ミカサフィルター(6)
エレン「アニ… 手心ってもんが人にはあるだろ…」
アニ「私も同じことをあんたに言いたい。」
アニ「あんたも男ならさ… 私の… このか弱い体をもっと労わるべきなんじゃないの?」
エレン「は? …お前の冗談は面白くねぇな。」
エレン「なんで俺は倒れててお前はたってんだ。」
ミカサ「? …!?」
アニ「私の技術ってのはここで教えられているもんとは違うんだよ。」
アニ「あんたも知ってて」
アニ「損はしないよ。」
エレン「…アニ 降参だ… 降参する…」
アニ「降参?」
アニ「降参なんかしないで学習しなよ。」
アニ「女の子との話し方を」
エレン「わ… わかった!」
エレン「覚えるから放せって!」
アニ「…そう。 そんなにもっと知りたいの?」
ミカサ「エレン!!」
アルミン「ミカサ落ち着いて! 動くんじゃない!」
ミカサ「アルミン!」
ミカサ「エレンは!?」
アルミン「ミカサ落ち着いて!」
ミカサ「エレンは!? どこ!?」
アルミン「動くんじゃない!」
ミカサ「くッ…」
アルミン「エレンは連れ去られたよ。」
ミカサ「…!?」
アルミン「それから… もう5時間は経ってる。」
ミカサ「誰か… その後を追っているの?」
アルミン「いいや。」
ミカサ「どうして」
アルミン「……」
アルミン「エレンを取り戻すには待つしかない。」
アルミン「ミカサは… まずはケガの具合を確認して。」
ミカサ「何で…」
アルミン「怪我の度合いがわからないだろ!」
ミカサ「…!?」
アルミン「エレンを取り戻すには人手が必要なんだ。 手練れが特に…」
ミカサ「……」
アルミン「ミカサを待つしかない。」
アルミン「ケガの具合を確認して。」
ミカサ「……」
アルミン「ミカサ使ってくれ! 僕の刃だ!」
ミカサ「ねぇ… アルミン。」
アルミン「……」
ミカサ「誰か… 後を追っているの?」
アルミン「……」
期待
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