八幡「職業はライトノベルの主人公です」 (97)
渡航「オッケーでました!次巻の収録は再来週です」
八幡「皆さん、お疲れ様でしたー!」
彩加「比企谷さん、今週もいい感じでぼっち感出てましたね」
八幡「ありがとう。彩加ちゃんも、女の子なのにちゃんと男の娘らしさが出てたよ」
彩加「嬉しいなー。「大好きだよ、八幡!」なんちゃって///」
八幡「///」
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ここはライトノベル王国。
現在『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている』最新巻の収録を終えたところだ。
キャストとスタッフがいつも通り談笑している。
雪乃「ハチ、ご苦労様。なかなか良かったわよ?」
八幡「雪乃の毒舌もキレが増してたな」
雪乃「……やめてよ。あれ全然本気じゃないから」
八幡「わーってるって、可愛い幼馴染のことくらい」ナデナデ
雪乃「かわ///」
結衣「あー!ゆきのん顔真っ赤だー!」
雪乃「ちょっ……結衣いつから……!?」
結衣「ゆきのんが八さんに話し掛けたときからだよ?」
雪乃「いたんなら、声くらい掛けなさいよ!」
静「おーいたいた、雪乃ー!」
雪乃「……なんですか、姉さん?」
静「どうした?また結衣ちゃんにからかわれたのかね?」
陽乃「相変わらず雪乃ちゃんは可愛いなー」ナデナデ
雪乃「撫でないで下さいよ、……ハチのお姉さん」
陽乃「あら、本当に妹になっちゃってもいいのよ?試しに陽乃おねーちゃんって呼んで?」
雪乃「それは……まだ早いといいますか……///」
結衣「ゆきのんはほんと相変わらずだなあ」
静「八幡が雪乃と結婚……つまり八幡は私の弟!」ジュルリ
陽乃「はっくんはぜーったいにっ!あげないからね!!」
静「ちっ、ブラコンめ」
陽乃「いいもん!はっくんは私と一生一緒にいるんだもん!」
結衣「あはは……」
葉山「陽乃さんって撮影の時とのギャップが凄いよね」
八幡「いや、あながちそーでもないのかもしれない。たまに何考えてるのかわからないし」
わいわい語り合う女性陣から一歩離れた場所で、男三人静かにそれを見つめる。
材木座「比企谷さん、お疲れ様です」
八幡「お疲れー。えーと、名前なんだっけ?」
材木座「材木座ですって!冗談きついですよ比企谷さん!」
八幡「ごめんて。ここまでがネタだから、ね?」
葉山「役作りしないと大変だからね、比企谷は」
海老名「何の話ですか?」
材木座「比企谷さんが僕に冷たい、と」
海老名「いつものことじゃないですか、ふふっ」
材木座「笑わないでくださいよー!これでも結構凹んでるんですから」
八幡「悪かったって」
葉山「海老名さん、今一人?」
海老名「はい。優美子はイメトレやってます」
八幡「真面目だなぁ。あーしさん」
葉山「いつも収録後は申し訳なさそうだもんね」
八幡「葉山も見習えよ?」
葉山「それ、比企谷が言う?」
八幡「俺は作中だと扱い悪いからいいんですー」
葉山「僕も悪役みたいで辛いけどね」ハハッ
海老名「ヒキタニくん×葉山くん」ハァハァ
葉山「……最近ほんとに腐ってきたね」
材木座「真っ赤になって台本読んでた純粋な海老名さんはどこに……」
海老名「もーっ!失礼なんだから!」
相模「お、お疲れ様……です……」
八幡「相模さん!」
相模「次の共演も……あの……よろしく……お願いします……」
八幡「そんなに緊張しなくて大丈夫だから」
相模「えと……あの……私、悪役みたいなものですから……」
材木座「収録のときとは完全に別人ですね」
相模「す……すいません……」
沙希「あんまり南をいじめないでよ?」
葉山「いじめてませんから……」
沙希「お疲れ、隼人。南も」
相模「う、うん」
大志「沙希さん!」
沙希「おー、大志か!バイキングだからって食い過ぎんなよー」
大志「わかってますよ!みんな喋ってばっかで全然食べてないんだもんなー」
八幡「あれ?大志くん少し背伸びた?」
葉山「うーん、わからんけどな」
大志「あ!タニさん!すげーっすよ!2cm!なんでわかったんすか!?」
八幡「んー、出演者のことは大体見てるからね。ほら、俺ってぼっち役だし」
大志「なに言ってんすか!作中でもリアルでもタニさんは立派なリア充じゃないっすか!美少女いっぱい侍らせてさ」
葉山「それは違いない」
海老名「モテモテだよね!」
材木座「リア充死ね!……すいません冗談です口が滑りました」
大志「俺もこないだ小町に告白したんすよ」
八幡「それは聞き捨てならないな」
大志「いやいやいや、役引っ張るのやめてくださいって!」
八幡「ははっ」
沙希「で?OK出た?」
大志「他に好きな人いるからって……」
葉山「あー……」
材木座「君は泣いていい」
八幡「は?誰だよ」
海老名「うわぁ……」
沙希「……妹役は辛いって言ってたけど……小町ちゃん可哀想」ボソッ
雪乃「明日、遊びに行きましょうか」
結衣「いいね!」
優美子「ネイルサロン寄っていいですか?」
結衣「いいよー」
彩加「八幡も誘おうよ!」
雪乃「当然」
結衣「私、ゆきのん、優美子、彩ちゃん、姫菜、八さん」
雪乃「小町ちゃんは?」
結衣「気まずいんじゃないかなー。だって……ねぇ?」
優美子「比企谷さんのこと好きって言ってましたし。私たちのこと全員ライバルだって微妙に敵視してるようですから」
雪乃「ハチも罪深い男よね」
彩加「川崎さんと相模さんは?」
結衣「いんじゃない?彼女たちこそ違うグループでしょ」
優美子「そうよね」
結衣「ルミルミちゃんは誘おっか。八さんの妹だし」
雪乃「いいわね」
優美子「隼人さんは?」
結衣「まー、確かにイケメンだけどさ。私はヒッキー一筋だし」
雪乃「同じく」
彩加「それに葉山さんには彼女いますし」
静「……私たちはハブのようだ」
陽乃「二人で飲みにでも行こうよ」
静「ラーメン食べたい」
陽乃「はいはい」
八幡「小町。こんなとこにいたのか」
小町「……あ、お兄さん」
八幡「ケーキ持ってきたから」ナデナデ
小町「うん、ありがと」
八幡「悩み事があったら言えよ?役とはいえ、お前は大切な妹なんだから」
小町「妹……か」
八幡「不満か?」
小町「まあ……ね。私はお兄さんを愛してる。付き合って欲しい。何度も言ってるよね?」
八幡「俺と近い役だから勘違いしてるだけだ。お前はまだ駆け出しの新人ライトノベル妹だが、才能は十分あると思う」
小町「……」
八幡「名前ありの役は初めてだっけ?だから入れ込んじまうのさ」
小町「勘違いじゃ……ないよ……」
八幡「お前は妹だ。たとえ偽物でも、俺には大切な妹なんだよ」ナデナデ
小町「……勝てないなー」
とりあえずここまで
本編が殺伐としてるから明るいヒッキーが見たくなってやってしまった。後悔はない
以下うっかり完成したもう一つの打ち切りエンド
オマケのアナザーエンド
女性陣二次会
結衣「ヒッキーと初エッチは5巻収録の時だったよ」
雪乃「あー、憶えてる憶えてる。私と3Pした時よね」
結衣「倍率高くて割り切った関係しかなれそうになかったし」
彩加「私は1巻収録のときかな」
結衣「愛されてますなー」
雪乃「私はその前。互いに初めてでした」
結衣「ゆきのん羨ましーし。私と3Pしたときゆきのんすっごい手慣れてた!フェラとか見てて恥ずかしかったもん」
雪乃「ああ、あれはハチに散々仕込まれたのよ。毒舌一回につき口で一回奉仕って約束なの」
彩加「……私はなぜかお尻ばかり入れてくるよ」
結衣「みんなしっかりヒッキーとやることヤッてるんだなぁ」
優美子「相模さんも抱いたって聞きましたよ」
結衣「聞いた聞いた!葉山と沙希入れて4Pで犯したんでしょ!?信じられない!ヒッキーマジ最悪!」
彩加「ないよね」
雪乃「私と結衣の3Pも大概だけど」
優美子「私は7巻収録のときに押し倒されて手足縛られて……そのまま///」
結衣「いやそれ完全にレイプじゃん」
彩加「その場にいた海老名さんが大興奮で実況長文メールと写メ送ってきました」
結衣「ハメ撮りかっ!」
雪乃「……それ来たわ。イラッとしてすぐに消したけど」
結衣「今度さ、私とゆきのんと彩ちゃんと優美子と姫菜で6Pしようよ」
雪乃「……しっかりハマってるんじゃない」
結衣「ゆきのん引かないでー!」
雪乃「クスッ」
男性陣&他女性陣二次会
葉山「何股だよ……」
海老名「はいはーい!私も比企谷さんとエッチしましたー!」
材木座「あうあうあー」ガクガク
大志「雪乃さん、結衣さん、戸塚さん、静さん、三浦さん、沙希さん、姫菜さん、相模さんの八人と寝たって武勇伝語ってました」
葉山「……真性の屑がいる」
八幡「失礼な。俺は全員本気だ」
材木座「作中とのギャップが……」
大志「姫菜さん、沙希さんと相模さんと4Pしたって言ってましたよね?」
海老名「あれは気持ち良かった」
葉山「俺は付き合ってる沙希と相模としか寝てないからな」
八幡「川崎のアナルまで調教してるお前に言われたくないわ。アイツのフェラとか嬢レベルだし」
葉山「沙希もお前のこと好きだったんだぜ?相談に乗ってるうちにホテル楽勝だったけど」
材木座「あーあー、何も聞こえない」
八幡「彩加と……あと雪乃や結衣に手出したら殺すかんな」
葉山「ワガママ独占欲」
八幡「うるせー」
八幡「ラノベ主人公なんて職はな、基本ハーレム業なんだよ」
葉山「これが役の力か……」
八幡「ヒロインは全員俺の嫁!」
材木座「こんな俺ガイルはまちがっている!」
こうして俺ガイルキャスト陣の夜が明けていく――
こんなラノベ主人公の青春ラブコメはまちがっている
完
乙めぐり先輩出てほしかった!
続きがあるなら>>12からです
「やはり俺はこんな青春ラブコメも求めている!」
お、おう…って感じだけど割りきって読めば面白い
陽乃、ルミルミ、小町との姉妹丼はどうですか(ゲス顔)
めぐり先輩は登場する予定。
劇場版マクロスみたいな劇中劇なノリで、もし登場人物たちが俺ガイルを演じる役者だったらって感じで。
そういうの苦手な人は避けて下さい。
本編に忠実だと八幡がラブコメしないんで仕方ないんです。
ラブコメ編と需要あったらダークヒッキーのエロエロな日常編をやりたい
乙でしたー、続きお願いします
乙
俺の印象じゃ材木座は業界の中のベテランみたいな印象。 西田敏行みたいなポジション
正直あまり好きじゃねえな
おつ
バキでこんなようなのがあったな
面白いので続いてくれると嬉しい
葉山[ピーーー]
乙
面白かったわ
禁書かなんかでこういう設定のやつ読んでことあったからすんなり読めた
続き期待
乙で~す
続き期待
>>1です
更新しようとしたら嫌がらせのように忙しい日々が続いたよ
今月中に再開します。
いや今月中って言ってもそこまでは掛からないので、もう少しだけ待っててくれるとありがたいです
>>1
待ってるぞ
待っちょる
ようやく落ち着いたから更新再開してく
他有名作品の登場人物も出てくるけど知らなくても問題ないと思う
八幡「寝不足で幻覚を見ていたらしい。葉山×川崎なんてなかった」
めぐり「比企谷くん、小町ちゃんを泣かせたらダメですよ」アスナロダキッ
八幡「城廻先輩……来たんですね」
めぐり「もちのろん!」
めぐり「あー、もっと比企谷くんとくっつける出番が欲しいなー」チラッ
八幡(か、かわいい……)デレデレ
雪乃「何潰れた蛙のような顔をしているのかしら?ヒ・キ・ガ・エ・ル・く・ん」ムギュウゥ
八幡「いひゃい!いひゃい!ふぉっぺふにぇんな!」
雪乃「何を言っているのかわからないのだけれど?」
結衣「あはは……」
めぐり「あちゃー。プライベートでも雪ノ下さんのお尻にひかれてるんだねー」ヨシヨシ
雪乃「な!?そ、そんなことない……です。というか近すぎるわ離れなさい!」マエカラダキッ
結衣「ゆきのんゆきのん、説得力ないよ?」
めぐり「私の比企谷ハーレムの仲間入りも近いかなー」
雪乃「またライバルが増えるのね……。胃が痛くなってきたわ」
結衣(私にとって一番のライバルはゆきのんなんだけどね)
めぐり「渡航さんとガガガ編集さんに頼んでこようかしら。ぼっち道と信念を最後まで貫いた比企谷くんと卒業後に再会した私が!」
めぐり「ぜひ城廻めぐりエンドで!!」
雪乃「やめなさい」
結衣「……そこは私でしょ」ボソッ
雪乃「えっ?」
めぐり「えっ?」
結衣「えっ?」
八幡「……この隙に消える。作中で身につけたステルス能力だぜ」
海老名「そこではっきり言ってやったんです!『葉山エンドにすべきだ』と」
葉山「勢いが凄くて渡航さん引いてたよな」
材木座「海老名さん……」
彩加「『八幡と結ばれるのは僕しかいないでしょ。えへへ///』」
海老名「それもあり」
八幡「とつかはとつかわいい///これは結婚するしかないわ」
彩加「『あっ、八幡もこっちに来たんだね』」
八幡「うん!やっぱり癒されるわー彩加ちゃん」
彩加「『八幡だあいすき!』」
八幡「はうっ!」
葉山「ハーレムフィールドが痛い!」
材木座「チェリーには辛いですね」
葉山「」
海老名「葉山くんDTなの?私も処……」
材木座「言わなくていいです」
海老名「仲間だね♪」
葉山「作中の俺はリア充なのに……なぜかプライベートでは愉快な仲間たちの一員に……俺の人生まちがっている」ボソボソ
材木座「飲みに行きましょう!」肩ポンポン
海老名「葉山くんの奢りで!」
海老材「「いぇーい!」」
八幡「戸塚は男…戸塚は男…戸塚は男……」ブツブツ
彩加「ざーんねん♪女の子だよ♪」ダキッ
海老名「私もー」ダキッ
八幡「なあ?ラノベ主人公って大変なんだぜ?魅力的な女性に四方八方から好意を向けられてさ、誰か一人選んで浮気は絶対ダメなんて……そんなのおかしいよ!どんな聖人君子だって」
材木座「こっち見んな」
編集「9巻の台本見ました?ますますシリアスになってますねー」
渡航「8巻の台本も割とシリアスですけど」
編集「比企谷さんが大変なことになってます」ワライ
渡航「誰かが無理矢理にでも介入しないと、絶対にぶれないんです、彼は」
編集「頑固ですよね」
渡航「6巻7巻の台本を読んだときに比企谷さんも戸惑ってましたから」ワライ
留美「お兄ちゃん、私の回のときも「これでいいんですか?」って何度も聞いてましたし」
渡航「すぐにあれが『比企谷の解決法』なんだって理解してくれましたけどね」
編集「妹だから私的な感情もあったんでしょう」
渡航「小学生の人間関係をぶち壊す。あれは酷かったですね」ワライ
編集「ウチでは前代未聞ですよ」
渡航「陽乃さんの機嫌が悪いのも私のせいです。弟さんの扱いが主人公のものじゃないですから」ワライ
編集「ですよね」ワライ
渡航「そのストレスが、作中での『雪ノ下陽乃』の原動力になってるって言ってました」
留美「お姉ちゃん……」
次回
『やはり俺の青春ラブコメは機能しない』
『ゲスト・超電磁砲~電撃〇庫さん』
御坂「こんにちはーって……あれ?」
初春「御坂さん、御坂さん、ここは俺ガイルさんの会場ですよ」
御坂「あっちゃー、間違えちゃったわ」
佐天「どうもこんにちは~。俺ガイル読んでますよ!」
八幡「」
雪乃「あら珍しいわね。電撃〇庫さんがこんな弱小レーベルに何の用かしら?」
御坂「弱小て……。ごめん、私が会場間違えちゃってさ」
初春「電〇文庫って何ですか?」
佐天「私たちの活躍を物語にしてるところだよ」
黒子「お姉さま!!こんなところにいらしてたのですね。捜しましたのよ」
結衣「え?ちょっと待って!私たちの活躍ってなに!?」
初春「騒動終結後、学園都市は超能力者や魔術師の存在を世間に公表することに決めました」
初春「ですが、突然公表しても悪戯に世間を騒がせることになる。そう判断した学園都市は、フィクションに偽装したノンフィクションとして、鎌〇和馬さんにライトノベル化を依頼しました。他の世界で伝えられているという出版レーベルは電撃文〇と言うのですね」
佐天「私たちの世界じゃ、禁書も超電磁砲も学園都市文庫だもんね」
御坂「あー、あの恥ずかしい本ね」
黒子「世間様にフィクションと思わせるために一部意図的におかしな行動に差し替えられていますの」
佐天「『熱膨張って知ってるか?』を見たときの上条さんの顔真っ赤でしたよねー」
御坂「あれは傑作だったわ」
佐天「御坂さんも、実際は食蜂さんとも仲良いですよね」
御坂「あれね。かまちーが仲悪いほうが盛り上がるからって」
黒子「お姉さまの理解者は私一人で充分ですの」
八幡「話についていけない……」
雪乃「奇遇ね。私もよ」
佐天「カメラの前のみんなー!見てるー!?超電磁砲Sよろしくねー!」
御坂「くだらないことやってないで学園都市に帰るわよ」
八幡「え?なに?学園都市って実在すんの?」
御坂「だからそう言ってんじゃない」
八幡「じゃ、ほんとに超電磁砲撃てちゃったり……?」
御坂「見たい?」
結衣「凄いね、ライトノベル王国」
雪乃「この男が私以外の女とくっついたら頼もうかしら」
御坂「気持ちはわかるけど殺人はNOよ」
結衣「リアルゆきのんは最近病んでるから」
雪乃「そう言う御坂さんだって、上条さん相手に景気よく放っているじゃない」
八幡「ラノベ読んでんのかよ……」ボソッ
御坂「あれはフィクションよ」
佐天「いやいやいやいや!撃ってますから!御坂さん初期の頃はしょっちゅう上条さんに撃ってたじゃないですか!」
御坂「そうだっけ///」
黒子「お可哀想な上条さんですこと」
初春「白井さんが優しい」
黒子「あの方には何度も助けられていますし。私も嫌いではないですの」
海老名「どうもはじめまして!私、上条通行本を出してるエビーナです!」
初春「!?エビーナさんのBL本、いつも読んでます!!愛読書ですよ!」
つ握手
海老名「同志キター」
佐天「えー……」
御坂「上条×御坂以外ありえないから」
八幡「そうじゃねえだろ……」
材木「変な人が増えた……」
葉山「仲間が増えてよかったですね」
材木「私普通ですよ……?」
結衣「え?どこが?」
雪乃「普通ではないわね」
材木「ひどい」
『ゲスト・はがない~MF〇庫さん』
夜空「優美子はいるかー?」
三浦「姉さん!?」
八幡「姉さん!!?」
結衣「優美子のお姉さんはMF地区で「僕は友達が少ない」に出演してるんだよー(中の人が)」
星奈「ちょっ……待ちなさいよ夜空!……あれ?……涙子?」
佐天「せーちゃん?」
星奈「久しぶりじゃない!涙子」
佐天「あ、初春。こちらは従姉妹の柏崎星奈さん」
初春「どうも。初春飾利です」
星奈「ども。柏崎星奈よ」
佐天「久しぶりですね」
星奈「数年振りよね」
夜空「おい、肉。勝手に盛り上がるな」
星奈「あ、ごめんて」
夜空「私は三日月夜空。三浦優美子の姉で、一応こいつの飼い主だ」
星奈「誰がペットよ!誰が!」
小鷹「こんなとこで喧嘩するなよ……」
八幡「うぉっ!」
小鷹「うわっ!」
八幡(こいつの目怖ぇぇよ)
小鷹(なんだこの男、目が腐ってやがる)
静「二人並ぶと不思議な迫力があるな」
雪乃「そうですね」
夜空「小鷹より酷い目をしているな」
結衣「ヒッキーは役で腐らせているだけだし」
三浦「姉さん、何の用?」
夜空「何の用とは失敬な奴だ。私はお前の姉だぞ」
三浦「私に姉はたくさんいる」
陽乃「……まるでキャラのバーゲンセールね」
夜空「最新巻の打ち合わせで近くまで来たんでな、お前の顔を見ようと思ったまでだ」
星奈「シスコン」
夜空「それはない」
一時間後
結衣「聞いてくださいよ!」
星奈「はいはい、結衣ちゃんの気持ちはわかったから」
雪乃「こんなに愛情を注いでも振り向いてもくれないわ」
夜空「わかる。うちの小鷹なんて何を言っても「え?なんだって?」で流すからな」
夜空「そのうち約束すらも「え?なんだっけ?」で流しそうでムカッ腹立ってくる」
雪乃「ウチなんてもう現実逃避の領域ですからね」
結衣「「え?なんだって?」が無い分マシ……でもないけどヒッキーも大概だよね」
静「比企谷は徹底して振る側だ。いい御身分だよな?」
八幡「……はい……ごめんなさいです……」
夜空「いい加減はっきりしろ!比企谷も小鷹もだ!」
星奈「そうよそうよ」
小鷹(ついてきたのはヤブヘビだった)
八幡(完全にとばっちりだ……)
御坂(ウチら完全に空気……帰りたい)
初春「それなら、今ここで誰が一番好きか発表してもらえばいいんじゃないですか?」
彩加「それいいね!」
夜空「異議なし」
めぐり「賛成!」
佐天「さあ面白くなってきました!」
小鷹(面白くねーよ)
結衣「はいヒッキー!答えてみて。怒らないから」
雪乃「さあ、比企谷くん。言うべき台詞はわかっているわよね?」
陽乃「私か雪乃ちゃんよね?」
静「私という可能性も」
小町「私でお願いします」
海老名「はやと!はやと!」
三浦「私でも構わないよ?///」
川崎「私なら気楽だぞ。私を選べ」
留美「お兄ちゃん!」
めぐり「まあ、私なんですけどね」
彩加「八幡愛してる!」
八幡「えーと……」
御坂(こっち見んな)
初春(これが公開処刑というやつですね?)
黒子(違いますの)
佐天(愛だよ!初春)
小鷹(なんとかしろ……話題を変えるんだ……)
八幡「俺が好きなのは……」
八幡「一番好きなのは…………」
雪乃(ゴクリ)
八幡「…………全員?」
ズコーッ
八幡「……えと……みんな違って、みんないい……?」
佐天「はい解散ー!」
星奈(うわぁ……)
御坂(これは酷い)
小鷹「よしッ!」ガッツポーズ
夜空「こーだーかー?」
星奈「どうやら、お仕置きが必要みたいね?」
小鷹「」
結論
ヒロインたちが集結すると厄介事しか起きない。
八幡「全員にケーキ奢るから許して……」
佐天「ウチらにも!?」
八幡「なんでだよ!」
葉山「俺たちの存在感って……」
材木「海老名さんがいる限り、葉山さんは大丈夫ですよ……」
葉山「いや大丈夫じゃねえから」
『ゲスト・デートアライブ~富士見フ〇ンタジアさん』
十香「夜空に優美子、久しいな」
小鷹「もう何でもアリですね!」
夜空「姉さん……」
小鷹「精霊だろこの人!?」
結衣「アニメでは私たちと同じシーズンでしたね。存在を忘れてました」
令音「失礼な奴だな君は」
静「ご結婚おめでとうございます!」
令音「私は独身だが」
静「貴女は私たちの希望!な、陽乃!」
陽乃「私はまだ大学生です」
八幡「誰?」
雪乃「アニメ版の同期じゃない」
八幡「知らん」
士道「人々を守るために精霊とデートしてデレさせる作品です」
八幡「……あー、あったねそんなアニメ(適当)」
小鷹「二期での美九ちゃんの出番が楽しみだ」
八幡「面白いの?番宣しか見たことないんだけど」
小鷹「今度BD貸してやる」
八幡「え、なにそれ?お前円盤買ってるの?」
小鷹「まあな。うちの妹もハマってる」
八幡「俺ガイルは?円盤買ってくれた?」
小鷹「すまん……俺見てないんだ、俺ガイル」
八幡「」
カオス
小鷹「じゃあ、はがないは知ってる?」
八幡「……すまんかった……」
八幡「俺ガイルはこの俺、比企谷八幡がぼっち道を貫くぼっちの生き様を描いた感動作だ」
結衣「う、うーん……」
小鷹「だったら俺だってぼっちだ」
八幡「うるせーよリア充」
小鷹「お前が言うなリア充」
葉山「と、あれが醜い男の姿です」
士道「なるほど」
十香「うちのシドーは皆に優しいが私一筋だからな!」
令音「……え?」
令音「……ああすまない、何でもないんだ」
八幡(同類か?)
小鷹(ハーレム野郎死ね)
デトアラ勢は急用で帰っていった。
結局よくわからない人たちでした。
御坂「うわ!黒子寝てるじゃない!うちらも帰るわよー」
初春「ですね」
佐天「俺ガイルの皆さん面白いですね」
雪乃「こちらこそ、会えてよかったわ」
八幡「俺は上条に会いたいね」
結衣「説教されたいの?」クスッ
八幡「ちげーよ」
夜空「私たちは暇だからもう少し食べていこう」
小鷹「メシが目当てか!」
星奈「違うわ。夜空なりの照れ隠しじゃない」
夜空「違う!私は腹が減ってだな」
優美子「帰れ」
夜空「違うんだ優美子!」
雪乃「不器用な人ね」
八幡「お前が言うな」
ここはライトノベル王国。
様々な作品スタジオが存在する。
学園もの担当の俺ガイルは、ファンタジー要素も存在しない平和な世界だ。
そんな俺ガイルスタジオの平穏な日常に、まさかの綻びが生じようとしていた。
解散直前、雪乃たちと明日の約束をしたところで、会場に慌てた様子の女性が飛び込んできた。
電撃文庫編集「ガガガ文庫さん!よかった!こちらにいましたか!」
ガガガ編集「電撃文庫さん?どうしたんですか」
電撃「緊急事態でして失礼します。SAO年末特集の収録中に川原礫が消えました。川原だけじゃない!電撃文庫のキャラクター達までも消えてしまったのです!」
ガガガ「なっ!?」
電撃「残っているのは、俺ガイルさんにはがないさん、放送中の超電磁砲Sに出演していた皆さんだけなのです!」
ガガガ編集「でも何故他レーベルの皆さんが我々に?」
電撃「先程は『電撃文庫の』と申しましたが、上層部へ連絡したところ、どうやら電撃だけでなく、『あなた方』以外の全てのライトノベルキャラクターたちが消えてしまっていたのです!」
ガガガ「!?」
ガガガ「今確認します!」
ガガガ「ダメだ!連絡が取れない!」
電撃「クソッ!遅かったか!」
ガガガ「どういうことです!?」
電撃「わかりませんか?ライトノベル王国始まって以来の危機ですよ!」
電撃文庫「この世界を蝕む存在が、現れたのです!」
次回
『ドッキリ?超展開?~やはり俺に冒険ものなんてまちがっている』
電撃「皆さんは至急、学園都市へ向かって下さい」
皆が一ヵ所に集められ、電撃文庫編集さんとガガガ編集に説明を受けたあと、俺たちに告げられた一言は信じ難いものだった。
八幡「待って下さい!学園都市って何ですか!俺たちは学園青春ものですよ!?」
電撃「もうご存知でしょう。学園都市は存在するのです。いや、学園都市だけじゃない。あなたたちライトノベルの住人全てに世界がある」
電撃「なぜなら、あなたたちの魂が世界を創っているからです」
電撃「夢と希望の冒険、ドタバタラブコメ、ミステリー。様々な世界をあなた方は無意識に創りあげていた……それがライトノベル王国の真実」
電撃「あなた方ならわかるはずだ。もう一人の自分の存在を。あなた方は夢を与える尊い存在なのだ、と」
雪乃「……理解できるわ」
電撃「あなた方のように、T〇Sの打ち上げを兼ねていた一部の作品だけが助かりました。我々はもう、あなた方に縋る他ないのです!どうか!ライトノベル王国を救って頂けないでしょうか!」
八幡「いやいや、俺たちはファンタジーやバトルものの住人じゃない!学園ものです!」
結衣「そうだよ!敵がいるんだよね!?うちらが戦力になるわけないよ!」
電撃「あなた方がやらなければ、この世界は終わりです」
電撃「戦わないあなた方が、『戦う』のです」
雪乃「なら荒事に慣れた上条さんや五河さん達がやればいいのではなくて?」
電撃「少しでもリスクを減らしたい」
電撃「なにせ、敵がいるのはあの『アインクラッド』なのですから」
電撃「学園都市にある電撃文庫特製ナーヴギアで、あなた方にはアインクラッドへと行ってもらいます」
材木「さらばリア充」
葉山「フォーエバー♪」
電撃「あなた方全員です」
材木「」
葉山「」
八幡「やれやれ……超展開すぎるぜ」
雪乃「……まったくね」
次回
SAO特番!
アインクラッド編俺ガイルバージョンをラブコメ的にお送りします。
本日はここまで
ちょっとカオスすぎたすまんの
ちょっと更新していくよっ
八幡ナレーション
「『何もできない役者がヒーローになるんです!今こそ真のラノベ主人公になりましょう!』と、まんまと電撃文庫の口車にのせられた俺たち」
「ライトノベル王国の危機を救うため、なぜかラノベンジャーズを結成することになった」
「リーダーは遺憾ながらこの俺、比企谷八幡。武器は毒舌と孤独に耐える心」
「そして毒舌が武器の幼馴染・雪ノ下雪乃に、俺ガイルでヒロイン役を演じる由比ヶ浜結衣。武器は場の雰囲気を整える……だめだこりゃ」
「俺ガイル最強戦力……チート的な存在である姉の陽乃、特技不明な妹の留美。熱い心を持った雪乃の姉・静」
「いるだけで可愛い親友の戸塚彩加と、盾がわりにはなる葉山隼人」
「作品のために厨二を学ぶ俳優の鑑、材木座義輝役の西田〇行さん」
「できることは不明だが妹役は熱演します小町ちゃん。作品の影響ですっかり腐ってしまった海老名姫菜さん」
「意外と万能?リアルではすっかり自称メインヒロインの城廻めぐり先輩」
「作品を支える名脇役・三浦優美子さん、相模南さん、川崎沙希さん(特技はバーテン?)」
「特技はダンス!大志役を熱演する剛力さん」
「はがないからは自称ぼっちの羽瀬川小鷹」
「小鷹の恋人の三日月夜空さん。同じく小鷹の恋人である柏崎星奈さん。小鷹爆発しろ!」
「超電磁砲からはラノベンジャーズ随一にして唯一の戦力、御坂美琴さんとテレポーターの白井黒子さん」
「PCの扱いが凄いらしい初春飾利さん。きっと何かの役に立つ無能力者の佐天涙子さん」
「以上23名!人数は多いけど戦力としてはカスと言わざるを得ない!」
「デトアラさんは他にやることがあると不参加でした。比企谷流裏暗躍術的な何かで解決してくれることを期待」
特別企画
俺ガイル・オンライン Extra Edition
電撃「年末の特番はガガガさんやメディアファクトリーさんと夢のコラボですね」
ガガガ「体感時間2年の大冒険ですか」
電撃「深層心理に入り込みます。インセプションという映画が近いかもしれません」
ガガガ「さすがですね」
電撃「学園都市の技術は世界一ですから」
MF「リアクションなら負けませんよ?」
ガガガ「今回は全て俺ガイルメインの企画ですから、お手柔らかに」
MF「それにしてもデトアラさんは残念でしたね」
電撃「あれはMX系列ですからね。T〇Sでの特番は難しいでしょう」
MF「あ、一応理由はあったんですか」
電撃「当然です」
電撃「局(安価)がOKを出せば友情出演というカタチで出られるかもしれませんね」
御坂「剣ってなによ剣って」
黒子「テレポートができませんの……」
佐天「あれ?今なら二人に勝てる気が」
初春「特別仕様で銃も使えますよ!」
八幡「みんな聞けー。とりあえずこれから攻撃班、サポート班に分けるぞー」
御坂「なんか仕切りはじめた」
雪乃「私は銃で」
結衣「私も」
雪乃「ヒキガエルを後ろからズトンと」
八幡「死ぬわ!」
初春「この取扱説明書によると、この世界で死んでもリアルで死ぬなんてことはありません」
御坂「なら簡単じゃない」
初春「いいえ。私たちがこの世界で死ぬと……ペナルティとしてレベルがリセットされます」
八幡「なっ!?」
御坂「終わらないじゃない!」
雪乃「地味だけれど恐ろしい代償ね……」
葉山「俺たちには新巻の収録だってある。こんなゲームを何年もやっていられないぞ」
初春「その点については問題ありません」
材木「嫌な予感」
初春「この場所は厳密に言えばSAOのアインクラッドではありません。学園都市の能力開発技術を応用した、「私たちが自覚できない深層意識に作用して投影された世界」というものらしいです」
初春「つまりこの世界の時間の流れは、現実の時間の流れとはイコールではないということです」
初春「眠っているときのことを考えてください。私たちがとても長い夢を見たと感じても、実際には数分しか経っていないのです。それと似たようなものです」
御坂「初春さんが専門的な言葉を使わずに説明してる……」
佐天「私でもなんとなくわかる気がする」
八幡「リアルの数分から数時間が向こうでは数年数十年と引き延ばされるってことか」
初春「あー、もうそれでいいです」
結衣「適当だっ!」
初春「あの装置で私たちの脳内に世界を創っているんですよ」
御坂「仮想現実ならぬ脳内現実ね」
八幡「学園都市の技術力すげぇぇぇぇ」
御坂「はいはーい!みんな飽きてきたよ」手パンパン
はじまりの街
2022年11月6日、日曜日
八幡「未来かよ!」
雪乃「ゲームにまでツッコミを入れるなんて……」
結衣「ほっといてあげようよ、ゆきのん」
八幡「うるさい!えー、我々がこのゲームを攻略するためには団結が必要です」
雪乃「協調性の欠片もない男が何か言っているわよ」
結衣「リアルでもゆきのん化してきたね……」
八幡「電撃文庫さんの話では、剣と魔法と銃が使えるそうです」
御坂「なら剣でしょ!」
黒子「私は銃で」
小鷹「銃がいいな」
星奈「剣よ!剣!」
夜空「なら私は銃だ」
雪乃「先ほども言ったと思うけれど銃ね」
静「拳だ!」
結衣「銃がいいな」
彩加「銃にしよっ」
隼人「銃かな」
材木座「銃にします」
小町「銃でお願いします」
海老名「銃!」
三浦「あーし銃がいいわ~」
海老名「突然あーしキャラきたー」
相模「銃にします」
川崎「銃かな」
剛力大志「剣!」
留美「サポートで」
めぐり「比企谷くんの嫁で」
佐天「最後なにかおかしい……」
初春「銃ですね」
佐天「私も銃かな」
八幡「俺も銃だから16人銃で、剣3人。あとはアイテムサポートが1人と馬鹿が2人」
小鷹「もうソード全然関係ねえな」
御坂「22人しかいないわよ?」
雪乃「姉さんがいないわ」
静「ここにいるぞ!」
雪乃「いやあなたじゃなくて」
八幡「陽乃さんは散策してくるってさ」
雪乃「勝手な人ね」
静「アイツらしい」
小鷹「なあ、SAOについての知識があるヤツいるか?」
八幡「実は知らん」
雪乃「渡された資料以上のことは知らないわね」
結衣「SAOってなに?って感じ」
めぐり「私は優等生だからライトノベルは読みません」
彩加「ライトノベルってなんですか」
八幡「おい」
御坂「……電撃文庫に喧嘩売ってるわよ、コイツら」
初春「こちらが電撃文庫さんから攻略本として渡されたSAO原作1巻です」
八幡「へー」ペラペラ
雪乃「剣と魔法のファンタジーらしいわよ」
八幡「スキルゲーか。突然2年経過してるけど大丈夫かこれ」
御坂「知らなすぎでしょ……」
小鷹「ログアウトできないぞバグか」
星奈「当たり前じゃない。私ら世界を救いにきてんのよ」
夜空「もう帰る気か、小鷹」
小鷹「ちょっと試してみただけだって……はは……」
八幡「中世風の街並み、正面遠くに……、あーあれか巨大な宮殿」
雪乃「原作の再現は完璧のようね」
八幡「ゲームシステム以外はな」
静「あれは……なんだ?」
??「「プレイヤーの諸君、私の世界へようこそ」」
突如目の前に現れたのは、原作に登場する、顔のない巨大な人物。
おそらく茅場晶彦だ。
Warning
System Announcement
交互に表示される真っ赤なフォント。
??「私の名前はヒースクリフ。今やこの世界をコントロールできる唯一の人間だ」
八幡「ん?」
44ページを見つめる。
雪乃「台詞が一部変更されているわ」
結衣「かやばあきひこって人の名前が書いてある」
??「「プレイヤー諸君は、すでにメインメニューからログアウトボタンが消滅していることに気付いていると思う。しかしゲームの不具合ではない。繰り返す。これは不具合ではなく、《ソードアート・オンライン》本来の仕様である」」
八幡「「し……、仕様、だと」」
結衣「ヒッキー……」
材木「なんというカンペ」
??「「諸君は今後、この城の頂を極めるまで、ゲームから自発的にログアウトすることはできない」」
?「……また、外部の人間の手による、学園都市ナーヴギアの停止あるいは解除もあり得ない。もしそれが試みられた場合――」
??「別の世界に隔離された『ライトノベルキャラクター』たちが消滅する。各レーベルが諸君のログアウトを全力で阻止するだろう」
八幡「最悪だな!」
三浦「姉さん……」
夜空「心配するな優美子。私が守ってやる」ギュッ
??「諸君が、向こう側に置いてきた肉体の心配をする必要はない。学園都市の技術力は世界一だ。諸君の肉体は丁重に管理されるだろう」
??「安心してゲーム攻略に励んでほしい。だが――」
??「充分に留意してもらいたい。諸君にとって、ソードアート・オンラインは、すでにただのゲームではない。もう一つの現実と言うべき存在だ」
??「朗報なのは、諸君はこの現実において死ぬことはないということだ。不本意だがね」
??「今後、ゲームにおいて、ヒットポイントがゼロになった瞬間、諸君のレベルはリセットされる」
??「10000人で挑んだゲームを、たった23人でクリアしろというのだ。デスペナルティは厳しすぎるだろう?」
佐天「なっ……」
??「気をつけてほしい。一人の死によって、一人の犠牲によって、どれほどクリアまでの道程を遠ざけてしまうのかということを」
??「辛い死になるだろう。仲間の足を引っ張りたくなければ、個々が奮闘することだ」
??「「諸君がこのゲームから解放される条件は、たった一つ。先に述べたとおり、アインクラッド最上部、第百層まで辿り着き、そこに待つ最終ボスを倒してゲームをクリアすればよい。その瞬間、生き残ったプレイヤー全員が安全にログアウトされることを保証しよう」」
雪乃「変える必要がある箇所だけ、原作の台詞を変更しているのね」
八幡「通じる部分は丸ごと流用か」
御坂「シンプルでいいじゃない。私たちが敵を殲滅する!それだけよ」
黒子「お任せください、お姉さま」
導入編終了
本日の更新はここまでにします
またね!
まだー
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