今夜はこんな感じで頼みます。
ショタに姉が居て、彼氏の同級生で姉は必死に彼氏を弟からNTRうとする。
みたいな三角関係もあるといいですね。
奴を召喚するのか
あぁ!久しぶりに暴れてもらうぜ…!!
俺は欲求不満なんだ!
ま た お ま え か
おにんにんとらっぷ
ちょっと待ってろ
その姉が男の娘だったらいいなあ
ちなみにショタと姉の顔は似てる感じで、ショタが女装した姿は
姉の若い時と瓜二つな感じで、幼い頃、姉に告白し
降られ、その未練が捨てられていない彼氏が
中二なのに、女顔でいじめられ、それが原因で荒れ、女装をしてはおっさんを釣り、金を巻き上げるだけ
巻き上げトンズラする姉にそっくりな弟が逃げる途中おっさんに捕まった時、偶然でくわし
弟を助け、次第に仲良くなり彼氏彼女という関係に…みたいな
そこまで構想できてて何故書かぬ
お前かけよwww
しかし、ふってから、次第に彼氏を意識しはじめ、告白しようかなんでいた姉は
弟が彼氏を家につれてくるのを発見し…
あるといいですね。じゃねえよ
お前が書けや!!!!!
姉「そんなに悩んでるなら、私から彼に言っちゃおうかなー」
ショタ「やめてよ! これはぼくと彼氏の問題で…」
姉「部外者は口出すなってわけ? その彼氏騙してる本人に言われたくないかなぁ」
ショタ「っ…!」
姉「そうだ、本当のこと言わなくても、彼が私のこと好きになってくれたら、そんな悩みも彼氏と一緒に消えてなくなるね?」
ショタ「黙っててよ! ぼくが自分で言うまで、絶対に言わないでよ!」
姉「そう。それじゃ、期日を決めましょうか。3日以内にアンタが彼氏に本当のこと言わなかったら、私が言うから」
ショタ「…いいよ。でも、もしも…本当のことを伝えても彼がぼくと付き合うって言ってくれたら、姉さんはもう引き下がって」
姉「決まりね。まぁ、せいぜい頑張ってみれば? なんと言おうが、ドン引きされてお終いだろうけど」
ショタ「彼は…彼は本当のことを知っても、ぼくを受け入れてくれると信じてる! 泣くのは姉さんの方だ!」
姉「ふん…3日で楽しい思い出でも作っときなさいよ。ショックを受けた彼を慰めるのは私がやるから。じゃあね」
ショタ「……」
ショタ「大丈夫…きっと受け入れてもらえる…」
ちなみに彼氏は、小学生、中学の時こそ弱虫だったが日に日に成長し
優しい心に付け、精神的にも体格的にも一人前の大人に。
たよれるお兄さん的一面もあるが、基本、不器用。
ぶっちゃっけ、成長した姉より中学の頃の姉の方が思い入れが強い。だから若干ロリコン気質。
部活は中学の頃から無所属。高校2年生。
good
お前ほんと元気だなぁ
ほ、し、ゅ
一応の妄想垂れ流しでまいります
姉、高校2年生。陸上部。
小・中と男まさりの元気娘。小学時代、たまたま、いじめられ泣いている彼氏を励ましたのが出会い。
それ以降、何度か話す仲になり、中学の時にはそこそこの仲に。
本人は彼に性的な物は感じておらず、告白されたが断った。
が、その時から彼を異性として見る様になった。
高校生になる頃には随分大人しくなり、已然の様な男らしさは消え
クールで真面目な一面を持つようになった。
弟とは最近、仲が悪い
>>17
元気だけが取り柄どす
>>13の続きはまだどすえ?
ほ
ショタ 中学二年生。部活は所属していない。
前述した様にいじめの影響で荒れ、学校には不登校になった。
生まれつき持った女性の様な顔つきを生かし、遊ぶ金欲しさでおっさんから金を巻き上げるのが日課。
家にはほとんど帰っておらず、いつもどこかで遊び惚けている。ので、姉とは何度も衝突し、仲が悪い。
ふとしたきっかけで、彼氏に助けられ、今にいたる。
彼氏の事を最初は使えそうな人間だと認識し、金づるにしようかと考えていたが
彼の人間性に引かれ、じょじょに惚れていく。
ちなみに、小学生の時に一度会っておるが、両者共に気づいていない
もうこれでいいだろ!
さぁ思う存分書いておくれやす!
だれかあああああああああああ!!!
頼むよぉぉぉぉぉぉ!!
なんかエロゲみたいな設定だな。我ながらワロタ
だれくぁぁぁぁぁぁ!!!
あらすじ細かすぎワロタ
思ったのと違う方向に行っているしなんか終わりが見えねんだよなー
困った
>>27
なんだっていい!!プリーズ!!プリーズ!!
汝、男であるか
うむ!
ショウタは可愛い。いや、それは判りきったことであった。
子供の頃から姉よりも可愛いと褒められていたし、面白がった母に女物の着物を
着せられたこともあったものだ。
可愛い、可愛い、可愛い。
そう言われ続ければそれが当たり前だと思うものだろうし、そんな自分にも違和感を
抱かなくなるのも当然の流れと言えよう。
「ショウター、あんたお教室の時間よー?」
「うーん」
間延びした返事は「行きたくない」というサイン。ショウタを溺愛していたから
大抵の願いは聞き入れられた。
案の定母は駆けつけ「どうしたの?」と尋ねてくるから
あまりにもシナリオ通りの彼女の動きにおかしさがこみ上げショウタは笑いそうになる。
「お熱でもある?」
「ううん、違う。なんか手、痛くて」
「あら、どっち? 右?」
「両方……」
「判ったわ、先生に連絡入れておくから」
「お願い。ねぇ、お教室お休みだし遊びに行っていい?」
「いいわよ。でも手はあんまり使わないようにね」
母の優しい言葉にうん、と頷くと、ショウタはケータイだけポケットに突っ込むと
遊びに出たのだった。
うっわショウタの人かよ久々にラッキーだわ
やっほほほい!ほーい!読むぜ!読むぜ!
超読むぜ!
木曜はショウタの為のお教室だった。お教室の先生に『木曜は専用の日にして』と
ちょっとした我侭のつもりで言ったのが通ってしまったのだ。だから木曜には他の生徒は居ない。
そんな不思議な音楽教室は、タカシという男が運営している。自転車で十分の距離にあり、
姉のミユキも一緒に通っている。
尤も曜日は異なるし、姉とは殆ど絶縁状態なので会うこともない。
ショウタとミユキは瓜二つであったが、性格は正反対なのだ。
ミユキはツンツンとしていてプライド高い猫のよう。一方ショウタは甘え上手で
泣き虫だから、その手の男にはたまらない存在のようだった。
とにかく二人は反りが会わなかった。
ショウタはショウウィンドウに映る自分を見て笑った。
スカートもはいてないし化粧ッ気もない。それでも女の子に見える程度には
ショウタは可愛らしかった。
それが原因で苛められたこともあった。おかげでショウタは不登校児で、自宅学習を
余儀なくされている。
それでも将来に不安を感じないのは様々なパイプをこの年齢にして築いているからだろう。
若さ可愛さは永遠ではないというが、大人を騙すことなど容易いし、早いところ
就職でもなんでもしてしまえば問題はないだろう。
そのうち乗っ取ってやればいいし、とショウタは一人ごちる。
きたー!
久々にラッキー!
昔のVIPはこういう良SSをふつうに読めてたんだよな
今のVIPPERは昔のVIPを知らないから困る
AA↓
援助交際もなれたものだ。
尻の穴を開いて気持ちよさそうに喘ぐだけで金がもらえる。
女でなくてもそれ以上の金がもらえるということを、ショウタは早々に気づいていた。
荒んでる、爛れている、僕がついていてあげるから。
そんな風に言ってショウタを矯正しようとする大人は居たが、そんな押し付けがましい好意は
少しも欲しくなかったのだ。
それを判らない時点で終わっていると思うが、しかしパイプは必要だ。
悲しそうに笑って「ありがとね」と言うことを覚えるのも早い時期だったとショウタは思い出す。
「ねぇ、君」
きた、とショウタは一人ほくそ笑む。
「あのさ、可愛いね」
「そう?」
女の子ならこういう風にするだろうという仕草で首を傾げれば、声を掛けた中年男は
よだれをたらさんばかりのデレッとした気持ちの悪い笑みを浮かべた。
分厚い腕がショウタの肩を掴む。脂ぎったそれも最初は気味悪かったがなれたものだ。
「あのさ、おじさんと……」
靴も綺麗だ。スーツについてるボタンも水牛で、安っぽくはない。辺りかもしれない、と
ショウタは考える。
「ショウ!」
今日はこれで決まりだと考えていたところを、突然声を掛けられショウタは身を竦ませた。
「……タカシお兄ちゃん?」
「なにしてるんだ、ショウ!」
中肉中背。特筆すべき点の見当たらない地味な風体の男はショウタを見つけると足早に駆け寄り
腕を掴んで自分の後ろに隠した。
「あの……」
「あんたこの子に何するつもりだ」
「なに、って。別に道を聞いてただけだ! 君こそなんだね!」
「私はこの子の保護者です」
きっぱりと言い切ると、中年男はそそくさと逃げていった。
夕方の繁華街、目立つことこの上ない。周囲の視線が気になるところだろうが、タカシは
気にした風でもなく「まったく」と呆れ声を出した。
「お前、教室休んでなにしてんの」
「なにって、道を聞かれただけ……」
「俺にまで嘘を吐くな!」
パシンと両頬を張られると苛立ちが募った。
「だって……」
「だってなんだよ」
呆れ声はショウタを馬鹿にしているようで、それにすらショウタは苛立った。
「だって最近あってくれないじゃん!」
なんとかのコンクールがあるだなんて、知ったことではないのだ。
ただ寂しかった。それだけだというのに、タカシは起こる。それが腹立たしい。
「判った。判ったから……」
なだめる声もまるで子供に接するようで、一々腹が立つのだ。
許せない、と言えばタカシは困ったように「ごめん」と言い、
それからショウタの顔をなでたのだった。
最初からラブってんのか いいね
さるよけ
ミユキは年頃になると、とにかくよくもてるようになった。
変態からイケメンにまで幅広いゾーンから愛され、しかし彼女はその愛情に一切こたえなかった。
彼女は理想が高く、そしてプライド高い。
今年いくつになったか忘れたが、そんな彼女が連れてくる男はみな全てが完璧な男たちだった。
このタカシもミユキによだれをたらしていた一人と言うのがそもそも気に食わないのだ、と
ショウタは考える。
きっと今日のように絡まれていたショウタを助けたのも、ミユキによく似ていたからに違いない。
『ああ、ミユキちゃんがお姉さんなのか』
気まずそうにいった顔は、彼が過去に姉と関係を持っていたことを明確に告げていた。
姉に負けたことなど一度もなかったのに、とショウタはそのときに敗北を覚えたのだ。
悔しい。ただひとつだけ、そう思った。
「こんなになると思わなかったのになぁ……」
「なに?」
どうしたの、と言いながらソファの横に座り、ごく自然にタカシはショウタを膝に乗せた。
「――なんでもないよ」
タカシも最初はまとわりついてくるショウタに困惑していたようだった。
それがいつのまにかこういう関係になった。
「寂しいならそう言って。エンコーなんてすんなよ」
「違うよ。ちょっとお茶飲むだけだったの……」
ごめんね、と言えばやはりタカシは困った顔で笑い「怒ってないよ」と告げるのだ。
「ショウ……」
「え? あ、う……ん」
唇がくっ付き、舌を口に突っ込まれた。
ドーテイクサイ、とショウタは思いながらもそれを受け入れた。
寧ろそれがいいのかもしれない。今までの中年に比べればそんな不器用なところが
ものめずらしかったのかもしれない、とショウタは思う。
息が上がる。生々しいキスはショウタの頭をぼんやりとさせた。
彼も大人だからまっさらということはないだろうが、それでもその芋っぽさがショウタは好きなのだ。
タカシの指が、するりと臍の辺りを撫でた。
「お、終わり」
「え?」
「ごめん、あの、本当に、今日は」
「今日も、だろ?」
いいよ、急がないから、とタカシは大人の余裕のようなものを見せてぎこちなく微笑んだ。
ショウタもまた、無傷ではない。傷物も傷物、何本くわえ込んだかわからないレベルだ。
淫乱だとかビッチと呼ばれるものに自分が相当するとよく心得ていた。
「ショウ、別に本当に俺は急がないよ」
お前が怖い思いもして来たの知っているし、とタカシが言う。
それにやはりショウタは曖昧に頷くしかない。
タカシはショウタを誤解している。随分とお綺麗な存在だと思っているようだ。
エンコーだって複雑な事情からやむなく、と思っているし、姉のミユキとの不和も
その仕方がない理由の一つだと思っているようだ。
お綺麗なショウタが好きらしい彼には本音のひとつもいえない。
それでもショウタは幸せだったのだ。
さる避け支援
「そろそろ家に帰る?」
「あ、うん。帰るね」
「いや、送っていくよ」
「え、大丈夫……」
「大丈夫じゃない。女の子を一人で夜道には放り出せないよ」
「……うん」
本音はひとつも言えないのだ。
そう、タカシはショウタを女の子だと思っていた。
タカシと手を繋いで道を歩く。
街灯の下を通るたびに二人の影が伸びたり縮んだりを繰り返した。
影は親子ほどの身長差を作って、それがアンバランスな二人だといわれているようで
胸が苦しくなる。
ショウタとタカシは不釣合いだ。
勿論、不相応なのはショウタだ。タカシは優しいし、全うであった。
「あのね……」
「ほら、ショウ、見てごらん。月がまん丸だぞ」
「あ、うん……」
いつでも言うのを躊躇い、そして結局言えずじまいだ。
本当は僕、男なんだ。それがいえない。
タカシがショウタを女の子だと勘違いしていると気づいてから、意図的に一人称は
「私」にしていた。気づかないのも仕方がないだろう。
タカシはショウタに夢を見ている。かわいそうな女の子で、だからショウタのことを
守り愛してやらなければならないと。
そのどれかひとつでもかけてしまったら、ショウタのことをもう見てはくれないのではないかと
ショウタは考えていた。
ショウタはもうずっとタカシに片思いしている。いや、付き合っているのだが、タカシには
ショウタの本当の姿が全く見えていないのだ。
だからいつでも怖いのだ。
「ショウ?」
「ううん、なんでもない」
手をぎゅっと握ると、純朴そうな顔がくしゃっと崩れた。
エンコーでもなんでもいい。パイプを作るんだ。
タカシではそれはできない。だから色々道を外そうと思うのに、タカシが目のまにいては
それができない。
ああ、好きなんだ。
なんともいえない恐怖と温かい気持ちに泣きたくなった。
「しょ、ショウ? どうした?」
「ううん、なんでもない……」
なんでもないよ、と繰り返す姿は傍からはどう映るだろう。
タカシが変な目で見られていないか、それだけが心配だった。
「あれー?」
聞きなれた声がして、ショウタはびくりと身を震わせる。
ゆっくりと振り返ると、そこには姉のミユキが立っていた。
「お姉ちゃん……」
「あんたなにしてんの」
「タカシおにいちゃんと、デート……?」
「ふうん」
ミユキはくすくす笑うと「こんばんわー」と言った。
タカシの手にぎゅっと力がこめられる。それに不安になるのは、タカシではなくきっと
ショウタの方だ。
どんどん可愛げが出てきたな
頑張れば本にして売れるレベル
「お、お姉ちゃん、なに?」
「なにって、お家に帰っちゃいけないの?」
ニコニコと笑う顔は、ショウタはを何よりも恐ろしくさせる。
バラされないだろうか。正体を、本当のことを言われたりはしないだろうか。
そんな不安が募る。
「ま、いいわ。タカシ君、私とも遊んでね」
「いや、それは……」
「いいじゃない、元カノと遊んでなにが悪いの? 私今フリーだし」
「やめてよ、お姉ちゃん」
思わず言えば、姉は『本気で判らない』と言った風に首を傾げて「なんで?」と言い放つ。
「だって……」
「だって?」
にらみ合いが続く。
いつの頃だろうか、姉がタカシにちょっかいを掛け始めたのは。
冴えないだとか面白くないと振ったくせに、彼女はタカシとよりを戻したがっているようだった。
「あの」
二人の対峙を打ち破ったのは、意外にもタカシの声だった。
「ごめん、俺、今ショウと付き合っているからそれは無理」
「……そう、判った。じゃあね」
姉はヒールをカツカツとさせながら夜道を歩いていく。
一緒に帰ろう、と言うタカシの言葉は完全に無視され、彼は困ったような顔でショウタの手を
再びぎゅっと握った。
あーインスピレーション湧いてきたわ
続き書いていい?
結構有名な書き手なんだが
優しいタカシ。姉にはもう渡したくはなかった。でももしショウタが男としれれば、
きっと離れていくだろう。それに彼はミユキのことを少なからず気にしている。
いつかミユキの方へと戻っていくのでは、とそればかりが心配だった。
「ショウ、あのさ」
「うん?」
突然立ち止まったタカシに倣い、ショウタも歩みを止めた。
「好きだぞ」
そう告白されれば、不安や悩みが飛んでいきそうになる。
腕の中に納まれば、なにも怖いことはないのだと勘違いをしそうになるのだ。
やがて自宅に着くとミユキは短パンにキャミソールと言う挑発的な格好で二人を出迎えた。
タカシはさっと目を逸らすと「じゃあな」と言うが、ミユキはしどけなくタカシの手を掴むと
「いいじゃない、あがっていって」と微笑みながら言った。
「おねえちゃん、でも……」
「なにがまずいの?」
「……ううん……」
「上がってあがって」
夜のパートに出掛けた母親はもう居なかった。
家は質素な平屋だ。家を突然出て行った父が残した唯一の財産だ。
三人は細々と生活をしていたが、それでもタカシの好意でお教室代は格安にしてもらっていて
それないりの教養も身につけようとしていた。
「汚い場所でごめんねー」
姉は朗らかに言うと、麦茶を出した。
「タカシ君、お夕飯は?」
「まだだけど……」
「私なんか作るね!」
普段は料理などしないミユキが妙に張り切った声で言った。
最近、ミユキの生存率高いからな
初期ははじめから死んでいたが
「あ、私も……」
「あんたはいいよ」
立ち上がったショウタにすれ違いざまに「オカマの作ったご飯なんて気持ち悪いもん」と
こっそり囁いたミユキに肝が冷える。
幸いタカシは気づいていないようだったが、流石にこれには文句のひとつも言いたくなる。
「お、お姉ちゃん……、あの」
「なーにー?」
ぎろりとにらんだ視線とかち合うと、やはりなにも言えなくなる。
「お母さんはお仕事か」
「あ、うん……」
野菜炒めの匂いが漂ってくる居間で、タカシは何気ない風に尋ねた。
酷いあばら家で恥ずかしかった。
今時こんなボロ屋に住んでいるのはショウタたちだけではないだろうか、と思うと羞恥心で
いたたまれなくなる。
なんだかんだ言ってもタカシはお坊ちゃまだ。
なんでも都会にたくさん土地を持っているとかで、大地主の息子である彼は働かなくとも
困らないくらいなのだそうだ。
きっと姉がタカシとよりを戻したがっているのはその所為だ。
「できたよー」
姉が軽い足取りで、チャーハンと野菜炒めを持ってきた。
いただきます、と言うミユキの言葉で奇妙な晩餐は始まった。
「ええと、ショウ、それ取って」
「……うん」
わざとぎこちなくショウタを呼ぶミユキに、ショウタははらはらしていた。
いつショウタと呼ばれるのだろうと、気が気ではない。
「ショウ?」
タカシがどうしたのだと顔を覗きこんでくる。
「な、なんでもない……」
「そうか? お前、すごい汗だよ」
大丈夫か、と尋ねられても「うん」としか答えようがあるまい。
「ねぇねぇタカシ君、この子ってばさ」
「お姉ちゃん!」
矢も楯も溜まらず、思わず立ち上がった。
「……や……だぁ、あんたなに、どうしたの? 最近あんたの身長が伸びたってことを
言おうとしただけなのに」
失敗した。ショウタはそう思ったのだ。
姉の意地悪にはなれたものだと思っていた。だけどタカシの前では我慢がならないのだ。
――姉の手によってばらされるくらいなら。
「お、お兄ちゃん」
「なに、どうした? おいで、何泣いてるんだよ」
手を引かれ、すとんとタカシの膝に落ちる。
「あの、あのね……」
「うん」
完全に部外者と化したミユキが不満げな顔だ。
それを涙で滲む向こうに見つけつつも、タカシに向き直る。
「あのね」
「うん、大丈夫。落ち着け。な。平気だから」
「あの……」
大丈夫大丈夫、とショウタを落ち着かせるようにタカシが背中を撫でた。
「僕、僕男なんだ……」
「……は?
タカシの冷えた声がつむじの上へと落ちてきて、ショウタは恐怖にぎゅっと目を瞑った。
「なにそれ」
タカシの声がショウタの鼓膜を揺らす。
きっと嫌われてしまう。きっと気持ち悪いと突き放されるだろう。
お前など要らない、と。
さるさんってどれくらいの頻度で帽子すれバインダー
面白い
>>55
サルと言うより、書き溜めてないからストップしているだけだすまん
もうすぐ終わる待っててゴメンヌ
>>57
あんたのテンポでゆっくり楽しく書いてくれ
「知ってるけど?」
「……え?」
声を上げたのはミユキだったのかショウタだったのか判らない。
ショウタは濡れたまつげを瞬かせながらタカシを見た。
何を今さら。
そんな表情のタカシがそこにいた。
「いや、俺知ってるけど」
気づかないわけがないだろ、とタカシは言う。
扇風機の回る機械音だけが響き、今がしーんと静まる。
「え、あ? え、だって、僕のこと、」
「いや、最初は女の子だと思ったけど。いつも女の子みたいな……というか
ユニセックスな格好はしているけれど、体中触っていたら気づかないと思う?」
「え、だって、でも……」
馬鹿だなぁ、とタカシが笑っていった。
「えんこーだって、俺と会ってからはしてないの知っているよ。
馬鹿なオッサンを喫茶店に連れ込んでお茶する程度だろ、精々」
それでもやってもらいたくないけどね、とタカシは言う。
「でも……」
「知ってたよ。ごめんな、俺が気づいてないと思ったんだな」
「……あの。あの。男でもいいの?」
「よくなかったら腹触ったりしないって」
「そう、なんだ……」
「うん」
汗で張り付いた髪が優しく掻き揚げられる。
ホッとすると、再び涙が滲んできて、視界が歪んだ。
ああよかった、もう嘘をつかなくていいんだ。
そう思うと無性に泣けてきて、ショウタはタカシの胸へと頭をうずめた。
さるよけほ
「つっまんなーい! なにそれ、タカシ君ホモだったの? だから私の
誘いに乗んなくなったんだ? そういうことなんだ? あーもーがっかり!
玉の輿に乗ろうと思っていたのに! 最悪! よりにもよってこのオカマに負けるとか
マジありえねーし!!」
料理なんてするんじゃなかった、とミユキは不貞腐れそして立ち上がった。
「帰って! 今すぐ帰って! あたしのモンにならない男に振舞う料理なんて
ないっつーの!」
「え、それは……」
あんまりだ、とタカシは言い、それでも膝の上のショウタを退けることもせずに
そこに座り続けた。
「俺ねぇ、お金目当ての子ってなんとなく判るんだよね」
ミユキちゃんほどはっきりすることってあんまり居ないけどね、とタカシは言う。
「そういう子には、こう、嫌われる方向でなんとかもって行ってですね……」
「あーもーしくったーちくちょー顔だけはショウタとそんなに変わんないのに」
ミユキはブツブツと言いながら、もう次の相手を探すためかケータイを弄り倒している。
「あートモくん? 私ー。今暇ー? あ、ホント? 行っていいかな、なんて……」
ミユキは野菜炒めもそのままに、自室に引っ込むと何やらやてっている。
それから数分の後に飛び出せば「あたし今から出掛けるから! それじゃ」と
嵐のように家を飛び出していった。
ミユキは生存率と性格の悪さが比例して大幅アップしてるだろwww
最初なんて清楚なイメージだったぞ
「ミユキちゃん、行っちゃったね……」
「う、うん……」
急に気恥ずかしくなり、ショウタはそろそろとタカシの膝から降りた。
「落ち着いた?」
「うん……」
頬の涙をタカシは指先で拭うと、頭を撫でた。
「お兄ちゃん……」
あのね、と袖を掴めば、困った顔のタカシがそこにいた。
「そろそろタカシって呼んでもらいたいなぁ」
「え……」
年上の男は「さん」とか「くん」とか、時としては「お父さん」とか「お兄ちゃん」と
呼んでやるよとても喜んだ。
だからそれに倣ってタカシも「お兄ちゃん」と呼んでいたわけだが、
言われて見れば大人を呼び捨てにしたことがないと思い出す。
「あの……」
駄目? と犬のような顔で言われれば挑戦してみないと悪い気もする。
「た……」
もごもごと口を動かす。
その後の文字が続いて吐き出せないのは、恥ずかしいからかそれとも怖いからか。
そう、ショウタはいま少しだけ怖いのだ。ベタではあるが、幸せなのが怖いのだ。
「た、た……」
「く……ははははっ」
いつまでも呼べないショウタにタカシが爆笑した。
「な、なに?」
「いいよ」
「え?」
「ゆっくり慣れていけばいいよ」
タカシが笑って言う。
この人のこの顔が好きだ、と思いながらショウタは頷いた。
<終>
短くまとめてみますた
>>62
肉の塊にするには時間が必要なのだ
おつおつ。おもろい。
ながーいのを時々書きたくなる
前もってお題を知ってればかけるんだが直前だと如何せん体力がもたんわ
おっつ。
ショウタかわいい
乙
んっ・・・!イック!!
次は救いの無い鬼畜系で頼む
お前ら的にビッチ系奴隷ショタってどうなの?
レイプ目奴隷ショタがいいです^q^
おいらも書いてたんだけど晒していい?
なるほどな、そりゃしかたないか。うむ。
ミユキがゴミクズビッチでなんか…うん。
もうここまで書いてもらって書かれてないお台がないような気がする
なんかあるかな…んー
>>73
晒してー!
我も書きたくなってきた
>>73
投下して!はやく!眠い!!
>>71
ギガデインで焼き殺したくなる
>>74
アンドロイドはびこる世界のビッチな奴隷ショタをポツポツ書いてるんで
お題にそう日が来たら投下するわ
>>71
大好物だけどそれがどうかしましたか?
>>72
ウム
>>75>>76
厨坊の餓鬼が書いたような奴だから過度な期待はしないでね!
バイト帰りのある道路。
ぎらぎらしたネオンがあたりそこら中にあって、あられもない女性の看板が当たり前のように飾られている。
僕はこの道が嫌いだ。理由を考えたことはないが、とにかく嫌いだった。
一秒でも長くこの場に居たくない。いつものように自転車を全力でこいで、道の中心を突っ切って行く。
だが、今日は不本意にもこの場に長居することになった。
人を避けて、いつの間にか自分は道路の端へ寄っていた。
いつもなら人が居ない道なのだが、今日はバイトが長引いて夜になり、そのせいか人が多い。
ここはビルの間に小さな道が多く、事故を起こしやすいため端はあまり通りたくなかったが仕方ない。
スピードを落とそうとした、ちょうどその時。
「う、うわあああああ!」
路地から女の子が飛び出してきたのだ。このスピードじゃブレーキを押しても間に合わない、ハンドルを思い切りきって強引に自転車を止める。
女の子は振り向くことなく、何かから逃げるように俺の前を走り去る。それから数歩分開けて、中年の男がその女の子を追いかけていく。
自転車から振り落とされ、体がふわっと浮き上がった瞬間に女の子の顔がちらりと見えた。
「・・・・・・ミユキ?」
忘れるはずもない。忘れられるわけもない。
初恋の人。自分を救い出してくれた人。あれから4年はたったはずなのに、彼女は何一つ変わっていない。まるで彼女だけ時間が止まったみたいに。
色々考えることはあったけれど、それよりも先に体が動き出していた。
④円
ミユキもショウタもタカシも俺が不便だからつけているだけだ
好きな名前でいいんだぞwww
盛大に転んで、全身を思い切り打った。全身が痛くて仕方がなかったが、そのことは気にならなかった。
彼女の走っていった先は袋小路になっていて、逃げる場所がない。壁を背にした彼女をゆっくりと臭い息を撒き散らしながら男が追い詰めていくが見えた。
曲がったペダルを思いっきり漕いで、真っ直ぐに突撃する。対象は中年男。男が物音に気づいたときにはもう遅い。
ハンドルを思い切り振り上げて、男の顔面にタイヤを叩き込む。顔面の正中線上に綺麗なタイヤの後が出来て、男は力なく崩れ去った。
「大丈夫?」
壁に背を預けて唖然とする彼女の手をとる。
本当に、何も変わってない。自分は前の面影なんてないほどに変わったのに。
「ありがとう・・・・・・助かったよ」
上目遣いで僕に礼を言う。姿は変わっていないけど、中身は変わっているのかもしれない。
彼女はこういう仕草をするような人じゃなかった。助けられても強がって突っぱねるような人だったはずだ。。
「日も暮れてるし、送ろうか?」
「いいの?じゃあお願いしようかな」
また表情が変わって、にっこりと素直に笑う。闇夜のなかじゃあ眩しいぐらいの笑顔、これは変わっていない。
でもどこか作り物のような、なんとなく記憶と違う。
小さな違和感が少しずつ大きくなるが、まだ気になる大きさじゃなかった
>>78
まじか…何それ、気になる…
SFちっくなのも気になる
元貴族の奴隷ショタ的なのを誰か頼む
>>84
はよ
「覚えてるかな、俺のこと」
彼女を自転車の後ろに載せた帰り道、唐突に語り始めた。しかし帰ってくるのは風を切る音だけで、彼女は一言も発さない。
「ミユキ?・・・・・・」
すこし心配になったが、単純に寝ているだけらしい。彼女寝息が背中に当っている。
帰るまでは時間が有るから、すこしだけ止めていた思考を回し始める。
彼女の姿がこれほどにまで変わっていないのは何故だろう。流石に中学生から高校生まで、成長が止まるなんてはずはない。
それに、さっきからある小さな違和感はなんだろう。時間と共に彼女が変わっただけかもしれないが、それは違う気がする。
気がつけばちょうど彼女のうちについていた。
「ほら、着いたぞ」
自転車を止めて、すこし彼女を揺さぶるとすぐに目を覚ました。
眠っていたことに照れているのか、慌てて彼女は頭を下げた。
しかし顔を上げた彼女はなぜかおびえていて、
「あの・・・・・・なんで私の家を知ってるんですか?」
そう僕に問うた。どういうことだか、自分も良くわからない
「え?・・・・・・」
「君、ミユキって名前をしらない?」
「あ・・・・・・そういうことか。ミユキは私の姉です」
あはは、と頭を掻いて彼女は笑う。
ああ、そういうことか。全てに合点がいった。
自分も彼女と一緒に笑う。わかると急に恥かしくなってきた。
そんな様子が彼女にもわかったのか、「よく似てるって言われますから」と彼女がフォローしてくれた。
「あの・・・・・・連絡先、交換しませんか?」
これ、もしかして今書いてるのか?
途中まで書いて、翔太の人が書き始めてから中断した。
SSってリアルタイムが普通じゃね?
おいどんそろそろおねむだお
がんばれ
「はい!
その、出来たらまた会えませんか?」
すこし複雑な気分だ。
諦めた彼女と瓜二つの女の子が、僕とまた会えないかと言う。
正直嬉しい、けれど彼女と会えば会うほど未練がまた大きくなっていく気がするのだ。
返事に困っていると彼女が切なげな視線を送ってくる。そんな目をされては断れない。
「わかった。君がいいなら」
そこで僕らは連絡先を交換をして帰宅した。
その後少しだけ雑談をして、その間も彼女はころころ表情を変えるから見てて飽きなかった。
でも、やっぱりどこか作っているような妙な違和感がある。
まぁふつうですけどね…はい。てか俺もふつうに眠い。
翔太さんや翔太さんや、おまえさんは男の娘SSスレには立ち寄ってくれないのかな?
④円
>>92
あとあんまり萌えないんだ
整形しまくるのもコレジャナイと思いながら書いていたのだ実は
「あんた、どこ行ってたの」
「姉さんには関係ないよ」
姉妹の関係は冷え切っていた。
虐げられ、歪んだミユキの妹は中年男性を誘惑しては金を巻き上げる毎日。
姉はそれに気付いてはいるのだが、相手にされない。
どうしてこうなってしまったのだろう、ミユキは考える。
考えれば考えるほど自分が悪いように思えて、押しつぶされそうになる。
そんな時、ある人物の顔が浮かんだ。
昔一度だけ告白された相手、弱虫だけど優しい少年。
彼ならなんていってくれるだろうか、私達を救ってくれるだろうか。
告白されたときは気にも留めなかったのに、今になって急に気になるようになった。
会いたいけど、私には会う資格がない。彼の気持ちを踏みにじってしまったのだから。
そのうち考えるのがいやになって、ベッドに逃げるようにもぐりこんだ
整形したら確かにジャンルの枠から外れるね。
でもね!ぼかー、男の娘キャラの良さを伝えたいんだ!
ショタにない可愛さが男の娘にはある!そう信じながら、俺は明日もクソすれをたてるのであった
ぶっちゃけ、ショタ物より男の娘物のが書きやすい
支援
次の日、携帯のバイブ音で目を覚ました。
またすぐに連絡をするというが、これは流石に早過ぎないだろうか。正直嬉しいのだけど。
内容はざっくりといえばデートのお誘いだった。
嬉しいけど、手放しで喜べない。機能から急激に未練が大きくなっている。
やっぱり、断っておけばよかったのかもしれない。でもあの彼女の切なげな顔を思い出すとどうにも断れない。
作り物臭い彼女の表情の中で、あれだけは本当の彼女の表情に見えた。
結局OKの返事を送ってしまった。
待ち合わせの場所では、かわいらしい服に身を包んだ彼女が待っていた。
五分前には来たのに、それよりも早く来ていたらしい。それだけ楽しみにしていたのかと思うと、少し嬉しくなった。
「今日は行きたいところがあるんです」
彼女がいつものように笑って話す。
デートとか、異性と二人きりなんて初めてでプランなんか考えてなかったから、彼女の行きたい場所についていく形になった。
最初は喫茶店、自分が今まで見たこともないような洒落た雰囲気が出ている。
なんとなく、こういうなれない場所に来ると緊張する。そんな僕の手をとって彼女が店内に入ってくる。
「・・・・・・なんだ、これ」
カタカナばかりが並ぶメニュー表をみて、思わず口に出してしまう。
彼女はらくらくと注文をきめて、店員を呼ぶ。
「僕はこれで」
「あ、じゃあ、俺は・・・・・・こ、これで」
とりあえず彼女が注文したものと同じものを頼んだ。
すると彼女が申し訳なさそうに小声で
「もしかして、こう言う場所初めてですか?」
「情けないけど・・・・・・うん
で、でも大丈夫、君がいれば楽しいから」
言った後ではっとなる。自分はなんて恥かしい台詞を・・・・・・
彼女の顔も心なしか赤い。注文した品が来た後も、なんとなく気まずくて会話が出来なかった。
「その・・・・・・ごめん」
店を出た後にいたたまれなくなって、ついに僕から話し出した。
彼女が小声で何かをつぶやいたけれど、聞き取れなかった。
「次生きましょう、次!」
まだほんのりと頬に紅色を残した彼女が勢い良く僕の手を引く。
ここのあたりは姉譲りだろうか。彼女はいつも元気が良くて、積極的だった。
・・・・・・やめよう、今ミユキのことを考えるのは。考えれば考えるだけつらいだけだ
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