一杯に色気を出してみたんだよ♪」
エレン「あっ…ちがっ!バカか!?お前はバカか!?」
クリスタ「どうかな…?」谷間チラッ
エレン「うわぁっ///!!」
クリスタ「やーん♪照れちゃって、かっわいー♪」
エレン「…お、おおおおっ女の子が!そんな淫らな格好をしちゃいけないんだぞ///」
クリスタ「エレンのエッチ~♪別にこれは淫らな格好じゃないよー制服だもん!」
エレン「エッチでもなんでもいいから、そろそろどいてくれないか///?…スカートの中身見えそうだぞ…」
クリスタ「見たいんじゃないの?」
アルミン(/ω・\)チラッ
クリスタ「っん!」ブンッ
アルミン「…ぐはっ!」
なんだ!?何が起きたんだ!?
クリスタの右腕が消えたと思ったら、
アルミンのうなじにクリスタの右手が触れていて、
今にもアルミン倒れようとしていて…
あれ?あれれ??
クリスタ「私はエレンにしか淫らな格好は見せないから!」ドヤァ
アルミン「……」ドサッ
クリスタが決め顔をして言葉を言い終わると共に、アルミンは口から泡をふきながら地面とキスをした
エレン「おい!お前は今、淫らな格好と認めただろ!?」
クリスタ「認めてない!!」
エレン「そんな真顔で嘘つかれても…」
クリスタ「エレン。私…可愛い?」
これはどっちを言ったほうがいいんだ!?
そりゃまあ可愛くて、俺は少しドキドキしてるが…
可愛いと言ったら、調子に乗ってもっと攻めるに決まってるし
逆に可愛くないと言えば、アルミンの二の舞…
でも、ここは…!!
エレン「可愛いとは言えな痛ぁ!!クリスタぁ!俺のお腹はサンドバッグじゃねえよ!」
クリスタ「…ふっふっ」ボコッボコッ
エレン「…はぁ…はぁ……」
痛みを乗り越えて、この場を抑える作戦は失敗だった…
クリスタは定位置のように俺の馬乗りの体制を変えようとしねえ…
クリスタ「じゃあアニと私はどっちが可愛い?」
エレン「なんでアニが出てくるんだ?」
クリスタ「良いから教えて!」
エレン「そんなの決まってるだろ?」ニコッ
クリスタ「!!」パァ
エレン「ア
あれ…?急に目の前が…
クリスタ…どうしてそんな怖い顔をして…
エレン「っは!ダメだ!気を失ったら、何をされるか!!」
クリスタ「ね…真剣に考えてよ」
エレン「え…?」
なんだ?急にクリスタのテンションが…
それに目には潤いが出て…
今にも泣き出しそうじゃねえか
クリスタ「…ヒグッ……ヒグッ」ポロポロ
エレン「って、何泣いてんだよ!!」
クリスタ「私が何をやってもダメなんだなって…」ポロポロ
エレン「はぁ…」
エレン「俺はお前のこと好きだぞ」
クリスタ「嘘だよ…慰めなんて……」
エレン「別に俺は女を好きにだってなるんだからな?」
クリスタ「でも、さっきアニのほうを」
エレン「アニよりもクリスタのほうが可愛いって言おうとしたんだよ」
クリスタ「……」
エレン「よし。これでいいな!離れてく
クリスタ「私を好きなら…」
エレン「ん?」
長いまつげ、大きく潤った目が俺の目の前にあった
小さくて可愛い鼻に、細いあごのライン。
整った顔立ちは彫刻のようで、美術品ではないかと見紛うほどの魅力がある。
俺の顔にふわふわの前髪がくすぐって、甘くい香りがする…
そして、俺の口には一度も感じたことのないような柔らかさを感じた
そして…かまぼこほどの柔らかくて噛みごたえのあるものが…口に…口に!?
エレン「んんっっ!?」
クチニシタヲ イレテキタノカ!?
クリスタ「はむっ…ちゅく……」
ドンっ!!
クリスタ「きゃぁ!!」
俺は思わずクリスタを突き飛ばしてしまった
エレン「わ、悪い!焦って、つい…」
クリスタ「ふふっ…可愛いんだから…」ニコッ
エレン「…ッ!?」ドキッ
どうしてそんな全てを見透かした顔をするんだよ
エレン「お前は本当に俺でいいのか!?俺は調査兵団に入ったら、すぐ死ぬかもしれない!」
クリスタ「私は心に決めてたもん」
エレン「でも」
クリスタ「エレンが死ぬのなら、私も死ぬ」
エレン「はぁ!?バカか」
クリスタ「バカだよ!だって」
エレン「…」
クリスタ「命をかけてもいいってくらい、エレンが好きだから」
エレン「あーもう!…どうなっても知らねえぞ」
クリスタ「うん!」
エレン「特別だ…付き合ってやるよ!でも、命は大事にしろよ」ニコッ
クリスタ「ありがと」
エレン「…ん?」
クリスタ「どうしたの?」
エレン「前髪に…ゴミが……」
クリスタ「えぇ?…どこ?」パッパッ
エレン「ちょっとこっち来い…」
クリスタ「うん…」
エレン「目を閉じろ…」
クリスタ「……」
ちゅっ…
クリスタ「……んっ//」
エレン「…ぷぁ…これで許してくれ…俺には大人のキスはまだ恥ずかしいんだ///」
クリスタ「ま、まったく!!しょうがないなー//フレンチで許したげる///」
エレン「ははっありがとな」ニコッ
クリスタ「エレンは演技が下手すぎだよ…バレバレ♪」
エレン「そ、そうか…あはは」
クリスタ「そういえば、エレンの笑顔なんて珍しいね…?」
エレン「…は?」
クリスタ「えへへ…私の中では何度も見てるんだけどね♪」
エレン「ん?…どういうことだ?」
クリスタ「まぁ…全部が……夢なんだ…よ」
エレン「…クリスタ…?」
あれ…また目の前が真っ暗に……
今度は本気で気を…
…………
………
……
エレン「っは!」
ライナー「…ん?」
ベルトルト「…?」
クリスタ「…?」
ユミル「…?」
アルミン「…エレン?」
ミカサ「どうしたの…?」
ジャン「なんで今日なんだよ…明日から内地に行けたっつーのに!!」
エレン「は?何が…」
まだ続きありますので
では!また
期待おつです!
タイトル見てエレクリだと思わなかった
ジャン「はぁ?超大型巨人が現れて、開閉扉をやられて巨人が街に入ってくるから、住民の避難を完了するまで巨人を排除するんだろうが!バカ!!」
エレン「…そうだったな!すまねえ」
俺ってバカだな…
こんな時に夢見心地で変なことを考えていたとはな…
ーー
ーーー
ーー
俺は巨人を一匹残らず駆逐する。
そのために兵士になったんだ!
そのために今まで努力して巨人を倒す力を身につけてきたんだ!
エレン「なぁアルミン…」
アルミン「何かな?」
エレン「こりゃあ良い機会だと思わねえか?調査兵団に入団する前によ」
アルミン「……」
エレン「この初陣で活躍しとけば俺達は新兵にしてスピード昇格間違いなしだな!」
アルミン「あぁ…まちがいないね!」
期待
ーーー
ーー
ー
俺達は全力で戦った。
俺は焦らず…慎重に……
そして…
アルミン「僕達!!訓練兵…34班は…」ポロポロ
アルミン「ミーナ・カロライナ
ナック・ティアス
ミリウス・ゼルムスキー
トーマス・ワグナー以上4名は自分の使命を全うし…壮絶な戦士を遂げました…」ポロポロ
エレン「仲間の死にも…動揺なんて……しねえ…ぞ」ポロポロ
>>27
戦士じゃなくて、戦死ね!
アルミン「僕は何も出来なかった…グズッ」
ライナー「そうか…みんな……」
ベルトルト「……」
クリスタ「エレン…」
エレン「…俺は生きたぞ」ギュゥ
クリスタ「え…」
エレン「ミーナ、トーマス、ミリウス、ナックごめんな…本当にごめんな…こんな班長で…」ギュゥ
クリスタ「エ、エレン…?」
ユミル「おい!こんな時に何をやってんだよ!死に急ぎ野郎が!!」
エレン「あっ…あぁ…ごめんな」ゴシゴシ
…クリスタは何も知らないのに、何を勝手に抱きついたりしてるんだろうな…
ユミルが怒るのも分かる…
ジャン「…俺達は終わったな」
マルコ「撤退命令が出たのにガス切れで壁を登れないなんてね…」
ジャン「あいつら補給班が任務放棄をして本部に籠城しやがって…案の定、巨人が群がってガスが補給しにいけないなんてな」
コニー「もう一か八かで巨人を殺るしかねえだろ!悪戯に逃げ回っても残り少ないガスを使い果たすだけ。機動力を完全に失えば本当の終わりだ!」
ジャン「珍しく頭を使ったなコニー。だがな今の俺達の兵力で、それができると思うか?」
マルコ「あぁ前衛は全滅。残された僕達、訓練兵の誰に、そんな決死作戦の指揮が執れると思う?」
ジャン「まぁ指揮ができたところで俺らじゃ巨人達をどうにもできない…補給室には、3,4m級の巨人達がいるに決まってる。そんな中での作業は無理だぜ?」
コニー「……無理か」
ジャン「あーぁ…つまんねえ人生だったぜ」
エレン「ジャン!!」
ジャン「あ?なんだ死に急ぎ野郎」
エレン「バカか!お前ら!!やるしかねえんだよ!」
ジャン「はぁ?」
エレン「ここにいたら、いつかは巨人に食われちまう。なら一か八かで補給室まで行って、まだ生き延びる作戦に出た方がまだマシだろ!?」
ジャン「……」
ジャン「そんなこと言ったってな!」
エレン「お前は…」
ジャン「……」
エレン「…100%の死か、50%の生死。どっちを選ぶんだ…?」
ざわっ……
ジャン「……ははっ」
エレン「…」
ジャン「お前に論破されるなんてな…」
エレン「お前は生きて憲兵団に入るんだろ?」ニコッ
ジャン「…あぁ!そうだな!!俺は行くぜ!!」
エレン「おい!聞いたか!?みんなぁ!!」
一同「「おおぉぉぉお!!!」」
サシャ「死を待つより、生きる確率のほうに私は賭けますよ!!」
コニー「おぉ!そうだな!!」
アルミン「…エレン」
エレン「一緒に生きようぜ!そして外の世界を二人で見ようぜ」ニコッ
アルミン「…うん!!」
アニ「…ねぇ?」
ライナー「なんだ?」
アニ「エレンの屈託のない笑顔なんて初めて見たよ…」
ライナー「…確かにな」
ライナー「…ああいう奴が一人でもいれば、兵士は変わっていくんだよ」
ベルトルト「ライナー…?」
ライナー「これからも兵士は、もっと強くなっていくんだよ」
ベルトルト「……」
クリスタ「…え……」
ユミル「…クリスタ?」
クリスタ「…夢と同じ……」
ユミル「…は?」
クリスタ「…エレンが笑顔なんて」
エレン「行くぞぉぉおおおお!!!」
一同「「うおおぉぉぉおおっ!!」」
ーーーー
ーーー
ーー
エレン「おらぁ!」ザシュ!!
コニー「みんなぁ!エレンに続けぇ!!」ビュン
ジャン「とにかく短期決戦だ!!」ビュン
マルコ「そうだね!ガスが切れ前に本部に突っ込む!」ビュン
クリスタ「あっ!ユミル…」ビュン
ユミル「…くそっ……なんて面倒なことに…」ビュン
クリスタ「ユミル待って…。ダメ…私じゃ皆には追いつけないのかな…」バシュ
ユミル「……」ブツブツ
クリスタ「私は…迷惑かけちゃいけない……でも遅れてでも…」ビュン
エレン「……」チラッ
アルミン「クリスタが!」ビュン
ジャン「今は自分のことに集中しろ!」ビュン
アルミン「う、うん…」バシュ
コニー「しかし、エレンはすげえな!どうやったらあんな動きが…」ビュン
アルミン「あぁ…遠心力を上手く利用して、ガスの使用を最小限に抑えてる」ビュン
エレン「すまない!アニ、ライナー、ベルトルト!お前らが先陣をきってくれないか!?」ビュン
ライナー「あぁ!わかったぜ!」バシュ
ベルトルト「でも、君は…?」バシュ
エレン「俺はちょっと大事なことがあってな…任せたぜ!」クルッ
ライナー「大丈夫か…」ビュン
ベルトルト「……。大丈夫だよ!…って僕が言うのもなんだけど……さ…」ビュン
アニ「……」クルッ
ライナー「おい!アニ!?」ビュン
ベルトルト「ライナー行こう!アニなら大丈夫さ」ビュン
ライナー「お、おう…」バシュ
ーー
ーー
ーー
みんなにだいぶ距離を離されちゃった…
でも多分大丈夫…
巨人は前の人達が倒してくれたから、
そんな危険では…
フシュッ…
クリスタ「…っ!!??」
え…ダメ!!ガスが切れる…!?
クリスタ「…きゃぁぁああ!!」ガクン
ダメだ!落ちる…
この高さだと…死んじゃうね…
私の人生は、こんな簡単に終わっちゃうのかな…
まぁいっか…
誰にも迷惑をかけないで死ねるのなら…
「生き延びるんだろ…」ガシッ
え…
クリスタ「ひゃっ!!」ヒュン
エレン「何、諦めた顔をしてるんだよ」トンッ
クリスタ「エ、エレン!?」スタッ
エレン「大丈夫か…?」
クリスタ「う、うん」
エレン「なぁ…?」
クリスタ「ん…?」
エレン「俺はバカかな…」
クリスタ「…急に、なんで?」
エレン「俺はお前とそんな関わったことないだろ…?」
クリスタ「……うん…」
エレン「でも俺はお前がすっげぇ心配なんだよな…」
エレン「普通、そこまでしねえよな…」
クリスタ「そうだね…」
エレン「…お前には生きててほしいんだ!」
クリスタ「…どうして、そんな」
エレン「俺は、お前が好きなんだ」
クリスタ「うん。………え!?えぇ//!?」
エレン「ははっ時と場所も考えないで、すまねえな…」
クリスタ「…そうだね」
エレン「俺は夢の中でな、お前に好かれていたんだ」
クリスタ「え…?」
エレン「って、まぁ迷惑かな。急に、こんな話は」
クリスタ「聞かせて!!」
エレン「え?」
クリスタ「いいから、聞かせて!」
エレン「…。俺はクリスタに好かれていた。俺がアルミンと話していたら、急にクリスタが飛びつくように抱き着いてきてな…
………
……
…
「-で、急にクリスタが泣き始めたんだ。俺は悪いことしたのか?ってなってな」
クリスタ「うん…」
エレン「正直に言うと、俺はお前に迫られて好きになっちゃったんだよな」
クリスタ「え…?」
エレン「俺は、そういうのに慣れてないし…あんなストレートに女の子に言われたことがなくてな…」
クリスタ「うん…それで」
エレン「そして、俺は素直にお前に好きと言ったんだ」
クリスタ「…」
エレン「そしたら急にお前がな俺にキスをしてきたんだよ」
クリスタ「…うん」
エレン「話やめてもいいぞ?こんな妄想じみたこと聞いてて嫌だろ?」
クリスタ「続けて」
エレン「お、おう…そしたら、俺も焦っちまってな、クリスタを突き飛ばしちまったんだ」
エレン「そしたらクリスタは全てが分かったかのような笑顔をしてきてな…俺は本気で照れてるのかって…」
クリスタ「…ふふっ」ニコッ
エレン「おう、そんな感じでな!なんか、それを見たら心に矢でも撃ち抜かれたかのように心が急に苦しくなってな」
クリスタ「…うん」
エレン「それで俺は言ってやったんだ『調査兵団に入ったら、すぐ死ぬかもしれない』と。だって、もし付き合って、俺が急に死んだりしたら、クリスタを悲しませちまうからさ」
クリスタ「そうだね…」
エレン「そうしたら、クリスタはな言っちゃ悪いが、バカなことを言ったんだよ」
エレン「『エレンが死ぬのなら、私も死ぬ』ってな。俺はそれに対して言い返したら、クリスタはな」
クリスタ「命をかけてもいいってくらい、エレンが好きだから」
エレン「……え…?」
クリスタ「でしょ?」ニコッ
エレン「そうだが…どうして…」
クリスタ「私のいつも見る夢の内容だから」
エレン「はぁ?」
クリスタ「恥ずかしいけど…それは私の夢の話だよ!…同じ夢を見たんだよ」
クリスタ「私はエレンが好きなんだよ。初めて見た時、エレンは自分の夢を語ってた。巨人を駆逐するんだ!って」
クリスタ「私とは違って、現実を見て、強い目標を持っている。そんなエレンに惹かれていったんだ」
エレン「そうなのか…?」
クリスタ「私が変なんだよ…私は毎日、狂ったかのようにエレンとの夢を見るようになったんだ」
クリスタ「恋は盲目って言うでしょ?…もう、好きで好きでしょうがなくなったんだ」
エレン「…」
クリスタ「私はエレンの見た私の夢のように、エレンとくっつきたかった!」
エレン「…まぁお安い御用だ…」ギュゥ
クリスタ「…//」
エレン「俺は巨人を駆逐したいけど、今は何よりクリスタを守りたいんだ」ギュゥ
クリスタ「私も…エレンと
巨人『ぐぅおおぉぉぉぉおおおおお!!!!』
エレン「はっ!!巨人!?」
クリスタ「エレン!私のガスはもう無いよ!だから、一人でも」
エレン「…死ぬ時は一緒だぞ」ギュゥ
クリスタ「でも!」
エレン「ははっ…正直言うと、俺もガス切れなんだよ…」
クリスタ「え…」
エレン「だから…俺はクリスタと一緒に死ぬことを選ぶ」ギュゥ
クリスタ「エレン…」ギュゥ
巨人の手が俺達に伸びてきた…
そして…
届きそうになった瞬間
『なかなか見せつけてくれるじゃないか…』
ザシュッ!!
巨人の血しぶきが舞う
金色の髪をなびかせた、
女の子が俺らの前に現れた。
エレン「アニ!?」
クリスタは小さな猫のようにブルブルと震えていた
アニ「あんたねぇ…」
エレン「ありがとっぶは!!」
バチンッ!!
エレン「痛ってえ!!」
クリスタ「え…え?」
エレンの頬にアニの平手打ちがきまった
音が響き渡るほど大きな音がなった
エレン「何すんだよ!アニ!!」
アニ「あんたが…あんたがぁ…」ポロポロ
エレン「…」
アニ「あんたが死んで悲しむ人がたくさんいることくらい覚えときな!!」プィ
エレン「ごめんな」
アニ「あんたはクリスタが好きかどうか知らないが、あんたはクリスタのためだけに死ぬとか、他の人からしたら、とっても迷惑なんだからな」ポロポロ
アニ「あんたを好きな人は…。私は…本気で悲しむんだから…」
エレン「え…」
クリスタ「…」
アニ「クリスタ、あんたもだよ!ユミルとかの気持ちを考えな…」
クリスタ「うん…ごめん…」
アニ「…あと、クリスタ……」
クリスタ「…?」
アニ「エレンは……やっぱ…なんでもない…」
クリスタ「え!?」
アニ「ほら、あんたらのためにガスを持ってきたよ」
エレン「は?どうして…まだ本部には着いてないだろ?」
アニ「死人のだよ…」
エレン「…」
クリスタ「…」
アニ「あんたらは感謝して使うことだね…まぁ私もだけど…」
エレン「すみません…ありがとうございます!」
クリスタ「ありがとうございます…!」
アニ「……私も…バカだね…。戦士になりそこねたよ…」ボソッ
…………
………
……
エレン「って、ことがあったんだよ!」
アルミン「へぇ…助かってよかったね」
エレン「あぁ…アニに感謝だ」
アルミン「だからって」
エレン「よしよし」ナデナデ
クリスタ「エレェン…///」
アルミン「君達は人の目無視して、よくそんなイチャつけるね」
俺たちは無事に生き残ることができた。
補給室の前で、俺とアニで協力し出来るだけ巨人を倒し、
中でクリスタ達が、巨人達をなんとか倒してくれた。
そして、ガスを補給し、みんな壁は超えれたのだった。
エレン「俺はクリスタを命をかけて守ると決めたからな!それほど好きなんだよ」
アニ「じゃあそのためには強くならなきゃな…」グィ
エレン「おおっと…そうだな!今からするのか?」
アニ「あぁ。今日は密着からの」
クリスタ「アニ!私に教えて!!それをエレンに教えるから」
アニ「二度手間だろ」
クリスタ「じゃあ私も強くなりたい!」
アニ「エレンに教えてもらえば良いだろ?」
クリスタ「えへへ…うん!エレンに教えてもらう!」
アニ「じゃあエレン、私と訓練を!」
クリスタ「なんでアニとエレンが訓練をしなきゃいけないのさ!エレンは私に教えなきゃいけないんだよ!」
エレン「俺はアニに教えてもらわなきゃ」
アルミン「あぁ!もう面倒くさいな」
エレン「そうだ!俺がアルミンにも教えてあげるぞ!」
アルミン「えぇ!?」
クリスタ・アニ「アールーミィーーン…?」
おじいちゃん…
僕は人生で初めてふたりの女の子に迫られたよ?
エレン「そういえば」
クリスタ「ん?」
エレン「夢の中のクリスタは、すっげぇ強かったんだよな」
クリスタ「え…」
エレン「数回殴られた気が…」
クリスタ「それはエレンの妄想だよ!!」
エレン「でも」
クリスタ「エレンはドMなんだよ!」
エレン「はぁ?んなわけ」
クリスタ「襲うよ?」
エレン「……ごめんな」
おわり
おつです!
面白かったよ
最後適当です。さーせん。
ありがとうございした
ありがとうございました!
穴は塞がなかったのか…
>>64
まぁ小さいことは気にしないようにしましょう(笑)
よかった
クリエレっていいもんだ
このSSまとめへのコメント
Title見てミカサの代わりにミサイルが出ると思った私をばっとてくれ。。。