幸子「遊佐こずえさん、ですか」 (54)
*モバマスSSです。
こずえ「……ふわぁ……あなた、だぁれぇー?」
P「プロデューサー、って呼んでくれたらいいよ。こずえは、可愛いな。いいアイドルになれそうだ」
こずえ「……ぷろでゅーさー?……えぇー……かわいいー?……あいどる? 」
P「そう、アイドル。皆を笑顔にするお仕事だ。一緒に頑張ろうな?」
こずえ「うんー……いいよー……やるぅー……あいどるやるぅー。……で、なにするのー?」
P「とりあえず、笑ってみようか。指を口に当てて、こう」ニッ
こずえ「……わらうのー? ……ふわぁ」
P「少し、疲れたかな?今日はこのくらいにしておこうか」
こずえ「うん……こずえ、ねるー……。おやすみなさいー……」
P「……」ナデ
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―
――
P「皆、今日から新たに仲間になる、遊佐こずえだ。11歳だから、千枝と同い年だな。仲良くしてやってくれ」
千枝「わぁ、凄くキレイ……お人形さんみたい!佐々木千枝っていいます、よろしくね♪」
薫「ほんとうだー!かおるは、りゅうざきかおるだよ!よろしくねー!」
千佳「身長同じくらいなんだー、魔法少女の衣装似合いそう!あたしは横山千佳だよ、よろしくっ」
P「こらこら、いっぺんに言ってもこずえが困るだろう?」
3人『ごめんなさいー……』
こずえ「……」
こずえ「……ちえ、かおる、ちか……。おぼえたよー」
3人『!すごーい!』
P「ほう、大したもんだな」
こずえ「こずえ、すごいのー……?」
P「ああ」
こずえ「……そうなんだー……こずえ、すごいー……」
千佳「もしかして、こずえって不思議系ー?ますます魔法少女っぽいかも!」ワクワク
千枝「あは、ちょっと幼い感じだね」クス
薫「でもすごいよー!かおる、こずえちゃんとなか良くなりたいな!」
P「まぁ少しぼーっとしてるとこはあるかもな。皆、色々と教えてやってくれ」
3人『はーい!』
幸子「ただいま戻りました」ガチャ
P「お帰り、幸子」
薫・千佳『あ、さっちゃんお帰りー!』パタパタ
幸子「はい、ただいまです」ナデナデ
薫「えへへ……。ねーねー!きょうはどんなおしごとだったのー?すもぐりー?」
千佳「素潜りって……そんなわけないでしょ!さっちゃんは総選挙四位の人気アイドルなんだから!」
千枝「(千佳ちゃん知らないんだっけ)あはは……。お帰りなさいです、幸子ちゃん♪」
幸子「ただいまです、千枝さん。今日は、お洋服の撮影だったんですよ。それより皆さん、集まってどうしたんですか?」
こずえ「……」ジー
幸子「?新しく入った子ですか?」
P「ああ、丁度良かった。今日からうちに所属することになった遊佐こずえだ。ほら、挨拶は?」
こずえ「……こずえは、こずえだよー……ふわぁ」
幸子「そうでしたか。ボクは、輿水幸子です。宜しくお願いしますね」ナデナデ
こずえ「さちこ……さっちゃん?」
幸子「ええ、そう呼んでもらっても構いませんよ」
こずえ「……」キュ
幸子「……挨拶の握手ですか?ふふ」ナデ
薫「あー、さっちゃんばっかりこずえちゃんと遊んでずるいよー!かおるもー!」
P「こらこら、薫たちはもうレッスンの時間だろ?早めに移動しとけよー」
千佳「もうそんな時間?仕方ないなぁ。こずえ、また今度ねー!」フリフリ
千枝「プロデューサーさんっ。それじゃ、言ってきます」ペコ
P「ああ、頑張ってな」
こずえ「……またねー……ふわぁ」フリフリ
幸子「こずえさん、眠いんですか?」
こずえ「……?」
幸子「なかなか個性的な子みたいですね」
P「随分なつかれたじゃないか」
幸子「それならいいんですけど……あ、プロデューサーさん。ちょっとしゃがんでください」
P「なんだ、何かついてるか?」
幸子「……ネクタイ、曲がってます」シュ、キュッ
P「おぉ、すまん。というか、自分で直すぞ?」
幸子「どうせ今度は反対に曲がるだけなんですから、ボクに任せておけば良いんです」
P「やれやれ、この前の一件以来すっかり世話を焼かせちまってるな」
幸子「全くです。カワイイボクのプロデューサーなんですから、しっかりしてもらわないと困りますよ?」
P「善処するよ」
幸子「……はい、終わりです」ポン
こずえ「……」ウト、ウト
幸子「あ こずえさん、放っておいてしまってごめんなさい。寝るんなら、横になったほうがいいですよ?」
こずえ「……ん」フルフル
幸子「でも。大丈夫ですか?」
こずえ「……うん、大丈夫ー……」
幸子「それなら、いいんですけど(少しだけ、表情が明るくなったかな?)」
P「昨日はあまり寝れなかったのかもな……」ポツ
幸子「緊張とかで、ってことですか?」
P「あ、あぁ。お、すまんが色々手続きがあるんでな。一度出てくる」
幸子「……?はい、わかりました」
こずえ「……もう、かえるのぉー?………さっちゃん……またねー……」フリフリ
幸子「はい。また一緒にお話しましょうね」ナデナデ
P「それじゃ、悪いがお先にな」
幸子「おつかれさまでした、こずえさん、プロデューサーさん」
……パタン……ガチャッ!
P「言い忘れた、ネクタイありがとうな!それじゃ」
……バタンッ
幸子「気が利くのか利かないのか、わかりません」ハァ
幸子「それにしても、本当に分かりやすい人ですね。……なんて言いながら、放っておけないボクも大概なんでしょうけど」
幸子「……買い出し、行きますかっ」タタッ
書き溜め終わり。ここからはゆっくりと
乙
なんだか不穏なPだな
乙
―
――
P「はい、ただいま」ガチャ
こずえ「……ただいまぁー……」
P「おかえり、こずえ」
こずえ「……おかえり、ぷろでゅーさー?」
P「ああ、ただいま。靴もちゃんと揃えてえらいぞ」ナデ
こずえ「……うんー」
P「しかし、焦った。さすがに同じ部屋に居るなんてばれるわけにはいかないからな」
こずえ「……ないしょなのー……?」
P「そうだ。こずえには窮屈かも知れないが、二人の秘密にしておいて欲しい」
こずえ「……わかったー。ひみつ、するぅー……」
P「ありがとうな。そうだ、足りないものなんかあったら教えてくれるか?用意しておくよ」
こずえ「……だいじょうぶー……こずえは、おにんぎょうさんだから……」
P「おにんぎょうさん?どういうことだ?」
ピンポンピンポーン
こずえ「……ぴんぽん、なってるよー?……」
P「なんだ、来客なんて珍しいな。悪いがこずえ、待っててくれるか?」
こずえ「……うん……こずえ、まってるよー……」
ピッ
P「はい、どちら様ですか?」
『カワイイカワイイボクが来てあげましたよ?感謝してくださいねっ』キーン
P「……間に合ってます。お引取りください」
ピッ
……ピンポンピンポンピンポーン
ピッ
P「分かった分かった。開けるから入ってこい。部屋間違えるなよ?」ハァ
幸子『どうせそっちはプロデューサーさんしかいないじゃないですか』
P「また這いつくばりながら迎えにいくのはごめんだからな」
幸子『……意外と根に持つタイプなんですね。それなら、扉の前まで来てくれてもいいんですよ?』
P「……はいはい。しばらくお待ちくださいませ」
ピッ
修羅場クルー
―
――
[社宅 兼 女子寮 境界扉前]
ガチャン
幸子「出迎えご苦労さまです」フフン
P「全く……。で、急にどうした?見ての通り、今日は体調良好だが?」
幸子「それこそ、見て分かりませんか?」ガサ
P「……バレバレってことか。かせ、持つから」ヒョイ
幸子「やけに素直なんですね?」
P「心当たりはあるからな。しかし、担当アイドルを二人も部屋にあげる日がくるとはな」フゥ
幸子「ため息をつくと、幸せが逃げるんですよ?優しいボクはともかく、あの子の前では気をつけてくださいねっ」
P「……一理あるな、気をつけよう。しかし、中学生に諭される中年男性の悲しさよ」
幸子「中年って年齢でもないでしょう?それに、素直に聞き入れられるってことは若いってことですよ」
P「それはどうも。……あー、無性にタバコが恋しい」スー
幸子「当分はそれ(電子タバコ)で我慢してくださいね。さ、こずえさんが待ってますし早く行きますよ」
P「こら、家主を置いてくな。……重い、どんだけ買い込んだんだか」ヤレヤレ
今日はここまで。レスありがてぇでごぜーます。
おつ
おつ
幸子が聖母で修羅場回避
乙
―
――
こずえ「……おかえりー……ぷろでゅーさー……さっちゃんー?……」
P「ただいま、こずえ。待たせて悪かったな」
幸子「また会えましたね、こずえさん」ナデナデ
こずえ「……えっと……こずえ、ないしょなのー……」
幸子「?」
P「ああ、幸子は大丈夫だ。秘密にしなくても大丈夫だぞ?」
こずえ「……そうなのー?……わかったぁー……」
幸子「プロデューサーさん、こんな小さい子に変なことさせてるんじゃないでしょうね?」ジト
P「人聞きの悪い。あと、言ってなかったか?こずえは11歳だ。小さい、って言い方もどうかと思うぞ」
幸子「えっ!?ボク、てっきり千佳さんと同じくらいかと思ってました……ごめんなさい、こずえさん」
こずえ「……?なんであやまるのー?……小さいのは、いいことなんだよぉー……」
幸子「っ!そうですよね!こずえさん、今とてもいいこと言いましたよっ」
P「多分だが、かみ合ってないよな」
幸子「おっきい人には分からないんですよ。あ、お茶でも淹れましょうか。こずえさん、紅茶飲めますか?」
こずえ「うんー……みるく、すきぃー……」
幸子「ミルクティーですね、わかりました。今日はティーパックで申し訳ないですけど。暖かいの淹れますから、少し待っててくださいね」
幸子「プロデューサーさん、ティーカップとかありますか?」
P「ああ。こずえ、待たせてばっかりですまん。すぐ戻るからな」
こずえ「……まってるー……ふわぁ……」
チッチッチッチッチ……ボッ
P「カップここに置いとくからな」
幸子「ありがとうございます。……それで、どういった事情なんですか?」
P「恩義のある人から頼まれて、少しの間預かった。それだけだ」
幸子「それだけって。突っ込みどころ、多すぎです」
P「勿論、話せないことだってあるがな」
幸子「……これから、どうするんですか?」
P「どうするも何も。言ったとおりだ」
幸子「お仕事しながら年頃の女の子のお世話まで、できるんですか?」
シュンシュンシュン……
P「大丈夫だ。仕事に支障が出るような真似はしない」
幸子「……」カチン
幸子「どうせ、一人やろうなんて思ってるんでしょう?」
P「……」
幸子「そんなの無理に決まってます!今だって遅くまで仕事してるのに」
P「それはお前が心配することじゃない。余計なお世話だ」
ピーーーーッ
幸子「っ……この、わからずや!」
P「わからず屋で結構」
幸子「――っ」キッ
P「……」
幸子「そんなだから、」
P「――しっ、ストップ」
ピーー……カチ
……~♪~~~♪~~……
幸子「……こずえさん?」
P「行ってやってくれるか?」
幸子「……話、終わってないですからねっ」タタ
P「……」
P「……やってしまった」
P「紅茶、淹れるか」
続く。
おつ
おつ
>>26 訂正 幸子「どうせ、一人でやろうなんて思ってるんでしょう?」
おつに多大な感謝……フヒヒ
幸子「聞いてください、プロデューサーさん。こずえさん、歌がとっても上手なんですよ!ねっ?」
P「そうか。さっきはよく聞こえなかったから、もう一度しっかり聞いてみたいな」コホ
こずえ「……ふー、……ふぅーっ……」
幸子「えっと」
P「……まぁ、お茶の後にするか」カチャ
幸子「そ、そうですね!ボクもいただきます。こずえさん、しっかり冷まして飲みましょうね」
こずえ「……じゃあねー……さっちゃんも、ふぅーってしてー……?」ジッ
幸子「ボ、ボクもですかっ?べつに構わないですけど……」フー、フーッ
P「微笑ましいじゃないか」
幸子「もう、見てないでプロデューサーさんも手伝ったらどうなんですか?」
P「……その構図はいただけないな」
幸子「ふふん。ボクとこずえさんのカワイイ空間に溶け込めないからって、いじけなくてもいいんですよ?」
P「そりゃ、仮にも現役アイドルと候補生だからな。プロデューサーの本分を考えて、ここは観賞役に回らせてもらおう」
P「お、もういいんじゃないか?ゆっくり飲むんだぞ」
こずえ「……んー……」
P・幸子「……(何故か注目してしまう)」
こずえ「……おいしい、ねー……ふふー……」
P・幸子「……ほっ」
幸子「む。この程度で一喜一憂してたらこの先心配になっちゃいますよ?」
P「なんだ、蒸し返す気か?大体、まだ二日目なんだから――」
クゥー……
P・幸子「……」
こずえ「…………?」
幸子「も、もうこんな時間でしたね。ご飯にしましょうか!」
P「あーそうだな。言い合いしてる場合じゃなかった」
幸子「でもどうしましょう。色々買ってきましたけど、すぐに食べれる物となると……」
P「そうだ、この前作り置きしてくれたシチュー、が……」
幸子「あ、まだ冷凍してあるんですか?」
P「ああ。……しかし、なんだ。あれ、大丈夫なのか?」
幸子「な、失礼ですね!当たり前じゃないですかっ。丁度いいです、輿水流カワイイシチューをとくと味あわせてあげます!」タタ
P「そのネーミングが不安なんだ。って聞いてないな」
こずえ「……しちゅー、しろいのがすきぃー……」
P「お、ならよかった。確かホワイトシチューだったはずだ。楽しみだな?」
こずえ「うんー……ふふー……」
―
――
【幸子サイド】
「……はぁ」バタン
……ピッ、ピッ……ブーン……
シチューの入った鍋を乱暴に電子レンジへ投げ込むと、盛大にため息をつく。
また突っかかってしまいました。言い合いをしたいわけじゃないのに。
『……おうたをうたったら、なかなおりなんだよー……』
そう言って微笑んでいたように見えたこずえさん。
諌められているようで恥ずかしくなると同時に、何だか心配になった。
特に影があるとか、そんな風ではなかったけれど。
子どもっぽいようで、とても大人びているような儚い雰囲気。
今までお話した感じではふんわりというか、いつも心ここに在らず、受身な印象だった。
そんな子が、初めて見せた積極的な仕草……今までに同じようなことがあった、とか?
――なんて、勘ぐりすぎですよね。
小さい時、両親が忙しくて寂しかった自分に重ねてしまっているだけです、きっと。
……ピーッ、ピーッ、ピーッ……
解凍を終えた鍋を取り出し、ラップを剥がすとコンロへ。
「……手伝わせてください、って言えば良いだけなのに」
「でも。……でも、ボクだって、甘えたかったんですもん」
ぐつぐつと音を立て始めたシチューを眺めながら、溜めていた思いを吐き出す。
一人で向かった今日のティーンズ向け雑誌の衣装モデル撮影。
詳しく思い出したくもないけれど、少しだけ憂鬱な思いをした。
こういうお仕事をしていればよくある、そんな程度のこと。
だから、帰ったら思いっきりプロデューサーさんに絡んであげようと思った。
意地悪だけど少し困った顔で構ってもらえたら、気も晴れてまた頑張れるから。
……それが出来なかったから、素直になれなかったんでしょうか。
改めて思い返すと、さらに気が落ち込む。
「ボク、嫌な子なのかな」
じわ、と目じりに浮かんだ涙を慌てて拭う。
「ぷ、プロデューサーさんだっていけないんですから!……って、あれ?」
八つ当たり気味にお鍋の中身をかき混ぜていると、リビングから話し声が聞こえてくるのに気がついた。
お客さん?そんなにぼうっとしてしまっていたんでしょうか。
息を潜めて、隣室の様子を伺ってみる。
『もう、水くさいにゃ!そういうことなら、みく達だって手伝ってあげるよっ!』『そうだにぃ☆』
「あ……」
いつの間に、とかなんでみくさんときらりさんが?なんて疑問よりも先に、その言葉が胸に刺さった。
「先に、言われちゃいました」
迷いの無い、底抜けに明るい声。もうそれだけでかなわないな、なんてことを思ってしまう。
ふと力が抜け扉にもたれながらぺたん、と床に座り込んでしまった。
「はぁ。……幸せ、逃げてっちゃいますね」
――ガラッ、ごろん。
天井を仰いでそんな弱音を吐いた瞬間、背にしていた扉が開かれる。
「フヒ……幸子、みっけ」
「床に寝転がって、何してるの……?あの子のマネ?」
あえなく仰向けに転がったボクに向けられる、温かな二人の眼差し。
「……えっと。そんな感じです」
何とも気の利かない言葉を返しながら。抱えていた暗い気持ちが不思議と和らいでいくのを、はっきりと感じた。
這うように、つづく。
乙。楽しみにしてるぜー
おつー
乙
―
――
みく「と・に・か・く。さっちゃんが戻ってきたら、直ぐごめんなさいするんだよ?おっけーかにゃ?」
P「わかったわかった。そろそろ勘弁してくれ」
みく「絶対なんだからね?言えなかったらねこぱんちしちゃうにゃ!」
みく「あと、みく的にはなーんで喧嘩になっゃったのかってところが一番気になってるんだけどにゃ~」
P「……。喧嘩、という程でもないがな」
みく「そんなの白状してるのとおんなじにゃ!洗いざらい吐いて楽になるといいよ!」
P「だから、言う程のことはないと……」
きらり「みんな仲良しが一番だゆ☆ねーっ、こずえちゃん?」モフモフ こずえ「……」
――ガラッ
幸子「お待たせしました!皆さん、ご飯できましたよっ?」
うわぁぁ ちが抜けてる
みく「あと、みく的にはなーんで喧嘩になっちゃったのかってところが一番気になってるんだけどにゃ~」
おつと落ちないSSVIPにありがとーって
輝子「ただいま……任務完了……フヒ」
小梅「す、スプーンとか並べますね……」
みく「あっ、さっちゃん!今ね、女心が分からないPチャンをとっちめてたところなんだよ!」
きらり「うぇへへ、こずえちゃんすっごく可愛いにぃ☆」モフモフ こずえ「……」クー
幸子「もう、賑やかなのもいいですけど冷めないうちに頂きましょう!一応、皆さんの分もありますから」
みく「え、みくたちの分も?さっすがさっちゃんにゃ!」
幸子「といってもシチューとトースト、簡単なサラダだけですけどね」
きらり「すっごく美味しそうだにぃ☆これもしかしてー、幸子ちゃんが作ったのっ?すごーい☆」
みく「な、なかなかやるにゃ。ちょっと気になるけど……せっかくだからごちそうになりますにゃっ」
幸子「こずえさん、お待たせしました。プロデューサーさんも、心して食べてくださいね?」フフン
P「ああ、ありがたく頂くよ。……それと、さっきはすまなかった」
幸子「――っ。わ、分かってもらえればいいんです!その、ボクこそ、すいませんでした」
こずえ「……なかなおりー?……」
幸子「はい、そうですね。こずえさん、ありがとうございました」
みく「さっちゃん、さっちゃん。イチャイチャするのは後にして、号令して欲しいにゃー?」
幸子「イチャイチャって何ですかもう。でも、そうですね。では皆さん、いただきましょうっ」
『……いただきます』『いただきまーすっ』
追いついたが・・・シチューを鍋ごと冷凍・・・?
しかもそのままチンって・・・
>>49すまんな。タッパーに分けとけばよかったね。
それでもつづく。
P「むっ、これは……」
きらり「わぁ、美味しいにぃ☆」
輝子「キノコは血となり、肉となる……フヒヒ」
小梅「うん……お料理、上手……」
幸子「と、当然です!」
幸子「(冷凍庫、電子レンジもOKなタジン鍋、最高ですね!)」フフン
みく「なーんか怪しいんだけどにゃ~……」ジト
幸子「な、なんですか。早く食べないと冷めてしまいますよ?」
こずえ「……さっちゃん……」くい
幸子「どうしました?こずえさん」
こずえ「……」アーン
幸子「?」
こずえ「……たべさせて、くれないのー?……」
幸子「ボ、ボクがですか!?」
こずえ「……パパは、たべさせてくれたよー……?」
P「」
幸子「はぁっ!?」
みく「ほう」
輝子「フヒッ!?」
小梅「……」
きらり「ぱくぱくもぐもぐ」
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幸子「本当に無実なんでしょうね?」ムー
P「もう勘弁してくれ。だいたい、俺のことはプロデューサーって呼んでるだろ?」
みく「てっきり二人の時だけパパー、とか呼ばせて喜んでるのかと思ったにゃ」ジト
幸子「と、とにかく。こずえさん、病気とかじゃない時は一人で食べないとダメですよ?」
こずえ「……むー……」ぷく
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