男「やっとAmazonから届いた」 (22)

~部屋~

男「つーかくっせぇなぁ俺の部屋、俺自身12日は風呂に入ってねーし布団は4ヶ月は洗濯してねーからくっせぇ」

男「まっ、そんなクソみたいな生活とも今日でサヨナラだな!なんせ今日Amazonから届いたのは」ガサガサガサ

男「全自動家事全般ロボだからな!!さてと、はやく組み立てるかな」カチャカチャ

ロボ娘「……」

男「あれ、動かないな……あっ!いけね、電池入れてなかったわ。単二電池4本だったよな」カチャ

男「さぁ動け!そして俺の部屋を掃除してくれ!」

ロボ娘「ワカリマシタ」

男「うっわー片言じゃねーか萎えるわー」

長くて読まなかった
産業でとあれ程言ったのに

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    /                `''    i

男「えっと、取説取説っと」

男「片言を直す方法……書いてないな、ネットで調べてみるか」

ロボ娘「……オソウジカイシ」 ブォン

パリンパリーン

男「!??!お、おい!なに人ん家のガラス破ってんだよ!」

ロボ娘「ゴミヲハイジョシヨウカト」 ポイポイ

男「ぐわぁぁあ!おまっ、洗濯機投げ捨てっ、うわっ!?おい、テレビ捨てんなっての!」

ガシャーン

男「……」

ロボ娘「オソウジゾッコ……オ…ソウ…」

男「いや電池きれるのはえーよ!燃費悪すぎだろ!」

はよ

まだー

つまんね

男「えーっと、片言を直すには電池のプラスとマイナスを逆にすれば良いんだな」ガチャ

男「それで電池の消費を抑えるには、付属のコンセントを差し込んで常に充電中にしとけばいいのね」ブスッ

ロボ「おはようございます、ご命令を」

男「おっ!片言じゃねーじゃん。よしよし、腹減ったから何か持ってきてちょうだいな」

ロボ「かしこまり」タッタッタッ

男「あっ、おい!まだ金渡して……大丈夫なのだろうか」

男「その間に俺は外に捨てられたテレビだけでも運ばないとな」

~商店街~

ロボ「……」

店長「おっ、なにか買ってくかい?」

ロボ「そこにある牛肉すべてください」

店長「おっ、見かけによらずお嬢ちゃん大食いなのかい?まるでギャル曽根だな!はいよ、合計で7ま

ロボ「目からビームなんか出しちゃったり」ピッ

店長「えっ」カッ‼

チュドォォオォン

ロボ「これだけ有れば大丈夫、さっ、早く主人の家に帰らないと」タッタッタッ

かしこまり!

 ∧_∧
 (`・ェ・´) レスが少なくても
  0  0  気にしちゃダメ!
  |  |  また次があるよ!がんばって!
  ∪∪

~部屋~

男「いやぁ凄いなお前、どうしたんだよこの大量の肉」

ロボ「ご命令ですから。さっ、早く食べましょう」

男「んっ、けど俺の家ガス止まってるんだよ。電気は払ってるから何時もレンジでチンして食い繋いでたんだよな」

ロボ「大丈夫、こうして手を外せばガスバーナーになる」ボボッ

男「す、すげぇ、これが全自動家事全般ロボの力か……黙って母ちゃんのカードの暗証番号調べたかいがあったわ」

ロボ「さぁ、早く食べなきゃ腐る」

男「ん、そうだな」

ロボ「……」ボッ

男「!!?おい!畳燃やしてんじゃねーよ!!」

ロボ「綺麗」

男「いやっ、おい!早く消せよ!ぅおぉい!!」

~公園~

男「……どうすんだよ、全焼しちまったじゃねーかよ…ノーパソしか助け出せなかったじゃねーか」

ロボ「耐熱材が働いたので私は無事でしたよ」

男「死んだババアの家だったから家賃とか要らなかったのによぉ、何が全自動家事全般ロボだよ……家燃やしてんじゃねーよ」

ロボ「……」

男「ん?どこ行くんだよ」

ロボ「私達が住む家を探してきますね」

男「あっ、おい!」

うん

ガチャ

爺さん「な、なんじゃぁ?」

ロボ「失礼しますでございます」

爺さん「おやまぁ、婆さんやぁ、お客さんじゃー」

ロボ「お粗末様でしたでございます。」ゴキッ

爺さん「も"っ"」ドサッ

婆さん「爺さんや、なんのようかね」

ロボ「いただきますでござそうろう」ボゴキッ

婆さん「め"っ"」ドサッ

ロボ「……確か死体は燃やさなきゃいけなかったんですよね」ボッ

ロボ「ファイヤー」 ボォオ

ロボ「………さてと、早く公園に戻って伝えないと。二人で住める家が見つかりましたよって」タッタッタッ

~自宅~

ロボ「どうぞ、ここが今日から私達二人の家でございます」

男「すっげぇ、どうしたんだよお前、金も持って無いんだろ?」

ロボ「ロボットですから」

男「ロボットってすげーな!それにしても凄いなこの家、クーラーとか冷蔵庫とかついてるし」

男「ちなみに家賃とかって幾らなんだ?」

ロボ「??いえ、家賃など発生しませんよ」

男「うぉ、じゃあここが今日から俺の家なんだな……ははっ、こうしちゃいられねぇ!友の奴よぼっと」

ロボ「えっ」

      \                     /
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         \               /
          \            /
            \         /
             \∧∧∧∧/

             <    俺 >
             < 予 し  >
             <    か >
─────────< 感 い >──────────

             <   な >      
             <  !!! い >       
             /∨∨∨∨\

            /         \
          /   ∧_∧     \
         /     (  ・ω・)      \
       /    _(__つ/ ̄ ̄ ̄/    \

      /        \/     /      \
                 ̄ ̄ ̄

友「おーっす」

男「よっ!久しぶり」

友「久しぶりもなにも家見つけるの大変だったんだぜ?つーかお前、いつ引っ越したんだよ」

男「まぁいいじゃねーか、それとお前に紹介したい奴が居るんだよ」

ロボ「どうも」

友「……あぁ、コンセント刺さってるって事はロボットなんだな」

男「そうそう、全自動家事全般ロボ、ちなみに4800万」

友「4800万って…お前、そんな金持ってたっけ?」

男「大丈夫大丈夫、母ちゃんのカード使って買ったから」

友「なんだ、それなら大丈夫だな」

男「おいロボ、お茶2人分調達してこいよ」

ロボ「かしこまりました」スタスタスタ

友「ははっ、ずいぶん素っ気ないなお前」

男「はぁ?相手はロボットだぞ?あっ、肉焼くから準備手伝ってくれよ」

友「まぁそうだけどよ、一応タイプは女なんだしなんかもったいなくね?」

男「……お前、ロボットと恋とか考えてんのか?無いわぁ気持ち悪っ」

友「んなあからさまに嫌がるなよ、俺は可能性の一つをってさぁ」

男「ほら、早く準備しろよ、肉は腐る程有るんだからよ」

友「あっ、あぁ。りょーかい」ガサガサ

ロボ「……」

自販機「いらっしゃいませ、冷たいお飲物はいかがですか?」

ロボ「……」ググッ

自販機「いらっしゃいませ、冷たいお飲物はいか バキィイ

ロボ「……」グッ

自販機「いらいらいらっいらっいらいら」

ロボ「8本くらい有れば足りるはず、早く帰らないと」

自販機「あばびがぎねば」

ロボ「……どうせなら持てるだけ持ってこう。袋持ってきといて正解だったかな」ガサガサガサ

ロボ「よしっ、早く帰ろう」

まってる

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